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7 四日市市防災行政用無線局の管理運用に関する規程 225KB
【資料 1-1-⑦】 四日市市防災行政用無線局の管理運用に関する規程 第1章 (目 総 則 的) 第1条 この規程は、本市が防災行政に供するため開設した防災無線通信設備(以下「無線局」 という。)の取扱い及び管理運用について必要な事項を定め、もって迅速、的確な業務の遂 行に寄与する事を目的とする。 (定 義) 第2条 この規程において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるとこ ろによる。 (1)基 地 局 四日市市役所庁舎内に開設した陸上移動局と通信を行う無線 局をいう。 (2)陸 上 移 動 局 (3)テレメーター観測局 陸上を適時移動して運用する無線局をいう。 雨量、水位の測定を行い、測定結果を送り又は受けるための 無線局をいう。 (4)同 報 親 局 特定の2以上の受信設備に対し、同時に同一内容を送信する ための無線局をいう。 (5)遠 隔 制 御 装 置 四日市市消防本部内に設置した同報親局の遠隔操作を行うた めの装置をいう。 (6)屋 外 子 局 同報親局の通信相手となる受信設備で屋外に設置された拡声 装置、モーターサイレンをいう。 (7)屋 内 子 局 同報親局の受信相手となる受信設備で屋内に設置された戸別 受信機をいう。 第2章 無線局 (無線局の種別等) 第3条 無線の種別・名称及び設置場所は、別表のとおりとする。 (無線局の所在及び管理責任体制) 第4条 無線管理の所在は、総務部防災対策課とし、無線局に総括管理者、管理者、管理責任 者、通信取扱責任者及び通信担当者を置く。 (総括管理者) 第5条 2 総括管理者は、市長をもってあてる。 総括管理者は、無線局を統括し、その運用を統括運用する。 (管理者) 第6条 2 管理者は、総務部長をもってあてる。 管理者は、総括管理者の命を受けて、無線局を管理し、その運用を管理する。 (管理責任者) 第7条 2 管理費任者は、防災対策課長をもってあてる。 管理責任者は、管理考の命を受けて、無線局の事務を処理する。 (通信取扱責任者) 第8条 通信取扱責任者は、防災対策課及び消防本部情報指令室に勤務する職員のうちから管 理者が指名する。 2 通信取扱責任者は、管理者の命を受けて、無線局の無線設備の管理及び運用に従事する。 (通信担当者) 第9条 通信担当者は、電波法上の資格を有する職員の内から管理者が指名する。 2 通信担当者は、上司の命を受けて無線設備の操作に従事する。 3 通信担当者は、防災無線通信の重要性を認識し効果的な運用を図るため、次に定める事 項を遵守するものとする。 (1)通信施設の機能を熟知し、その取扱を迅速かつ正確に行うこと。 (2)通信内容を的確に聴取し、必要事項を記録すること。 (3)防災業務上重要と思われる通信については、速やかに上司に報告すること。 (管理運用の責任) 第10条 所属長は、常に所属に配置されている通信施設の保全、管理責任に注意を払い適正 な通信運用の確保に努めるものとする。 第3章 運 用 (無線局の運用) 第11条 管理責任者は、通信担当者を指揮して、無線局の運用について適正を期さなければ ならない。 (遠隔制御装置の運用) 第12条 消防本部の通信取扱責任者は、通信担当者を指揮して、遠隔制御装置の運用につい て適正を期さなければならない。 2 遠隔制御装置による通信は、火災発生に伴うモーターサイレンの吹鳴と同報ファクシミ リに係る通信のほか、同報親局の通信担当者が不在時において、緊急事態が発生したとき、 又は発生が予測されるとき、これに係る通信を運用する。 (通信の原則) 第13条 無線通信は、基地局及び同報親局又は遠隔制御装置にて統制を行う。 (通信の範囲) 第14条 通信の範囲は、免許状に記載されたとおりとする。 (通信の種類) 第15条 移動系、固定系の無線通信の種類は、次の各号に掲げるとおりとする。 (1)緊急通信(普通通信を中断して行う緊急の場合の通信をいう。) (2)普通通信(平常時に行う通信をいう。) (3)一斉通信(基地局及び同報親局又は遠隔制御装置から同時に2以上の無線局に一斉に 行う通信をいう。) (テレメーター無線) 第16条 テレメーター無線による通信は、毎正時の観測にかかる通信のほか、気象予警報発 令時において10分間隔、30分間隔又は任意に観測を行う通信をいう。 (防災無線通信の区別) 第17条 防災無線通信は、緊急通報、災害通報、普通通報に区分し、次に定める所によるも のとする。 (1)緊急通報は、地震、風水害、地震警戒宣言の発令時及びその他の災害が発生のおそれ があるときに基地局及び同報親局から陸上移動局、屋外子局、屋内子局に対し避難の 指示・命令等を通報すること並びに同報親局から屋外子局(モーターサイレンを含む) のサイレン信号を吹鳴することをいう。 なお、火災出場に伴うサイレン吹鳴については、別に定めるものとする。 (2)災害通報は、地震、風水害及びその他の災害が発生した時又は発生のおそれがある時 に被害情報やその他関連情報等を基地局と陸上移動局が行う交信並びに同報親局から 屋外子局、屋内子局に対しその関連情報等を通報することをいう。 (3)普通通報は、気象予報・警報を伝達すること及び防災業務上必要なあらゆる通報をい う。 (通信の内容) 第18条 通信は、無線局の設置目的に反するものを内容としてはならない。 2 通信は、簡潔明瞭に行わなければならない。 3 陸上移動局を開局し、又は開局しようとするときは、その旨を基地局に通知しなければ ならない。 4 遠隔制御装置を火災発生に係る通信以外に使用した場合は、直ちに管理責任考に連絡し なければならない。 5 テレメーター無線局を一時休止する場合は、予め関係担当者に連絡しなければならない。 (秘密の保持) 第19条 無線局の業務に従事する者は、その職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。 その職を退いた後もまた同様とする。 (通信の方法等) 第20条 この規程に定めるもののほか、無線局の呼出し又は応答の方法、その他通信の運用 について必要な事項は、電波法に定めるところによるものとする。 (非常災害時における通信体制) 第21条 管理者は、次の各号の一に該当するときは、直ちに管理責任者をして通信取扱責任 者に、通信の確保に必要な措置をとらせなければならない。 (1)災害その他緊急の事態が発生し、又は、発生するおそれがあると認められるとき。 (2)その他管理者が特に必要と認めたとき。 (通信訓練の実施) 第22条 管理責任者は、将来起こり得べき非常事態に備えて、緊急通信の疎通を確保するた めの通信訓練を行わなければならない。 2 訓練は、総合訓練及び各個訓練とし、定期(年1回以上)又は臨時に訓練計画に基づい て行うものとする。 第4章 管 理 (無線局の管理) 第23条 管理責任者は、電波法に規定する事項について適法に措置するとともに、無線局の 運用状況を把握し、その機能が十分発揮できるよう管理しなければならない。 (無線業務日誌) 第24条 管理責任者は、無線業務日誌(別記様式〈自動通信記録誌〉)を備付け、通信担当者 に対し、通信に際しての特記事項(電波法施行規則第40条三3-6)を記入させなけれ ばならない。 2 管理責任者は、無線局の運用状況を把握するため、最低月に1回以上査閲しなければな らない。 (無線設備の保守点検) 第25条 管理責任者は、無線設備の定期点検を年1回以上実施し、その試験データーを保管 しなければならない。 2 通信取扱責任者は、毎日(休日を除く)無線設備の動作確認を行うほか、適時通信回線 の試験を行い、その状態を無線業務日誌に記録しておかなければならない。 (同報ファクシミリの保守点検) 第26条 消防本部、通信取扱責任者は、同報ファクシミリの保守点検を日1回以上実施する ものとし、その方法は、別に定めるものとする。 (事故の場合の措置) 第27条 通信取扱責任者は、事故のため、通信を行うことができなくなったときは、直ちに 必要な措置をとるとともに、速やかに管理責任者に報告しなければならない。 2 管理貴任者は、前項の報告があったときは、速やかに管理者に報告しなければならない。 3 通信取扱責任者は、第1項の状況を通信担当者をして、無線業務日誌に記入させなけれ ばならない。 第5章 雑 則 (通信担当者の異動報告) 第28条 管理責任者は、通信担当者に異動があったときは、遅滞なくその旨を管理者に報告 するとともに、所定の選解任届を地方電気通信管理局長に届け出なければならない。 (無線局の備付書類等) 第29条 この規定に定めるもののほか、無線局に備え付けておかなければならない書類等は、 電波法第60条及び電波法施行規則第38条に定める次のとおりとする。 (1)関係法令集 (2)無線局免許状 (3)無線局申請書の写し (4)無線検査簿 (5)無線業務日誌 (6)無線従事者選(解)任届の写し 付 則 この規程は昭和61年3月5日から施行する。 付 則 この規程は平成3年4月1日から施行する。 付 則 この規程は平成7年4月1日から施行する。 付 則 この規程は平成8年9月1日から施行する。 付 則 この規程は平成10年9月1日から施行する。