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参考1 計画策定の体制と経緯

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参考1 計画策定の体制と経緯
参考1 計画策定の体制と経緯
1.計画策定の体制
図 景観計画の策定体制
都市景観審議会
市 長
●学識経験者/●公募委員
庁内検討組織
アドバイザー
静岡市景観形成推進委員会
(関係部長)
幹事会
(関係課長)
市 民 参 画
部会
(関係担当者)
【事務局】
●モニター調査
●パブリックコメント
都市計画課都市景観推進担当
委員会・幹事会・部会の所掌事項
委員会:景観計画の策定及び推進に関すること
幹事会:委員会の所掌事項に関し、事前の調査研究及び関係各課の連絡調整
部 会:幹事会の所掌事項に関し、必要な意見及び資料の収集並びにそれらの分析検討
参-1
2.計画策定の経緯
■都市景観審議会、都市計画審議会、庁内会議
会議等
開催日
主な検討内容等
平成 18 年度第1回静岡市景観形 平成 18 年9月 20 日 ○景観計画の策定について
成推進委員会幹事会
(関係課長)
第9回静岡市都市景観審議会
平成 18 年 10 月 23 日 ○景観計画の策定について
平成 18 年度第1回静岡市景観形 平成 18 年 11 月6日
成推進委員会
(関係部長)
第 10 回静岡市都市景観審議会
平成 19 年3月 16 日
○景観計画の策定について
○景観計画策定の中間報告について
・景観計画策定の取り組み状況
・景観計画(中間素案)
平成 18 年度第2回静岡市景観形 平成 19 年3月 22 日 ○景観計画策定の中間報告について
成推進委員会・幹事会
・景観計画策定の取り組み状況
(関係部長・関係課長)
・景観計画(中間素案)
パブリックコメントの実施
平成 19 年4月 13 日~ 静岡市景観計画(中間素案)
5月 15 日
平成 19 年度第1回静岡市景観形 平成 19 年9月 19 日 ○景観計画の策定について
成推進委員会部会
・策定経緯
(関係課担当)
・景観計画(素案)
平成 19 年度第1回静岡市景観形 平成 19 年 10 月 11 日 ○景観計画の策定について
成推進委員会・幹事会
・策定経緯・策定体制
(関係部長・関係課長)
・景観計画(素案)
○都市景観条例改正の概要について
第 11 回静岡市都市景観審議会
平成 19 年 10 月 15 日 ○景観計画の策定について
・策定経緯・策定体制
・景観計画(素案)
○都市景観条例改正の概要について
パブリックコメントの実施
平成 19 年 11 月8日~ 静岡市景観計画(素案)
12 月7日
静岡市景観条例(骨子案)
第 13 回静岡市都市計画審議会
平成 19 年 11 月 26 日 ○静岡市景観計画(素案)意見聴取
平成 19 年度第2回静岡市景観形 平成 19 年 12 月 13 日 ○景観計画(案)について
成推進委員会幹事会・部会
・意見募集結果
(関係課長・関係課担当)
○景観条例(案)について
・意見募集結果
平成 19 年度第2回静岡市景観形 平成 19 年 12 月 17 日 ○景観計画(最終案)について
成推進委員会
○景観条例(最終案)について
(関係部長)
第 12 回静岡市都市景観審議会
平成 19 年 12 月 20 日 ○景観計画について(答申)
○景観条例について(答申)
参-2
参考2 景観形成の取組み経緯
本市では、旧静岡市、旧清水市ともに、昭和 62 年から都市景観形成に関する取組みを開
始し、その後、旧静岡市では平成3年度に、旧清水市では平成9年度に、都市景観条例を
施行し、重点地区の指定や美しいまちづくり推進地区や優れた眺望地点の指定など、良好
な都市景観の形成を目指した独自の取り組みを継続してきました。
表 都市景観行政の取り組み経緯
年度
平成元年
計画・条例等
地区指定、景観資源活用等
表彰/助成制度・その他
○静岡市都市景観形成ガイドプラン策定
(旧静岡市)
◇清水市都市景観形成計画策定
(旧清水市)
平成3年度
○静岡市都市景観条例施行、大規模建築物
の届出開始(旧静岡市、4月1日)
○都市景観形成基本計画告示
(旧静岡市、4月1日)
平成4年度
○公共サイン計画策定(歩行者系)
○第1回市民景観大賞実施
(~平成 14 年度/第8回市民
(旧静岡市)
景観大賞)
(旧静岡市)
平成5年度
◇清水港・みなと色彩計画
(清水港・みなと色彩計画推進協議会)
平成6年度
○公共サイン設置(旧静岡市中心市街地)
平成8年度
◇都市景観形成基本計画策定(旧清水市)
平成9年度
◇清水市都市景観条例施行
平成 10 年度
◇都市景観重点地区(日の出地区)
指定(旧清水市)
平成 12 年度
◇清水景観賞実施、美しいまち
づくり協議会(旧清水市)
平成 13 年度
○美しいまちづくり推進地区
(宇津
ノ谷地区)指定
◇眺望地点の指定(旧清水市)
平成 14 年度
○景観形成行為助成金制度
◇美しい清水景観賞実施
平成 15 年度
◎静岡市都市景観条例施行(4月1日)
平成 16 年度
◎重要建築物等の指定に関する調査
◎眺望地点候補地の市民公募、
審査
平成 17 年度
◎静岡市景観形成ガイドプラン策定
◎眺望地点の指定
既指定6地点に加え、
新たに5地
◎宇津ノ谷地区:都市景観大賞
「美しいまちなみ優秀賞」受賞
点を追加指定
平成 18 年度
◎静岡市景観形成ガイドプラン~蒲原編
~策定
平成 19 年度
◎静岡市景観条例公布
平成 20 年度
◎静岡市景観計画告示
◎宇津ノ谷地区:中部の未来創
造大賞「優秀賞」受賞
凡例:○:旧静岡市、◇旧清水市、◎:現在の静岡市
参-3
参考3 市民アンケート結果
1.都市景観に関する市民の意向
平成 17 年度市民意識調査(私はこう思う)での市民の都市景観に関する意識の傾向は、
以下の通りです。
(調査対象 5,672 人、回答 2,941 人)
1)静岡市は美しいまちだと思うか
無回答
13.0%
静岡市が自然と調和のとれた美しいまちだと「思
う」
が 38.2%を占めていますが、
「思わない」
の 14.1%、
「どちらともいえない」の 34.6%を併せると 48.7%
に及んでいます。これは、静岡市の恵まれた自然資源
思う
38.2%
どちらとも
いえない
34.6%
が十分に活かされていないという結果の表れである
と考えられ、その有効活用が望まれます。
思わない
14.1%
2)市内の景観の良いところ
市民が景観の良いと思うところは、1位が「県立美術館、県立大学周辺」で 53.8%を
占めています。次いで、
「日本平、久能山東照宮」45.0%、
「駿府公園周辺」35.1%、
「浅
間神社、臨済寺、城北公園周辺」23.6%となっています。これらの地区については、市民
が誇りに思う静岡市らしい景観であることから、重点的な景観形成が望まれます。
0%
10%
20%
30%
40%
45.0%
35.1%
駿府公園周辺
浅間神社、臨済寺、城北公園周辺
23.6%
19.5%
青葉シンボルロード、常盤公園
薩埵峠
18.2%
17.7%
三保の松原周辺
マリンパーク、ドリームプラザ周辺
16.5%
16.2%
用宗海岸、大崩海岸
丸子、駿府匠宿、宇津ノ谷周辺
13.6%
13.5%
船越堤公園周辺
9.0%
梶原山、一本松公園
