PowerPoint プレゼンテーション

東海化成品株式会社
ハイテクとローテクを活かした樹脂加工
ハイテクノロジーとローテクノロジーを活かした樹脂製品の部品加工を行って
います。2Dの図面で樹脂加工を受注した場合、2Dの図面から3DでCADを作成
し、2Dの図面ではわからなかった課題が見えてくることがあるそうです。そう
いった2Dでは見えなかった課題に対し、塩化ビニル、アクリルといった多様に
わたる樹脂のそれぞれの特性を活かした提案をして、最終製品にした時の課
題を予測し、クリアにされています。これがさらに生産ロスの解消にもつながっ
て、環境改善にもなっています。
「社員の幸福」、「社会貢献」、「最高の加工技術」という3点を経営理念として
おり、加工技術のスキルアップだけではなく、社員、社会をいかに大事にしてい
るかが、伺えます。
社員のポテンシャルを引き出
すシステムづくり
「住工混在した八尾市においては、環境配慮が重
要である」と語る代表取締役の山田氏。その環境配
慮という視点からEMS（ Environmental Management
System／環境マネジメントシステム）を導入したのが
きっかけだったそうです。
EMSを導入後は、環境配慮だけではなく、社員の
育成、地域住民との交流といった、その他にも効果
がありました。
EMS導入後における効果について、ご紹介させて
いただきます。
代表取締役
山田耕司
氏
社員の育成へとつながる
EMSを導入後、不良品の削減という
コストカットという面だけではなく、社
員の育成にも大きく影響がありました。
仕事は利益を生み出すものである
という限定的な認識から、環境負荷
の低減など社会貢献に役立っている
という意識付けへとつながりました。
また、EMSの初回の認証取得時に
おける資料作成は、大変であったも
のの、その経験は後の業務に活かさ
れたりと、資料作りの仕事へとつな
がっているそうです。
ごみの削減
EMSの導入後、不良品の削減や分
別によるリサイクルに取り組むことで、
廃棄物の排出量の削減を実施してい
ます。廃棄物の排出量を定期的に計
測し、どれだけの排出があるのかの
「見える化」を行ってきました。
また、生産ロスを削減するために、
「Lose伝票」を作成し、どこの生産プロ
セスでロスがあったのかなどの調査
を行い、ミーティングを経て、改善を
行ってきました。
売上が1.5倍になった年で廃棄物の
処分費で比較したところ、処分費に変
動はなく、実質上の排出量の削減へ
とつながったこととなります。
町をきれいに
毎週、定期的に周辺の清掃を実施
しています。地域に根付く工場として、
周辺住民さんとの共存のためにも、ま
ちを綺麗にする活動を行っています。
また、清掃している時、周辺住民さん
から声をかけてもらえることもあるよう
で、交流が進んできているようです。
ものづくりは「生産」するだけでなく、
周辺住民さんと共存し、いかに「いい
もの」を作ることができるか、というこ
とも注目されつつあります。
問合せ
八尾市環境保全課
TEL 072-924-9359