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Instructions for use Title アメリカ合衆国における政教分離の

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Instructions for use Title アメリカ合衆国における政教分離の
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Issue Date
アメリカ合衆国における政教分離の原則(3)
熊本, 信夫
北大法学論集, 16(1): 78-120
1965-10-20
DOI
Doc URL
http://hdl.handle.net/2115/16060
Right
Type
bulletin
Additional
Information
File
Information
16(1)_p78-120.pdf
Instructions for use
Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP
1
!資 1
アメリカ合家国における政教分離の原則
(三)
本
結び
信
夫
第四章宗教教育および宗教的儀式に対する援助の問題
第三章物質的援助の問題
第四節修正第一条の解釈
第一節修正第一条制定以前の状況
第二章修正第一条
第三節宗教的寛容と政教分離の原因(以上本誌一五巻三号)
第五節修正第一四条の成立と州への適用(以上本号)
本誌一五巻四号﹀
第三節憲法第六条三項と修正第一条制定以後の状況(以上
第二節憲法第六条三項と修正第一条の制定
官
旨
第一節教会と植民地における政治の結合
次
第二節教会と植民地における政治の分離
第一章植民地時代
序
i
料
!
!
目
料
資
北法 1
6(
1・
7
8
)
7
8
第四節 修正第一条の解釈
前節においてすでに触れたように、
一七八七年、五五人の憲法
(CC
ロmBg
﹁連邦議会は、国教を定めることに関する法律、自由な宗教活
動を禁止::・する法律を制定することができない。﹂
mZロE
m
w
r
oロO F宅目印有口氏口問 ω
Er--mrBO口H D﹃
円
。
口
出5PCH
ロg
55GZD三の、)
と規定し、﹁自由に関する(原憲法(円Z D江間宮己8
同
USEr-5m 子。﹃502司丘四 P200﹃一)
脱落を補正﹂した。
制定者は、合衆国憲法第六条第三項に上下両院および各州議会議
員、合衆国および各州の行政官、司法官の憲法支持義務を定め、
おいて、唯一の公認された教会であるエピスコパル教会が、公費
(4v
かれる。すなわち第一の立場は、この修正条項採用当時の英国に
(3)
ラlドナーによれば、この規定の解釈には広狭二義の立場が導
一、﹁口}百円口﹁﹂、﹁Br悶5ロ﹂、﹁ggE2r自由民﹂について
解すべきであろうか。
ところで、この規定は当時いかなる意味を持って規定されたと
(2)
この規定の最後に
﹁::::・但し、宗教上の宣誓は、合衆国の官職又は公の信任
を受ける資格としてこれを要求してはならない。﹂
として宗教上の宣誓と、国家に対する宣誓(憲法支持の宣誓)
とを明確に区別した。
この規定は、憲法制定議会における、信教の自由と政教分離に
はこのような教会を設けてはならない、とするものである。この
ることが義務づけられており、このような状況から、合衆国議会
による支持を受けており、政府の構成員はすべて同教会に所属す
教派を有する実情に鑑み、積極的な保障を規定することに反対の
ことはきわめて当然のことでありこの立場を疑うものはいない。
ついての積極的な保障を要求する立場勺各自、公認の教会、
立場(一足一説一回一戸川一日比r hり町一心わわ引hわいい十酎日以叩引唯一計
これに対し、他の立場は修正条項の採用者が用いた表現に注意
肘
吋
一 MMV
りド崎一矧一四射がυ一山下)を示すものとの妥協の産物であった。
しかしこのような消極的な宣言に満足できぬ立場の者は、更に積
こと以上の、より広範な意味を同条項は有しているとするもので
を払い、条文の用語を厳密に検討して、英国での国教会を禁ずる
一七九一年一一月一一一日、合衆国憲法修正第一条として
極的な保障規定を要求した。この要求に基づく議会における審議
の結果、
北法 1
6(
1・
79)79
(
3
)
アメリカ合衆国における政教分離の原則
F﹄ 炉 '
ある o この議論は修正第一条が﹁国教を定めることについての法﹂
m
r
B巾ロ門司﹃
(
一
日
々H
4
2
h凶作円江口ぬ白口 2zrロ
BEm
一
一DD) という表現を用い
︹ 湾 a・ }
り一一層支持される。
︼uど と い う 動 詞
さて、次に修正一条に用いられている﹁2見
は修正一条の意味を明らかにする鍵となるであろうか。この﹁自-
szzE が修正一条を採用した一七九一年当時において、唯一の
れたとは考えられないのであり。このことは当時の各州の憲法条
r
) という用語は同義語として用いら
(
5
-在 Cロ)と﹁教会﹂(口﹁己R
を持つものと考えられる。つまり、ここで用いられている﹁宗教﹂
すなわち、前者の表現が後者の表現に比較し、より包括的な意味
あるが、修正一条の中で用いられたこの動詞は、政府の活動の一
係を意味し、それ以上の意味を有するものではなかったものでは
時、英国で用いられていたような、 一教会と国家の特有な法的関
E
E
ω 巴という動詞は当
容易であると思われる。ラードナーは、﹁B
意味
て﹁国教会を定めることについての法﹂宏司 H
gR
口問 F02g司 C
Emrgg円三回 nEBZ という表現を用いなかった点に着目する。
(
5
f
E
) という広い概念の用語の使用を遊肘﹁宗派﹂
(05850gtg) を有しているものであったなら、問題は
項が宗教
層広範な分野に対して適用される意味に理解された、とする。す
る場合には、それとは異った複数の関係を意味する﹁B 己巴同)FEm-
を意味するものであったのに対し、修正一条の中で用いられてい
(8X9)
3025to口)のような
(
H
O
-5
四 5 目立)、﹁教派﹂(目立)、﹁分派﹂ 2
なわち、英国では﹁gzrErgg己が国家と一教会との単教関係
20}
用意向を明確に使いわけている事実からも認めることができよう。
従って修正条項の制定者が、単に﹁国教会を定めること﹂(由可
rsgHO 同 同 門E
H
n
r
)の禁止を意図したものにとどまらず、﹁国
﹃]﹄回
一七九O
52﹂の意味であったとする。
呂
田
この理由として、
教を定めること﹂
年までに合衆国における植民地では、英国におけるような、
(
g
s
z
-岳BE件。町出邑在 oロ)の禁止という、一
層広範な意味を表現しようとしたことは明らかである。このこと
会に対する政府の援助と言う、英国国教会制度の本質的特質をす
でに除去しており、仮に公的な宗教を認める場合においても、
から、同条項を﹁超自然に対する人間の関係についての一つの信
念
新教(P22SEEL 一般を受け入れ、新教の各教派の中のいかな
岳民)または、あらゆる信念の体系を国家が援助したり、鼓
舞したりするのを禁ずる﹂もの、として解釈すること、ができるの
る教派に対しても特典を与えないとする傾向を示していた。つま
σ
(
であり、これは理神論者の見解と一致するという事実によってよ
教
恥干
資
北法 16(
1・
8
0
)80
り政府は、いくつかのまたはすべての教派を平等に援助する傾向
を有していたのであり、このような当時の事情から、教会と国家
の関係について、修正条項の制定者は、単巳単数の国教を認める
ことの禁止ではなく、複数の国教を認めることの禁止を考えてい
(ω26R
﹄ロ内
H
F
n
z
-
の意味について、その後示された公的解釈と
たことは明らかである。この解釈は C-H・プリチエット教授のと
︹
u
v
るところでもある。
門
﹂
gszuvBg
﹁
Lて 最 初 の 例 は 一 八 五 三 年 、 上 院 司 法 委 員 会
noggES) の報告書にみられる。この報告書は議会における、
また寧隊における付属牧師(円吉田)]白いるの制度を廃止する請願につ
いての審議の後に出されたものである。同請願は、右制度を法定
2
5
-喜5 8片﹂条項に反する、とする理
rは修正一条の﹁
ず る 斗l
曲に基づいていた。これに対し、委員会の意見は同条項は、一七
九O年における英国において知られていた教会と国家の関係で用
gZ)との関係であり、他の教派を排斥して公金を支出す
(
円
宮 ω
、、、、、、
それは特定の宗教団体(白宮ユH
2一日同包括558ag同)と国家
-520HMortg一口区民)を与えることによって、また、礼
ることによって、またその団体の構成員に独占的政治的権限
(O口
H
拝や宗教的儀式における霊的交わり(口OBBロ
ロ5口)を拒否する者
に対して出席を強制することによって、示されるものである。
、、、、、、、、、
これら一一一つの特殊性(すなわち、公金の支出、政治的権限の付
、、、、、、、、、
与、礼拝への出席強制1 筆者註﹀が教会と国家の結合((円ZEEr白ロL2丘四)となるのであり、このことを我々の祖
CロohnrH
戸n
一条に日筆者)規定したのである。(傍点筆者)﹂
︹日)
先が正しくも警戒し、また賢明にも、そして注意深くも(修正
一-ωrE
E
W
E
u
﹁
の意味はこの三要素をすべて満たした場合を言うもの、
しかし、右に示されるような同委員会の見解から、
自巾ロこ
と結論づけることはできない。このことは同報告書の次のような
記述によって知ることができる。すなわち、
田 8
﹁議会が、教会、信徒の団体 (
m
B
2
3凹丘町225 または信
、、、、、、、、、、
仰の体系 芯 5 0 BEm55r=r)、このような問題のある
ヨ
ω
( 、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
) 性質を有するすべてのもの、あるいはそれらのう
(Dr
ロDHZ
ロm
、、、、、、、
ちのどれか一つに明らかに、いかなる程度においても、有利に公
いられている意味で解釈されるべきであるとするものであった。
金を支出したり、これら団体の構成員に特殊な権限を付与した
﹃
﹁向条項は疑いもなく母国で存在していた﹁ggEpgg乙に
すなわち、
言及している。そこでこの意味は母国での﹁2g豆町rB巾ロこが
り、その教義を拒否しもしくは他の霊的団体
(85BCECロω) に
'何であるかを定めることによって確定されるべきものである。
北法 1
6(
1・
81
)8
1
日
プメリヵ;合衆国における政教分離の原則
-料
資
所属する者に不利益、あるいは刑罰を課す法律を通過させたり
このような立場から、委員会は議会付属牧師の地位を承認する
准を見合わせた。
ナは、宗教の自由が保障された修正案が加えられるまで批
は 宗 教 の 自 由 を 宣 言 す る 規 定 を 提 案 し 、 ノ l ス・カロライ
ニ
ュ l ・ハンプジャ l、ヴ 7 1ジニア、ニュ l ・ヨーク
J
するとするならば、このような法律は﹁国教を定めることに関
する法﹂(﹃君湾省R江
口
問 ωロ22豆町rsg円。同お]岡田広口)となる
であろうし、また、それ放に憲法に反するであろう。しかし、
(4)
MHHI]
M
c
z
s
-
なお、英国における教会の組織、歴史については‘司己反
d
己印、(同由一出)・
rzRrE仏 ωSZ 可合同﹁巾﹀B38口同
自
司
自gR 口
m丘町口お河内 ふ何者
-A
72 r
o﹀ヨ巾ユ noロ団長戸片岡
V5
匹
、
吋
(
)
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(2)(U-zqgmw H巳
ロ
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巾
・円
ロ
匂
C
P
OL﹀-HhRLロ
︿ ﹀ド可口町
R E D者同ぬ円仏02 子。。。ロ笠宮内M
3
Dロ
(1)
こととなった。﹁議会付属牧師の地位を最初に廃止したのは一七九三年自
fJIf
然神論が浸透したケ Y タ ッ キ l州である。その理由は右
p
o広岡目。。向。rmHLEロ)が国教樹立禁止条項に触れるものである、
の地位 (
とした。この例は永く続けて来た習慣を廃止した極端な例と恩われる。後、
最高裁は付属牧師の地位の違憲性を争う訴訟につき、当事者適格
の欠如を理由に却下した(巴口。=︿田君主古・ H U N 。
g なお後述。﹂
一層広義のものと
g
ZZ52この意味は英国
﹁g
いまだかかる目的をもった法律は議会によって制定されてはい
(凶)
ないのである。(傍点筆者)﹂
﹂の同委員会の見解によれば、
における場合のような、狭義のものではなく、
考えることができる。結局、同委員会は、議会、軍隊における聖
職者の制度の廃止を求めた請願について、伝統と初期の同制度の
受 容 を 理 由 とL て 、 合 憲 解 釈 を 導 い た 。 す な わ ち 、 も し 、 請 願 者
の主張が憲法上正しいものであるとするならば、このような考え
ば、修正一条採用当時の議会のメンバーによって認められていた
口同二向日m
呂美 O君。♂子巾のcgcg巳 D
gミ自ハ同(い Dロω己ZZO口口問
州憲法が﹁宗教﹂(日ロ回目。ロ)という、より広い概念の語を
F
E
.
