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環境報告書 - 矢崎総業株式会社
環境報告書 72期(2012年6月21日~2013年6月20日) 矢崎エナジーシステム株式会社 天竜工場 ~ ごあいさつ ~ 矢崎エナジーシステム株式会社に社名変更されて1年が経過しました。 世界が資源枯渇や地球温暖化といった課題に直面する時代にあって、 これからも社是である『世界とともにある企業』『社会から必要とされる企業』 であり続けるために、矢崎エナジーシステム株式会社は、『原点回帰』とも いえる新たな挑戦を開始しております。 私たちが住んでいるこの地球は、人間だけではなく他の多くの動物や植物に とってもかけがえのない場所です。近年私たちの生活や経済活動によって、 この地球の環境に大きな影響を及ぼしそれで起こる様々な問題が年々深刻な 状況になってきていると感じます。 例えば地球温暖化、オゾン層の破壊、酸性雨、大規模な森林伐採による 熱帯雨林の減少など、地球環境の変化に関わる深刻な問題は数多くあります。 このような環境の変化によって、地球にいる他の動植物に対して悪影響を 与えてしまいます。 これは自然な流れで起こったことではなく、私たち人間の行いのせいで起きて しまったことと認識しなければならないと思います。 弊社としましても、生産活動を続けている中、地球環境問題の事について 真剣に考え取組まなければなりません。一人一人がCO2を減らすように努力する ことで、地球規模全体のCO2削減に寄与できるということではないでしょうか。 2013年環境報告書の中で、数多くの活動事例を紹介させて頂きますが、 会社としてやるべきこと、社員一人一人がやるべきことをはっきり定め、 地域社会の皆様とともに環境問題に対して積極的に取組み、安心して生活できる 環境づくりに貢献して参ります。 2013年10月17日 矢崎エナジーシステム株式会社 天竜工場長 谷下 勝義 目 次 会社概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 アクセスマップ ・・・・・・・・・・・・・・・ 2 環境方針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 環境保全組織 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 天竜工場の主要製品 ・・・・・・・・・・・・・ 6 各部の取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・ 7 災害への取組み ・・・・・・・・・・・・・・・ 9 交通安全の取組み 環境活動 ・・・・・・・・・・・・・ 13 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 14 環境社会貢献活動 ・・・・・・・・・・・・・ 20 企業内保育の紹介/中国研修生の受け入れ ・・・ 21 環境測定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22 環境データ(72期) ・・・・・・・・・・・・・ 23 環境目的・実績及び環境目標(72期-77期) ・・ 24 ISO14001認証取得/環境監査 ・・・・・・・・ 25 会社概要 概 要 ●所 在 地:静岡県浜松市天竜区二俣町南鹿島23番地 ●敷地面積:64,773㎡ ●延床面積:33,134㎡ ●生 産 高:1210,723千円 ●従業員数:536名 (2013年6月21日現在) 沿 革 ・1959年 ・1962年 ・1963年 ・1965年 ・1972年 ・1977年 ・1994年 ・1996年 ・1998年 ・1999年 ・2000年 ・2004年 ・2005年 ・2008年 ・2009年 ・2010年 ・2012年 矢崎部品株式会社天竜工場として自動車用組電線の生産を開始 業界のトップをきってLPGメーターの生産に着手 矢崎計器株式会社天竜工場に称号変更し、ガス機器専門工場として出発 V2膜式ガスメーターの生産開始 天竜厚生福祉工場を開設 ガス警報器の生産開始 S型保安ガスメーターの生産開始 品質マネジメントシステム ISO9001認証取得 