呉服町、七間町、けやき通りの商店街
8.3%
7.2%
JR東静岡駅、グランシップ周辺
清水山公園、護国神社、谷津山周辺
6.3%
5.9%
登呂遺跡、芹沢銈介美術館周辺
清見寺、坐漁荘周辺
JR清水駅東口周辺
清水銀座と巴川河畔
その他
無回答
60%
53.8%
県立美術館、県立大学周辺
日本平、久能山東照宮
JR静岡駅周辺
龍華寺、鉄舟寺周辺
50%
4.8%
4.4%
2.8%
2.4%
0.6%
2.2%
参-4
10.8%
3)都市景観の美しさを損ねているもの
まちなみやまちの美しさを損ねているものは、1位が「捨てられたごみ」で 46.7%を占
めています。次いで、
「放置自転車」37.4%、
「電柱、電線、通信鉄塔」35.5%、
「看板、広
告物」25.1%、
「統一性のない色や形の建物」24.0%となっています。
ごみや放置自転車に対しては、市民等の景観形成や環境保全に関する意識の向上が必要
となります。
0%
20%
40%
60%
46.7%
捨てられたごみ
37.4%
放置自転車
35.5%
電柱、電線、通信鉄塔
看板、広告物
25.1%
統一性のない色や形の建物
24.0%
21.5%
河川の汚れ
17.5%
歩道上の陳列物
14.4%
手入れがされていない樹木
10.2%
老朽化した汚れた塀など
4.6%
その他
9.6%
無回答
4)美しいまちづくりに必要なもの
美しいまちづくりに必要なものは、1位が「市民一人ひとりの意識」で 54.1%と半数
以上となっています。次いで、
「電線類の地中化」29.6%、
「まちの中や道路、公園、広場
に緑を増やす」24.2%、
「放置自転車対策」24.0%、
「歴史のあるまちなみや建築物、樹木
の保存」22.7%、
「自然や眺望を活かしたまちづくり」21.1%となっており、これらへの
積極的な取り組みが必要となります。
0%
20%
40%
60%
54.1%
市民一人ひとりの意識
29.6%
電線類の地中化
まちの中や道路、公園、広場に緑を増やす
24.2%
放置自転車対策
歴史のあるまちなみや建築物、樹木の保存
24.0%
22.7%
21.1%
自然や眺望を活かしたまちづくり
屋外の看板の数量、大きさなどの規制
14.3%
地域住民によるまちづくり活動
13.5%
12.4%
人が集まる楽しくにぎわいのある空間
9.8%
自然あふれる農山村景観の育成
9.1%
建物の大きさやデザインのルール化
4.8%
文化やスポーツを活かした景観づくり
まちづくりアドバイザーや相談窓口
2.4%
美しいまちづくりの功労者の表彰
1.4%
その他
無回答
参-5
3.4%
8.8%
5)都市景観の調和を守るための方法
調和のとれた都市景観を守るためには「法律や条例による制度を活かし、あらかじめ規
制した方がよい」が 44.1%を占め、
「地域ごとに自主的なルールを決め、話し合いにより
守っていく」の 28.7%を併せると 72.8%に及んでいます。このことからも、景観法をはじ
めとする各種制度の有効活用が望まれます。
無回答
11.2%
その他
2.7%
特別なルールは決め
ず、状況に応じて対応
する
13.4%
法律や条例による制度
を活かし、あらかじめ規
制したほうがよい
44.1%
地域ごとの自主的な
ルールを決め、話し合
いにより守っていく
28.7%
参-6
2.都市景観に関する企業等の意向
主要企業・事業所に対する都市景観に関するアンケート調査での結果は、以下の通りで
す。
(対象 217 社、回答 125 社)
1)都市景観の調和を守るための方法
調和のとれた都市景観を守るために
特にない
1.6%
は「法律や条例による制度を活かし、
あらかじめ規制した方がよい」が
56.8%を占め、
「地域ごとに自主的なル
ールを決め、話し合いにより守ってい
く」の 27.2%を併せると 84.0%に及ん
でおり、景観形成に関するルール等の
必要性を強く感じていることがうかが
その他
2.4%
無回答
5.6%
特別なルールは
決めず、状況に
応じて対応する
6.4%
法律や条例によ
る制度を活かし、
あらかじめ規制し
たほうがよい
56.8%
地域ごとの自主
的なルールを決
め、話し合いによ
り守っていく
27.2%
えます。
2)地域貢献についての考え方
地域貢献の考え方については、
「積極
必要性を
感じない
0.0%
的に行っていく」が 33.6%、
「要請があ
その他
4.0%
れば協力したい」の 37.6%と併せて
71.2%に及んでいます。
「必要性を感じ
ない」は 0%であり、ほとんどの企業が、
無回答
4.0%
積極的に
行っていく
33.6%
協力したいが
予算を伴うので
難しい
20.8%
地域貢献の必要性を感じています。
要請があれば
協力したい
37.6%
3)企業の地域貢献とは何か
企業の地域貢献については、
「建物や店などの周りの清掃」が
最も多く 59.2%を占めています。次いで、
「地元での雇用の確保」
が 54.4%、
「周辺の道路や河川の掃除」が 46.4%となっており、
敷地や周辺を美しく保っていこうという意識がうかがえます。
また、景観形成と関連が深い、
「敷地内への緑化・鉢やプラン
ターの設置」は 34.4%、
「建物等の配置、高さ、デザイン、色な
どの配慮」33.6%、
「看板や広告物等の大きさ、色などの配慮」
28.0%、
「ライトアップやイルミネーションなどの演出」10.4%
となっており、景観形成に取り組んでいこうという意欲も高いと
いえます。
参-7
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
建物や店などの周りの清掃
59.2%
地元での雇用確保
54.4%
周辺の道路や河川の清掃
46.4%
36.8%
行政との協働によるまちづくり
敷地内の緑化・鉢やプランターの設置
34.4%
ISOの取得
34.4%
33.6%
建物等の配置、高さ、デザイン、色などの配慮
28.8%
地域イベントへの出資・物品の提供
28.0%
看板や広告物等の大きさ、色などの配慮
市民参加のイベントの開催
25.6%
19.2%
施設の開放
10.4%
ライトアップやイルミネーションなどの演出
8.8%
市民参加の商品開発
7.2%
その他
無回答
4.0%
4)景観形成に取り組む場合、行政に望むこと
地域貢献の一環として景観形成に取り組む場合、行政に望むことは、1位が「景観形成
にかかる費用の助成」で 56.8%に及んでおり、次いで、
「景観とまちづくりを総合的にコ
ーディネートする組織の設置」44.0%、
「建築物等の景観ガイドラインやチェックリスト
の作成」41.6%となっており、具体的な景観形成の進め方についての指針や支援などを求
める意見が多くなっています。
0%
10%
20%
30%
40%
50%
56.8%
景観形成にかかる費用の助成
44.0%
景観とまちづくりを総合的にコーディネートする組織の設置
41.6%
建築物等の景観ガイドラインやチェックリストの作成
景観形成に関する意識の啓発や研修会の開催
24.8%
企業・市民・行政が協働で景観形成を進めるための協議の場
24.8%
積極的に取り組んでいる企業等のPR
23.2%
景観形成に関するデザイン相談窓口の設置
6.4%
景観に関するアドバイザーの派遣
6.4%
その他
無回答
参-8
60%
2.4%
1.6%
