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特別支援学校 中学部1~3年・国語
特別支援学校 中学部1~3年・国語 No.17 2 単元の目標 3 4 5 評価規準 教材 表現を工夫して発表しよう 表現の特徴について、自分の考えをもつ。 友達の朗読を聞いて、良かった点を評価する。 【国語への関心・意欲・態度】 工藤直子さんの詩の中から、自分が発表したい作品を選んでいる。 【読む能力】 詩の表現の特徴について、自分の考えをもっている。 (「 C 「 読 む こ と 」 エ ) 【言語に関する知識・理解・技能】 音声の働きや仕組みについて関心をもち、理解を深めている。 〔( 1)イ( ア )〕 工藤直子さんの詩 ② 読書環境の充実 ・学校図書館の整備・昼の放送における教師の朗読 等 ・プロの落語家の話を聞き、人を引き付ける話し方の工夫を 落語を聞く会 ☆読書を身近なものに ・昼の休憩時間の校内放送 (教 職 員 、保 護 者 、地 域 の サ ポ ー ター等 、児童・生 徒に とって 身 近な人の朗読や本の紹介) ・音声 データ 、点 字デ ータの 貸出 音声機器の貸出等 ☆読書への興味を高めるために ために ・学校図書館や図書コーナーの 充実 ・図書委員による図書便り (季 節 に 合 っ た 本 、 自 分 が 好 きな本等を紹介) ・書評合戦 ②③ 落語家、詩人、アナウンサー等、プロの表現方法を学ばせる。 ・生徒が親しみをもって話を聞けるように、話のプロに依頼する。 ・その際、対象は、視覚障害の児童・生徒であることを伝える。 話す・聞く能力、読む能力を高めるための環境づくり ① 具体的な取組 ① 読書環境の充実 ・読みたいと思える環境 単元名 6 ・いつでも読める環境 1 東京都立八王子盲学校 学ぶ。 ③ 詩人による講演 ・詩人 工藤直子氏から、詩の朗読方法を学ぶ。 ④ 詩の朗読発表会 ・ 他 の 人 の 朗 読 を 聞 き 、 表 現 の 工 夫 を 学 ぶ 。( 本 時 ) (例:落語を聞く会) 第 1回 内 容 ・落 語 を 話 す と き に 気 を つ け て い る こと ・小咄及び落語「浮世床」 場 所 体 育 館 ( 本 格 的 な 印 象 を 与 え る 。) 講師 プロ(=あこがれ) 楽しそう! おもしろそう。 第 2回 内容 ・落語「鶴」 ・創作落語 場所 講師 音 楽 室( 近 い 距 離 で 身 近 に 感 じ さ せ る ) 近隣大学生(=親しみやすい) 「声の出し方でこんなに印 象 が 変 わ る ん だ 。」 「声の大き さや速さも大事だな」 「僕もできそう!」 「こういう工夫をす ればいいんだ!」 ④詩の朗読発表会~自分で選んだ詩を朗読する。 友達の朗読を聞いて、表現の工夫を学 びます。その際、チェックシートを使 い、友達の発表を評価します。 取組により、期待できる成果 昼の放送の中で、 大好きな先生が読んで 落語、おもしろかったな。 くれた本が気になる 私にも落語ができるかな。 な。自分も読んでみよ うかな。 先輩たちの弁論大会、 詩人の工藤直子さんが学校に来 上手だったなあ。 る ん だ よ 。工 藤 さ ん は ど ん な ふ う どうすれば、あんなふ に、詩を読んでくれるのかなあ。 うに語れるんだろう。 指導上の留意点 ・チェックシートを用いて、評価のポイントをはっきり示す。 ・教 員 は 聞 き 役 に 徹 す る 。介 助 が 必 要 な 生 徒 に 対 し て は 、マ ン ツ ー マ ン 体 制 で 取 り 組 み 、 生徒の表現をきめ細かくサポートする。 ・ チ ェ ッ ク シ ー ト は 、 3 種 類 を 用 意 す る 。( ① ○ を 記 入 す る も の ② シ ー ル を 貼 る も の ③点字の点を消すもの)生徒が評価の内容に集中できるようにする。 ・友達の評価を聞いて、自分の朗読を振り返らせる。 よりよい朗読にするために チェックシート 工夫されていたと思う項目の番号に、 ○を付けてください。 1声の大きさ 2リズム 3表現の工夫 4読む速度 5その他の表現 34 「声にも表情があるんだね!」 「声の抑揚を変化させたら、友達が笑っ て く れ た よ 。」 「口をしっかり開けて、早口にならない よ う に 読 む と 詩 の 雰 囲 気 が 伝 わ る な 。」 「読む詩によって声の調子を変えるとい いな。声を高めにしたら明るい雰囲気 の 詩 に な る ね 。」 35