中瀬分工場にてアロライザーの生産開始 環境マネジメントシステム ISO14001認証取得 ガスメーター第一類の指定製造事業者の指定取得 都市ガス用火災・ガス一体型警報器生産開始 新供給システム バルク貯槽生産開始 煙式火災警報器生産開始 超音波式ガスメータ・グリーンステーション生産開始 矢崎資源株式会社天竜工場へ社名変更 LPガス警報器がエコマーク商品に認定され生産開始 LP用超音波ガスメータ生産開始 エコリーフ環境ラベルを超音波ガスメータで業界初の取得 矢崎グループ組織再編により矢崎エナジーシステム株式会社に合併 -1- アクセスマップ -2- 環境方針 この『矢崎地球環境憲章』を基に矢崎グループ各事業所が『環境方針』を設定し、活動を展開して おります。矢崎グループでは、1997年に社是と経営基本方針に基づいた『矢崎地球環境憲章』を 制定しております。 社是 「世界とともにある企業」・「社会から必要とされる企業」 経営基本方針 矢崎グループは社是実現のため、以下の方針に従い活動する。 1)新しい発想とたゆまぬ努力で企業効率向上を図り、世界中のお客様に最高価値を提供する。 2)法を守り、地域の文化を尊重した企業活動を行い、社会発展に貢献する。 3)環境/安全を最優先とした企業活動を行い、豊かな未来社会実現に貢献する。 4)オープンでフェアな取引に努め、共存共栄を図る。 5)人を大切にし、個人/チームワーク能力を最大限に引き出せる企業風土を育て、 個人の夢に貢献する。 矢崎地球環境憲章 【環境方針】 私たちは経営基本方針に基づき、地球環境保全が人類共通の重要課題の一つであることを 認識し、すべての企業活動および社員一人ひとりの行動を通じて住みよい地球と豊かな社会 づくりに取り組みます。 【行動指針】 1)環境マネジメントの充実 全従業員への環境意識の浸透により、自らの意思で環境取組みを実践できること。 2)地球温暖化への対応 温室効果ガス排出量の生産時の削減と省エネ製品による貢献。 3)循環型社会形成のための資源有効活用の推進 廃棄物の再生利用の推進と排出物削減による省資源化。 4)環境負荷物質への対応 制定:1997年 製品及び生産工程における環境負荷物質の確実な管理。 改定:2012年 5)環境配慮型製品の開発 温暖化、資源循環、環境負荷物質を考慮した製品開発の実施。 矢崎グループ 各事業所環境方針 -3- 矢崎エナジーシステム株式会社 天竜工場/ガス機器開発センター 当所は、ISO14001(環境マネジメントシステム)の要求事項及び『矢崎地球環境憲章』 の理念に基づき、以下の方針を定めて、当所のすべての活動において環境管理に責任をもって 取り組みます。 理念 私たちは、矢崎地球環境憲章に基づき、ガス機器製品の生産活動における環境保全の 重要性を認識し、環境、開発・製造が共生した継続的な環境改善活動を通じ、地球環境 保護と豊かな社会の実現に貢献する。 行動指針 環境理念を実現するために、従業員に周知させ、次のことを実行します。 1)環境マネジメントの充実 汚染の予防のため、最善の準備と施策を講ずる。 環境側面に関係する環境関連の法規制及びその他の要求事項を順守する。 全従業員への環境意識の浸透により、自らの意思で環境取組みを実践できること。 2)地球温暖化への対応 温室効果ガス排出量の生産時の削減と省エネ製品による貢献。 3)循環型社会形成のための資源有効活用の推進 廃棄物の再生利用の推進と排出物削減による省資源化。 4)環境負荷物質への対応 製品及び生産工程における環境負荷物質の確実な管理。 制定:1997年 5)環境配慮型製品の開発 温暖化、資源循環、環境負荷物質を考慮した製品開発の実施。 改定:2012年 本方針達成のため、目的・目標を具体的に定め、定期的な見直しを行います。 また、『矢崎地球環境憲章』及び当所の環境方針は、社外からの要求その他必要に応じ公表します。 2013年6月21日 矢崎エナジーシステム株式会社 天竜工場長 -4- 谷下 勝義 環境保全組織 環境保全活動を推進するために、経営トップの意思を反映し、全従業員が参加し 成果を出す組織が必要であり、当工場では以下のような組織を形成し活動しております。 