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ガゼッタ第31号から第35号のまとめ(7)

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ガゼッタ第31号から第35号のまとめ(7)
メールマガジン「ガゼッタ」 まとめ(7)
第 31 号~第 35 号 (2013 年 6 月 25 日~8 月 5 日配信)
配信した「ガゼッタ」No.31-35 のまとめです。書式と一部表記を変更して図版を取り込み、pdf にしました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ガゼッタ第
ガゼッタ第 31 号◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ガゼッタ第 31 号をお届けします。
本号は、
「お薦め演奏会:紀尾井シンフォニエッタ東京によるロッシーニ《スターバト・マーテル》」、「日本ロ
ッシーニ協会定期演奏会《マオメット 2 世》抜粋の正式発表」
、
「世界のロッシーニ・オペラ・セーリア上演(2013
年 6 月~12 月)」
、
「新譜 CD《セミラーミデ》
」をお届けします。
7 月 15 日の例会案内はこちらをご覧ください。http://societarossiniana.jp/
▼お薦め演奏会:紀尾井シンフォニエッタ東京によるロッシーニ《スターバト・マーテル》
(7 月 26・
26・27 日)▼
会員の皆さまにはチラシを送付済みですが、紀尾井シンフォニエッタ東京によるロッシーニ《スターバト・マ
ーテル》の演奏会がお薦めです。指揮はパオロ・カリニャーニ、ソリストもラウラ・ジョルダーノをはじめイタ
リアの俊英を揃え、万全の布陣と言えます。
◎紀尾井シンフォニエッタ東京 第 90 回定期演奏会
2013 年 7 月 26 日(金)開演 19:00
2013 年 7 月 27 日(土)開演 14:00
曲目:ケルビーニ《交響曲ニ長調》
、ロッシーニ《スターバト・マーテル》
指揮:パオロ・カリニャーニ、ソプラノ:ラウラ・ジョルダーノ、メッゾソプラノ:エーレナ・ベルフィオー
レ、テノール:フィリッポ・アダミ、バス:ジョヴァンニ・フルラネット、合唱:新国立劇場合唱団
S 席:6,000 円、A 席:5,000 円、B 席:3,500 円
チラシの PDF 版はこちら→ http://www.kioi-hall.or.jp/sinfonietta/image/2012_2013/vol90.pdf
▼日本ロッシーニ協会定期演奏会《マオメット 2 世》抜粋の正式
世》抜粋の正式発表!
正式発表!▼
発表!▼
定期演奏会の概要が決まりましたので、ここに正式発表させていただきます。
◎日本ロッシーニ協会定期演奏会 2013:ロッシーニ作曲:歌劇《マオメット 2 世》抜粋
(ピアノ伴奏による演奏会形式の楽曲セレクション。日本語字幕付き。ロッシーニ財団の批判校訂版使用)
期日 2013 年 10 月 11 日(金) 18 時開場、18 時 30 分開演
会場
紀尾井ホール
全席指定 入場料 一般:5,000 円、学生:3,500 円
主催 日本ロッシーニ協会 マネージメント:ミリオンコンサート協会
出演 天羽明惠(ソプラノ)、家田紀子(ソプラノ)、富岡明子(メッゾソプラノ)、阪口直子(コントラルト)、中井
亮一(テノール)、須藤慎吾(バリトン)、日本ロッシーニ協会合唱団、ピアノ:金井紀子、解説:水谷彰良
チラシの制作はこれから。チケットの発売日は未定で、日本ロッシーニ協会会員には優先割引を実施します。
▼世界のロッシーニ・オペラ・セーリア
世界のロッシーニ・オペラ・セーリア上演
・オペラ・セーリア上演(
上演(2013 年 6 月~12
月~12 月)▼
ロッシーニのオペラが世界中で上演されていますが、演目は《セビーリャの理髪師》が突出しており、
《ラ・チ
ェネレントラ》と《アルジェのイタリア女》がこれに続きます。近年はフランス・オペラ《ギヨーム・テル》の
上演も目立ちますが、オペラ・セーリアはとみに減少しています。世界の上演はhttp://www.operabase.com/ で検
索すれば簡単に判るので省略し、ここでは本日(6月25日)から年末まで半年間のオペラ・セーリア上演をリスト
アップしてみましょう。
◎《マオメット 2 世》 ガーシントン・オペラ(Garsington Opera)
6 月 8、10、16、20、26、28 日、7 月 2、4、10 日 指揮:David Parry 演出:Edward Dick 出演:Darren Jeffery,
Paul Nilon, Siân Davies, Caitlin Hulcup, Christopher Diffey, Richard Dowling
◎《湖の女》 サンタ・フェ・オペラ(Santa Fe Opera)
1
7 月 13、17、26 日、8 月 1、
6、
