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資料1
現地調査資料(加治川地区)
農村振興局
平成24年8月6日
目
次
1.加治川地区の農業水利(国営事業実施前)・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.国営加治川土地改良事業の実施(S39~S49)と農業水利の再編・・・・・・・・
3
3.加治川地区の現在の課題(1)用水需要の変化と用水の不足・・・・・・・・・・ 4
(2)施設の老朽化・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
4.国営加治川用水土地改良事業(H24~H35)の概要・・・・・・・・・・・・・・・
5.農事組合法人「二王子(にのうじ)」(法人経営
6
水稲+野菜)・・・・・・・・ 7
6.地域用水機能の発揮(米倉地区)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
7.新発田地域の農業及びほ場整備(1)営農の概要・・・・・・・・・・・・・・・11
(2)ほ場整備の概要・・・・・・・・・・・・・12
(3)米倉地区の概要・・・・・・・・・・・・・13
(参考)田んぼダムの概要・・・・・・・・・・・14
8.農業用水を活用した小水力発電(内の倉発電所)・・・・・・・・・・・・・・・18
9.加治川地区の農業水利施設の管理
(1)常時における水管理・・・・・・・・・・・・・・・・19
(2)渇水時における水管理(水利調整)・・・・・・・・・20
(3)土地改良区が行う農業水利施設の維持・補修・・・・・21
(4)土地改良区が抱える水管理上の課題・・・・・・・・・21
10.農業水利施設の保全管理の仕組み
(1)農業水利施設の建設と保全管理の役割分担・・・・・・22
(2)国が建設した農業水利施設の保全管理の主体・・・・・23
(3)国が建設した農業水利施設の保全管理に対す
る国の支援・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
(参考)国営加治川地区の管理主体と管理への支援状況・・・25
1
1.加治川地区の農業水利(国営事業実施前)
・加治川は、かつては豊水と渇水の差が著しく、洪水の度に河流の向きを変えるような河川であった。
・加治川沿岸の農民は、古来より洪水と渇水の被害を受け、治水事業と利水事業が並行して進められた。
加治川における洪水と渇水の戦い
〆切
1914年
砂丘地帯
荒
↑川
1888年
1721年
新田開発(干拓)
〆切
(資料:新潟市豊栄博物館所蔵旧山口賢俊資料)
凡例 江戸時代に整備
明治時代に整備
・干拓等により、約1,700haの新
田開発に成功(1730年頃)
・用水路の本格的な整備は、新
田開発以降。
〆切
加
↑ 治川
福島潟
写真1:水につかりながらの稲刈り
塩
↑津潟
島見前潟
〆切
下流部
○加治川は、江戸時代・明治
時代を通じ、280年間で80回
も破堤。
胎内川
加治川
分水路
1730年
信
↓ 濃川
○江戸時代初期の北蒲原地域は、
信濃川から荒川の間に海に注
ぐ川が無く、海岸線に砂丘が
連なる湿地帯であった。
河道の付替え、分水路の掘削、堤
防補強等の治水工事を実施。
落堀川
松ヶ崎
分水路
洪水の頻発
上流部
用水路の整備(江戸時代初期)
加治川地区の受益
取水口を整備
「正保越後国絵図」の拡大図
渇水との戦い
○加治川では、渇水期に上流の三用水(乙見江、佐々木江、新発田江)が取水
すると、下流で取水できず、上流の三用水に対して、河川水の割譲を依頼。
写真2加治川の氾濫状況
○各用水路も上流部優先で取水され、下流部では水不足が発生。
写真3:渇水期の水田
(イメージ)
(参考)国営事業実施前の水利用の状況(国営事業誌より抜粋)
・ 最末端支配区域にあるため、毎年用水不足をきたし其の度
ごとに上流にお願いし・・・流下してきた水を時間輪番制など
し、多大の労力と費用をかけながらも、干害が発生
・”降れば洪水晴れれば干ばつ”と言う末端水利地区の悲哀を
過去何百年間、先祖代々、親から子へと受け継がされてきた
訳で・・・
【紫雲寺土地改良区理事長】
・ 上流に於ける利水上地理的特権的な存在
は、農民のあこがれでありました。
・ 上流と話合いでダムの出来るまでを合い
言葉とし・・・ 将来に対する保証(ダム建
設)があればこそ、加治川利水の民主的
な利用が出来た・・・
【聖籠土地改良区理事長】
・ 木工沈床(頭首工)にて制水工事を施し各種
樋管より自然取水をして参りました
・ 加治川の激流が甚だしく各取水木工沈床工流
