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小学校 いのちの授業実践事例 № タイトル 事例概要
小学校 № 1 2 いのちの授業実践事例 タイトル いのちの誕生 道徳 事例概要 支援級在籍児童に対し、担任に赤ちゃんができ、新しい命が誕生することを伝えた。絵本「あなたのおへそ」の読み聞か せをした。担任が、お腹のなかの様子を話したり、病院で写してもらった赤ちゃんの写真を見せたりした。児童からも自分 たちが母親から聞いていることなどを話してもらった。担任の体にぶつかったり、押したりしないように話し、いのちの大切 さと新しい命を守ることについて話し合った。 ①「命」と聞いて、イメージするもの ②「命」=生きている ③自分たちの命・・・両親にもらった命 命あるものを大切に~生 ☆生きているってどういうことでしょうか。 きているってどういうこと ・むだにせず ・一つ一つを考えて ・目標をもって ・助け合って ・励まし合って でしょう~ ◎一生懸命生きる=思い切りがんばる、命をかがやかせる ④生きているってすばらしい! 3 「わたしたちの道徳」の「ハムスターの赤ちゃん」のお話をもとに、授業を展開した。さし絵を見ながら、「赤ちゃんの誕生 生命尊重「ハムスターの を待っているお母さんの気持ち」「赤ちゃんをお世話しているお母さんの気持ち」そして、「小さいながらがんばって生きよう 赤ちゃん」 としている赤ちゃんの気持ち」について、子どもたちと考え、ロールプレイングをした。また、身近に飼っている生き物につ いて、お世話や生死のことなど、経験したことを交流し、生き物の命について思ったことを発表し合った。 4 家族みんなで協力しあっ 家族の人たちが、自分が生まれたとき、小学校に入るとき、しかるとき、病気になったとき、どのような気持ちであったかを て インタビューし、聞いてきたことをクラスで共有し、感想を伝え合う。 5 お腹の中で赤ちゃんはどのように成長するか、へその緒の役割は何かについて話をした。知識だけではなく、実際に妊婦 「おなかの中の赤ちゃん」 の方の話を聞き、自分は望まれて生まれてきたということに気づくように促した。 絵本、掲示物、赤ちゃん人形などを利 用した。 6 生きるよろこび『1まいの 「1まいのしゃしん」という教材文を読み、人間にはけがや病気を治したり、元気に生きようとしたりする「生きる力」があ しゃしん』(光文書院ゆた り、それが自分にも備わっていることを知り、家族や周りの人たちはお互いの命を大切にしながら生活していることについ かな心) て話し合い、自分も自他の生命を尊重しようとする心が自分たちにもあることに気づいた。 1 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 いのちを大切に どのような時に、「生きている」ことを感じるか考えさせる授業。この問いに子どもたちは、日常を振り返り自分の楽しい経 験を語ったり、つらいことを話したりすることを話し合った。それだけにとどまりそうだったので、話の方向性をコントロール することで自分の体に起こっていることに気づかせ、「生きていること」とはどうゆうことか考えた。日常を当たり前のように 生きている子どもたちに生活を振り返らせることは勿論、だから命って大事にしなければいけないということをそれぞれに 考えることができた。 8 資料「いのちのまつり」 児童は、資料「いのちのまつり」を通して、生命尊重や家族愛についてクラスで話し合い、個々の思いを深めた。家族から の手紙を読み、先祖から綿々と受け継がれてきた命に感謝の気持ちを持った。また、「いただきます」で命あるものや食物 を支えてくれる人達んへの感謝の気持ちをもって生活する事を学んだ。さらに、「ぼくは何を」で与えられた命を輝かせて いく事について、思いを深めていった。生命尊重を柱に3つの資料を3週にわたって連続して扱うことで、児童の心の深い 所へ道徳的価値を落としこめた。 9 命の選択~死を選ぶこと 脳の病気で余命6か月と診断されたアメリカ人女性が2014年11月に亡くなった出来事を取り上げ、「死ぬこと」の選択につ ~ いて考えた。 7 10 11 「命の重さはみな同じ」 はじめに、校内児童アンケートの「あなたはいのちを大切にしていると思いますか.」