14 日 指揮:Stephen Lord 演出:Paul Curran 出演:Joyce DiDonato, Marianna Pizzolato,
Lawrence Brownlee, René Barbera, Wayne Tigges
◎《リッチャルドとゾライデ》 ヴィルトバートのロッシーニ音楽祭(Rossini in Wildbad)演奏会形式
7 月 17、20 日 指揮:José Miguel Perez Sierra 出演:Randall Bills, Alessandra Marianelli, Maxim Mironov, Nahuel
di Pierro, Silvia Beltrami
◎《湖の女》 ペーザロ、ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(Pesaro, Rossini Opera Festival)演奏会形式
8 月 23 日 指揮:Alberto Zedda 出演:Chiara Amarù, Carmen Romeu, Simone Alberghini, Dmitry Korchak, Michael
Spyres
◎《マオメット 2 世》抜粋 日本ロッシーニ協会定期演奏会(演奏会形式)
10 月 11 日 紀尾井ホール 出演:天羽明惠(ソプラノ)、家田紀子(ソプラノ)、富岡明子(メッゾソプラノ)、阪口
直子(コントラルト)、中井亮一(テノール)、須藤慎吾(バリトン)、金井紀子〈ピアノ〉ほか
私たちの定期演奏会《マオメット2世》抜粋を加えてもこれだけ。昨年の《セミラーミデ》に続いて日本ロッシ
ーニ協会がオペラ・セーリアを取り上げることの意義がお判りいただけるでしょう。
▼新譜:ロッシーニ《セミラーミデ》CD
新譜:ロッシーニ《セミラーミデ》CD 発売!▼
発売!▼
◎Rossini: Semiramide (Vlaamse Opera Ghent 2011)
ロッシーニ:歌劇《セミラーミデ》2011 年 1 月ヘント、フランドル歌劇場ライヴ
アルベルト・ゼッダ指揮フランドル歌劇場管弦楽団&合唱団 ミルト・パパタナシ
ウ(S) アン・ハレンベルク(A) ロバート・マクファーソン(T) ヨーゼフ・ヴ
ァーグナー(B-Br)ほか
[Dynamic CDS 674/1-3](CD3 枚組。海外盤)
これは 2010 年 12 月アントワープ、2011 年 1 月ヘント、同年 8 月エディンバラ音楽祭の共同制作による《セ
ミラーミデ》のヘント(ベルギー)における上演のライヴ録音です。序曲を聴き、「オケが二流だな~」とちょっ
とガッカリ。ゼッダ先生の切れのいい指揮に応えられない感じで、それはそれ、と気を取り直して先に進むと合
唱も下手……フランドル歌劇場ってこの程度なの?
ソリストにもびっくり。導入曲のイドレーノ役ロバート・マクファーソンは「ヴォーチェ・ビアンカ」……思
わず「アンタ幾つ? ホンマのテノール?」って聞きたくなります。オローエ役のバス歌手もアジリタがぜんぜん
転がらない。アッスール役のヨーゼフ・ヴァーグナーもアジリタが駄目で、歌のセンスもない……導入曲だけで
聴くのをやめようか、と思ってしまいました。録音の音質も LP レコードを聴いているみたい。いまどきこんなの
あるなんて、と呆れました。
アルサーチェ役のアン・ハレンベリが登場し、「ああ、やっとロッシーニ歌手が聴ける」とひと息ついたのも
束の間、その後も難所や苦行があってやっとセミラーミデのカヴァティーナにたどり着く……ここまでの 1 時間
20 分の長いこと。その苦労が報われればいいのですが、セミラーミデ役のミルト・パパタナシウがどうにも筆者
の好みじゃないのです。あれこれ書くのは時間の無駄、この辺でやめてきましょう。
どこかの歌劇団もそうだけど、ゼッダ先生を呼べばどうにかなると思ったら大間違い。転がらないものは転が
らない、下品な歌い方は直そうにも直らない……使えるものを使うしかない、自分は最善を尽くすだけ……そん
な諦めの境地がゼッダ先生の音楽から聴き取れます。CD3 枚で演奏時間 3 時間 50 分……忍耐力が試されます。
(2013 年 6 月 25 日 水谷彰良)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ガゼッタ第
ガゼッタ第 32 号◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ガゼッタ第 32 号をお届けします。
本号は、
「今年の ROF チケットが大変なことに!」
「ドイツ・ロッシーニ協会のリブレット対訳叢書新刊 2 点発
売」
「新譜 CD:ロッシーニ序曲全集(2)とロッシーニ・ピアノ曲全集(5)
」をお届けします。
7 月 15 日の例会案内はこちらをご覧ください。http://societarossiniana.jp/
▼今年の ROF チケットが大変なことに!▼
チケットが大変なことに!▼
5 月末の段階で「今年のロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルのチケットが取れない。オペラは完売で、残り
