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事業報告書 - Euroland
株主メモ 決 算 3月31日 期 定時株主総会 毎決算期の翌日から3ヵ月以内 基 3月31日(その他必要があるときは、 あらかじめ公告いたします) 準 日 利 益 配 当 金 受領者確定日 3月31日(中間配当を実施する場合は9月30日) 公 告 の 方 法 日本経済新聞に掲載いたします 証 券 コ ー ド 6727(JASDAQ) 名義書換代理人 大阪府大阪市中央区北浜四丁目5番33号 住友信託銀行株式会社 同事務取扱場所 東京都千代田区丸の内一丁目4番4号 住友信託銀行株式会社 証券代行部 (郵便物送付先) 〒183-8701 東京都府中市日鋼町1番10 住友信託銀行株式会社 証券代行部 (電話照会先) 住所変更等用紙のご請求 その他のご照会 (ホームページ) http://www.sumitomotrust.co.jp/ 同 取 次 所 0120-175-417 0120-176-417 住友信託銀行株式会社 本店 および全国各支店 当社のホームページ http://www.wacom.co.jp/ 株式会社ワコム 〒349-1148 埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台二丁目510番地1 (本社) TEL:0480-78-1211 (代表) FAX:0480-78-1220 この報告書は自然にやさしい大豆インキを使 用しております。 トップメッセージ 社是/企業理念 Top message Corporate philosophy 「人間とテクノロジーの調和ある発展」 「より簡単に、直感的に、思い通りに」 ■企業理念 ●わたしたちは、企業活動を通して、社会に貢献する。 ●わたしたちは、お客様に感動と喜びを提供する。 ●わたしたちは、常に創意工夫し、新しいことに挑戦する。 当社は、 「人間とテクノロジーの調和ある発展」を社是としており、 人間が本来持っている創造力 を、 より豊かにするために必要な製品を提供したいと願っております。その際に重要なことは、 ど 代表取締役社長 んなに高度な技術が投入されていてもお客様にはそれをまったく感じさせない、 「人が直感的に 使用できる製品」を提供することと考えております。 株主の皆様には、 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平 ました。さらに、 直感的なインターフェイスとして、 液晶画面に直接書く この信念に基づいた先端技術の開発、 生産、 販売、 マーケティングといった当社の業務活動が、 素は格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。ここに、 当社の平成 ことのできる液晶一体型タブレットは、 医療現場や運送業などさまざ 一つの製品にすべて集約されてお客様の手に渡れば、 お客様が満足感や感動を覚えてくださり、 14年4月1日から平成15年3月31日に至る第20期事業報告書をお まなビジネスシーン、 あるいはキーボード入力の難しい環境で使われ 当社もそれを励みにさらなる技術革新に挑戦できるのだと確信しております。 届けいたします。 るようになりました。情報家電・モバイルの時代とともに、 ペンタブレ 当社は、 1983年の設立以来、 「人間とテクノロジーの調和ある発展」 をめざし、 主にコンピュータを簡単な道具として使えるようなインター フェイスの研究・開発を続けてまいりました。 90年代、 時代はコンピュータグラフィックスの需要が高まっていま した。当社の技術は、 誰もが「より簡単に、 直感的に、 思い通りに」 コン ットが一般生活の中で「人にもっとも優しいインターフェイス」 として 採用されつつあります。 今後も国内外の経済情勢は予断を許さない状況にありますが、 当社 では独自の技術の開発・提供により、 収益力の一層の向上と企業価値 の最大化に取り組んでまいります。 ピュータ上で絵を描くことに最適なツールへと進化し、 ペンタブレット さらに、 タブレットPC、 PDA、 携帯電話から情報家電、 ユビキタスへ はグラフィックスデザインをはじめ、 映画業界、 アニメ業界、 デザイン業 と当社の要素技術の活用が広がり、 いわゆるデジタルペーパー時代に 界、 ゲーム業界などの発展には欠かせないものとなりました。今日の なくてはならない企業としてのリーディングポジションの確立に邁進 特殊効果画像の発展は、 当社の技術・製品の存在が大きな要素になっ してまいります。 ていると言っても過言ではないと思います。 