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第一章
原相論
統一思想研究院
原相論とは?
① 神の属性を扱う理論 (神観)
② 宇宙の本体を扱う理論 (本体論)
原相の内容と構造
内容
原相
(属性)
構造
(属性の相互関係)
神相
(かたち)
性相と形状
陽性と陰性
個別相
神性
(性質)
心情(愛)
ロゴス(言)
創造性
四位基台
正分合作用
Ⅰ 原相の内容
神相と神性
○ 神相とは、神のもっている形の側面である。
創1:27 「神は自分のかたちに人を創造された」。
○ 神性とは、神のもっている性質、性稟、能力などの機
能的な側面をいう。
(一) 神相
(1) 性相と形状
神の性相と形状は本性相、本形状ともいう。神の性
相は被造物の無形的、機能的な側面の根本原因
であり、神の形状は被造物の有形的、質料的な側
面の根本原因である。
神は本性相と本形状の中和的主体である
性相
○ 神の心に相当
○ すべての被造物の無形的、機能的要素
の根本原因
人間の心
動物の本能
植物の生命
鉱物の物理化学的作用性
性相の内部
内的性相
(内性)
性相
内的形状
(内形)
神の心の中(内的形状)に描かれた天地創造のビジョン
内的形状に関して
眉毛をみてください。額の汗が目の中に流れ込
まないように、また、目が美しくなるように、と
いったことを目が自分で知っていて眉毛を持っ
ていって付けたのでしょうか。……誰かが考え
尽くしていたのです。博物学的知識背景を持っ
た宇宙的な心(意識)があって、あらかじめすべ
てのことを計画していたのです。
博物学的知識 → 内的形状
宇宙的な心
→ 神の性相
文鮮明 『ファミリー』 1982年6月号
神の数理性
「神は数理性をもっておられる」(『原理講論』)
「神は高度の数学者であり、宇宙を構成する時、
極めて高級な数学を使用した」(物理学者ディ
ラック)
「万物の根本は数である」(ピタゴラス)
「自然の書物は数学の言葉で書かれている」
(ガリレオ)
数の原理的意義
3数 = 天の数、三段階
4数 = 地の数、四方
7数 = 完成数
8数 = 再出発、円、球、世界
12数
24数
被造世界の構成数
3数(天の数):三段階、三要素
○ 固体、液体、気体
○ クォーク3個 → バリオン
○ コドン3個 → アミノ酸
○ 三原色 → 7色 → 12色
○ 三和音 → 7音 → 12音
人間は代表的構成体
私たちは1つの手に12の関節を持っています
(親指を除く)。それは四季と12ヶ月を表してい
ます。3、4、12数を持っているのです。両手で
24となります。神が創造した自然博物館の傑
作標本代表構成体が人間なのです。
文鮮明 『ファミリー』 1982年6月号
球形の世界を表す8数
球形を中心として、すべての相対の核心は愛を通さな
くては存在できません。すべての結合体は真の愛の核
を中心として展開されるのです。そこで、球形は何かと
いうと8数なのです。1、2、3、4、5、6、7数が完成数
であり、その中で7数は中心数なのです。そして8数が
再出発数なのです。
文鮮明 『ファミリー』 1991年11月号
歯は何個ありますか? なぜ32個なのでしょうか。そ
れは、4掛ける8で32だからです。4は四位基台を意
味し、8はこの世の中を意味し、さらに8は再出発を意
味しています。
文鮮明 『二世への道』
8は自然の特別な数
19世紀中頃、メンデレーエフは元素の周
期表を発明した。これは、元素を重さの順
に並べていくと化学的性質の似たものが8
つの元素を一組として周期的に現れると
いうものであった。何故か自然は8という
数に特別な意味をもたせているようである。
本間三郎(物理学)『素粒子の世界』
電子殻と電子数
八数の例
八百万(やおよろず)の神々
八紘一宇(はっこういちう)(世界一家族の理想)
大八島(日本列島)
八尋殿(やひろどの)(イザナギ、イザナミの建てた御殿)
法隆寺夢殿の八角形
八道河山(韓国の国土)
真福八端(山上の垂訓、幸福のための八つの教え)
八正道(仏教の徳目)
八条目(儒教の徳目)
八定式
縦横の八段階の摂理
八大都市の全国勝共大会(1983年、韓国)
数学はアインシュタインを待っていた
数学者はリーマン幾何学の研究を続けたが、
その理由はそれが非常に美しかったからであ
り、物理学への応用という考えはまったくな
