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危機管理体制の充実強化(災害対応)
平成 18 年度 施策評価シート 【自己評価】 (運営方針) 1 基本情報 施 策 名 危機管理体制の充実強化 【災害対応に関すること】 区局事業本部名 安全管理局 担 部課名 当 警防部警防課・計画課 課長名 岩月文雄・武下哲郎 電話 334-6701・6751 ①本市では生物・化学剤災害(以下「BC災害」という。)に対応するため、米国同時テロ以降、各種の資機 材を整備するとともに、当該資機材を活用した訓練等を通して特殊災害に対する消防体制の充実を図って きている。 年度当初 ②動員体制を見直し、所属直近動員体制を新たに導入することで、大規模地震発生初動期における活動 の状況 体制の強化・充実を図ることとした。 ③区役所の防災機能を強化するため、消防署が、休日・夜間に区役所に代わって実施する事項について 調整することとした。 ①横浜市緊急事態等対処計画、国民保護法の制定、これに基づく本市の各種施策の推進等を踏まえ、よ 年度末の り迅速的確な消防活動が実施できるよう最新鋭の生物・化学剤対応資機材を増強整備し、国際コンベン ション都市としてふさわしい消防体制の更なる充実強化が図られている。 あるべき姿 ②所属直近動員体制の実効性を向上することで、初動活動体制が強化されている。 (目標) ③消防署と区役所において、緊急時の対応等について必要な調整が行われ、両者の連携が強化されてい る。 ①化学防護服(30着)及び携帯型生物剤検知装置(2基)の増強整備(3月) 年度当初に ②全署所(98署所)を対象に動員訓練を実施し、所属直近動員者の参集方法及び署所到着後の業務確 設定した 認(1月) 具体的取組 ③全消防署が区役所とが、休日・夜間における防災初動措置の連携を強化するために必要な調整を実施 内容と時期 (随時) 2 目標の達成状況 年度末の 達成状況 ①化学防護服(30着)及び携帯型生物剤検知装置(2基)を2月に増強整備した。 ②全消防署所において動員訓練を実施。(98署所延べ426人) ③消防署と区役所は、休日・夜間において区の防災機能が強化できるよう必要な調整を行った。(18区) 3 項目別評価 4:十分できている 3:できている 2:あまりできていない 1:できていない 評価項目 着眼点評価、理由・説明等 適 応 性 ①市民ニーズや社会経済情勢の変化に柔軟に対応しているか。 □4■3□2□1 ①「地下鉄サリン事件」や「米国同時テロ」以降のBC災害に対する社会不安や国民保護法の制定等の社 会情勢を踏まえた対応となっている。 ②平成16年度に策定された本市地震被害想定を踏まえた対応となっている。 ③区役所の夜間、休日における初動機能強化が課題であり、当直体制にある消防署が一時的に、区の防 災業務を代行する対応となっている。 ②目標水準を適切に設定しているか。 ①具体的な指標(整備数)が適切に示されている。 ②所属直近動員体制の実効性を確保するための具体的な訓練計画を示している。 ③連携強化のための具体的な調整内容が示されている。 目標達成度 ③施策の目標水準どおりに進めることができているか。 □4■3□2□1 ①年度当初の目標はすべて達成している。 ②所属直近動員訓練を全署所対象に実施し、目標は達成している。 ③消防署は区役所と緊急時の連絡方法、初動措置等について確認し、連携強化が図れている。 ④施策の目的を実現するためにふさわしい事業構成となっているか。重点化を行っているか。 有 効 性 □4■3□2□1 □4■3□2□1 ①BC災害に的確に対処できるよう、「生物・化学剤対応資機材整備事業」を平成18年度の重点事業の一 つに位置付けている。 ②③「職員の所属動員体制」及び「各消防署と区役所との連携強化」については、市防災計画局細部計画 に規定している。 ⑤施策を構成する事業が円滑に進むように調整をしているか。 □4■3□2□1 ①事業が計画的に進むよう関係局(行政運営調整局)と積極的に調整した結果、当初の予定どおり事業が 円滑に進んだ。 ②③市防災計画局細部計画の修正に当たり、関係課、各消防署と調整している。 4 総合評価 ランク (A~E) B ①『日本初の最新鋭の「携帯型生物剤検知装置」の導入』や『消防隊への化学防護服の整備』など ハード面での整備は進んでいるが、今後は、これらの資機材を有効に活用できるように各隊が連携 した訓練を定期的に行うなど、ソフト面での充実が求められている。 ②③職員の動員体制を強化する仕組みとして、所属直近体制を導入したが、実効性を高めるため、 訓練を継続して実施する必要がある。また、今後、消防署長、副署長が区役所安全管理担当兼務と なることで、消防署に求められる役割に対応できるように市防災計画局細部計画を修正する必要が ある。