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赤外分光分析装置 POCone - 大塚製薬 医薬関係者向け情報

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赤外分光分析装置 POCone - 大塚製薬 医薬関係者向け情報
**2012 年 6 月 22 日 作 成 ( 第5 版 )
**2010 年 3 月 55 日 作 成 ( 第4 版 )
管 理 医 療機 器
承 認 番号
承 認 年月
2 1 60 0B Z Z 00 21 8 0 00
平 成 16 年 6 月
機 械 器 具2 1 内 臓 機能 検査 用 器 具
一 般 的 名称 :炭 酸 ガ ス炭 素同 位 体 比分 析装 置 ( JMDN コ ー ド : 70082000)
特 定 保守 管理 医 療 機器
赤外分光分析装置
POCone
EMC適合
2 . 付 属品
【警告】
① 漏 電 し たと きの 感 電 防止 及び 電 子 回路 への ノ イ ズ防 止
の た め 、必 ずア ー ス 線を して く だ さい 。漏 電 防 止に 備
え 、 接 地抵 抗1 0 0 Ω以 下の 接 地 をし てく だ さ い。
② ア ー ス 線を 接地 す る 場合 又は 取 り 外す 場合 は 、 必ず 電
源 ケ ー ブル をコ ン セ ント から 抜 い てく ださ い 。
③ 炭 酸 ガ ス吸 収剤 を 容 器か ら取 り 出 さな いで く だ さい 。
④ 炭 酸 ガ ス吸 収剤 が 皮 膚に 触れ た 場 合に は、 十 分 に水 洗
い し て くだ さい 。 ま た、 万一 眼 に 入っ た場 合 に は、 直
ち に 多 量の 水で 洗 顔 し、 すみ や か に医 師の 処 置 を受 け
て く だ さい 。
⑤ 装 置 は 、改 造し な い でく ださ い 。
【 禁 忌 ・ 禁 止】
① 操 作 方 法に つい て 訓 練し た者 以 外 は、 装置 を 使 用し な
い で く ださ い。 専 門 知識 のな い 人 の単 独使 用 を 禁止 し
ます。
② ト ラ ッ プカ ート リ ッ ジを 分解 し な いで くだ さ い 。
③ 使 用 済 みト ラッ プ カ ート リッ ジ は 、医 療用 廃 棄 物と し
て 廃 棄 して くだ さ い 。
【 形 状 ・ 構 造及 び 原 理 等 】
1.形状
①
②
⑤
名
①
②
④
③
⑥
⑦
称
サ ン プ ルジ ョイ ン ト
( BASELINE)
サ ン プ ルジ ョイ ン ト
( SAMPLE)
⑧
名
称
⑤
L C D パネ ル
⑥
操 作 ス イッ チパ ネ ル
③
プリンタ
⑦
圧 力 セ ンサ ー
④
炭 酸 ガ ス吸 収剤 ケ ー ス
⑧
L C D パネ ル
*本 製 品 は EMC 規 格 JIS T 0601-1-2:2002 に 適 合し て い ます 。
名
称
⑴ カ ー ト リッ ジア ダ プ タ
名
称
⑺ 予 備 ヒ ュー ズ
⑵ ト ラ ッ プカ ート リ ッ ジⅠ ⑻ Y 型 ジ ョイ ント
⑶ サ ン プ ルジ ョイ ン ト
⑼ 呼 気 採 取バ ッグ (5 L )
⑷ プ リ ン タ用 紙
⑽ 名 刺 ホ ルダ ー
⑸ Oリング
⑾ 取 扱 説 明書
⑹ 電 源 ケ ーブ ル
⑿ ク イ ッ クマ ニュ ア ル
*3 . オ プ ション
・ オ ート サン プ ラ ー PO C - AS 10
・ バ ーコ ード リ ー ダー
4 . 本 体の 寸法 及 び 重量
・ 寸 法: 奥行 き :361mm
幅
:220mm
高さ :272mm
・ 重 量: 約10kg
*5 . 電 気 的定格
・ 定 格電 圧: A C100V±10%
・ 定 格周 波数 :50/60Hz
・ 消 費電 力: 200V A (本 体 の み)
6 . 動 作原 理
酸 素 や 窒素 は、 赤 外 領域 の波 長 帯 では 特異 吸 収 波長 を持 ち
ま せ ん が、 二酸 化 炭 素は 特異 吸 収 を示 し、 そ の 吸収 波長 の
範 囲 は 、 12CO2におい て 約4175~4395nm で あ り 、
13
CO2において 約4355~4485 nm です 。 こ の特 異吸
収 波 長 の差 を利 用 し 、 1 3 CO 2 / 1 2 C O 2 比 を 求 めて いま
す。
機 器 動 作の 流れ は 、 次の よう に な って いま す 。
① 2 個 の 呼気 採取 バ ッ グ( 基準 用 呼 気ガ ス及 び 測 定用 呼
気 ガ ス )の それ ぞ れ を、 所定 の サ ンプ ルジ ョ イ ント に
装 着 す る。
② 呼 気 ガ スは 、本 体 内 のシ リン ジ に よる 吸引 及 び 電磁 弁
の 切 り 換え によ り 、 ガス セル 内 に 分取 、注 入 さ れる 。