3.環境色彩に関する市民の意向
平成 18 年度市政モニターアンケートでの市民の「まち並み色彩」に関する意識の傾向は
以下の通りです。
(調査対象 100 人、回答 96 人)
1)建築物等の色彩は良好なまち並みづくりに影響を与えると思うか
建築物の屋根や外壁、工作物、広告物やサイン等の色彩は、良好なまち並みづくりに「影
響がある」が82.3%を占めており、「比較的に影響がある」を併せると96.9%に及んでい
ます。
2)静岡市のまち並みの色彩について
静岡市のまち並みの色彩について、「あまり良好ではない」が47%を占めており、「良
好ではない」の10%を併せると、過半数に及んでいます。
参-9
3)建築物の屋根や外壁等の色彩のルールづくりについて
良好なまち並みを形成するために、建築物の屋根や外壁等の色彩に関するルールを決め
ることについて、「行政が市民や事業者の意見を聞きながら、積極的に取り組むべきであ
る」が46%を占めており、一方で、「取り組みの必要性はさほど感じられない」が2%であ
ることから、全体的には色彩のルールづくりの必要性は支持されています。
取り組みの必要
性はさほど感じら
れない
2%
その他
6%
行政が市民や事
業者の意見を聞き
ながら、積極的に
取り組むべきであ
る
46%
じっくりと時間を掛
けて取り組む方が
よい
15%
市民や事業者と
合意形成ができ
れば取り組むべき
である
31%
参-10
参考4 景観に関する現況・特性データ
(静岡市景観形成ガイドプラン抜粋)
1.自然的景観
表 自然的景観資源
要
素
①山地景観
主な資源
・南アルプス(間ノ岳、赤石岳 他)
・安倍川山地、庵原山地 他
②市街地の背景となる山々や丘 ・竜爪山一帯、有度山一帯、高草山一帯、賤機山、浅間山、
陵地等の景観
八幡山、谷津山、秋葉山、大丸山、大平山、大久保山、
御殿山 他
■法適用の指定
<国立公園>
・南アルプス
<県立自然公園>
・奥大井、日本平
<風致地区>
・城内、賤機山、谷津山、有度山、大浜久能海岸、大崩、
向敷地丸子、横砂山、三保久能海岸、清見寺
③農業・農村集落景観
<特色ある農業景観>
・有度山麓(茶畑、みかん畑)
、久能(イチゴ園)
、大谷・
麻機地区(水田)
、有東木(わさび田)
、蒲原丘陵(みか
ん畑) 他
<農村集落景観>
・久能、富沢、小坂、平山 他
・井川、梅ヶ島、伊佐布、和田島 他
・善福寺集落 他
④海岸の景観
・大崩海岸、用宗海岸、大浜海岸、久能海岸、高松海岸、
三保海岸、三保の松原 他
⑤河川などの水辺景観
<河川>
・安倍川、丸子川、藁科川、久住谷川、新間谷川、足久保
川、大井川、巴川、大沢川、山原川、長尾川、吉田川、
大谷川放水路、浜川、道成寺川、庵原川、興津川、安東
川、富士川、小池川、谷津沢川、山居沢川(旧堀川運河)
、
せきさわがわ
ひるさわがわ
向田川、堰沢川、八木沢川、神沢川、蛭沢川 他
参-11
要
素
主な資源
<池沼>
・浅畑沼、鯨ヶ池、船越堤、井川湖、諸川池、二ツ池 他
⑥市街地内などの樹木の景観
<国指定文化財>
~天然記念物~
・龍華寺のソテツ
~史跡~
・柴屋寺庭園
~名勝~
・三保松原、清見寺庭園、臨済寺庭園、柴屋寺庭園
<県指定文化財>
~天然記念物~
・家康手植えのミカン、石蔵院のお葉付きイチョウ、但沼
神社の樟、チャ樹(やぶきた種母樹)、黒俣の大イチョウ、
黒俣の大ヒイラギ、慈悲尾のテンダイウヤク群落、小鹿
神明社のクス、大平のコウヤマキ
⑥市街地内などの樹木の景観
<市指定文化財>
~天然記念物~
・臥竜梅(清見寺)
、大公孫樹(駒越)
、サボテン(龍華寺)
、
杢左ェ門の大アカガシ(水見色)
、ちりめんかえで(小島
小学校)
、大樟(八幡神社<岡町>、草薙神社、淡島神社、
八幡神社<上清水町>、熊野神社<中之郷>)
、小坂熊野神社
のイチョウ、丸子谷津神社のクスノキ、若宮八幡宮の大ク
ス、大クス(八幡神社<承元寺町>、村松原稲荷神社、文殊
稲荷神社)
、タブ(大乗寺)
、みかん(一乗寺、吉原)
、梛
(真珠院)
、大マキ(八幡神社<岡町>)
、夏みかん(梅ヶ谷)
、
椎(宍原)
、トウツバキ(龍津寺)
、杉(吉原)
、郷島浅間
神社の大クス、舟沢のイロハモミジ
~名勝~
・竜華寺庭園
<文献で取り上げられている樹木>
・クスノキ(軍神社、熊野神社<安倍口新田>、利倉神社、
光鏡院、尐将井神社、須賀神社、上川原神社、安倍川土
手、池田神社、本覚寺、宮竹神社、八坂神社、熊野神社<
北安東>、広野神社、神明宮、豊由気神社、矢倉神社、白
髭神社、小芝神社、御穂神社、東久佐奈岐神社、宗像神
社、関田神社、伯梁神社、佐口神社、村松神社、春日神
社、海長寺)
・カヤ(竜珠院、鳳林寺) ・スギ(白髭神社、建穂神社)
参-12
要
⑦四季を彩る景観
素
主な資源
・スダジイ(豊由気神社、八幡宮、千手寺) ・シイ(諏訪神社、
増善寺)
・ケヤキ(リンク西奈、津島神社、小芝神社、豊由気神社)
・カシ(平山・竜爪山登山道、津島神社)
・ヤマモモ(瀬名六丁目) ・イチョウ(蓮永寺)
・タブノキ(利倉神社、佐久神社)
・ムクノキ(丸子稲荷神社元宮) ・シラカシ(蓮永寺)
・クロガネモチ(津神社) ・エノキ(瀬名西ヶ谷)
・モチノキ(神明神社、静大近くの茶畑の中)
・モッコク(普済寺) ・ホルトノキ(神明宮)
・クロマツ(宗像神社、瀬織戸神社) ・スイリュウヒバ(宝
樹寺)
<社寺林・大木(樹木)>
・吹き上げ六本松(蒲原中学校前)
、八幡神社(タブノキ)
、
東漸寺(イヌマキ)
、関口神社(スダジイ)
、蒲原西小学
校六角、地蔵(タブノキ)
、秋葉神社(シイ)
、諏訪神社
の ろ し ば
(シイ)
、狼烟場(サンショウ)
、庵原高校南(マツ)
、和
歌宮神社(ツバキ) 他
・桜(駿府公園、静岡浅間神社、護国神社、増善寺、賤機
山、日本平パークウェイ沿道、船越堤公園、御殿山、蒲
原城跡、関口神社、日本軽金属放水路沿線 他)
・ツツジ(駿府公園 他)
・椿(静峰園 他)
・梅(洞慶院、丸子梅園、梅ヶ島梅園、日本平山頂梅園 他)
・紅葉(畑薙第一ダム、井川湖周辺、安倍峠、大谷崩、梅
ヶ島温泉、洞慶院、久能山東照宮 他)
⑧絵画・文学の舞台となった豊か <絵画…近世>
な景観
・安藤広重「東海道五十三次」
(鞠子、府中、江尻、興津、
蒲原)
・葛飾北斎「富嶽三十六景」
(駿州江尻) 他
<文学…現代>
・三島由紀夫「豊饒の海」
(三保の松原)
・村松友視「巴川」
(巴川下流部) 他
出典:静岡県河川指定調書、静岡県の巨樹/名木(静岡新聞社 2001)
、静岡市の巨木(静岡市緑化推進協議会 1997)
、
清水市の巨木・古木(みどり条例)
参-13
自然的景観要素図①(市域全域)
拡大図参照
参-14
参-15
自然的景観要素図②(市域全域)
拡大図参照
参-16
参-17
自然的景観要素図③(市域全域)
参-18
参-19
自然的景観要素図③(蒲原地区)
2.伝統的景観
表 伝統的景観資源
要
素
主な資源
<国指定文化財>
~特別史跡~
・登呂遺跡
~史跡~
・賤機山古墳、片山廃寺跡、興津清見寺朝鮮通信使遺跡
~名勝~
・三保松原、日本平
<県指定文化財>
~史跡~
・三池平古墳
~名勝~
・木枯森
<市指定文化財>
~史跡~
・神明山第 4 号古墳、天王山遺跡、諏訪神社古墳(宮川古墳群
4 号墳)
<その他:神話>
・日本武尊関係資源(草薙神社、日本平)
・羽衣伝説関係資源(御穂神社、羽衣の松) 他