失等の被害を被り、少ない予算の中から修理
を重ねて参った
・ 河川改修がなされ・・・河床低下に依る自然取
水が困難となり・・・ 機械用水に依らなければ
ならない地区が生じ・・・
・ 加治川との「戦いの歴史」であ
りました。
・ 川が砂原におおわれ・・・ 土砂の
除去やポンプの使用などあらゆ
る手を尽くしても如何ともしが
たく、ただ天の恵みを待つ ・・・
【加治郷土地改良区理事長】
【新発田土地改良区理事長】
・ 豪雨ともなれば・・・ 濁流は一夜
にして、四囲にあふれ泥沼と化
した耕地の中で農民はあくなき
苦闘を続けてきた・・・
・ 井堰等の修理ともなると俵とかカマス(ワラ
袋)等持参でかごをかついで動員され災害に
内の倉ダム
防止に当たったこともあり・・・
・ 最近は余り見受けないようだが堰破り等も身
に覚えがあります・・・
【佐々木土地改良区理事長】
【豊浦郷土地改良区理事長】
:加治川の水流
・ 乙見江下流の方々が水不足で上流まで「もった」(丸太)をはずしながら
上ってきた
・ 55間の井堰を斜に上流に加治川を横断する形で延ばし、その先端の一部を
下流の為に開いておくという昔からの申し合わせ
・ 紫雲寺、聖籠あたりから・・・田が割れて来た。枯死寸前だと酒や西瓜などを
もって来られる。乙見江下流からは我々をどうしてくれると矢の催促
【乙見江土地改良区理事長】
・ 幸い米倉は昔より用水に不自由したことはなく・・・
・ 乙見江、佐々木江、新発田江の三川から、潅漑する
平場地帯の・・・ 毎年夏期のしかも最も稲作の必要な
時期に用水不足を生じ・・・
【米倉土地改良区理事長】
資料:国営土地改良事業誌「加治川」(昭和50年3月、北陸農政局加治川農業水利事業所)より抜粋
2
2.国営加治川土地改良事業の実施(S39~S49)と農業水利の再編
3
・加治川地区では、排水改良が進むにつれ用水不足が一層深刻化し、乾田化のための耕地整理が進められず、稲作の改
良や機械化に影響。
・取水堰の多くは、河川に丸太の長木や石を並べて取水するような施設であり、洪水の度に流失。
・農業用水の安定供給と効率的な利用のため、取水口の統合、水路の整備、水源開発などを実施し、農業水利を再編。
取水口の統合・水路の整備
ダムによる水源開発
34の井堰や取水口を2つの頭首工に統合
併せて幹線水路7路線(29km)を整備
加治川自流のみの取水から
内の倉ダムによる水源確保
(34井堰の内、許可水利権は6施設、慣行水利権は28施設)
①不安定な取水
→ 安定的用水補給
②上下流間の不公平
→ 地域全体への公平配分
③多大な維持管理労力 → 管理労力の大幅削減
渇水期における用水不足
→ダム用水補給による安定取水
加治川第2頭首工
日本海
落堀川
加治川分水
旧加治川
内の倉ダム
加治川第1頭首工
北蒲原地域の現在
その他2用水
A=71 Q=0.1
下流部の取水口を
第2頭首工に統合
その他7用水
A=605 Q=2.1
新発田川
内の倉ダム
先人の300年に及ぶ努力の結果、農地の増加、稲
作技術の向上等により10倍の増産となった。
千石
下流部
低平地の排水改良
その他2用水
A=107 Q=0.2
排水改良による穀倉地帯形成
その他6用水
A=1,068 Q=3.9
その他10用水
A=1,699 Q=6.0
姫田川
新発田江用水
A=837 Q=4.0
上流部の取水口を
第1頭首工に統合
上流部
佐々木江用水
A=889 Q=4.6
①極めて厳しい労働条件
→排水改良やほ場整備により、機械化営農が展開
湛水被害の解消と生活条件の改善
②低い生産性
→大豆、アスパラガスなど新たな農業展開
約
10
倍
乙見江用水
A=1,651 Q=4.5
加治川
新井郷川
その他4用水
A=146 Q=0.7
内の倉川
岩船
蒲原
古志
三島
刈羽
大区画ほ場における営農風景
魚沼
旧新井郷川排水機場
(国営阿賀野川土地改良事業で整備)
頚城
城
頚
遠方監視・制御シス
テムによる管理
3.加治川地区の現在の課題
(1)用水需要の変化と用水の不足
・国営事業(S39~S49)完了後、営農形態の変化に伴い、河川流量の少ない時期の水需要量が増加。
国営事業(S39 S 9)完了後、営農形態の変化に伴い、河川流量の少ない時期の水需要量が増加。
・昭和60年の渇水以降、渇水に備え、第1頭首工と第2頭首工において、加治川の自流量が少なくなる6月上旬から9月
上旬まで2日間隔で番水を実施。
・番水は、一方の頭首工で水利権量を基本として取水し、他方の頭首工で水路の土砂等を掃流する程度の流量を取水。
内の倉ダム貯留曲線(農業用水1,690万トン+上水110万トン=1,800万トン)
