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NNM Extended TopologyおよびCustomer Views for NNM インストール

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NNM Extended TopologyおよびCustomer Views for NNM インストール
HP OpenView ネットワークノードマネージャ
HP OpenView NNM Extended Topology
および
Customer Views for NNM
インストールガイド
Version 6.4、2.0、および 1.3
(Solaris)
Manufacturing Part Number : J5323-91003
2003 年 2 月
© Copyright 2003 Hewlett-Packard Company
ご注意
1. 本書に記載した内容は、予告なしに変更することがあります。
2. 当社は、本書に関して特定目的の市場性と適合性に対する保証を含む一切の保証をいたしか
ねます。
3. 当社は、本書の記載事項の誤り、またはマテリアルの提供、性能、使用により発生した 損害
については責任を負いかねますのでご了承ください。
4. 本製品パッケージとして提供した本書、CD-ROM などの媒体は本製品用だけにお使いくださ
い。プログラムをコピーする場合はバックアップ用だけにしてください。プログラムをその
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者の許諾なしに複製、改変、および翻訳することは、著作権法下での許可事項を除き、禁止され
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Microsoft®、Windows NT®、Windows®、MS Windows® は、米国 Microsoft Corporation の米
国およびその他の国における登録商標または商標です。
2
Windows® 2000 は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標で
す。
Netscape および Netscape Navigator は、米国およびその他の諸国における Netscape
Communications Corporation の登録商標です。
Oracle® は、米国オラクル社の登録商標です。
Oracle7™ は、米国オラクル社の商標です。
OSF/Motif® および Open Software Foundation® は、The Open Group の登録商標です。
Pentium® は、インテルの登録商標です。
UNIX® は、The Open Group の登録商標です。
その他の製品名は、登録商標を所有する各社に帰属します。
原典
本書は『HP OpenView Network Node Manager, HP OpenView NNM Extended Topology, and
HP OpenView Customer Views for NNM Quick Start Installation Guide』(HP Part No.
J5323-90003) を翻訳したものです。
3
4
1 インストールの概要
第1章
5
インストールの概要
HP OpenView ネットワークノードマネージャ (Extended Topology) およびオプションの HP
OpenView Customer Views for NNM を、Solaris の動作しているコンピュータへインストール
する方法について説明します。
インストールは、次の手順を踏みます。
•
NNM に必要な最小システム構成のチェック
•
インストールに必要な準備
•
NNM ソフトウェアのインストール
•
SNMP エージェントの設定
•
NNM ソフトウェアの実行
•
NNM の恒久パスワード入手
•
HP OpenView Web インタフェースからアクセスできるようにするための NNM の設定
NNM のインストールを正常に終了した後は、最後の「次のステップ」の項にある NNM の設定
と使用に関する情報を参照して次のステップに移ってください。
6
第1章
インストールの概要
作業 1: システム要件のチェック
作業 1: システム要件のチェック
ユーザーまたはシステム管理者の方は、NNM のインストールの前に、お使いのシステムがハー
ドウェアとソフトウェアの最小要件を満たしているかどうかチェックしてください。
システム要件については、リリースノートを参照してください。リリースノートは CD に入って
います。ファイル名は README.html です。
リリースノートの左区画にある [ サポートする環境 ] をクリックしてください。
第1章
7
インストールの概要
作業 2: インストール前の準備作業
作業 2: インストール前の準備作業
システムにインストールされている製品を NNM のインストール後も効率よく確実に動作させる
ために、NNM のインストールに先だっていくつかの準備が必要です。
一般的な設定
1. お使いのシステムに他の HP OpenView 製品 ( たとえば、Perfview ) がインストールされて
