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(IATA Reso302)について
IATA 手荷物規則決議 302 号(2015 年 4 月 1 日より) 以下のとおり決議する。 別 段 の 合 意 が な い 限 り 、次 の ⼿ 荷 物 規 定 の 選 択 基 準 を 複 数 の 航 空 会 社 を 利 ⽤ す る 旅 ⾏ に 適 ⽤ す る 。 1) ⼿荷物規定は無料⼿荷物許容量および⼿荷物料⾦のように定義されていること。 2) ⼿荷物規定の選択のため、次の 4 つのステップの⼿順を複数の航空会社を利⽤する旅⾏に適 ⽤する。 a) ス テ ッ プ 1: 全ての参加航空会社の公示されている⼿荷物規定が同じ場合、その⼿荷物規定を適⽤す る。 b) ス テ ッ プ 2: 参 加 航 空 会 社 間 で 公 示 さ れ て い る ⼿ 荷 物 規 定 が 異 な る 場 合 、 最 重 要 航 空 会 社 (MSC)( 3) を 参 照 )の 公 示 さ れ て い る ⼿ 荷 物 規 定 を 適 ⽤ す る 。 (コ ー ド シ ェ ア 便 の 場 合 、航 空 会 社 の 公 示 の 規 則 に 販 売 航 空 会 社 と す る 旨 、明 記 さ れ て い なければ、最重要航空会社は運航航空会社とする。) ※ 2015 年 4 月 1 ⽇ よ り ( コ ー ド シ ェ ア 便 の 場 合 、 航 空 会 社 公 示 の 規 則 に 運 航 航 空 会 社 と す る 旨 、 明 記 さ れ て い な け れ ば 、 MSC は 販 売 航 空 会 社 と す る 。 ) c) ス テ ッ プ 3: 当該区間において最重要航空会社の⼿荷物規定が公示されていない場合、⼿荷物のチェ ックインを引き受ける航空会社の公示されている⼿荷物規定を適⽤する。 d) ス テ ッ プ 4: ⼿荷物のチェックインを引き受ける航空会社が⼿荷物規定を公示していない場合、区間 ごとに運航航空会社の公示されている⼿荷物規定を適⽤する。 3) 最重要航空会社(Most Significant Carrier/MSC)は a) 2 つ 以 上 の IATA エ リ ア を 跨 ぐ 旅 ⾏ に つ い て 、あ る IATA エ リ ア か ら 他 の IATA エ リ ア へ 横断する最初の運送を⾏う航空会社とする。 例 外:IATA エ リ ア 1/2/3 を 全 て 跨 ぐ 場 合 の み 、IATA エ リ ア 1 と IATA エ リ ア 2 を 横 断 する最初の運送を提供する航空会社とする。 b) IATA サ ブ エ リ ア の 旅 ⾏ の 場 合 、あ る IATA サ ブ エ リ ア か ら 他 の IATA サ ブ エ リ ア へ 横 断 する最初の運送を提供する航空会社とする。 c) IATA サ ブ エ リ ア の 旅 ⾏ の 場 合 、 最 初 の 国 際 区 間 を 運 送 す る 航 空 会 社 と す る 。 【 参 考 】 IATA エ リ ア ・ IATA サ ブ エ リ ア と は IATA は 世 界 を 大 き く 3 つ の 地 域 に 区 分 し ( IATA エ リ ア 1/2/3) 、 さ ら に 各 地 域 を い く つ か の 小 地 域 に 分 け て い ま す 。 (IATA サ ブ エ リ ア ) IATA エ リ ア 1 北⽶・南⽶・ハワイなど IATA エ リ ア 1 の “IATA サ ブ エ リ ア ” 北 ア メ リ カ ( USA、 カ ナ ダ 、 メ キ シ コ ) カリブ 中央アメリカ 南アメリカ(ブラジル、チリ、ペルーなど) IATA エ リ ア 2 ヨーロッパ全域・中東など IATA エ リ ア 2 の “IATA サ ブ エ リ ア ” ヨーロッパ 中東 アフリカ 1/4 IATA エ リ ア 3 ⽇本、韓国、タイ、シンガポール、フィリピン、インド、グアムなど IATA エ リ ア 3 の “IATA サ ブ エ リ ア ” ⽇本・韓国(⽇本、韓国) 東南アジア(中国、シンガポール、タイ、ベトナム、グアムなど) 南アジア(インドなど) 南⻄太平洋(オーストラリア、ニュージーランドなど) 補足説明 ~9W*や QF*はコードシェア便で 9W は販売航空会社(Marketing Carrier)を表します。~ 例1) BOM (9W) LHR (BD) DUB 説明:ムンバイは IATA エリア 3、ロンドンは IATA エリア 2 なので、 「2 つ以上の IATA エリアを跨ぐ旅⾏について、ある IATA エリアから他の IATA エリアへ横断する最初の運 送を⾏う航空会社とする」に当てはまります。よってジェットエアウェイズ(9W)の規則が適⽤になり ます。 例2) BOM (9W) CGD (9W*/AF) TXL 説明:ジェットエアウェイズ(9W)は「2 つ以上の IATA エリアを跨 ぐ旅⾏について、ある IATA エリアから他の IATA エリアへ横断する最初の販売航空会社(Marketing Carrier)とする」に当てはまりますので、ジェットエアウェイズ(9W)の規則が適⽤になります。 例3) BOM (9W) SIN (QF) MEL 説明:すべて IATA3 エリアなので「IATA サブエリアの旅⾏の場合、ある IATA サブエリアから他の IATA サブエリアへ横断する最初の運送を提供する航空会社とする」に当てはまりま すので、ジェットエアウェイズ(9W)の規則が適⽤になります。 例4) BOM (QF*/9W) SIN (QF) MEL 説明:すべて IATA3 エリアなので「IATA サブエリアの旅⾏の場合、 ある IATA サブエリアから他の IATA サブエリアへ横断する最初の販売航空会社(Marketing Carrier) とする」に当てはまりますので、カンタス航空(QF)の規則が適⽤になります。 例5) BKK (9W*/VN) SGN VN DAD 説明:同じ IATA サブエリアの旅⾏の場合、 「最初の国際区間を運送する 販売航空会社(Marketing Carrier)とする」に当てはまりますので、ジェットエアウェイズ(9W)の 規則が適⽤になります。 ※上記はわかりやすく説明するための⼀例です。また、この規則は通しの航空券の場合適⽤になります。別発券 の航空券をお持ちの場合は、それぞれの航空会社の規則が適⽤になります。別発券の航空券をお持ちの場合は、 航空会社によっては、航空券の区間のみしか預け入れを受け付けない場合があります。詳しくは出発航空会社に ご確認ください。 ※この⼿荷物規則はアメリカ、カナダには適⽤されません。 2/4 IATA Baggage Rule Resolution 302(英語正文) RESOLVED that, Unless otherwise agreed the following baggage provisions selection process should apply for interline journeys 1) Baggage provisions are defined as free baggage allowa nce rules and ba ggage charges 2) For the purposes of bag gage provisions selection, the following 4 step process should apply for interline journeys: a) Step 1: If the published baggage provisions among all participating carriers are the same; these provisions will apply. b) Step 2: Where the one or more published baggage provisions differ between participa ting carriers, a pply a ny common provisions are where provisions differ the published baggage provisions of the Most Significant Carrier (MSC). (In case of code share flights this will be the Operating Carrier, unless that carrier publishes a rule stipula ting tha t it will be the Marketing Carrier). * From April 1st, 2015, (In case of codeshare flights this will be the Marketing Carrier, unless tha t carrier publishes a rule stipulating tha t it will be the Opera ting Carrier.) c) Step 3: If the MSC does not publish baggage provisions for the journey concerned apply the published baggage provisions of the carrier accepting the baggage a t check-in. d) Step 4: If the carrier accepting the baggage at check-in do es not publish baggage provisions for the interline journey concerned apply the published bag gage provisions of each operating airline sector-by-sector. 3/4 MOST SIGNIFICANT CARRIER (MSC) 3) The MSC is. a) For travel between two or more IATA areas, the carrier performing carriage on the first sector tha t crosses from one area to another. Exception: IATA area 123 only, the carrier providing carriage on the first sector tha t crosses between IATA area 1 a nd IATA area 2. b) For travel between IATA Tariff sub-areas, the carrier performing carriage on the first sector tha t crosses from one sub-area to a nother. c) For travel within a IATA Tariff sub-area s, the carrier performing carriage on the first international sector. 【 For your reference】 IATA are a/IATA Tariff sub-area IATA defines the world into 3 areas (IATA area 1/2/3), a nd define the IATA area into small areas. (IATA Tariff sub-area) IATA Area1 North America/South America/Hawaii etc. “IATA Tariff sub-area” of “IATA Area1” North America (USA, Canada and Mexico) Caribbea n Islands Central America South America (Brazil, Chile, Peru etc.) IATA Area2 Europe/Middle Ea st etc. “IATA Tariff sub-area” of “IATA Area2” Europe Middle East Africa IATA Area3 Japan/Korea/Thai/Singapore/Philippines/India/Guam etc. “IATA Tariff sub-area” of “IATA Area3” Japan/Korea (Japan and Korea) South East Asia (China, Singapore, Thai, Vietnam, Guam etc.) South Asia n Association for Regional Coopera tion (India etc.) South West Pacific (Australia, New Zealand etc.) 4/4