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議事録(27.3.25)(PDF形式:536KB)
議 事 録 船 橋 市 交通安 全 対 策会 議 ◎日 時 平成27年3月25日(水) 午後2時00分から ◎会 場 船橋市役所9階 第1会議室 ◎出席者 会 長:松戸市長 委 員:鈴木委員、押尾委員、鈴木委員、林委員、矢島委員、 関根委員、星野委員、小池委員、根岸委員、本木委員、 栁委員、秋屋委員、古橋委員、秋田委員、伊藤委員、 川守委員 事務局:市民生活部市民安全推進課 事務局 会長 それでは、会議を開催いたします。会議はお手元に配布しておりま す会議次第に沿って進めてまいります。それでは会議に先立ちまして 船橋交通安全対策会議会長でございます松戸徹船橋市長より挨拶を申 し上げます。よろしくお願いいたします。 皆さん、こんにちは本日は大変お忙しい中、船橋市交通安全会議に ご出席を賜りまして誠にありがとうございます。そして日頃より船橋 の交通安全行政に対しまして様々な形でお力添えを賜っておりますこ とを重ねて御礼申し上げる次第でございます。船橋市は3月に入りま して正式に人口が62万人なりました。全国の政令指定都市を除けば 一番人口の大きな規模になっているわけでございますけれども、まだ まだ人口が伸びていくということで非常に力がある町だと思っており - 1 - 会長 事務局 ますけれどもやはりそれを支えていくのは市民の安全、安心をしっか りと確保することにあるわけでございます。そうしたなかこうして皆 様方が交通安全に連携をして取り組んでいただいていますことは行政 にいたしまして大変心強いことでございますし、是非ともまた引き続 きご協力を賜りたいということであります。そして本日の会議では第 9次の交通安全計画について進んでおりますけれどもその状況につい てご報告をさせていただきます。27年度までということでございま すけれども、26年度におきまして目標の一つでありました負傷者数 の2,000人以下という部分は達成出来ましたけれども、残念なが ら死亡者数につきましては5人ということは達成し得なかったわけで ありますけれども、これにつきましてはまた引き続き取り組んで参り たいと思います。そしてまた28年度からは第10次の交通安全計画 を策定することになりますけれども、それにつきましてもぜひ皆様方 から様々なご意見をいただいて、それをまた計画のほうに盛り込んで いきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願い申し上げる 次第でございます。最近は事故の数、そしてまた負傷者の数は確実に 減ってきておりますけれども、千葉県においては、死亡者数は全国の ワースト3の状況がございます。先だって市と市議会の委員会中でも 死亡者数を交通安全計画に基づいて達成できるよう是非とも市の方は もっと強力にやってほしいという市議会からのご要望もいただいてお ります。今後私といたしましても、子ども達から高齢者まで交通事故 からしっかりと守る体制進んでやるために今日は道路部も入っており ますけれども、道路の環境整備を含めて取り組んで参りますので是非 今後ともご協力を賜ります。本日の会議にあたりまして日頃の皆様方 のご協力に対して改めて感謝を申し上げましてご挨拶に代えさせてい ただきたいと思います。今後ともよろしくお願い申し上げます。 ありがとうございました。ここで市長は別の公務のため退席させて いただきます。どうもありがとうございました。申し遅れました私、 進行役を務めさせていただきます事務局の市民安全推進課、宇田川で ございます。ひとつよろしくお願いしたいと思います。会議に先立ち まして、お手元に配布させていただきました資料の確認をさせていた だきたいと思います。まずは次第がございます。次に席次表、次に第 9次船橋市交通安全計画、次に平成25年版交通安全概要、ございま すか、なければ挙手していただければ持って参りますので、次に平成 26年中の市内の交通事故発生状況、船橋警察署管内、船橋東警察署 管内別でございます。次に船橋市の交通事故発生件数と死傷者数の推 - 2 - 事務局 議長 船橋 警察署 移、次に各関係機関からいただきました平成26年に実施した交通安 全対策、次に第10次船橋交通安全計画策定スケジュール(案)以上が本 会議の資料でございます。なお、恐れ入りますが、委員の皆様方のご 発言の際は小さい紙にも書いてございますけれどもお手元のマイクの ボタンをオンにしていただき所属、役職、お名前をお告げいただいて からご発言を戴くよう、よろしくお願いいたします。事務局から二点 ほどご報告申し上げます。今日の会議が始まる前に傍聴者についてで ございますけれども、本日の船橋市交通安全対策会議の傍聴者はおり ません。ということを一点報告するとともに今日の会議が委員が半数 以上出席いただいておりますので、交通安全対策会議規則第4条第2 項により本会議は成立いたしております。以上報告いたします。次に 議長につきましては、同規則第4条第1項により会長が議長にとなる ところでございますけれども、会長の指名により市民生活部長であり ます川守三喜男委員が議長となり、議事の進行をいたします。それで は議長よろしくお願いいたします。 はい、会長からご指名をいただき議長を務めさせていただきます川 守と申します。どうぞよろしくお願いします。それでは、会議を始め させていただきます。交通安全対策に関わる貴重なご意見、ご提案を 戴き実りのある会議にしたいと考えておりますので、どうぞご協力の ほどよろしくお願いいたします。