環境委員会の構成表 2013年 6月 21日 環境総括管理者 谷下 勝義 環境管理責任者 小杉 俊徳 環境委員会 環境委員長 (兼)小杉 俊徳 選任資格者 産業廃棄物総括責任者 企画推進者(省エネ法) 産業廃棄物管理責任者 特別管理産業廃棄物管理責任者 エネルギー管理者 谷下 鈴木 岩山 岩山 青柳 事務局 岩山 真一 太田 美代子 青柳 透 竹内 一富 勝義 敏文 真一 真一 透 専門部会 エネルギー部会 部会長 名川 良春 廃棄物部会 部会長 大石 泰正 公害部会 部会長 鈴木 敏文 エネルギー部会委員 廃棄物部会委員 公害部会委員 熊谷 中山 大平 辻 松田 豊田 井上 覚 梶原 国博 守友 淳 鈴木 由樹 波多野 博憲 宮崎 武司 袴田 清水 橋本 鈴木 小澤 山岸 佳紀 英見 康之 一広 崇 正樹 克利 博志 真也 康 知樹 和男 -5- 天竜工場の主要製品 環境 安全 コンセプトは 「快適な暮らしと社会貢献」 安心 S型マイコン ガスメータ 超音波ガスメータ CO警報器 ガス警報器 無線式 住宅用火災警報器 機器連動ユニット 圧力調整器 災害用バルク貯層 その他 -6- 各部の取り組み 総 務 溶 解 炉 部 【総務部の取組み】 保温材 ワイズジャケット の活用紹介 【屋上ボイラー室配管部のへの放散熱量の抑制】 工場付帯設備の蒸気ボイラーの配管には保温 施工がされていますが、バルブ( キャッチ弁、 グローブバルブ、減圧弁等)への保温施工は されておらず放熱しやすい状況でした。 各バルブに保温材「ワイズジャケット」で 保護することで放散熱量を抑制できるように なりました。また、減圧弁の調整ネジやスト レーナーの蓋の箇所など部分的に開閉可能で 平常時の保守活動の妨げになりません。 省エネの取組みは会社全体の活動 です。継続的に小さなことから積上 げていきたいと考えております。 古い設備もメンテナンスを充実さ せて、エネルギーの浪費しないよう に保全スタッフや各部暑との情報交 換を深めていきます。 保温材 7箇所設置よる抑制効果 削減放散円津領 削減蒸気量 削減CO2排出量 効果金額 約 約 約 約 60,333 MJ/年 28,928 kg /年 3,606 kg /年 144,640 円 /年 部長 小杉 俊徳 [ 稼働時間24時間365日、燃料LPG、蒸気単価5円/kg ] 部品製造部 【部品製造部の取組み】 CO2削減 実績 1115 ㎏/年 CO2削減活動内容について 【工程内の照明設備を水銀灯から蛍光灯に変更す る事により消費電力削減】 部品製造部内での工程照明設備として、水銀灯を 使用している。水銀灯と同等の照度を保ち消費 電力が低い蛍光灯タイプに随時交換実施 → 72期 8台 消費電力 水銀灯 200W → 蛍光灯タイプ 150W 寿命 水銀灯 約1年 → 蛍光灯タイプ 約1年 使用条件 鋳造機上など温度上昇部分はNG 水 銀 灯 蛍 光 灯 部品製造部では、生産設備によ るエネルギー消費量が非常に大 きく、常に削減目標が大きく設 定されている。 しかし、同生産設備条件の中 で、削減を実現していくのは非 常に難しい状況である。そんな 中、少しでも削減していく為、 環境展示会などに出向き展開を した事例である。さらに73期は LED(45w)も検討し更な る削減を目指している。 部長 宮木 勝之 -7- 第一組立製造部 【第一組立製造部の取組み】 【ホースストア置き場】 人感センサ付き蛍光灯に変更した事により 夜間でも、センサが人を感知し点灯します 【72期CO2削減実績】 目標:5,797kg → 実績:7,181kg 【CO2削減活動内容】 1.集合用・張力式ホース買入に伴うホースストア 置き場の蛍光灯見直し (人感センサ付きの蛍光灯へ変更) 2.Y2A・大型メータ組立ライン高周波冷却水汲 み上げポンプの廃止 (ホース水没検査廃止に伴い、水量が以前ほど 必要で無くなった為、水道水の水圧に変更) 3.中瀬工場・工場水銀灯のLED電球への変更 4.中瀬工場・工場蛍光灯のLED電球への変更 5.組立使用設備のパソコンディスプレイを変更 (LCDディスプレイ→液晶ディスプレイ) 7 7 73期は多くの設備投資を予定 しており、環境に配慮した設備 ・工法を設計段階から織り込む 事でCO2削減目標を達成出来る 様に推進して行きます。 