は幾つかの演奏会のみ」と知人に聞き、びっくりしました。
《ギヨーム・テル》への期待が大きいのは当然として
も、
《アルジェのイタリア女》と《なりゆき泥棒》まで完売とは! それから 1 か月経った 6 月末には ROF から、
「残券が乏しいのでネット予約を中止した。残りは 7 月からの電話予約のみ」とのメールが来ました。
2
その後各方面から新たな情報が入り、噂では「
《ギヨーム・テル》が 200 人分足りない」とのこと。実は筆者の
ツアーも《ギヨーム・テル》初日チケットが足らず、数人キャンセル待ちになっています。その反動で他の 2 演
目のチケットが数枚余っているのが現状です。筆者のもとにも個人的な問い合わせがあり、「《テル》以外は融通
できるかも」と返事をしています。ヴェルディ&ヴァーグナー記念年とは思えない盛況ぶりにロッシーニ復興の
手ごたえを感じていますが、チケットの入手困難は悩みの種です。
▼ドイツ・ロッシーニ協会のリブレット対訳叢書新刊『ギヨーム・テル』『リッチャルドとゾライデ』発売!▼
『リッチャルドとゾライデ』発売!▼
◎Gioachino Rossini, Guillaume Tell (Operntexte 40) Text von Étienne de Jouy und Bis. Libretto Französisch /
Deutsch, übersetzt und herausgegeben von Reto Müller.,Leipzig,Leipziger Universitätsverlag,2013. 価格:12 ユーロ
◎Gioachino Rossini, Ricciardo e Zoraide (Operntexte 26) Text von Franccesco Berio di Salsa. Libretto Italienisch
/ Deutsch, übersetzt und herausgegeben von Reto Müller.,Leipzig,Leipziger Universitätsverlag,2013. 価格:8 ユーロ
ドイツ・ロッシーニ協会がライプツィヒ大学出版局
からロッシーニ・オペラのリブレット叢書を継続的に
出版している話はメルマガ第 7 号に書きました(2012
年 10 月 25 日配信)
。数日前には訳者のレート・ミュラー
から新刊 2 冊が送られてきましたので、ここに紹介し
ます。
その一つ『ギヨーム・テル』はフランス語原文/ド
イツ語対訳で、序文にはあらすじの他に改訂や縮小版
に関する情報も盛り込まれています。もう一つは『リ
ッチャルドとゾライデ』のイタリア語原文/ドイツ語
対訳です。これまで同様、アリア、重唱などの歌唱部
分を網掛けにし、改訂版の歌詞を枠で囲むなど、簡便
にして見やすい作りになっています。
ドイツ・ロッシーニ協会の出版物全般はこちら。
http://www.rossinigesellschaft.de/soc/publd.html#OT
▼新譜 CD:ロッシーニ序曲
CD:ロッシーニ序曲全
:ロッシーニ序曲全集(2)とロッシーニ・ピアノ曲全集(
とロッシーニ・ピアノ曲全集(5)▼
◎Rossini: Complete Overtures・2 (C.Benda / Prague Sinfonia Orchestra)
ロッシーニ序曲全集(第 2 集)
(《ギヨーム・テル》
《エドゥアルドとクリスティーナ》
《幸
せな間違い》
《絹のはしご》《デメートリオとポリービオ》
《ブルスキーノ氏》の序曲と《ボ
ローニャのシンフォニーア》)
クリスティアン・ベンダ指揮プラハ・シンフォニア管弦楽団
録音:2011 年 9 月プラハ [Naxos 8.570934](海外盤)
ロッシーニ・マニア&研究者として新譜のほとんどを購入していますが、イマイチの演奏までメルマガに書く
必要はないと考え、これまで取捨選択してきました。昨年末に始まるナクソスの「ロッシーニ序曲全集」も、そ
の第 1 集を取り上げませんでした(Naxos 8.570933.《泥棒かささぎ》《セミラーミデ》《イングランド女王エリザベッタ》
《オテッロ》《コリントスの包囲》
《エルミオーネ》の序曲、《修道院のシンフォニーア》を収録)。演奏が特に優れているわ
けではない、というのがその理由です。
でも第 2 集がリリースされたいま、無視しているのは逆にいけないのでは、と考えました。そこで、どこがイ
マイチなのか、という個人的感想を記して紹介する次第です。
ロッシーニの序曲(シンフォニーア)は技術的に難しい部分があるだけでなく、その演奏から弾むようなブリオ(活
力)やきらめく才気を引き出さなければいけない……と私は思います。普通の演奏なら誰でもできるし、新譜だか
ら買う価値があるとはかぎりません。その意味でクリスティアン・ベンダ指揮プラハ・シンフォニア管弦楽団に
よる第 1 集と第 2 集は、
「普通の演奏」でしかありません。個々の奏者の演奏水準も高くなく、合奏精度も同様で
