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化粧品の動物実験の廃止へ向けた規制に関する勉強会のお知らせ
2013 年3月 11 日、欧州連合(EU)は、化粧品開発における動物実験の実施禁止に加え、新た に原料や最終製品に対して動物実験が行われた化粧品を販売することも禁止しました。この意味す るところは輸入禁止も含めた完全禁止であり、EUは動物実験が行われていない化粧品の世界最大 の市場となりました。 その後、イスラエル及びインドでも同様の禁止が施行され、ニュージーランド、台湾では化粧品の 動物実験実施を禁止する法律、韓国やトルコにおいては代替法がある個所において化粧品の動物実 験を制限する法律が成立しています。また、アメリカ、カナダ等多くの国や地域において、化粧品の 動物実験を規制する法案が提出されており、世界は確実に化粧品の動物実験を終わらせる方向に動 いています。 このことは、動物実験の代わりとなる試験法の開発・普及など、科学技術分野にもプラスの影響を 与え、動物福祉の向上のみならず、人間に対する安全性をより適切かつ確実に評価することにもつ ながっています。 一方、日本においても、動物に苦痛を与えない製品を求める消費者の声の高まりを受け、いくつか の大手化粧品会社が動物実験の廃止を宣言、本年実施の意識調査(裏面参照)でも約7割の消費者が 化粧品の動物実験禁止を支持する状況があるにもかかわらず、法的規制へ向けた取り組みに関する 理解が十分とは言いがたい現状があります。 そこで、法規制をめぐる日本や世界の現状について学び、この問題について共に考えるための勉 強会を開催することといたしました。ご関心をお持ちの皆様のご参加を心よりお待ちいたします。 ○日時 2016 年 11 月 22 日(火) 17:30~19:00 ※当日は、1 階ロビーにて通行証をお渡しします。 ○場所 衆議院第二議員会館 第1会議室(地下1階) 住所:東京都千代田区永田町 2-1-2 最寄り:東京メトロ丸ノ内線・国会議事堂前駅、有楽町線・永田町駅 ○内容 ※詳細は裏面をご覧ください 第一部 日本と世界各国おける化粧品の動物実験規制をめぐる動き 第二部 化粧品の動物実験に関する意識調査結果報告 ※参加費無料・要申込み (E メールもしくは FAX にてお名前・ご所属・連絡先をお知らせください) 事務局:ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI) BCF ジャパン E-mail:[email protected] FAX:03-6735-4386 TEL:070-5569-7689 第一部 日本と世界各国おける化粧品の動物実験規制をめぐる動き 17:30~ ・呼びかけ人挨拶 ・はじめに - 背景と問題提起 ・講演 「化粧品の動物実験禁止をめぐる世界各国の法規制の動き」 ※逐次通訳付き ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル研究・毒性学部門ディレクター トロイ・サイドル 「日本の法規制の現状」(仮) (厚生労働省への依頼を予定しております) 第二部 化粧品の動物実験に関する意識調査結果報告 18:30 ころ~ ・講演 「化粧品の動物実験に対する消費者の意識」 ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル BCF ジャパン 山﨑佐季子 ・質疑応答 ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI) HSI 及びそのパートナー団体は、世界最大級の動物保護団体であり、約 20 年にわたり、科学、アド ボカシー、教育及び実践プログラムを通して、世界中のあらゆる動物の保護に取り組んできました。コ ンパニオン・アニマルや野生動物以外に、実験動物や農業動物の福祉の向上にも取り組んでいる数少な い動物保護関連の国際 NGO です。現在はオーストラリア、ベルギー(EU 事務局)、カナダ、コスタリカ (中南米事務局)インド、南アフリカ、イギリス、ベトナム及びアメリカ(HSUS)に事務局があります。 化粧品の動物実験廃止を求める国際キャンペーンとしては最大級の「Be Cruelty-Free 思いやりのある 美しさキャンペーン」を展開しており、日本国内でも同キャンペーンを展開中です。本年 11 月 15~18 日開催の国際学会「アジア動物実験代替法会議 2016」のメインスポンサーにもなっています。 日本では BCF キャンペーン以外に、これまで、緊急災害時動物救援本部経由で福島県動物救護本部に シェルター建設費の一部を寄付するなどしてきました。 http://www.hsi.org/(左メニューより「日本語」を選択) ※ 本年実施の化粧品の動物実験に関する意識調査は、ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル、NPO 法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA) 、NPO 法人アニマルライツセンター、PEACE(Put an End to Animal Cruelty and Exploitation)の協力により、実施主体であるラッシュジャパンが、民間調査会社を通して実施したものです。