②鎌倉時代から戦国時代にか <国指定文化財>
~有形文化財 重要文化財~
けて建立された古刹
・霊山寺仁王門、神部神社・浅間神社・大歳御祖神社社殿、臨済
③市街地の基礎をなす駿府の
寺本堂及び附玄関、久能山東照宮社殿
~史跡~
町割
・久能山、朝鮮通信使遺跡興津清見寺境内
④旧街道の景観
<県指定文化財>
⑤近代建築物等
~建造物~
・延寿院不動堂、清水寺観音堂、清水寺観音堂厨子、光福寺本
堂
<市指定文化財>
~建造物~
・新庄道雄の碑、養珠院供養塔、霊山寺本堂、輪像(一乗寺)、
瀬名郷倉及び附属番屋、清見寺山門、真珠院山門、御穂神社
本殿、清見寺書院、田代の一間造りの民家、小島藩陣屋御殿、
高源寺本堂
~歴史資料~
・教導石
~有形民俗文化財~
・安西五丁目秋葉山常夜燈、中町秋葉山常夜燈
~史跡~
・大応国師産湯の井、寿桂尼墓所(竜雲寺)
、臨済寺今川家の
墓所、壮士の墓、列祖殿祉の碑(八幡神社)
、万霊塔碑(稲
荷神社)
、西郷・山岡会見の地、梶原景時ゆかりの地、蒲原
城跡
~名勝~
①古代の遺跡、景勝
参-20
要
素
主な資源
・伊佐布北滝、薩埵峠、竜華寺庭園
<国登録有形文化財>
・市役所静岡庁舎本館、明治宇津ノ谷隧道、日本カトリック教
会谷津巡回教会、真珠院鐘楼、旧マッケンジー住宅、静岡銀
行本店(旧静岡三十五銀行本店)
、旧エンバーソン住宅、伊
藤家住宅母屋、大村家住宅、清水寺本堂、清水港テルファー、
清水寺鐘楼、遍界山不去来庵本堂(渡邉家持仏堂)、県庁本
館、清水寺庫裏、旧五十嵐歯科医院
<地域登録文化財>
・龍津寺山門、有東坂庚申堂、身延道道標、草薙神社道標、横
砂延命地蔵堂及び仏像群、東壽院不動堂、吉川八幡神社旧鳥
居、一乗寺延文 4 年銘石塔、しみず道道標、宍原三十三観音
像、高源寺梶原一族供養塔、山梨家梶原一族供養塔群
<文化財を所蔵している社寺等>
・鉄舟寺(錫杖、法華経、雅楽面陵王、木造千手観音菩薩立像、
木造菩薩座像、横笛、久能寺縁起、旧久能寺歴史資料)、宝
台院(木造阿弥陀如来立像、西郷局関連資料)
、新光明院(木
造阿弥陀如来立像)
、霊泉寺(絹本著色穴山梅雪画像)
、禅叢
寺(紙本淡彩蛤蜊観音像、紙本墨画東照大権現像)、建穂観
音堂(木造不動明王立像)、龍津寺(木造吉祥天立像、寶珠
護国禅師頂相、紙本墨画達磨像、須弥山儀、扁額「拈華山」
附書「拈華室」
、涅槃忌偈、白隠関連資料)
、一渓寺(鰐口)
、
海長寺(鉄製釣登籠)
、大林寺(刀)、白髭神社(鰐口)、大
正寺(紙本墨書大般若経)
、静岡天満宮(銅鐸)
、誓願寺(駿
州用宗城墟眺望)
、千勝浅間神社(木造狛犬)
、善応寺(木造
如意輪観音菩薩半跏像)
、江浄寺(木造阿弥陀如来像)
、法雲
寺(木造毘沙門天立像、木造聖観音菩薩像)
、楞厳院(旅茶
箪笥)
、西敬寺(静岡市別符家文書)
、増善寺(増善寺文書)
、
菩提樹院(伝駿河国分寺の塔心礎)、見性寺(建穂寺関係歴
史資料)
<文献で取り上げられている建造物等>
②鎌倉時代から戦国時代にか
・横山城跡、本覚寺、誓願寺、洞慶院本堂・御影堂、平沢寺、
けて建立された古刹
蓮永寺本堂・山門、安養寺鐘楼、海野家、丁子屋、臼もちの
③市街地の基礎をなす駿府の
家、和楽、宇津ノ谷家並み、則沢の集落、平山の集落、丸子
街並み、駿府城東御門・巽櫓、駿府城堀と石垣、小島陣屋跡、
町割
柴屋寺、狩野家蔵、長島家別荘、白鳥家、西草深眼科クリニ
④旧街道の景観
ック、石垣家、久保田家、山田家、久米家、中部電力清沢発
⑤近代建築物等
電所、清沢堰堤、大川堰堤、中勘助文学記念館・杒子庵、門
屋浄水場、安倍川橋、松富配水池、金久保橋、長熊橋、凱旋
橋、北ノ谷隧道、大正宇津ノ谷隧道、巴川製紙用宗工場社長
宅、巴川製紙用宗工場事務所、NHKラジオ送信鉄塔、東照
宮造営記念里程標、増公民館、萩原家住宅、缶詰記念展示・
港湾資料館、三和酒造倉、河村医院、浅野家住宅、渡辺歯科
医院、清水カトリック教会、興津基督の教会、震洋艇掩蓋壕、
駒越砲台跡、清水灯台、八千代橋、桜橋、洞トンネル、洞第
一・第二トンネル、立花橋、中町浄水場、清地水源場、砂利
舗装と石組側溝、防波石積、萬世橋、清水市岸壁、久能山東
照宮里程標、草薙橋、見晴橋、清水橋、興津坐漁荘、青山荘、
参-21
要
素
主な資源
橋澤家、高橋家、楳田医院、佐藤家、志田家、第一城山隧道、
鉄管路(日本軽金属発電施設)
、日本軽金属第 2 発電所、諏
訪橋
<その他(旧静岡市景観形成ガイドプラン、旧清水市都市景観形成基本計画より)>
・龍華寺、梅蔭禅寺、秋葉神社、東久佐奈岐神社、甲州廻米置
場、袋城跡、江尻城跡、次郎長ゆかりの地、光蓮寺、竜雲寺、
東漸寺、妙隆寺、善福寺、長栄寺、泉竜寺、城源寺、白泉寺、
貞心寺、霊光院、海宝寺、和歌宮神社、若宮神社、諏訪神社、
八幡神社(八幡町)
、八坂神社、上山神社、八幡神社(中)
、
関口神社、八幡神社(神沢)
、八幡神社(善福寺)
、城山八幡
宮、椙守稲荷神社、水神社(堀川)
、堀川に架かる RC 橋
<旧街道>
・旧東海道、旧甲州街道、久能街道、三保街道 他
<地場産業>
⑥地場産業・伝統工芸
・プラスチックモデル、家具、サンダル、下駄、木製品・宝石
箱、まぐろ油漬缶詰
<伝統工芸>
・駿河ひな具、駿河竹千筋細工、井川めんぱ、駿河挽物、駿河
蒔絵、駿河指物、賤機焼、駿河和染、駿河漆器
、清水まつり、
⑦神社等での祭りや伝統行事 ・静岡浅間神社(廿日会祭、輪くぐり、節分祭)
軍神社祭典、万灯みたま祭、八幡神社大祭、慶龍寺延命地蔵
の景観
尊縁日、久能山東照宮秋季大祭、美濃輪稲荷神社例祭、水神
社大祭、草薙神社龍勢煙火、秋葉山秋葉寺大祭、西宮神社大
祭、御穂神社(大祭、つつがゆ祭り)
、宗像神社例祭、洞慶
院開山忌、福田寺七草祭、赤目ヶ谷とろろまつり、親王囃子、
秋葉山(秋葉神社)
、金毘羅さん(金毘羅宮)
、椙守さん(椙
守神社)
、城山さん(城山八幡宮)
、お地蔵さん(諏訪神社)
、
水神さん(水神社)
、天王さん(八坂神社)
、祇園さん(津島
神社)
、桑原のお地蔵さん(六角地蔵尊)
、輪くぐりさん(和
歌宮神社)
、秋まつり(和歌宮神社)
、淡島さん(淡島神社)
他
・安倍川灯ろう流し、巴川灯ろう祭り 他
出典:静岡県の歴史建築物と歴史的まちなみ(静岡県)(1990)、日本近代建築総覧(日本建築学会編)(1980)、近代建築ガイ
ドブック(東海、北陸編)(1985)、静岡市建築ガイドブック(1998)、現代への架け橋(1996)、近代土木遺産調査報告
書(名古屋大学)(1996)、静岡県の近代化遺産(静岡県教育委員会)(2000)、静岡市市勢要覧 2005(静岡市)(2005)、
蒲原町歴史的建造物調査報告書(H10)、かんばら町てくてくマップ
参-22
伝統的景観要素図(市域全域)
拡大図参照
拡大図参照
参-23
埵
参-24
参-25
伝統的景観要素図(蒲原地区)
3.都市景観
表 市街地景観資源
要
素
①都市拠点
主な資源
・JR 静岡駅周辺市街地(紺屋町、伝馬町、呉服町、両替町 他)
・JR 東静岡駅周辺市街地(土地区画整理事業区域 他)
・JR 清水駅周辺市街地(駅前銀座・清水銀座、旭町 他)
②商店街の景観
・呉服町通り、七間町通り、浅間通り、長谷通り、駒形通り、
草薙駅前、清水駅前銀座商店街、清水銀座商店街、次郎長
通り、JR 新蒲原駅周辺、JR 蒲原駅周辺 他
③沿道商業地の景観