かった。・・・・・・数学はアインシュタインが利用
するのを待っていた。といっても、ガウスやリー
マンやその他の19世紀の微分幾何学者が、
彼らの仕事が重力の物理的理論に応用される
とはまったく考えていなかったと、私は信じてい
る。
S.ワインバーグ 『究極理論への夢』
pp.172-73
神の贈り物であった非ユークリッド幾
何学
19世紀にリーマンが行った純粋数学の一分野
としての非ユークリッド幾何学の展開と、テンソ
ルと呼ばれる数学的対象の研究は、20世紀物
理学の発展にとっては神の贈り物であった。
・・・・・・この異様な数学的装置はアインシュタイ
ンが一般相対性理論を定式化するときに、まさ
に必要とされていたものであった。
J.D.バロー 『万物理論』 pp.250-51
数学者から物理学者へ
ガウス(1777~1855)
リーマン(1826~66)
アインシュタイン
非ユークリッド幾何学
一般相対性理論
1915-16
ガロア(1811~32)
リー(1842~99)
ゲルマン
ネーマン
群論
クォーク理論
1963年
形状
○ 神の体に相当
○ すべての被造物の有形なる質料的要素の根本原因
素材(質料)的要素
被造物の無限な形態を取りうる可能性(無限応形性)
高次
人間の体
動物の体
植物の細胞・組織
低次
鉱物の原子・分子
前エネルギー
量子物理学は物質の根本がエネルギーであ
ると断言しておりますが、では、エネルギーが
どこからくるのか、エネルギーの前段階、な
いし前状態は何なのか、またエネルギーはな
ぜ、どのようにして、前状態から現在の状態
に転換するのか、ということを私たちは知りま
せん。
文鮮明 「第8回ICUSでの講演」
力の強き神
目を高くあげて、
だれが、これらのものを創造したかを見よ。
主は数をしらべて万軍をひきいだし、
おのおのをその名で呼ばれる。
その勢いの大いなるにより、
またその力の強きがゆえに、
一つも欠けることはない。
イザヤ 40:26
形状と力
(神)
(被造世界)
根源物質を求めて
混沌から始まった宇宙
混沌から始まった天地創造:神の言が作用した
「はじめに神は天と地とを創造された。地は
形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、
神の霊が水のおもてをおおっていた」
1.第1日:「光あれ」
2.第2日:「上の水と下の水」
3.第3日:「海と陸、植物」
4.第4日:「日と月と星」
5.第5日:「魚と鳥」
6.第6日:「動物、人間」
光
水
土
空気
が澄みわたる
プラトンの形相と質料:混沌にイデアが作用した
神は火(光)と水と土と空気のある地
球を創造された
神様は環境を創造されました。太陽をつくり、
空気や水や土をつくられました。これらは、人
間や生物たちが存続するために必要な要素で
す。そのような環境をつくっておかれたのです。
太陽は目のために、空気は鼻のために、水は
口のために、土は体のためにつくられたので
す。
文鮮明 『ファミリー』 1991年11月号
(2) 陽性と陰性
陽性、陰性は性相および形状の属性である
「神は陽性と陰性の二性性相の中和的主体である」
(『原理講論』 p.46)
「神の本陽性と本陰性は、各々本性相と本形状の属性
である」(同上、 p.46)
陽性実体と陰性実体
○ 陽性実体=陽性を帯びた「性相と形状の統
一体」(例、男子)
○ 陰性実体=陰性を帯びた「性相と形状の統
一体」(例、女子)
被造世界におけるペアシステム
神は男性と女性が合わさった存在
旧約聖書の創世記1章27節を見れば、「神
は自分のかたちに人を創造された。すなわ
ち、神のかたちに創造し、男と女とに創造さ
れた。」というみ言があります。この節を帰
納的に推理してみれば、神様は、一人の男
性と一人の女性を合わせたかたであるとい
う結論が出ます。
文鮮明 「神様のモデル的理想家庭と国家
と平和王国」 (平和メッセージ2)
男性と女性が一緒になった神のイメージ
主は、「われわれはわれわれのイメージの中で、われわ
れに似せた人間をつくろう」と言い、次に男と女を創造し
た創造主のままである。・・・・・・人間の男性だけが神の
イメージであるのではなく、男性的なものと女性的なもの
が一緒になったものだけがそうなのである。そしてイメー
ジの中のこの二重性は、オリジナルの二重性と幾分か
は合致するものでなければならない。そしてこの事実が