の集計結果をもとに、ふだん「命」に ついてどんなときに考えるかをふり返らせた。そして道徳資料「命の重さはみな同じ」を読み合い、傷つき、捨てられてい 子犬を助けようとした時の気持ちに迫り、「人間も動物も命の重さはみな同じ」という言葉の思いを考えさせた。山中に捨 てられていた犬を必死で探し助け、犬が涙を流したという別の話も紹介し、動物も植物も人も、自分も他の人もその命を大 切にすることについて考える機会とした。授業参観で行ったので、終末で児童がそれぞれ考えまとめたことを、保護者にも 学級だよりで知らせ、ともに考えてもらった。 たすけ合って生きる 道徳の授業で、命について考え、話し合った。「命は空気です。なぜならば、空気がないと死んでしまうからです。」「命は 生きていること。食べたり喋ったりできる全部が命です。」「一人一つある心臓のこと」等々、色々な意見が出た。「命とは チャンスです。なぜならば一回しかないからです。」という意見から話が広がった。「生まれ変わるよ。」という意見もあっ た。その時、祖母が先月亡くなったという実体験を話した子がいた。その言葉が、自分のこととして捉え、考え出すきっか けとなった。「ああ、そういうことか。」とうなずく子ども達。体の中のどこに命があるのかと聞かれると、なかなか答えられな いものだ。「飼っていたネコが死んじゃって、悲しかったけど、戻ってきてくれない。命は一つしかないんだ。」等々、友達の 考えを聞いて考えが変わった子、「そんな考えもあるんだね!」と驚いた子。ここに話し合いの良さがあった。答えはそれ ぞれで、正解はないが、こんな考え方もあるという例として日野原重明さんの「助け合って生きる」という話を読んだ。 2 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 1年生1クラスで食育に関する授業を行った。給食を安易に残す子が多かったからだ。ねらいは、給食が子供たちの健康 な体をつくるために、多くの手間と命によって作られていることを知らせることである。 内容は、給食の写真をみせ、どんな野菜が入っているか。全校でどのくらいか、何人でつくっているか、について考えさせ た。 また給食をつくる手間を実感させるため、人参の皮むきをさせた。結果、子供たちが健康に育つため、多くの食材と手間 がかかっていることを知らせた。そののち、「命をいただく」という絵本を読み聞かせた。 「ぼくは、まいにち、いのちをもらっているとおもいました」などの感想がみられた。 12 食育 命をいただく 13 生命の尊重「1まいの しゃしん」(光文書院) 14 道徳副読本の資料「命をかけて命を守る-山岳警備隊-」を用いて授業を行った。山岳警備隊という仕事と資料に描かれ 命をかけて命を守る-山 ている事故について内容を理解し、大切な命を守る人々の思いを考えた。日々訓練を重ね、危険であっても救わずには 岳警備隊いられない。命とはそれほど大切なものであり、だからこそ守りたいと思う。そうやって支え合って命は守られ、つながって いく。山岳警備隊という仕事をしていない私たちも、命を大切にしていきたいという同じ心をもっていることを学習した。 15 いのちをたいせつに(ハ わたしたちの道徳を使って学習した。ハムスターのお母さんが子どもを大切に育てていることを感じ取らせ、生き物の命の ムスターの赤ちゃん) 大切さを実感させた。 16 戦争体験を通して 3年生、4年生合同で、講師を招き、戦争体験のお話を伺った。「いのちの大切さ」をみんなで考えた。 17 いじめ防止教室 4年生全クラスでいじめ防止教室を実施した。いじめ防止の普及活動をしている団体の方を講師として招き、いじめを起こ さないためにはどうしたらよいのかという話を聞き、「互いを大切にする心、居心地の良いクラスづくり」についてそれぞれ のクラスで考えた。 生きる喜びに気づき、自他の生命を尊重しようとする。 3 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 (1)命あるものを大切に (2)自然や動植物を大切に (3)美しいものを感じて 18 生命尊重 19 (1)命あるものを大切に 命あるものを大切に(わ (2)自然や動植物を大切に たしたちの道徳) (3)美しいものを感じて 20 みんな同じかけがいのな クラスの一人ひとりが大切な仲間であり、差別をなくし尊重し合わなければならないことに重点を置き、お互いの理解を深 い命 めて命の大切さを学ぶ。 