す(第 2 集の《幸せな間違い》
《絹のはしご》を聴けば判ります)。ベンダの音楽づくりも一言で言えば凡庸。
《ギヨーム・
テル》冒頭のチェロ独奏も、
「ぼくならこういうアゴーギクや表情づけにするのになあ」と思ってしまいます。い
ろんな意味で感心しない演奏。奇特な方は自分の耳で確かめてください。
◎Rossini: Complete Piano Music・5 (Alessandro Marangoni,pf)
ロッシーニ・ピアノ曲全集(第 5 集)
(
《老いの過ち》第 8 巻「アルバムのための
些細なこと」全 24 曲)
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)
録音:2013 年 3 月トリーノ [Naxos 8.573050](海外盤)
3
同じナクソス・レーベルで進行するアレッサンドロ・マランゴーニによるロッシーニ・ピアノ曲全集も、前記
の序曲全集と同様にイマイチのシリーズです。そのピアニスト、マランゴーニ(Alessandro Marangoni)から昨年 9
月にメールをもらった話はメルマガ第 16 号に記しました(2013 年 1 月 26 日配信)。そこに書いた、
「私は 2010 年
8 月にペーザロで彼のリサイタルを聴き、CD も全部持っていますが、個人的評価はいま一つ」との言葉は、今回
の《老いの過ち》第 8 巻「アルバムのための些細なこと」を聴いても覆りません。
全 24 曲は 1~5 分程度の小品で、晩年のロッシーニの「老いの手遊び」に当たる小曲の寄せ集め。鐘の音を模
したものがあるかと思えばフーガがある、といった調子で全体を俯瞰して構成する意図はありません。聴き手を
楽しませるのが目的のサロン用音楽といっても良いでしょう。それでも演奏には一つ一つの曲からロッシーニの
才気を引き出したり、なぜこんな曲を書いたのかとの疑問を喚起させるような「ひねり」が必要です。
その意味で 1979 年生まれのマランゴーニは若いだけでなく、天才老人の不思議な世界にアプローチする想像力
を欠いている気がします。即物的すぎてロマンティシズムや陰影に乏しいことも致命的で、生演奏もそうでした
が、何も考えずにただ弾いているだけじゃないか、と思ってしまいます。音符を弾けば音楽になる、そんな甘い
もんじゃないですね。とくにロッシーニはそう……ロッシーニをナメたらあかんぜよ!
(2013 年 7 月 5 日 水谷彰良)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ガゼッタ第
ガゼッタ第 33 号◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ガゼッタ第 33 号をお届けします。
本号は、
「新刊楽譜:
《老いの過ち》のピアノ曲集」
「お薦め新譜(1)
《コリントの包囲》」
「お薦め新譜(2)
《二
人のフィガロ》
(メルカダンテ)」をお届けします。
本日の例会案内はこちらをご覧ください。http://societarossiniana.jp/
▼新刊楽譜:
《老いの過ち》のピアノ曲集▼
《老いの過ち》のピアノ曲集▼
◎Gioacchino Rossini: Sins of Old Age: Piano Selections from "Péchés de Vieillesse"
Selected and With an Introduction by Sara Davis Buechner, Dover Publications, Inc. Minesola, New York,
2013.
先月発売されたロッシーニのピアノ曲集の新刊楽譜を入手し、唖然としまし
た。クレジットに明記されているのですが、Edwin F. Kalmus 版のピアノ曲
集から〈もったいぶった前奏曲〉〈わが朝の保健前奏曲〉〈小奇想曲(オッフェ
ンバックのスタイル)〉など 13 曲を選び、その楽譜を単にコピー複写しただけな
のです。選者 Sara Davis Buechner は 1959 年生まれのアメリカ人ピアニスト
で、
たった 2 頁の序文にロッシーニのグルメと絡めた駄文を書き、
最終頁(p.139)
には音楽と無縁な「トゥルヌド・ロッシーニ」のレシピを掲げています。
問題は、原本に当たる Kalmus 版のロッシーニ・ピアノ曲集の第 1 集と第 2
集がロッシーニ財団による『Quaderni Rossiniani』第 2 巻(1954 年刊)と第
10 巻(1960 年刊)の海賊複写であること。著作権違反というだけでなく、第 2
巻と第 10 巻で異なる校訂者の補足や訂正もそのままだから二重の海賊版にな
るのです。で、今回発売された曲集の楽譜部分は海賊版の海賊複写……これっ
てひどいじゃありませんか。
筆者には買う価値ゼロの海賊版の新刊楽譜。でも Kalmus 版が絶版の現在、
ロッシーニのピアノ曲の楽譜が欲しい人はこれを買うしかないでしょう。単な
る複写だから値段も安い。現地価格 14.95 ドル、アマゾンで 1,463 円!