それでは、お手元の会議次第の中に ございます議事にしたがって(1)の平成26年中の交通事故の発生 状況について、船橋警察署様ならびに船橋東警察署様からご説明いた だきたいと思います。よろしくお願いいたします。 皆さん、こんにちは、本日署長の代わりということで船橋警察署の 交通課長をしております篠原でございます。よろしくお願いいたしま す。それでは、私の方からお手元の資料で申しますと、交通事故の発 生状況ということで、船橋警察署ということで右側に書いてあります 資料を見ながらご説明させていただきたいと思います。それではです ね、平成26年中に発生しました船橋警察署管内の交通事故の特徴に ついてかいつまんでお話させていただきたいと思います。先ず人身事 故の発生件数につきましては、933件と一昨年比-225件でござ いました。死者数は4人ということで、これは、一昨年と同人数でご ざいます。そのうち65歳以上の高齢者が二人含まれておりました。 負傷者は1,129人、一昨年-137名でございました。この人身 事故発生件数及び負傷者数ともに大きく減少しているのが特徴でござ います。一方でけがのないいわゆる交通物件事故の発生件数でござい - 3 - 船橋 警察署 議長 船橋東 警察署 ますが、6,722件これは一昨年+115件でこちらは増加傾向の 特徴でございます。続きまして上記の人身時事故の特徴を簡単に説明 しますと、年間を通じて3月から4月が最も多く発生しているという ことが見て取れると思います。また、時間帯で申しますと16時から 18時の夕方ですね、薄暮時間帯と申しますが、こちらに集中してい ることが見て取れると思います。また、道路別で申しますと直線道路 が36.7%ということですが、やはり交差点、及び交差点付近これ を含めますと5割強というような発生状況でございます。交差点と申 しますと当然追突事故、出合頭の事故が多発しているという傾向でご ざいます。特に第一当事者の年齢層でみますと、40歳代をピークに 高齢者や30歳代の順で多発しているというような現状でございま す。続きまして高齢者の関わる係わる事故というのは246件で一昨 年-17減少しておりますが、自転車の関わる事故は、258件3+ 差というような微増ではございますが増加傾向でした。以上が船橋署 管内の交通情勢でございます。 ありがとうございました。続きまして船橋東警察署の方お願いいた します。 皆さんこんにちは、当署も2月に署長が代わりまして委員には、篠 塚大剛という署長が新たになっております。本日は代理ということで、 私も3月に来たばかりですが、交通課長の米山と申します。よろしく お願いいたします。それでは、お手元に配っていただいております資 料に基づいて説明をさせていただきます。この資料の1番、管内の発 生状況当署におきましては、昨年人身事故は708件、率で言います と-62件と負傷者の方についても-44名ということで、事故抑止 これについては、船橋署さんと同様はかられたのかなあというように 考えております。しかしながらお亡くなりになっている方、事故自体 は4件、5名の方がお亡くなりになっております。当署管内90代男 性1名高齢者の方が亡くなっておりますが、非常に残念なのは、10 代の若者とまた未就学児がお一人ずつ昨年はお亡くなりになったとい うようなところで県内でも子供がお亡くなりになるということは極め て数が少ない状況でありますので、今年はなんとか発生させないよう にしていきたいと考えているところでございます。資料中2番ですね、 月別の関係になりますけれども、四半期ごとで確認しますと10月か ら12月この第4四半期年末にあたる時期がやはり師走も含めますの で216件と一年間のうちの30.5%にあたります。しかしながら 現在、年始の1月から3月も177件とこの時期は増加しているとい - 4 - 橋東 警察署 議長 う状況にありました。今年も昨日現在まで去年を上回るペースで事故 が発生しております。入学シーズンを前にまた交通事故について考え 直さないといけないという状況になっていることが現状としては認め られます。3 番、時間別になりますけれども、6時から10時、あと は午後ですね、14時から20時、交通量の多い時間帯に事故も集中 しているということがはっきりいたします。しかしながら夜間帯とい うのは速度が上がったりだとかそういうことで重大事故に繋がる時間 帯であるということも認められます。資料中5番ですね、道路形状別 でいきますと、やはり船橋東警察署管内も交差点、あと単なる直線で すね、こう言った箇所で事故が発生していることがよくわかります。 これにつきましては、運転者さん大変申し訳ないんですが前を見てな い、事故原因はこれに尽きます。前を見ていない、なので直線道路と か注意をしなければいけない交差点で事故が多発しているというよう なところがはっきりとしておりますので、これについては警察は安全 教育等をやっていかなければならないという結果になったかと思われ ます。2枚目の路線別の所になりますが、やはり交通量が非常に多い 296号これが、群を抜いて多いです。その他中央県道の鎌ヶ谷松戸 線、夏見小室線とこういったところでも発生している、やはり交通量 に応じて事故は発生するということがわかります。16番ですね、事 故の被害に遭われている方、通行目的ということで通勤、通学、買い 物、訪問と、事故を起こすドライバーは市外から来るということも多 いですけれども、事故に遭う方、やはり地元住民なので、これをなん とか守らなければいけませんので、今後引き続き事故防止ご協力いた だきたいなと思います。この資料には載ってませんけれども、昨年当 署管内、飲酒が絡む事故が8件発生しまして前年比プラス4件、倍増 しております。