予ぬれ﹁戸 HnYD
﹃開口問
(5)
はずであろう、として次のように述べた。
(
m
g巾B-
﹁大統領ワシントンにより、また偉大な彼の後継者のすべてに
ことが実情にそくして自然であったという理由もあったが
用いることを避け、﹁宗派﹂(自己)、﹁教派﹂(仏gD55旦芯ロ)
、
、
の語を用いたのは、州における公認の教派の存在という歴
、
、
史的事実に基づき、このような﹁教派の公認﹂を禁止する
よって承認されたもの、すなわち、一般的に称揚され
これまで尊重されて来ており、また現在も尊重されているとこ
き 、 キ リ ス ト 教 ( わFEEEq) まわは、﹁新教﹂(可El
それよりは、むしろ、植民地時代からの伝統と慣習に基づ
2552L三
一cロ)、同時に永い伝統があり、すぐれたものとして、
ろのものは、この委員会の意見によって中止されるべきもので
ハ
ロ
)
はない。﹂
北法 1
6(
1・
82)82
(6)
(7)
gEUB) の 諸 教 派 を 特 別 の 地 位 に 置 く こ と の 必 要 性 に あ
丹市田
ったと考えられる。このような特別な地位に置くことを定
(8)
・
︼
ド
ミ
ハ
日
ロ2・2 ]
E
l
u
H
H
h
v・
彼はその例として、第一回大陸会議における﹁大英国の
D
同
LOBO同町三回ユ富山口)
の 中 で 用 い ら れ た ﹁gg豆 町 ﹃ ﹂ を あ げ る 。 こ の 演 説 は 一 七
巾句。
国民への演説﹂(﹀L仏吋町田内 D H Y
(9)
l、ニュ l ・ ジ ャ ー ジ ー 、 ノ l ス ・ カ ロ ラ イ ナ の 諸 憲 法 が
め る も の と し て 、 マ サ チ ュ ー セ ッ ツ 、 ニ ュ l ・ハンプシャ
七四年の﹁ケヴエツタ令﹂
(ρ5r2 ﹀ 立 ) に 対 す る 批 判 を
ある oFω丘日♂司-H5・ な お 、 州 憲 法 に つ い て は 第 三 章 に
含むもので、同令によればケヴエツクのカトリック聖職者
ロテスタントに対してはこの支払いがなされていないもの
Erg) の 支 払 い が 定 め ら れ 、 他 面 プ
に対する十分の一税 (
おいて触れる。
たとえばこのような憲法条項の例として、デラウエア
であった。同演説では、この点を攻撃して、﹁我々は、大
( 一 七 七 六 ) 二 九 条 、 マ サ チ ュ ー セ ッ ツ ( 一 七 八O) 一
一
一
一
一
条、ニュ l ・ ハ ソ プ シ ャ l ( 一 七 八 四 ) 一 条 六 節 、 ニ ュ ー
を国教とする権能を憲法によって与えられていないと考え
英国の立法府は、流血と邪悪をともなった教義を持つ宗教
と批判した。
h
R
L
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w♂匂・ H
H
べられている。 H
・
串
(日)たとえばこのことを示す例として、ある州においては、
(
回
88PHSC)u(UZ-NELω ・ に 、 こ の 制 度 の 発 展 が 述
回巳片
O口百円日開円山口820ロ
m- ﹀gqFgE 吋包含CC口 百 何 色 町 H
cpGF2sz-mrB巾ロこについては、河・明,BOBS
( 叩 ) こ の ﹁g
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)
O
B
-ロハい丘町H
o
-口列包H
られている(同N
m
F
Oロ::::・5ggzzr-
る﹂とのベ、同令にはロ l マ・カトリック教が国教と定め
ジャージー(一七七六﹀一九条、ノーュ・カロライナ(一
には、﹁いかなる礼拝の方法、宗教の公認に対し、法律に
七 七 六 ) 三 四 条 が あ る 。 た だ ジ ョ ー ジ 7州 、 憲 法 九 条 三 節
内
向222mz--22
より特典を与えてはならない。﹂ (
Z
o宮
zm22r可F = Z E可 日 口 問552szursgZ2EOLg
a
r
-℃ ) と し て ﹁5tm55﹂ と い う 語 を 用 い て い る 。
o問 看o
理神論が影響を及ぼした範囲については明確に指摘する
ことはできないとしても、修正一条の形式および採用当時
において同条を形成する上に広範囲の影響力を有したと一言
えよう。すなわち、理神論は人々が自由を求めていた当時
の指定する教会に向けられ、また、納税者が教会を特定し
住民から租税の形式で十分の一税を徴集し、これが納税者
5
σ
) の維持のために
な い 場 合 に は 、 公 設 救 貧 院 ( 巳 日 会0
において、教会の支配から個人や社会を解放する上に都合
神論については第一章第三節のニ(本誌一五巻三号九一 J
F
l
H
H
ZEE-v司・ロA
支 出 さ れ た 。 戸m
・
印
m
E
R
H
W
H
)・己 N- な お 、 理
の良い理論として用いられた o戸
九四頁、九八頁﹀参照。
北法 1
6(
1・
8
3
)
8
3
同
アメリカ合衆国における政教分離の原則
(ロ)﹁何回SEFr
この意味が、この複数の国教を公認する
凹 gg
ことの禁止のために用いられた例として、ラードナーは、
一七八四年ヴア Iジニア州議会で提案された﹁キリスト教
の教師のための支給をなす法案﹂(﹀田口開ωSZ2rg
四回
節で触れた憲法六条三項、修正一条制定後の慣習の集積の中から
右条項の、教会と国家の関係についての原則が明確化されたとも
言い得ないであろう。
は、同条項制定後一五O年の聞の国民感情(ロE g主 将2536
結局、教会と国家の関係に関する修正一条の禁止と許容の範囲
によって次第に形成されて鬼一問、と言うことができるにとどまる
﹃
HM52EC口町D
H 吋gnZmD町子onEEESHNot四円。ロ)に対
する、ジェ lムズ・マディソンの﹁請願と抗議の書﹂(﹀
司
・
口
広 匂
・
同
岡
市
山
・
OHUD
以上のような、修正一条の用一訟についての解釈によって、修正
た。まず教会の組織、運営に関する規則等を法によって定めるこ
た。この法案を大統領マディソンは拒否して、二つの理由をあげ
る種々の規則、手続等を法定することを内容とするものであっ
と貧民子弟の教育にあたり、また、同教会の組織、運営等に闘す
協力することを定めたものである。これは同教会が貧困者の救済
Y
Z円
c
}ロ
問
問
︾
片
足
。
円
恒
三U
B
E
m
w
)と
n
r
)を、コロンビア地区 (EmE20円h
第一はアレキザンドリア(
E28Eとの米国聖公会 (P22sz
まず、一八一一年、修正一条についての二つの例が示された。
マディソンの二法案に対する拒否権の発動
運動を取りあげてみよう。
このような意味で、右条項制定以後の、右条項をめぐる見解、
のである。
剛
山25ロ
冨ZEE-E仏
同町田口円。)では、同法案の性質に反対
ω
するのに﹁gSEEY﹂という語を使用している例をあげる、
戸白 仏
内♂司・回目印・
H国
なお、同法案と、請願と抗議の蓄については第一章二節
}MO
・
司
﹀宮町ユ8口約口口ωCE己DP
一(本誌一五巻三号七二頁﹀参照。
(日﹀国内HBEn-MV
ロRY2F 吋
仏
斗
由
・
月
山
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ゲ
︺
﹃
円
、 ︼
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∞
・ ω
o口
m
oロ刊誌。河内官。ユ ω斗
NL
Lmgr 旬-HJAgu宮ι
同h
口
問 --M
一五巻四号八六頁以下)参照。
(は)議会における聖職者制度については第二章一節一(本誌
(日﹀
(日叩
同
w
m
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ιロ
)][σ-L
JH)H
I
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A己DZLru、F
q 0 2了間︾・]己申・
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口 )HZpw ℃A
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- ﹄己ogιru可戸白丘ロゆ司、 D百n
F
Wu
H
H
・
申
一条の意図しているところが明確になってはいない。また、第三
二、修正第一条をめぐるその後の動向
(
1
)
料
資
北法 1
6(
1・
8
4
)
8
4
対して貧困者の救済と貧民子弟の教育を行わしめることは、かか
律によって国教を定めることとなる、とした。また、この教会に
とは、これらの規則等が特定の教会のためのものである故に、法
釈を抑制したと言うことができよう。
を拒否することによって、議会の修正一条に対するゆるやかな解
一条に対する解釈に相違がみられるが、大統領は、以上の二法案
る宗教団体に対して、公的または市民的義務を執り行う法的代行
者としての地位を認める先例となる、とした。
第二の法案はルイジアナ准州のニュ l-サレムにある国有地を
﹁合衆国の財産を宗教団体の維持と
当該地方のパプテイスト教会に付与する規定を置いたものであっ
た。これに対して大統領は、
o
使用のために支出する原則と先例を構成することとなり﹂、修正
一条に反する結果となる、として反対した
この第一の法案に対する、大統領の拒否のメッセージについて
次のような批-評がある。
﹁大統領は、議会が宗教団体に財産等を取得せしめる目的で
修正を目的とする全国協会の成立
議会の修正一条に対する見解を示したものとして、先に述べた
上院司法委員会の、付属牧師の廃止を求める請願に対する報告書
がある oまた、議会の修正一条に対する解釈を示す他の例として
一八七0年代の憲法修正運動がある。
すなわち、南北戦争が国に対する神の不興の現われであるとす
る信念の下に、オハイオ州のキニア (
M
g
u
) でキリスト教徒のた
めの会議が開催された。この会議はその後発展して一八六四年、﹁
合衆国憲法に対する宗教的修正を確保するための全国協会﹂(手巾
神、イエス・キリスト、聖書が宗教の源泉であると同様に普通法
ハUO
ごZCE百円同盟国富)となった。この会議の目的は、
EECCロo
ロ
Z丘
一O口同-﹀回目cnstoロ件。∞巾2 3 子
品
問
巾
]
仲
間5 5﹀BgLB82DFO
てはいなかった。彼は、憲法が、英国国教会のような国家の教
宗教団体に協力する法律を通過させるのを禁じている、と考え
会を定めることを禁ずる趣旨である、と常に考えていた。﹂
ご2mE問
(gBESF当)と善良の道徳の源泉(子工oES50
。
。ι
B035 でもあるとして-認めることを、憲法前文および、他の適
当な部分に規定し、憲法を修正しようとするものであった。
北法 1
6(
1・
8
5
)
8
5
ω
同法案は二日後再上提されたが二九対七四で大統領の拒否が支
持された。この拒否権の行使によって議会と大統領の聞の、修正
ス
ノ
同
アメリカ合衆国における政教分離の原則
六七年、後に最高裁の判事となったウィリアム・ストロング(円宮
威の窮極の根源であり、イエユ・キリストが国家の支配者であ
﹁全国協会は、全能の神が、国家の存在の創始者、国家の権
であることを示し、あらゆるキロユト教
﹀
﹁各州が、性、人種、生地、宗教にかかわりなく、州の管轄
に対する次のような修正をすることを求めた。すなわち、
場に立つグラント大統領は、議会に対する年頭教書で、連邦憲法
すなわち、一八七五年、公立校における宗教教育を否定する立
大統領グラントの修正提案
領によって行われる。
る教派的な宗教教育を否定する立場からの、憲法修正提案が大統
めの全国協会﹂の憲法修正の運動に対して、他方、公立校におけ
ような立場に立つ﹁合衆国憲法に対する宗教的修正を確保するた
公立校の聖書朗読を違憲とする数州の判決を契機として、右の
とした。
入するように、憲法を修正する目的で組織されたのである。﹂
5
ハ
的法律・制度・慣習を、国の憲法を基礎として我々の政府に導
EFggtoι
国(わZ
ある。また、同協会は、このようにして、合衆国がキロスト教
憲法に対する修正を行なう目的をもって組織されて来たもので
り、聖書が国法の源泉であることを正しく理解させるように、
ESDBZod
司王宮ヨ ω宮︼ロ隔もが同協会の会長に選出され、 一八七
二年、七三年の両会議で同協会の目的を定めた。彼の見解によれ
ぽ、憲法が神、聖書についての規定を欠いており、そのため、
﹁我々の間に、以下のような有害な思想を助長せしめた。す
なわち、このような国家は神に対して何ら関係も持たず、従っ
て、その権威は人民の意思にその根源を有するにとどまり、政
府は人間の低次の欲望のためにのみ組織されているのであり、
従って、国家が宗教的な教育を行ない、神聖を冒涜しまたは安
町
内
可 2FrgFL何
時
qえ芯口)に対してハ処罰
白品目の同国涜 (PDP口
の﹀立法を行なうときには、国家はその権限を越えることにな
﹂
ると考えられるのである o
吋
EO gLgm)は憲法条項違反である、
当時すでに聖書の朗読(回
とする訴訟が提起され(郡山 1比一指摘肌)、数州において公立校に
4}
おける朗読が廃止されつつあり、この問題および、同様な問題が
内
注目されつつあった。
会長ストロ γグは、現行憲法の下で正当化されたものとしての
聖書の朗読に対する攻撃、安息日法30ゲゲ呉rF4凹)および一夫多
2
ω
) の制定を取りあ、げ、同協会の目的
三
妻禁止法(﹀口片岡宮ぞ官B
として、次のように述べた。すなわち、
(
3
)
料
資
北法 1
6(
1・
8
6
)8
6
内において、初等教育の段階のすべての児童に対して、彼らの
の禁止を肯定する立場を示した(け⋮一 MMJU
み一夜間一引叫ん諸山村均一
山口仏丸山円。)と、教派(再三または信条 (
2
2
L
) に対する公金の支出
州一淳一一鉱)。しかし、同党は、共和党の提案は州権を侵害し、公
