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資料8 信越観光圏整備計画案 [PDFファイル/563KB]
1 H24.2.1 部長会議資料(観光課) 信 越 観 光 圏 整 備 計 画 (案 ) ~善 光 寺 発 こころの旅 路 「信 越 ふるさと回 廊 」~ 1 構成市町村とその特性 16 市町村で構成 ■ 本圏域の核となる個性(強み)と課題 本観光圏の強み[Strength 本観光圏の強み[Strength] Strength] ○日本一の大河千曲川・日本海から連なる里地は日本随 本観光圏の弱み[Weakness 本観光圏の弱み[Weakness] Weakness] ○スキー場利用者の減少とスキー産業の衰退 一のふるさと原風景(唱歌「ふるさと」や「かあさんの ○団体型の一部温泉地の魅力低下 歌」、小林一茶等の俳句の舞台) ○中山間地域等における交通アクセスの脆弱さ ○善光寺・春日山城跡に代表される一級の歴史・文化 (主要交通拠点からの2次交通の弱さ) ○日本屈指の山岳・高原エリア ○中山間地域の地域社会の衰退 ○長野オリンピック開催による国際的知名度 ○長野オリンピック開催による国際的知名度 ○効能と街並みを売り物にする多数の温泉地 ○鮮明な四季の彩り・豊かな食材 本観光圏の今後の機会[Opportunity 本観光圏の今後の機会[Opportunity] Opportunity] 本観光圏の今後の脅威[Threat 本観光圏の今後の脅威[Threat] Threat] ○高齢化・団塊世代の退職に伴うシニアマーケットの拡 ○観光資源や地域環境を支える地域社会の過疎 大 化・高齢化 ○ふるさと回帰・健康癒し志向の高まり ○スキー場のさらなる淘汰 ○外国人のスキー需要の拡大 ○新幹線の延伸(通過地・日帰り化) ○新幹線の延伸(市場拡大) ○観光地間の競争激化 2 2 本観光圏整備の目標 ■本観光圏整備で強化するブランドと取組戦略 日本一の大河千曲川があり、それに連なる高原・山岳があり、さらに海があり、上杉謙信に関わる歴史 文化あり、著名な温泉地も集積する等、大変資源性に恵まれている本圏域の中で、ナンバーワン、オンリ ーワンの資源、そしてさらに磨きをかけていくべきブランドとして、以下の2点 以下の2点を設定する。 以下の2点 8 ○唱歌「ふるさと」「かあさんの歌」等の舞台ともなり、心のより所となってきた善光寺をはじめとする社 寺、豊かに広がる里山、そして人々の生活等に純度高く残っている、『日本一のふるさと原風景』 『日本一のふるさと原風景』 ○長野オリンピック開催地としてのウィンタースポーツ・ 『高原リゾート』 日本一のふるさと原風景については、ふるさとに懐かしさ・郷愁を感じるシニア層等を主要なターゲッ トに据えながら、地域の自然、伝統文化、暮らしを体験するとともに、地域の人々とふれあい交流する旅 や、トレッキングやウォーキング、温泉の効能等を活かし、心身を癒す滞在型の旅を促進していく。これ らのわが国を代表するふるさと原風景は外国人観光客にも訴求する魅力となるもので、次の段階のインバ ウンドの取組に活かしていく。 一方、長野オリンピック開催地としての知名度を活かしたウィンタースポーツや山岳高原ブランドは、 外国人観光客を主要なターゲットに据えた、リッチな感覚でゆっくりとリゾートライフを楽しむ旅の促進 につなげていく。またこうした外国人の利用をきっかけとしたスキーの魅力の発信、およびグリーン・シ ーズンを含めたアウトドアレクリエーションの推進により、本地域の高原エリアの国内観光客の呼び戻し を図っていく。これらの取組により、観光客が2泊3日以上宿泊滞在し、地域の人々との交流を楽しむ観 観光客が2泊3日以上宿泊滞在し、地域の人々との交流を楽しむ観 光圏の形成を目指す。 ■計画期間 : 平成24年度~28年度(5ヵ年) ■観光圏の実情に応じた明確な数値目標 ◎延観光客入込数 平成 20~22 年(度)平均値 平成 28 年(度)目標値 3,520 万人 3,870 万人 伸び率 5 年間で1割増 年間 2%弱増 ◎延宿泊客数 平成 20~22 年(度)平均値 平成 28 年(度)目標値 1,050 万人・日 1,155 万人・日 伸び率 5 年間で1割増 年間 2%弱増 ◎外国人延宿泊者数 平成 20~22 年(度)平均値 平成 28 年(度)目標値 87 千人・日 113 千人・日 伸び率 5 年間で3割増 年間 5%強増 3 3 滞在促進地区 15 地区 4 4 基本方針と観光圏整備事業 