Dover 社による紹介はこちら→ http://store.doverpublications.com/0486497577.html#productdetails
▼お薦め新譜(
お薦め新譜(1)《コリントの包囲》CD
《コリントの包囲》CD!
CD!▼
◎Rossini: Le siège de Corinthe (Rossini in Wildbad 2010)
ロッシーニ:歌劇《コリントの包囲》2010 年「ヴィルトバートのロッシーニ」
上演ライヴ
ジャン=リュク・タンゴー指揮ヴィルトゥオージ・ブルネンシス,ポズナン・カメラ
ータ・バッハ合唱団 マジェラ・クラー(S)マイケル・スパイラス(T)マルク・サ
ラ(T)ロレンツォ・レガッツォ(B)ほか
[Naxos 8660329](CD2 枚組、海外盤) 録音:2010 年 7 月バート・ヴィルトバート
4
1826 年 10 月 9 日にパリ・オペラ座(王立音楽アカデミー劇場、サル・ル・ペルティエ)で初演された《コリント[コ
リントス]の包囲》は《マオメット 2 世》のフランス語改作ですが、テキストの単純な入れ替えではなく劇の設定
と構成を変え、バレエ音楽も加えた別作品となっています。しかし、これを再びイタリア語に訳したヴァージョ
ンで流布したため、オリジナル・フランス語版での上演と録音は僅かです。
今回発売された 2010 年「ヴィルトバートのロッシーニ」音楽祭ライヴ盤は、1992 年 7 月のジェノヴァ上演ラ
イヴ盤に続いて二つ目となるオリジナル・フランス語版のディスクです。マオメットを歌うレガッツォの力強く
凛とした歌唱が素晴らしく、ネオクレを歌うスパイレスの特殊な高音とアジリタ技巧も出色です(特に第 3 幕のア
リア)
。残念なのはパミラ役のクラーのピッチが全体に低いこと。でも総じてなかなか良い演奏で、
《マオメット 2
世》でお馴染みの楽曲もフランス風に改作されており、聴き比べると面白いです。
▼お薦め新譜(
お薦め新譜(2):メルカダンテ《二人のフィガロ》CD
:メルカダンテ《二人のフィガロ》CD!
CD!▼
◎Mercadante: I due Figaro
メルカダンテ:歌劇《二人のフィガロ》世界初録音
リッカルド・ムーティ指揮ルイージ・ケルビーニ若者管弦楽団、ウィーン・フィ
ルハーモニア合唱団 エレオノーラ・ブラット(S)ローザ・フェオーラ(S)アス
デ・カラヤヴス(Ms)アンナリーザ・ストロッパ(Ms)アントーニオ・ポーリ(T)
マーリオ・カッシ(Br)ほか
[Ducale DUC045-47](CD3 枚組、海外盤)
録音:2011 年 6 月ラヴェンナ
5 月に発売され、
『レコード芸術』7 月号で紹介したアイテムです。メルカダンテはロッシーニの後継者となる
作曲家で、
《二人のフィガロ》は 1826 年にマドリードで作曲しながらプリマ・ドンナとのトラブルや検閲が原因
で上演できず、作曲者の残したスコアを用いて 9 年後に初演されました。そのまま忘れられ、2009 年にマドリー
ドで自筆楽譜が発見されたことから、ムーティが 176 年ぶりの蘇演を行ったのです(これはそのライヴ録音です)。
台本は、フェリーチェ・ロマーニがミケーレ・カラーファのために書いた《二人のフィガロ》の再使用。登場
人物は《フィガロの結婚》の伯爵と伯爵夫人、フィガロ、スザンナ、ケルビーノの 5 人に、伯爵夫妻の娘イネス
とその婚約者トッリービオ、喜劇作家プラージョが絡みます。
あらすじ
スザンナと不仲のフィガロは、馬丁トッリービオを貴族に偽装してイネスと結婚させ、持参金を折半しようと
目論む。だがイネスはケルビーノと恋仲で、スザンナと伯爵夫人も彼らの結婚を望む。追放の身だったケルビ
ーノがフィガロの偽名で舞い戻り、召使に雇われるが、本物のフィガロによって屋敷から追い出される。だが
イネスの結婚式に現れたケルビーノがフィガロの悪だくみを暴露し、形勢が逆転する。スザンナに嘆願された
伯爵はフィガロを許し、イネスとケルビーノの結婚を認めてハッピーエンドとなる。
楽曲形式と声楽用法は完全にロッシーニ風。曲の前奏、旋律の冒頭、伴奏音型の随所に模倣や借用が聴き取れ
ます。序曲、第1幕スザンナのアリア、三重唱その他の「スペイン風」も特色をなし、大規模な第1幕フィナー
レ、第 2 幕の三重唱と六重唱も緻密に書かれ、滑稽語法やストレッタの活力も大変魅力的です。歌手たちも 20 代
の若手ながら優れた資質を具え、ロッシーニの追随者メルカダンテの復活作品としてもお薦めです。
(2013 年 7 月 15 日 水谷彰良)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
◆ガゼッタ第
ガゼッタ第 34 号◆
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ガゼッタ第 34 号をお届けします。
本号は、「新刊書:『ベルカントの乱暴者』
(バルバーイア伝)
」「お薦め CD:ロッシーニ《セミラーミデ》(2012
年 7 月「ヴィルトバートのロッシーニ」ライヴ)」をお届けします。
定期演奏会「《マオメット 2 世》抜粋」の詳細はこちらをご覧ください。http://societarossiniana.jp/
▼新刊書:『ベルカントの乱暴者』
(バルバーイア伝)
バルバーイア伝)▼
◎Philip Eisenbeiss: Bel Canto Bully, The Life of the Legendary Opera Impresario Domenico Barbaja.,Haus
Publishing,2013.