飲酒が厳罰化されて減っている時期に増加していると いうようなところもありますので、一概に船橋市民の方が飲んでると いうことではありません。当初の状況からいきますと、この船橋市内 の歓楽街から周辺市町村への抜け道、等々にはなっておりますので、 こういったところで事故を起こすということも考えられますので、飲 酒への取組こういったものも必要かというような状況でございます。 当署からは以上になります。 はい、ありがとうございました。ただいま両署からご説明いただき ましたが、ご説明を伺って何かご質問ご意見ございますでしょうか。 よろしいですか。それでは、次に議事の(2)第9次船橋市交通安全 計画期間のうち平成26年度までの進捗状況について、各主要部局の - 5 - 担当課より報告お願いいたします。最初にこの会議の事務局でござい ます市民生活部市民安全推進課よりご報告申し上げます。 市民安全 それではご報告申し上げます。市民安全推進課の伊藤と申します。 推進課長 座ったままで失礼いたします。第9次船橋市交通安全計画は平成23 年度から27年度までの5年間に講ずべき本市における交通安全に関 する施策の大綱を定めたもので平成23年度に開催された船橋市交通 安全対策会議において委員の皆様方のご承認をいただきまして策定さ れたものでございます。この計画の基本的考え方としましては、交通 安全先進都市船橋の実現と交通事故のない安全で安心して暮らせる船 橋を目指し、1.歩行者等の交通安全意識の向上、自転車利用者への ルールとマナーの徹底及び市民一人ひとりへの交通安全教室普及啓発 活動の充実、2.といたしまして人優先の安全で快適な交通環境の整 備及び交通事故被害者救済の充実を図ることとしております。また、 交通事故による死傷者数を限りなくゼロに近づけ安全で安心して暮ら せる船橋市を達成することが究極の目標でございますが、計画期間で ある27年度までに市内の年間の交通事故死者数を5人以下、交通事 故負傷者数を2,000人以下にすることを目標として取り組んでい るところでございます。当計画は第1編道路交通の安全、第2編鉄道 交通の安全、第3編踏切道における交通の安全で構成されております が、その大部分が身近な第1編の道路交通の安全で占められておりま す。計画の中心となっている道路交通の安全につきましては、1.高 齢者・子供の安全確保、2.歩行者・自転車の安全確保、3.生活道 路・幹線道路における安全確保、4.地域でつくる交通安全の推進、 この4つの視点を注視して対策を推進しており、その施策としまして は、 1.市民一人ひとりの交通安全意識の醸成、2.道路交通環境 の整備、3.道路交通秩序の維持、4.救急救助体制の整備、5.被 害者支援の推進この5つの柱を掲げているところでございます。先ほ ど申し上げましたとおり、当計画の目標として平成27年度までに年 間の交通事故死者数5人以下、負傷者数2,000人以下にすること を掲げています。お手元に配布いたしました資料の船橋市事故発生件 数と死傷者数の推移をご覧ください。本市の近年の交通事故発生状況 をみますと負傷者数は確実に減少傾向にあると言えます。平成26年 中の市内の交通事故死傷者数は、先ほど市長からの話もございました が、1,948人であり、計画目標を1年前倒しで達成することがで きてございます。その要因といたしましては、1.関係機関団体等が 連携を強化し、また、それぞれが主体的に春・秋の全国交通安全運動 議長 - 6 - をはじめとした各種交通安全活動の推進、特に自転車の安全利用、飲 推進課長 酒運転根絶、シートベルト、チャイルドシートの着用、サンライト運 動をはじめとした反射材着用を推進することができたこと。2番目と しまして、警察による日々の効果的な指導、取り締まり主体的な交通 安全活動の実施、3番目といたしまして、平成25年の道路交通法の 一部改正により自転車の安全利用が注目されたことから自転車の交通 ルールの変更点を解りやすく記載したリーフレットを行政の方で作成 いたしまして、自治会連合協議会の全面協力によりまして、町会、自 治会の各世帯に配布する等自転車の安全利用について、積極的、徹底 的な周知に努めたこと。4番目といたしまして、市としての交通安全 教育の推進として、幼児・小中学生・高齢者・社会人に対して交通安 全教室を実施したほか、市ホームページ・広報紙・メール配信・ポス ターなどを利用して教育、啓発を実施したこと。5番目といたしまし て、葛南土木事務所、警察署、市道路部及び市教育委員会によるゾー ン30の実施、自転車走行環境の整備、道路標識や道路照明、道路反 射鏡、防護柵等交通安全施設や通学路の整備があげられます。一方、 市内の交通事故死者数については、ほぼ横ばいで推移しております。 また、全国的にも交通事故死者数は減少傾向にあるものの、減少幅は 鈍化してきており、死者数が減りにくくなってきています。その要因 としては警察庁では、平成26年中の交通死亡事故の特徴及び道路交 通法違反取り締まり状況についての中で、1番として高齢者の人口増 加、2番としてシートベルト、エアバッグ等の装着率の頭打ち、3番 目として飲酒運転による交通事故の下げ止まりを掲げています。平成 26年中に8件発生した本市の交通死亡事故発生状況をみましても、 9人の死亡死者のうち4名の方が高齢者であり、またそのうちの1件 は高齢者が加害者となる交通死亡事故であるなど、高齢者が関係する 交通事故への対策が課題となっているところでございます。続きまし て、第9次船橋市交通安全計画の進捗状況ですが、先ほど申し上げま した施策の5つの柱のうち、私どもの所管であります第一の柱、市民 一人ひとりの交通安全意識の醸成に係る実施状況についてご説明いた します。