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MBK-68 MEWNET―FP プロトコル対応
MBK-816 <製品別マニュアル> Last Update 060911 ACCEL CORP. CEP-072A MBK-816 MPC-816 MBK-816 デジタル タッチパネル MBK-816は、松下電工MEWNET-FPシリーズのPC間双方向通信「MEWTOCOL-COM」に準 拠したプロトコルを実装し、㈱デジタル製タッチパネルGPシリーズの「ダイレクトアクセス方式」に対応してい ます。 データエリア 702ワード、I/Oエリア98ワードのメモリ空間をダイレクトに読み書きすることができます。 1 目次 デジタル GPとの接続..................................................................................................................................... 3 GP-2000 シリーズ ......................................................................................................................................... 3 GP-3000 シリーズ ......................................................................................................................................... 4 I/Oマップ..................................................................................................................................................... 5 MPC-816コマンド................................................................................................................................... 6 データエリア操作 .......................................................................................................................................... 6 【IN】 データエリア読み出し ............................................................................................................... 6 【OUT】データエリア書き込み ............................................................................................................. 6 I/Oエリア操作 .......................................................................................................................................... 7 【SW】【ON】【OFF】 I/Oエリア入出力・ビット単位................................................................. 7 【IN】 I/Oエリア入力・パラレル .................................................................................................... 8 【OUT】I/Oエリア出力・パラレル................................................................................................... 8 データエリアとI/OエリアのIN,OUTの書式の違い.......................................................................... 9 GP ページ切り換え時の注意 ....................................................................................................................... 10 その他 ..............................................................................................................................................................11 2 デジタル GPとの接続 GP-2000シリーズ 結線 MBK-816 J4 信号名 ピン番号 GP D-SUB25 ピン番号 信号名 A1(1) 7 B1(2) 9 A2(3) 10 RDA B2(4) 11 SDA SG A3(5) 15 SDB RD(+) B3(6) 16 RDB SG A4(7) 18 SD(-) B4(8) 19 RD(-) A5(9) 21 SD(+) B5(10) 22 GP の機種によりコネクタ形状・ピン配が異なります。 取扱説明書で確認してください。 