豊かな社会生活のためのソリューションとして、 電子印鑑、 幼児教育 プロフェッショナルグラフィックスのためのツールとして広く認知さ からシルバー教育までのe-learning、 医療情報システムなどを、 パー れた当社製品の技術力は、 その後、 機能と品質を生かしながら低価格 トナー各社と協業して提供する事業展開を積極的に実行してまいり 化を実現させ、 PCの性能の向上、 また一般への普及に伴い、 今では世 たいと考えております。また、 世界市場を視野に入れた商品事業の拡 界中の皆さまにさまざまな使い方で楽しんでいただけるようになり 大と、 ブランド価値の飛躍をめざし、 事業の発展に努めてまいります。 01 02 事業の概要 Business summary 当事業は、 グラフィックス・タブレットおよびそれに関連するソフト ウェアの開発、 製造、 販売を主な業務としています。現在、 当社は世界 のタブレット市場の約60% (当社推定)のシェアを持つ、 タブレット分 野のリーディングカンパニーです。グラフィックス・タブレットは、 電子ペ ンとタブレット本体を基本構成とするコンピュータ入力機器で、 主にイ ラストレーションや写真画像の加工、 印刷、 映像作品などの分野で使用 されています。また、 当社のペン技術と液晶表示装置を組み合わせた 液晶一体型タブレットは、 液晶画面に直接ペンで入力する直感的なユ ーザーインターフェイスを実現し、 医療情報システムや工業デザイン などの分野で活用されています。欧米やアジア諸国などの海外市場 でも、 製品需要は伸びていますが、 近年では、 タブレットPC用ペン・セ ンサーコンポーネントが、 主要PCメーカー各社に採用されています。 今後は、 次世代携帯電話、 PDA分野向け製品の需要拡大に取り組むな ど、 市場競争力の強化と海外展開の拡大に努めてまいります。 当社は創業以来、 常により良いインターフェイスを追求してきまし の一種であり、 専用の電子ペンとタブレット(板面)を使用し鉛筆で書 た。そして、 1990年代、 当社のペンタブレットは、 パソコン上で絵を くように「書く・描く」 ことが可能なPC専用の入力機器です。今後、 当 描くのに最適なツールとして、 クリエイティブの世界では必要不可欠 社は独自のタブレット技術を生かし、 「デジタルペーパー時代」のデフ なものとなりました。タブレットとは、 PCの入力機器(キーボード等) ァクトスタンダードをめざします。 タブレットPC グラフィック制作 当社は、 Microsoft社が提唱する次世代PC、 「タブレットPC」用のペン・センサーコンポーネ ントを開発し、 メーカー各社に供給しています。 「タブレットPC」 とは、 従来のPCに「書く・描く」 という機能を加えた製品です。今後は需要がさ らに伸び、 当社が供給する 「タブレットPC」主要 部分の電子ペンとタブレット入力用センサーが 当社の業績に大きく貢献することが期待され ています。 03 ワコムのタブレットは、 世界中のCGクリエイ ターから高く評価され、 今やグラフィックデザイ ンをはじめ、 映画やゲーム、 アニメーション制作 の現場においては、 なくてはならないツールと なっています。実際に、 米国市場では、 大型液晶 一体型タブレット 「Cintiq18SX/C-1800SX」 が工業デザインやグラフィックス分野で高い評 価を受けて需要も伸ばしているほか、 韓国市場 でも需要が拡大傾向にあります。 C モンキー・パンチ プロフェッショナルグラフィックス・タブレット コンシューマグラフィックス・タブレット グラフィックデザインをはじめ、 映画、 アニ メーション制作、 写真編集、 Web、 工業デザイ ンなどを主要用途とするプロフェッショナル 向けの高性能タブレットです。ワコム製電子 ペンならではの書き味と、高度な操作性を 実現。世界中のCGクリエイターから高い評 価を得ています。 一般ユーザー向けのタブレットです。タブ レットを利用すれば、 簡単な操作でイラスト レーション、写真加工、 ホームページデザイ ンなどが楽しめます。学校などで行われて いる情報・パソコン教育でも活用されてい ます。 液晶一体型タブレット ペン・センサーコンポーネント 液晶ディスプレイにタブレットを組み合わ せたもので、 ディスプレイ面にペンで直接描 画や文字入力ができるほか、 画面操作もでき る表示入力一体型の製品です。CG製作や電 子カルテ、 情報システム入力など、 医療分野 やアミューズメント分野を中心に需要が伸び ています。 高性能なペン入力機能を実現させるため に、 主要PCメーカー、 携帯電話・情報機器メー カーなどに当社が提供する、 ペンおよびセン サーからなる部品製品です。ワコムでは、 セン サーユニットと組み込みの技術を 「Wacom Penabled Technology」 と呼び、 世界的な ブランドとして使用しています。 04 事業の概要 製品ラインアップ Business summary Products information ■電子機器事業 WACOM intuos2 WACOM Cintiq 当事業は、 設計分野を中心とした製造業向けシステムをベースとし 元管理を可能にするPLM(Product Lifecycle Management) シ たソフトウェアパッケージの開発販売と、 それに付帯するシステム構 ステムも販売。