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平 成 27 年 度 事 業 報 告 書 (H27.4.1~H28.3.31) 一般社団法人 一般社団法人 富山県薬業連合会 1. 配置従事者の資質向上に関する事業(実施事業会計) ●新規配置従事者の研修事業 研修センターを活用し、新規従事者研修を年 1 回実施し、受講者数は 3 名でした。 ●既存配置従事者及び新配置従事者の資質向上研修事業 研修センターを活用し、既存配置従事者から委託を受けて、厚生労働省が示した一定水準に沿 った 30 時間の研修会を年 9 回実施し、延受講者数は 365 名(通信講座含む)でした。また、新 配置販売業者の体制省令に対応した 1 日 6 時間、2 日間の研修会を年 6 回実施し、受講者数は 118 名(通信講座含む)でした。 ●登録販売者試験対策に関する事業 資質向上研修特別コースは、1 回実施し、受講者は、3 名でした。 2. 医薬品に関する国際交流事業 9 月 26 日~10 月 2 日までの 7 日間、会員企業、日薬連、富山県等、21 名にてトルコへ訪問団を 派遣し、日本大使公邸の表敬や製薬企業や投資機関担当者との面談を通して、今後の交流につ いて意見交換を行いました。 また、26 年度からジェトロ RIT 事業の採択を受け、実施しているフランスへの訪問団派遣につ いては、11 月 16 日~21 日の派遣予定でしたが、11 月 13 日にパリで発生した同時多発テロを 受け、中止になりました。 3 月 13 日にタワートリプルワンにて開催された、日本・リヒテンシュタイン公国友好 97 年記 念コンサートに薬業関係者が多数出席した他、会員企業から協賛金を募り、県内の吹奏楽部の 学生等を無料招待するなど教育振興に努めた。 3. 医薬品産業活性化事業 ●インターフェックスジャパン等出展に関する事業 海外市場に目を向けた経済活動の促進や受託製造の更なる推進を図るため、7 月 1 日~3 日に東 京ビックサイトで開催されたインターフェックスジャパンに、ブースを出展し会員企業 7 社が 参加しました。 ●製造業の受託製造推進等に関する事業 受託製造の増加に向けて、大手製薬企業出身のコンサルティング企業の方を本県に招聘し、ビ ジネスマッチングに繋げるため、講演会及び企業見学会を開催しました。 --0-- ●製剤開発力向上に関する事業 県内製薬企業における消費者ニーズに対応した新たな製剤開発を支援するため、昨年度に引き 続き県内製薬企業や医療現場の薬剤師等を対象とした「製剤開発に係る意見交換会」を開催し ました。また、国立研究開発法人 国立成育医療研究センターから講師をお招きし、小児製剤 開発へ向けた取組と「小児用製剤ラボ」に関する特別講演会を開催しました。 ●製造管理技術力向上に関する事業 県内製薬企業の医薬品の製造・品質管理について、国際標準へのレベルアップを図り、海外展 開を円滑に推進することにより、県内医薬品産業の活性化・県内生産金額の拡大を図ることを 目的として、PIC/S 講習会を実施しました。PIC/S GMP への対応に重要な事項とされている「品 質リスクアセスメントの手法」について、2 日間にわたりグループワークにより実践的に学習 したほか、各企業の GMP 担当部門が実施している取り組みへの理解を深めるとともに、各社に おける国際的な医薬品製造管理基準の導入を促進することを目的として、品質システムとマネ ジメントレビューに関する講演会を開催しました。 ●薬剤師等人材確保に関する事業 県内製薬企業における優れた人材の確保を図るため、本県医薬品業界の現状や個別企業の特徴 等を紹介したパンフレットを 5,000 部作成し全国の薬科大学等(75 校)へ配布するとともに、 富山市内で製薬企業セミナーを開催しました。また、県内製薬企業においてインターンシップ 事業を行い、県内外 15 大学から 22 名の参加がありました。 4. 配置薬業振興センターの運営と振興事業 ●後継者の確保育成事業 配置薬業のイメージアップを図った業界紹介の小冊子「マンガで見る配置薬業」を 1 万部作成 し、県内中学校・高校等に配布するとともに(実施事業会計)、高校生を対象にした製薬工場や 薬業施設の見学、高校薬業科での特別講演会の開催などを実施したほか、 「くすりの富山」エキ スパート支援事業として、製薬メーカーと薬事研究所において製薬や分析技術等に関する体験 実習を実施し、製薬分野でのレベルアップと就業促進を図りました。 ●薬業振興資金融資手続き斡旋指導に関する事業 富山県薬業振興資金の融資手続き斡旋の指導、受付をする等、その円滑な利用に努めました。 (貸付利率は、懸場帳購入資金 年 1.9%) 平成 27 年度実績(融資ベース) 懸場帳購入資金 1件 3,000 千円 ●配置販売業の許可及び配置従事者身分証明書の交付申請事務に関する事業 配置販売業の許可及び配置従事者身分証明書、従事登録申請の取りまとめを行いました。 5. 富山のくすりの新展開支援事業 ●製造業の新展開支援に関する事業 配置販売業を取り巻く環境変化に対応するため、 「富山のくすり」の新たな事業展開の検討を行 い、業界の活性化を図るため、製造業新展開支援事業として、委受託委員会を開催したほか、 配置薬製造企業で構成する配置薬振興委員会を開催し、配置薬業界の事業展開について提案を 受け、協議を行いました。 ●配置薬の若い世代への普及・拡大事業 女性や若い世代をターゲットにした「さいたまスマイルウーマンフェスタ 2015」へブース出展 し、配置薬の販売及び PR を行ったほか、首都圏在住の富山を愛する若者のネットワーク 「acoico(アコイコ)」が主催する交流会「acoico fes(アコイコ フェス)」において、配置薬に 関するパネル展示及びアンケート調査を実施した。 ●配置薬の情報提供・相談応需に関する事業 フリーダイヤル(0120-598-189)を設け、 「富山のくすり」について、消費者からの相談や質問 に応えました。 6. 医薬品・医薬部外品製造業と製造販売業に係わる薬事法や各種制度に関する事業 ●製薬技術委員会に関する事業 製薬技術委員会において、 「GDP の概要と今後の課題に関する調査研究」 、 「試験検査方法の技術 移転に関する調査研究」をテーマに検討を行い、報告書を作成し会員に配布するとともに研究 発表会を開催するなど、安全管理や品質管理技術等のレベルアップを図りました。 ●製剤技術者人材育成に関する研修事業(実施事業会計) 医薬品製造技術者のレベルアップを図ることを目的として、今年度は、初級者(主として製剤経 験の 5 年以下の製剤技術者/工場の従業員を中心)を対象に、「無菌製剤・半固形製剤を中心に した基礎技術の研修」を年間テーマにし、富山県製剤技術研修会を 8 回実施しました。 ●製造・品質管理に必要な検査技術の維持・向上に関する事業 分析データ信頼性確保事業として、県内医薬品製造業者を対象に、日局ピオグリタゾン塩酸塩 錠の HPLC 定量試験、L-バリンの pH 試験、(+)-酒石酸ナトリウム二水和物の水分試験、イノシ ンの UV 定量試験、日局アラセプリル錠 50mg の溶出試験を行い、その結果を集計、解析し、薬 事研究所が個別に分析技術指導を行い、製造業者の試験検査技術の維持・向上を図りました。 7. 富山オリジナルブランド医薬品の開発と販売戦略事業 オリジナルブランド医薬品について委員会を開催し、富山オリジナルブランド医薬品第 3 弾の 方向性について検討を行いました。 8. 富山のくすり販路拡大事業 ●富山くすりフェアの開催事業 富山県及び関係 6 市町と業界で富山くすりフェア実行委員会を組織しております。 今年は、東京駅丸の内南口にある JP タワー「KITTE」の地下 1 階イベントスペースで開催しま した。会場入り口では、 「くすりん」が来場者を出迎え、会場内では、パネルや資料の展示の他、 配置薬を販売したほか、富山のくすりにゆかりのある昆布や北海道の物産等の販売も行われた。 会場は、東京駅に近く、多くのオフィスも入居していることから、金曜日は会社員の方、土曜 日曜日は、観光客等、家族連れで賑わいました。 また、会場内でアンケートを実施したところ、配置を検討したい方も多くあり、会場で直ぐに 申し込みをされた方もありました。 ●富山のくすりの販路拡大推進に関する事業 新規顧客開拓を支援するため、名古屋市で 1 月 28 日~2 月 2 日の 6 日間開催された『第 11 回 富山県の物産と観光展』に薬のブースを出展したほか、東京有楽町にある富山県のアンテナシ ョップにおいて、11 月 24 日~29 日の 6 日間、2 月 23 日~2 月 28 日の 6 日間、富山のくすりの イベントを行い、より効果的な PR を図りました。 ●宣伝事業の効率的な実施に関する事業 紙風船、パンフレットの他、トートバック等の PR グッズを作成し、各種行事、大会等で配布し 「富山のくすり」の PR を行いました。また、富山空港ターミナルビルや富山市内を運行するラ イトレールの電停(犬島新町)に広告を実施、更に、笹津地内での野立看板による広告を行い 「富山のくすり」の PR に努めました。 9. 医薬品の物流共同化及び各種情報の収集と提供に関する事業 共同輸送事業実行化について、定期的に進捗会を開催し、情報の収集提供に努めた他、医薬品 輸送時の品質確保のための研究等を行いました。 10. 「富山マラソン 2015」開催に伴うおもてなし向上事業 富山マラソン 2015 の開催に伴い、10 月 30 日及び 31 日の富山マラソンエキスポで PR グッズ配 布によるくすりの富山の PR を行ったほか、11 月 1 日、マラソン沿道において、スタートから 約 30 キロ地点の富山市八町南交差点付近にブースを設置し、 「県内製薬企業による消炎鎮痛ス プレー利用コーナーの設置」や「『くすりん』及び関連マスコットによる応援」を行い、 「富山 のくすり」の PR に努めました。 11. 富山県薬業会館及び富山県薬業連合会研修センターの運営と管理に関する事業 関係団体の事業関与並びに事業推進と事務代行 【関係団体名】 富 山 県 医 薬 品 工 業 協 会 富 山 県 薬 業 教 育 振 興 会 富 山 県 配 置 薬 業 青 年 連 合 会 一般社団法人 全国配置薬協会 富 山 県 薬 業 配 置 部 会 連 合 会 富 山 県 配 置 家 庭 薬 傷 害 共 済 会 この他、上記の事業に附帯する事業及び、その他本会の目的達成に必要な事項。