21 いじめ防止プロジェクト 22 北保健センターの保健士さんをお招きして、男女の身体の違いや命の誕生についてのお話を伺った。子ども達は、妊婦 命の授業(命の誕生、自 体験や赤ちゃんを抱く練習に興味を持って取り組んでいた。また、自分達が生まれる時のことを何人かの保護者から話し 分が生まれた時) てもらい、自分の命の尊さ、かけがえのない命について考えることが出来た。 23 いじめ防止プロジェクト 4年生4クラス全員でいじめ防止教室を実施した。内容は、いじめに関する防止普及活動をしている団体の方を講師とし て招き、いじめが起こりうる状況等をお話しされた。注意をする勇気、声をあげることの大切さを学び、みんなで考えた。 湘南DVサポートセンターの講師による「いじめ防止プログラム」を行い、命の大切さを考えた。 4 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 24 いじめ防止プログラム いじめに関する防止プログラムを実施している団体から講師を招き、4年生がいじめ防止プログラムを行った。全4回のプ ログラムで、第1回目は全体での講演会を行い、その後の3回はクラス単位でのワークショップを行った。日常、よくある出 来事を取り上げたロールプレイを通して、相手の気持ちを思いやる大切さについて考えた。 25 こんなときどう思う? クラスで悪口などが書かれた手紙がまわり、そのような手紙を書かれたり、もらったりしたら、その人はどんな気持ちにな るか、話し合いをしながら、じっくり考えた。相手の立場に立って考えることの大切さ、おもいやりについて、確認することが できた。 自他の生命を尊重して (私たちの道徳「かけが えのない命」) 3・11の大地震を経験した中学校2年生の作文。当時、父親と一緒に消防団の仕事を手伝い、生きている人を探しにが れきの中を歩きながら思ったことが二つあった。一つは「命てんでんこ」=命より大切なものはないということ、もう一つは 負けたくないということだった。作文を読んだ児童の感想は、私たちの学校も海に近いので同じようなことになりかねない。 生きていることが当たり前と思うのではなく、命を大切に考え毎日を精一杯生きよう等前向きな気持ちが聞けた。また、こ れから生きていくうえで辛いことや悲しいことがあっても決してあきらめずに前向きに生きていきたいという児童の発言に はたくさんのうなずきがあった。作文を通して忘れかけていた震災の爪あとを感じると共に、未来は自分たちで作っていく ものだという被災者の方の強い決意を知ることができた。 27 いじめをなくそうキャン ペーン いじめは、絶対に許してはいけないことであり、人権を侵害する行為であることを児童・教師ともに再認識し、いじめ撲滅 に努める。 ・道徳の時間に各クラスでスローガンを話し合い代表委員会でスローガンを決める。 ・放送で、スローガンやいじめをなくす対策を全校児童に呼びかける。 ・「いじめをなくそうキャンペーン」をきっかけにクラスの問題や友人関係を見直し、相手の気持ちを考え、思いやりの心を 育てるよう指導を行う。 28 命どぅ宝 戦争の悲惨さや辛さを絵本を通して知り、今ある命について考え、ひとりひとりが尊い存在であることを学びあった。授業 の終わりに「月桃」を歌い学習を深めた。 26 5 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 29 生命尊重(その思いを受 生命尊重(その思いを受けついで)の中で、かけがえのない命「命てんでんこ」という3.11大震災のときの中学2年生の けついで) 作文を学習し、命の大切さについての思いを深めた。 30 いじめ防止教室 31 ・無事に生まれてくるように祈る気持ちを通して、命の誕生は簡単ではないということを考えさせる。 誕生の喜び(資料名:「お ・これまでの自分を振り返り、命の大切さについて考えさせる。 姉さんになったよ」) ・がんばって生まれてきた命を大切にしようとする気持ちを考えさせる。 ・誕生だけでなく、日常のさまざまな場面等へも視点を広げ考えるようにさせる。 32 生命の大切さ(人の成 長) 昨年度、4年生保健体育「育ちゆく体とわたし」の単元で、産休に入られる先生に頼んで、お腹の中で育つ子どもの様子を グラフやエコー画像などを使って、育っていく過程や母としての心情などについての授業を行ってもらった。今年度は、5 年生道徳「生命の大切さ(人の成長)」で、そのお腹の中にいた子どもが大きく育っている過程や成長の様子を実際に見る ことにより、命のすごさ、すばらしさを体験してもらうための授業を同じ先生に頼み、実践した。 33 (生命の尊重「わたしの いもうと」) 5年生の道徳の授業で、絵本「わたしのいもうと」の読み聞かせを行った。いじめを受けた「妹」に今後どうなってほしい か、いじめた人たちに何をしてほしいかということを考え、「いじめは謝って済まされることではない」「あなたにとっては遊 びのつもりでも、相手にとっては命の問題になることがある」ということについてみんなで話し合った。 34 いのちのリレー 2年生対象に絵本「おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん」を見せて、いのちがずっとずっと続いて自 分のいのちになり、この先も続いていくことの大切さを子どもたちに考えさせた。学校の桜の木のいのちも100年以上続い ていて、身近なもののいのちもリレーされていることを気づかせた。 逗子市人権擁護委員会の方々をゲストティーチャーとして招いた。 いじめについての映像資料を見ての話し合いを通して、いじめは絶対に許されないことだという認識を深めた。 6 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 35 「生きるってなんだろう」というテーマでひとつの生命が生きること、死ぬことについて、3年生がクラスで話し合ってきた。 『ヒキガエルとロバ』わた 呼吸や脈拍の意味を知り、生きていることを実感させながら、「命の重さ」を3年生なりに考え、それらのまとめとして、「わ したちの道徳 たしたちの道徳」の中の『ヒキガエルとロバ』の授業を行った。この授業で、身近な命を大切にすることや、他者を自分と同 じひとつの生命として認め、互いの存在を思いやる態度を育てようとした。 36 いのちを 大切に 37 あなたってこんなにすて 人権週間に、全クラスで取り組んだ。友だちの良いところ探しを行い、花びらに良いところを書いて全員分廊下に掲示し きだよ た。人には、みんな、長所があることを知り、自他を肯定して生活する心情を育てた。 どのような時に生きていると感じるかをみんなで考えた。自分の心臓をさわってみてドキドキ動いていることを感じさせた。 生きているからこそ、楽しく勉強できたり、おいしく食事をすることができたりするということを伝えた。 38 電池が切れるまで 「命」という詩を読み、宮越由貴奈さんはどのような気持ちでこの詩をかいたかみんなで考えた。また、由貴奈さんは、小 学4年生であるということからも、どうしてこの詩をかいたかを考えた。そして、「しゅじゅつ」という詩を読み、命の大切さに ついて話し合いをした。由貴奈さんは詩を書いた四カ月後になくなったというところからは、生きたくても生きられない人も いるということを伝えた。 39 命の時間 副教材をもとに学習を進めた後、それぞれの家庭で自分が生まれてきた日の母親や父親の様子、周りの人たちの様子を インタビューしたり、名前に込められた意味を調べたりした。自分がいかにのぞまれて生まれてきたのかを実感した。 40 いのちを大切に 1年生3クラスが行った。事前に保護者から生まれた時の話と名前の由来を記入してもらい、それを自分で読んだり発表 したりした。生まれた時のエピソードを知り、自分の誕生を家族皆が喜んだことや名前の由来を知ることができた。感想を 発表し、最後に丁寧に心を込めて自分の名前を書いた。 41 命の授業 12月の人権週間中に道徳の時間、校長講話を実施した。内容は、校長が院内学級に勤務していた当時の体験談を、発 達段階に応じた内容で実施した。実施後、それぞれの感想を書く活動を行い、それぞれが命について考える時間を取り みんなで考えた。 