製造業におけるIT化の促進を捉え、 部門を超えた情報 ワコムの最先端タブレット・システム。1024レベル 画面を直接ペンで操作する液晶一体型タブレット。現 の流通・活用を提案し、 物づくり全般をサポートするソフトウェアパッ のペン筆圧機能、多彩な表現を可能にする±64レベル 在15型、 17型および18.1型のカラーTFT液晶ディス 傾き検出機能、 デバイスIDなど、比類ない操作性と高性 プレイを搭載した3モデルをラインアップ。コードレス& 能を備えたグラフィックス・タブレットです。 電池レスペンは快適な書き込みと操作を実現します。さ 築を主要事業内容としています。 電気機器・制御機器設計に特化した電気設計用CAD/CAMシス ケージの開発・販売と、 システムの提供を行っています。 テム、 および機械設計用CADシステムを開発。さらに、 製品情報の一 らに、 高精度、 高分解能、 高速読取が可能な性能の高さが 魅力です。 ■物づくり全般をサポート 企画 WACOM FAVO 設計・開発 部品表 市場要求 簡単な操作でデジタル表現を可能にする一般ユー CAD ECS Company アフター サービス WACOM Smart Scroll スクロール、 ズーム、 ショートカットが簡単に操作でき ザー向けのタブレットです。512レベルの筆圧機能に、 るワコムのスマートスクロール。右手にペンやマウスを 指先で簡単に操作できる2サイドスイッチで使いやすい 持ち、 左手にスマートスクロールを持って作業をすれば、 ペンと、 コードレス&ボールレスマウスで快適な操作を 作業効率が大幅にアップします。 実現します。 PLM 調達 営業・受注 出荷 製造 ■ECS事業 ECAD/dio 業界No.1シェアを誇る新世代電気用CADシステム。 当事業は、電子機器・ECSの両事業からの協力や、他社とのアライ アンスを視野に入れながら、自社製品と他社のソフトウェア製品を組 み合わせたシステムソリューションビジネスを提供し、新しい事業領 ■Backbone 電 子 機 器 事 業 ■Concept ソリューションビジネス ペンタブレット 技術 EHI E C S 事 業 CAD開発・ 応用技術 ●電子印鑑 ●ペンタブレット技術を 用いたソリューション ■Field 事業領域の拡大 ●個人 ●企業 ●教育分野 ●医療・福祉分野 ●金融機関 ●公共機関 域の拡大を図っています。 今後は、電子印鑑システムを中心に、市場のニーズにあった製品を 開発・投入していきます。 電子印鑑 世界標準のAutoCADをプラットフォームにした電気 電気設計の作図だけでなく、 設計データとその周辺機器 設計用CADシステム。電気CADのパイオニアとしての を相互に結びつけ、 業務全般の効率化をサポートします。 ノウハウをAutoCAD/AutoCAD LT上で構築します。 SMARTEAM ProΦProfessional 革新的な製品情報コラボレーションツール。企業組織に 世界標準のAutoCADをプラットフォームにした機械設 求められるデータ管理のニーズにリーズナブルなソリュー 計用CADシステム。プロフェッショナル向けの2次元機械 ションを提供し、 競争力強化、 信頼性向上に貢献します。 設計の環境をAutoCAD/AutoCAD LT上で構築します。 当社の世界的特許であるグラフィック ス・タブレットと電子ペンの技術に、日本 の伝統文化である印鑑を融合させた電子 ■EHI事業 印鑑認証システムです。ワコムのタブレッ ト技術による座標の読み取りと、 電子ペン に内蔵されているペンのICチップを印鑑 に搭載し、 デジタル文書に従来と同様の印 鑑捺印を実現します。 05 ProΦDenki 電子印鑑 inpplet(技術協力) タブレット上で電子印鑑を使用し、電子文書に捺印するシステムです。電子印鑑内のIDを使用し、まさに「紙に捺印する」感 覚でパソコン上での決裁を実現します。 ※電子印鑑 inppletは、シヤチハタ株式会社の製品です。当社は、inppletに独自の電子ペン技術を応用し、提供しております。 06 財務ハイライト 営業の概況 Financial highlights Business review ■主要財務指表(連結ベース) ■株主資本利益率(ROE) ■総資産経常利益率(ROA) 売上高 (単位:%) (単位:%) 15 15 (単位:百万円) 18,000 15,037 15,000 12,333 12,214 13,158 12,325 10.6 12,000 10 9,000 10 8.9 8.3 6,000 3,000 7.7 6.3 6.1 0 5 5 第16期 第17期 第18期 第19期 第20期 (平成11年3月期) (平成12年3月期) (平成13年3月期) (平成14年3月期) (平成15年3月期) 4.5 2.5 ■当期の概況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、景気の長期停滞やデ フレ状況の深刻化に加え、イラク情勢の緊迫化に伴う大幅な株安 などさまざまな影響を受けて、個人消費の低迷が続き、また業績 を回復した大企業でも巨額の株式評価損が発生するなど、極めて 厳しい状況での推移となりました。 