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2012年

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2012年
香川県の気象災害(その1)
平成24年(2012年)
月日
気象現象名
概 要
低気圧が日本海を発達しながら東北東進し、閉塞点から延びる寒冷前線が通過
したため、風が急速に強まった。
2月1日
強風
高松市浜ノ町大的場沖約150メートルで、男女2人が乗ったヨット(全長4.7メート
ル)が風にあおられ転覆した。海に投げ出された男性は自力で岸まで泳ぎ、女性
は養殖ノリの網につかまっているところを高松市消防局の隊員に救助され、ケガ
はなかった。
(高松海上保安部、NHK、毎日新聞による)
1日に日本海を発達しながら低気圧が東進し、その後冬型の気圧配置となった。
このため、2日から4日にかけて各地で断続的な降雪となった。
2月3日
凍結や積雪の影響とみられるスリップ事故が209件発生し16人が軽傷を負った。
降雪または (県警調べ:3日12時現在)
高松自動車道は、3日09時40分頃から12時50分の間、豊中IC∼高松中央ICの間
積雪
及び坂出ジャンクション∼坂出ICの間で通行止めとなった。
高松空港では、3日機体の除雪作業のため、2便に最大約55分の遅延が発生し
た。
(香川県警察本部、四国新聞、毎日新聞による)
四国南海上を東進する低気圧と停滞前線の影響で、5日夕方から7日夜のはじめ
頃にかけて断続的な降雨となった。このため、局地的に濃霧が発生した。
2月6日
濃霧
高松空港では、濃霧による視界不良のため、6日8時羽田発高松行き日本航空
1403便が徳島空港に、9時25分羽田発高松空港行き全日空533便が岡山空港に
行き先を変更したほか、東京便1便と那覇便1便が欠航し、東京便2便と那覇便1
便に遅延が発生した。
(高松空港事務所、四国新聞による)
気圧の谷の通過後、強い冬型の気圧配置となった。このため17日∼19日にかけ
て断続的な降雪となり、高松では18日2cm、19日1cmの最深積雪を観測した。
2月17日∼ 降 雪 ま た は 路面凍結の影響で、国道193号線では18日22時40分∼19日09時30分にかけて、
19日
積雪
高松市塩江町落合橋∼徳島県境までの間が通行止めとなった。
また、路面凍結や積雪が原因とみられる交通事故が相次ぎ、92件のスリップ事
故が発生し、15人が重軽傷を負った。(四国新聞調べ:19日17時現在)
(高松土木事務所、四国新聞による)
28日から29日にかけて四国沖を低気圧が東進したため、28日夜から29日朝にか
けて雨やみぞれが降った。
2月29日
降雪
高松空港では、降雪の影響により東京便2便に最大約40分の遅延が発生した。
(高松空港事務所、四国新聞による)
四国沖を東進する低気圧と停滞前線の影響で、4日朝から6日朝にかけて断続的
な降雨となり、局地的に濃霧が発生した。
3月5日
濃霧
高松空港では、濃霧による視程不良のため、5日午前11時25分羽田発高松行き
全日空535便など3便に最大40分の遅延が発生した。
(高松空港事務所、四国新聞による)
28
香川県の気象災害(その2)
平成24年(2012年)
月日
気象現象名
概 要
前線を伴った低気圧が九州北部から四国を東南東へ進み、23日未明から25日
夕方にかけて断続的な降雨となり、局地的に濃霧が発生した。
3月23日
濃霧
高松空港では、濃霧による視界不良のため、23日午前9時25分羽田発高松行き
全日空533便と午前10時半同日本航空1405便が伊丹空港に行き先を変更し、折
り返し便など2便が欠航。ほかに東京便2便に遅延が発生した。
(高松空港事務所、四国新聞による)
四国を通過した低気圧が東日本で発達した影響で、24日を中心に強風となった。
3月24日
強風・波浪
JR瀬戸大橋線は24日始発から午前8時半ころまで、約4時間運転を見合わせ、
特急と快速マリンライナーの上下計19本が運休や部分運休した。また、高松−
小豆島間などの高速艇も計22便が欠航した。
(四国運輸局、JR四国、四国新聞による)
低気圧が急速に発達しながら日本海を北東に進み、この低気圧からのびる寒冷
前線が3日昼過ぎに香川県を通過した。前線通過後に西よりの風に変わり、急激
に風が強まって暴風となった。
4月3日
強風・波浪
人的被害:死者1名 負傷者17名(重傷5名 軽傷12名)
住家被害:一部損壊14棟 非住家被害31棟
交通障害:JR瀬戸大橋線の運休120本、航空機の欠航16便 フェリー欠航等
その他:農林水産業被害等
(香川県危機管理課、四国運輸局、四国新聞による)
気圧の谷の影響で弱い雨が降ったあと、17日午前5時前から局地的に濃霧が発
生した。
4月17日
濃霧
宇野と高松、高松と土庄間のフェリーなど、17日午後1時までに上下79便が欠航