デジタル社純正ケーブル D-SUB25P タイプ GPH70 タイプ GP230-IS11-0 GPH70-C422-0 GPのPLCタイプ選択 GPのプロジェクト作成時、PLCタイプに「松下電工 MEWNET-FP シリーズ」を選択して下さい。 GPオフライン設定 GPのオフラインモードで通信・号機を設定して下さい。( MEWNET-FP V1.30 ) □初期設定 ┗□I/Oの設定 ┗□通信の設定 伝送速度[bps] データ長/ストップビット パリティビット 制御方式 通信方式 38400 8/1 無 ER制御 4線式 □初期設定 ┗□動作環境の設定 ┗□動作環境の設定1 号機No 1 (default は 0。一度 0 以外に設定すると 0 に戻せない?) 3 GP-3000シリーズ 結線 AGP-3300/3301/3400/3450T COM2 (RS-422) MBK-816 J4 ピン番号 ピン番号 信号名 A1(1) 1 TRMRX B1(2) 2 RDA A2(3) 3 SDA B2(4) 4 RS A3(5) 5 SG RD(+) B3(6) 6 VCC SG A4(7) 7 RDB SD(-) B4(8) 8 SDB RD(-) A5(9) 9 TRMTX SD(+) B5(10) 信号名 GP Pro EX メーカー シリーズ ポート 通信方式 通信速度 パリティ ストップビット フロー制御 接続機器設定 松下電工㈱ FP シリーズコンピュータリンク SIO COM2 RS-422/485(4 線式) 38400BPS なし 1 なし 4 I/Oマップ MBKはGPのデータエリアDT0~DT700に対応しています。I/Oの種類は、 “R”を使用します。 ※GP-3000シリーズで “X”エリアに入力部品を配置するとエラー「書込みデバイスの中に読出し専用デバ イスがあります」になります。 MPC-816 コマンド adr 40000 書き込み OUT data adr 読み出し IN(adr) 40019 MBK DPM [00000] [00019] (データエリアは ワードアクセスのみ) データエリア(DT) (システム) データエリア(DT) (ユーザー) GP 名称 adr DT0 DT0:表示中画面番号 DT2:時計「年」 DT3:時計「月」 DT4:時計「日」 DT5:時計「時分」 DT8:切り替え画面番号 DT18 DT19 683 ワード 40701 50000-50015 [00701] [00702] I/O エリア(X) ON bit / OFF bit/ OUT data bank SW(bit)/ IN(bank) 59700-59715 DT701 R0000-R000F 98 ワード(1568bit) R0970-R097F [00799] [CH1 モニタ登録 00800] [CH0 モニタ登録 00825] [MBK Ver No 00853] [CH0 BCC エラーカウント 00860] [CH1 BCC エラーカウント 00861] [CH0 コマンドエラーカウント 00862] [CH1 コマンドエラーカウント 00863] MBK Status [ ]内は MBK-FP Monitor で 見たときのアドレス 5 MPC-816コマンド データエリア操作 データエリアの指定は4万番台の数値で行います。 【IN】 データエリア読み出し ■書式 符号無ワード(0~65535) IN(40aaa) aaa:データアドレス 000~701 符号付ワード(±32767) IN(48aaa) aaa:データアドレス 000~701 符号付ロング(3バイト ±8388607) IN(47aaa) aaa:データアドレス 000~701 ■例 p=IN(40000) r=IN(40021) r=IN(48021) r=IN(47021) DT0000(表示画面番号)読み出し DT0021 を読み出し DT0021 を符号付読み出し DT0021 と DT0022(下位)を符号付読み出し 【OUT】データエリア書き込み ■書式 ワード OUT outdata 40aaa (または 48aaa) outdata:データ 符号無 0~65535 符号付 ±32767 aaa: データアドレス 000~701 ロング(3バイト) OUT outdata 47aaa outdata:データ ±8388607 aaa: データアドレス 000~701 ■例 OUT 2 40008 OUT 1234 40019 OUT -123 40021 PR IN(48021) -123 OUT -8000000 47021 PR IN(47021) -8000000 2 を DT0008(切り替え画面番号)に書き込む=2 ページを表示 1234 を DT0019 にワード書き込み 負数の書き込みは 40aaa でも 48aaa でも可 符号付ワード読み込み ロング書き込み(DT0021 と DT0022 下位) ロング読み込み 6 I/Oエリア操作 I/Oエリアの指定は5万番台の数値で行います。 【SW】【ON】【OFF】 I/Oエリア入出力・ビット単位 ■書式 ビット評価 ビット番号 0~F SW(5aabb) aa:ワードアドレス 00~97 bb:ビット番号 00~15 R ビットセット ON 5aabb aa:ワードアドレス 00~97 bb:ビット番号 00~15 ビットリセット OFF 5aabb aa:ワードアドレス 00~97 bb:ビット番号 00~15 ■例 A=SW(50101) ON 59715 OFF 59715 I/O R0011 を読み出す I/O R097F を ON I/O R097F を OFF R 7 【IN】 I/Oエリア入力・パラレル ■書式 ワード読み出し IN(5aa00) aa:ワードアドレス 00~97。ビットフィールドに 00 を指定 符号付ワード読み出し IN(5aa80) aa:ワードアドレス 00~97。ビットフィールドに 80 を指定すると符号付ワード読み出し バイト読み出し(下位) IN(5aa90) aa:ワードアドレス 00~97。