いる場合は、『HP OpenView Network Node Manager Migration Guide』を参照してくださ
い。HP OpenView 製品と今回インストールする NNM バージョンとの互換性が記載されて
います。
2. NNM 5.X より前のバージョン ( たとえば、3.0 または 3.31) がインストールされているシステ
ムでは、作業を続ける前に、NNM を 5.0X または 6.X にアップグレードし、該当リリースの
最新の統合パッチを適用する必要があります。このアップグレードは、ここで扱っている
NNM インストールプログラムでは行えません。インストール作業を中止し、NNM 5.0X ま
たは 6.X へのアップグレードについて当社の営業担当者までご連絡ください。
NNM 5.X 以降のバージョンがインストールされているシステムでは、作業を続ける前に、
該当リリースの最新の統合パッチを適用する必要があります。これは、ここで扱っている
NNM インストールプログラムでは行えません。インストール作業を中止し、パッチのダウ
ンロードとインストールについて当社の営業担当者までご連絡ください。
3. リリースノートに示してあるパッチから必要なものをインストールします。リリースノート
は CD に入っています。ファイル名は README.html です。
リリースノートの左区画にある [ サポートする環境 ] をクリックしてください。
4. 以下に説明する製品をインストールします。この中には、NNM をインストールする前にイ
ンストールしておく必要のある製品もありますが、お使いのネットワーク環境によっては、
オプションまたは無関係なものもあります。
8
•
DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) の設定 ( お使いのネットワーク環境に依
存)
•
Web ブラウザのインストール ( 必須 )
•
CDE ヘルプファイルのインストール ( 必須 )
•
セマフォの有効化 ( 必須 )
第1章
インストールの概要
作業 2: インストール前の準備作業
•
DISPLAY 環境変数を適切な値に設定。また、xhost コマンドを実行して、NNM を表示
するシステムに、NNM を実行するシステムを接続する。
DHCP の設定
DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を使う場合は、NNM 管理ステーションに常に
同じ IP アドレスが割り当てられるよう設定する必要があります。
ネットワークへの接続 / 切り離しが頻繁に行われ、その都度 IP アドレスが動的に割り当てられ
るモーバイルデバイスに対応して、NNM でそれらの IP アドレス範囲を設定できます。これに
より、それらのデバイスをマップから削除し、アラームブラウザにそれらのデバイスからのメッ
セージを表示しないようにできます。詳細は『HP OpenView ネットワークノードマネージャ
ネットワーク管理ガイド』を参照してください。
Web ブラウザのインストール
NNM の機能には Web ベースのものがあるため、NNM をインストールするシステムに Web ブ
ラウザもインストールしておく必要があります。
Java ベースのグラフィカルインタフェースには、Java プラグイン (JPI) が必要です。
サポートされる Web ブラウザと JPI のインストールについては、リリースノートを参照してく
ださい。リリースノートは CD に入っています。ファイル名は README.html です。
リリースノートの左区画にある [ ネットワークノードマネージャでサポートする環境 ] をクリック
してください。
ブラウザをインストールするには、ブラウザ付属の説明書を参照してください。また、ブラウザ
の指示に従って、Web プロキシを設定してください。
CDE ヘルプのインストール
NNM のインストールプログラムは、CDE ヘルプファイルの存在をチェックします。これらの
ファイルが存在しない場合は、その入手方法を知らせてくれます。
セマフォの有効化
Solaris システムで NNM のインストールを成功させるためには、セマフォを有効にする必要が
あります。通常、セマフォと共用メモリは、それらが最初に使われる時に有効にされます。次の
コマンドを入力することにより、お使いのシステムでセマフォがすでに有効になっているかどう
かを調べることができます。
第1章
9
インストールの概要
作業 2: インストール前の準備作業
ips
このコマンドを実行した結果、セマフォが現在有効でないことが示されることもあります。その
ような場合でも、ほとんどの Solaris システムでは、セマフォが必要になった時点で自動的に有
効にされるため、問題ありません。しかし、なかには、NNM インストール時に ipcs コマンド
がセマフォを有効にしない Solaris システムもあります。この場合は、次の手順を実行してくだ
さい。
1. 次の行を /etc/system ファイルに追加します。
forceload: sys/shmsys
forceload: sys/semsys
set semsys:seminfo_semaem=16384
