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AAO 通信 - 一般社団法人エゾシカ協会
AAO 通信 「安心」「安全」「美味しくてヘルシーなエゾシカ肉」 第3号 AAOエゾシカ料理推進協議会では、エゾシカ料理 だけを集めたおそらく 世界初 の北海道エゾシカ 料理グランプリをはじめ、エゾシカ料理エイエイ オ ー パ ー テ ィ ー、AAO マ イ ス タ ー の 認 定 な ど、 2013 年もさまざまなことにチャレンジしてきまし た。AAO 通信第3号では、新! AAO マイスターの ご紹介と、2013 年の活動の一部をご報告します。 新たに3名の AAO マイスターを認定 安心・安全な「ザ・プレミアム鹿肉(エゾシカ認証肉)」や、それを使った料理を北海道の 食文化として定着させるため、AAOエゾシカ料理推進協議会では昨年、 「AAOマイスター 認定制度」を独自に立ち上げました。昨年は5名を認定、今年は3名を認定致します。 清水則之さん (札幌市) 塚田宏幸さん (札幌市) 北出昌弘さん (釧路市) ホテルクラビーサッポロ総料理長、 BARCOM sapporo(バルコ札幌)シェ 釧路市の人気ラーメン店・麺や北町 リストランテ イル・モメント料理 フ。アイヌ料理「オハウ」をエゾシ 店主。店舗ではエゾシカミンチの 長。エゾシカ肉は 20 年前のホテル カ肉で再現するなど、店舗でも積極 担々麺や、トマト煮込みを載せるパ 開業時より使用。現在も朝食から 的に使用。エゾシカ協会の美味シカ スタ風ラーメンなどを提供。イベン ディナーまで積極的にエゾシカ肉を コラム連載や、過去にはエゾシカエ ト「ら・フェスタ」においてもエゾ 使い、特に道外からの宿泊客に向け コツアー実施、東京のシェフ向けに シカラーメンを創作するなど、市民 てその価値を提案。店内で行う料理 エゾシカ肉のデモンストレーション にとってなじみ深いラーメンを通し 講習会でもテーマとして取り扱う。 を行うなど普及に尽力する。 てエゾシカ肉の消費拡大に努める。 <AAOマイスター認定条件> ① エゾシカ料理を日常的に店舗等で提供する料理人(及び料理関係者)を対象とする ② 認証処理施設でエゾシカ衛生処理マニュアルに従って適切に処理された「ザ・プレミアム鹿肉(エゾシカ認証肉)を原則使用すること ③ 料理人(及び料理関係者)が勤務・経営する店舗が「シカの日」参加店であること(道外については除外) ④ 安全性に十分留意した調理を心がけていること ⑤ 「ザ・プレミアム鹿肉(エゾシカ認証肉) 」料理を提供するだけではなく、メニュー開発、勉強会・講習会の開催、エゾシカ料理普及 イベントへの協力など、 「ザ・プレミアム鹿肉(エゾシカ認証肉)」の普及拡大に力を注いでいること 「北海道エゾシカ料理グランプリ 2013in 南富良野」観戦録 「世界初のエゾシカ料理の NO.1 を決めるイベントが行われ るらしい」そんな噂を耳にし、2013 年 9 月 8 日(日)に南富 良野町へ行ってきました。南富良野町は、5 年前から南富良野 エゾシカ料理推進協議会が中心となり、新・ご当地グルメ「南 富良野エゾカツカレー」や「南富良野ザ・ヘルシーカツ丼」な どの食コンテンツを通じた エゾシカによる町おこし に取り 組んでおり、今回のイベントも、エゾシカ料理の普及促進を目 的として行われました。 第 1 回目となる今年は、エゾシカ肉と 9 つの新・ご当地グル メがコラボ。食べた方の味の 7 段階評価によってエゾシカ料理 の NO.1 が決まります。使用するエゾシカ肉はもちろん、AAO エゾシカ料理推進協議会が認定した「安心」 「安 全」 「美味しくてヘルシー」な『AAO エゾシカ肉』です。 天候にも恵まれ、道の駅「南ふらの」横の特設会場には、「新・ご当地グルメ エゾシカ肉」のコラボメニュー を目的として道内各地からたくさんの人が訪れていました。「別海ジャンボホタテバーガー」とコラボした『別 海エゾシカバーガー』などバラエティに富んだメニューが提供されており、来場者は何食かを食べ比べ、投票用 紙にその評価を記入していました。また、同じ会場では「レストラン黒島」によるエゾシカモモ丸焼きの実演販 売や、隣接する富良野・占冠からのエゾシカ料理の出店、またベニソン・パートナーズによるエゾシカ加工品販 売なども行われており、まさしく会場がエゾシカ一色のイベントでした。 結果的に、 世界初のエゾシカ料理のグランプリには「南富良野ザ・ヘルシーカツ丼」が輝きました。続いて「南 富良野エゾカツカレー」が準グランプリを獲得し、チーム南富良野がエゾシカによる町おこしに取り組む地域の 意地を見せました。第 3 位は今年 6 月に誕生し、新・ご当地グルメグランプリ北海道 2012in 十勝芽室で初登場 第 3 位に輝いた「ちっぷべつ緑のエゾシカナポリタン」。特製のエゾシカ肉入りトマトソースと、トッピングさ れたエゾシカのミートボールが入賞の決め手となったようです。予定の食数には届かなかったことなど、まだま だ課題はありますが、草の根的にこうしてエゾシカ料理ファンを増やしていくことで、南富良野町の「エゾシカ のまち」というブランディングやエゾシカ肉の普及促進に必ずや繋がると思います。ぜひ息の長いイベントとし て定着していってもらいたいです。 (株式会社リクルルート北海道じゃらん 加藤英里) いざ長野へ。全国ジビエサミットに参加しました 2014 年 2 月 18 日(火)に、長野市で行われた全国ジビエサミットに会員 5 名で参加しました。 第 1 部は 25 都道府県のジビエに携わる事業者、行政、研究機関の関係者が集い現状報告。北海道からは曽我 部元親さんが食肉事業への取り組みを中心に報告しました。 全国の多様な報告を聞き、北海道が鹿肉利活用の先進地であ ることを再確認。安心・安全な活用についてのマニュアル提 案など、他地域との連携も期待できました。第 2 部は信州ジ ビエ研究会の玉村豊男会長をコーディネーターにパネルディ スカッション。ゲストの C.W. ニコルさんが「(日本以外で) 獲っ た鹿を捨てる国なんてない !」と熱く語っていたのが印象的で した。各地の事例発表では井田宏之さんがエゾシカの資源化 の現状を紹介。他に高知県、長野県の積極的な取り組みも発 表されました。 サミット後は各地のジビエブースが並ぶ会場へ。大鹿村の鹿肉を使った和洋中の料理も振る舞われました。市 内繁華街ではジビエウィークとして飲食店の食べ歩き企画を実施。我々も旅の打ち上げと称し、小路に並んだお 店をハシゴ。他県の皆さんとジビエ話に花を咲かせました。 (エトブン社 新岡薫) 発行/AAOエゾシカ料理推進協議会(ベニソン・パートナーズ)事務局 TEL 011-611-8861(一般社団法人エゾシカ協会内) 2014 年3月20日発行