国営事業完了後、中生コシヒカリの作付けが急増し、河川
流量の少ない時期(8月上旬~中旬)の用水需要量が増加
営農形態の変化状況(中生コシヒカリの作付割合の増加)
(貯水量率 96%)
( 67 % )
( 48 % )
前歴事業(S39~S49)
前歴
計画
早生
80%
16%
中生(晩生含む)
晩生含
20%
84%
多くの用水が
必要な時期
( 32 % )
( 19 % )
早生:
代掻き
田植え
(
8 % )
中生:
代掻き
田植え
(
0 % )
出
穂
落
水
出
穂
(約2割)
落
水
(約8割)
加治川第1頭首工と第2頭首工の水利権量と取水実績
代掻き期
4/1~5/25
普通かんがい期
/
/
5/26~9/10
28 88 3/
28.88m3/s
26.91m3/s
番水による配水管理ロスの
低減等により取水量を節約
(配水管理労力は増加)
近年の内の倉ダムの枯渇状況(H22.9月上旬)
非かんがい期
9/11~翌3/31
非かんがい期
9/11~翌3/31
7.29m3/s
1 月
渇水対応に関する記事
(S60.8.29新潟日報)
頭首工での2日間隔の番水表(H24)
2 月
河川自流によ
る取水が可能
3 月
4 月
5 月
6 月
7.29m3/s
河川流量が少なく、
ダムから補給が増
7 月
8 月
9 月
10 月
11 月
←計器異常
12 月
4
3.加治川地区の現在の課題
5
(2)施設の老朽化
・国営加治川土地改良事業(S39~S49)で造成された基幹水利施設は、造成後相当な年数が経過していることから老朽
化が進行し、施設の維持管理に多大な労力と経費を要している。
頭首工
内の倉ダム
○建設後40年近くが経過し、ゲートの
腐食、消耗部品の損傷が進行。
○また、ダム監視設備や電気設備の機
器の耐用年数の超過等により、維持
管理に支障。
用水路
○各頭首工において、洪水吐堰柱のひび割
れ、固定堰部の摩耗、ゲートの腐食や水密
ゴムの損傷により水密性が保たれないなど
の不具合が発生。
○継目のズレや目地の損傷、部分的なひび割れ
や摩耗が進行。
継目のズレ
固定堰の摩耗
(大庄屋江頭首工)
目地の損傷による漏水
施設の維持管理に係る経費
内の倉ダム
○平成7年度と平成19年度を比較すると、老朽化に
より維持管理費は増加
制水ゲートの劣化
土砂吐ゲートの腐食
(加治川第1頭首工)
補修工事を実施したため、
H17~19年の管理費が低減
修繕工事を実施
6,006千円
3,453千円
電気設備の劣化
堰柱のひび割れ
(加治川第2頭首工)
1.7倍に増加
H7
H12
H17
基幹水利施設の維持管理費の推移
4.国営加治川用水土地改良事業(H24~H35)の概要
・国営事業による基幹水利施設の更新、用水不足の解消により、地域の農業生産を維持。
概要
・関係市町村:新潟県新潟市、新発田市及び北蒲原郡聖籠町
・受益面積:水田 6,121ha
・事業工期:平成24~35年度
・事 業 費 :270億円
内の倉ダム
頭首工
水管理施設
1箇所
3箇所
1式
松岡ため池
用水路
1箇所
21.2km
加治川第2頭首工の改修
用水路の改修
(改修イメージ)
加治川第1頭首工の改修
(改修イメージ)
(改修イメージ)
水管理施設の改修
松岡ため池の新設
(造成イメージ)
大庄屋江頭首工の改修
内の倉ダムの改修
(改修イメージ)
6
5.農事組合法人「二王子(にのうじ)」(法人経営 水稲+野菜)
7
(1)法人化の経緯
・昭和57年に機械利用組合を設立したが、農家の高齢化、後継者不足、米価下落等により、地域での水稲の全面受託
面積が年々増加する中、将来の農業情勢の変化を見込んで、平成13年に農事組合法人として設立。
所有地と借入地の分布状況
【経営内容(H23時点)】
経営規模:所有地0.4ha、借入地52ha
作業受託:120ha(延べ面積)
栽培作目:水稲(コシヒカリ、五百万石等:37ha)、転作(バイオ稲、WCS
(発酵粗飼料)、加工用米、飼料米:12ha)、調整水田(3ha)
機械装備:トラクター50PS 3台、田植機8条2台、コンバイン6条2台、育苗施設
100ha、乾燥調製施設100ha
農事組合法人「二王子」事務所
乗用田植機(8条植え)
【法人の概要】
設立年:平成13年3月
構成員 組合員:4名
常時雇用:1名
期間雇用:5名
代表:宮村 久和 氏
農事組合法人「二王子」の皆さん
左から宮村正義さん、星野啓一さん、宮
村久和さん(代表理事)、遠藤龍哉さん
5.農事組合法人「二王子(にのうじ)」(法人経営 水稲+野菜)
(2)農事組合の営農状況
・平成5年より、育苗後のハウスを有効利用したメロンやチンゲンサイ等の栽培による複合経営を実施。
