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環境・安全レポート2014

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環境・安全レポート2014
環境・安全レポート2014
大 阪 工 場・研 究 所 の レ ス ポ ン シ ブ ル・ケ ア 活 動
目 次
1
はじめに
2
構内紹介
4
会社紹介
5
住友化学の企業理念
6
環境・安全に関わる方針
7
エコ・ファーストの約束
8
レスポンシブル・ケアについて
9
レスポンシブル・ケア運営組織
10
環境負荷の概況
11
環境処理設備の概要
12
環境マネジメントシステムの運営
13
環境への配慮
14
省エネルギーと温暖化防止の取り組み
15
リサイクル推進に向けての取り組み
17
労働安全衛生
18
保安・防災活動
19
教育・訓練について
20
構内美化・緑化の推進
21
環境・安全に関わるお問い合わせ
22
地域の皆さまとのコミュニケーション
24
トピックス
27
資料編
28
大気汚染防止への取り組み
29
水質汚濁防止への取り組み
30
省エネルギーと地球温暖化防止への取り組み
31
特定化学物質の管理・PRTR 法
33
環境会計
34
法の遵守状況
巻末
ご意見・ご感想をお聞かせください!
(環境・安全レポート 2014 アンケート用紙)
はじめに
みなさまには、平素より私たち住友化学大阪工場の事業活動に温かいご
理解とご協力をいただき、まことにありがとうございます。
住友化学大阪工場は、1916年、合成染料の国産化を目的として設立
された日本染料株式会社をその前身とし、以来、約100年間、ここ此花
の地で、地域の皆さまのご支援をいただきながら操業を続けてきました。
改めて深く感謝申しあげます。
私たちは、創業以来「無事故無災害」
「地域社会との共存共栄」
「顧客重視」
生産、供給する使命のもとで、これまで世の中になかった新しい有用な製
品を生み出し、提供し続けてきました。
また現在、世界の化学産業は、国際的に連携しあい、コンプライアンス※
を基盤として、開発から製造、流通、使用、廃棄に至る製品の全ライフサ
イクルにわたって安全・環境・品質に責任を持つ自主的な活動「レスポン
シブル・ケア(RC)活動」に積極的に取り組んでいます。
大阪工場においても、全員がRC活動を積極的に推進し、地域の皆さまや
お取引先の皆さまに安心、信頼していただき、また従業員が活力をもって
働ける「人や環境にやさしい事業所」づくりにまい進しています。
本レポートでは、最近の大阪工場のRC活動の取り組みや実績をご報告い
ただきますとともに、皆さまの忌憚の無いご意見をお寄せいただければ幸
いです。
※コンプライアンス:社会の倫理とルールを守ること
近隣保育園の園児たちの工場見学風景
1
はじめに
たしますので、ご一読いただき、私たちの活動についてご理解を深めてい
⋮⋮
Responsible Care 2014
を基本理念とし、社会の発展と人々の幸福に幅広く貢献する製品を開発、
工場長 髙橋 祐幸
構内紹介
北港通り
研究所ゾーン
正門
テニスコート
研究所ゾーン
食堂
AED
⋮⋮
Responsible Care 2014
グラ 医薬中間体・
有機EL製造ゾーン
保育所
いずみキッズ
研究所ゾーン
大日本住友製薬
2
用役ゾーン
大日本住友製薬
AED
構内紹介
中門
←至ユ ニバー サルシ ティ
JRゆ め咲き 線
半導体・表示材料
高分子添加剤・有機ゴム
薬品製造ゾーン
住友化学大阪工場へ
ようこそ
環境処理ゾーン
体育館
大阪工 場の主な製品紹介
大阪工場は、住友化学ファインケミカルの中核工場として、約600品目の製品を生産してい
ます。ここに、大阪工場で製造している主な製品をご紹介します。
高分子添加剤、有機ゴム薬品
医薬中間体
住化分析センター
プール
農薬(殺菌剤)
半導体・表示材料
3
染料
構内紹介
ゆめ咲倶楽部
製造ゾーン
製造事務所
食堂
至西九 条→
AED
農薬・
中間体製造ゾーン
染料製造ゾーン
染料製造ゾーン
倉庫ゾーン
3号門
⋮⋮
Responsible Care 2014
ンド
会社紹介
住友化学のあらまし
⋮⋮
Responsible Care 2014
4
社 長
十 倉 雅 和
創 業
1913年 9 月 22日
営業開始
1915年10 月
4日
設 立
1925年 6 月
1日
資 本 金
897億円
連結売上高
22,438億円(2014年3月期)
連結従業員数
37,315名(2014年3月31日現在)
住友化学って
どんな会社?