・(都)南幹線、(都)北街道線、(都)静岡下島線、(都)中野小鹿
線、(都)東町高松線、県道富士由比線(旧国道1号) 他
④清水港の景観
・工場・倉庫群
・日の出地区
⑤工業地等の景観
・大規模工場等集積地(国吉田、曲金、小鹿、蒲原東部 他)
・流通センター地区
・工業団地(鶴舞工業団地、清水港木材団地、静岡機械金属
工業団地、静岡産女家具団地、静岡雛具工業団地、静岡藁
科金属工業団地) 他
⑥住宅市街地の街並み
・草深、安東、渋川、堂林 他
・大谷、下川原、押切 他
・蒲原、蒲原1丁目、蒲原2丁目、蒲原3丁目、蒲原4丁目、
蒲原新田1丁目、蒲原新田2丁目、蒲原小金、蒲原中、蒲
原堰沢、蒲原神沢
⑦郊外部等の住宅地の街並み
・足久保、新間、庵原町、上原、姫台、上原東 他
■地区計画制定地区
・東静岡、丸子池田線・宝台院下島線沿道、下川原南、大岩
一丁目、船越地区北矢部、興津・八木間、飯田・庵原、谷津、
草薙駅前、南幹線、清水駅東
■建築協定締結地区
・駿河台分譲地、フローラタウン美和野、船越地区北矢部、
堂林地区(A.B.C.D)
⑧観光地の景観
・日本平、久能山、三保、登呂遺跡、丸子・宇津ノ谷 他
参-26
市街地景観要素図(市域全域)
拡大図参照
参-27
参-28
参-29
都市景観要素図(蒲原地区)
表 都市施設、建造物景観資源
要
素
主な資源
・東名高速道路、
(都)第二東名自動車道(建設中)、中部横断
自動車道(建設中)
・静岡 IC、清水 IC、第二東名 IC(建設中)
・東海道新幹線、JR 東海道線、静岡鉄道及び各駅
・駿河湾フェリー乗り場
・静岡へリポート、三保飛行場
<主な幹線道路>
②幹線道路の景観
・(都)国道1号バイパス線、(都)中央幹線(国道1号)
、
(都)
海岸幹線(国道 150 号)
、国道 149 号、国道 362 号、(都)
北街道線、(都)南幹線、県道富士由比線 他
<並木のある道路>
・青葉シンボルロードケヤキ並木、並木通り(県立美術館)
、
さつき通り並木、JR 新蒲原駅前、市道善福寺線 他
<運動公園>
③公園・緑地の景観
・草薙総合運動公園、日本平運動公園
<総合公園>
・池田山自然公園、駿府公園、清見潟公園、船越堤公園
<地区公園>
・八幡山公園、城北公園
<緑地>
・安倍川緑地、あさはた緑地、富士川緑地 他
<その他の公園・緑地>
・近隣公園、街区公園、ポケットパーク 他
<駅前広場(主な)>
・JR 静岡駅前広場・JR 東静岡駅前広場・JR 清水駅前広場、
JR 蒲原駅前広場、JR 新蒲原駅前広場 他
<公共・公益施設>
④まちのランドマークになる建
・静岡県庁、静岡市役所(静岡庁舎・葵区役所、駿河区役所、
造物
清水庁舎・清水区役所、清水区役所蒲原支所) 他
・静岡市民文化会館、県立中央図書館 他
・JR 静岡駅、JR 東静岡駅、JR 草薙駅、JR 清水駅、JR 興
津駅、JR 用宗駅、JR 安倍川駅、JR 蒲原駅、JR 新蒲原駅
他
<民間施設>
・市街地再開発ビル等の商業・業務施設 他
①広域交通施設の景観
参-30
⑤主要な文化・産業関連施設
⑥彫刻やモニュメント
<芸術・学術・文化施設等>
・県立美術館、舞台芸術公園、登呂博物館、芹沢銈介美術館、
静岡音楽館 AOI、フェルケール博物館、東海大学海洋科学
博物館、埋蔵文化財センター、日本平動物園 他
・静岡大学、県立大学、東海大学、常葉学園大学、英和学院
大学 他
<産業文化施設>
・駿府匠宿、グランシップ、ツインメッセ、清水マリンター
ミナル、清水マリンビル、清水テルサ 他
・静岡県立美術館野外彫刻プロムナード、さつき通り沿いの
野外彫刻、静岡市街地内の野外彫刻 他
※ (都)=都市計画道路の略
参-31
参-32
表 眺望・夜間景観資源
要
素
①指定眺望地点
主な資源
・満観峰、久能山、静岡県立美術館周辺、日本平さくら通り(山
頂付近)、三保海岸(羽衣の松付近)、清水マリンパークとマ
リーナ、薩埵峠、梶原山公園、一本松公園、市役所静岡庁舎
17 階(展望ロビー)
、富士見峠
②高台の眺望地点
・杉尾山(山頂展望台)
、清見寺裏山、山原中継所、秋葉山、船
越堤公園、日本平(吟望台)
、日本平運動公園、日本平パーク
注:眺望地点市民応募、旧清
ウェイ(望岳橋)
、霊山寺、平治の段・十国展望台、横山城跡、
水 市の 眺望 景観 形成計
朝鮮岩、有東木、賤機山、持舟城跡、徳願寺、千代、高山・市
画、旧静岡市都市景観ガ
民の森、ダイラボウ、御殿山、蒲原城跡、大丸山、大平山、
イドプラン等から選択
大久保山 他
③市街地内の眺望地点
<施設からの眺望>
・県庁、グランシップ、JR 東静岡駅(自由通路)
、清水テルサ、
注:眺望地点市民応募、旧清
水市の眺望景観形成計
清水マリンビル、清水マリンターミナル、浪慢館、JR 清水駅
(自由通路) 他
画、旧静岡市都市景観ガ
<河川等の眺望>
イドプラン等から選択
・興津川(立花)
、城北(十二双川沿い)
、安倍川(手越)
、塩田
川(鴨田橋)
、興津川(新浦安橋)
、巴川(千歳橋) 他
・富士川河川敷の風景(桜えびの天日干し等)
<通り、ビスタの眺望>
・七間町通り、(都)南幹線馬走高架橋、(都)清開妙音寺線(ポプ
ラ並木通り)
、(都)村松堀込線(あじさい通り)
、県道三保駒越
線(三保街道)
、(都)嶺神明伊佐布線 他
<海岸等の眺望>
・用宗海岸、三保真崎 他
<その他の眺望>
・さつま土手、駿府公園まわり、蒲原地区丘陵地の農道沿い 他
④光の演出による夜の景観
・建築物等(駿府城巽櫓、市役所静岡庁舎、県庁、グランシッ
プ他)
・商店街(呉服町、七間町、両替町、清水銀座 他)
・清水港、常磐公園、青葉シンボルロード 他
・住宅や商店などのイルミネーション、モニュメント 他
・御殿山(桜の時期)のライトアップ
参-33
眺望・夜間景観要素図(市域全域)
拡大図参照
参-34
埵
参-35
4.活動景観
表 活動景観資源
要
素
①年中行事・イベント
の景観
主な資源
・静岡まつり、静岡夏まつり夜店市、静岡おだっくい祭り、静岡みこ
し祭り、日本平(日本平まつり、五月祭り、
)清水みなと祭り、清
水七夕祭り、用宗漁港まつり、羽衣まつり(薪能)
、駿府城薪能、
登呂まつり、井川大仏春の例祭、清沢ふるさと祭、諏訪神社例大祭・
二十六夜祭、梅ヶ島梅園梅まつり、梅ヶ島温泉新緑まつり・温泉祭
り、御殿山さくらまつり、蒲原城山まつり、蒲原宿場まつり(産業
フェアを共催)
、蒲原まつり、公民館まつり 他
・安倍川花火大会、清水みなと祭り海上花火大会、日本平花火大会 他
・大道芸ワールドカップ、静岡サンバカーニバル、ストリートフェス
ティバル 他
・静岡ホビーショー、産業フェア静岡、あっ朝市、清水港フラワーシ
ョー 他
②スポーツにより演出
・日本平スタジアム(サッカー)
される景観
・草薙総合運動場(陸上競技、野球 他)
・各道路(マラソン大会<駿府マラソン、日本平桜マラソン、市町村
対抗駅伝、井川もみじマラソン大会、初日の出マラソン>、ニュー
イヤーウォーク) 他
・ビーチフェスタ in かんばら 他
③自然とのふれあい、
レクリエーション等
の景観
・キャンプ(井川オートキャンプ場、梅ヶ島キャンプ場、県民の森、
の ろ し ば
黒川キャンプ場) 、ハイキングコース、狼烟場アスレチック広場
・川釣り(安倍川、藁科川、興津川、富士川)
・海水浴(用宗、三保真崎、三保内浜、蒲原)、マリンスポーツ、海
釣り、観光地曳網(三保)
