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「北海道住宅供給公社のあり方について<最終報告書>」の概要版

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「北海道住宅供給公社のあり方について<最終報告書>」の概要版
「北海道住宅供給公社のあり方について<最終報告書>」の概要版
Ⅰ はじめに
平成14年2月
Ⅱ 公社の経営実態とその背景
〔公社の役割〕
・昭和40年に地方住宅供給公社法に基づき設立
・6万戸を超える大量の良質な賃貸住宅や分譲住宅の供給
・民間住宅産業の成熟により、住宅の量的供給という役割は減少
〔経営難に陥った背景〕
・社会経済情勢の激変
「バブル経済」の崩壊による地価下落
金融環境の激変
長引く景気低迷による分譲事業等の停滞
・時代の変化に対応できなかった公社の経営
公社の経営責任
道等の対応が十分でなかった(指導監督、出資者)
・不透明な経理基準
国の指導に基づく現行の会計基準(原価主義)
〔経営環境の変化と経営改善に向けた取り組み〕
・保有地含み損の累増と資金調達の困難性
・経営改善計画に基づく経営改善に向けた取り組み
・需要の低迷や資金調達の困難等により、結果的に改善計画の達成は困難
〔包括外部監査報告(平成13年1月)〕
・公社は多額の債務超過状態で、自力のみでの経営は困難
・民間金融機関からの資金調達は今後極めて困難
・長期保有地等に係る債務の増加抑制への対応が急務
・抜本的な公社事業及び会計処理等のあり方の検討が必要
・存在意義も含めた今後の公社のあり方の再検討が必要
等
Ⅲ 北海道住宅供給公社のあり方検討委員会
〔あり方検討委員会〕
設 置 平成13年4月
構 成 藤井副知事(委員長)、総務部長、総合企画部政策室長、建設部長等
内 容 委員会 5回開催、作業部会 9回開催
〔中間報告〕
〔報告骨子〕
・現在建設中の4事業は早期に完了させ、新たな事業には着手しない
・民間産業の成熟とともに、住宅の量的供給という役割は減少
・事業実施のための資金調達は極めて困難な状況
・施工中の事業は早期に完了し、資産処分、資金回収を図る
・公社事業全般の収支見通し等の検証、事業の整理縮小
・公社の徹底した経営努力と組織規模の大幅な縮小 等
・住宅経営事業・長期割賦事業は、円滑な事業承継を図る
・長期保有地等は早期処分を進める
・大幅なリストラ計画の策定と収支改善に向けた取組の実施
・金融機関等に対し、金利負担軽減や新規資金融資の協力を要請し、損失補償措置を講じる
・建設事業が完了する平成16年度を目途に処理スキームを確定する 等
Ⅳ 今後の公社のあり方
〔事業の方向〕
・継続建設事業の早期完成、早期処分
・住宅経営事業・長期割賦事業の円滑
な承継
〔「合理化計画」の推進〕
〔金融機関等との協議結果〕
・継続事業に係る新規資金の調達(低利・長期融資、損失補償措置 等)
・既存借入金に係る超低利・長期資金への借換等(超低利・長期融資、借換もしくは条件変更、損失補償措置 等)
・資金の返済(新規資金、既存資金を別勘定にて区分、四半期毎に仮決算、協議会での報告 等)
〔札幌市との協議結果〕
・公社への貸付金30億円の継続
・継続事業に係る新規資金に対する損失補償措置
・季実の里団地における公共用地の早期取得
・既存借入金の超低利借換等に対する損失補償措置
(※既存借入金に係る損失補償措置は困難)
〔「資産処分計画」の推進〕
〔公社経営の透明性確保〕
・道、関係地方公共団体、金融機関
等から構成される協議会の設置
〔その他市町村との協議結果〕
・公社への貸付金の融資継続
〔関係地方公共団体・公的団体等に対する協力要請〕
・長期保有地の買い取りや民間事業者への斡旋の要請
・賃貸資産の承継
〔道の支援・指導監督〕
〔国に対する要請〕
・庁内関係部局の連携による資産処分の促進
・公社への貸付金の融資継続
・資金借入に伴う損失補償措置
・「北海道土地取得等資金貸付金」制度の創設
・建設部、プロジェクトチーム、「北海道住宅供給公社
・含み損の抜本処理に向けた支援
・公社経営の健全化に対する支援
・地方公共団体等に対する支援
運営監理委員会」による指導監督の強化 等
Ⅴ 債務処理スキーム
平成16年度
○ 継続事業を完了し、資産処分を促進し、事業承継等による総体の借入金の縮小
○ 議会議論を踏まえながら、関係地方公共団体や金融機関等の関係機関で協議し、処理スキームを確定
Ⅵ 検討委員会の今後の役割
○ 検討委員会を廃止し、「北海道住宅供給公社運営監理委員会」を設置
・公社の業務運営を監視
・「合理化計画」や「資産処分計画」の進行管理
・債務処理スキームの検討
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