7 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 42 6年生全クラスで、絵本「いのちをいただく」を使って、生命の尊重に関する授業を行った。絵本「いのちをいただく」は、牛 生命の尊重『いのちをい の食肉解体について描いた作品で、子どもたちが毎日言っている「いただきます」の意味を改めて考えることのできる題 ただく』絵本 材である。絵本を読み聞かせた後感謝して食べることについてみんなで考えた。 43 人権週間に合わせて、各学年ごとに道徳の時間に学年ごとの内容で指導をした。友達の良さに気付き、認め合うこと、相 命についての各学年ごと 手を思いやる気持ちを持つこと、差別の事例を知り、差別は許されないこと等を「私たちの道徳」や道徳の副読本、道徳教 に授業 材から話し合いをし、考える授業を行った。 44 全校で人権について考え、各学年、クラスで段階に応じた内容で、命について、人権について向き合う時間を持った。そし 人権・国際月間の取り組 て、自分を大切にすること、友だちを大切にすることについて考え、クラスごとに人権標語を作成した。クラスの思いがいっ み ぱい詰まった標語を全クラス分集め、『思いやりの木』として校内に掲示した。 45 生きているしるし 46 〈本時のねらい〉 ○かけがえのない生命の尊さを感じ取り、大切にしようとする。 〈主な学習活動と発問〉 命あるものを大切に「命 ①入院した経験や病院について知っていることを発表し合う。 あるかぎり生きる」(私た ②資料「命」を読み、院内学級の宮越さんの気持ちについて考える。 ちの道徳) (発問)宮越さんは、どんな気持ちでこの詩を書いたのでしょう。 ③生命の尊さを感じた経験を紹介し合う。※教師の経験談(教え子の死のこと・院内学級のこと)を語る。 ④自分たちがこれから命を大切にするために、何ができるかを考え、私たちの道徳(P95)に自分の思いを書く。 副読本「みんなで考える道徳」の資料をもとに、自分の成長を振り返るとともに、命の尊さを知り大切にしようとする心情を 養うことをめあてとして授業を行った。資料では、主人公が泣いている妹を見て、赤ちゃんを大切にしようと感じる場面が ある。子ども達に、主人公の心の変容について考えさせたことが命を大切にする気持ちを持たせることにつながった。 8 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 47 道徳の副読本で取り上げられている「保健所で殺されてしまう犬の命」についての話にふれ、NHKのデジタル教材でも同 命を大切にするとはどう じ事例をあつかった教材を使用した。保健所の方の気持ちや捨てられていた犬を見つけてかわいそうで、拾ってきてし いうことなのか まったお婆さん。育てたいけれど、アパートのきまりなどで飼えないことになり・・・。やむなく捨てなければならない人の気 持ちにせまり、どうすれば、命を大切にできるのか、命を大切にするとはどいういことなのかを考えさせた。 48 家庭教育学級で、助産師の鈴木先生のお話に4年生全児童が参加をし、いのちのつながり~いのちの始まり、いのちの いのちの話~生まれてき 力、最初の誕生日に発揮したすごい力など、、命の大切さについて考える授業を行った。子どもたちが自分や友達、家族 てくれてありがとう~ を大切にしたいと感じることのできる学習となった。 49 2年生3クラス全員で実施した。自分の名前にはどのような願いがこめられてつけられたのか各家庭で取材する活動に いのちを大切に(2年) あ よって、家族の想いを知るきっかけとなり、自分のことや友だちのことを大事にしようとする気持ちを持つようになった。 りがとうチャンプ(3年) 3年生の各クラスで実施した。内容としては、事故に遭い、車いすでの生活を余儀なくされた愛犬を想う主人公の気持ちを 考えた。それを基に日常生活を振り返り、生命を大切にしようとする気持ちをもった。 50 ふしぎな音 1.心臓の鼓動を聞く。2.感想を発表しあう。3.教材文(不思議な音」を読む。4.いのちの不思議さ、大切さなど考えたこ とを発表しあう。5.先生の話を聞き、自分の命だけでなく友だちの命も大切に思うことの素晴らしさを知る。 