このような経済状況の下、当社グループは、引き続き原価の低 減や生産効率の向上に努めるとともに、オリジナル製品群の新規 利用分野への販売体制の強化を図りました。 その結果、当連結会計年度の売上高は15,036,968千円(前 年同期比22.0%増)、営業利益は1,034,784千円(同157.3% 増)となりました。 ■セグメント別売上高 ●売上高 1億円 EHI事業 EHI事業 ECS事業 事業 ●売上高 14億円 ●売上高 135億円 電子機器事業 0.2 経常利益 第 16 期 (単位:百万円) 1,200 1,031 907 800 第 17 期 第 18 期 第 19 期 第 16 期 第 20 期 第 17 期 第 18 期 第 19 期 第 20 期 731 600 503 515 400 311 31 ■1株当たり当期純利益(EPS) ■1株当たり純資産額(BPS) 259 200 0 電子機器事業 △3.0 当期純利益 1,000 0 0 経常利益/当期純利益 114 (単位:円) △90 300,000 第16期 第17期 第18期 第19期 第20期 (平成11年3月期) (平成12年3月期) (平成13年3月期) (平成14年3月期) (平成15年3月期) 28,088.55 24,050.12 250,000 (単位:円) 300,000 282,420.75 250,000 241,229.93 252,028.91 265,614.73 総資産額/純資産額 200,000 当事業では、 電機設計用CAD分野における製造支援・業務支援環 境のソリューションをベースに、 カスタマイズを含めた大型商談に力 を注いでまいりましたが、 思うような成果は得られませんでした。 また、 製品情報管理(PLM)分野では、 SMARTEAM製品の日本市 15,003.41 総資産額 純資産額 (単位:百万円) 14,000 12,000 10,700 11,512 11.755 150,000 150,000 100,000 100,000 12,299 11,246 10,000 ■所在地別売上比率 ●中国 1.4% ●欧州19.3% ●日本 52.2% ●米国 27.1% ECS事業 236,507.11 200,000 当事業では、 世界的な市場動向の不確実性が増大する中、 従来のプ ロフェショナル向け製品ライン 「intuos2シリーズ」 やコンシューマ向け製 品ライン 「Graphire2/FAVO2シリーズ」 に加えて、 液晶一体型タブレッ ト 「Cintiqシリーズ」 の利用分野の拡大と、 新規分野であるMicrosoft 社が提唱するタブレットPC向けのペン・センサーコンポーネントの量産 出荷が始まりました。 その結果、 売上高は13,514,729千円 (前年同期比27.1%増) 、 営 業利益は2,211,032千円(同88.4%増)となりました。 場における流通が、 当社とIBM社の2ルートとなりましたが、 当社の技 術力と実績が評価され、 販売店経由の売上は好調に推移しました。 その結果、 売上高は1,413,572千円(同16.6%減) 、 営業損失は 65,687千円(前年同期は77,499千円の営業利益) となりました。 8,000 6,000 4,090 4,000 4,359 4,594 4,901 6,577.97 50,000 2,000 0 0 △7,393.07 0 07 EHI事業 50,000 2,927 第16期 第17期 第18期 第19期 第20期 (平成11年3月期) (平成12年3月期) (平成13年3月期) (平成14年3月期) (平成15年3月期) 第 16 期 第 17 期 第 18 期 第 19 期 第 20 期 第 16 期 第 17 期 第 18 期 第 19 期 第 20 期 新しい事業領域の拡大を図るために当期から立ち上げた当事業は、 当社の技術と他社とのアライアンスを視野に入れながら、 自社製品と 他社のソフトウェア製品を組み合わせたシステムソリューションビジ ネスを推進してまいりました。そして日本の文化に合った認証手段と して、 電子印鑑用コンポーネントを他社とのアライアンスで開発(シ ヤチハタ (株)へ販売) し、 平成15年1月に市場へ投入しました。 その結果、 売上高は108,667千円、 営業損失は136,713千円と なりました。 