教育を行なう無料の公立校を建て、恒久的に維持することを義
務とすること。すなわち、これらの学校において、宗教的、無
立校に関する教派的な闘争を刺激することとなる、として反対し
このような、学校での教派主義(招2EEEB) の問題に世間の
また、連邦議会、地方公共団体の議会、あるいはその他の公的
神論か、あるいは異教徒的な主義を教えることを禁ずること o
な機関が学校基金、あるいは学校税、あるいはそれらの一部を
ブレイン修正提案
なされる。
関心が集められている状況の下で、新たな憲法修正提案が下院に
宗教または教派に対し、直接的または間接的に利益を与え、ま
﹀
たは援助を行なうために、支出することを禁ずること。﹂(傍点
筆者)
彼はこの教書の中で、右のような修正提案の必要性だけではな
く、以下のような立法の必要性をも強調している。すなわち、
一八七五年一二月一回目、すなわち、修正一四条制定の七年
5 長によって
後、以下のような修正提案於ブレイン Q 5 2 0
・
れた資金、そのために用いられた公有地を教派、あるいは分派
派の支配の下に置かれてはならない。また、そのように徴集さ
またはそのために用いられた公有地は、宗教的教派あるいは分
された資金、あるいはそのために公的基金から引出された資金、
い。また、各州において、公立校維持のために租税により徴集
いは自由な宗教活動を禁止する法律を制定することはできな
﹁いかなる州も公認の宗教を定めることに関する法律、ある
下院に提出された。
一八八
しかし、この両者はおのおの、その分野において自由であり、
門﹃
05互 に よ っ て
﹃
E-20 nF57
この二つの共和党および禁酒党の綱領宣言に対して、民主党は
支持されるところとなった。
七六年の禁札舵綱領宣言(
F
o
r
E
oロ 可RqEω
O年の共和党の綱領宣言(同名手一5 ロEHq宝山氏OHB凹)と、一八
このような憲法修正を求める彼の立場は、一八七六年、
すべての教会財産は適当な比率の租税を負担するものとする﹂。
﹁教会と国家は永久に分離され(∞町宮SZ)区別される(長252)
(
4
)
(6
T
こ
教会と国家と言う二重の分離(己伝言。1ELmm
宮
北法 1
6(
1・
8
7
)
8
7
同
ヂメリカ合衆国における政教分離の原則
料
資
︼
由
可
の間に配分してはならない。﹂ (
Z
C ggmEZBωro 宮
t
4
山
、 r
B
ω 唱。2吉田 gggrFrgg円 。 土 佐 柱 。 ロ 2YDEft口四月z r 2
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2228子20岡 山 田 口 仏 ロOBOロ 巾 司 自 白 丘 ﹃ 可 雷 同 丘 一oロESMω
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︿
rogL2 任 命 口 ロ ロ 可D-opロ 可 互 い 包DEm2F 。﹃ιSOB一自己DP ロ。H
mz= 田口U150ロ巾可 855LCH}田口品目的口内山20丹市内田宮内山ELmL
A
M
v
z z s口 同 町 } 在DER口門的D吋 母 ロ05558F)
この修正案は翌一八七六年八月四日、司法委員会に送付され
た。しかし、この提案に対して、
﹁本条は連邦議会における立法権を放棄し、拡大し、縮減す
るものではない。﹂
とする条項が付加された。これは、同修正条項が連邦権を拡大す
ることとなる、という懸念を和らげるためになされたものであっ
た。このような形の修正条項は一八O対七の圧倒的多数で下院を
通過し、上院に送付され、同七日には上院の司法委員会に付託さ
れた。同委員会は次の三点で下院の提案と異なる修正を勧告し
(同条項の公金支出の1筆者註)禁止は学校を設立する日
た oすなわち、
)
el
(
ω
同条項は州
、、、、、
的のために特に徴集された資金だけにとどまらず、いかなる公
金に対しても同様に禁止される、と拡張する。
に対すると同様に連邦政府に対しても適用される。山連邦議
立法を行なう﹂権限を有する。
ハ日)
会は、﹁本条項違反に対する処罰と︿行為の)差止めに必要な
とするものであった。上院はこれらを審議の末、八月-}日、
二七対一五で、同委員会の提出した代案を受け入れた。しかし、
八月一四日、右の上院修正案を提出することについての動機は、
二八対一六で必要な三分の二の議決数を得ることができず、否決
された。
このような、上院の見解と態度の変更の過程は上院での審議に
おいて示されるが、この提案条項と審議の結果から、ラードナー
は次のような三つの問題点を指摘する。
第一に、上院・下院の修正提案は、共に﹁国教を定めることに
関する法律﹂の制定を禁止するとする条項に始まり、次に、宗教
このことから、これら二つの条項は分離した、排他的な条項とし
教育に対する公金の支出を禁止するとする条項を規定するに至る。
て取扱われたことが明らかである。すなわち、第一の国教の禁止
が自動的に第二の公金の支出の禁止を含むものとは考えられなか
北法 16(
1・
88)88
ベ、これに投票した上院議員クリスチア γスイ (わゲユ丘町口口可)は
ったことを示している。たとえば、上院の修正案に賛成意見を述
よう要求したことに示されよう。
これら宗教的活動のための﹁公金支出﹂に関する条項を規定する
以降、連邦議会が、連邦に加入を希望する州に対して、州憲法が
ブレイン修正案は失敗に終ったが、この修正の提案は当時の、
のであるこ匂をあげる。
図する勢力め存在および、上院の投票は本来まったく党派的なも
その他の理由としてマイヤ lは、連邦に対して州権の保持を意
イン修正はもはや必要ではないと考えられたところにあ討
の州憲法がすでに修正案と同様な規定を有しており、従って、プレ
プレイ γ修正が失敗した理由のうち、最も主要なものは、多く
下院の解釈を次の理由から批判した。
﹁それは単にこれらの行為を州に禁じているのであって、達
、、、、、、
邦に対して禁じているのではない。すなわち、現在効力を有し
、、、、、、、、、、、、
ている合衆国憲法の下では、合衆国は宗教上の目的のために土
地を付与し、租税を賦課し、公金を支出する権能を完全に有す
るのである。﹂(傍点筆者)
第二に、上院の解釈はこの修正の規定する禁止条項が、学校も
しくはその他の施設における聖書の朗読を禁止するように解釈さ
討論から考えて、宗教教育に対する公金支出の禁止の原則が、認
第三に、上院がこの修正条項を否定したことは、審議における
ない。すなわち、公的な教育組織が整備された当初の段階におい
おいて教派の影響を排除しようとする問題は特に新しいものでは
する、一連の運動の頂点を示すものである。しかし、学校教育に
ω2SHFSEロ
学校教育における教派教育 (
gtg) の排除を目的と
められなかったことを示すのではなく、ただこの原則を満足さぜ
て、道徳的な指導は、聖書の朗読、主の祈祷の読諦(同
E邑 え
れてはならない、と言うことを特に示している。
る適当な方法が認められなかったことを示しているにすぎない。
民
間
一Pミゆる、讃美歌の斉唱(巴口四一口問。町 }qBロ凹)が、児童
案が議会において論議された結果、宗教的な活動のための﹁公金
由から、広範に受け容れられて来ていたのである。このような傾
の道徳的な性格形成に適切であり当を得たものである、と言う理
任 巾 戸D
支出の禁止﹂条項が関心を集めたことは注目されるべきである。
向は一八五0年代まで続き、この時代には、学校における宗教の
結局、このプレイン修正案は失敗に終ったが、しかしこの修正
具体的には、このやプレイン修正案が議会で論議された一八七六年
北法 1
6(
1・
8
9
)89
同
アメリカ合衆国における政教分離の原則
問題をめぐって議論が展開されるに至る。特にこの場合、公立校
h 一宮町2rEJroc-) に対する公け
における聖書の朗読と、教区
の援助のような問題に注意が集中した。このような反教派的運動
(
日
比
四
lR口窓口EBOSB26は、その目的として、各教派の教義宣
伝のための、聖書の使用を禁止するという方法によって、教派的
な闘争と羨望を除去しようとした。つまり、この運動の持つ本質
) が各教
的な意味は、教派主義を否定すること (ロロロ均三包宮町B
﹁合衆国憲法に対する宗教的修正を確
派の共存の基礎として必要であったこと、にある。
結局、ブレイン修正は、
保するための全国協会﹂と、同協会の会長であったストロ γグ判
事が考えていたような、反宗教的、反キリスト教的な運動を意味
するものではなく、以上にのベた単なる反教派主義運動の集約的
な表現にとどまると評価されよれ匂このような立場を示すものと
して、ク 1リ l の憲法解釈がある。
すなわち、
においても、以下のことは違法である。
﹁いかなるアメリカの憲法の下(
E
L句E可え子。﹀EEgロ
ー、公認の宗教を定めることに関する法律(を制定すること。)
255EZロω
)
2、租税あるいはその他の方法によって、宗教教育(円己記gg
2225ロ)を強制的に維持すること。これは一教派を他
ロ
の教派と差別して優遇してはならないだけではなく、あら
れてはならないのである。﹂
(凶﹀
ゆる宗教教育を行なうこともまた、まったく任意に行なわ
このような解釈は、反キリスト教的、あるいは反宗教的な立場
からではなく、反教派主義的立場からなされたものであると評価
されるにせよ、他面、教会と国家の関係についての一つの定着化
現象としての評価もまた同様に可能であると思われる。つまりク
ーリ l の解釈によって指摘された点は、その七年後にプレイ γ修
正案が下院に提出されるに至って、この当時の、教会と国家の関
れた、と見ることができると思われる。そしてこの場合、このよ
乙 mgtS26 によって哀づけら
Zえ5ロ
係についての、国民感情 (
一八六八年、すなわち、上院がブレイン修正案を取りあげた八
うな教会と国家の関係についての定着化現象は、単に反教派主義
クlリ lの憲法解釈等
rogg冨
・n
c
c
G
) は﹁憲法上の限界﹂
年前に、ク lリl (
斗
m
w
-
的立場によって導き出された、と解釈されるにとどまるものでは
(
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O
B去三日。ロ
CBHS巳
0
5
) の中で以下のように述べている。
(
5
)
ヰ
キ
資
北法 1
6(
1・
9
0
)
9
0
なく、両者の関係ができるか、ぎり分離されるべきものとしての感
情が一般化された、と呂田う評価も見落すことはできないだろヤ)
o
Z同)が、
たとえば、このような点でウ lルゼ何百宮え05当o
これまで史上に知られて来た教会と国家の関係に関するさまざま
な形態について書き、次のように結んだことは、両者の分離とい
である。大統領グラントが、教育の分野における教派主義に反対
hH
定詰
すると同時に、他方、キリスト教的立場に基づき、一夫多妻(吉一マ
問問呂可)の追放を求めて、
ミ
(qb
由旬、して)において、世間の良識、道徳に対する最も悪質な犯
、、、、、、、、、
﹁自由な、啓発された、キリスト教徒の国家
円
bRW
罪を処罰する権能を国家が有することなく、一夫多妻が存在し
うると言うことは、あまりにも不合理なことと思われる。﹂
と述べたのは、このような、相互に矛盾する理念の存在を示すもの
らえることができよう。すなわち、
う問題が広く受け容れられて来たことを意味するもの、としてと
﹁通常の市民活動の分野における権利を維持するために必要
であろう。まさに、合衆国における、教会と国家との聞の正確な
るものと思われる。
ハ
幻
︺
境界線は、このような理念の克服の上に立つてはじめて引かれ得
な保護の態様と程度が、分離は完全なものであるべきことを要
求するかぎり、教会と国家の間の関係の最終的な形態は、すな
わち、完全な分離の形態(なのである U 筆者)。これは合衆国
(
ω
2ロSE55ロ)である
このような、分離の原則が合衆国に広範に認められたのに対し、
会と国家の関係についての明確な基準が立てられるまでには至ら
案、解釈は、全国的な注目を集めたものではあったが、結局、教
以上のようにして、 一八七0年代の修正条項をめぐる運動、提
他方、同時に合衆国はキリスト教国
なかった。この後、いくつかの修正および、修正案に対する見解
g
) なのである。﹂
のすべての州を貫ぬく遺り方(立
とする考えも認められたことは植民地時代の歴史的背景からみて
がみられる。
たとえば、この後の憲法修正案のうち、最近のものとして、一
当然のことながら重要で均か。この意味で合衆国における教会と
国家の分離の原則が、一方における分離の原則の確立と、他方に
九三七年、上院議員ボロ 1303r) によって提出されたものが
i
おける伝統的なキリスト教国たることの確認という、相互に矛盾
ある。これは、連邦最高裁の判決により(吋U
H
-
注
目
九
川
五
回
目 J一
する理念の中に求められなければならないことは、きわめて重要
北法 1
6(
1・
9
1
)
9
1
白
アメリカ合衆国における政教分離の原則
料
資
一一切嶋崎飢y
d⋮一位一一日嗣同一段一一唯一清一明け
一四条に規定されている﹁適正手続﹂
f附われ)、修正
MMR
時一抗告一一川
円UHV
るには至らなかった。
この後、これら修正案のうち、特にやプレイン修正案に触れたも
のとして、一九四三年に至り、ブレイタリー(巧じES 担保巾芝
H
n
g日)が宗教条項
匂o
が、右の修正案は採用されるべきものであった、とする立場から、
25
に及ばない、とすることが明らかとされたため、提案されたもの
ハ刊叫)
口口何回・ 1 )
﹃山
け
﹃名
片岡
ハお﹀
いるのである。﹂
円ハ
同
︾r 凶J
河内一応
mECDロ)の多くの復活、教派
岳町﹃岡山
℃- H 回目・
同町出
は一八七三
5 5 ﹀EgL
ヨg件。﹃ Hrmnog己EZCED﹃子。 C認可仏
司
52EE想。間同ZZEGg-ncロ
︿gzoロSω2C3po
︼・
N
0
.