51 命の重さを知ろう(絵本 「しげちゃん」) ①各家庭で聞いてきた自分の名前の由来を発表する。 ②それぞれの名前には、つけてくれた人のいろいろな思いが込められていることを知る。 →一人ひとりが大切な存在であり、自分を大切にすると同時に、周りの人たちのことも大切にしなければならないことに も気付く。 ③絵本「しげちゃん」の読み聞かせを聞く。 ④教師の説話として、親の立場から見て、名づけをしたときの心情について聞く。 52 生命尊重「葉っぱのフレ 5年理科「人の誕生」の延長で、道徳で「生命」について考える授業を行った。絵本「葉っぱのフレディ」を読み、「生命」は、 ディ」 死を迎えて終わるのではなく、次世代へつながっていくのだということに気づかせることができた。 9 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 53 命のビザ 「かつての外交官、杉原千敏が戦時中逃げ場のないユダヤ人にビザを発行し、多くの人の命を救った」という教材を扱 い、命の価値に迫る授業を展開した。 54 「家族みんなで協力し 合って」 4年 ①自分の家族はどんな人たちか振り返る。 ②自分が生まれたときのことをインタビューする。 ③インタビューをも とに、自分がどれだけ大切にされてきたかを振り返り、家族のことや命のことを改めて考える。④様々なことへの感謝の気 持ちを育み、今後の生活をより力強くたくましく過ごしていこうとする心情を育てる。(家族に手紙を書く) 55 命の時間 生命はかけがえのないものであり、限りあるものであるものだということから、命が生まれ、育ち、共存しつながり支え合う ものであることを考えることができた。資料から、誰にでも命は1つであり、死んだらもどらないからこそ、生きている時間を 大切に輝かせていきたいという思いを感じることができた。(5年) 56 みんなのしあわせ 5,6年生と保護者を対象に肢体不自由者の方をゲストティーチャーとして迎え、障害のある人と共に生きることの意味を 考えた。高校2年生のころ、体操の練習中に鉄棒から落ち、頸椎損傷で首から下を動かすことができなくなっても、希望を 失わず、夢と可能性に向かって、前向きに生きようとする講師の生き方から多くのことを学ぶことができた。 57 自他の生命を尊重して 『限りあるたった一つの 命だから』(私たちの道 徳) 資料『今、多くの人との関わりの中で生きている』を読み、生命について考えさせた。冬休みに「私たちの道徳」を家庭に持 ち帰らせ、家族に自分の幼いころの様子を聞き、『自分の命を見つめてみよう』にまとめた。家族や周りの人から愛され、 大切にされて生きていることを実感させた。児童は、人間の誕生の喜びや死の重さ、生きることの尊さを実際に話を聞い てより実感できたようで、「命は自分だけのものではないから大切にしようと思った。」などの感想が聞かれた。 58 いのちのつながり(いのち 多くの祖先のリレーによって生を受けたことのすばらしさを知り、受け継がれてきた命の尊さに気づく。(連続性)さらに、連 のまつり) 続性を通して、自他の命のつながりのなかで自分の生命力が高められていることを知る。(社会性・関係性) 10 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 1、ブラックボックスからお手紙を1枚 引く 2、その友達の良いところを書く 3、先生にてい出する ~先生は、ゆうびんやさんをやる~ 4、お手紙をもらったら読む。 5、今の気持ちを色でぬる。(②のハート) 59 自分の心をみつめよう 60 わくわくモーモースクール 酪農を通して牛のことを知る学習。子牛とのふれあい、搾乳体験を通して命のありがたみや食の大切さについて学ぶこと ができた。神奈川県酪農連盟の依頼を受諾して実施した。 61 人権福祉月間 委員会を中心として、昼休みに1週間希望者対象に体験教室を行った。車椅子体験・アイマスク体験・お年寄り体験・手話 の体験を通して、差別をしたり偏見をもたない心を育てる機会とした。 62 「いのちにふれて」 2年 「わたしたちの道徳」を使い、自分の名前がどのような願いがこめられているかを考えたり,「ハムスターの赤ちゃん」などの 読み物を読み、命にやさしくすること、一つ一つ大事にすることを学習した。 