部長 中川 直哉 第二組立製造部 【第二組立製造部の取組み】 警報濃度検査装置 YF-005K組立ライン 検査項目の見直しに よる検査時間の短縮 工程改善による 稼働時間の短縮 ・ムダ取り改善 ・MCTの短縮 【72期CO2削減実績】 7,285kg/年のCO2削減を実施 【CO2削減活動内容】 1.YP-759シリーズ警報濃度検査時間 短縮による消費電力の削減 2.YF-005K組立ライン工程改善を することで出来高向上による消費電力 の削減 3.センサ触媒塗布手塗り化による装置の 消費電力の削減 4.センサ外観検査装置の更新による 消費電力の削減 5.ディスプレイのLCD化による消費電力 72期は工程改善を基本に 各ラインの稼働時間短縮する 事でCO2の削減を進めて きました。 73期は8,200kg/年の 目標に向け、一人ひとりが意識 し、推進していきます。 部長 鈴木 尚 -8- 災害への取り組み 災害への対応力に優れているLPガス ①【軒下在庫】 ・LPガスは軒下在庫として平均1ヵ月以上使用可能で、燃料切れ 等の心配がなく安心感があります。 ②【迅速な復旧】 ・個別供給するLPガスは、迅速な復旧が可能です。 ③【炊き出しへの活用】 ・被災初動時に地域の公民館などで暖房・炊き出し用熱源として 利用され、被災者の生活の維持に有効です。 軒下に50kgの ガス容器 ※今後の災害に備えるためにも、公的避難所等へ予め災害バルク システム等を設置していく事が重要と考えています。 ④【LPG車の活躍】 市町村との災害時協定に基づく避難所へのLPガス供給や仮設住宅の熱源としてのLPガス供給、 LPG車の活躍など、分散型エネルギーとしてLPガスの災害に対する強さを発揮しました。 災害対応LPガスバルクは、震災直後から暖かいおにぎりや味噌汁などを提供し活躍しました。 -9- 災害対応バルク貯槽ユニット 災害対応バルク貯槽ユニットは、毎日のLPガス供給を行いながら、万一災害が発生したときは、 非常時のエネルギーとして災害発生直後の数日間威力を発揮できるよう設計されたLPガス供給 設備です。 ■特 長 ①災害発生直後から強力にサポート ●災害時対応バルク供給ユニットは、災害が発生したときでも、バルク貯槽内に残っているLPガスを 非常時のエネルギーとして、引き続き利用できます。 ②地震に強く安全・安心 ●災害時対応バルク供給ユニットは、鋼製の堅固な構造体による固定式なので地震に強く、コンセント ガス栓(2口×5個=10)を内蔵したガス栓 収納ボックス、マイコンガスメータ等を一体化し、 災害時にも安全に,安心して利用できます。 ③平常時と災害発生時の両面をカバー ●災害時対応バルク供給ユニットは、毎日のLPガス供給を行いながら、同時に万一の災害時にも 備えることができます。設置場所の広さや施設の機能にあわせ、1㌧型・500㌔型・300㌔型の ①平常時は、LPガスを調理や ②地域防災活動として、防災訓練 などの地域活動に貢献できます。 給湯・暖房に利用します。 ③災害発生時は、避難所の機能として 炊き出しなどに活用できます。 ■バルク供給システム 一般住宅、集合住宅及びレストラン等の敷地に設置された バルク貯槽(貯蔵設備)に、バルクローリー(充てん設備) かホースを接続し、直接LPガスを充てんすることを バルク供給といいます。 容器の持ち運びや交換が不要となるLPガス供給システムです。 ガスコンロ 発電機 発電・照明ユニット 給湯ユニット 燃焼器ユニット ストーブ 照明器具 - 10 - 低圧LPガス発電システム ~LPガス(ご家庭の軒下エネルギー)を活用した発電システム~ 都市ガス、電気等に比べ、復旧が早かったLPガス。長期化する停電に、LPガスだけでは やはり電気が欲しい(照明、携帯、ラジオ・・・) 2012年8月、低圧LPガス発電システムを発売。本体をホンダ、容器との接続部分を 矢崎が開発。 一般家庭に簡易な発電設備を実現(LPガス発電機+LPガス供給設備) - 11 - 地域防災への参加 2012年8月26日(日) 浜松市の防災訓練に参加しました。矢崎ブースを設け、災害時の 長期化する停電に対応するための「低圧LPガス発電機」を紹介いたしました。 防災訓練の実施 2012年9月6日(木) 工場にて防災訓練を実施しました。本番を想定した訓練は、緊張感の 中で行われ皆真剣に取り組みました。消防署の応援もあり、煙体験、消火器訓練、AED訓練を行い、 大変勉強になりました。 - 12 - 交通安全の取り組み 安全運転管理推進事業所表彰 2012年10月27日 静岡県交通安全対策協議会より交通安全優良団体として表彰を受けま した。 天竜地区安全・安心まちづくりの集い 2012年12月1日 天竜区水窪町にて開催された「浜松市天竜地区安全・安心まちづくりの 集い」に参加しました。 今後も天竜地区が安全で安心な町となるよう協力し、交通安全・職場防犯に努めます。 - 13 - 環境活動 QCサークル活動 QCサークルにて、提案賞金一覧表のペーパーレス化に取り組みました。 120枚/月の削減につながり、その他にも保管スペースの確保や作業工数の削減等大きな成果をあげることが できました。 - 14 - エコキャップ活動 NPO法人 エコキャップ推進協会という団体の取り組みによるもので、ペットボトルのキャップを回収し、 再資源化業者に売却することで得られた売却益を寄贈団体へ寄付し途上国にワクチンを届けるという活動です。 ワクチンの寄付に加え、キャップを廃棄するときに発生するCO2も削減できることから、工場では積極的に キャップの収集を行なっています。 溶 解 炉 正面玄関 収集の様子 今期は、66,000個(165kg)を回収 寄付し、83名分のワクチンの寄贈となりました。 (キャップ800個で1名分です。) 4年間の累計は297,600個372名分に なりました。 CO2についても520kgの削減に繋がりました。 (1kgのキャップを廃棄すると3.15kgの CO2が発生します。) 廃棄物置場 環境提案推進活動 天竜工場では、年間一人3件の環境提案目標を持っています。 今期も目標を達成しました。 管理点(実施項目) 件 目標 7.00 72期環境提案提出状況(年間) 実績 良 6.00 良 い 5.00 目標 3件/人 4.00 3.00 実績 6.3件/人 2.00 1.00 0.00 月度 目標 実績 達成率 評価 5月 6月 7月 8月 9月 0.25 0.50 0.75 1.00 1.25 0.60 0.98 1.71 2.25 2.74 239.6 196.7 228.0 224.9 219.4 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 10月 1.50 3.21 214.3 ◎ 11月 1.75 3.69 211.0 ◎ 12月 1月 2月 3月 4月 2.00 2.25 2.50 2.75 3.00 4.16 4.69 5.21 5.77 6.3 207.8 208.6 208.2 209.9 210.1 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 達成率 210% - 15 - 環境配慮型製品造り 【小型・軽量化】 材料(アルミダイキャスト)に伴うCO2の排出量削減 超音波メータ 現行品 新製品 33% 削減 約2Kg 約3Kg 自動切替調整 19% 削減 現行品 旧型 780g 630g 【省電力化】 使用期間による消費電力のCO2排出量削減 ご使用いただく ご家庭のCO2削減に つながります ガス警報器 旧型 新製品 現行品 2.5W 1.5W - 16 - 0.8W 社団法人 産業管理環境協会 エコリーフ環境ラベル取得 溶 解 炉 エコリーフ環境ラベルは資源採取から 製造、物流、使用、廃棄・リサイクル までの製品の全ライフサイクルにわたる LCAによる定量的な環境情報を開示する 環境ラベルです。 超音波ガスメータで業界初の取得 LPガス用ガスメータ「U-Smart」は、 超音波を 用いて、従来型では困難と された小型・軽量化を実現しました。 外形寸法約50%、質量約35%を 従来品から削減しました。 (当社製品S型保安ガスメータと比較) また、材料製造から廃棄に至るまでの ライフサイクル全体での影響の把握に より、エコリーフ環境ラベルを取得 しました。 財団法人 日本環境協会 エコマーク取得 (YF-005K) (YF-433F) (YF-550) (YF-434F) エコマーク商品類型型名 No.139建築製品 エコマーク商品ブランド名 アロッ子 エコマークは、環境保全に役立つと 認められた商品に付けられ、 “環境にやさしい暮し”を願う人たちが、 商品を選択し易くなることを目的と しています。 