・構成員の畜産経営者と連携し、牛糞堆肥づくりとWCS(発酵粗飼料)用稲の栽培による循環型農業を実施。
・安全・安心を売りにした「越後二王子こしひかり」(H22登録商標認証)のブランド化を進め、平成22年産では1000俵(60t)
を県内大手スーパーで契約販売するとともに消費者へ直接販売。
・ほ場整備事業が実施中であり、一層の農作業の効率化が見込まれる。この余剰労働力を使い、構成員の専門の知識
(作物・土づく り・畜産)を生か し、米以外の栽培面積を拡大し、健康志向の消費者をターゲットとした事業展開を期待。
・地域の雇用の創出や、女性の新たな視点等も活用した経営(農産物加工や販売など)を検討・模索中。
育苗ハウス
育苗後はメロン栽培が行われる
乾燥・調整施設
直販ブランド「越後二王子こしひかり」
8
5.農事組合法人「二王子(にのうじ)」(法人経営 水稲+野菜)
9
(3)農事組合の水管理状況
・作業の分散化のため早生、中生、晩生を組み合わせて栽培していることから、田植え期間は4月末から5月末。刈り取り
は10月半ばまで。
・組合常勤の5名が手分けして水管理。
・10a区画の未整備水田が約30ha(水田約290枚)あり、水管理に相当な手間がかかる。
・常時2日間隔で番水しているが、渇水時には更に細かい番水を行う。農地が分散しているから、番水の対応が大変。
・農地・水保全管理支払交付金により、農家組合、土地改良区、自治会、農協、老人会、小学校PTA等が参加した地域ぐ
るみで用水路の泥上げ、草刈り、水路補修を実施。農地集積を進める上で、今後ともこのような取組が重要。
未整備水田と整備済水田の水管理の違い
未整備
○分散している水田ごとに堰板等による水位の調整が必要。
○水路法面の崩壊等が発生しやすく、通水・排水能力の維持に多大な労力。
未整備水田
水田・水口(取水施設)
約290枚(約30ha)もの分散した未整備水
田を持つ「二王子」の管理労力は多大。
水田・水尻(排水施設)
畔を切り欠いた
排水溝より排水路へ
堰板により水位を
確保し水田へ
○給水栓の開閉操作により水管理できるため、水管理の省力化が可能。
○番水の対応においても、よりきめ細やかな水管理が可能。
整備済
整備された水田
「二王子」の整備済水田は21枚(約20ha)
水田・給水栓(取水施設)
地中のパイプ
ラインより水田へ
水田・落とし口(排水施設)
排水孔より
地下排水管へ
6.地域用水機能の発揮(米倉地区)
・「米倉」の名は、優良米を産した米蔵に由来。江戸時代に街道宿駅となり、用水を各家の庭に引き込んだ風情が残る。
・現在、かんがい用水として利用される農業用水は、農地まで送水する過程で米倉集落を通り、生活用水、防火用水、
生態系保全、景観保全・親水など、地域用水として多面的に利用されている。
【生態系保全】
ビオトープを設置することにより、
生態系の保全に寄与。
ビオトープ造りの様子
地域の潤いや安らぎ
の場として利用。
ビオトープの様子
【生活用水】
米倉集落を流れる
農業用水は、昔、
野菜や農器具など
を洗う、洗い場と
して利用された。
【親水】
子供の遊び場
など、潤いと
憩いの水辺空
間づくりに活
用。
米倉集落を流れる農業用水
【景観保全】
【防火用水】
水路を、防火水槽のような消防水利施
設として活用し、消火活動に利用。
防火水槽→
防火用水の活用イメージ
10
7.新発田地域の農業及びほ場整備
11
(1)営農の概要
・ 新発田地域は、新潟県の北部に位置し、3市(新発田市、阿賀野市、胎内市)、1町(聖籠町)で構成。※
・ 耕地面積は23,290haで、県全体の13%を占めており、その約9割が田。
・ 総農家数は9,365戸で、県全体の1割を占めており、販売農家のうち3ha以上の割合は25%と県平均(18%)を上回って
いるが、兼業農家の割合は約70%と県平均(60%)より高い。
・ 平成18年の農業産出額は約488億円で、県全体の16%を占めている。その内訳として、米が約248億円で産出額全体
の51%を占め、次いで畜産が約174億円で36%となっている。特に畜産は県全体に占める割合が33%と高い。
※新発田地域振興局農村整備部管内には新潟市北区を含む
新発田地域の農地の状況
畑
2,680 ha
12%
新発田地域の農家数
自給的農家
1,836戸
20%
農地面積計
23,290ha
田
20,600 ha
88%
出典:H22~23新潟農林水産統計年報
専業農家
943 戸
10%
第1種
兼業農家
1,379 戸
15%
農家総戸数
9,365戸
第2種
兼業農家
5,207戸
55%
出典:2010世界農林業センサス
新発田地域の農業産出額
畜産
17,430 百万円