フィリップ・アイゼンベイス著『ベルカントの乱暴者─伝説的オペラ興業師ドメーニコ・バルバーイアの生涯』
今年 5 月にバルバーイアの伝記が発売されると知り、
「そんなの書けるものだろうか?」と疑問に思って取り寄
せました。ドメーニコ・バルバーイア(1777 または 1778-1841)はミラーノのスカラ座やヴィーンの主要劇場を支
配した「興行師のプリンス」で、ロッシーニ、ベッリーニ、ドニゼッティ、メルカダンテ、ウェーバーを発掘・
5
契約した慧眼でも知られます。その経歴が飲食店の皿洗いに始まり、ミラーノの
カフェのボーイをしていた 1800 年頃にコーヒーやチョコレートに泡立てた生ク
リームを混ぜ合わせる秘訣を考案、
「バルバイアータ」と命名したカップッチーノ
で得た資産を元手にスカラ座に賭博場を開いて莫大な富を築いた……との話は、
私も 1993 年の『ロッシーニと料理』に書きました。でもバルバーイアに関する
研究書は絶無。誰が、どんな史料を駆使してその生涯を再構成したのか、との関
心も手伝って購入しましたが、個人的には「やはりこの程度か」と「ま、良くや
りましたね」が半々の印象です。ちなみに題名にある Bully は「ごろつき」
「乱暴
者」を意味し、興業師として天才のバルバーイアが人間的に粗野で無教養だった
こととかけての命名です。
著者フィリップ・アイゼンベイスは香港に 20 年以上暮らす銀行マンでヘッドハ
ンター。音楽学者ではなく、オペラ・マニアなのでしょう。だからといってお手
軽な伝記を書いたわけでなく、古今の文献を調べ上げ、各地の図書館に現存する
バルバーイアの書簡も史料として活用しています。その意味で「良くやりました」
なのですが、伝説的興業師の成り立ちの謎を解明する史料は見つけられず、1809
年にナポリ王立劇場の興業師となるまでの約 30 年間に関する事実は数行に要約できる程度。その後の人生につい
ても一定の文献と二次的資料に基づく再構成の域を出ていません……これが「やはりこの程度か」という感想の
理由です。
「バルバーイア伝」というよりも「バルバーイアの生きた時代」、「バルバーイアと深い関係を結んだオペラ作
曲家とその作品」といった内容で、人間バルバーイアについては謎のままと言っても過言ではありません。脚注
を見れば資料に何を使ったか一目瞭然で、19 世紀イタリア・オペラ研究者にお馴染み
の文献から拾われていることが判ります。それでも世界初のまとまったバルバーイア
関連の読み物として評価できますので、関心のある方にお薦めです。
出版社の HP で著者の写真と書評の一部もご覧いただけます。
http://www.hauspublishing.com/product/403
なお、同書とタイアップして Naxos から同じタイトルの CD が発売されました。こ
れは Naxos の音源からバルバーアが興業師を務めたオペラの楽曲を集めたものです。
収録曲は Naxos のサイトをご覧ください。
http://www.naxos.com/catalogue/item.asp?item_code=8.578237
▼新譜 CD:
《セミラーミデ》
(2012 年 7 月「ヴィルトバートのロッシーニ」ライヴ)▼
CD:
◎Rossini: Semiramide
ロッシーニ:歌劇《セミラーミデ》
アントニーノ・フォリアーニ指揮ヴィルトゥオージ・ブルネンシス、ポズナン・カ
メラータ・バッハ合唱団 アレックス・ペンダ(S) マリアンナ・ピッツォラート
(Ms)ジョン・オズボーン(T)ロレンツォ・レガッツォ(B)他
録音:2012 年 7 月バート・ヴィルトバート(ライヴ)
[Naxos 8660340](CD3 枚組 海外盤)
《セミラーミデ》の新譜はメルマガで読んだ気がする、と思う方も多いでしょう。でもガゼッタ第 31 号(6 月
25 日配信)のそれはベルギーでのゼッダ指揮、今回発売されたのは昨年 7 月「ヴィルトバートのロッシーニ」音楽
祭のライヴ録音です。ガゼッタ第 10 号に、上演に列席したレート・ミュラーから「完全なノーカット演奏で歌詞
の一つも音楽の1小節もカットせず、演奏に 4 時間かかった」と報告があった、と記したそれです。
ミュラーはブックレットの解説でも「ロッシーニの最も長いオペラ」
、
「ほとんど 4 時間を誇る」と書いていま
すが、CD の合計時間は拍手を含めて 3 時間 41 分 44 秒……ちょっとサバ読みすぎではないかしら。これなら《ギ
ヨーム・テル》の方が長いだろう……とツッコミを入れてしまいました(笑)。
演奏には一長一短あります。セミラーミデ役のアレックス・ペンダはソフィア生まれのブルガリア人で、筆者
はアレクサンドリーナ・ペンダチャンスカの名前で知っていましたが、ドイツ圏ではアレックス・ペンダで通っ