set semsys:seminfo_semmap=66
set semsys:seminfo_semmni=70
set semsys:seminfo_semmns=200
set semsys:seminfo_semmnu=30
set semsys:seminfo_semume=10
set semsys:seminfo_semvmx=32767
2. このファイルを上書き保存してクローズします。
3. Solaris システムをリブートします。
4. NNM インストールプログラムを再実行して、セマフォを有効にします。
10
第1章
インストールの概要
作業 3: ネットワークノードマネージャのインストール
作業 3: ネットワークノードマネージャのインストール
ここでは NNM 製品のインストールについて、次の場合について説明します。
•
ローカル Solaris システムにインストール ( 最も一般的 )
•
別の Solaris マシン上の CD-ROM ドライブからインストール ( 対象のマシンにドライブがな
い場合 )
•
管理サーバーに接続される管理コンソールとして動作するローカル Solaris システムにイン
ストール ( コンソールでは HP OpenView Windows プロセスが実行され、サーバーでは
NNM の共通データベースが置かれてバックグラウンドプロセスが実行されます。)
注記
NNM では、特定のフォントを使います。NNM をインストールした後、適切な
app-defaults ファイルを調べることで、どのフォントが必要であるかを確認で
きます。app-defaults ファイルは次のディレクトリ内にあります。
/usr/openwin/lib/app-defaults
ローカルシステムへの NNM のインストール
次に示す手順に沿って、NNM をローカルシステムにインストールします。HP OpenView
Customer Views for NNM をお買い上げいただいた場合は、お手元の 2 枚の CD それぞれに対
して、インストールを行ってください。
1. NNM をインストールしようとする対象システムに root ユーザーでログインします。
2. NNM の前のバージョンからのアップグレードの場合は、HP OpenView のプロセスが起動
していないことを確認します。
3. CD-ROM ドライブに NNM の CD を挿入します。
4. CD-ROM ディスクをマウントします。次のように入力します。
cd /cdrom/cdrom0
5. ls -l と入力し、cdrom0 のファイルを見ます。
6. 次のように入力して、インストールプログラムを起動します。
./install
第1章
11
インストールの概要
作業 3: ネットワークノードマネージャのインストール
7. インストールプログラムが画面に現れ、インストールする NNM のさまざまな構成要素につ
いてのメッセージが表示されます。NNM のインストールタイプについて、インストールプ
ログラムから質問が出されることもあります。
エラーが発生した場合は、そのエラーの内容と解決策を説明するメッセージが表示されま
す。致命的なエラーが発生した場合は、インストールプログラムからそのエラーを説明する
メッセージが表示された後、インストールプログラム自体が終了します。こうした事態が発
生した場合は、そのエラーを解決した後、インストールプログラムを再実行して、NNM を
インストールする必要があります。
8. CD-ROM ドライブから NNM の CD を取り出します。次のように入力します。
cd /
eject cdrom
9. HP OpenView Customer Views for NNM をお買い上げいただいた場合は、CD-ROM ドライ
ブにその CD を挿入します。これ以降は NNM のインストール指示に従ってインストール
してください。
CD-ROM ドライブが接続されているリモートシステムからの NNM のインス
トール
NNM をインストールするシステム ( ターゲットシステム ) に CD-ROM ドライブが接続されて
いない場合は、CD-ROM ドライブが接続されている別のシステム ( ソースシステム ) を使って、
NNM をインストールすることができます。ソースシステムとターゲットシステムの Solaris は
同じバージョンの必要があります。
CD-ROM ドライブが接続されているソースシステムで次の手順を実行してください。
1. root ユーザーでログインします。
2. CD-ROM ドライブに NNM の CD を挿入します。
3. CD-ROM ディスクをマウントします。次のように入力します。
cd /cdrom/cdrom0
4. ls -l と入力し、cdrom0 のファイルを見ます。
CD-ROM を共有します。( 以下の例では、CD-ROM ドライブが物理的に接続されているソー
スワークステーションの名前を marion、また、ターゲットステーションの名前を marvin
としています。) 次の行を marion 上のファイル /etc/dfs/dfstab に追加します。
share -F nfs -o ro,nosuid,root=marvin /cdrom/cdrom0
12
第1章
インストールの概要
作業 3: ネットワークノードマネージャのインストール