36%
農業産出額
48,810百万円
米
24,750 百万円
51%
野菜・花き等
6,630 百万円
13%
出典:H18~19新潟農林水産統計年報
7.新発田地域の農業及びほ場整備
(2)ほ場整備の概要
・ 新発田地域の水田整備率は40.7%と県平均(56.1%)より低く、整備地区の農地集積も67.8%と県平均(75.2%)より低い。
・ 新発田地域の水田の約2割は、ほ場の大区画化(50a以上)及び汎用化されているところ。
・ ほ場整備に併せて用水路をパイプライン化しており、管内水田の約4割がパイプライン化され、効率的な配水に寄与。
新潟県、新発田地域のほ場整備の状況(H19末)
新潟県
新発田地域のパイプライン化の状況(H23)
新発田地域
水田整備率
56.1%
40.7%
汎用化率
41.9%
23.5%
大区画化率
12.0%
18.8%
(出典:新潟県調べ)
注1)水田整備率:水田面積に占めるほ場整備を行った水田面積の割合
注2)汎用化(率):水田に排水路、暗渠を整備して水はけを良くし、大豆等の畑作物
の栽培を可能とすること。(水田面積に占める汎用化された水田
面積の割合)
注3)大区画化率:水田面積に占める大区画化(50a以上)整備された水田面積の割合
整備(パイ
プライン)
7,259 ha
35%
管内水田面積
20,600ha
未整備田
11,483 ha
56%
集積計画のある地区の農地集積率(H23)
新潟県
農地集積率
新発田地域
75.2%
整備(開水
路) 1,858 ha
9%
67.8%
(出典:新潟県調べ)
注)農地集積率:農地面積のうち、売買、賃借等により地域の担い手(認定農業者等)
に農地の利用集積や面的集積がなされた農地面積の割合。
注1)整備面積7,259ha+1,858ha=9,117haのうち暗渠排水整備面積は4,886ha
注2)整備面積には実施中の地区も含む。
12
7.新発田地域の農業及びほ場整備
(3)米倉地区の概要
13
戸別所得補償実施円滑化基盤整備事業
・小区画水田(10~20a)や用排兼用の土水路などを、1haの大区画の輪換耕地、管水路などに整備。
・ほ場整備を契機として、地区内の農地の8割を、8戸の個人経営体、3つの農業生産法人に集積する計画。
米倉地区の概要
地区概要
受益面積:205.8ha
(うち畑 9.6ha)
受益者数:215人
関係市町村:新発田市
関係土地改良区:
米倉土地改良区・
五十公野土地改良区
総事業費:3,637百万円
農地集積計画図
1 ha
工期:平成15~26年度
農地集積率:61.4%
(平成23年度末現在)
10a
ほ場整備後
主要工事計画:
区画整理工:205.8ha
用水路工: 18.0km
排水路工: 28.4km
道路工: 30.0km
暗渠排水工:205.8ha
客土工:205.8ha
負担割合:
国55:県27.5:市10:地元7.5
ほ場整備前
1 ha
地区境界
田んぼダムの取組み
○田んぼダムは、大雨が降ったときに一時的に田
んぼに水をため、排水路へゆっくり水を流すこと
により、湛水被害を軽減するという新潟県発の取
組み。
○米倉地区でも平成23年度から約40haで取組み。
(参考)田んぼダムの概要
田んぼダム
田んぼダムの取組で湛水被害の軽減を
田んぼの排水口を少し加工することにより、
田んぼを小さなダムに変身させることができます。
新発田地域振興局農村整備部
田んぼダムってなに?
田んぼダムとは、田んぼがもともと持っている水を貯める機能を利用し、
湛水被害を軽減する取り組みです。
大雨が降ったときに一時的に田んぼに水を貯め、排水路等に時間をかけて
ゆっくりと流すことにより、水路から水が溢れることを防ぎます。
平成14年度に旧神林村(村上市)で全国に先駆けて取組が始まりました。
●田んぼダムはどうやってやるの?
排水路
田んぼダムを実施している
ピーク流量(最大流量)が減少=排水路の水位上昇が抑制される
50㎜
田んぼの排水口を通常の維持管理には支障がない範囲で少し小さくすることにより、
大雨が降ったときに水が一気に放流されないようにします。
田んぼダムを実施していない
排水路
村上市の笛吹川での試算では
取組が0%の場合 :水深224cm
取組が100%の場合:水深207cm
その差は17cmとなります。
※平成19年6月29日の豪雨(日雨量110㎜)の場合
※取組対象面積= 水田約410ha
●実施事例
設置完了
フリードレーンの場合(横穴付水位調整管を使用)
設置風景
※排水方式がフリードレーン以外の場合でも、排水桝に調整板を設置するなど
田んぼダムは様々な方法があります。
●今何で、田んぼダムが注目されているの?