われわれに、神の性格に女性的なものがたんに欠如し
ているのではなく、排除されていることについて語ること
を要求する。
ジャック・マイルズ 『GOD』 351頁。
人間のカップルの中に見る神の姿
創造のはじめで、神は複数形で自分自身に
ついて語り、そして人間の男子ではなく、人
間のカップルの中に自分自身の姿を見た。
だがそれ以後、神の男性的なものの中にお
ける女性的なものは抑制され、創造主の中
の破壊者よりももっと徹底的に抑制されて
いる。
ジャック・マイルズ 『GOD』 531頁。
原相における性相・形状と陽性・陰性
東洋思想における陽陰の概念
陰陽説と五行説
四象
八卦(陰陽説)
8数
陰陽
五行(陰陽五行説)
5数
すべてのものが一つになった五数
個人時代、家庭時代、氏族時代、民族時代、
国家時代です。この五段階を超えることによっ
て、左手が五を中心として、天をすべて破壊し
たので、今度は天の主導基準に、一、二、三、
四、五を合わせなければなりません。一は何か
といえば、神様であり、二はアダム、三はエバ、
四は家庭、五はすべてのものが一つになった
ことを意味します。
文鮮明 『ファミリー』 2004.11 p.6
西洋の本体論と東洋の本体論の統一
(3) 個別相
個別相とは何か
万物と人間の個別的な特性の原因の所在は、神の本
性相の内部の内的形状にある。そのような個別的な特
性の原因を「個別相」というが、それは内的形状の中の
観念に由来する。そして神の属性の中にある個別相が
被造物の個体または種類ごとに現れたものを被造物の
個別相という。人間においては個人ごとに特性が異なる
ために、人間の個別相を「個人別個別相」といい、万物
においては種類によって特性が異なるために、万物の
個別相を「種類別個別相」という。
個性の尊貴性の根拠
個性の尊貴性、神来性、絶対性
ダビデの歌
主よ、あなたはわたしを探り、
わたしを知りつくされました。
・・・・・・
あなたはわが内臓をつくり、
わが母の胎内でわたしを組み立てられました。
・・・・・・
わたしが隠れた所で造られ、
地の深い所でつづり合わされたとき、
わたしの骨はあなたに隠れることがなかった。
あなたの目は、
まだできあがらないわたしのからだを見られた。
わたしのためにつくられた、わがよわいの日の
まだ一日もなかったとき、
その日はことごとくあなたの書にしるされた。
詩篇 139:1~16
肉身の父母は通過の父母
皆さんはお父さんとお母さんから生まれまし
た。その次にもっと根本的なことは、お父さ
んとお母さんのおなかの中を借りて、神から
生まれたという事実です。・・・・・・肉身の父
母は、通過の父母です。
文鮮明 『祝福と理想家庭Ⅳ』 p.409
神は喜びのために創造された
神様が被造世界を創造されたのは、究極的
には喜びを享受しようとされたところにありま
す。しかし、絶対者であられる神様も、1人で
は喜びを感じることはできないので、愛を授
け受けできる対象が必要だったのです。喜び
は学んで得られるものではなく、相対を通し
て感じるものだからです。
文鮮明 「神様のモデル的理想家庭と国家と
平和王国」 (平和メッセージ2)
神も独りでは幸福になれない
神様がいかに絶対者だとしても、独りでは幸
福になることができません。「うれしい」という
言葉や「幸福だ」という言葉は、独りでは成立
しないのです。必ず相対的関係を備えた所に
成立するのです。一生を声楽家として生きて
きた人が、もし無人島に捨てられたとして、独
りで喉が張り裂けるほど歌を歌ったとしても、
幸福でしょうか。
文鮮明 「神様の理想家庭と平和理想世界
王国Ⅰ」 (平和メッセージ1)
神の創造理想
神様は、人間と万物が神様の愛を中心に一つ
になり、和気あいあいとした愛の世界を創るの
を見て、喜びを感じるために、この世界を創造
されたのです。人間が神様の愛を中心として
真の夫婦の因縁を結び、真の愛の家庭と氏
族、民族、国家、そして世界を創るのを見て、
喜びを感じるために、この被造世界を創造さ
れたのが神様であるというのです。
文鮮明 「神様のモデル的理想家庭と国家と
平和王国」 (平和メッセージ2)
心情は性相の核心
愛は心情の流れ
愛の中心は神様なのです。宇宙生成以前からい
らっしゃる、唯一的であり、永遠的であり、不変的
な存在なのです。ところで、愛は心情の流れです。
内的な心情が外的に流れるものが愛です。ゆえ