5. ソースワークステーションで正しく NFS サービスが実行されているか確認します。次のよ
うに入力します。
ps -ef | grep nfs
以下のサービスが表示されたか確認します。
/usr/lib/nfs/statd
/usr/lib/nfs/lockd
/usr/lib/nfs/mountd
/usr/lib/nfs/nfsd -a 16
この 4 つのサービスはすべて表示される必要があります。mountd と nfsd が起動されていな
い場合は、ソースシステムのユーザーに NFS が一時的に使用できなくなることを連絡しま
す。
6. root で次のように入力します。
/etc/rc3.d./S15nfs.server stop
/etc/rc3.d/S15nvs.server start
7. mountd と nfsd サービスが実行されていることを確認します。次のように入力します。
ps -ef | grep nfs
8. CD-ROM が共有されていることを確認します。次のように入力します。
share
すべての共有ディレクトリが表示されます。
NNM をインストールするターゲットシステムで次の手順を実行してください。
1. NNM の前のバージョンからのアップグレードの場合は、HP OpenView のプロセスが起動
していないことを確認します。
2. CD-ROM ファイルシステムを NFS マウントします。たとえば、/cd_mnt に NFS マウント
する場合、次の 2 つのコマンドを実行します。
mkdir /cd_mnt
mount marion:/cdrom/cdrom0 /cd_mnt
ディレクトリ名に cdrom を使うことはできません。
第1章
13
インストールの概要
作業 3: ネットワークノードマネージャのインストール
3. 次のコマンドを実行して、CD-ROM ファイルシステムをマウントしたディレクトリに移動
します。
cd /cd_mnt
4. 次のコマンドを実行して、NNM 製品 をインストールします。
./install
5. インストールプログラムが画面に現れ、インストールする NNM のさまざまな構成要素につ
いてのメッセージが表示されます。NNM のインストールタイプについて、インストールプ
ログラムから質問が表示されることもあります。
エラーが発生した場合は、そのエラーの内容と解決策を説明するメッセージが表示されま
す。致命的なエラーが発生した場合は、インストールプログラムからそのエラーを説明する
メッセージが表示された後、インストールプログラム自体が終了します。こうした事態が発
生した場合は、そのエラーを解決した後、インストールプログラムを再実行し、NNM をイ
ンストールする必要があります。
6. cd_mnt ディレクトリのマウントを外します。次のように入力します。
cd /
umount /cd_mnt
7. HP OpenView Customer Views for NNM をお買い上げいただいた場合は CD-ROM ドライブ
にその CD を挿入します。これ以降は NNM のインストール指示に従ってインストールし
てください。
NNM 管理コンソールとして動作するローカル Solaris システムへの NNM のイ
ンストール
このタイプのインストールについては、『ネットワークノードマネージャの拡張 / 分散化ガイド
を参照してください。このマニュアルには、設計のガイドラインとともに、管理コンソール /
サーバー型ネットワークを設定するためのインストール手順が記載されています。
14
第1章
インストールの概要
作業 4: Solaris のエージェントの設定
作業 4: Solaris のエージェントの設定
NNM をお使いの Solaris システムに正常にインストールできた時点で、Emanate Master エー
ジェント (snmpdm) と Solaris Native エージェント (snmpdx) が正しく設定され実行されているこ
とを確認する必要があります。)
NNM をインストールしたシステムで、次の手順を実行してください。
1. プロンプトに対し、次のコマンドを入力します。
ps -ef | grep snmpd
コマンドの実行結果は 2 行で表示されます。一つの行は snmpdm に対して、もう一つの行は
snmpdx に対してのものです。
2. 次のコマンドを入力して、snmpdm と snmpdx プロセスを強制終了します。
kill -9 snmpdm_PID
kill -9 snmpdx_PID
ここで、snmpdm_PID と snmpdx_PID には、それぞれ snmpdm と snmpdx のプロセス ID を指
定します。
3. 次のように入力して、Emanate Master エージェントを起動します。
/usr/sbin/snmpd
4. 未使用のポート ( たとえば 50161) を指定して、次のように入力し、Solaris Native エージェ
ントを起動します。
/usr/lib/snmp/snmpdx -p port_no
5. プロンプトに対し、次のコマンドを入力します。
ps -ef | grep naaagt
6. 次のコマンドを入力して、naaagt プロセスを強制終了します。
kill -9 naaagt_PID