ているようです(このディスクもそう)。正統的なベルカントではなく東欧系の発声にありがちな、強い喉だけど柔
軟な歌唱に難のあるタイプ。声に色が乏しく、ヴィブラート過多でアジリタもちょっとごまかしの感じですが、
個人的には結構好きな歌手です(美人だし)。アルサーチェ役のピッツォラートはやや調子を欠き、持ち前の低音域
の太さと豊潤さが足らない感じがします(第 1 幕 N.2 のカヴァティーナを聴き、そう思いました)。ペンダの発声の欠点
は、第 1 幕のピッツォラートとの二重唱を聴けば判るでしょう(第 2 幕の二重唱は少し持ち直していますが…)。とは
いえ筆者はペーザロも含めて満足のいくセミラーミデ役に出会ったことがなく、やはり特殊な声の役なのだなあ
……たぶんバルトリのようなドラマティックなメッゾソプラノの方が適している気がする……と再認識した次第。
イドレーノ役のテノールは二つのアリアが聴きどころ。オズボーンは柔らかな声と歌唱だけど、突出した魅力
に乏しく、テクニックも完璧とは言い難いので好き嫌いが分かれそう。アリアをフローレスの録音で記憶する人
はかなり不満を覚えるでしょう(筆者もその一人ですが)。アッスール役のレガッツォは格調のある凛とした声で健
闘。ときにアジリタの切れがいま一つの部分もあるけれど、第 2 幕の狂乱アリアを立派にこなしています。
6
ヴィルトバートの水準は年々上がり、ちょっと前の録音に比して満足度が高くなっています。合唱もずいぶん
良くなりましたが、オケはまだまだ改善の余地あり。指揮者フォリアーニは起伏に富む音楽作りで好感が持てま
す(特に第 1 幕フィナーレの末尾は迫力満点)。
ロッシーニの大作中の大作、ヴィルトバートというけっして恵まれた環境ではない中でこれだけの演奏ができ
れば、大いに褒めていいでしょう。その意味で第 31 号に記した、ベルギーでの録音よりも格段に良い《セミラー
ミデ》です。
(2013 年 7 月 25 日 水谷彰良)
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◆ガゼッタ第
ガゼッタ第 35 号◆
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ガゼッタ第 35 号をお届けします。
本号は、
「紀尾井シンフォニエッタ東京《スターバト・マーテル》の感想」と「ROF 直前情報:Il viaggetto a Reims
(ランスへの小旅行)」をお届けします。
定期演奏会「《マオメット 2 世》抜粋」の詳細はこちらをご覧ください。http://societarossiniana.jp/
▼紀尾井シンフォニエッタ東京《スターバト・マーテル》の感想▼
紀尾井シンフォニエッタ東京《スターバト・マーテル》の感想▼
去る 7 月 26 日と 27 日、紀尾井ホールにてロッシーニの《スターバト・マーテル》が演奏されました(紀尾井シ
ンフォニエッタ東京による第 90 回定期演奏会)。指揮はパオロ・カリニャーニ、4 人のソリストも新進気鋭のロッシー
ニ歌手とあって、メルマガに簡単な感想を書かせていただきます(筆者は 27 日に鑑賞。プログラム前半、ケルビーニ
《交響曲ニ長調》については省略)。
パオロ・カリニャーニは 2009 年 8 月にロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル(ROF)の《オリー伯爵》を指
揮し、日本でも今年 5~6 月の新国立劇場《ナブッコ》その他でお馴染みです。ROF での筆者の印象は、
「体育会
系のスポーティな指揮で自分をアピールしすぎ」
。ロッシーニ経験の豊富なボローニャ歌劇場管弦楽団のメンバー
が不満げな表情で演奏していたのを覚えています。
そんな「筋肉系」指揮者ですが、今回の《スターバト・マーテル》は個性的な解釈とアプローチを楽しめまし
た。自在なテンポの変化もその一つで、第 1 曲導入曲の序奏では休符に「溜め」を加えて強調し、やや遅いテン
ポから音楽を盛り上げていきました。
4 人のソリストは新進気鋭の若手。ラウラ・ジョルダーノが抑制的な表現なが
らソプラノの美声を聴かせ──但し、2 階の最前列中央で聴いた筆者はややヴォ
リューム不足に感じました──、メッゾソプラノのエーレナ・ベルフィオーレは
低音の濃厚な色彩と響きが出色。男声 2 人はオペラ的な身振りの歌唱で、テノー
ルのフィリッポ・アダミは第 2 曲のレガート唱法が際立ち(これはロッシーニのフ
レージングを無視し、歌詞の切れ目まで息継ぎをしないことで得られる効果です)、バス
のジョヴァンニ・フルラネットも良く鳴る声と張りのある高音で、とりわけ無伴
奏合唱との第 5 曲に持ち味を発揮しました。新国立劇場合唱団の豊かな表現と迫
力も素晴らしく、紀尾井シンフォニエッタ東京も、気品ある音色、精密かつダイ