に神様の本質は心情です。このような神様が、ま
さに存在論的に扱った宇宙生成の根本原因であ
る統一的存在だったのです。この根本原因から
の宇宙の生成が、正に神様の宇宙創造だったと
いうことは言うまでもありません。
文鮮明 『宇宙の根本』 p.55
心情は目的を指向する
それでは、神様は、どうして宇宙と人間を創造するこ
とができたのでしょうか。それは、神様が心情をもっ
ていらっしゃるからです。心情があるところにおいて
のみ生命が現れることができ、生命があるところに
発展運動(創造)が展開するためです。ところが、そ
の創造には必ず目的があるのですが、その理由は、
本来心情というものは目的を指向するものだからで
す。ですから、創造目的は、心情を充足させる喜び
であるといわざるを得ません。そして、この喜びは、
被造物、特に人間が神様に似た時に訪れるのです。
文鮮明 『宇宙の根本』 p.55
心情を中心とした創造
心情
目的(テーマ)
性相
形状
被造物
愛したい
四位基台
(アダムとエバ)
ロゴス(言)
前エネルギー
人間
万物
心情を中心として創造目的が立てられ、創造目
的を中心として、性相内でロゴス(構想)が形成さ
れ、性相(ロゴス)と形状(前エネルギー)の授受
作用によって被造世界が創造された。
芸術家の創作(ロダンの「考える人」)
モチーフ
目的(テーマ)
人生とは
人生の目的
(考える人)
構想
媒材
ブロンズ
作品
(2) ロゴス
ロゴスとは
神の言
神の思考
神の構想、計画、設計図
天地創造のシナリオ
神の心(性相)の中で
天地創造のシナリオが描かれた。
それをロゴス(言)という。
性相の内部
理性:自由な思考
悟性:理解
感性:感覚的な思考
内的性相
(内性)
知
情
意
内的形状
(内形)
観念:個々のイメージ
概念:普遍的なイメージ
法則:自然法則、規範
数理
性相
ロゴスによる宇宙の創造
「初めに言があった。言は神と共にあった。……すべ
てのものは、これによってできた」(ヨハネ1:1~3)
ビッグバン宇宙論
「われわれはゆらぎなのかもしれない」
(J.D.バロー)
言(ロゴス)が受肉したイエス・キリスト
初めに言があった。言は神と共にあった。
・・・・・・この言に命があった。そしてこの命
は人の光であった。・・・・・・そして言は肉
体となり(後のアダム、イエス・キリスト)、
私たちのうちに宿った。私たちはその栄光
を見た。
ヨハネ1・1~14
ロゴスによる創造
内的性相
の注入
形状
の注入
前ロゴス
ロゴス
アダム
静止画像
静的な設計図
動画
生きた構想
受肉
始めに言があった
言に命があった
言葉は肉体となった
(3) 創造性
創造性は「神の創造の能力」をいう。
① 性相内において、内的性相と内的形状を
授受作用せしめてロゴスを形成する能力
② 性相(ロゴス)と形状を授受作用せしめ
て被造物を造る能力
宇宙の創造主
家はすべて、だれかによって造られるものであ
るが、すべてのものを造られたかたは、神であ
る。
ヘブル 3:4
地球を人のすみかに造られた主
天を創造された主、すなわち神であって
また地をも造り成し、これを堅くし、
いたずらにこれを創造されず、
これを人のすみかに造られた主はこう言われる、
「わたしは主である、わたしのほかに神はな
い。・・・・・・」
イザヤ書 45:18
地球の創造
① 光 ・・・ 適度な光
② 水 ・・・ 豊富な水
③ 土 ・・・ 肥沃な土壌
④ 空気 ・・・ O2 21%、CO2 0.03%、N2 78%
⑤ 月 ・・・ 地球のパートナー
⑥ 木星、土星 ・・・ 地球を守る楯
宇宙飛行士ジーン・サーナンの言葉
《宇宙から見るとき、そのあまりの美しさにうたれる。
こんな美しいものが、偶然の産物として生まれるはず
がない。ある日ある時、偶然ぶつかった素粒子と素
粒子が統合して、偶然こういうものができたなどという
ことは、絶対に信じられない。地球はそれほど美しい。
何らの目的なしに、何らの意志なしに、偶然のみに
よってこれほど美しいものが形成されるということは
ありえない。そんなことは論理的にありえないというこ
とが、宇宙から地球を見たときに確信となる》(立花隆
『宇宙からの帰還』)
松井孝典 『地球・宇宙そして人間』 p.137
Ⅱ 原相の構造
原相の構造を扱う理由
原相構造=神の属性の相互関係
神は時空を超越した存在なのに、なぜ「構造」を扱うか?