本社所在地
(東京)東京都中央区新川2丁目27番1号 東京住友ツインビル東館
(大阪)大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友ビル
事業部門
基礎化学部門、石油化学部門、情報電子化学部門、
(連結)
健康・農業関連事業部門、医薬品部門、その他
大阪工場・研究所(春日出)のあらまし
会社紹介
工 場 長
髙 橋 祐 幸
所 在 地
〒554-8558 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号
住友化学
大阪工場 、基礎化学品研究所、情報電子化学品研究所
工業化技術研究所、有機合成研究所、筑波開発研究所、生物環境科学研究所
関係会社
大日本住友製薬、住化分析センター、住化スタイロンポリカーボネイト、
日本エイアンドエル、朝日化学工業、住化ケムテックス 他
従業員数
900名※(構内勤務者 2,000名)
(2014年4月1日現在)
敷地面積
272,000㎡
甲子園球場の
約 6.6 倍の広さです。
住友化学(春日出)って
どのくらいの広さが
あるのですか?
住友化学の企業理念
当社は、300年以上に及ぶ住友の事業精神を引き継ぎ、1913年の創業から1世紀に亘る歴史を
刻んでいます。「経営理念」は、住友の事業精神を踏まえて当社の基本精神や使命、価値観を改めて
整理したものです。
また、従業員が大切にすべき“こだわり”や“誇り”を表した「コーポレートスローガン」
「コーポレー
トステートメント」は、従業員一人ひとりが事業活動を行う際の重要な指針となっています。
⋮⋮
Responsible Care 2014
5
住友化学の企業理念
環境・安全に関わる方針
安全、環境、品質に関する基本方針
レスポンシブル・ケア活動方針
⋮⋮
Responsible Care 2014
この方針にそって
運営しているんですよ。
6
環境・安全に関わる方針
「無事故無災害」
「顧客重視」
「地域社会との共存共栄」が
大阪工場の基本理念です。
エコ・ファーストの約束
2012年3月22日、環境省で「エコ・ファースト企業」による「フォローアップ報告会」が開催さ
れました。当社からは十倉社長が出席し、
「エコ・ファーストの約束」の進捗状況や成果について、細
野環境大臣に報告するとともに、
「エコ・ファーストの約束(更新書)」を新たに宣言しました。
当社は、
2008年11月、
総合化学会社で初めて「エコ・ファースト企業」に認定されました。その際、
環境大臣に約束した、化学物質管理、地球温暖化防止対策、廃棄物再資源化の3分野における具体的
な取組みのうち、既に目標を達成した項目について、このたび新たな数値目標を策定し、改めて「
(更
新書)
」として宣言したものです。
⋮⋮
Responsible Care 2014
7
エコ・ファーストの約束
レスポンシブル・ケアについて
どんなところに
気をつけていますか?
社会との共存共栄を
第一に考えています。
その活動が「レスポン
シブル・ケア」です。
⋮⋮
Responsible Care 2014
8
1 レスポンシブル・ケアとは
レスポンシブル・ケアとは、製品の全ライフサイクルにわたって「安全・環境・健康・品質」
を確保し、対話を通じて社会からの信頼を深めていく、事業者による自主的活動のことです。
私たち住友化学は、地球市民の一員として"人"と"社会"と"地球"のために、レスポンシブル・
ケア活動を経営の重要な柱の一つに据え、地域社会との共存共栄はもとより、企業としての社
会的な責任を果たしていきたいと考えています。
2 レスポンシブル・ケアの実施について
レスポンシブル・ケアについて
レスポンシブル・ケアは化学物質を製造し、また取り扱う事業者の以下の活動すべてを含み、
自ら設定した目標・計画に基づいて行う自主活動です。
● 労働安全衛生 … 働く人々の安全と健康を守ります
● 保安防災 ……… 災害を防止し、万一災害が起こっても最小限に食い止めます
● 環境保全 ……… 地球上の人々の健康と自然を守ります
● 化学品安全 …… 化学品の性状と取り扱い方法を明確にし、すべての取り扱い者の安全・
健康と環境を守ります
● 社会とのコミュニケーション
…… 活動内容・成果を公表し、社会との対話を進めます
レスポンシブル・ケア活動は、1985年にカナダで発足しました。今や45の国と地域で導入され
ています。日本では1995年に、社団法人日本化学工業協会のなかの化学物質を製造・取り扱う企
業が中心となり、日本レスポンシブル・ケア協議会を設立いたしました。それまで各企業が独自に
行っていた環境・安全活動を同協会を通して一体的に取り組み、社会の理解を深めていこうと
するものです。
日本レスポンシブル・ケア協議会ホームページアドレス
http://www.nikkakyo.org/organizations/jrcc/
レスポンシブル・ケア運営組織
大阪工場 レスポンシブル・ケア委員会
委員長:住友化学 大阪工場長
住 友 化 学
大 阪 工 場 ・ 6 研 究 所
大日本住友製薬