する注意を喚起した。 H
ZιJH H
集め、最終的な解決を求めている﹂と述べ、この問題に対
年、﹁聖書の朗読および、同様な問題は(世間の﹀注目を
たとえば、ストーリー判事(﹄g
・
同︼-HH由
( 1 ) H h m w F2 0x
・ 司n
H
H由・
︿ )HEP- 司
2
(3)
(4)
(5)
22S
案と、日曜立法を求める法案、および、請願の多数に示されて
支出、連邦議会に対する宗教的な立場からの憲法に対する修正
の支配下に置かれた学校に対する政府による、何十万ドルもの
州における目隠立法(∞g
別の方向へ向けられてしまったのである。すなわち、それは各
﹁同修正は採用しておくべきであった。その時以来、潮流は
次のように述べている。すなわち、
である。彼の修正案の第一節は、連邦修正一四条の廃止を規定
﹁適正手続﹂の
﹁法の執行および強制にあたる執行団体および司法団体の
し、第二節は修正一四条と同趣旨の規定を置き、
匂を、
手続にのみ関する﹂ものとして用いるように定め、第三節には次
のように、州の行為に対する特別な保障を規定した。すなわち、
、、、、、、
﹁いかなる州も公認の宗教を定めることに関する法律、ある
いは、自由な宗教活動を禁止する法律を制定し、あるいは強制す
ることはできない。あるいは言論、または出版の自由を奪い、あ
るいは、州または連邦政府に対して、不満の救済を求めて、平穏
円
(ZcωSHomzzgmro EFRmg可
に集会し、請願する国民の権利を奪う法律を制定あるいは強制
することはできない。﹂
岡
O 町 四 片0
4
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F当 582巴
ロmggEr--岱5 2 D 町H
一 ロ D同 唱g E玄 E
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H
ω ゲユ仏mEm手ωP2LDEC 2ny
OHoh 同}凶巾可円角川切町一 O﹃早出口問}見 o
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{内山田口門日 S M︼己主OロHroωSHO2HroOD︿何百5 3 O門 田
同巾︽同月凹凹
しかし、これらの修正案は、もはや全国的な規模で問題にされ
北法 1
6
(
1・
9
2
)
9
2
(6)
(7)
(8)
ωEO凹(司}回二白骨一耳目PH∞
叶ω
)LVMこの会議は一八七三年
F日
O♂D旬・巳了司H
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0・
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二 月 二 六 、 二 七 日 の 両 日 、 ニ ュ l ・ヨ l p市 に お い て 開 催
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口問括協同O口
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丹
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戸田円品目。♂ 0y
同党は一八六九年に結成され、酒類の製造販売禁止を政
策として掲げたものである。
彼 は 一 八 八 四 年 の 共 和 党 の 大 統 領 候 補 者 で あ っ た o この
修正案は同年の大統領選の主要な問題の一つであった。
(9﹀ 修 正 一 四 条 制 定 の 七 年 後 も 、 こ の ブ レ イ ン 修 正 案 が 提 出
されたことにより、議会は、修正一四条には、権利宣言
kFE
回目2日仏戸ω
若 同25君 主f
巧・ ζ q R 吋Z ω Eロ巾﹀5 E Z E
(ここでは宗教条項であるが)を含めて考えていなかった
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市ECE一河内8E- ︿o
ントン州企∞一∞由﹀、ユタ川 233、 オ ク ラ ホ マ 州 (503、
(HSN)、 ア リ ゾ ナ 州 (H23 憲 法 が
ニュ l ・ メ キ シ コ 州
あげられよう。(憲法制定・合衆国加盟年次)アリゾナ
州 の 場 合 は ﹁ 公 金 ま た は 公 け の 財 産 守 口Z5ECロミ O
HYD巾ユ可)は、いかなる宗教的礼拝、行事または説教(円。r
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55025浮225ロ ) に も 、 ま た 、 い か な る 宗
君
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同
凹rfwa巾
は 提 供 し て は な ら な い o﹂(E ・一二)と規定されている。
﹄
派(円巾一釘552gr}ωrsg門 ) の 援 助 の た め に も 、 支 出 ま た
アメリカ合衆国州憲法の研究(有斐閣、昭和三六年)三七
なお、州憲法におけるこの種の規定については、小倉庫次、
ω∞
ω C・ω-MCωwN-N(HE∞)にお
ブ ラ ン ク フ ル タ l判 事 は マ ヅ カ ラ ム 事 件 ( 宮 広 三z
g
J 三八頁にくわしい。
(H)
︿-∞o日仏 O﹃開ι戸ロ同巳。コ
いて、合衆国における宗教教育の歴史を跡づけ、プレイ γ
修正に触れ、同修正案の失敗は主として、この理由に帰せ
られるとする。なお、第四章参照。
ZL 巧・宮内百円切斗Z H出向50 ﹀2E3EE仏子。
(日)と
Nr
回
一-o﹃H
z
w 品仏国民︿印吋門-FO耳討。︿H
O当??酔(同由一己)・上
向
一
国a g 大 統 領 選 挙 運 動 の 最 盛 期 に 行
院 の 投 票 が 、 目ESl
なわれたことをその理由としてあげている。しかし、この
投票でインデイアナの共和党員、マクドナルド(玄口円
)055
H
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戸白同色口。♂。口n
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N・
(ロ)円、日仏ロ2・0匂・口町・匂ハ 日 ) た と え ば 、 こ れ ら の 例 と し て 、 ノ 1 ス・ダコタ州公∞∞
(日)同国同onrERgo- に つ い て は す で に ﹁ 宗 教 学 校 ﹂ 、 ﹁ 教 区
が反対面訴を投じている。
3、サウス・ダコタ州 (
g
m
w
S、モンタナ州(同∞∞3 、ワシ
北法 1
6(
1・
9
3
)
9
3
同
プメリカ合衆国における政教分離の原則
料
資
(口﹀
附 属 校 ﹂ と い う 邦 訳 が あ る ( 翫 れ 批M f 7 Uリ一一世刊一一川叫
﹁
﹂
ぶ一時官イ聞1) が 、 こ こ で は 各 教 派 が そ れ ぞ れ の 教 派 の 費
用によっている教区ごとの学校としての性格に鑑み、﹁教
区校﹂を用いることとした。
門
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( 日 ) 吋r
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ミ-ncgt門戸円芯ロω-CEIE05(一三四L
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右の著書については直接参照をすることを得なかった
F阻止ロ日の論文引用による。
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(四)円、同町仏ロ巾♂ O℃
( 初 ﹀ イ エ ー ル 大 学 総 長 、 神 学 博 士 で 著 書 に は 同JLEg-mi・
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の意見の中に、このことを意味する多くの見解が示される
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(お)同案は一九三七年第七五議会第一会期に提出された。な
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ぉ 、 修 正 提 案 に つ い て は Z558ロ
0・pc旬。詔仏﹀B g仏l
EgggHro わCEE55ロ (
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L・司・由主・
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) がある。 H
ハ引出﹀たとえば他に、第五四議会、第七O 議 会 に お い て も そ れ
︽
ぞ れ 憲 法 修 正 案 が 出 さ れ て は い る 。 円RLB♂ C n
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日
白ロハ同四一E? なお、室。百円、吋宮∞一民日﹀B E︻宮内口門・
H
L国 者 N
同2
m君主印 (52) は、国m
Fロ巾
D﹃ 何 百F F E 出血2RH
﹀BELgg門 と そ の 後 の 修 正 提 案 は 、 結 局 修 正 一 四 条 が 修
いことを指摘する。なお第五節に詳述。
正一条の宗教条項と結びつくように意図されたものではな
戸
日
。
岡
山g口∞雷同町司郎H
u
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B
D口明H ι05
冊
己お︿'E-HEω)・ 官C
RLσ 可 。
豆
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n
H同・・司・出品 ・
F
A
向
}
日
(
お)SJZ35H出
c
h 列。-在。ロピ。
C
・
司
三、修正一条に対する解釈
一七九一年に修正条項が制定されて以来、同条の国教条項、ぉ
よび信教条項については多くの論議がなされて来ている。これら
の論議は単に学説においてのみならず、連邦および州の判決にお
いても同様に展開され、次第に同条の、同条項に関するいくつか
の原則の定着化を招くに至る。
掴同
こミでは右両条項のうち、同教条項について次第に形成、発展
して釆たこれらの原則を取りあげることとする。(叫んUUUγ
関する法律の禁止条項と、自由な宗教活動を保障する条項とは密接不可分の
ものである。従って、右の両者をそれぞれ別々に取扱うことには問題があろ
う。しかし、ここではすでに﹁序﹂(本誌一五巻三号六O頁)において述べ
たように、前者を後者の制度的な保障ととらえる立場から、前者の原則を特
に取りあげるのを目的としているので、 J
両条項を区別して取り扱うこととする。﹂
北法 1
6(
1・
9
4
)
9
4
ところで、同条の﹁国教を定めることに関する法律の禁止﹂条
旬日常
H
E
B
-
項については、これを大きく三つの立場に分けて考えることがで
ω一非優先原則(吋ZRZD
EZロョロロ口‘
凹
∞EUFE58
(Z2ω 岳民自己op
分離の壁原則(吋Z35Z 色 彩 宮
きると思われる。すなわち、
ω
UO口
包
ロ
巾
)
、
gEm)、 ゆ 区 別 と 協 同 の 原 則
(1)
自
門
田n
c
D宮自己 CロロD口丘ロ巾)である。以下、これらの原則につき述
べることとする。
﹃
qzJtpoR88湿 りDnEロO)
すでに述べたように一七八九年六月八日、ジェ l ムズ・マディ
、
J
[4Ea 非優先原則
ソンは議会に対して
、。三第二章第二節三、本誌
J
る法律、あるいは良心の権利を侵害する法律を制定してはならな
L し/一五巻囚号 -O
コ
一
一
良
﹂
とする下院原案となってあらわれた。これは更に、上院において、
﹁議会は国教を定めることに関する法律、自由な宗教活動を禁
止する法律:を制定することはできない。﹂(苫龍王 4恒γ 間誌)
(]22gzzE口問E
H
m
Dロ)
と認められた。この際に、両院の合同委員会が
﹁国教を定める法律﹂
(-25宮口包括 22gr一T
を取り除き、必ずしも明瞭でない表現の、
﹁国教を定めることに関する法律﹂
﹃
m
r
H
H
H
d
o C zrECE) を採用したのであった。
汁
ロ
マディソンの最初の提案、そして下院、上院での審議の結果、
明確に﹁国教を定めること﹂を禁止せずに、不明瞭な﹁国教を定
合同委員会の手を経て、この国教条項が右のように変遷し、結局
﹁いかなる基本的な権利も、信念または礼拝を理由として奪わ
、、、、、、、、、、、、、、、
れてはならない。また、いかなる国教も定めてはならない。また、
めることに関する法律﹂の禁止として規定されたことにつき、一
G
r
の教派をここで意味している
H
o
-四
5
E
) ヘ彼は複数の国教、つまり複数
﹃
DE-CD23Eg円) の、国教を定める
むしろ連邦政府(円ZZw己
一
一
畑
一
ゅ
は
ね J b一目的﹁い仰に即い⋮一山引い)を疑問視することではなく、
5 四Mgzgzr-2753何
なわち、修正条項の目的は当時存在していた国教(FoP225マ
(2)
良心の完全な、また平等な権利はいかなる方法においても、また
八八八年、ストーリー QOE匂﹃ω
s
q
) は次のように説明する。す
J
はいかなる口実によっても侵由一目されてはならない。﹂(詩二一日鵠一一一四
巻四号
一O O頁﹂
とする条項を憲法修正案として議会に提出した。しかし、これ
は下院で修正を受け、後に、
﹁議会は、国教を定める法律、あるいは自由な宗教活動を妨げ
北法 1
6(
1・
95)95
同
アメリカ合衆国における政教分離の原則
料
資
(3
﹀
においては、監督派教会員が優越的な教派を形成し、ある州では
く、このような排除の必要性を示す政策を宣言したのである。州
にあったのである、とする。彼は更に続けてベ他の:::州も等し
目的は、キリスト教のいかなる教派に対しても優遇することを禁
ぃ、とする立場に立つように思われる。すなわち
政府の行為が禁じられているのであって、それ以上のものではな
ストーリーの見解は、修正一条が特定の教派を優遇するような
同じように着くことができるのであるよ
長老派が、またある州では組合教会派が、またある州ではクェ i
じたものであるけれども、キリスト教を全体として議会の保護か
問題に関するすべての行為を行う権能を、政府から除去すること
カi教派が(同様に優越的な教派を形成し) 互に相競う教派の
ら取除くことを目的としたものではない。・:同修正条項の目的
生じたに相違ないのである。この場合唯一の保障は権力を除去す
彼は米国民がキリスト教に対して好意的であることについての確
しかし、このようなストーリーの見解に対し、ラードナーは、
﹁修正条項の
中で、きわめて多くの競争が行われたのである。そこで、もし連
はキリスト教各教派聞の競争を排することにあり、宗教的迫害の
ることにあったのである。しかし、この唯一の保障はもし、自由
信を抱いてはいたが、政府が、宗教の問題についてどの範囲まで
手段を取除くことにあ勺か。﹂とする。
邦政府に国教を創設する自由が残されていたとするならば、キリ
