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見せるWebサイトから伝えるWebサイトへ

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見せるWebサイトから伝えるWebサイトへ
見せるWebサイトから伝えるWebサイトへ
ブレイニーワークスがWebブラウザによる画面共有システムを金融機関へ独占提供開始
ジー社の暗号技術を採用している。更にクライアント層は
本紙 23号(2007 Winter No23)の「読
デスクトップやローカルファイルまたブラウザのお気に入り
者の予想する2010年金融ITの世界」アン
などの情報は相手から見られないしくみだ。3点目の“便
ケートによると、今後重要性が増すデリバリ
利”
とは、共有する機能が充実しているという点である。
ーチャネルとして、インターネットが第一位と
画面共有する際には、相互のポインターがそれぞれ表示
なった。インターネットの普及に関しては、す
され、補助としてお絵かきツールもある。Web上にない情
でに記すまでもなく企業の顔として市民権
報(画像、文書)
も画像イメージとしてブラウザ上に表示
を得ている。しかしながら、その活用状況
できる。更に、Web上での煩わしい入力を代行する機
は見せる側の一方通行であり、そのサービ
能もある。申し込みや審査事項の入力など顧客側の手
ス内容も画一化している、というのが実情で
間を省き、Web上での途中離脱率を大幅に下げる効果
ある。
が期待できる。
同製品を導入することによりどのような活用シーンが
これら一方通行や画一性を打破するた
考えられるであろうか?代表的な例としてWebサイトや
めの 有 効なツールとして、今般ブレイニーワークスは
WebアプリケーションにおけるB to Cサポートのシーン
SpoConciergeを金融業界向けに提供を開始した。この
である。Webサイト内容などの操作説明や更なる誘引
商品は、Web上での双方向のコミュニケーションを実現
の施策手段として、きめ細かいコンサルティングサービス
するための「Web」
コラボレーションツールである。既存
をWeb上で実現することにより、Web上だけで顧客対
のWebサイトを用いて、お客様と企業側が画面を共有す
応サービスを完結することが可能となる。これは、Web
ることにより実際の店舗での対面販売の状況と同等なシ
空間を活用し仮想な店舗を構えることにより、今までの
ーンを提供する。商品コンセプトは“見せるWebから伝
ロケーション面やリソース面での課題を解消できる効果
えるWebへ”であり、その特長は軽快・安全・便利の3点
も考えられる。既存の場所にとらわれることなく、各営
に要約できる。
業店あるいは自宅などに相談員を配置するといった在
“軽快”
とは、本商品の最大の特長である共有の形態
宅勤務まで意識した柔軟な雇用形態も可能となる。そ
がWebブラウザ環境という点である。現状のコラボレー
の結果として、幅広い有能な人材確保も容易となり、企
ションツールとしては、TV会議システムやアプリケーショ
業としてのTCO(Total Cost of Ownership)
の削減や
ンやサーバー共有などが主流である。しかし共有環境
顧客満足度向上に大いに貢献できる。
を実現する上で通信やサーバーの負荷また顧客側での
図1:SpoConciergeシステムの概要
設定・導入などがネックとなっている。一方SpoConcierge
はブラウザのみの共有のため、顧客側の導入作業もプ
ラグインを入れるのみと至って簡単であり、環境も導入も
軽快に対応できる。
次に、
“安全”
とはセキュリティ面のことである。図1の通
り同製品は、三層に整理され高度なセキュリティ環境を
実装している。サーバー層では、SSLによる暗号化され
たセキュアな通信環境で守られ、通信層ではC4テクノロ
FIT No.24 2007 Spring
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