地域の元住職であり保護司をされていた方に、子どもたちと保護者に向けた講話をしていただいた。「友だちをいじめては いけない」「人の物をとってはいけない」「人を傷つけてはいけない」という、あたりまえだけど大事な話だった。また保護者 向けには、「見慣れない物を持っていないかいつも気にかけ、もしもらったというようなことなら相手の家にお礼をしないと いけないから…」と一歩踏み込むことも必要だということを教えていただいた。 63 いいこと、悪いこと 64 ハムスターが生まれた話を読み、命について考えた。学校のウサギや自分家のペットのかわいさを思い出し、どのような 生命の尊重「ハムスター 気持ちで育てているのかを話しあった。 の赤ちゃん」 自分もお母さんから生まれ、おうちのひとに育ててもらっていることに思いをつなげるようにした。 11 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 65 心臓に重い病気があり生後1ヶ月の時に「余命1年」と告げられた実在する男の子について考える活動。まず、男の子が両 たった一つのたからもの 親と共に小学校1年生まで懸命に生きた様子を写真等を見たり、両親の思いに触れたりする。その後、その男の子は幸 せだったかを考える。その両親は幸せだったかを考える。 66 まど・みちおの「ぼくは何を」という詩を読んで、手わたされたいのちのバトンを、しっかりとリレーするにはどうしたらいいの 今のじぶん これからの かを考えた。今の自分をしっかり見つめて、良い所を振り返り、これからもっとかがやかせるには、どんな自分になりたい じぶん のかを考えた。 67 みんなで考えよう 学級内でのからかいや悪口などに心を痛めた児童たちの提案により、学級独自で「いじめについてのアンケート」を実施 し、いじめについてどのような考えをもっているかを調査した。その結果をもとに、これまでの自身の言動を振り返るととも に、いじめにつながりかねない言動や、それを見たときの行動についても話し合った。授業の終わりには、一人一人が「行 動宣言」に自身の行動を書いた。 その後、次年度は最高学年として校内のリーダーになることを考え、学年全体で取り組む必要があるとの思いから、他の 学級に呼びかけ、共に行動していこうと学年集会を行った。 68 いじめ・「ありったけの勇 4・5年全クラスで、いじめについて考える授業を実施した。「ありったけの勇気」(DVD)視聴後、考えを書き、グループご 気」DVD とに話し合いを行った。様々な人にそれぞれ共感でき、自分たちに置き換えながら見たり、考えたりすることができた。 69 名前 ー それは燃える DVDを視聴し、親から付けられた自分の名前を大切に思う気持ちを尊重する。自分と共に、それぞれみんな大切に思う名 命 前が付けられていることを認知し、個人を大切に思う気持ちを育て、自分の命の尊さにつなげていくように指導した。 70 命のあたたかさ 「わたしたちの道徳」91ページを使い、自分が生まれてきた時の話を家の人に聞き、書いた内容を発表した。自分が大切 に育てられていることや家族の思いを知り、命について考え、生まれてきたことへの感謝の気持ちをもつことができた。 71 バルバオの木 失われたら二度とは戻らない、生命の価値の重みを十分に感得できるよう、取り組んだ。内容を読んで話し合った後、 「食」と生命のつながりについて話し合いをした。 12 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 72 薬物乱用防止教室 薬物使用の恐ろしさや、未然に防ぐための手だてなどを、講師の先生が分かりやすくお話しくださった。 73 アコーディオンコンサート 目の不自由な方のアコーディオン演奏を6年生全員で聴いた。各学年で実施している人権・福祉活動の一貫として、6年 は毎年1月に同じ方を招いて、アコーディオン演奏によるミニコンサートを開いている。 74 「ハムスターのあかちゃん」を読み、ハムスターの親子の様子を観察している主人公の気持ちに共感しながら、今日まで ハムスターのあかちゃん 自分もお母さんや家族に守られながら生きてきたことに思いを馳せ、各自の体験を話し合った。