な宗教活動の権利、そしてあらゆる宗教的テストの禁止の宣言に
の行為を行うことができるかについて明確な見解を示してはいな
スト教会の勢力(争い)の問題につき、断え聞なき闘争、反目が
よって徹底されなかったとするならば、不完全な保障となってい
ぃド、と、批判する。まさに、ストーリー自身の述べるように、
(この
州の政府に与えられ、州政府の正義についての見解、および州憲
38ロsmE向)ために、
政府は宗教を育成し Q85・
5問)助長する (
﹁真の困難はその限界を到することにある。この限界に従って
5J
へ
たことだろう。従って、宗教に関するすべての権能は、独占的に
法に従って行使されるように定めたのである。すなわち、
正当に行為することができるのである。
(この場合1筆者)以下
-一ウス派信者、ユダヤ教信者、そして無神論者(同三丘与が、彼ら
ようにして)カトリック教徒、新教徒、カルヴィニスト、アル‘
、
竜
唱EA
rd
の三つの場合が容易に想像されるかも知れない。すなわち、
) 政府が特定の宗教に援助を付与し、すべての人がそれ以外の
の信条、礼拝の方法に関する審査なくして、国家的な会議の席に
北法 1
6(
1・
9
6
)
9
6
どのような宗教をも自由に採用するニとができるようにしてある
その宗教の特定の教派の教義の宣伝のため政府が公認の教会
ところ、
ω
(命日一呂田ZB-2SEEr
ヨ
g門)を設け、他のすべての教派にも(教
義の宣伝のための)同様な自由を残すところ、
政府がこのような公認の教会を設け、その教会に所属しない
ハ
6)
免除から除外するところ、である。﹂
このようなストーリーの立場はラ lドナーによれば、修正一条
の国教条項が、連邦政府と州政府に対する忠告的なものとして、
EZ
教会と国家の聞の関係についてのやや弾力性のある分離宮
︿
Tv
8
)を要求している、と言うことになろう。つま
m出席口比話再
25ロ
り彼の見解は、教会と国家が完全に分離される、と言う立場に立
つものではなく、合衆国国民の歴史的な背景を土台にした、つま
り、合衆国の建国がキリスト教と密接な関係を有すると一言う史的
背景を前提とした解釈と考えられる。従って、このような立場か
ら修正一条を解するとき、教会と国家の関係は、キリスト教の、
特定の教派を優先的に取扱うことが禁止され、すべての教派を平
円
すべての人々を、国家の公けの名誉、信用、報酬、特権、(義務の)
(
3
)
等に取り扱うことにより、それらの各教派に対して、国が好一意的
一八九八年、
クlリーによってもほぼ是認さ
な取り扱いを是認する立場を示すこととなる。
]の立場は、後、
れている。
すなわち、彼は修正一条の国教条項を次のように解釈している。
﹁国教を定めることによって、国立の教会 (ωggpcR
与を
設立あるいは承認すること、あるいは少なくとも、他の教会に
対して否定されているような特別の恩典、利益を一つの教会に
政府が宗教を公認することは禁止されなければならない、と
対して付与すること、が意味されるのである。
さまざまな宗教的信念、組織、あるいは教派の間に不愉快な差
言うことが憲法によって目的とされているのではない。-
ある。﹂
(8 ﹀
別をすることなしに、宗教を公認することが、行われ得るので
この、合衆国の伝統と歴史に基づいた非優先原則の立場は、こ
(
N
o
g
s
の後、コ lウイン、コイパ l、リ lド判事、ダグラス判事などに
よって認められた。たとえば、ダグラス判事はゾラク事件
n
r 228pω8C- 8 由w ( 5 N ) (
日純一章)において、宗教団
・
∞
・
ぐ
体と国家との関係があらゆる点での分離を示すものではない、と
﹁教派間の競争に至る場合において中立
する立場から、国家が宗教的な活動に便宜を与えることまでを禁
止しているのではなく、
北法 1
6(
1・
9
7
)
9
7
日
ダメリカ合衆国における政教分調の原則
が要誘され﹂るのである、とした。
円
D
u
o
n丹江口伶)
分離の壁原則合ZJFzchω83 O
これに対して、分離の壁原則は、教会と国家の聞に越えがたい分
一
八O 二年、大統領ジェフアソンの、コネティカッ
離の壁が立てられているのである、とする理論をその中心とする。
﹂の原則は、
トのダンプリバーにあるパブテイストの団体にあてた手紙の中に
君主 c
h
次のように述べられたところから生じている。すなわち、彼はここ
で、修正一条の目的は、﹁教会と国家の聞に分離の壁﹂
仏
ω
(
E ロrzRロnrロRrg ωSR) を設けることな
のである
者はおのおの、その分野において自由であり、すべての教会財
産は適当な比率の租税を負担するものとする。﹂
一八八O年の共和党綱領宣言
F
および一
と述べ、右の趣旨の立法を議会に対して勧告した点にもみられる o
また、翌一八七六年、
八七六年禁酒党綱領宣言によって支持され、後、民主党によって
も肯定された。
︹
u
v
この分離の壁原則については後に多くの学者から支持を受けた。
たとえば、コンヴィツは後述の﹁区別と協同原則﹂を批判して、
分離の原則からの逸脱、または﹁区別と協同原則﹂との置きかえ、
﹁分離は分離を意味するのであって、それ以外の何ものでもない。
る
。
町内官民
L、
て
国家の、宗教活動に対する﹁無援助の原則﹂
し
または他の理論との置きかえは許されない﹂と述べ、この立場に
ヅ明
一七八四年の﹁キリスト教教師の
ツおら
は)カ冶
o この彼の嘉吉、
、と
﹁この議論は一七八五年にお
ころであり、宗教を神に対する応答とみるならば、国家の無援助
けると同様、二十世紀なかばのアメリカにとっても首肯しうると
ものである、と一言う批判に対して、
援助の原則﹂をもって望むことが、宗教に対する敵意を意味する
分離の原則について述べた。彼は、国家が教会活動に対して﹁無
(
俗
HE]ODhJLGωSZ 包L
3
) と言う用語を用いて、教会と国家の
カを
と宣言しが
ための支給をなす法案﹂に対するマデイソンの﹁請願と抗議の書﹂
(U ﹀
にも同様にみられる。同書は、右法案が、租税によるすべての教
派に対する平等な援幼をなす点に基礎を置いているのに対し、こ
o
のような援助が教会と国家にとり、多くの点で有害であり、宗教
の本質と矛盾する、として非難したのでぬか
この分離の原則を支持する立場は、すでに触れたように(諸問2
T
ここ
f
2
j
後、一八七五年、大統領,グラントの年頭教書において
﹁教会と国家は永久に分離し、区別される。しかし、この両
立
まつ
料
資
北法 16(
1・
98)98
の原則は、いかなる意味においても、宗教に対する敵意を一広すも
﹁教会と国家の分離﹂または﹁教会と国家の分離の壁﹂
chm宮2
)、﹁見せかけの主張﹂(岳民55m]C宮口)あるいはアメリ
内Y
わち特定の教派に優先的、もしくは特殊的地位を付与するとか、
対する一般的支持公正常R E E号。与を禁止する意図はなかっ
た。また、それ放に、修正一条は政府の租税によって徴収された
資金を宗教的な日的のために平等に支出すること 7 Z E
与見守
地位を独占的に承認するのとほとんど同様な、特恵的な処置を世間
修正一条は特定の宗教あるいは教派に対して、公的な優越的
52E-2日出邑昨日巾)を禁止してはいない。
と
HM山戸同町内凶
﹃
また、プェフアーは、修正一条の上院での審議の際の状況から
カの伝統、もしくは憲法史上に存在しない標語 (
m
r
E
t
c
2
Zにす
言う言葉)は、単なる﹁比倫﹂ (
)、﹁言葉の彩﹂
E
O町名﹁2
次のように主張する。すなわち、上院が、﹁他の教派もしくは団
ぎない。
のではない﹂と述べ、右の批判に答えた。
体に優越して一教派または団体を公定する尚供LQZBSZ
喜
一
晶
なく、また、信仰者と非信仰者の聞に政府の中立を義務づけるも
修正一条は政府から宗教を切り離すことを意図したものでは
。
巳
巾q E 匂
。ロ巾問巾ご間宮戸田間四口門 O
﹃
巾
﹃23852ZB) と、﹁他
H問
のものに優越して特定の教派または宗教を国教と定める法律﹂
買え238gE2roH) の制定を禁ずるとする法案を審議した事
あるいは独占的な承認を許容するようなことを禁止するものであ
のでもなく、議会に対して特定の教派を国教と定めること、すな
実をあげ、このことはオニイルの主張 (tM鮎俳句ぃ)を明らかに
り、これによって、相競う教派が多数あるために引き起される間
(一
H
H
O
-閃5口同日
E 司ESE-mr吉岡山口﹃回出丘町己日仏E 2三宮巳D口D
否定するものであるとした。すなわち、修正一条の目的とした内
修正一条を起草し、承認した者巳は連邦政府による、宗教に
題に対して、実際上の解決を与えることを意図したものである。
伊良一諸計黙って)、宗教一般に対しても禁ずる
容は特定の教派に対して援助を禁ずることは勿論(持往ぷーパ三
仕切捻日ロ
(凶)
J
ものである、とする立場を明らかにした。
右のような立場に立つ彼は、区別と協同の原則に立つオニイル
(
0
.
2
0
F己) の立場(後述﹀の前提を次のようにとらえる。すなわ
﹁オニイルの論文の趣旨は以下の要素に区分することができる。
まず、
北法 1
6(
1・
9
9
)
9
9
(
1
}
(
2
)
ち
め
(
仏
)
伺
アメリカ合衆国における政教分離の原則
事}
資
止しているので
hLUo
﹂
彼はこのオニイルの立場を、国教条項が諸教派聞における中立
を要求しているのであって、信仰者と、非信仰者の間の中立を要
求しているのではない、としてとらえる点じついて、このような
E5口ZZ2ロ岳民各
﹁宗教は私的な問題である﹂と言
﹁教会と国家の分離の壁﹂ ( ω 5 2 0
﹃耳目出
ELmsR) を不滅のものとし、
う一般的な表現の中に広く受け入れられたのである、とする。
従って、オニイルの見解を受け入れることはこのような伝統の
γ
破壊を意味する、と批判均一
この分離の原則は、その後裁判所の見解にも示される。たとえ
﹁自由な宗教活動を禁止する﹂
法律の(制定)を禁ずる右条項は単に信仰者のみを保護すること
E
S
E
ぱ、ブラヅク判事は、エヴ 7ソン事件2350ロ︿・出S与 え 開
オニイルの立場を認めるならば、
となる、と批判する。すなわち、オニイルの立場では、憲法は、
を保障しないこととなる
にO ωgd
ω・H-gh・後述)の多数意見を、
・
、
口
﹁修正一条は、宗教団体のみならず、信仰者と非信仰者との間
i
z
r
o
のであり、このようなオニイルの立場は、ジェファソン、マディ
にも中立を要求するもの﹂であり、また、
(P2仏0 3 0﹃ロ O口
ソンによって示された、修正一条についての見解に反し、また、
教派の優遇を禁止したのみならず、すべての宗教を援助すること
無信仰の自由
宗教を私的な、任意の支持によるものとするアメリカの伝統に背
をも禁止したのである。﹂﹁修正一条は教会と国家の問に分離の
円引)
馳ずる、とする。彼は、このような伝統が修正一条の採用という
なように保たれなければならない。我々はわずかの侵犯も認める
援を立てたのである。この壁は高く、そして越えることの不可能
一九四八年、マツカラム事件(宮内
P ロロヨ︿・回
E
S
-
ことはできないのである。﹂と述べてこれを認めた。また、翌
﹁他の教派に対して一
形に高められたのであり、このような態度は、ミルトン、ロヅグ、
(勾)
ロジャ l ・ウィリアムス、ベンジャミン・フランクリン、ジョ I
ジ・メイソンの見解にも一致するのである、とする。
﹁宗教はまったく(政府の﹀管轄から除かれるものであ
ω・8
ω 、H
Uお・)における賛成意見で、フランクフ
topωsd・
彼は、
る﹂という、マディソンの﹁請願と抗議の書﹂の中の格言を引用
1 タ1判事は﹁分離は分離を意味するのであって、それ以外では
7
度はロッ夕、ロジャ l -ウィリアムス、アイザック・
し、この能 ω
ない。教会と国家の聞の関係をのべたジェフアソンの考えは、
白与え開
D
バッカス、トマス・ベイン、ジェフアソンの見解であり、これが
北法 1
6(
1・
1
0
0
)1
0
0
ω
R
a
s
-
出品目え
↑ 22ぞ
三 月 宮gtoロj ロ
ロ
円 ohm-5
。分離の壁。を言うのであって、容易に越えられる線を言うので
はない。﹂
(mh
22m門巾司唱邑)と述べ、この原則を認める立場に立った。
この分離の壁原則が、各教派または各宗教の相互の聞において
完全な中立を要求しているだけではなく、信仰者と非信仰者との
F
︽幻)
聞においても適用される場合には、これは宗教一般に対する敵意
o
5
(Z2 ∞告白scoprE円りZ525ロ白口門田
をもたらすものである、とする批判がある。
D
区別と協同の原則
D
(ZEmm宮
s
t
g
-
EmgntDロωEncc阿国自己 O口)ものであるとする点にある。
﹁教会と国家の分離
各々は自由であり、各自の仕事を行うことを妨げられないので
機能を営むが、それらの聞に分離は存在しない。 :-ji--・その
﹁教会は国から優遇される。すなわち、両者は各々の適当な
に関する理論﹂について触れた点にまず現われている。すなわち、
この主張は一八八八年に法王レオ一三世が、
﹃
口
同
味するものではなく、区別と協同を意味する﹂
ものであるが、その主たる内容は﹁教会と国家の関係は分離を意
こが原則は、主としてカトリック教徒によって主張されている
刃
[
3
1
P
あるが、忘れてはならないのは、両者にとって好ましく、まに
(EP句 者 二PEFH・
あらゆる人の利益となる、調和のとれた関係が存在するのであ
る o﹂
このような考え方は最近ではパ lスンズ
) のとるところであるが、彼はこの原則がカトリック教会の
8ロω
基本的な原理であり、教会と国家の聞には、区別と協同とが共に
存在しなければならない、とする。彼は教会と国家が分離するも
のであってはならず、両者には区別があるが、共に協同し合わな
ければならない、とする。すなわち、分離論は、教会と国家の間
の非協力を意味することとなり、区別論の中心は両者の協同を窓
味ずるのであり、国家は教会が達成することを音山図している目的
に対し、友好的態度を一万すべきである、とする。
この区別と協同理論の基礎には、﹁奈掛か臥口ん町(ド⋮出向付一。時一問
的出時一 MMhζ) は認められるが、来掛かかか岳台(羽一法的幡⋮四肘向
付一山一日明ぇ)は認められない﹂とする考え方が存在する。この場合
国家は宗教に対して無関心であることは許されず、従って教会は
任意な団体ではないのである。すなわち、あらゆる宗教は、神の
視野から見て平等な価値を持つものではないのであり、宗教の各
々は、人間の永遠の救済としての平等な、善なる道を指示するも
のではないのであり、従って、国家はすべての宗教に対して向じ
北法 1
6(
1・
1
0
1
)
1
0
1
同
アメリカ合衆国における政教分離の原則
ように無関心であってはならない、とする。従って、宗教の問題
見解である、とする。
対意見は、用語上、歴史上、法律上の諸事実と何の関係も持たぬ
ハ却)
に差異がないということを認めることは、無神論を認めることと
この原則の根抵に修正一条には、宗教の自由はあるが宗教から
非優先原則とは異なるところはない。しかし、前述したように、
として、憲法解釈上の限界を明らかにする。この点で右の見解は
いかなる宗教も国教として定められるべきではない。