近年、地球温暖化の影響と思われる局地的な豪雨等により、各地で排水路が溢れる等の
湛水被害が多発しています。
田んぼダムで湛水被害の軽減ができます。
○ 調整板を設置していて
も耕作に影響はありま
せんでした。
○ 取組方法や効果をもっ
とPRしてほしい。
●田んぼダムって面倒じゃないの?耕作に影響はないの?
~田んぼダムに取り組んだ農家の意見です~
○ みんなで取り組めば湛水
被害を緩和する効果があ
ると思います。
○ 調整板を取り付けるだけ
なので、手軽に取り組め
ました。
※平成21年度に「田んぼダム」に取り組んだ農家を対象に実施したアンケートの結果です。
●田んぼダムの取組は年々拡大しています
10市村9,203ha(平成23年度)で取り組まれています。
取組面積9,203haで10㎝の水を貯めると、
新潟県庁舎48.4杯分(920万m3)となります。
新潟日報での紹介記事
(平成23年6月11日)
県では田んぼダムがより取り組みやすい対策となるよう
技術的な検証や情報の発信を行っていきます。
お問い合わせ先
新潟県新発田地域振興局農村整備部
〒957-8511 新発田市豊町3-3-2
TEL 0254-26-9652 FAX 0254-26-7302
※関連情報は下記のホームページでご覧になれます
URL http://www.pref.niigata.lg.jp/nochi/nochidenen_index.html
発行 平成24年2月
8.農業用水を活用した小水力発電(内の倉発電所)
・内の倉ダムの約70mの落差エネルギーを活用した小水力発電施設により年間約11,000MWhの発電が可能 (約2,300
世帯(注)の年間消費電力に相当)。
・電力を地区内の用排水機場等に供給するほか、余剰電力の売電収入は、発電施設に係る減価償却費、発電施設やダム
の運用経費に充当するなどし、土地改良施設の維持管理費の節減に寄与。
注:家庭一世帯当たりの全消費電力量4,734kwh/年(エネルギー白書2010)を基に算定。
内の倉ダムの小水力発電施設の整備状況
ダムの落差エネルギーを利用した小水力発電(内の倉ダム)
内ノ倉発電所
河川放流
設備
内の倉発電の概要
地中のイメージ
発電所名
小水力発
電施設
概 要
発電設備
電源の用途
発電所の断面図
内の倉発電所
所 在 地
新潟県新発田市
管 理 者
加治川沿岸土地改良区連合
発電出力
2,900kW
有効落差
70.5m
最大水量
5m3/s
水車形式
立軸フランシス水車
-
-
竣
工
事 業 費
1990年4月
2,385百万円
三相同期発電機
発 電 機
土地改良施設の操作に必要な電力を供給し、維持管理費の低減
を図る
18
9.加治川地区の農業水利施設の管理
19
(1)常時における水管理
・頭首工と国営用水路3条(第1頭首工左岸幹線、第2頭首工左岸、右岸幹線用水路)は土地改良区連合が、その他の国
営用水路と県営用水路は単区の10土地改良区が、末端水路は集落や農家組合が施設操作などの水管理を実施。
土地改良区連合
・各頭首工に3名、国営用水路3条に4名の操作員(職
員又は土地改良区で委託した水配人)を配置し 24時
員又は土地改良区で委託した水配人)を配置し、24時
間体制で管理
・頭首工~県営水路の主要分水工の流量を管理所で遠
方監視(操作は現地で実施)
監視している流量を、単区土地改良区に2回/日の情
単区土地改良区に2回/日の情
・監視している流量を
報提供
・常時の頭首工の取水量は水利権量を基本とし、不足
分をダムに放流要請(ダムは県で管理)
第1頭首工
単区土地改良区
【豊浦郷土地改良区を例として】
【豊浦郷
地改良区を例 し 】
第2頭首工
第
頭首
・国営及び県営水路ごとに1名の操作員(職員又は土
地改良区で委託した水配人)を配置し分水工を操作
凡例
土地改良区名
凡
例
頭 首 工
国営用水路
土地改良区連合管理
単区土地改良区管理
豊浦郷土地改良区管理
県営用水路
その他の土地改良区管理
五十公野
佐々木
加治郷
川東
新発田
木崎濁川
米倉
紫雲寺
聖籠
豊浦郷
・ほ場整備地区の加圧機場(20ヶ所)についても、土地
改良区で操作し、ポンプ単位で常時から番水を実施
・農家から水配分に関する要請が出た場合は、まずそ
の路線内で土地改良区の操作員が調整し、それでも
調整できない時は別路線も含めて調整
・集落又は農家組合では、水配分の調整を行う代表者
・集落又は農家組合では
水配分の調整を行う代表者
を配置
9.加治川地区の農業水利施設の管理
(2)渇水時における水管理(水利調整)
