Comments
Description
Transcript
ドーナツの体積と表面積を小学校の算数で
ドーナツの体積と表面積を小学校の算数で 岩村田高校 堀 栄 今から40年近く前、私が大学生のときに出会った問題です。 「ドーナツの体積を求めよ」 当時、中学校受験を間近に控えていた小学6年生の男の子の家庭教師をしていました。 彼と一緒になって額に汗して解いた問題です。確か、灘中学校の過去問だったと記憶して います。 (もちろん図Ⅰの円の半径及び、円の中心と回転軸との距離は与えられています) 図Ⅰを回転させると、図Ⅱのようにドーナツができます。 (図Ⅰ) (図Ⅱ) このドーナツを図Ⅲのように、ドーナツの中心を通る n 本の直線(平面)で、2 n 等分 します。 この等分されたドーナツを図Ⅳのように積み上げると円柱に近い立体になります。nを 限りなく大きくしていくと、究極の立体は円柱になります。 真上から見た図 (図Ⅲ) 交互に積み上げた図 究極の図 (図Ⅳ) 以上から、ドーナツの体積=円柱の体積、ドーナツの表面積=円柱の側面積 です。 ちなみに、円柱の高さ=ドーナツの外周と内周の平均、円柱の底面積=図Ⅰの円の面積 (* アイディアは灘中? 図はインターネットから引用)