第9次交通安全計画の6ページをご覧ください。一点目の市 民参加でつくる交通安全の推進についてですが、警察の他、交通安全 協会、安全運転管理者協議会、地域交通安全活動推進委員協議会等の 交通安全団体と連携し、春・秋の全国交通安全運動をはじめ、毎月1 0日の交通安全の日にシートベルトキャンペーンや街頭啓発を実施し ております。また、広く市民の意見を反映するため、通常業務の中で 市民安全 - 7 - 市民の方々から頂いた問い合わせ等についても関係各課で協議し参考 推進課長 にしているところでもございます。次に7ページをご覧ください。2 点目の高齢者に対する交通安全教育の推進についてですが、高齢者に 対しては、23年度から26年度までに31団体1,571人の方に 交通安全教室を実施しているほか、市内の各老人クラブ平成26年現 在274クラブございますが、この中の交通安全指導員、シルバーリ ーダーといいますが、221人の方に委嘱しておりますが、この方々 に対し交通安全に対する研修会を実施し、高齢者同士の相互啓発によ る交通安全意識の高揚を図り、高齢者自身の自主的な交通安全活動を 推進しています。次に8ページをご覧ください。3点目の飲酒運転の 根絶についてですが、船橋警察署管内飲酒運転根絶協議会街頭キャン ペーンや未成年者の飲酒及び飲酒運転の防止キャンペーンのほか、広 報ふなばしや市ホームページで飲酒が運転に及ぼす影響やその危険性 等の周知徹底を図り、飲酒運転は絶対しない、させない、ゆるさない 社会環境づくりを推進しております。4点目の自転車の安全利用の推 進についてですが、自転車安全利用の日であります毎月15日を中心 に自転車マナーアップキャンペーンを実施したほか、市の交通安全指 導員による交通安全教室やスタントマンによるリアルな交通事故再現 を取り入れたスケアード・ストレイト方式による自転車交通安全教室 を市内中学校9校と津田沼自動車教習所の交通安全フェスタにて実施 をいたしました。また、平成26年度より、自転利用者を対象とした、 警察官や交通安全協会の交通指導員の方々による街頭指導、また、朝 の通勤・通学時間帯にも警察、その他関係団体、あるいは町会・自治 会等の地域の方々や学校関係者の協力を得て安全利用の啓発を実施し てまいりました。9ページをご覧ください。5点目の交通安全に関す る普及啓発活動の推進についてですが、メインといたしましては、春 の全国交通安全運動フェスティバルと秋の全国交通安全運動キャンペ ーンを実施したほか、毎月10日の交通安全の日にはシートベルトキ ャンペーンを、毎月15日の自転車安全の日には自転車マナーアップ キャンペーンを実施しました。また、広報ふなばし、ホ-ムページ等 による普及啓発のほか、メール配信をひやりハッと防犯・交通安全情 報として、登録者約18,000人に対し、自転車の安全利用や自転 者保険への加入、交通安全運動などの情報を配信しました。10ペー ジをご覧ください。6点目の段階的かつ体系的な交通安全教育の推進 についてですが、交通ルール及び交通マナーの徹底を図るため、幼児 から高齢者まで、段階的かつ体系的に交通安全教育を実施いたしまし 市民安全 - 8 - 市民安全 推進課長 議長 鈴木委員 道路 建設課長 鈴木委員 議長 児童・生徒 防犯安全 対策室長 た。保育園・幼児及び小学校低学年に関しては、主に歩行の仕方につ いて、小学校高学年以上から社会人に関しては主に自転車の安全利用 について、高齢者に関しましては身体機能の変化を認識した安全行動 の実践や反射材用品等の活用についての交通安全教室やスケアード・ ストレイト自転車安全教室を実施しています。13ページをご覧くだ さい。7点目の交通安全教育推進の支援についてですが、市では4名 の交通安全指導員を派遣し、保育園、幼稚園、小学校、老人クラブ等 で交通安全教室を実施している他、視聴覚センターでは交通安全教育 用の DVD やビデオを備え、各種団体、町会等に貸し出しを行っており、 視聴覚による交通安全啓発として、交通事故防止を図っております。 以上でございます。 以上が市民安全推進課からのご報告でございます。ただいまの報告 事項の中で何か質問事項がございましたら、お願いたします。はいど うぞ。 船橋地区安全運転管理者協議会の鈴木と申します。昨年ですか、自 転車専用道路についてのお話があり、船橋では550メートルやって あると、今年度はどれくらい伸びたでしょうか。また今後やる予定の 路線がわかりましたら、お聞かせ願いたいと思います。 道路建設課の中村と申します。ただいまの、自転車レーン、自転車 走行空間整備のご質問なんですが、平成24年に北本町で、550メ ートル、先ほど申されたとおり整備をしております。25年、26年 につきましては、整備はしておりません。25年、26年で現況調査 と26年度にこれから整備をする所の整備計画を策定しております。 それに基づいて27年、来年度になりますが、現在、古作と習志野台 2路線で延長にして1,400メートルの自転車レーンを予定してい るところであります。以上です。 ありがとうございます。 他に何かございますか。よろしいでしょうか。そうしましたら、次 に教育委員会よりご報告いたします。 学校教育部保健体育課児童・生徒防犯安全対策室、岩田でございま す。どうぞよろしくお願いいたします。私からは市内の児童生徒の交 通事故の状況、交通安全教育及び、通学路の安全確保の3点について ご報告いたします。配布資料はございません。1点目は児童・生徒の 交通事故の状況でございます。交通事故については、市立小学校、中 学校、高等学校及び特別支援学校の全83校から教育委員会に請求さ れました、事故報告書を集計したものでございます。