・渇水時には、単区土地改良区の理事長等から構成される土地改良区連合の役員会議において節水対応を決定し、各
単区土地改良区へ周知。
・この方針を踏まえ、単区土地改良区においても各集落や農家組合の代表から構成される維持管理委員会等で対応を協
議し、集落・農家組合へ周知。
・これらの渇水対応の仕組みは、地域の合意により形成され、地域が主体となって運用。
土地改良区連合
役員会議
理事長
( 加治川沿岸土地改良区連合:管理面積:6,122ha、組合員数6,447人 )
・土地改良区連合理事長(1名)
・単区土地改良区理事長(10名)
・市町長(新発田市、聖籠町)(2名)
・県(新発田地域振興局)
決定された
調整方針
単区土地改良区
・内の倉ダムの貯水量等をもとに渇水のおそれがあると連合理事長が判断した場
合に役員会議を開催
・役員会議では、第1頭首工及び第2頭首工の節水率を決定
(※但し、2日間隔の番水は変更しない。)
・連合が管理する分水工は、計画の分水量に節水率を乗じた量で分水
・地域主体の水管理
・合意に基づく調整方針
( 豊浦郷土地改良区:管理面積:2,706ha、組合員数2,223人 )
【豊浦郷土地改良区を例として】
国営維持管理委員会
××県営用水路
維持管理委員会
○○県営用水路
維持管理委員会
2委員会
(委員は、下位の維持管理委員会の代表者)
□□地区
維持管理委員会
16委員会
(各委員会は、集落・
農家組合の代表者
10~18名で構成)
・常時は2回/年の開催で、毎年の取水計画等について調整
・土地改良区連合で決定する節水率、稲の生育状況等をもとに、節水対
応(さらなる地区内での番水の有無、各分水工の分水量等)を協議
・節水率によっては、地区内でさらに番水することも有り
・国営維持管理委員会の決定事項をもとに区域内での節水対応を協議
・各委員会では、これまでの節水対応の経験を生かして、番水等の方法
を決定し、集落や農家組合に周知し対応
集落・農家組合
20
9.加治川地区の農業水利施設の管理
21
(3)土地改良区が行う農業水利施設の維持・補修
施設
頭首工
作業主体・作業内容
加治川沿岸土地改良区連合が補修・ゴミ処理等を実施
国営用水路3条(第1頭首工左岸幹線用水路、国営第2頭首工
左岸・右岸幹線用水路)
〃
上記以外の国営用水路及び県営用水路
単区土地改良区が補修・ゴミ処理等を実施
その他用排水路
農家で組織する農家組合が草刈り・泥さらい等を実施
(4)土地改良区が抱える水管理上の課題
土地改良区連合
○高温障害対策として、苗の遅植、湛水管理(深水かんがいなど)、かんがい期間の長期化や水を多く使う営農指導が増加。
○ほ場整備による末端用水路のパイプライン化により配水管理用水が減少(水需要量の減)する一方、上記理由から、かんがい
期間の後ろ倒しや水需要が増加する傾向。
○頭首工等の大規模農業水利施設は、洪水時に操作を誤ると甚大な被害を及ぼすことから、適切な施設操作と安全管理が必要。
単区土地改良区(豊浦郷土地改良区)
○支線用水路が開水路のため、上流優位で水配分されると、水位が低下して下流のほ場まで水が届かないことから、各路線に1
名の操作員を配置し土地改良区による一元管理が必要。
○兼業農家は休日、専業農家は平日に作業するため、代かき期の取水ピークが平準化・低下する傾向。しかし、河川流量の少な
い出穂期の用水需要は依然として集中していることから、夏期の用水量確保と管理体制維持が必要。
○農家の世代交代等とともに、昔の用水確保の努力や困難の記憶が薄れ、配水が当然と考える農家が増加。農地における水管
理の粗放化(掛流しなど)が課題。
○農地集積による営農者の減少により、農家との水利調整手間(農家を説得する手間)は減少する一方、草刈りなどの維持管理
が粗放化。
10.農業水利施設の保全管理の仕組み
(1)農業水利施設の建設と保全管理の役割分担
・農業水利施設は、①大規模な施設は国、②それにつながる基幹的な施設は県、③末端の水利施設は市町村や土地改
良区が建設し、農業用水を農地に運び、そして農地から水を排水する役割を担っている。
・一方で、施設の保全管理は、①公共公益性の高い施設は都道府県・市町村、②基幹的な施設は土地改良区、③末端施
設は集落・農家が主体となって実施している。
【保全管理における役割分担】
【建設事業における役割分担】
支線用水路
(土地改良区)
ダム(県)
ダム(国)
頭首工(国)
支線用水路(県)
頭首工
(土地改良区)
(基幹的施設)
(基幹的施設)
支線用水路
田・畑
(末端施設)
支線用水路
田・畑
(末端施設)
末端用水路
末端用水路