③ セ ラ ミ ック ヒー タ ー から 発生 し た 赤外 光は 、 ガ スセ ル
内 で 呼 気ガ スに よ り 透過 、吸 収 さ れ、 干渉 フ ィ ルタ ー
に よ り 1 2 C 炭酸 ガ ス 及び 1 3 C 炭 酸 ガス に応 じ た 赤外
光 と し て選 別さ れ る 。
④ 検 出 素 子に より 1 2 C炭 酸 ガス 及 び 1 3 C 炭酸 ガ ス の光
量 が 測 定さ れ、 電 気 基板 を経 て そ れぞ れの ガ ス 濃度 に
変 換 さ れる 。
⑤ 得 ら れ た炭 酸ガ ス 濃 度に より 、 電 気基 板を 用 い て 1 3 C
炭 酸 ガ ス比 率の 変 化 量( Δ 1 3 C )と し て演算 処 理 され
る。
⑥ 演 算 処 理さ れた 分 析 結果 は、 プ リ ンタ より 打 ち 出さ れ
る。
な お 、 装置 の測 定 原 理に つい て は 、装 置付 属 の 取扱 説明 書
「 第 4 章 測定 原 理 」の 項を 参 照 して くだ さ い 。
【 使 用 目 的 、効 能 又 は 効 果】
呼 気 中 の二 酸化 炭 素 に含 まれ て い る炭 素の 同 位 体比( 1 3 C
/ 1 2 C) の 変化 量 を 測定 する 赤 外 分光 分析 装 置 です 。
取 扱説 明書 を 必 ずご 参照 く だ さい 。
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5 . 装 置が 故障 し た 場合 は、 使 用 せず に故 障 中 であ るこ と
が 分 か るよ うな 適 切 な表 示を お こ ない 、購 入 し た代 理店
ま で 連 絡し てく だ さ い。
【 品 目 仕 様 等】
・ 炭 酸 ガス 保証 濃 度 範囲 :1 % 以 上
・ 測 定 時間 :1 検 体 約2分
・ 再 現 性: 標準 偏 差 0.3‰ 以 下
・ 直 線 性: 相関 係 数 0.9995以 上
・ 測 定 精度 :
- 測 定 誤差 ±0.3 ‰ 以内
( Δ 1 3 C値 : 2 0‰ 未満 の 場 合)
- 測 定 誤差 2 % 以 下 (絶 対値 と し て)
( Δ 1 3 C値 : 2 0‰ 以上 の 場 合)
6 . 装 置 及び 部品 は 、1年 ご とに 定 期 点検 をし て く ださ い。
7 . し ばら くご 使 用 にな らな か っ た装 置を 再 使 用す ると き
に は 、 使用 前に 必 ず 装置 が正 常 に かつ 安全 に 作 動す るこ
と を 確 認し てく だ さ い。
【 貯 蔵 ・ 保 管方 法 及 び 使 用期 間 等 】
耐 用 年 数: 据付 後 6年 (自 主 基 準)
条 件 : 取扱 説明 書 に 記載 の保 守 点 検を 定期 的 に 実施 し、 点
検 結 果 によ り修 理 又 はオ ーバ ー ホ ール が必 要 で あれ
ば 実 施 する こと 。
1年 ごと に 定 期点 検を お こ なう こと 。
【 操 作 方 法 又は 使 用 方 法 等】
装 置 の 詳細 な操 作 方 法に つい て は 、装 置付 属 の 取扱 説明 書
「 第 7 章 操作 方 法 」の 項を 参 照 して くだ さ い 。
1 . 設 置条 件
① 装 置 周 辺は、10 cm( 窓 際の場 合 は15 cm) 以 上 の
ス ペ ー スを あけ る こ と。
② 水 の か から ない 場 所 に設 置す る こ と。
③ ア ー ス を正 しく 接 続 する こと 。
④ 化 学 薬 品の 保管 場 所 やガ スの 発 生 する 場所 に 設 置し
な い こ と。
⑤ 直 射 日 光の あた る と ころ やエ ア コ ンの 吹き 出 し 口付
近 に は 設置 しな い こ と。
【 保 守 ・ 点 検に 係 る 事 項 】
装 置 の 詳細 な保 守 点 検に つい て は 、装 置付 属 の 取扱 説明 書
「 第 1 1章 保 守 点 検」 の項 を 参 照し てく だ さ い。
ま た 、 月に 1度 以 上、「 第11 章 11.3 簡 易点 検 方 法」 の項
に 準 じ て点 検を お こ ない 、装 置 が 正常 に動 作 し てい るこ と
を 確 認 する 必要 が あ りま す。
【包装】
1台単位
2 . 使 用環 境条 件
・ 周 囲温 度: 15 ~ 30℃
( 急 激 な温 度変 化 の ない こと )
・ 設 置場 所: 屋 内 設置 (直 射 日 光が あた ら な いこ と)
*3 . 操 作 方法( 本 体 のみ )
① 装 置 が 動作 可能 状 態 にあ るこ と を 点検 する 。
② 電 源 を 入れ る。
③ 操 作 ス イッ チパ ネ ル を操 作し 、 測 定条 件等 を 入 力す
る。
④ サ ン プ ルジ ョイ ン ト ( BASELINE) に 基 準用呼 気 ガ ス