れは宗教団体聞に平等になされるべきものである。
もし、連邦政府が宗教団体に好意を示すとするならば、こ
カトリックを真の宗教とし、これとの協同を主張するこの区別
と協同の理論は、修正一条の解釈においては次の二点をあげる。
﹁あらゆる人間
同様であり、国家が無神論的であることは許されないのである、
、、、、、、
とする。何となれば、神からの自由はないからである、とする。
このような立場に立つ、区別と協同の理論は、
は理性の光によって導かれ、自己が真実であると考える宗教を採
を否定する。
H
O
z
s
p
g
用し、告白する自由を有するとする﹂白由理論(門}
q
)
結局、この区別と協同の原則は国家の、真の宗教(この場合カ
トリヅクの立場を指す)との協同を意味することとなる。
に対する公けの援助を禁じてはいないとする点、そして更に、政
の自由を定めているのは困難であるとする点、および、宗教団体
彼はエヴアソン事件についての批判の中で、同事件において反対
(1)
r万一一一一)比較法学会
絶対分離論、相対分離論、協働的分離論、区別協働論の四
第三章において詳述)を分折され、教会と国家の関係には、
(
同
c
-∞- H (同宏司)、なお
s
t
o
p
ω
ω。
2aoロ︿・回DR品。﹃同︽r
竺報告は、エヴアソソ事件
(畑鞠配)における野村寿子氏一
の
すでに触れたように(ト4P
て、前二者の原則と著しく異なる立場に立つ。
府は、むしろ積極的に援助を与える義務を有するとする点におい
(prsg号ロ)例と
来の連邦最高裁判決と一致するものであり、ラトレッジ判事の反
7ソン事件の判決は、合衆国の歴史、伝統、立法と行政の慣行、従
学、児童の輸送を国教条項に反するものではないとした右のエグ
アメリカの慣習の中に見出されるべきものであり、公費による通
非難する。すなわち、彼は、修正一条の﹁教会と国家との分離﹂は
る宗教と政府の関係についての最も曲解した
意見を述べたラトレヅジ意見を取りあげ、これをアメリカにおけ
この原則を支持するものとして前述のオニイルの恥鮮がある。
。
)
(
2
)
料
資
北法1
6(
1・
1
0
2
)102
つの立場があることを指摘された(地球時一品工同研乞九)。
に、分離の壁原則が絶対的分離論と相対的分離論に、区別
本稿での立場からはそれぞれ、非優先原則が協働的分離
と協同の原則が区別協働論に相当するものと恩われる。右
立ちながら福祉行政の拡大にともなう一般福祉に関する受
論文は、相対的分離論については国家と教育の絶対分離に
益権を平等に保障する点で、絶対分離論の欠点を補う、と
される。しがし、この点は、野村氏自身指摘されるように
、国家と教会の分離の絶対性と相容れないのではな
∞
口
一gBHN2U若
七
七
・
]{]I
己
ー
∞
・
斗l]
由同町山自由・﹄戸D芯Lr可戸内民門︼ロOFC℃
n
H
F
-
H
H 寸w(富良口﹁) 5 2・
(6)mscJo-v-nxJ
a
協会にあてたもので、教会と国家の分離の立場から、彼は
そ の 手 紙 は 、 一 八O 二 年 一 月 一 目 、 ダ ン プ リ l の浸礼派
円日仏口
(7)
2fHYHHmw2
u
D
・
℃
(8﹀ h
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w
- 円EFNNi
o
c
o
ν ♂司江口口目立2 0問。。ロω巳吉江Dロ
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・ ω仏
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・2 3∞)・﹄ロOR σ山、吋}百円U
山
内
ω宮内2 0﹃﹀ヨ巾ユgwE・σ可開・ω・(
U
O円三口問y J可印m
w
(9)
同時慣行として行なわれていた断食と感謝の自の宣言を廃
J
かろうか、の疑問が残る。また同様に指摘されるように、
/七頁¥
(同八
止する態度を明らかにした。この点につき第二章三節ニ
旬、
,
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(本誌一五巻三号七二頁)参照。
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-に つ い て は 第 一 章 二 節 ニ
(日)同法案および、誘願と抗議の書
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(本誌一五巻四号一一一頁参照﹀。
宗教援助と一般的福祉保障の限界が明確ではなく(同八七
頁)、従って、国家と宗教の協働しうる分野を認め、一般
福祉保障を拡大する協働的分離論との区別が困難になるの
ではなかろうか、の疑問が残る。このように考えて、本稿
では、本文にかかげた三つの立場を区別するにとどめた。
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アメリカ合衆国における政教分離の原則
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国教禁止条項と自由な宗教活動の保障条項を定める修
第五節 修正第一四条の成立と州への適用
一、概観
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村山脱却崎紅一間一-
正一条は、制定当時においては、連邦議会のみに適用されるもの
と考えら向かo
(
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一八七五年のブレイン修正提案を
これに対して、同条の趣旨を州議会に対して適用しようとする
試みは、第四節にみたように、
はじめとして、その後の修正提案等に示されたところである。し
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ん昨日、九削減町一一蹴肘品川れいれ MUPM、い九九だ)、州における宗
かしそのいずれも具体化されるには至らず、修正一四条制定以前
には
教問題は、各州の憲法、法律に委ねられ、修正一条の存在は州議
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会に対する制限とはならなかった。このことを示す最初の判決と
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してベルモリ事件がある。ここでは、連邦最高裁は管轄権の欠如
を理由に却下して、
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﹁連邦憲法は、個々の州の市民を、宗教の自由を理由として保
、、、、、、、、、、、、
護する条項を定めていない。すなわち、これは州憲法と州の法
律に委ねられているのであり、この点について連邦憲法は各州
に対して、いかなる禁止も課していないのである。﹂
(3v
と述べた。
結局、本件でのニュ l ・オ lリンズ市条例違反の被告人の行為
は、修正一条の保障の範囲には入らないと考えられたのである。
一八六八年には連邦憲法修正一四条が制定され、その第一節に
次のように定められた。すなわち、
﹁ji--::いかなる州も、法の適正な手続きによることなく
しては、何人の生命、自由あるいは財産もこれを奪うことはで
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法の平等な保護を拒むことはできない。﹂
同
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﹂の修正一四条の制定によって修正一条の保障する諸権利がた
だちに州に対して適用されることとなったわけではない。当初連
邦裁判所の態度は、右にみたベルモリ事件のように、修正一四条
の保障する以外の諸権利については、各州憲法、および州法の規
定するところに委ねられている、とする立場をとり、従って修正
(
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一条が、州議会に対し州の市民の権利を保護すべく要請している
とは考えていなかった。しかし、その後、一九二三年以降の諸判
決において、修正一四条の﹁適正手続条項﹂の保障する﹁自由﹂
北法 1
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日
アメリカ合衆国における政教分離の原則
戸田宮・で、英語以外の国語を、初等学校八年生以下で教えること
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を禁じたネ アラスカ州法についての有効性が争われた。連邦最高
の概念を拡張し、解釈、適用する立場をとるに至る。このような
﹁自由﹂の拡張解釈は一九四O年に至り、修正一条の宗教条項も
るものであり、州権を逸脱するものである、として、ドイツ語の
﹀
裁は、この州法は、修正一四条によって保障された自由を侵害す
︿
7
また、適正手続条項の保護の下に置かれているのであるとする立
﹀
教師である原告の、ドイツ語によって書かれた聖書の歴史に関す
、,︿
る図書を教科書として用いた行為を無罪とした。
9
坦切に到達する。この一連の傾向は、この後も更に押し進められ、
一九四七年、(恥叩飢一の一九い一一一いい傍)四八年には、修正一条の保障す
こにはじめて修正一条の宗教条項が、すべての合衆国市民の信教
n
書かれた聖書の歴史の教科書(勾ミ達也送、、号、白ミ)を用いたとい
これに対し、教区校の教師である被告マイヤ lは、ドイツ語で
れなければならない。﹂
児童の居住する市の管理者の発行した修了証書によって証明さ
いてのみ、教えることができる。第八学年を修了したことは、
い
。 2、英語以外の国語は、児童が第八学年を修了した後にお
て、いかなる児童に対しても、いかなる課目も教えてはならな
設立の、あるいは公立の学校で英語以外のいかなる国語をもっ
﹁1、何人も個人として、あるいは教師として、私立の、教派
のように定められていた。
学校に関する指導計画を定める法令を制定したが、これには以下
市川一日付肘MMfにに判官、)一九一九年にネ
すなわち、事実は、(一一一間体、に一諮ト一件相サ hh MHb川市山品川町
明
一
アラスカ州は同州の小
る宗教条項が州に対しても同様に適用されることが確認され、こ
の自由を保障する具体的な規定としての意味を持つに至る。
ここでは右のような立場から、連邦最高裁判所の立場を追求す
ることとする。
二、修正一四条による権利宣言の州への拡張
修正一四条が一八六八年に制定されて以来、連邦裁判所は同条
の﹁適正手続条項﹂の保障する﹁自由﹂の範囲内に、修正一条以
下の権利宣言の諸条項を含める立場を除々に示しはじめる。
まず
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一九O 七年パタソン対コロラド事件 35ag ︿・。。-
において連邦最高裁は、修正一四条の﹁自由﹂には﹁出版の自由﹂
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一九二三年には、マイヤ l対ネプラスカ事件宮内町内同︿・ 2 $
が含まれるとする立場を明らかにした。
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﹁究極の目的は右教科書を通じて、宗教的な教えを児童
う理由で、右法令違反に問われた。被告マイャーは、陪審の前に
おいて、
に対して与えることにある﹂と述べた。しかし、同州の下級裁判
すなわち、当該図書の使用は、ドイツ語の教育と聖書の物語
を児童に親しませるという二つの目的に役立つものであり、当
に関係なくドイツ語の教育そのものを禁止しているのである。
該法令は、いかなる素材を用いた教科書であろうと、その題材
ドイツ語が教会の使用する用語であろうとも、宗教儀式がドイ
ツ語で行なわなければならぬと言うことはなく、従って、木件
所ぺ(盟国E2n02門)は被告の行為を有罪とした。同州最高裁判所
では原審判決が支持された。同州最高裁はこの事件において次の
は、被告人のドイツ語で祈祷を行なう権利の有無に関係がない
に従うことができるとしても、このことは彼が行なうあらゆる
のである。個人が宗教的信条を自由に抱き、それに対して自由
ように述べた。
﹁・::::教科書の読習(円ELEm) は 少 な く と も そ れ だ け で は
合にも保護されることを意味しない。何となれば、彼の行為が
行為、すなわち、その信条に合致するあらゆる行為を行なう場
公けの平和を妨げ、公けの道徳を破境し、あるいは州の公けの
祈祷の行為ではないことは明らかである。読習は宗教的礼拝で
教科書が聖書の物語を含んでいても、教科書の主たる題材は、
るのである。
秩序に反する場合には、法律はそれら行為を禁止することとな
もなく、もともとそれだけでは宗教的説示でもないのである。
学習の目的を支配したりまたは指示したりするものではなく、
(臼)
のことを指すのである o
﹂(傍点筆者)
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告の
た張
。を
し主
最斥
同排
高し
裁た
おそ
てで
、控
被訴
上人
告マ
人イ
レイノルズ(冨口見
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ι
目)判事は法廷を代表して次のように述べ
連邦最高裁は右の主張に対し、被告の無罪を判示した。マック
(悶)
1 ここで
語学を目的として使用されているのである。(筆者註
め
た
。
﹁:::当裁判所は修正一四条によって保障されている﹁自由﹂
を定義づけようとはしなかったが、当該用語についてはこれま
で多くの考察がなされて来ており、(一四条の一一一口う HH
筆者)﹁自
由﹂に包含されているものの一部についてはすでに厳密に説明
北法 1
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言 う 学 習 の 目 的 と は 、 ︿ 控 訴 人 主 張 の よ う に V O 児童が彼らの
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
両親と共に礼拝することができるようにドイツ語を教えるた
に訴
﹂のように述べて右の教科書の使用が宗教上の理由に基づき使
上人
ネプラスカ州は、以下の趣旨を主張した。
ヤ用
l さ
はれ
連て
邦い
最る
高と
裁す
判る
所控
同
アメリカ合衆国における政教分離の原則
されて来ているのである。(すなわちて疑いもなく、それは
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
単に有形的な制限からの自由を意味するだけではなく、個々の
と述べた。判旨は次に当該法令の趣旨に触れ、同法の禁止はラ
テン語、ギリシャ語、ぺフライ語、等の古代語を意味せず、ドイ
ツ語、フランス語、スペイン語、イタリヤ語等の近代語を意味す
るとする原審の認定に基づき、この種の立法の必要性がたとえ共
同体での共通の用語を修得せしめることにあるものとしても、個