ナミックな演奏を繰り広げました。
意表を突いたのが遅めのテンポによる終曲のフーガで、その頂点で合唱がピア
ニッシモに転じたのにはびっくり。続く終結部に見事なクライマックスを築きま
したが、ロッシーニのメトロノーム速度どおりもっと早い速度で演奏すればもっ
と壮大で圧倒的な演奏になったのに、とちょっと残念でした。
当日配布されたプログラム(曲目解説は筆者が執筆)
▼ROF 直前情報(ランスへの小旅行)▼
今日は 8 月 5 日。ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルに行く準備で忙しい方もおられることでしょう。原
稿の締め切りに追われる筆者も、あさって成田を発たねばなりません。そんななか、ROF の HP をチェックして
出てきたのが「アッカデーミア・ロッシニアーナ終了のインフォメーション」……日本人は「Kusuno Mai」さん
と「Ueda Seiji」さんの 2 人が 参加されました。写真はこちら http://www.rossinioperafestival.it/
……そして「Il viaggetto a Reims(ランスへの小旅行)」と題されたイヴェントでした。
「ランスへの小旅行ってなんじゃらほい?」とクリックして出てきたのが今回初、6~10 歳の子供を対象にし
た催しです。
8 月 11 日午前 11 時からロッシーニ劇場内「サーラ・デッラ・レプッブリカ」とあり、若者公演《ランスへの
旅》の総稽古を子供たちに紹介するイヴェントのようです。付添いの両親は第 1 幕と第 2 幕のフィナーレにお子
さんと合流して舞台に列席できると書かれています。
子供のいない筆者には関係ありませんが、6~10 歳のお子さんと一緒にペーザロにいらっしゃる方にお薦めで
す。イタリア語の案内は次のとおり──
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Si chiama Il viaggetto a Reims: è un gioco lirico integrato per bambini che si terrà l'11 agosto alle 11 nella
Sala della Repubblica del Teatro Rossini, in occasione della prova generale de Il viaggio a Reims. Curato da
Cooperativa Teatro Skené e Associazione iNMusica ( in particolare da Lucia Moricoli, Elisabetta
Tamburello, Marco Manzo e Marco Roveti), il percorso si articolerà in una parte ludica e in un'altra più
strettamente musicale, ideata per bambini dai 6 ai 10 anni. I genitori che li accompagneranno potranno
assistere all'opera Il viaggio a Reims, mentre i loro figli svolgeranno l'attività. Figli e genitori si riuniranno
al termine del primo atto e alla fine dell'opera per ascoltare assieme i due momenti musicali finali dello
spettacolo.
Per informazioni ed iscrizioni (l'attività è a numero chiuso): 329.2094683 e 328.9054800.
ROF サイトの「ランスへの小旅行」情報はこちら
http://www.rossinioperafestival.it/?IDC=470&ID=535
「ランスへの小旅行」の資料はこちら(pdf 版)
http://www.rossinioperafestival.it/intra/upload/news/file/VIAGGETTO_2013.pdf
追伸:
次号、ガゼッタ第 36 号は 8 月 15 日にペーザロから配信予定ですが、場合によっては数日後の配信になるかも
しれません。その旨ご了承ください。
(2013 年 8 月 5 日 水谷彰良)
***HP
***HP 管理人より***
ROF の開催期間中、ツイッターも活発化するかもしれませんよ。
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