主に登下校中に - 9 - 児童・生徒 防犯安全 対策室長 発生しました管理下の交通事故とそれ以外の管理下外の交通事故に区 分されております。平成26年度の状況はこの3月20日現在で46 件の交通事故の報告があり、前年度の63件と比較しまして17件減 少しました。46件の内訳は管理下に発生した事故は12件、それ以 外の管理下外の事故が 34件でした。また事故の原因として主なもの は、児童生徒の飛び出しが20件、加害者の不注意が15件、その他 児童生徒の不注意が4件でございました。今年度は特にキックボード 中の事故が3件ございました。飛び出しによる交通事故は例年小学生 に多く発生する傾向にありますことから、教育委員会としましては、 交通事故の防止の徹底を図る文書を全学校に送付し注意喚起を促し、 また交通安全教育を各学校で実施し交通事故防止に努めております。 次に2点目です、交通安全教育についてご報告いたします。各学校で 策定している安全教育に関する総合的な計画である学校安全計画の見 直しを図り児童・生徒の発達段階に応じた計画的な交通安全教育の実 施を図りました。平成26年度の小学校の交通安全教育は、市民安全 推進課の交通安全指導員、船橋警察署、船橋東警察署の方々のご支援 をいただきながら市内54校で、交通安全教室を実施いたしました。 具体的な内容といたしましては、道路の歩行や横断の際の安全確認の 仕方、自転車の安全な乗り方などを指導いたしております。また、中 学生に対する交通安全教育としましては、本年度は船橋中学校、若松 中学校、葛飾中学校、金杉台中学校、飯山満中学校、七林中学校、習 志野台中学校、坪井中学校、豊富中学校の9校でスタントマンによる リアルな交通事故再現を取り入れたスケアード・ストレイト自転車交 通安全教室を市民安全推進課とともに、共催しました。本年度を含め 3年間で全27校を実施する予定です。本事業の目的は生徒の交通安 全意識の向上等を図るとともに交通ルールの遵守と正しい交通マナー を身に付けることで自転車の交通事故の抑止するものです。最後3点 目は通学路の安全確保についてでございます。平成24年度に登下校 中の児童生徒が死亡する事故が相次いで発生し、文部科学省、国土交 通省、警察庁からの通達により、通学路の緊急合同点検が全国的に実 施されました。その後文部科学省、国土交通省、警察庁から通学路の 合同安全の確保に向けた着実かつ効果的な取り組みの推進についてと いう通知がございまして、各自治体において通学路の定期的な合同点 検の実施や、推進体制を確立することになりました。平成26年度に 船橋市通学路交通安全プログラムを策定したところでございます。こ れはですね、道路管理者、交通管理者、教育委員会、学校、PTA、地 - 10 - 域の方で各小学校、特別支援学校、県特別支援学校、市立小学校、計 防犯安全 57校を対象とし、年度別に5グループに分け定期的に点検を実施し 対策室長 ていくことを明記したものです。平成26年度の実績としましては、 12項を重点校と定め合同点検を実施した結果、総点検個所69か所、 総対策内容88か所を決定いたしました。今後、対策の実施をする所 管下において、計画的に決定した安全対策を実施していく予定でござ います。なお、補足になりますが、重点校以外の学校から通学路に対 する安全対策の要望がございました場合は状況に応じて緊急合同点検 を実施し通学路の安全確保を図っております。今後とも安全、安心で 質の高い教育環境を整備するため、通学路の安全確保が非常に重要な ものと認識しておりますので、通学路の合同点検を含め今後とも警察 署、関係部課と連携を図りながら対応して参りたいと考えております。 以上でございます。 議長 はい、只今の教育委員会からの報告に対して何かご質問ございます でしょうか。なければ、続きまして道路部からご報告申し上げます。 道路 改めまして、道路建設課の中村と申します。私の方からは、第9次 建設課長 船橋市交通安全計画の道路に関する主な安全対策について、進捗状況 をご報告させていただきます。お手元の先ほどの続きになりますが、 第9次船橋市交通安全計画書の14ページをご覧ください。道路交通 安全の施策の第2の柱であります、道路交通環境の整備になりますが、 人優先の道づくりによる交通安全対策の推進の中のユニバーサルデザ インによる歩行空間の整備につきましては、平成25年度の整備延長 として、1,692メートルになります。平成26年度につきまして は、約2,100メートルの整備を予定しているところでございます。 次に歩道及び自転車通行空間の整備についてでございますが、先ず歩 道の設置延長につきましては、平成25年度が26メートル、平成2 6年度は約530メートルを予定しております。自転車専用通行帯に つきましては、先ほど報告させていただきましたが、平成25、26 年度ともに整備は行っておりませんが、本年度船橋市自転車走行環境 整備計画を策定しているところでございます。次に通学路の整備につ いてでございますが、平成25年度の通学路整備はこれも、先ほど教 育委員会の方からお話がございましたが、平成24年の夏に実施され た通学路緊急合同点検で指摘された安全対策の工事を重点的に実施し 33校の小学校において行ってまいりました。平成26年度も引き続 き緊急合同点検で指摘された安全対策の工事を実施しているところで ございます。次に生活道路における交通安全対策の推進につきまして 児童・生徒 - 11 - は、舗装の修繕や道路排水整備等として、平成25年度は492か所、 建設課長 平成26年度現時点で392か所実施しております。