人が契約をなし、通常の職業に従事し、有用な知識を修得し、
、、、、、、、、、、、、
結婚し、家庭を築き、子供を育て、自己の良心の命ずるところ
、、、、、、、、
に従い神を礼拝し、そして更に一般的に、自由人による通常の
ポーランド語、フラソス語、ドイツ語のみであるような場合
同州の法令の適用のある範囲の、ある地域での家庭内の用語が
扱っているのであり、少年時代は語学に親しむ好機であって、
るかどうか﹂であるとした。そして、当該法令は児童の教育を
によって教師に保証されている自由を、教師から奪うこととな
同判事は、本件で﹁唯一の問題は採用された手段が修正一四条
が合法的なものであり、適当なものである、とした。そして、
いことであり、それ故に当該法令によって意図されている目的
合衆国のすべての市民が共通の国語を話すべきことは望まし
本件にはホームズ判事の反対音山見がある。すなわち、その主旨は
と結論した。
権能の範囲内での目的に対して合理的な関係を持つものではない、
裁判所は結局、同法は洛意的な内容を含むものであって、州の
る、とした。
人は尊重されねばならないところの基本的な権利を有するのであ
・・::
認められて来たこれらの特権を享受する権利を指すのであ
0
幸福追求のために不可決なものとしてコモン・ロ l 上 に 長 く
る
米国民は常に知識の修得と教育を、熱心に推進しなければな
(
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らない至高な、重要な事柄として考えて来ている。一七八七年
の法令は。宗教、道徳および良き政府と人類の幸福のために必
要な知識︿の付与)、教育の手段(の提供)および学校︿の建
(凶)
設 ) は 永 久 に 進 め ら れ な け れ ば な ら な い O と規定する。﹂
と述べ、更に両親が子弟に教育を与えることは両親の自然の義
務であることに言及し、そのための教育は適格者によって、学校
においてのみ可能なのである、とした。ついで被告人の行為に触
考える。﹂
つ::::上告人マイヤ lは 学 校 で 彼 の 仕 事 の 一 部 と し て ド イ
、、、、、、、、
7語 を 教 え た の で あ る 。 彼 の こ の よ う な 教 え る 権 利 と 両 親 の 子
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
弟の教育を彼に委ねる権利は条項の中の自由に含まれていると
れ
料
資
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産主議制度建設の目的に基づき、階級闘争、政治的なゼネラル・
C円
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H出 。 ﹃
門
(
P巾開-
70 司自由)が、修正一四条の適正手続条項の保障
武力もしくは暴力によって、あるいは行
倒武力もしくは暴力によって、または他の不法な手段によ
るいは、
dogs、助言(邑︿目指)、指導(叶2ny) するもの、あ
り首唱(邑
ることの義務、必要性、または正当伎を、口頭または文書によ
の不法な手段によって、組織された政府の破療、または顛覆す
政府の長または政府の官吏を暗殺守ることによって、または他
また、後者は、
ω
(町内ゲロ同)とする、と規定する。
のような理論を口頭もしくは文書によって宣伝することは重罪
あるいは不法な手段によって顛覆するとする理論を烹味し、こ
あるいは行政府の長または政府の官吏を暗殺するこ k によって、
なわち前者は、﹁組織された政府を武力もしくは暴カによって、
E
ω 一﹀gBr同)(一六一条)について規定する。す
8 QえわロB
(一六の条﹀および、﹁刑事犯罪的無政府主義の主張﹂(﹀ι︿0・
己 ﹀ 55r同
同刑法典は﹁刑事犯罪的無政府主義﹂(わユ55
)
ものである。
ュ l ・ヨーク州刑事的無政府主義犯罪法違反に問われた
述の、 ニ
を 同 派 の 機 関 誌 同20-EEEQ ﹀向。に掲載した。このため、後
F2)
要性を主張した文書、すなわち、左派宣言(ピPさEm冨S
には児童が低学年の際に学校で英語のみを聞き、話すとするこ
三宮ユE
L
) 判事が同意し
ストライキによる工業の混乱を引き起し、共産革・命を実現する必
ω
(
とは不合理とは言一えない。
とした。 この意見にはサザランド
た
。
﹂のようにマイヤ I対ネプラスカ事件で直接には、修正一四条
の﹁自由﹂には、教育をする権利と、教育を受けさせる両親の権
﹁自己の良心の命ずるところに従い神を礼拝﹂すること
利が含まれることが判一万された。しかし、同時に同判決の傍論に
おいて、
も、右の﹁自由﹂の中に含まれる旨が指摘された。修正一条の州
この判決の二年後、すなわち、
﹃
一九二五年にはギトロ l対ニュ I・
a -ヨーク事件
。ユ]凸者︿・
への適用の問題の角度からは、この点にこの判決の意味がある。
司
﹃仲
白550Eod廷はニュ l・
被告、 F 三
ヨ l p社会党左派の幹部で
件の事実は次のようである。
する﹁自由﹂の不可欠の要素である、とされた。すなわち、同事
田恒
zrDEC
では、修正一条の保障する﹁一言論と出版の自由﹂
(
3
)
あったが、彼は、議会国家を破壊し、プロレタリアート独裁の共
オ
ヒ
法 1
6(
1・1
0
9
)
1
0
9
3rc Z2Jへr f連邦最高裁において判断された。同事件
7 メリカ合衆国における政教分離の原則
料
資
(
L
o
g
s
g片)、あるいは書かれた、
を内包し、首唱し、助言し、あるいは指導する、いかなる形態
って、組織された政府を顛覆しなければならない、という原理
うことである:::﹂が:::﹁:::この見解を支持する議論は、
された、当該法令が、修正一条の適正手続条項に反する、とい
zi--:(まず HH筆 者 以 下 同 じ ) こ こ で の 争 点 は 本 件 に 適 用
﹁
そもそも以下のことを前提としている。すなわち、第一に、修
の図書、機関紙(官名作品、文書
正一四条の保証している自由は言論、出版の自由を含むもので
または印刷されたものを、印刷し、刊行し、公布し(見付。、発
h
vの で あ り 、 そ れ は Oそ の 自 由 の 行 使 が O 実 質
﹃
(-FRqcZ 司月四日 Dロ)はんゲ絶対的
行し、あるいは故意に配布し、販売し、散布し、あるいは公然
あり、第二に、表現の自由
によって政府の形態を変更することの主張(邑
MH ﹀
︹
ggQ) を制限す
的としているのではない。それは合憲的な、また合法的な手段
2
m
a
m
) を(処罰の﹀目
れは単なる歴史的または哲学的な見解 (
Bロ円。)または刊行(宮﹃一一g円円。ロ)を処罰するものではない。そ
抽 象 的 な 議 論 (LcnEロ巾)あるいは学術的な論争の発表(ロ江守
﹁当該法令は、具体的な行為への誘因となる性質を有しない、
点にある。﹂
手続に違反して、被告の表現の自由を奪ったかどうか、という
れ、適用されたものとしての、当該法令が、修正一四条の適正
ない唯一の問題は、州の各裁判所によって本件について解釈さ
この誤審令状(当巳門司町民ちとの下で我々が考えなければなら
﹁ところで)、現在提出されている:・::問題点は、また、
することとなり、従って、右の当該法令は違憲となる。﹂
情を考慮してはいない時には、これは不当にもこの自由を制限
れうるのであり、・:::・ 0 そ し て 当 該 法 令 が ( こ の よ う な ﹀ 事
的な害惑と因果関係を有するような事情の場合にのみんザ制限さ
なものではない
と掲示するものは、
は右の法令を前官とし、
重罪であり、禁鋼、罰金あるいは両者により処罰される。
CR;hE宮ε
田
同州最高裁判所(わ
被告の行為を有罪とした。
︿
・
Z5r CEaωEg に
ωロ
被告は、シエンク対合衆国事件
一示された明日かつ現在の危険の原則を引用して、
﹁言論の自由は、実質的害悪の発生しやすい状態においての
たはその可能性についての証拠はない。この法律はかかる状態
み制限されるべきである。この文書から生ずる具体的結果、ま
を考慮に入れることなく、自由を制限しているので憲法に反す
る o﹂
と主張した。
EFる ) 判 事 の 意 見 に よ
連邦最高裁判所は、サンフォード(∞
り、次のように述べた。
北法 1
6(
1・
1
1
0
)1
1
0
段によって組織された政府の顛覆を主張し、助言し、あるいは
るものではない。それが禁じているとこるのものは、不法な手
るものではない。もし、プロレ Fリ ア 独 裁 の 形 で 表 明 さ れ た 信
現在の大火(官。再三 8丘
一
同
四S 巳 D口)を引き起こすチャンスとな
多くの議論が我々の前において展開されようとも、そのことは、
雄弁は(時に)理性に火をつけるかも知れない。だが、いかに
(担)
指導する主張(を目的としている)のである。これらの主張は
(M山 ﹀
る HH
筆者﹀言論および、出版の自由、か、・::::連邦憲法修正一
﹁(連邦憲法修正一条により、連邦議会の侵害から保護され
べている。
罪が示されたのではあるが、右判決は傍論において次のように述
たような論理によって、同州法の合憲性、および被告の行為の有
て、州の行為に対しても及ぶ、と判断された点にある。右に述べ
一条の、言論、出版の自由の保障が、連邦憲法修正一四条によっ
ところで、本稿においてこの判決が持つ音住沖は、連邦憲法修正
の判決を支持した。
高裁判所は、被告ギトロ l の 行 為 を 有 罪 と 認 定 し た 州 最 高 裁 判 所
右のような反対意見が述べられたのではあるが、結局、連邦最
る、と言うことである。:::・:﹂
の信念(の表明﹀に機会を与え、自由に行なわしめるべきであ
るべきものであるならば、言論の自由の唯一の意味は、それら
念が、結局のところ、社会の支配的勢力によって受け入れられ
(実際的な)行動を引き起こすことを意味しているのである。﹂
と述ベ、更に
、、、、
﹁我々は、当該法令が言論、出版の自由を不法にも侵害する、
州の警察権の恋意的あるいは不合理な行使である、とは考えな
ハお)
い。従って、我々はその合憲性を支持し、また支持しなければ
ならない。﹂
と結んだ。
本件にはホ l Aズ 判 事 お よ び 、 プ ラ ン ダ イ ス 判 事 の 反 対 意 見 が
ある。すなわち、
﹁私には、自由な言論に関する一般的原則は、修正一四条に
0・
本件には、:・:・:武力によって政府を顛覆しようとする試み
含まれて考えられなければならないと思われる
論ではなく、煽動であるといわれる。(しかし、)あらゆる思想
四条の適正手続条項によって、州の侵害からも保護されている
が存在しなかったことは明らかである。この宣言は、単なる理
との相違は、結果に対する論者の熱意の相違にあるのである。
は煽動なのであるOi--::意 見 の 表 明 と 、 せ ま い 意 味 で の 煽 動
北法 1
6(
1・
1
1
1
)1
1
1
同
アメリカ合衆国における政教分離の原則
と、述べてギトロ 1事件の立場を確一認した。
る
至
基本的人権と自由とに属するもの、と考えることが可能であり、
修正一四条の自由に、修正一条の保障する諸自由が含まれると
適
用
す
る
円幻)
対
し
て
また、そのように考える。﹂
州
する、このような判決の立場は次第にその範囲を拡張し、修正
を
法を違憲であるとした。
において、八才から一
事実は次のようである。オレゴン州義務教育法
(ζUP585
吋)
に問われる
は私立学校の一団を経営し、そこにおいては、ローマ・カト
行われていた
0
・原告法人は学校経営に多額の投資をしていたので、
リヅグ教会の信条に従って、宗教的教えと道徳的訓育が組織的に
g
g
)
庄町え ω宮
内B DH
同 Z図
ものと規定した。原告法人(凶 on
。
同 Z守
を怠る児童の両親、保護者は軽犯罪
六才までの全児童を公立校に通学することを義務づけ、この義務
戸
-sqE25 ﹀立)(一川二一 梓ト 15HUU州定)は八才から一
o
g
35moロn
する学校へ通学する自由を含むものであるとする立場から、同州
ずに、修正一四条の保障する﹁自由﹂の中には、宗教団体の設立
レゴン州義務教育法の有効性について、修正一条を特に問題とせ
六才までのすべての児童を公立校へ通学することを義務づけるオ
タIズ事件目白円。︿-rsqchω22♂
同年、すなわち、一九二五年連邦最高裁は、ピアス対シィス
実
質
的
として、修正一条の保障する言論、出版の白白の、州への適用の
ヨ lク事件
道を開いた。この一九二五年の、ギトロ I対ニュ l ・
で述ベられた傍論の立場は、後、一九二七年のフイスク対カンサ
5 口一間で認められることとなった。すなわち、
ス事件岡山田宮︿・
当初修正一四条の定める﹁自由﹂は、物理的な制限からの自由を
52q えBE意味していたのであるが、後に、﹁契約の自由﹂ (
B与を含むものと拡張され、この一九二七年の吉田宮︿・関自白凹
事件では、この種の精神的自由にまで拡張さい刊か。
この立場は更に、後の、デ・ジョンジ対オレゴン事件。巾守口問。
-OB向。ロ(阿川沼田口・ω・ωω
印 5
︿
・ω 叶)において
﹁連邦憲法修正一条の集会の自由の権利は、特に連邦による
侵害からの保障を定めている。(しかし﹀このことは修正一四
条の適正手続条項に(集会の自由が)含まれないということを
意味するものではない。すなわち、これらの権利の侵害は、あ
らゆる公けの、また政治的制度の根本にある自由と正義の原則
正手続という用語によって表現したのである。﹂
を侵害することとなるからである。修正一四条はこの原則を適
(
4
j 条
料
資
北法 1
6(
1・
1
1
2
)1
1
2
当該州法の施行の停止を請求して、連邦裁判所に訴を提起した
(むこ)。その理由として、﹁当該法令は両親の学校選択権と衝突
教師のみによる教育を受けるように児童を強制し、児童を一定
いるのである o 児童は国家の単なる生物ではないのである。す
の型に鋳込むような、州の一般的な権能というものを排除して
なわち、児童を養育し、彼らの運命を支配するものは、より高
い義務と結合した、付加的な教育を児童に対して与え、準備す
する。すなわち、両親が選択するそれらの学校では、これらの児
童は適当な精神的、宗教的訓育を受けることができるであろう。
る権利を有するのである o
﹂
の自由が修正一四条の﹁自由﹂の中に含まれることを指摘し、児
連邦最高裁判所は右のように述べて、両親および保護者の教育
︿担﹀
また、当該法令は学校、および教師の有用な職業または仕事に従
事する権利と衝突する。従ってこのことは憲法に抵触し、無効で
﹂れに対し、 同州知事 ERg は学校法人に対
四
ある﹂と述べた。
童が公立校以外の、本件で言えば宗教団体が設立する学校へ通学
る
する右の法令に基づき、同法令の施行の停止を求める原告の請求
する自由を認均九日。
至
を否定し、裁判所もこれを認めた。そこで原告法人は右法令施行
以上に述べたように、修正一四条の自由には、修正一条の保障
刀く
の仮の差止を請求して上告した。
す
る
九
する言論の自由、出版の自由、集会・請願の自由が含まれるとす
を
連邦最高裁判所はマックレイノルヅ判事の代表意見により次の
も
含
む
と
判
る。このような過程を経て連邦最高裁判所の拡張解釈は、
f
'
l
.