命は、自他に生きる喜び (生命の尊重) を与えてくれることを知り、生命を大切にしようとする気持ちを喚起した。 75 わたしのものがたり 2年生全てのクラスで命の学習『養護教諭による「おへそのヒミツ」』という授業を行った。自分自身が生まれるまでの様子 やお腹の中にいる時から出産までの成長過程を養護教諭の話を聞いたり、紙芝居などを通して理解し、命の大切さにつ いて考えた。 76 お母さんのやくそうスー プ 子どもの体のことを考え、毎日薬草スープを飲ませているお母さんと娘の話である。誕生日の日まで飲まされてしまったこ とに腹を立てる娘に対して、お父さんが「お母さんはあなたの体のことを考えて飲むように言っているんだ」ということを伝 える。娘は、自分の体がじょうぶになってほしいから、元気に大きく育ってほしいからお母さんが今まで飲ませてくれたこと を改めて知り、自分の命を大切にしていこうという気持ちをさらに育むことができた。 小さなふとん 弟が生まれた主人公が大きくなった自分への気付きと小さな命の大切さを考える内容であった。主人公を通して命の大切 さ、自分の成長を考えると共に、自分の赤ちゃんの時のことで、家の人に聞いたことを話した。また、妹や弟が生まれたと きのことで感じたことを話した。お母さんに自分のことを聞くことで、自分が大事に育てられてきたこと、そしてこれからも大 切にしていくことを考えた。 77 13 小学校 № いのちの授業実践事例 タイトル 道徳 事例概要 「いのちの授業」 5年生2クラス全員で「いのちの授業」を実施した。小田原市助産師協会の方を講師としてお招きし、誕生するまでには受 精卵から2000倍の大きさになっていることや、生まれてくるためにお母さんだけではなく赤ちゃんもがんばって産道を通っ てきたことなどを、子宮を何十倍にも大きくした模型を使って子どもに体験させ、分かりやすく教えてくれた。実際に臨月の 妊婦さんのお腹の赤ちゃんの心音も聞かせてもらえた。この授業を通して、子どもたちは「いのち」について考え、自分も 友達のいのちも大切にしていきたいという感想をもつことができた。 79 いのちの大切さ 5年生3クラス全員で、いのちの大切さをテーマに学習した。助産師の方に来ていただき、受精卵の大きさやそこから赤 ちゃんとしてこの世に生まれてくるまでの様子を人形や紙芝居で見せていただいた。また、妊婦の中にいる胎児の心音と 5年生の心音を聞き比べたり、細い道を通って生まれてくることを代表児童が体験したりした。 「生きているだけで百点満点」という言葉を受け、自分たちの命の大切さや周りの人の命の大切さについて考えた。 80 助産師の方を講師に呼び、人の命の誕生について学んだ。 胎児の心音を聞いたり、新生児人形を抱くことで、生命の神秘や重みを感じた。また、生まれる前のことや、生まれてから 生きているだけで100点 今までのことをふり返ることで、自らの命や周りの人の命の大切さについて考えた。 満点 家庭でもふり返りの時間を持ってもらうことで、児童が生まれてきたときのことや、命の大切さについて家族で考える機会 となった。 81 いじめについて 上記以外に、11月のいじめ防止週間に、全クラスで「友達の気持ちを知ろう」「みんなの力で解決しよう」など、学年に合わ せた内容で授業を行った。 82 「命の大切さ」講演会 5・6年生合同で実施した。助産師さんを講師に招き、体験談を交えながら「命の大切さ」についてお話いただいた。 78 83 学校一日公開日に、道徳の授業を行った。授業の導入で「あなたにとって大切な人は誰か」を考えさせ、その理由を発表 し合った。そして、「その人の命が急になくなってしまうかもしれないと考えたことがありますか?」と問いかけ、自作資料を 読み進めた。「精一杯のことをしてあげよう」と決意し千羽鶴を折り始めたり、家族であるおじいちゃんの死に直面したりす 生命尊重「おりづる」(自 る主人公の心情に共感することにより、「命には限りがあること」や「命は自分だけのものではない(守られている)」という 作資料) ことを考えさせた。終末の振り返りでは、「命について感じたこと考えたこと」を発表し合った後、『千の風になって』の曲を 流した。「命が途絶えてしまっても、心の中に生き続けていたり、どこかで見守ってくれていたりすることもあるのかもね。」 と話し、授業を終えた。 14