の 呼 気 採取 バッ グ を、サ ンプル ジ ョ イン ト(SAMPLE)
に 測 定 用呼 気ガ ス の 呼気 採取 バ ッ グを 装着 す る 。
⑤ L C D パネ ルの 指 示 表示 によ り 、 "Y ES "キ ー を 押
す。
⑥ 自 動 的 に演 算処 理 さ れた 分析 結 果 (呼 気中 Δ 1 3 C )
が 、 プ リン タに 印 字 され る。
⑦ 測 定 の 終了 した 呼 気 採取 バッ グ を 、各 サン プ ル ジョ
イ ン ト より 取り 除 く 。
⑧ 次 回 の 使用 に支 障 が ない よう に 清 掃、 点検 す る 。
⑨ 電 源 を 切る 。
※オートサンプラー POC-AS10を設置した場合は、
取 扱 説 明書 を確 認 し てく ださ い 。
【 使 用 上 の 注意 】
1 . 装 置を 使用 す る とき は、 取 扱 説明 書を よ く 読み 、操 作
を 十 分 理解 した 上 で お使 いく だ さ い。
2 . 装 置を 使用 す る 前に は、 次 の 事項 にご 注 意 くだ さい 。
① アースが完全に接続されていることを確認すること。
② ス イ ッ チの 接触 状 況 など の点 検 を おこ ない 、 装 置が
正 常 に 作動 する こ と を確 認す る こ と。
3 . 呼 気中 の炭 酸 ガ ス濃 度が 1 % 未満 の測 定 値 が得 られ た
場 合 、 警告 表示 が L CD パネ ル に 表示 され る と とも に、
プ リ ン タ出 力に よ り この 測定 デ ー タの 信頼 性 が 低い こと
を 測 定 者に 知ら せ ま す。
こ のよ うな 場 合 、再 度呼 気 ガ スを 採取 し て 測定 をお こ
な う か 、改 めて 検 査 をや り直 し て くだ さい 。
4 . 装 置の 使用 後 は 、次 の事 項 に ご注 意く だ さ い。
① 定 め ら れた 手順 に よ り電 源を 切 る こと 。
② 水 の か から ない 場 所 に保 管す る こ と。
③ 強 磁場 、強 電場 、X 線 照射 室 を避 け て 保管 する こ と。
④ 化 学 薬 品の 保管 場 所 やガ スの 発 生 する 場所 に 保 管し
な い こ と。
⑤ 装 置 は 次回 の使 用 に 支障 のな い よ う、 必ず 清 浄 にし
て お く こと 。
【 主 要 文 献 及び 文 献 請 求 先】
1 . 加 藤元 嗣ら . 13 C-尿 素 呼気 試 験 にお ける 最 新 型赤 外分
光 分 析 装置 ( UBiT-IR300) の 検 討 .
日 消誌 ., 98,853(2001)
2 . Opekun AR, et al., Urea breath testing and
analysis in the primary care office.
J. Fam. Pract., 51,1030-1032(2002)
3 . Kato M, et al., 13 C-Urea breath test, using a new
compact nondispersive isotope-selective infrared
spectrophotometer: comparison with mass
spectrometry.
J. Gastroenterol., 39,629-634(2004)
4 . Opekun AR, et al., Improved infrared
spectrophotometer for point-of-care patient 13 Curea breath testing in the primary care setting.
Clin. Biochem., 38,731-734(2005)
5 . 大 原秀 一ら . 13 C-尿 素 呼気 試 験 にお ける 最 新 型赤 外分
光 分 析 装置 POCone Ⓡ の 有用 性の 検 討 - UBiT-IR300 Ⓡ
と の 比 較検 討- .
日 消 誌 ., 102,934-935(2005)
** 文 献 請 求 先
大 塚 製薬 株式 会 社 診 断事 業 部
〒 108-8242
東 京 都港 区港 南 2 -1 6- 4
品 川 グラ ンド セ ン トラ ルタ ワ ー
電 話 : 03-6361-7311,FAX: 03-6717-1460
【 製 造 販 売 業者 及 び 製 造 業者 の 名 称 及 び住 所 等 】
製 造 販 売元
大 塚 電子 株式 会 社
〒 573-1132
大 阪 府枚 方市 招 提 田近 3- 2 6 -3
電 話 : 072-855-8550( 代表 )
製造元
大 塚 電子 株式 会 社
販売元
大 塚 製薬 株式 会 社
東 京 都千 代田 区 神 田司 町2 - 9
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