信
教
の
自
由
されることを明らかにした。
寸
H
三
gnszo-一および他の二人が、コネ
である被告 ZO一
事実は次のようなものである。エホパの証人
5ag)
G5osrJヨ
条の保障する﹁自由な宗教活動﹂条項が州に対しても同様に適用
U
S
H君主︿・。CDRntEぺにおいて、修正一
コネティカット事件 (
すなわち、連邦最高裁判所は、一九四O年のカントウェル対
年
ように述べた。
﹁マイヤ l対ネプラスカ事件(前述)の原則の下では、一九
二二年制定の当該法令が、両親および保護者の、自己の管理の
下で訓育および教育する自由を、故なく侵害することとなるの
広まったく明らかである。これまでしばしば指摘されて来たよ
うビ、憲法によって保障されている誇権利は、国家の権能の範
はないのである。この合衆国内の、すべての(州)政府の存在
囲内の目的と合理的関係を持たない主張によって奪われること
の基礎となっている、自由民ついての基本的原理は、公立校の
北法 1
6(
1・
1
1
3
)113
[
5
J0
日
アメリカ合衆国における政教分離の原則
料
ティカヅト州ニュ 1 ・ヘヴンのカシアス通りにおいて、同教派の
宗教的問題についてのパンフレット、図書、および、ヵトリヅク
の教義を攻撃する内容を吹き込んだレコードセットを所持し、戸
のを乞うてはならない。書記は、このような理由に基づき、請
求がある場合には、それが宗教的であるか、あるいは、慈善、
または博愛の善意の対象であるかどうかを決定しなければなら
い。また︿この場合 HH
筆者以下同じ)効果的な、完全な合理的
合致する場合には承認し、責任をもって証明書を発行すること
毎に訪問し、右の文書の購入または、右レコードの聴取を要請し
とする。(ただし)この証明はいつにても取消されるものと
基準に従うようにしなければならない。(このような)基準に
た。彼らは、これらのほか、右の文書等に寄稿を懇請し、受け入
三O 日以下の拘留、または併科をうける。﹂
し、この法令に違反するものは一 0 0ドル以下の罰金、または
れられるとパンフレット等を手渡した。ところでこのカシアス通
りは、人口密度の高い住宅区の中にあって、ここでは住民の約九
EUS-vZEC Z2
ニ
ュ I ・ヘヴン郡の民事訴訟裁判所(わD
に違反したとして告発された。
ところでカントウェル等三人が路上で二人の男をとめ、レコ I
﹃
ドをかける許しを求め、その許可を得て、それをかけて二人の男
うち、右の第三訴因の法条違反、および第五訴因の、平和の侵犯
同
22nc戸口同町)で審問の結果、コモン・ロ l上の五つの訴因の
を教唆する罪で有罪判決が下された。同州最高裁では第五訴因の
gZ色 につき有罪、他の二人、すなわち、
うち、 被告﹄巾田町わ
Z25(UEZ色、河口問。EEZmZ につき原審破棄(日間州一昨一広
彼ら二人は激昂し、カントウェル等はただちにその場所を立ち去
った。このような状況の下に、カントウェル等三人は、同州の一
叶一都一山時持品川判所)、第三訴因について三人の有罪が支持された。
∞ZE) の書記による許可なくして、宗教、慈善、あるいは博愛
正手続条項に違反する。その理由は、当該法令の文理上、ある
﹁第三訴因の基礎となった当該法令ば、憲法修正一四条の適
連邦最高裁判所での上告人は、
の理由に基づき、金銭、奉仕、寄附、あるいは何か価値あるも
﹁何人も、州の公安委員会(宮ZK 当局}FBBEE- 三子。
般制定法(の巾BEmE52)、六二九四条すなわち、
で彼ら二人の男の教会および宗教を攻撃するものであったため、
に聴かせたところ、そのレコードの内容が
﹁敵﹂と題するもの
の訪問を受けた住民はエホバの証人の会員ではなかった。
Oパーセントがロ 1 7 ・カトリックであった。従ってまた、彼ら
資
北法 1
6(
1
・1
1
4
)114
いはその解釈、適用の上から、当該法令は上告人に対し、言論
ことを保障することである。かくて、修正一条は二つの概念
が)選択した宗教の形式(に従って宗教活動を﹀自由に行なう
ているのである。行為を行なう自由には、自由の保障を保持する
行為については社会を保護するための規律に従う余地が残され
後者はその性質上絶対的ではあり得ないのである。ハすなわち﹀
前者は絶対的であり、(法律上制約することができない)が、
li信仰の自由と行為を行なう自由ーーを包含するのである。
の自由を否定し、自由な宗教活動を禁止するものであるよ
E
m
)
と 主 張 し た o これに対し、連邦最高裁判所は、戸パ l ト(列島
判事が意見を次のように述べた。
﹁:・・::以上認定したところ、
ための適当な限界がなければならないのである。(ところで)、
自由な宗教活動を禁止する法律も定めることができない、とい
、、、、、、、、、、、、、、
うことを定めている。修正一四条は、州の立法府もまた、連邦
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
議会と同様にこのような法律を定めることができないと規定 L
、、、、、、、
筆者以下同じ)宗教の問題に
ているのである o ( ところで HH
修正一条は、連邦議会は国教を定めることに関する法律も、
ということは、(国家は﹀修正一四条によって保護された自由
時刻を規制することができる、ということも明らかなのである。
とができない、という前提を争いはしないだろう。このような、
成するために、保護された自由を不当に侵害することのないよ
あらゆる場合において、規制をする権力は認められた目的を達
して適正手続によらずに、上告人等の自由を奪うものである。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
修正一四条に具体化された自由の基本的な概念は、修正一条に
、、、、、、、、、、、、、、、、、
よって保障された自由を包含するのである。(傍点筆者、以下
により、宗教的見解を宣伝し、説教を行なう権利を否定するこ
うに行使されなければならないのである。何人も、国家は立法
第一点、上告人に適用された当該法令は、修正一四条に違反
同じ)。
関する立法についての、憲法上の禁止は二つの側面を有する。
を侵害することのないようにしつつ、共同体の平和、秩序、安
を手に入れることができるならば、(上告人等が通行人生干に対
規 制 で は な い 、 と 主 張 す る の は 正 し い の で あ る o もし、証明書
上告人が、問題となっている法律がこのようなハ意味での﹀
って路上における請願、または路上における集会の立法、場所、
である。(他方、)また、同様に、国家が、一般的な立法によ
事前の絶対的な制限は、保障という言葉に反することは明らか
一つは、いかなる信条の受容、あるいは礼拝に関するいかなる
寧を保護することができるのである。
は個人が選択することのできる礼拝の自由というものは法律に
心の自由と、このような宗教的組織に忠実である自由、あるい
形式も法によって強制することを禁止することなのである。良
よって制限することはできないのである。他の一つは、(個人
北法 1
6(
1・1
1
5
)1
1
5
同
アメリカ合衆国における政教分離の原則
料
資
(すること)は制限なしに認められるが、証明書がない場合に
す る 宗 教 的 な 内 容 の 文 書 等 の 購 入 、 寄 稿(
8}Esro口)を﹀懇請
ことは犯罪となるのである。彼が証明書の発行を認めるか拒否
はないとする場合には、それ(資金の募集)のために懇請する
、、、、、、、、、
を意味するのである。もし、彼が、その理由が宗教的なもので
行使と意見の形成を含むのである。もし、彼がその理由が宗教
するかの決定は事実の評価をも含むのであり、また、判断権の
(釘)
は、(このような﹀懇請は全く禁止されるのである。
上告人は、彼らの見解に対する支持を求めるため、その条件
そこで)問題は、コネティカット州によって、
る明白な利益を有するのである。(そこで)連邦窓法による制
(他方)コネティカヅト州は州内の平和、秩序を保持、保護す
な交流が侵害されてはならないという連邦の利益を宣言し、
る。(すなわち﹀憲法は、自由な宗教活動、情報、意見の自由
右有罪判決の絞拠は、二つの衝突しあう利益の衡量を必要とす
の有罪判決は取除かれなければならないと考える、すなわち、
﹁:・::・これまで明らかにされて来た事情から我々は上告人
次に裁判所は、第二点として次のように述べた。
修正一四条の自由に含まれることを明らかにした。
裁判所は右のように述べて、修正一条の保障する信教の自由が、
ある。﹂
的でないと決定した場合には、許可を差し控える権能を有する
、、、、、、、、、、、、、、、
のである。(このような)永く続いて存在する権利を決定する
、、、、、、、、、、、、、、、
手 段 と し て の 、 か よ う な 宗 教 の 検 閲 は ( 同 252mr唱えお口問・
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
芯ロ)修正一条によって保障された自由の拒否であり、修正一四
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
条によって保護された範囲の自由を、否定することとなるので
として﹂証明書を必要とするべく要求することは、憲法の意味す
(他方、)州は当該法令は宗教的見解を宣伝することに対する
る彼らの宗教的活動に対する事前の規制となる、と主張する。
o(
欺行為を行なうものに対して、︿市民を)保護するものである、
事前の規制を課するものではなく、単に宗教の仮名の下に、詐
と主張する
この目的のためにとられた方法が、憲法によって保障された自
公共の利益の下に、宗教的テストを含まず、資金の募集を不
由を侵害したかどうかという問題となるのである。
当に妨害し、あるいは遅延せしめないような、懇請に関する一
た
L とえその募集が宗教的な目的のためになされる
ものであっても、憲法上の制限に服するものではない。このよ
般的規制は、
うな規則は、自由な宗教活動に対する、事前の制限となるもの
ではなく、その活動に対して許容することのできない妨害を加
えることとなるものではないであろう。
しかしながら、当該法規は、州の公安委員会の書記に対して、
限 を 有L、 証 明 書 の 発 行 が 彼 の 肯 定 的 な 決 定 に 依 っ て い る こ と
その適用を要求しているのである。すなわち、このことは、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
書記が、その理由が宗教的なものであるかどうかを決定する権
6(
1・1
1
6
)116
北法 1
張されている州の利益の保持が、連邦憲法によって保護された
の裁量の範囲内におかれるのであるが、この場合に、我々は主
限が欠如している場合に、川川の利益を保護する手段が・::::州
金、文書購入を勧誘した努力だけがあったことのみを知るので
トウエルが、真の宗教であると考えるものの利益のために献
攻撃等の犯罪があるとは考えられないのである。結局、カン
ならず、他人の暴力を引き起こす行為や、引き起こさせる言葉
誇張ゃ、(あるいはそれらの)価値の低劣、また虚偽の主張す
ば、我々が知っているように教会や国家の優越していることの
他人を説得して自己の見解に近づけるために、説得者はしばし
にとってはもっともひどい誤りであると思われることがある。
立が引き起こされる。両分野とも、あるものの信念は彼の隣人
宗教的信念、政治的信念の分野では、それぞれ、するどい対
ある。
日制)
利益を否定するように強調されて来たものであるかどうかを判
断しなければならないのである::
﹁平和の侵害として知られた犯罪は、公けの秩序、静穏を破
をも包含するのである。何人も、言論の自由の原理が、暴カを
壊し、おびやかす様々な行為を包含する。それは暴カ行為のみ
振わせることを認め、あるいは宗教の自由が、他の宗派に属す
行き過ぎや乱用の可能性にもかかわらず、これらの自由が、長
らも行なうのである。だがこの国の人民は、歴史の光明の中に、
い目で見た場合に民主国家の市民にとっての正当な行為と啓発
るものに対する物理的攻撃を他人に熱心に説く特権を意味する
的な意見に不可欠なものであることを知っているのである・・﹂
ものと考えはしないであろう。暴力、無秩序、路上での交通妨
害、公けの安寧、平和、秩序に対する直接的な恐れの、明白な
ところにある。修正一四条の自由の拡張は
この一九四O年の
ても、なお州に対してその適用がなされるとする原則を樹立した
って州の行為によって、これらの自由の侵害が生ずる場合におい
な宗教活動の保障が、修正一四条の自由の内容の一つであり、従
理の展開の問題ではなく、修正一条の信教の自由、すなわち、自由
本稿においてこの判決が持つ意味は、明白かっ現在の危険の法
このような過程を経て、結局本件被告人の行為を無罪とした。
(叫)
現在の危険があらわれる場合には、州の権力が(それらの行為
を)制約し、処罰することができるのは明白である。同様に、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
州は望ましい状態に維持するという外観をよそおって、宗教的
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
あるいは他の見解の自由な交流を不当に抑圧することができな
、、、、、、、、、、、
いということも明らかである。(傍点筆者)。
﹁:・:::我々は、(このような点から)熟慮の結果、被告
カントウエルの行為は侮辱を加えたり、路上で犯罪を引き起こ
したりする性質のものではなく、また平穏を害するものではな
いと考える。カントウエルの路上の二人に対する行為は、下級
審では平和の侵害とはならなかった。本件では身体に対する
北法 1
6(
1
・1
1
7
)1
1
7
骨
アメリカ合衆国における政教分離の原則
キャントウェル事件により信教の自由に到達し、ついで一九四七
年のエヴァソ γ事件により、修正一条の、国教を定めることの禁
一九四七年のエヴァソン対教育委員会事件同︿2・
止条項の、州に対する適用の確立へと続くのである。
すなわち、
に対しても適用されることが明らかにされた。
c
ロ
d
CP
~
(
f
J
雲
止
ま
に
D
(2)
ハ
1)
において修正一条の宗教条項
関して、州民を保護する憲法上の保障を欠いていた。
を受け、連邦裁判所に上告した。同州では、信教の自由に
して、教会での葬儀を司祭したため、州最高裁で有罪判決
RED-Fぐ・宮口巳口町宮田-FFω 目。若田三 (
可
ω・)印∞釦 (HZ印
C・
)
ォ lリンズ市条例に違反
では、ミツツヅピ l州、ニュ l ・
司
巳
同
ロ
ゲ270甘
品
、
吋
(
)
・
・
巳
門
・
・
日・
v
が州に対しても適用される原則が確認されるに至る。
g
一九五二年のゾラック対教育委員会艶
N3nT-FE
︿
・
∞Sええ同仏口gtDPωωωC-∞
-M。
ωlNE-(HE∞)、および、
的この後一九四八年、マツカラム対教育委員会事件宮内
P
z
g
ないかどうかが争われ、修正一条の右条項が修正一四条により州
るニュ I ・ジャージー州法が、修正一条の国教禁止条項に違反し
本件では、教区校児童に対する通学パス輸送料金の償還を認め
8ロく・回cmLO問問︽山口gzcD でるる。
[
6
J
:
g(8)
料
資
(3)
(4)
同
M250Z ︿
-ZEE古田tFω 図。当日仏 (C・
m・)日∞∞-
s ・コ Iウイン、
同訳は、﹁アメリカ合衆国憲法﹂ E ・
京都大学憲法研究会編二四一一具によった。
修正一四条と権利宣言の関係についての司法的発展につ
後述。
-Z各SωEMad- 80(SN印)および、のEC唱
(5)YPM12︿
∞
-zmJ
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﹁明白かつ現在の危険﹂の角度から紹介がされているので
あるが、ここでは論調の行きがかり上、修正一条の﹁自由
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州への適用の問題として取りあげることとする。
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