08 連結財務諸表 Consolidated financial statements 連結貸借対照表(要旨) 単位:千円 期 別 科 目 ( 資 流 産 の 動 現 金 部 資 及 び な 繰 延 未 卸 税 収 金 産 資 入 産 金 前 渡 金 そ の 他 貸 流 倒 動 固 形 物 定 び 金 合 計 資 産 資 固 及 当 産 定 有 建 引 資 具 器 構 具 築 備 土 物 品 地 有 形 固 定 資 産 合 計 無 形 ソ フ 固 定 ト ウ 資 ェ ア の 他 無 形 固 定 資 産 合 計 資 有 価 証 券 敷 金 ・ 差 入 保 証 金 長 期 未 収 入 金 長 期 前 払 費 用 会 員 保 険 繰 延 権 積 税 そ 立 金 資 の 貸 倒 金 産 他 引 当 金 投 資 そ の 他 の 資 産 合 計 固 資 09 定 資 産 産 合 合 計 計 科 目 負 流 3,242,609 2,389,850 1,513,741 305,799 197,874 47,162 84,140 △ 42,486 7,738,689 2,783,278 2,336,973 1,158,559 114,454 145,077 33,767 51,297 △ 21,951 6,601,454 債 2,018,344 66,182 285,454 1,577,500 3,947,480 2,135,987 35,164 269,988 1,591,309 4,032,448 72,171 99,864 11,531 183,566 79,362 8,043 87,405 の 動 部 負 当 期 前 期 (平成15年3月31日現在) (平成14年3月31日現在) 1,450,049 594,386 1,128,400 一 年 内 償 還 予 定 社 債 200,000 - 一年内返済予定長期借入金 589,456 1,022,070 未 等 339,034 133,357 金 508,191 441,135 金 91,779 102,622 金 286,782 201,726 払 借 法 未 入 人 税 払 前 受 賞 与 引 当 他 133,305 104,955 計 5,169,455 4,584,314 債 500,000 200,000 金 1,107,780 1,520,136 金 199,321 149,848 役 員 退 職 慰 労 引 当 金 238,794 116,352 流 の 動 固 負 債 定 合 負 債 社 長 退 期 職 借 給 そ 固 付 入 引 当 の 定 負 負 債 債 当 期 ( 自 平成14年4月 1 日 至 平成15年3月31日 ) ( 自 平成13年4月 1 日 至 平成14年3月31日 ) 168,118 96,720 23,625 45,486 16,992 78,545 92,343 12,128 △ 9,628 524,329 4,644,182 11,245,636 少 ( 数 株 合 合 資 本 資 主 の 他 134,223 33,622 計 2,180,118 2,019,958 持 部 本 124,250 価 7,595,290 6,105,130 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 184,364 △ 232,435 益 7,441,678 6,220,321 財務活動によるキャッシュ・フロー △1,038,915 △ 153,259 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 6,406,894 5,818,141 現金及び現金同等物に係る換算差額 △ 営 益 1,034,784 402,180 現金及び現金同等物の増加(減少)額 487,346 売 上 売 上 原 総 業 利 利 益 82,953 212,484 現金及び現金同等物の期首残高 2,583,354 2,637,007 営 業 外 費 用 87,104 99,493 現金及び現金同等物の期末残高 3,070,700 2,583,354 益 1,030,633 515,171 経 常 利 連結剰余金計算書(要旨) 特 別 利 益 14,589 別 損 失 108,819 94,232 1,302,650 法人税、住民税及び事業税 589,426 254,747 余 金 - 1,989,713 資 本 剰 余 金 1,069,550 - 金 2,406,006 - その他有価証券評価差額金 9,817 64,684 為 替 換 算 調 整 勘 定 113,161 166,945 余 計 4,901,184 4,593,542 負 債・少 数 株 主 持 分 及 び 資 本 合 計 12,299,482 11,245,636 ( 科 目 特 法 人 税 等 追 徴 税 額 法 人 税 等 調 整 額 少 数 株 主 利 益 ( 控 除 ) 当 期 純 利 益 - 22,150 △157,228 36,840 1,442 3,402 502,763 113,760 単位:千円 期 別 9,960 1,302,650 剰 53,653 収 ) 結 △ 外 金 連 207,791 業 430,899 1,069,550 63,133 営 936,403 - 合 ) 1,773,758 税金等調整前当期純利益 金 本 自 平成13年4月 1 日 至 平成14年3月31日 営業活動によるキャッシュ・フロー 47,822 備 資 ) ( 12,325,451 48,725 分 準 剰 自 平成14年4月 1 日 至 平成15年3月31日 15,036,968 6,604,272 本 益 前 期 高 上 7,349,573 計 資 利 ( 科 目 単位:千円 当 期 期 別 ( 少 数 株 主 持 分 ) 82,570 74,514 45,371 11,720 106,909 106,233 10,257 △ 7,827 429,747 4,560,793 12,299,482 連結キャッシュ・フロー計算書(要旨) 前 期 債 2,426,522 期 単位:千円 科 目 売 金 短 連結損益計算書(要旨) 期 別 ) 支 払 手 形 及 び 買 掛 金 そ 投 資 そ の 他 の 資 産 投 単位:千円 期 別 ( 産 ソ フ ト ウ ェ ア 仮 勘 定 そ (平成14年3月31日現在) 産 機 械 装 置 及 び 運 搬 具 工 (平成15年3月31日現在) 産 預 資 金 前 期 ) 受 取 手 形 及 び 売 掛 金 た 当 期 当 期 前 期 自 平成14年4月 1 日 至 平成15年3月31日 ) ( 自 平成13年4月 1 日 至 平成14年3月31日 ) 連 結 剰 余 金 期 首 残 高 - 1,977,423 連 結 剰 余 金 減 少 高 - 101,470 当 - 113,760 連 結 剰 余 金 期 末 残 高 - 1,989,713 資 本 剰 余 金 期 首 残 高 1,069,550 - 資 本 剰 余 金 期 末 残 高 1,069,550 - 利 益 剰 余 金 期 首 残 高 1,989,713 - 利 益 剰 余 金 増 加 高 502,763 - 利 益 剰 余 金 減 少 高 86,470 - 利 益 剰 余 金 期 末 残 高 2,406,006 - 期 純 利 益 10 単体財務諸表 トピックス Non- consolidated financial statements Topics 単体貸借対照表(要旨) 単位:千円 期 別 科 目 ( 資 流 産 の 動 部 資 当 期 前 期 (平成15年3月31日現在) (平成14年3月31日現在) 科 目 売 4,974,911 4,302,855 上 有 無 定 形 形 資 固 定 固 定 産 資 資 産 産 3,292,730 168,350 3,341,149 78,349 当 期 ( 高 自 平成14年4月 1 日 至 平成15年3月31日 ) ( 11,565,954 自 平成13年4月 1 日 至 平成14年3月31日 ) 紙から電子カルテへ、 スムーズな移行を実現 ペンを使えば自由に描ける、想像力もどんどん膨らむ 信州大学医学部附属病院<液晶一体型タブレット導入事例> 東京都北区立赤羽台西小学校<ペンタブレット/液晶一体型タブレット導入事例> 9,180,803 信州大学医学部附属病院は、 液晶 小学校の図画工作の授業では、 マ ウスで絵を描くのは難しいという理由 価 7,285,388 5,566,315 益 4,280,566 3,614,488 電子カルテ・システムを開発、 2000 から、 パソコンを使った授業はあまり 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 4,062,264 3,568,819 年1月より運用しています。液晶一体 行われていませんでした。そうした 益 218,302 45,669 型タブレットの画面上の電子カルテ 中で、 赤羽台西小学校は液晶一体型 は、 従来のA4判紙カルテのイメージ タブレットを導入。マウスがペンに替 わり、 子供たちは従来の手描きと同様、 パソコン上でも自由に絵を描け 売 上 上 営 原 総 利 業 利 営 業 外 収 益 199,842 677,981 営 業 外 費 用 81,097 93,748 そのまま。医師は診察しながら画面上のカルテにペンで書き込むこと 投 資 そ の 他 の 資 産 1,743,717 1,848,257 経 常 利 益 337,047 629,902 ができます。また、 画面上のシェーマ (部位のイラスト) を患者さんに見 るようになりました。液晶一体型タブレットの魅力は、 筆圧の違いで線 固 計 5,204,797 5,267,755 特 別 利 益 14,063 4,712 せながら説明できるのも魅力です。 