また、交通管理 者と連携して実施しております、生活道路の交通事故抑止施策として、 ゾーン30の整備を実施しております。平成25年度のゾーン30指 定地区は5地区、平成26年度には、3地区が指定されております。 続きまして15ページになります、道路ネットワーク等の整備の中の 適切に機能分担された道路網の整備、道路の新設につきましては、平 成25年度は都市計画道路3425号宮本古和釜線の松が丘3丁目地 区において、車道部145メートル、歩道部362メートル、高根台 7丁目地区において、車道部165メートル、歩道部231メートル を供用開始いたしました。また3427号前原東飯山満町線の飯山満 町2丁目地区において、車道部72メートル、歩道部82メートルを 供用開始いたしました。平成26年度も引き続き整備を進めており順 次、供用開始する予定でおります。コミュニティ道路の整備につきま しては、平成25年度は中山法華経寺参道において整備を実施いたし ました。次に道路改良等による道路交通環境整備の中の改良等に合わ せた歩道等の整備につきましては、先ほどユニバーサルデザインによ る歩行空間の整備でご報告させていただいたとおり、平成25年度の 歩行空間バリアフリー化の整備延長は1,692メートルになってお ります。交通安全施設の整備といたしましては、防護柵や横断防止柵 等の交通安全施設の修繕及び新設を行ってきております。災害発生時 に備えた安全の確保につきましては、平成25年度は橋梁の耐震化工 事を2橋実施しており、平成26年度におきましても、引き続き実施 しているところであります。次に16ページになります、交通安全施 設の整備等の中の歩行者等の安全な通行空間の確保、信号機等の設置 及び改良の促進につきましては平成25年度の信号機の設置が5か所 になり、信号機設置の伴わない横断歩道の設置は1か所になります。 平成26年度も引き続き、交通管理者と連携し整備を進めております。 次に交差点カーブ対策の推進につきましては、平成25年度はカーブ ミラーの設置や、補修を行っております。交差点の従道路側への一時 停止規制の設置を1か所行っており、平成26年度も引き続き整備を 行っているところでございます。次に夜間事故防止対策の推進につき ましては、平成25年度は道路照明の設置が3か所、自発光鋲の設置 を1か所行っており、平成26年度も引き続き整備を行っております。 次に効果的な交通規制の促進のなかの地域の特性に応じた交通規制の 促進につきましては、平成25年度は船橋警察署、保健体育課と連携 道路 - 12 - し塚田小学校区、スクールゾーンを1か所設置いたしました。次に1 建設課長 7ページになります地域住民等と一体となった道路交通環境の整備に つきましては、先ほど生活道路のところでも述べましたが、平成25 年度に坪井地区のゾーン30において、協議会を設立し地域住民と一 体となって交通環境づくりを行いました。また平成26年度は湊町地 区他、2地区においてゾーン30導入のための意見交換会を開催し交 通環境づくりを行ってまいりました。次に効果的で重点的な事故対策 につきましては、平成25年度は交通管理者及び、関係機関との合同 で交通事故多発箇所の共同現地診断を4か所行いました。平成26年 度も引き続き交通事故多発箇所において実施しております。次に、安 全で円滑、快適な道路交通環境の整備の中のわかりやすい道路標識等 の整備につきましては、平成25年度はスクールゾーンの路面標示を 2か所、ゾーン30の路面標示を34か所設置しております。次に、 道路使用及び専用の適正化につきましては、平成25年度の許可件数 は4,611件で、平成26年度、現時点では4,360件となって おります。また道路の掘り返しの抑制等につきましては、道路工事調 整会議を毎月開催し平成25年度は571件、平成26年度は現時点 で533件の工事調整を実施いたしております。さらに大規模事業等 の対策の推進につきましては、平成25年度は開発事業109件、大 規模小売店舗建設3件、平成26年度は現時点で開発事業92件、大 規模小売店舗建設3件の申請があり、交通管理者と協議の上、地域全 体の交通情勢を勘案した市の助言を行っております。次に、自転車利 用環境の総合的整備の中の自転車通行空間の整備につきましては、先 ほど歩道及び自転車通空間の整備の所でご報告させていただいたとお りでございます。最後に20ページになりますが、交通安全に寄与す る道路交通環境の整備の中の電線類地中化の促進につきましては、平 成25年度は、中山法華経寺参道及び本町7丁目において電線類を地 中化する工事を行っております。以上、道路に関する報告でございま す。 議長 只今、道路部から報告がございましたが、何か質問ございますでし ょうか。よろしければ、次に都市整備部より報告申し上げます。 都市 都市整備部、都市整備課の宮地でございます。よろしくお願いいた 整備課長 します。それでは、恐れ入りますが、第9次船橋交通安全計画の14 ページをお開き下さい。その中の第2の柱、道路交通環境の整備のう ち、次に17ページから始まりまして、 (7)の安全で円滑・快適な道 路交通環境の整備の中で次のページをめくっていただきまして、18 道路 - 13 - ページの③番の自転車利用環境の総合的整備の中でイの自転車等駐車 整備課長 場の整備からカの正しい自転車利用の啓発までの事業を都市整備課が 所管しておりますので関連する事項につきましてご説明させていただ きます。先ず市内の放置自転車の撤去台数と放置の状況につきまして、 ご説明いたします。市内全体での年間延べ撤去台数は平成20年度は 約15,500台でありましたが、平成25年度では、約11,50 0台となり5年間で約4,000台減少しております。