ここで、naaagt_PID には、Native Adapter エージェント (naaagt) のプロセス ID を指定
します。
7. 次のコマンドを入力して、Native Adapter エージェントのポートを snmpdx と同じポートに
設定します。
第1章
15
インストールの概要
作業 4: Solaris のエージェントの設定
export HP_NAA_PORT=port_no
この変更を確定するには、root で /etc/rc.config.d/SnmpNaa ファイルを変更します。次
の行を追加します。
HP_NAA_PORT=port_no
export HP_NAA_PORT
8. 次のコマンドを入力して、Native Adapter エージェントを起動します。
/usr/sbin/naaagt
16
第1章
インストールの概要
作業 5: ネットワークノードマネージャの実行
作業 5: ネットワークノードマネージャの実行
ここでは、NNM が正しくインストールされ、オペレーティングシステム固有のグラフィカル
ユーザーインタフェース (GUI) である HP OpenView Windows が正常に動作することを確認し
ます。
1. NNM が起動していない場合は、root で次のコマンドを実行して起動します。
/opt/OV/bin/ovstart -c
2. NNM のバックグラウンドプロセスが起動したことを確認します。root で次のコマンドを実
行します。
/opt/OV/bin/ovstatus -c
実行中のプロセス (netmon、ovtopmd、pmd など ) が表示されます。
3. 次のコマンドを実行して HP OpenView Windows の GUI を起動します。
/opt/OV/bin/ovw
[HP OpenView について ] バナーに続いて、NNM ルート
フォルトのマップがある ) が表示されます。
サブマップのウィンドウ ( デ
4. NNM GUI を起動するごとに、NNM 製品の登録を促がされます ( 登録していない場合 )。この
登録はインストールを行ったときから 60 日以内に完了する必要があります ( 作業 6 を参照
)。
5. NNM の新機能には Web ベースのものもあります。Web ベースの機能は、HP OpenView
Windows の GUI では動作しません。新機能を HP OpenView の Web 環境で使用できるよ
うに NNM を設定する方法については、作業 7 を参照してください。
注記
第1章
Customer Views for NNM を実行する場合は、[IP Map の設定 ] で [ 固定サブマッ
プレベル ] を [All Levels] に変更してください。([ マップ:プロパティ ] メ
ニューで [IP Map の設定 ] ダイアログボックスを表示します。ここで [ 固定サブ
マップレベル ( オンデマンド )] を [All Levels] にします。) このように設定され
ていないと、Customer View のサブマップで、ネットワークリソースのステータ
スが正しく表示されないことがあります。サブマップ上でリソースを表すシンボ
ルのステータスが [ 認識不能 ] になっている場合でも、サブマップの別の階層で
はノードが認識されて、別のステータスを示しているということが起こります。
17
インストールの概要
作業 6: ネットワークノードマネージャ製品の登録
作業 6: ネットワークノードマネージャ製品の登録
NNM 製品は、一時パスワード、すなわちインスタントオン (Instant-On) パスワード ( ライセン
ス ) 付きで出荷されています。このパスワードでは、インストール後 60 日間しか、製品を使う
ことができません。NNM またはオプションの HP OpenView Customer Views for NNM をイン
ストールした時点で、できる限り早く当社へ製品登録を行い恒久 (Permanent) パスワードを取
得してください。
NNM を管理ステーションまたは収集ステーションとして実行する場合は、恒久パスワードが必
要です。NNM をリモートコンソールとして動作させる場合は、新たにパスワードは必要ありま
せん。
恒久パスワードは NNM 用に 1 つ必要であり、HP OpenView Customer Views for NNM をお買
い上げいただき、インストールしたときにもう 1 つ必要になります。
恒久パスワードを申請するには以下の情報が必要です。
•
権利証明書 (HP 製品の製品番号と発注番号が記載されています。)
•
サーバーの IP アドレス
•
御社の情報
NNM または Customer Views の恒久パスワードを取得するには、ルート ( またはその他の ) サ
ブマップのメニューバーから [ オプション : ライセンスパスワード ] を選択します。ライセンスパ
スワード インストーラがパスワード ( ライセンス ) の取得手順のガイドをします。
18
第1章
インストールの概要
作業 7: ネットワークノードマネージャを Web 環境で使うための設定
作業 7: ネットワークノードマネージャを Web 環境で使うための設
定
ここでは、NNM が HP OpenView ランチャー GUI を使った HP OpenView Web 環境で動作で