家庭用LPガス警報器 「アロッ子(YF-005K)」 回路の省電力化などにより、待機時 消費電力が0.8Wという省エネ設計を 実現しました。 また水銀やカドミウム、六価クロム などの化学物質を製品に含まないこと よりエコマーク商品に認定されました。 2010年1月5日より発売開始 順次シリーズ化を展開中 (2013年9月現在 機種取得) - 17 - 省エネルギー(CO2排出量削減)の推進 当工場はエネルギー管理第一種指定工場に該当するため、エネルギー原単位を毎年1%削減することを基本とし エネルギー部会を中心に計画的な省エネ改善・省エネパトロール・従業員の意識高揚を呼びかけ、効率良い エネルギーの使用を推進し、CO2排出量削減活動を推進しております。 電気(千kwh) 15,000 ガス(t) 2,000 1,500 10,000 1,000 5,000 500 0 0 67期 68期 69期 70期 71期 72期 67期 CO2排出量(t) 15,000 0.600 10,000 0.400 5,000 0.200 68期 69期 70期 71期 72期 CO2原単位排出量(t/百万円) 0.000 0 67期 68期 69期 70期 71期 67期 72期 68期 69期 70期 71期 72期 ※期(6月21日~翌年6月20日まで) 72期(2012年7月~2013年6月) ゼロエミッションの推進 廃棄物の再資源化を重要な課題と認識し、分別回収の徹底を行い、再資源化を推進しております。 1,000 (t/ 発生量 800 600 400 200 0 67期 68期 69期 70期 71期 72期 乾電池 → 水銀、アイゼット、カルサイン、鉄として再利用 廃棄物置の分別細分化により再資源化の 廃油(一般) → 油水分離して、燃料、冷却水として再利用 幅を広げ、リサイクル率UPに努めており プラスチック → 油化し、燃料として再利用 ます。 プラスチック → 粉砕後、発電用燃料 生ゴミ → 社内 生ゴミ処理機にて加工後、有価物として業者へ シンナー → 特別燃料として再利用 ウエス → 発電用燃料 酸・アルカリ → 中和し、脱水汚泥を焼成(焙焼)路盤材利用 塗料カス → 天日乾燥、焼成し路盤材利用 - 18 - 有価引取り品の分別 工場から排出される物の中には金属が多く含まれ、金属回収業者に依頼すれば有価で引き取ってもらえる物が あります。 廃棄物として排出すれば環境影響だけでなく廃棄物処理費用も発生する為、天竜工場では金属含有品の 分別にも積極的に取組んで回収をしています。 溶 解 炉 72期資源売却量 [t] 72期資源売却総量 : 35.0 145.5t 30.0 25.0 20.0 15.0 10.0 5.0 0.0 7月 2012年 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 2013年 3月 4月 5月 6月 5月 6月 72期資源売却金額 [千円] 72期資源売却総額 : 700.0 3,679,400円 600.0 500.0 400.0 300.0 200.0 100.0 0.0 7月 2012年 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 2013年 - 19 - 3月 4月 環境社会貢献活動 環境保全への取組みは、行政・地域社会・企業との協力が必要不可欠と考えます。 当工場では、環境イベントへの参加を通じ、水質浄化や地域清掃などを実施しています。 工場周辺の側溝清掃及び除草活動 2013年6月 環境月間に伴い、工場周辺の側溝清掃及び除草を行いました。 部署ごとに担当場所、実施日を決め実施しました。 クリーン作戦(地域の清掃) 2013年6月24日(月)毎年実施している工場周辺および近隣の清掃活動と昨年度から実施している 天竜川河川敷(新東名橋脚付近)の清掃活動を行いました。 参加人数は86名と多くの従業員の方が参加をして頂き、その内15名の方がマイクロバスで移動し、 河川敷の清掃活動を行いましたが、予想以上のごみの多さに驚きました。 阿多古川河川敷 列島クリーンキャンペーン 2012年9月2日(日)連合静岡主催の列島クリーンキャンペーンに天竜工場、全矢崎労組天竜支部より 38名参加しました。 