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101 5.都市福利施設を整備する事業に関する事項
5.都市福利施設を整備する事業に関する事項 [1]都市福利施設の整備の必要性 ① 現状分析 中心市街地を含む学区の対象となる小中学校はないが、高等学校は県立秋田明徳館 高等学校、私立国学館高等学校、私立和洋女子高等学校、専門学校は秋田県理容美 容専門学校、秋田情報ビジネス専門学校などがあり、教育施設については充足して いる。 文化施設については、千秋公園内にある市立佐竹史料館、またその周辺には(財)平 野政吉美術館、県立美術館、県民会館、市立中央図書館明徳館が立地している。ま た、アトリオン内に市立千秋美術館、そして秋田拠点センター・アルヴェ内に自然 科学学習館がある。 中心市街地内には現在、高度で特殊な医療に対応可能な県立脳血管研究センターや (財)秋田県成人病医療センターのほか、外科、歯科、産婦人科などの医院がある。 道路拡幅に合わせて、 (財)秋田県成人病医療センター等の医療施設の現地建て替え が計画されている。 社会福祉施設については、アルヴェ内にデイサービスセンターが設置されている。 子育て支援施設については、アルヴェ内に市子ども未来センターがある。 ② 事業の必要性 これらの現状を踏まえた都市福利施設に関する事業の必要性は、以下のようにな る。 【教育文化施設】 教育文化施設については、中心市街地に近接して教育施設が概ね充足しているが、 一部老朽化している施設があるため、建て替えなどが必要となっている。 中心市街地外にある既存の施設については、建て替え時に中心市街地内への整備を 優先的に検討することとし、今後必要に応じて新たな教育文化施設の整備を検討す る。 【医療施設】 (財)秋田県成人病医療センター敷地内に秋田県循環器医療提供拠点施設(新セン ター)の整備が計画されているが、内科、小児科などの医療機関に偏りがあること から、中心市街地への定住を誘導するためにも、民間医療機関を中心に誘致に取り 組む。 101 【社会福祉施設】 市民アンケート調査によると、定住の際の条件として社会福祉機能の充実を挙げて いることから、高齢者、子育てに関する支援施設の充実が必要である。 新たな施設整備について、現時点では具体的な計画を有しないことから想定しない が、今後とも中心市街地内の高齢化の進展が予想されることから、既存の建物など を利用した民間事業者による開業の促進に努める。 ③ フォローアップ 年1回、基本計画に位置付けた取り組みの進捗調査を行い、目標指標への効果を把 握しながら、必要に応じて事業の改善などの措置を講ずる。 [2]具体的事業の内容 (1)法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)①認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名、内容 実施 目標達成のための 及び実施時期 主体 位置付け及び必要性 支援措置の 内容及び 実施時期 13 中通地区公共公 中通一丁目地区市街地再開発 〔支援措置〕 事業にあわせて、多世代交流の核 暮らし・にぎわ 益施設整備事業 となり、観光資源としての集客も い再生事業 〔事業名〕 市 期待できる公共公益施設の整備 中通一丁目地区市 を図り、歩行者・自転車通行量の 〔実施時期〕 平 成 18 年 度 ∼ 増加に寄与する事業である。 街地再開発事業の (歩行者・自転車通行量) 〔内容〕 一環として、秋田の 文化的活動拠点の ひとつとなる公共 公益施設(用途:展 示ホール、会議室、 練習室、研修室、市 民活動スペース等) としての賑わい交 流施設の整備 102 平成23年度 その他 の事項 〔実施時期〕 平成18年度∼平成23 年度 (2)②認定と連携した支援措置のうち、認定と連携した重点的な支援措置に関連する事業 事業名、内容 実施 目標達成のための 及び実施時期 主体 位置付け及び必要性 〔事業名〕 市街地 4 中通一丁目地区 再開発 市街地再開発事業 組合 支援措置の 内容及び 実施時期 〔支援措置〕 <再掲 P95参照> 市街地再開発 事業 〔内容〕 〔実施時期〕 千秋公園と一体と 平 成 19 年 度 ∼ なった街なかオア 平成24年度 シスを開発コンセ プトに、文化と交流 の拠点形成を目指 す組合施行による 法定再開発事業。具 体的には、全天候型 商業モール、健康ス ポーツ施設、広場、 公共駐車場、公共公 益施設、居住施設を 整備。なお、居住施 設の低層部は、商 業・福祉・医療など の利便施設とする。 〔実施時期〕 平成19年度∼平成24 年度 (3)中心市街地の活性化に資するその他の支援措置に関連する事業 該当なし 103 その他 の事項 (4)国の支援がないその他の事業 事業名、内容 実施 目標達成のための 及び実施時期 主体 位置付け及び必要性 〔事業名〕 秋田ビ 国以外の支援 措置の内容 及び実施時期 ホテル併設型医療モールを整 〔支援措置〕 14 ホテル併設型医 ル㈱ 備し、県内だけでなく全国からの 療モール整備事業 施設利用者を見込む。またこれ 〔実施時期〕 を、中通一丁目地区市街地再開発 〔内容〕 事業と一体的に進めることによ ホテルの低層部に り、相乗効果による賑わいを創出 併設している商業 し、歩行者・自転車通行量、小売 施設の1∼3階フ 業年間商品販売額の増加を図る。 ロア約7,000㎡をリ (歩行者・自転車通行量) ニューアルし、消化 (小売業年間商品販売額) 器科、眼科、精神科、 歯科、美容外科等の 医療テナントによ る医療モールの整 備 〔実施時期〕 平成20年度∼平成22 年度 〔事業名〕 県 秋田県の政策課題とされてい 〔支援措置〕 15 秋田県循環器医 る成人の脳血管疾患と循環器疾 療提供拠点施設(新 患を対象に、研究機能を併せ持つ センター)整備事業 専門病院として、本県の拠点的な 役割を果たすとともに、県内のみ 〔実施時期〕 〔内容〕 ならず全国からも患者が集まる 県道の拡幅に伴い、 ようなセンターを整備する。 (財)秋田県成人病 中心市街地内居住者の利便性 医療センター敷地 が向上し、区域外からの来訪者が 内における新セン 中心市街地に立ち寄ることによ ターの整備 り賑わいが創出される。 (歩行者・自転車通行量) 〔実施時期〕 平成19年度∼平成22 年度 104 その他 の事項