また、市内の 全域で年4回放置自転車の実態調査を行っておりますけれども、その 平均の放置自転車の台数も毎年減少しており平成20年度では約4, 900台でしたが、平成25年度では約1,900台となり、約3, 000台減少しております。なお、放置が多い駅につきましては、船 橋駅の384台、次に北習志野駅の355台、次に西船橋駅の329 台の順となっております。放置自転車は減少傾向にはございますが、 依然として駅周辺には放置が多数あるという状況になっております。 次に利用マナーの向上といたしましては、街頭指導員が週5日で1日 3時間82名体制で自転車等放置禁止区域内におきまして放置防止の 指導啓発をおこなっております。また、毎年10月から11月にかけ まして、千葉県自転車等問題対策委員会が主催いたしまして、駅前放 置自転車クリーンキャンペーンを行い、千葉県、千葉県警、千葉県教 育委員会、船橋市を含めて21市のほか鉄道事業者等関係団体が協力 いたしまして、各市の主要駅前などで街頭活動として啓発物資の配布 や歩行者に呼びかけるなどの広報活動を行いますとともに放置自転車 の撤去を強化しております。次に自転車等整備につきましては、高根 公団駅駐輪場、京成高架下に船橋第5、第6駐輪場の3か所の新設整 備を行っております。収容台数といたしましては、自転車が3,23 1台、原付が124台の収容台数となっております。このように市で は市内23駅及び三山車庫バス停周辺に80か所の駐輪場の整備や放 置自転車の撤去及び放置防止の啓発活動等の対策を行っているところ ではありますけれども、撤去自転車は毎年1万台を超える台数がござ います。また、市内の駐輪場では駅に近いところは満車となっており ますが、遠いところでは利用率が低いなど効果的、効率的な運営とな っていない状況がございます。このような状況を踏まえまして、現在 いわゆる自転車法に基づきまして自転車等の放置防止対策を効果的、 効率的に推進するために、協議年や中、長期的な基本方針などを定め た船橋市自転車等の駐車対策に関する総合計画を策定してるところで ございます。なお、この総合計画の基本理念を、市民、事業者、行政 都市 - 14 - が相互に連携、協力して自転車等に関する様々な課題に主体的に取り 整備課長 組むことで放置自転車等のない歩行空間を確保し、行き交う誰もが快 適に暮らせる街を目指します。と定めております。この基本理念に基 づき基本方針を4つ掲げております。方針1として、駐輪場の確保や 既設駐輪場の利用促進を目指します。方針2として、多様な需要に応 じた駐輪場の確保を図ります。方針3として、放置自転車対策の強化 を図ります。方針4として、市民、関係事業者との連携、協力を推進 します。と定めております。この基本方針を推進するために将来需要 予測に基づいた市営駐輪場の確保など12個の施策を定めておりま す。現在、学識経験者、自治会、商店会、警察、鉄道事業者等の代表 者で組織いたします、船橋自転車等駐車対策協議会におきまして、ご 意見をいただき総合計画の素案として整いましたのでこれから5月に は、パブリックコメントを実施いたしまして、市民の方からご意見を 戴いた後、9月の第3回船橋議会定例会に駐輪場利用料金の改正等に 伴う条例改正を付議いたしまして平成28年4月から駐輪場整備を始 め、新料金体系との各施策の実施を予定しております。今後この総合 計画に基づき自転車対策に取り組んで参ります。以上でございます。 議長 はい、只今都市整備部より主に自転車対策についてご報告いたしま したが、何か質問はございますでしょうか。以上、市側からのご報告 を申し上げました。本日の会議にご出席いただいております、交通安 全関係機関、団体の事務局より平成26年度中に実施した交通安全対 策につきまして、事前にご報告いただき、今お手元に平成26年に実 施した交通安全対策という資料にまとめさせていただいております。 この資料に関してなにか補足説明、あるいは、他の団体の資料をご覧 になって質問等がございましたらよろしくお願いいたします。今日配 布して突然、ご質問というのも難しいものがあると思いますけれども、 今日会議終わりましてお帰りになった後、何か質問がございましたら 事務局をとおしてご意見、ご質問いただければ、事務局の方が仲介い たしますのでどうぞよろしくお願いいたします。なければ次に議事の (3)第10次船橋市交通安全計画、平成28年~32年の策定につ いて事務局である市民生活部、市民安全推進課長よりご説明申し上げ ます。 市民安全 それでは、第10次の計画策定のスケジュールについてご説明いた 推進課長 します。お手元に配布させていただいております A4の横のスケジュ ール案をご覧いただきたいと思います。上から当対策会議、庁内関係 各課、国、県、それから事務局でございます私ども市民安全推進課、 都市 - 15 - それぞれの各作業内容、それからだいたい何月ごろという記載をさせ 推進課長 ていただいてございます。全体の流れといたしましては来月から、庁 内関係各課の協力を得ながら10次の検証、そしてまた、第10次策 定の調整を図りながら事務局の方で国計画の確認また、県計画の内容 を踏まえた素案を作成して参ります。28年2月に当対策会議に啓上 し、ご意見をいただきました内容を調整いたしまして、6月に対策会 議の承認を戴いた後、完成版を策定したいというふうに考えてござい ますので、委員の皆様方におかれましては、ご理解とご協力のほどよ ろしくお願いいたします。なお、交通安全計画の策定につきましては 都道府県は国の、市町村は都道府県の、それぞれ計画に基づき策定す ることとなっていることを申し添えいたします。