この奉仕活動は、地元の方にも喜ばれており、少しでも地域の方に恩返しができればとの思いで活動して おります。 - 20 - 企業内保育の紹介 従業員の働きやすい職場作りの一環として、工場内に保育園を運営しております。 中国研修生の受け入れ 中国研修生を積極的に受け入れております。 これまでに延べ41名の方を受け入れました。 2012年12月より第4陣を受け入れ、現在も現場にて研修を行っております。 ケアルームの設置 従業員が安心して心と身体の相談・ケアが受けられる様、メンタルヘルス-ケアルームを新設しました。 - 21 - 環境測定 騒音・振動 工場敷地境界線での騒音振動調査 騒音調査: 昼間 年2回 夜間 年1回 深夜 年1回 振動調査: 昼間 年1回 夜間 年1回 排水・下水調査 工場から排出される排水、下水の水質調査 排水の油分は 毎日 測定しています。 社内調査 排水の回収 下水の回収 社外調査 水質 社内調査 毎週1回(油分は毎日) 社外調査 年4回 - 22 - 環境データ(72期) 生産事業所における公害 / 化学物質排出、使用量データ ■ PRTR対象物質 行政への報告内容 取扱量 (使用量) 物質名 キシレン トルエン 単位:kg 排出量 大気へ 5940 3540 公共用水域へ 5700 3400 移動量 事業所内 埋立処分 土壌へ 0 0 0 0 下水道へ 0 0 廃棄物として 0 0 ■ 大気 (大気汚染防止法 / 県条例) 規制値 物質 実績 法 県条例 自主規制 単位 窒素酸化物濃度 180 180 180 31 ばいじん 0.2 0.2 0.2 0.001 g/m 硫黄酸化物排出量 17.5 17.5 17.5 0 3 cm3/m3N 3 m N /h N ■ 水質 (水質汚濁防止法 / 県条例) 規制値 実績 項目 法 県条例 自主規制 最大 最小 平均 排水量 - - - 547 391 433 pH 5.8~8.6 5.8~8.6 5.8~8.4 8.1 7.6 7.8 BOD 160(120) 25(20) 15 0 0 0 COD 160(120) 160(120) 15 0 0 0 SS 200(150) 50(40) 30 0 0 0 鉱物油 5 5 3 0 0 0 フッ素 8 8 8 0 0 0 亜鉛 2 2 1 0 0 0 溶解性鉄 10 10 8 0 0 0 溶解性マンガン 10 10 8 0 0 0 鉛 単位 0.1 pHを除きmg/L - 0.1 0 pH:水素イオン濃度 COD:化学的酸素要求量 0 0 BOD:生物化学的酸素要求量 SS:水中の懸濁物質濃度 ■ 騒音 / 振動 / 悪臭 (騒音規制法) 単位:dB 法 実測値 区域 設備 昼 65 59 第三種 ダイガスト 朝・夕 60 55 夜 55 54 (振動規制法) 単位:dB 法 実測値 区域 設備 昼間 70 49 第二種ー1 ダイガスト 夜間 60 43 (悪臭防止法) 区域 / 指数 法 実測値 第3地域 臭気指数15 15 - 23 - 240 140 環境目的、実績及び環境目標 (72期ー77期) No. ベース 72期実績 ('12.7~ '13.6) 73期目標 ('13.7~ '14.6) 74期目標 ('14.7~ '15.6) 75期目標 ('15.7~ '16.6) 原単位実績 70期 目標 原単位 13.08以内 前年比維持 原単位70期比 4%減 ※12.81以内 原単位70期比 5%減 13.35(kg/千個) 実績 原単位 12.75 12.75以内 達成済みのため 前年維持 12.68以内 目標 0.492 t/百万円以下 前年比1%減 前年比1%減 実績 0.491 (t/百万円) 0.486 t/百万円以下 72期エネル ギー量(CO2) 目標 69,188kg 削減アイテム 排出量1% 6,802.7t 実績 87,865kg アイテム量 68,027kg 実績 70期 目標 460.5t以下 72期実績に対し 1%削減 527.8t 実績 467.8t 463.1t以内 目標 702千m3 72期実績に対し 1%削減 実績 776千m3 768千m3以内 環境配慮製品の開発推 進 環境配慮製品の開発 推進 情報開示 (社会との連携) (環境意識の高揚) 目 的 76期目標 ('16.7~ '17.6) 77期目標 ('17.7~ '18.6) 前年比1%減 前年比1%減 前年比1%減 前年CO2量の 1%削減アイテム 前年CO2量の 1%削減アイテム 前年CO2量の 1%削減アイテム 前年CO2量の 1%削減アイテ ム 前年比1%減 前年比1%減 前年比1%減 前年比1%減 前年比1%減 前年比1%減 前年比1%減 前年比1%減 環境配慮製品の 開発推進 環境配慮製品の 開発推進 環境配慮製品の 開発推進 環境配慮製品の 開発推進 環境配慮製品の 開発推進 サイトレポート の作成 サイトレポート の作成 サイトレポート の作成 サイトレポート の作成 サイトレポート の作成 サイトレポート の作成 地域とのコミュニケーション活動 地域コミュニケーション 活動の実施 ステークホルダー とのコミュニケー ションの展開 ステークホルダー とのコミュニケー ションの展開 ステークホルダー とのコミュニケー ションの展開 ステークホルダー とのコミュニケー ションの展開 ステークホルダー とのコミュニケー ションの展開 教育訓練計画の推進 教育訓練計画 の推進 教育訓練計画 の推進 教育訓練計画 の推進 教育訓練計画 の推進 教育訓練計画 の推進 教育訓練計画 の推進 環境提案 3件/人(年度) 実績 6.3件/人(年 度) 環境提案 3件/人(年度) 環境提案 3件/人(年度) 環境提案 3件/人(年度) 環境提案 3件/人(年度) 環境提案 3件/人(年度) 廃棄物管理 廃棄物業者の現 地監査の実施 廃棄物業者の現 地監査の実施 廃棄物業者の現 地監査の実施 廃棄物業者の現 地監査の実施 廃棄物業者の現 地監査の実施 廃棄物業者の現 地監査の実施 環境測定の推進 環境測定 の推進 環境測定 の推進 環境測定 の推進 環境測定 の推進 環境測定 の推進 環境測定 の推進 取り組み内容 環境負荷物質への対応 1 (化学物質管理) VOCの排出量削減 (国内環境規制への対応) 2 地球温暖化への対応 CO2排出量削減:原 単位 ※原単位の算出は省エ ネ法に基づく(対象月も 法に合わせ4-3) CO2排出量削減: 削減アイテム 3 循環型社会形成のための 廃棄物総量削減: 70期比3%削減する。 資源有効活用の推進 水資源の有効利用: 総量 環境調和型製品の開発 4 (環境に配慮した製品づくりの推進) 5 環境マネジメントの充実 (環境管理体制の確立) - 24 - ISO14001 認証取得 : 高圧ガス保安協会 ISO14001環境マネジメントシステムが、環境保全に優れた手法であると認識し、1996年4月22日に 認証取得をしました。 高圧ガス保安協会:登録証 ・ 適用規格: ISO14001:2004/JIS Q 14001:2004 ・ 登録番号: 96ER・001 ・ 初回登録日: 1996年4月22日 ・ 発行番号: 001R5-02 ・ 発行日: 2012年6月21日 ・ 有効期限: 2014年4月21日 環境監査 環境保全の継続的な改善を実施するため、第三者による外部環境監査を実施するとともに、社内における 内部監査の充実に努めています。 これは、環境マネジメントシステムが有効に働き、且つ上昇ループを描いて、環境改善活動の向上を図る ためになくてはならない制度です。 外部監査 : 高圧ガス保安協会(KHK) 2008年3月の定期審査では、システム導入後のパフォーマンス実績については、良い評価をいただきました。 又、システム定着の未熟さも指摘され、更なる定着活動の充実に努めます。 ’10年定期 ’11年定期 ’12年定期 重大不適合 0件 0件 0件 軽微不適合 0件 0件 0件 リマーク 1件 3件 4件 *是正処置は、重大不適合及び軽微不適合を対象に実施しております。 ※用語の説明 ・重大不適合:システムに重大な欠落がある ・軽微不適合:システムに若干の欠落がある ・リマーク:改善することでさらによくなる 内部監査 : 社員 内部監査員養成コース(JKHK:2日)を受講し、内部監査員登録された30名が管理・技術・製造の 各チームを、システムの運用状況・プログラムの展開状況を監査し、更に優れたシステムを作るために 指摘やアドバイスを行います。 - 25 - 作成/発行:矢崎エナジーシステム株式会社天竜工場 環境事務局