しかし、 最大のメリットは手書き文 の太さを自由に変えたり、 スプレー機能で色付けができること。そして 9,570,610 別 損 失 93,151 10,179,708 特 107,241 計 字そのものが電子データとして残せるということ。これまでの紙カルテ 何度でもやり直しができるので、 イメージを膨らませてどんどん描ける 税 引 前 当 期 純 利 益 243,869 541,463 もスキャナで取り込んでデータ化することができるので、 データベース化 ことです。また、 先生も、 液晶一体型タブレットを使って生徒の顔を見な 法 人 税 、住 民 税 及 び 事 業 税 248,253 103,673 が容易にでき、 データの一元管理がスムーズに行えるようになりました。 がら授業ができるため、 生徒と先生の関係も、 より身近になりました。 法 人 税 等 追 徴 税 額 - 22,150 定 資 ( 資 産 産 負 合 合 債 の 部 ) 流 動 負 債 4,531,802 4,083,860 固 定 負 債 1,986,046 1,814,424 計 6,517,848 5,898,284 法 負 ( 債 資 合 本 資 の 部 本 人 当 期 前 金 1,302,650 1,302,650 資 本 準 備 金 - 1,069,550 利 益 準 備 金 - 22,351 金 - 1,213,091 期 等 調 純 期 当 ) 税 繰 未 整 利 越 処 分 利 利 額 △135,255 64,237 益 130,871 351,403 益 1,126,621 861,688 益 1,257,492 1,213,091 そ の 他 の 剰 余 - 資 本 剰 余 金 1,069,550 利 益 剰 余 金 1,279,843 - その他有価証券評価差額金 9,817 64,684 利益処分 単位:円 科 目 当 期 未 処 分 利 益 負 本 債 ・ 合 資 本 計 合 計 3,661,860 10,179,708 3,672,326 9,570,610 当 期 1,257,492,022 これを次のとおり処分します。 利 益 配 当 金 86,470,000 (1株につき5,000円) 役 資 パスワードやPKIより安全性や利便性の高い電子印鑑システム 員 賞 与 金 (うち監査役賞与金) 次 期 繰 越 利 益 17,000,000 (2,000,000) 1,154,022,022 次世代PC「タブレットPC」の主要部品を、各PCメーカーに供給 岡山県新見市役所 <電子印鑑認証システム導入事例> 岡山県新見市は、 日本で初めて電子 投票を行うなど、 情報技術に対して積 期 別 11 前 期 一体型タブレットPL-400を活用した 売 固 単位:千円 期 別 ) 産 単体損益計算書(要旨) 安全性に 優れた PKI トPC」は、 スピードや容量の追求だ 電子印鑑 システム 極的に取り組んでいます。 そこで今回、 シヤチハタ (株) と日商岩井 (株) 、当 社の三社で共同開発した「電子印鑑 Microsoft社が提唱する 「タブレッ +利便性 利便性 利便性に 優れた 優れ パスワード +安全性 けでなく、 人間の直感に近い「書く・ 描く」という 「機能」を追加した新し いタイプのPCで、2002年11月に システム」の実証試験をしていただいています。対象は新見市役所内 発売されました。当社は、 「タブレットPC」の主要部分の電子ペンとタ で使用されている 「出張命令書・出張清算」で、 利用開始時における個 ブレット入力用センサーを、 各PCメーカーに提供しています。 人認証から命令書の作成・運用・承認まで、 すべてに「電子印鑑」を使 米国の市場調査会社ガートナー社は、 発売から1年間で42万5,000 用。パスワードより安全で、 PKI(公開鍵暗号基盤)より便利な点が好 台、 2007年までにはノートパソコンの35%がタブレットPCになる 評です。キャップをはずせば通常の印鑑として紙への捺印が可能な上、 と予測しています。また、 同様にIDC社では、 発売後6週間で72,000 マウス機能もありパソコン操作ができるという多彩な機能から、 さま 台のタブレットPCが出荷されたという報告を出しています。今後「タ ざまな業務で活用されています。また、 今までのどのコンピュータ決 ブレットPC」は、 アメリカをはじめヨーロッパやアジアへ、 子供からお 裁システムより扱いやすく、 事務処理の効率化も実現しました。 年寄りまで幅広い年齢層に普及することが期待されます。 