簡単ですが以上でご ざいます。 議長 はい、只今事務局より交通安全計画の策定についての説明がござい ましたが、何かご質問ございますでしょうか。ないようでしたら、次 に議事の(4)その他に移りたいと思います。平成27年6月1日よ り施行される自転車運転者講習の内容及び対象なる危険行為等につき まして、船橋警察署様からご説明お願いいたします。 船橋 それでは座ったままお話させていただきます。まず、道路交通法の 警察署 一部改正、自転車の運転者講習ということについて背景からご説明さ せていただきますのでよろしくお願いいたします。 今までの自転車対策ということで自転車利用者に対するルールの周 知や安全教育の推進また、自転車の安全性確保を中心として利用者に 対する利用方法等の指導を受ける機運の醸成に努めて参りましたが、 自転車の交通情勢、事故の情勢の変化ということで全国の自転車事故 は年間13万件以上、自転車の起こした事故は10年前に比べて1. 3倍に増加していると、また交通事故に関与した自転者運転者の5分 の3以上に、安全不確認、信号無視、運転操作不適、一時不停止、交 差点の安全進行など、いわゆる法令の違反がみられる。自転車運転者 には体験的な運転教育の機会がない、運転免許証制度とは違うという ことでこういったルールを指摘される声が非常に多いというようなと ころを受けまして第183回通常国会で平成25年6月14日に公布 をして、27年6月13日までにこの法律を施行するというような運 びになったわけです。実はこの法律と申しますのは改正の法律ですが、 道路交通法の108条の3の3の4ということで、これは自転車の運 転者講習の受講命令というとこの部分ですね、こちらの部分が主にな ります。施行令の中に道路交通法の施行令というのがあるんですけれ 市民安全 - 16 - 船橋 警察署 議長 ども、41条の3に危険行為というのがございます。これが、108 条の3の4の政令で定める自転車の運転に関し行われた事項というこ とで、14項目を指定したものでございます。こういった経緯に基づ きまして受講対象者というのは、自転車運転者で、政令に定める先ほ ど14項目といいましたが、施行令に定められたものです。危険行為 ということでこの行為をした者、3年以内に2回以上、つまり6月1 日から3年間で2回以上違反をしたもの、あるいは事故を起こした者、 ということで摘発を受けた者ということが該当いたします。講習の内 容でございますが、運転者としての資質の向上、自転車の運転者に対 して必要な適正及び道路交通の現状及び事故の実態、その他自転車の 運転によって必要な知識を講習で行う。講習時間は3時間そして、手 数料が1時間あたり1,900円、これを3時間うけてもらいますの で、5,700円ということになります。そして、受講命令書を交付 して、この命令に従わなかったものが罰則の道交法の120条と10 8条の関係で14項目の違反等をしたものに対して5万円以下の罰金 ということで科せられるという内容でございます。危険行為の14項 目と申しますのは、皆様もご承知だと思いますけれども、それぞれ法 律がありますが、名称のみで、信号無視、通行禁止違反、歩行者用道 路の徐行違反、通行区分違反、軽車両の路側帯通行中の歩行者通行妨 害、遮断踏切立ち入り禁止、交差点の優先妨害、交差点の優先妨害と は、左方車の進行妨害をしたものや優先先行車の通行妨害したもの、 同じく交差点の優先妨害ということで、右折の際、直進車、左折車の 妨害をしたもの、あと環状交差点の車両等への進行妨害、安全進行義 務、指定場所の一時不停止、これはいわゆる一時不停止ということに なります。そして普通自転車で指定歩道通行違反した場合、ブレーキ などの整備不良、酒酔い運転、安全運転義務違反というのが含まれて いるのですが、これはこの違反の中で交通事故を起こした場合という、 この14項目がこの講習の対象となります。大まかに説明しましたが 以上でございます。 ありがとうございました。ただいまのご説明に関して何かご質問ご ざいますでしょうか。よろしいでしょうか。そうしましたら予定して おりましたご報告、ご説明につきましては以上でございますが何か他 にここで発言されたいということがあればここでお願いいたします。 よろしいでしょうか。それでは会議を終わらせていただくのですが、 交通安全対策に関しましては、市に対して市民からも違反者に対する 指導強化を求める要望が寄せられているだけでなく、市長の最初の挨 - 17 - 議長 事務局 拶にもございましたように市議会でも船橋市交通安全計画における市 内の交通事故死者の目標値が5人であるにもかかわらず、昨年26年 の事故死者数が9名になってしまったことあるいは、最近携帯電話を しながらの自転車運転こういった自転車利用者のマナー違反が目に余 るといった指摘されております。こうしたことへの対策は交通事故防 止に向けた広報やキャンペーン、指導といった地道な取り組みで改善 していかざるをえないと考えておりますが、そのためにも今後も皆様 との連携を強化し実効ある交通安全対策を推進してまいりたいと考え ておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。以上で本日の議事 は終了いたしました。それでは事務局へお返しいたします。 皆様お疲れ様でした。本日の会議の内容につきましては、事務局の 方で会議録を作成いたしまして、十分、一字一句チェックしながらや りますので、当分の間、時間はかかりますがホームページの方へ掲載 させていただきたいと思います。それでは以上をもちまして船橋交通 安全対策会議を閉会といたします。どうもありがとうございました。 - 18 -