【基本方針】 ①観光資源の活用の多様化・高度化 ~ これによる観光産業の構造 転換 ②都市住民との交流促進 ~ 農山漁村地域ならではの 魅力および活力の維持 ・街なか・中山間地域各々の“暮ら し”の魅力を活かした多世代間 交流の推進 宿 泊 及 に び 関 向 す 上 る に サ 関 す ビ る ス 事 の 業 改 善 a-1 連泊・転泊促進事業 a-2 健康と癒し・温泉地の魅力増進事業 ー ・山岳高原・海や温泉等一級の資源 を有効活用するアクティビティの 再構築 ・宿泊滞在化につながる、豊かな 体験の仕組みづくり 【観光圏整備事業】 a-3 ふるさとでおもてなし事業 a-4 ふるさと原風景ブラッシュアップ事業 b-1 トレッキング・ウォーキング等推進事業 〔山歩き、里歩き推進事業〕 b-2 ふるさとの食の魅力体験事業 〔食べ歩き推進事業〕 b-3 信越歴史回廊・魅力体験事業 〔街歩き推進事業〕 ー 観 光開 資発 源及 をび 活提 用供 しに た関 サす る ビ事 ス業 の ③観光・交流の美しい舞台づくり ~ いっそうの景観形成と 的確な域内移動手段の確保 ・四季の彩りを活かした、美しい 原風景の保全・再生 ・ふるさとの優しい“心根(人情)” を魅力とした“もてなし”の提供 と人材育成 ・新幹線駅・道の駅等を活かした交 通・情報のゲートウェイの形成 ・ゲートウェイ、滞在促進地区を起 点とする回廊交通の確保 ④広域連携による回遊・滞在型、 リピート型観光への移行 ・観光圏情報の積極的な発信と 共同プロモーション b-4 ウィンターリゾート再生・連携事業 b-5 着地型旅行商品開発・販売促進事業 移の 動向 の上 利事 便業 観 の 光 充 に 実 関 に す 関 る す 情 る 報 事 提 業 供 その他 c-1 お手軽バス運行等2次交通整備事業 c-2 信越回廊パス拡充事業 d-1 観光圏情報発信事業 d-2 観光圏ゲートウェイ整備事業 d-3 観光圏共同プロモーション事業 e-1 マーケティングデータ・顧客満足度共同管理事業 5 5 観光圏整備事業の概要 a 観光旅客の宿泊に関するサービスの改善及び向上に関する事業 事業名称 事業概要 No. 1(a1(a-1) 連泊・転泊促進事業 本圏域内の同一宿泊施設への連泊、圏域内の他の宿泊施設への転泊等を促進するための宿 泊プランの企画・開発を行う。 ○滞在促進地区宿泊事業者向け研修会開催 ○国内向け宿泊プランの提供・拡充 ○外国人観光客向けの宿泊プランの提供 ○連泊・転泊優遇制度の研究・導入 事業名称 事業概要 No. 2(a2(a-2) 健康と癒し・温泉地の魅力増進事業 “健康と癒し”を共通テーマに、温泉を活かした療養・健康増進プログラムを提供する。 ○療養・健康増進プログラムの提供・拡充 ○温泉地の効能および療養・健康増進プログラム等の共同PR ○温泉療養指導士等の人材育成 事業名称 事業概要 No. 3(a3(a-3) ふるさとでおもてなし事業 ふるさとでおもてなし事業 宿泊客に対してふるさとの営みを活かしたもてなしに取り組むとともに、外国人観光客等 への高度な観光情報・サービスに対応できる人材育成を図る。 ○滞在促進地区宿泊事業者向け研修会開催 ○観光圏内限定旅行業者代理業による着地型旅行商品の販売開始 ○「ふるさとでおもてなし」に関わる料理や作法等の選定・提供 ○外国人接遇の手引制作・接遇研修 事業名称 事業概要 No. 4(a4(a-4) ふるさとの原風景ブラッシュアップ事業 『日本一のふるさと原風景』に磨きをかける美しい風景づくりを推進するとともに、温泉 地や沿道景観においても修景に取り組む。 ○「千曲川・花の里山風景街道」推進事業 ○新幹線駅周辺のまちづくり事業 ○街並み等修景事業 ○ふるさと原風景 30 選の選定事業 ○ふるさと原風景修景コンクール事業 b 観光資源を活用したサービスの開発及び提供に関する事業 事業名称 事業概要 No. 5(b5(b-1) トレッキング・ウォーキング等推進事業〔山歩き、里歩き推進事業〕 信越高原や志賀高原等の魅力を活かしたロング・トレッキング、カントリーウォーク、パ ワーウォーク等を推進する。 ○魅力の異なるトレッキングコースの整備・普及 ○森林浴コース・カントリーウォークコースの整備・普及 ○トレッキング・パワーウォーキング研修ツアー開催 ○トレイルラン・スタンプラリー開催 ○ロゲイニング等の大会開催 6 事業名称 事業概要 No. 6(b6(b-2) ふるさとの食の魅力体験事業〔食べ歩き推進事業〕 高品質な果物、米、野菜、海産物の生産地であることを活かし、豊かな食の体験ができる メッカとして連携して取り組む。 ○グリーン・ツーリズム共同PR ○「信越観光圏ふるさと特産品ツアー」「信越観光圏ふるさとの食の祭典」の開催 事業名称 事業概要 No. 7(b7(b-3) 信越歴史回廊・魅力体験事業〔街歩き推進事業〕 善光寺門前町、松代、戸隠、須坂、飯山、上越等の歴史の刻まれた街や、歴史上の重要人 物に光をあて、歴史を辿る観光体験に磨きをかける。 ○歴史文化の顕彰 ○歴史回廊・観光モデルコースの選定・設定 ○歴史回廊ウォーキングイベント開催 事業名称 事業概要 No. 8(b8(b-4) ○観光ガイド、観光案内スタッフ育成事業 ウィンターリゾート再生・連携事業 個々のスキー場の魅力向上に取り組むとともに、本圏域全体でスキー文化の再興と、スキ ーリゾートエリアとしての再生を図る。 ○スキー文化再興 ○スキー場連携事業(市町村境界の枠を超えた、スキー場の連携) ○本圏域のスノーリゾートとしての共同プロモーション 事業名称 事業概要 No.9(bNo.9(b-5) 着地型旅行商品開発・販売促進事業 各市町村で展開される多様な体験プログラムを組み合わせ、フィールドが複数の市町村に またがる着地型旅行商品を開発し、流通促進を図っていく。 ○各市町村の着地型旅行商品の共通データベース作成 ○国内・外国人観光客向け旅行商品開発 ○モニターツアーや商品説明会の開催等、共同プロモーション c 観光客の移動の利便の増進に関する事業 事業名称 事業概要 No.10(cNo.10(c-1) お手軽バス運行等2次交通整備事業 広域に点在する四季折々の観光資源を巡り、2泊3日以上の滞在を楽しめるよう、交通拠 点、観光対象、滞在促進地区等を結ぶ2次交通を確保する。 ○お手軽バス運行の社会実験、運行、効果検証 事業名称 事業概要 No.11(cNo.11(c-2) 信越回廊パス拡充事業 本圏域の観光対象、滞在促進地区等の相互の回遊性を高めていくため、共通乗車券の提供 により、交通料金の優遇措置を提供する。 ○信越回廊(鉄道&バス)パスの検討・導入 ○信越回廊ハイウェイパスの検討・導入 7 d 観光に関する情報提供の充実に関する事業 事業名称 No.12(dNo.12(d-1) 事業概要 観光圏情報発信事業 本圏域の知名度を高めたりイメージ訴求を図るとともに、観光旅行の動機づけとなるよう な情報発信に取り組む。また、先端の情報通信技術およびその対応メディアを用い、即地的 な観光情報をリアルタイムで提供する。 ○観光圏ロゴやシンボルマークの設定 ○観光圏パンフレット、観光圏ポスター制作・配付 ○観光圏ホームページの開設・運営、メールマガジン等の配信 ○スマートフォンやタブレット型端末等による即地情報提供 ○カーナビを用いた即地情報提供 事業名称 No.13(dNo.13(d-2) 事業概要 観光圏ゲートウェイ整備事業 本圏域への情報、交通面の玄関口を整備し、観光情報等を一元的に提供する。 ○旅のゲートウェイ拠点整備・運営、認定観光圏案内所化 ○既存観光案内所の提供情報等の拡充 ○観光ガイド、観光案内スタッフ育成事業 事業名称 No.14(dNo.14(d-3) 事業概要 観光圏共同プロモーション事業 本圏域の知名度を高めたりイメージ訴求を図るとともに、観光旅行の動機づけとなるよう な、積極的なセールス・プロモーションに取り組む。 ○本観光圏のファンクラブの発足・運営 ○大都市圏における観光情報発信・キャンペーン事業 ○ユーザー向けモニターツアー事業 ○海外メディアや旅行事業者向けモニターツアー事業 e その他の事業 事業名称 事業概要 No.15(eNo.15(e-1) マーケティングデータ・顧客満足度共同管理事業 本圏域への誘客を持続させていくため、顧客満足度を通じた観光地の質的な管理や戦略的 なマーケティング分析に取り組んでいく。 ○ホームページ等を活用した『お客様の声特設サイト』の設営 ○マーケティングデータの整備・共有化 ○顧客満足度調査・分析事業 8 今後の認定に向けてのスケジュール 1月30日(月) 第2回総会開催 午前10時30分 長野市役所 第二庁舎10階 講堂 1月30日 ~2月8日 観光庁との調整 2月9日(木) 観光庁へ申請 2月10日(金)~ 観光庁のヒヤリング *注 2月27日(月) 観光圏整備事業検討会 (部会) 3月6日(火) 観光圏整備事業検討会 (本会) ↓ 24年度の早い時期での認定 *注 観光圏整備事業検討会 観光庁から委嘱を受けた第三者による機関で、観光圏整備実施計画について 審査を行う。