① 神を理解するための分析的方法
② 無形なる心に対して、有形的な表現が可能である。
心・・・・・・固い、広い、冷たい
(一)授受作用と四位基台
原相における性相と形状の授受作用
原相における四位基台
原相における二段の授受作用
原相の二段構造
原相における内的四位基台と外的四位基台
からなる構造を「原相の二段構造」という。
[内的自同的四位基台]
[外的自同的四位基台]
静的な神様
かすかな喜びで寝起きをされながら、いつでも、それを
中心として挙動し、生活するというのが、創造される前
の神様の姿なのです。・・・・・・“夜には、そのようにして、
昼には、こうして”と、自分で考えて、良い考えを中心と
して授け受けすることができる心の中で、話をしながら
暮らしていた時代が、創造前の神様です。“静的な性”
を合わせて暮らす時代なので、“静性安着”です。
・・・・・・神様が、二性性相の中和的存在としていらっしゃ
るときに、衝動は感じませんが、水平的愛を感じるので
す。 “静性安着一和統一世界”です。
文鮮明 『ファミリー』 2004年1月号
創造の二段構造
動的な神様
なぜ、神様は創造なさったのでしょうか? 刺
激的で、衝動的な愛を感じるためです。・・・・・・
それで、ここで“静的”な神様から、“動的”な世
界に移らなければなりません。・・・・・・心と体が
一つにならなければならず、一心、一体となり、
一心、一体、一念です。考えも一つになった所
において、核にならなければなりません。核で
す。一心、一体、一念、一核です。それは、核
だけ動けば、すべてが移動していくのです。そ
れが愛です。
その愛が何かというと、動的です。“動性安着
一和統一世界”です。そのような構想によって、
“静性”、“動性”の存在が核となり、神様の高
次的な絶対信仰の基準、高い欲望の基準を満
たすのです。その欲望の基準を満たすのは、
独りではできません。・・・・・・あるものを投入し
て、どこまで上がって行くのかというと、あの高
い愛の理想まで上がって行くのです。そこまで
補充してあげて、水平になるときには、一つに
なってしまうのです。
文鮮明 『ファミリー』 2004年1月号
神様の創造目的は真の父母
「人類平和」それ自体が神様の創造目的だと
は言えません。神様の創造目的は、真なる対
象を探し出し、喜びの世界を実現することです。
神様と愛の授受作用ができる、真なる対象が
必要なのです。・・・・・・神様が宇宙を創造され
た目的は、真の愛を授受作用できる真の対象、
真の父母様を立て、喜びの世界を実現するこ
とです。
文亨進世界会長のメッセージ
中和新聞 2011.1.25
創造の二段構造に関して
キリスト教の信徒たちは、神様を全能なる方
であると信じていますが、では、「やあ、白頭
山よ、出てきなさい」と言った時、「はい」と
言って白頭山が出てくるでしょうか?……構
想力が前進するにしたがって、力の配列を通
じて、その構想力に一致する消耗的な力が投
入されるところから、相対的被造世界が形成
されるのです。
文鮮明 『善悪の分岐点で』
神様は魔法で創造されたのでなく、科
学的に創造された
今日のクリスチャンたちが信じているように、み言で魔
法の杖のように、最近のアメリカの子供が見る童話や
映画でやるように、呪文を唱えて「出ろ」と言えばパッと
出るようなそんな愛の対象を神様は願いません。
無限の秩序と法則に従って、前進的な原則を継承し、
小さなものから大きなものへと発展させてきたのだと
いうことを私たちは知らなければいけないのです。
文鮮明 『二世への道』 p.32、p.47
神様は最高の科学者
神様はこのように科学的方法で創造されました。
実際、神様は最高の科学者です。水にしてもそ
うです。水が凍り始めるとその体積が増します。
固い殻に守られている松の種もそうです。殻も
ある程度の水分を含んでいますが、それが冷た
くなり凍り始めます。それを数回繰り返してつい
には割れてしまうまで、それは体積を増します。
文鮮明 『御旨と海』 p.39
(四)正分合作用
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