12 株式の状況(平成15年3月31日現在) 会社概要(平成15年3月31日現在) Shareholders information Corporate data ■株式の状況 ■ 所有者別分布状況 会社が発行する株式の総数 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・69,000株 金融機関 0.23% 発行済株式の総数 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・17,294株 その他の法人 22.98% 外国法人等 15.70% 人 数:23名 株式数:3,974株 人 数:25名 株式数:2,715株 ■ 大株主の状況 持株数 (株) 4,674 27.03 ワコム従業員持株会 1,773 10.25 1,280 資 本 金 13億265万円 15億155万円(平成15年4月24日現在) 野田 亨一 5.78 743 4.30 株式会社新匠栄 605 3.50 株式会社オージック 500 2.89 ユニテック・ホールディングス・インター ナショナルカンパニー リミテツド 500 2.89 小川 義水 400 2.31 金岡 秀司 398 2.30 TEL:0480-78-1211 (代表) FAX:0480-78-1220 支社・営業所 〒164-0012 東京都中野区本町一丁目32番2号 ハーモニータワー18階 (移転のため、平成15年7月7日より、上記住所となります) 社 員 数 276名 事業内容 1. 電子機器事業 名古屋営業所 <コンピュータ入力機器の開発・製造・販売> ○プロフェッショナルグラフィックス・タブレット ○コンシューマグラフィックス・タブレット ○液晶一体型タブレット ○ペン・センサーコンポーネント 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-6-17 オリジン錦ビル8F 個人その他 61.09% 人 数:54名 株式数:10,565株 札幌営業所 〒060-0032 北海道札幌市中央区北2条東1-2-10 日宝北2条ビル4F 大阪営業所 〒531-0072 大阪府大阪市北区豊崎3-4-14 シヨーレイビル807 福岡営業所 2. ECS事業 <CAD/PLMシステムの開発・製造・販売> ○電気設計用CAD ○PLM 3. EHI事業 で、価値ある技術・製品の開発に取り組んでまいります。今後とも 国内関連会社 (株)ワコムネット 〒386-0025 長野県上田市天神3-3-3 (株)ワコムアイティ 〒690-0816 島根県松江市北陵町43番地 取引銀行 みずほ銀行、UFJ銀行、東京三菱銀行、りそな銀行、 住友信託銀行、日本政策投資銀行、他 役 代表取締役社長 小川 義水 取 締 役 山田 正彦 取 締 役 沖 壮 視 取 締 の皆さま方の温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。私た ちはこれからも「人にやさしいインターフェイス」を追求し、独創的 〒812-0013 福岡県福岡市博多区博多駅東2-6-23 住友博多駅前第2ビル5F <ペンソリューションの開発・製造・販売> ○電子印鑑 当社は平成15年4月24日(木)付をもちまして、JASDAQ市場 へ上場いたしました。これもひとえに株主各位をはじめ、関係各位 東京支社 150億3,700万円(連結) 7.40 1,000 〒349-1148 埼玉県北埼玉郡大利根町豊野台二丁目510番地1 売 上 高 ■JASDAQ市場への新規上場について 三菱商事株式会社 本社/工場 ※株式の上場に伴い、増資いたしました。 議決権比率(%) 惠藤 洋治 ジーイー キャピタル・エクイティ・ホール ディングス・ビーブイ 1983年7月12日 人 数:2名 株式数:40株 株主数 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・104名 株主名 設立年月日 員 (平成15年6月26日現在) 一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。 Wacom Technology Corporation(アメリカ) 1311 SE Cardinal Court, Vancouver, WA 98683 U.S.A WACOM Europe GmbH(ドイツ) Europark Fichtenhain A9 D-47807 Krefeld Germany WACOM China Corporation(中国) 中華人民共和国北京市朝陽門北大街6号北海万泰深大厦611 役 藤島 安之 常 勤 監 査 役 村上 哲也 監 査 役 蛯 谷 毅 監 査 役 嘉 村 孝 執行役員 代表執行役員 小川 義水 (平成15年6月26日現在) 専務執行役員 山 田 正 彦 (電子機器カンパニー担当) 執 行 役 員 山 本 定 雄( 執 行 役 員 若 林 裕 司(ECSカンパニー担当) 執 行 役 員 川 下 恭 二(EHIカンパニー担当) 執 行 役 員 沖 壮 視( 海外関連会社 技 術 開 発 担 当 ) 管 理 本 部 長 ) ※本事業報告書で使用している「デジタルペーパー」は、 富士ゼロックス株式会社の登録商標です。 13 14