した。
(四国運輸局、四国新聞による)
上空の強い寒気の影響で大気の状態が不安定となり、局地的に雷雨となった。
5月29日
雷
落雷により16時40分頃から停電となったが、20時05分頃までに順次回復した。
高松市庵治町:192戸
さぬき市(志度・鴨庄・鴨部・小田)2660戸
(四国電力、四国新聞による)
台風第4号が四国の南海上を北東に進み、19日17時過ぎに和歌山県南部
に上陸した。
6月19日
大雨・強雨・ まんのう町大字川東の住宅裏斜面で、がけ崩れ発生(人家への被害なし。)
強風・波浪 三木町の町道2ヶ所で路肩崩壊。竹尾川の護岸1ヶ所の崩れ
さぬき市で農業被害、農業施設被害(育苗用ビニールハウス一部破損)
鉄道102本(JR四国管内)、フェリー等239便、航空12便等で運休または欠航
(香川県、四国運輸局、四国新聞、高松空港事務所による)
29
香川県の気象災害(その3)
平成24年(2012年)
月日
7月6日
気象現象名
概 要
山陰沿岸に停滞していた梅雨前線が南下し、局地的に雷を伴って激しい雨となっ
た。
雷
落雷などの原因により、6日20時ごろから7日朝にかけて、高松市、丸亀市、坂出
市、観音寺市、三豊市、綾川町、まんのう町の5市2町にわたって、計4千戸で断続
的に停電が発生した。
(四国電力高松支店、四国新聞による)
山陰沖に停滞している梅雨前線が瀬戸内付近まで南下、前線に向かって暖かく
湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となった。
7月13日
雷
高松琴平電気鉄道では、長尾駅の変圧器に落雷があったため、15時40分過ぎか
ら信号機や踏切が正常に動かなくなり、同駅と平木駅の間で約1時間30分、運転を
見合わせた。この影響で長尾線、琴平線でダイヤが乱れ、計約8300人に影響が出
た。
15時頃から高松市、三木町など4市1町で約7960戸が断続的に停電した。
(四国電力高松支店、高松琴平電気鉄道、読売新聞による)
山陰付近に停滞する前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態
が不安定となった。
8月14日
雷
14日午前4時ごろから4時10分ごろにかけて、高松市鬼無町や飯田町、観音寺市
大野原町などの2579戸で断続的に停電が発生。14日09時35分ごろまでに全戸で
復旧。
(四国電力高松支店、四国新聞による)
上空の寒気や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となり、局地的に
猛烈な雨となった。
9月3日
雷
3日14時05分から30分ごろにかけ、丸亀市とまんのう町の計542戸で停電が発生、
同18時05ごろまでにすべて復旧。
琴平電鉄琴平線でも落雷による停電のため、電車に最大約25分の遅れがでた。
(四国電力高松支店、琴平電鉄、四国新聞による)
上空の寒気や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となった。
9月5日
雷
5日14時25分ごろから15時50分ごろにかけて、高松市、東かがわ市、まんのう町、
三木町の計1669戸で停電発生。同日21時ごろまでにすべて復旧した。
また、高松空港では、5日14時55分、東京行きの1便に30分の遅れがでた。
(四国電力高松支店、四国新聞、高松空港事務所による)
日本海から瀬戸内付近まで南下した前線に向かって南から暖かく湿った空気が流
れ込み、大気の状態が不安定となった。
9月10日
∼11日
床下浸水3棟(三豊市詫間町松崎、詫間町詫間、仁尾町仁尾)
*非住家(空き家)床下浸水1棟(三豊市詫間町松崎)
(農林水産関係)
大雨・強雨・ 中讃地区で短期栽培のコシヒカリを中心に倒伏被害(139ha)
(停電)
雷
10日22時40分ごろから、高松市、三豊市、観音寺市、多度津町で計2735
戸で断続的に発生。 11日06時55分ごろまでに復旧。
(交通障害)
JR予讃線では海岸寺駅と詫間駅間などで特急を含む、上下計9本が運休
や部分運休。46本が最大約45分の遅れ。
(香川県、四国電力高松支店、四国新聞、JR四国による)
30
香川県の気象災害(その4)
平成24年(2012年)
月日
気象現象名
概 要
台風第17号が四国の南海上を北東に進み、30日15時ごろに潮岬付近を通過し
た。この影響で県東部を中心に大雨となった。
9月30日
大雨・強雨・ 東かがわ市で路肩崩壊(市道)1箇所
強風・波浪 観音寺市でビニールハウスの破損4箇所
(交通障害)
30日朝からフェリー等、152便が欠航、空機、東京行き8便欠航
(香川県、四国新聞、四国運輸局による)
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