ビットフィールドに 90 を指定すると下位 1 バイト(00~07)読み出し バイト読み出し(上位) IN(5aa91) aa:ワードアドレス 00~97。ビットフィールドに 91 を指定すると上位 1 バイト(08~15) 読み出し ■例 IN(50100) IN(50180) IN(50190) IN(50191) I/O I/O I/O I/O R0010~R001F を読み出す R0010~R001F を読み出す(符号付) R0010~R0017 を読み出す R0018~R001F を読み出す 【OUT】I/Oエリア出力・パラレル ■書式 ワード書込 OUT outdata 5aa00 outdata:出力データ 0~65535(&HFFFF) aa:ワードアドレス 00~97。ビットフィールドに 00 を指定 バイト書込(下位) OUT outdata 5aa90 outdata:出力データ 0~255(&HFF) aa:ワードアドレス 00~97。ビットフィールドに 90 を指定すると下位 1 バイト(00~07)へ書き込む バイト書込(上位) OUT outdata 5aa91 outdata:出力データ 0~255(&HFF) aa:ワードアドレス 00~97。ビットフィールドに 91 を指定すると上位 1 バイト(08~15)へ書き込む ■例 OUT 1234 50100 OUT 56 50190 OUT 78 50191 1234 を I/O R0010~R001F へ書き込む 56 を I/O R0010~R0017 へ書き込む 78 を I/O R0018~R001F へ書き込む 8 データエリアとI/OエリアのIN,OUTの書式の違い データエリアは 4 万番台、I/O エリアは 5 万番台の数値で指定しますが、書式が違うので注意して下さい。 データエリア 1 2 4 opt 3 4 5 address opt オプション 7=ロング,8=符号付ワード,0=符号無ワード addrss ワードアドレス 000~701 ※データエリアに対するビット操作(SW/ON/OFF)はありません。 I/Oエリア 1 5 2 3 4 address 5 opt addrss ワードアドレス 00~97 opt オプション 00=符号無ワード,80=符号付ワード,90=下位バイト,91=上位バイト ※ビット操作(SW/ON/OFF)では opt がビット番号(00~15)になります。 9 GPページ切り換え時の注意 GP 画面上に配置したボタン操作でページ切り換えをした後 MPC からの操作で元のページに戻れないことがあります。 例えば GP にページ 1 と 2 を作成し、そこにボタンを配置する。このボタンで GP システムエリア DT8 を操作し、ペー ジ切り換えができるようにする。 MPC から DT8 を操作(OUT 1 40008)して 1 ページを表示する。 その後 GP 画面上のスイッチ操作で 2 ページ に切り換える。 その時の DT8 (IN(40008))は 1 のまま。つまり、画面上のスイッチ操作では、ページは換わっても GP の DT8 は換わらない。 この状態で 1 ページに戻ろうとして MPC から操作(OUT 1 40008)をしても効かない。 ※これはMBKのバグではありません。GPの仕様らしいです。 ●回避例 ①ページを換える前に DT8 を 0 でリセットする。その間ディレイが必要(200mSEC 位)。 このディレイ時間は画面のデザインによって必要最低時間が変わるので安全をみて長めの設定が必要。 I=0 ' *LOOP I=I+1 I=I%2 P0=I+1 GOSUB *GP_PAGE_SEL GOTO *LOOP *GP_PAGE_SEL "ページ切り換えサブルーチン OUT 0,40008 "リセット TIME 20 "ディレイ OUT P0,40008 "切り換え WAIT IN(40000)=P0 "換わり待ち RETURN ②ページを替える都度 DT8 を 0 リセットする。DT0 でページの切り換わりを確認するのでディレイは不要。 OUT 0,40008 "初期設定 TIME 50 I=0 ' *LOOP I=I+1 I=I%2 P0=I+1 GOSUB *GP_PAGE_SEL GOTO *LOOP *GP_PAGE_SEL "ページ切り換えサブルーチン OUT P0,40008 "ページ切り換え WAIT IN(40000)=P0 "換わり待ち OUT 0,40008 "リセット RETURN --------------------この他、画面上のスイッチにタグを被せたり、D スクリプトを使う回避方法もあるようです。 10 その他 MPCコマンド/関数の引数に対するチェックはしていません。引数は使用可能範囲を超えないように注意し て下さい。 本プロトコルはMEWTOCOL-COMの一部をACCELが独自に解析・応用したもので、完全互換では ありません。また、GPの全機種、全機能に対し正常稼動を保証するものではありません。 動作確認機種 デジタル GP377R-TC11-24V MBK Ver2000からFPプロトコルがデフォルトになっています。メモリリンクで使う場合はプログ ラム先頭でMBKのDT0番地に &HFFFF を書き込んでください。 MPC-816 の場合 OUT 65535 40000 TIME 50 “メモリリンクモード 本資料に対応するバージョンは次の通りです。 MPC-816 Rev3.53q 以上 (MPC-816K 以降) MBK-816 Ver2005 以上 参考資料 松下電工㈱ MEWNET FP シリーズ コンピュータコミュニケーションユニット(C.C.U)導入マニュアル 〃 MEWNET FP シリーズ FP-C ハードマニュアル 〃 MEWNET FP3(H)-BASIC タイプ FP-BASIC リファレンスマニュアル ㈱デジタル GP-PRO/PBⅢ for Windows95 PLC接続マニュアル 株式会社 アクセル http://www.accelmpc.co.jp 11