・温泉(梅ヶ島、コンヤ、口坂本、赤石、油山、湯ノ島 他)
④市民等の景観形成に
・安倍川、藁科川、興津川のアドプトプログラム
関わるまちづくり活
・NPO 法人、市民団体によるまちづくり活動
動等
・谷津山、麻機遊水地等における自然保全活動
・棚田等の保全活動
・宿場町や歴史的建造物の保全・活用に関わるまちづくり活動
・フィルムコミッションの活動 他
参-36
活動景観要素図(市域全域)
拡大図参照
参-37
参-38
参-39
活動景観要素図(蒲原地区)
参考5 静岡市景観条例
目次
第1章 総則(第1条―第9条)
第2章 景観計画及び景観計画重点地区(第 10 条・第 11 条)
第3章 法に基づく行為の規制に係る細目等(第 12 条―第 17 条)
第4章 景観重要建造物、景観重要樹木及び地域景観資源
第1節 景観重要建造物(第 18 条―第 22 条)
第2節 景観重要樹木(第 23 条―第 27 条)
第3節 地域景観資源(第 28 条―第 31 条)
第5章 住民等による自主的な活動の促進(第 32 条―第 35 条)
第6章 表彰及び助成等(第 36 条・第 37 条)
第7章 静岡市景観審議会(第 38 条―第 40 条)
第8章 雑則(第 41 条)
附則
第1章 総則
(目的)
第1条 この条例は、静岡市における良好な景観の形成に関し、基本理念を明らかにし、これに基づ
く市、市民及び事業者の責務その他の基本的な事項を定めるとともに、景観法(平成 16 年法律第
110 号。以下「法」という。
)の施行その他良好な景観の形成に関し必要な事項を定めることにより、
都市と豊かな自然と人々の生活が調和した心地よさが感じ続けられるまちの形成を図り、もって豊
かで活力のある市民生活を実現することを目的とする。
(基本理念)
第2条 水辺、山並み等の豊かな自然の環境が形成する景観と歴史、文化、経済活動等の人々の暮ら
しや営みが創り出す景観が織り成す良好な景観は、現在の市民が先人たちから承継したかけがえの
ない財産であり、将来の市民が承継することができるよう、永く持続するものでなければならない。
2 景観の整備及び保全は、良好な景観を維持するとともに、新たに良好な景観を創り出し、都市と
豊かな自然と人々の生活が調和した心地よさが感じ続けられるまちを形成するために行われなけ
ればならない。
3 景観の整備及び保全のために行う財産権その他の権利の制限は、
適正なものでなければならない。
4 景観の整備及び保全は、市、市民及び事業者の協働により、それぞれの地域の住民の意向を尊重
して、行われなければならない。
(定義)
第3条 この条例における用語の意義は、法の例による。
(市の責務)
第4条 市は、良好な景観の形成を図るため、総合的な施策を策定し、これを計画的に実施するもの
参-40
とする。
2 市は、前項の施策の実施に当たっては、市民又は事業者の意見又は要望が十分に反映されるよう
努めるものとする。
3 市は、良好な景観の形成に関する知識の普及及び意識の高揚を図るため、必要な措置を講じるも
のとする。
4 市は、公共施設の整備を行うに当たっては、良好な景観の形成に関する先導的な役割を果たすも
のとする。
(市民の責務)
第5条 市民は、自らが景観を形成する主体であることを認識し、互いに協力して積極的に良好な景
観の形成に寄与するよう努めなければならない。
2 市民は、市が実施する良好な景観の形成に関する施策に協力するよう努めなければならない。
(事業者の責務)
第6条 事業者は、その事業活動に関し、地域の個性に十分配慮し、積極的に良好な景観の形成に努
めなければならない。
2 事業者は、市が実施する良好な景観の形成に関する施策に協力するよう努めなければならない。
(財産権等の尊重及び公益との調整)
第7条 市長は、この条例の運用に当たっては、財産権その他の権利を尊重するとともに、公益との
調整に留意しなければならない。
(諸制度の活用)
第8条 市長は、良好な景観の形成を推進するため、この条例に定めるもののほか、都市計画法(昭
和 43 年法律第 100 号)
、屋外広告物法(昭和 24 年法律第 189 号)
、都市緑地保全法(昭和 48 年法
律第 72 号)その他の関係法令に基づく良好な景観の形成に資する諸制度を活用するよう努めるも
のとする。
(国等に対する協力要請)
第9条 市長は、良好な景観の形成に関し必要があると認めるときは、国又は他の地方公共団体に対
し、必要な協力を要請するものとする。
第2章 景観計画及び景観計画重点地区
(景観計画)
第 10 条 市長は、法第8条第1項の景観計画(以下「景観計画」という。
)に同条第2項各号に定め
る事項のほか、良好な景観の形成に関し必要な事項を定めることができる。
2 市長は、景観計画を定め、又はこれを変更しようとするときは、あらかじめ第 38 条の静岡市景
観審議会の意見を聴くものとする。
(景観計画重点地区)
第 11 条 市長は、景観計画において、景観計画の区域内にあって地域の特性にふさわしい良好な景
観を形成するために特に重点的に取り組む必要があると認める地区を景観計画重点地区(以下「重
点地区」という。
)として定めることができる。
2 市長は、前項の規定により重点地区を定めたときは、当該重点地区における法第8条第2項第3
参-41
号の良好な景観の形成のための行為の制限に関する事項について、重点地区ごとに定めることがで
きる。
3 市長は、第1項の規定により重点地区を定めたときは、当該重点地区における良好な景観形成を
図るために必要な施策を実施するものとする。
第3章 法に基づく行為の規制に係る細目等
(届出の対象とならない行為)
第 12 条 法第 16 条第7項第 11 号の条例で定める行為は、次に掲げるものとする。
(1)法第 16 条第1項第1号又は第2号に規定する行為(法第 16 条第1項第2号に規定する行為に
あっては、規則で定める工作物に係る行為に限る。
)であって、規則で定める規模以下であるもの
(2)法第 16 条第1項第3号に規定する行為
(3)前2号に掲げるもののほか、通常の管理行為、軽易な行為その他の行為(法第 16 条第7項第
1号に規定する行為を除く。
)であって、規則で定めるもの
2 前項第1号の規則で定める工作物及び規則で定める規模並びに同項第3号に規定する規則で定め
る行為は、景観計画の区域内において定められた地区ごとに定めることができる。
(特定届出対象行為)
第 13 条 法第 17 条第1項の条例で定める行為は、法第 16 条第1項第1号又は第2号の届出を要す
る行為とする。
(行為の完了の届出)
第 14 条 法第 16 条第1項の規定による届出をした者は、当該届出に係る行為が完了したときは、遅
滞なく、規則で定めるところにより、その旨を市長に届け出なければならない。
(勧告の手続)
第 15 条 市長は、法第 16 条第3項の規定により勧告をしようとするときは、あらかじめ第 38 条の
静岡市景観審議会の意見を聴くものとする。
(勧告に従わない旨の公表)
第 16 条 市長は、法第 16 条第3項の規定による勧告を受けた者が正当な理由なくその勧告に従わな
いときは、規則で定めるところにより、その旨を公表することができる。
2 市長は、前項の規定により公表をしようとする場合には、当該勧告を受けた者に、あらかじめ、