(支線施設)
(支線施設)
末端用水路
(集落・農家)
幹線用水路
末端用水路
(市町村等)
幹線用水路
幹線用水路(国)
幹線用水路
(土地改良区)
支線用水路
支線用水路
末端用水路
末端用水路
田・畑
田・畑
幹線排水路
排水機場(国)
支線排水路
幹線排水路
末端排水路
末端排水路
(市町村等)
排水機場(市町村)
支線排水路
末端排水路
末端排水路
(集落・農家)
22
10.農業水利施設の保全管理の仕組み
23
(2)国が建設した農業水利施設の保全管理の主体
・国が建設した施設は、国直轄で管理する一部を除き、そのほとんどは、都道府県、市町村、土地改良区等へ管理委託
又は譲与されている。
○国が建設した施設の管理主体別の構成比(%)
○水利施設の所有主体と管理主体の関係
【建設主体】
【所有主体】
国
国
営 (農林水産省)
国
国
(農林水産省)
(農林水産省)
都道府県
団
市町村
体
営 土地改良区等
<ダム・頭首工等>
土地改良区
57.7%
その他
0.6%
国 1.1%
都道府県
16.3%
市町村
24.3%
管理委託
譲与
都
道
府
県
営
【管理主体】
都道府県
市町村
土地改良区
等
都道府県
市町村
<農業用用排水路>
土地改良区
58.2%
その他
0.2% 国 0.4%
都道府
県
2.7%
市町村
38.5%
土地改良区等
出典:農村振興局整備部水資源課施設保全管理室調べ(平成22年度末)
10.農業水利施設の保全管理の仕組み
(3)国が建設した農業水利施設の保全管理に対する国の支援
・国が建設した水利施設に対しては、洪水防止などの公共公益性の観点から、施設の維持・運用・整備補修や管理体制
の整備に支援を行っている。
国 営 造 成 施 設
国による管理
県による管理
県・市町村による管理
土地改良区による管理
【直轄管理事業等】
【国営造成施設県管理費補助事業】
【基幹水利施設管理事業】
【国営造成施設管理体制整備促進事業】
(管理体制整備型)
国
国
直轄管理
内地77.5%
北海道8/9負担
管理委託
国
1/3補助
都道府県
○ ダム、頭首工 等
・ 治水、利水等の面で高
度の公共性
管理委託
国
30%補助
県・市町村
1/2補助
県・市町村
助成
管理
管理
土地改良区等
○ 排水機場、防潮水門、
ダム、頭首工
○ ダム、頭首工、用排
水機場、排水樋門 等
・ 施設又は操作の利害が
2都府県以上にわたる
・ 関係受益面積が、おおむ
ね3,000ha以上の大規模
施設
・ 関係受益面積がおお
むね1,000ha以上の基
幹的な水利施設
○ 国営造成施設(これと
一体不可分な国営附帯県
営造成施設含む)
地区数
H24予算額
地区数
H24予算額
地区数
H24予算額
地区数
H24予算額
・ 特別な技術的配慮を必
要とする管理
6地区
20億円
29地区
12億円
297地区
16億円
236地区
20億円
24
25
(参考)国営加治川地区の管理主体と管理への支援状況
・国営加治川土地改良事業で建設した施設は、ダム1箇所、頭首工2箇所、用水路29km。
・このうち、ダム及び頭首工は新潟県に、用水路は加治川沿岸土地改良区連合に管理を委託。
・国は、頭首工と用水路について、その維持・運用・整備補修や管理体制の整備に対して支援。
用水路
管理受託者:加治川沿岸土地改良区
連合
補助事業:国営造成施設管理体制整
備促進事業(管理体制整
備型)
事業内容:管理体制の整備
(土地改良区が行う管理
に係る費用の一部を支援)
H24事業費:4.8百万円
(国費2.4百万円)
負担割合(%):国50、県25、市町25
第2頭首工
第1頭首工
管理受託者:新潟県(農水省分)
共同施設
受益面積:4,198ha
設計洪水量:1,310m3/s
補助事業:国営造成施設県管理費補
助事業
事業内容:維持・運用・整備補修
H24事業費:4百万円
(国費:1.6百万円)
負担割合(%):国40、県30、農家30
管理受託者:新潟県
受益面積:3,247ha
設計洪水量:3,000m3/s
補助事業:国営造成施設県管理費補
助事業
事業内容:維持・運用・整備補修
H24事業費:4.9百万円
(国費:2百万円)
負担割合(%):国40、県30、農家30
農水省(農業)
新発田市(上水)
内の倉ダム
管理受託者:新潟県(農水省分)
共同ダム
農水省(農業)
新潟県(河川)
新発田市(上水)
新潟県(発電)
補助事業:該当なし
管理は県河川管理部局が実施
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