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ガス安全小委員会報告書「大口供給の自由化範囲拡大に伴う需要家
ガス安全小委員会報告書「大口供給の自由化範囲拡大に伴う需要家保安のあり方について」に寄せられた御意見と それらに対する考え方 報告書該当箇所 御意見の概要 総論 ・ ガス事業の原点である保安の確保に関して、ガス供給を行 う者の責任を明確に示した内容であり、合理的かつ妥当な取 りまとめである。 御意見に対する考え方 1.検討の背景 2.これまでの自 由化範囲における 需要家保安の状況 について (1)大口供給の 状況 (2)現行の大口 供給にかかる需要 家保安措置 (3)現行の大口 ・ 現在の大口需要家保安状況の中で「事故発生状況を見る限 ・ 現在の自由化範囲内で平成4年から平成16年までに発 需要家の保安管理 り、現行の大口供給制度が需要家保安に影響を与えている状 生した事故はいずれも業務用燃焼機器の改造作業中に発生し 状況 況は見受けられない。」と言い切って良いのか。 たもの又は調整不良が原因となったものであり、大口供給制 度との関連は見られませんでした。 3.今後の自由化 拡大範囲の需要家 について (1)自由化拡大 範囲の需要家数と 業務形態 (2)自由化拡大 範囲の需要家の事 業形態と保安管理 体制 ①需要家における 自己の発生状況 ②保安関係の管理 者等の設置状況 (サンプル調査の 結果) ③需要家に対する ・ 自由化範囲が10万m3までに拡大されると、料理・飲食店 個別訪問調査の結 が多く含まれるが、パートタイマー、アルバイトの比率が多 果 く、保安管理が問題になる。ガス事業者が提供するサービス 内容を当事者で自由に交渉し需要家でもガス事業者でもどち らでも保安措置等が出来ることとなっているが、大いに不安 視している。よって、保安サービスの提供をガス事業者に義 務づけるべきである。 4.自由化範囲の 拡大を踏まえた需 要か保安のあり方 について ・報告書では、今回の自由化範囲にはガス保安に対する認識 に不安がある需要家も含まれること、事業形態の多様化とと もに商業施設等多くの一般公衆が出入りする建物の割合が総 体的に増加すること等を考慮して、工業用建物を除く建物の 需要家に関し、消費機器に関する周知及び調査をガス事業者 に義務づけることが適当であるとされています。 (1)検討に当 たっての留意点 (2)ガス事業者 による拡大範囲の 需要家に対する保 安措置のあり方 (3)その他 ①需要家保安業務 ・ ガス事業に係る高い保安水準を維持するためには、新規参 の外注について 入者も高い責任意識を持つことが必要不可欠であり、安易な 需要家保安業務の委託により、新規参入者の保安責任意識が 低下することはあってはならない。 ・ガス事業に係る保安業務については、ガス供給を行う者に 保安責任があります。新規参入者が保安業務を外注しようと する場合も新規参入者が保安責任を負うこととなり、国が立 入検査等を通じて、その状況を確認することとしています。 ・ 緊急時対応業務など特に現場での迅速な対応が求められる ・ガス事業に係る保安業務については、ガス供給を行う者が 保安業務については、内管や消費機器に関する情報を有して 保安責任があり、需要家保安業務を外注する場合もガス供給 いるガス販売事業者のみが適切な対応が可能であるなど、単 を行う者が保安責任を負います。 に一般ガス事業者が保安業務を受託すれば需要家の保安が確 保されるというものではない。 ・ 需要家保安業務はガスを販売する事業者にとって基本的か つ社会的な責務であることから、需要家保安業務を外注する 場合であっても、ガスを販売する事業者が管理、監督責任を 負った上で作業のみを外注すべきである。 ・ガス事業に係る保安業務については、ガス供給を行う者に 保安責任があります。新規参入者が保安業務を外注しようと する場合も新規参入者が保安責任を負うこととなり、国が立 入検査等を通じて、その状況を確認することとしています。 ・ 一般ガス事業者の供給区域内で他の大口事業者が当該一般 ・報告書において、保安業務の外注に関し基本的には当事者 ガス事業者の導管を使用してガスを託送する場合であって 間の取引に委ねられるものであるとされています。 も、様々なケースが想定されるため、需要家保安業務の外注 は当事者間取引に委ねることが望ましい。 ②ガス事業者から 大口需要家への保 安情報の提供につ いて