規則で定めるところにより、その理由を通知するとともに、意見を述べる機会を与えるものとする。
(必要措置命令の手続)
第 17 条 市長は、法第 17 条第1項又は第5項の規定により必要な措置を命じようとするときは、あ
らかじめ第 38 条の静岡市景観審議会の意見を聴くものとする。
第4章 景観重要建造物、景観重要樹木及び地域景観資源
第1節 景観重要建造物
(景観重要建造物の指定等の手続)
第 18 条 市長は、法第 19 条第1項の規定により景観重要建造物の指定をしようとするときは、あら
かじめ第 38 条の静岡市景観審議会の意見を聴くものとする。
2 市長は、法第 19 条第1項の規定により景観重要建造物の指定をしたときは、規則で定めるとこ
参-42
ろによりその旨を告示するものとする。
3 前2項の規定は、法第 27 条第1項又は第2項の規定による景観重要建造物の指定の解除につい
て準用する。
(原状回復命令等の手続)
第 19 条 市長は、法第 23 条第1項の規定により原状回復を命じ、又はこれに代わるべき必要な措置
をとるべき旨を命じようとするときは、あらかじめ第 38 条の静岡市景観審議会の意見を聴くもの
とする。
(景観重要建造物の管理の方法の基準)
第 20 条 法第 25 条第2項の規定により条例で定める景観重要建造物の良好な景観の保全のため必要
な管理の方法の基準は、次のとおりとする。
(1)当該景観重要建造物に消火栓、消火器その他の消火設備を設けること。
(2)当該景観重要建造物の滅失を防ぐため、その敷地、構造及び建築基準法(昭和 25 年法律第 201
号)第2条第3号に規定する建築設備の状況を定期的に点検すること。
(3)前2号に定めるもののほか、景観重要建造物の良好な景観の保全のため必要な管理の方法の基
準として規則で定めるもの
(必要措置命令等の手続)
第 21 条 市長は、法第 26 条の規定により必要な措置を命じ、又は勧告しようとするときは、あらか
じめ第 38 条の静岡市景観審議会の意見を聴くものとする。
(勧告に従わない旨の公表)
第 22 条 市長は、法第 26 条の規定による勧告を受けた者が正当な理由なくその勧告に従わないとき
は、規則で定めるところにより、その旨を公表することができる。
2 市長は、前項の規定による公表をしようとする場合には、当該勧告を受けた者に、あらかじめ、
規則で定めるところにより、その理由を通知するとともに、意見を述べる機会を与えるものとする。
第2節 景観重要樹木
(景観重要樹木の指定等の手続)
第 23 条 市長は、法第 28 条第1項の規定により景観重要樹木の指定をしようとするときは、あらか
じめ第 38 条の静岡市景観審議会の意見を聴くものとする。
2 市長は、法第 28 条第1項の規定により景観重要樹木の指定をしたときは、規則で定めるところ
によりその旨を告示するものとする。
3 前2項の規定は、法第 35 条第1項又は第2項の規定による景観重要樹木の指定の解除について
準用する。
(原状回復命令等の手続)
第 24 条 市長は、
法第 32 条第1項において準用する法第 23 条第1項の規定により原状回復を命じ、
又はこれに代わるべき必要な措置をとるべき旨を命じようとするときは、あらかじめ第 38 条の静
岡市景観審議会の意見を聴くものとする。
(景観重要樹木の管理の方法の基準)
第 25 条 法第 33 条第2項の規定により条例で定める景観重要樹木の管理の方法の基準は、次のとお
参-43
りとする。
(1)当該景観重要樹木の良好な景観を保全するため、せん定その他の管理を行うこと。
(2)当該景観重要樹木の滅失、枯死等を防ぐため、病害虫の駆除その他の措置を行うこと。
(3)前2号に定めるもののほか、景観重要樹木の管理の方法の基準として規則で定めるもの
(必要措置命令等の手続)
第 26 条 市長は、法第 34 条の規定により必要な措置を命じ、又は勧告しようとするときは、あらか
じめ第 38 条の静岡市景観審議会の意見を聴くものとする。
(勧告に従わない旨の公表)
第 27 条 市長は、法第 34 条の規定による勧告を受けた者が正当な理由なくその勧告に従わないとき
は、規則で定めるところにより、その旨を公表することができる。
2 市長は、前項の規定による公表をしようとする場合には、当該勧告を受けた者に、あらかじめ、
規則で定めるところにより、その理由を通知するとともに、意見を述べる機会を与えるものとする。
第3節 地域景観資源
(地域景観資源の指定)
第 28 条 市長は、第1節の景観重要建造物及び前節の景観重要樹木のほか、良好な景観を形成する
重要な資源であって、次に掲げるものを地域景観資源として指定することができる。
(1)建築物又は工作物(建築物を除く。以下同じ。
)
(2)樹木
(3)公共施設(第1号に掲げるものを除く。
)
(4)前3号に掲げるもののほか、市長が必要があると認めるもの
2 市長は、前項各号に掲げるもののほか、良好な景観を眺望できる地点を地域景観資源として指定
することができる。
3 市長は、前2項の規定により地域景観資源の指定をしようとするときは、あらかじめ、第 38 条
の静岡市景観審議会の意見を聴くとともに、当該指定しようとするものの所有者及び権原に基づく
占有者(以下「所有者等」という。
)の同意を得なければならない。
4 市長は、第1項又は第2項の規定により地域景観資源の指定をしたときは、その旨を、規則で定
めるところにより告示するとともに、当該地域景観資源の所有者等に通知するものとする。
5 市長は、第1項又は第2項の規定により地域景観資源の指定をしたときは、規則で定めるところ
により、これを表示する標識を設けるものとする。
(現状変更行為等の届出)
第 29 条 前条第1項又は第2項の規定により指定した地域景観資源の現状を変更し、若しくは当該
地域景観資源を移転し、若しくは除去し、又は当該地域景観資源に係る所有権その他の権原を移転
しようとする者は、あらかじめ、規則で定めるところにより、その内容を市長に届け出なければな
らない。
(地域景観資源の保全等の施策)
第 30 条 市長は、第 28 条第1項又は第2項の規定により地域景観資源の指定をしたときは、その保
全又は活用を図るために必要な施策を実施するものとする。
参-44
(地域景観資源の指定の解除)
第 31 条 市長は、第 28 条第1項又は第2項の規定により指定した地域景観資源について、滅失、毀
損その他の事由によりその指定の理由が消滅したとき、又は公益上その他特別の理由があるときは、
その指定を解除することができる。
2 市長は、前項の規定により地域景観資源の指定を解除しようとするときは、あらかじめ第 38 条
の静岡市景観審議会の意見を聴くものとする。
3 第 28 条第4項の規定は、地域景観資源の指定の解除について準用する。
第5章 住民等による自主的な活動の促進
(重点地区景観形成協議会)
第 32 条 市長は、重点地区の住民が自主的に当該重点地区における良好な景観の形成を促進するた
めの活動を行うことを目的として設置した団体で、当該重点地区の良好な景観の形成に寄与すると
認めるものを重点地区景観形成協議会として認定することができる。
2 前項の規定による重点地区景観形成協議会の認定は、次に掲げる事項のすべてに該当することを
要件として行うものとする。