きるように、NNM を設定します ( 作業 5 では、NNM がオペレーティングシステム固有の HP
OpenView Windows GUI で動作するように設定しただけです )。この設定により、Web ベース
の NNM 機能を使えるようになります。
NNM を Web で実行する
1. 必要であれば、Web ブラウザをインストールします (NNM インストールプログラムは、
NNM インストール時に Web サーバーを自動的にインストールしています )。
2. NNM のバックグラウンドプロセスが実行されていることを確認します。root ユーザーで、
次のコマンドを実行します。
/opt/OV/bin/ovstart -c
3. 次のように入力して、NNM の HP OpenView Windows GUI を起動します。
/opt/OV/bin/ovw
HP OpenView のウェルカムバナー ([HP OpenView について ]) が画面に現れた後、NNM
の「ルート」サブマップウィンドウが表示されます。
4. 必要であれば、Web ブラウザを起動します。
5. NNM を HP OpenView ランチャー GUI を使って HP OpenView Web 環境で走らせるには、
次のどちらかの方法を使います。
•
NNM がお使いのシステムで動作している場合は、NNM のメニューバーで [ ツール ->
HP OpenView ランチャー ] を選択します。ランチャーのウィンドウが表示されます。
•
NNM が他のシステムで動作している場合は、お使いのシステムで Web ブラウザをオー
プンします。ブラウザの [ 場所 ] フィールドで次のいずれかの URL を指定します。
— (HP-UX/Solaris で動作しているシステムの場合 )
http://hostname:3443/OvCgi/ovlaunch.exe
— (Windows NT または Windows 2000 で動作しているシステムの場合 )
http://hostname/OvCgi/ovlaunch.exe
第1章
19
インストールの概要
作業 7: ネットワークノードマネージャを Web 環境で使うための設定
ここで、hostname には NNM サーバー のドメイン名を含む完全なホスト名を指定
します ( たとえば、mymachine.myco.com)。
20
第1章
インストールの概要
ネットワークノードマネージャまたは Customer Views for NNM の削除
ネットワークノードマネージャまたは Customer Views for NNM の
削除
ネットワークノードマネージャまたは HP OpenView Customer Views for NNM を、お使いのコ
ンピュータから削除する場合は、次のステップに従ってください。
1. ovstop を実行して HP OpenView のすべてのプロセスを終了します。
2. $OV_BIN にある削除スクリプトを実行します。ネットワークノードマネージャを削除する場
合は remove.nnm を実行します。HP OpenView Customer Views for NNM を削除する場合
には remove.ovcv を実行します。
第1章
21
インストールの概要
次のステップ
次のステップ
NNM をインストールしてそのライセンスを取得した後は、お客様自身の要求に合わせて、
NNM を最適に設定できます。NNM の設定方法については、『HP OpenView ネットワークノー
ドマネージャ ネットワーク管理ガイド』を参照してください。次の表に、NNM を初めてお使い
になる場合に役立ついくつかの情報源を示しています。より広範な情報源については、印刷版マ
ニュアル 『HP OpenView ネットワークノードマネージャ ネットワーク管理ガイド』の第 3 章
に記載しています。
表 1-1
情報の種類
情報源
当社のサポート
HP OpenView サポートの Web サイト。URL は次のとおりです。
http://openview.hp.com
ユーザー
ドキュメント
NNM には、ユーザードキュメントが一式あります。これらのドキュメ
ントは、印刷マニュアル、オンラインマニュアル、または両方の形態
で入手できます。
- ドキュメントの説明については、印刷版マニュアル『HP OpenView
ネットワークノードマネージャ ネットワーク管理ガイド』の第 3 章を
参照してください。
- これらのオンラインドキュメントをアクセスする場合は、NNM のメ
ニューバーで [ ヘルプ -> オンラインマニュアル ] を選択してください。
他のオンラインド
キュメント
- オンラインヘルプ システム。NNM のメニューバーで、[ ヘルプ ->
NNM -> トピック ] から適切なオンラインヘルプ項目を選択してくださ
い。
- リリースノート。/opt/OV/www/htdocs/$LANG/ReleaseNotes ディ
レクトリから選択します。
- 『Get Acquainted with HP OpenView Network Node Manager:
Training for NNM Operators』: このチュートリアルは NNM 製品に付
属する CBT CD-ROM に入っています。
22
第1章
Fly UP