(1)当該重点地区における良好な景観の形成を促進するための活動を行うことを目的とするもので
あること。
(2)当該重点地区に存する土地、建築物等(建築物及び規則で定める工作物をいう。以下同じ。
)又
は広告物等(屋外広告物及びこれを掲出する物件をいう。以下同じ。
)の所有者等の多数により組
織されるものであること。
(3)規則で定める事項を規定する規約が定められているものであること。
3 市長は、第1項の規定により認定した重点地区景観形成協議会が前項に規定する要件を欠くに至
ったとき、その他重点地区景観形成協議会として適当でなくなったと認めるときは、当該認定を取
り消すことができる。
(景観まちづくり協議会)
第 33 条 市長は、一定の地域(重点地区として定められた地域を除く。
)の住民が自主的に当該一定
の地域における良好な景観の形成を促進するための活動を行うことを目的として設置した団体で、
当該一定の地域の良好な景観の形成に寄与すると認めるものを景観まちづくり協議会として認定
することができる。
2 前項の規定による景観まちづくり協議会の認定は、次に掲げる事項のすべてに該当することを要
件として行うものとする。
(1)当該一定の地域における良好な景観の形成を促進するための活動を行うことを目的とするもの
であること。
(2)当該一定の地域に存する土地、建築物等又は広告物等の所有者等の多数により組織されるもの
であること。
(3)規則で定める事項を規定する規約が定められているものであること。
3 市長は、第1項の規定により認定した景観まちづくり協議会が前項に規定する要件を欠くに至っ
たとき、その他景観まちづくり協議会として適当でなくなったと認めるときは、当該認定を取り消
参-45
すことができる。
(美しいまち静岡を推進する市民の会)
第 34 条 市長は、市民又は事業者が自主的に美しいまちづくりの推進を図るための活動を行うこと
を目的として設置した団体で、良好な景観の形成に寄与すると認めるものを美しいまち静岡を推進
する市民の会として、認定することができる。
2 前項の規定による美しいまち静岡を推進する市民の会の認定は、次に掲げる事項のすべてに該当
することを要件として行うものとする。
(1)美しいまちづくりの推進を図るための活動を行うことを目的とするものであること。
(2)10 人以上の会員で構成されていること。
(3)規則で定める事項を規定する規約が定められているものであること。
3 市長は、第1項の規定により認定した美しいまち静岡を推進する市民の会が前項に規定する要件
を欠くに至ったとき、その他美しいまち静岡を推進する市民の会として適当でなくなったと認める
ときは、その認定を取り消すことができる。
(自主的な活動を促進するための施策)
第 35 条 市長は、第 32 条から前条までに定めるもののほか、市民又は事業者が自主的に行う良好な
景観の形成に関する活動を促進するために必要な施策を実施するものとする。
第6章 表彰及び助成等
(表彰)
第 36 条 市長は、良好な景観の形成に寄与すると認める建築物等、広告物等その他の物件について、
その所有者等、設計者その他の関係者を表彰することができる。
2 市長は、前項の規定によるもののほか、良好な景観の形成に著しく寄与すると認める個人又は団
体を表彰することができる。
(助成等)
第 37 条 市長は、景観重要建造物、景観重要樹木及び地域景観資源の所有者等並びに重点地区景観
形成協議会、景観まちづくり協議会、美しいまち静岡を推進する市民の会その他良好な景観の形成
に寄与すると認める活動を行う個人又は団体に対し、予算の範囲内において、当該活動に要する費
用の一部を助成し、又は必要な技術的援助を行うことができる。
第7章 静岡市景観審議会
(設置)
第 38 条 市長は、良好な景観の形成の円滑な推進を図るため、静岡市景観審議会(以下「審議会」
という。
)を置く。
(審議事項)
第 39 条 審議会は、この条例に規定するもののほか、市長の諮問に応じて、良好な景観を形成する
ために市長が必要があると認める事項について審議し、答申する。
2 審議会は、この条例に規定するもののほか、良好な景観の形成に関し市長に意見を述べることが
できる。
(組織)
参-46
第 40 条 審議会は、委員 12 人以内をもって組織する。
2 委員は、次に掲げる者のうちから、市長が委嘱する。
(1)学識経験を有する者
(2)市民
3 市長は、前項第2号に掲げる者を委員に選任するに当たっては、公募の方法によるよう努めるも
のとする。
4 審議会の委員の任期は、2年とする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。
5 委員は、再任されることができる。
第8章 雑則
(委任)
第 41 条 この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。
附 則
(施行期日)
1 この条例は、平成 20 年 10 月1日から施行する。ただし、附則第3項の規定は、平成 20 年4月
1日から施行する。
(適用)
2 第 10 条第2項の規定は、前項本文に規定するこの条例の施行の日(以下「施行日」という。
)以
後に景観計画を定め、又はこれを変更しようとするときから適用する。
(施行前に重点地区を定める行為等)
3 景観計画において、法第8条第2項各号に定める事項のほか、良好な景観の形成に関し必要な事
項を定める行為若しくは重点地区を定め、若しくは当該重点地区における法第8条第2項第3号の
良好な景観の形成のための行為の制限に関する事項を定める行為又はこれらを変更する行為は、施
行日前においても行うことができる。
(経過措置)
4 改正前の静岡市都市景観条例(以下「改正前の条例」という。
)第 12 条第1項の規定により美し
いまちづくり協議会として認定された団体(以下「旧美しいまちづくり協議会」という。
)であっ
て、この条例の施行の際、現に当該団体の地域の全部又は一部について、前項の規定により重点地
区が定められているものは、施行日に第 32 条第1項の規定により重点地区景観形成協議会として
認定されたものとみなす。
5 旧美しいまちづくり協議会であって、
この条例の施行の際、
現に当該団体の地域の全部について、
附則第3項の規定により重点地区が定められていないものは、施行日に第 33 条第1項の規定によ
り景観まちづくり協議会として認定されたものとみなす。
6 改正前の条例第 25 条第1項の規定により美しいまち静岡を推進する市民の会として認定された
団体であって、この条例の施行の際、現に存するものは、施行日に第 34 条第1項の規定により美
しいまち静岡を推進する市民の会として認定されたものとみなす。
7 改正前の条例第 40 条第1項の規定により静岡市都市景観審議会の委員として委嘱された者であ
って、施行日の前日において、現に静岡市都市景観審議会の委員であるものは、施行日に第 40 条
参-47
第2項の規定により審議会の委員として委嘱されたものとみなす。
8 前項の規定により審議会の委員として委嘱されたものとみなされた委員の任期は、第 40 条第4
項本文の規定にかかわらず、平成 21 年9月4日までとする。
参-48
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