住化分析センター
住化テクノサービス
住化ケムテックス
朝日化学工業
住友化学システム
サービス
住化スタイロン
ポリカーボネイト
イージーエス
シアテック
大阪ゼネラルサービス
住化ロジスティクス
事務局:環境安全部
各 種 委 員 会 など
安全衛生協力会
○構内グループ会社
レスポンシブル・ケア連絡会
○リサイクル担当者会議
○工事部会
○物流部会
○サービス部会
○省エネルギー推進委員会
企業内レスポンシブル・ケア活動
社会に対するレスポンシブル・ケア活動
9
レスポンシブル・ケア運営組織
○安全衛生委員会
⋮⋮
Responsible Care 2014
日本エイアンドエル
住友ケミカル
エンジニアリング
環境負荷の概況
数値は2013年度実績
INPUT
用 水
945,505㎥
原 料
11,079.1t
エネルギー
原油換算 29,200kl
上 水 209,380㎥
電 気
17,500Mwh
工業用水 736,125㎥
都市ガス
24,200千N㎥
雨 水
220,770㎥
⋮⋮
Responsible Care 2014
製 品
6,465t
生産・研究活動
高濃度廃液
425.8t(社内他地区)
1,725.5t(社外)
生活排水
OUTPUT
10
730,758t
220,770t
108t
115t
35t
7t
産業廃棄物
1,132.1t
汚泥 1,132.1t
環境負荷の概況
943.9t
10.6t
25.1t
1.1t
3.5t
44.2t
リサイクル作業服 0.1t
もっぱら物※ 363.2t
新聞・雑誌・ダンボール 121.7t
202.1t
鉄スクラップ
39.4t
空きびん
スラッジ
(汚泥)
特別管理産業廃棄物
984.2t
廃油
廃酸
廃アルカリ
汚泥
感染性廃棄物
回収溶媒
944,105㎥
(内220,770㎥雨水)
総合排水処理
公共下水処理場へ
排水
雨水
COD
BOD
窒素
りん
排 水
36,000t
産業廃棄物 17,982.5t 製紙原料 66.6t
廃油
1,226.9t オフィスペーパー
66.6t
廃酸
22.7t 飲料容器(業者回収) 12.3t
15,658.6t あき缶
廃アルカリ
5.8t
685.4t PETボトル
汚泥
4.0t
166.7t びん類
廃プラスチック
2.5t
59.4t ※もっぱら物とは
木くず
8.6t 廃棄物処理法(第7条、第7条6項、第
紙くず
106.0t 14条)よりもっぱら再生利用の目的とな
ガラス類
46.2t る物として①古紙、②くず鉄(古銅等を
金属くず
含む)、③あきびん類、④古繊維の4種
2.0t 類がもっぱら物とされます。
廃蛍光灯・廃電池
特管廃油
213.1t
事業系
一般廃棄物
廃油
1,191.1t
廃酸
8.0t
廃アルカリ
15,651.5t
176.9t
外部焼却
廃油
廃油24.6t
特管廃油53.1t
廃酸
外部焼却
前
後
176.9t 17.5t
液中燃焼処理
19,215.0t
うちサーマルリサイクル
2,031t
大気へ
CO2
SOx
NOx
45,593t
0.04t
16t
廃酸14.7t
特管廃酸9.4t
廃アルカリ
廃アルカリ7.2t
特管廃アルカリ25.0t
汚泥
汚泥162.4t
特管汚泥1.0t
廃プラスチック 34.2t
金属くず
蛍光灯・廃電池
前
後
77.7t
0.8t
24.1t
4.8t
32.2t
1.6t
163.4t
8.2t
34.2t
0t
2.0t
0.3t
0t
1.7t
埋 立 34.9t
特管廃油
677.7t
廃油
11.2t
特管廃酸
1.23t
廃酸
0t
特管廃アルカリ
0t
廃アルカリ
0t
特管汚泥
0.12t
汚泥
1,655.2t
特管感染性廃棄物
3.5t
廃プラスチック
132.5t
木くず
59.4t
紙くず
8.6t
ガラス類
106.0t
金属くず
46.2t
リサイクル 3,188.1t
リサイクル率 98.9% (建材・セメント燃料など)
環境処理設備の概要
数値は2013年度実績
総合排水処理
酸
アルカリ
凝集剤
汚泥ろ過
製造所
工場廃液
TOC
COD
BOD
窒素
りん
pH
研究所
・
事務部門
一般生活排水
スラッジ
外部委託
⋮⋮
Responsible Care 2014
水質分析
11
市下水道へ
外部焼却
リサイクル
煙突
廃油
高濃度
廃水
(建材など)
排ガス分析
防液堤
液中燃焼処理
廃油または都市ガス
900℃以上
廃液
水蒸気
二酸化炭素
排水は排水処理へ
環境処理設備の概要
此花
下水処理場
環境マネジメントシステムの運営
大阪工場は、環境マネジメントシステムの国際規格『 I SO14001』の認証を受け、
運営しています。
ISO14001は、PDCA※サイクルにより、環境法令を守ることはもとより、環境への影響を改善する
とともに、事故の予防や緊急事態への対応を確実に行う管理システムです。
ISO14001 とは
何ですか?
※PDCAサイクルとは、
● Plan(計画)
⋮⋮
Responsible Care 2014
● Do(実施および運用)
● Check(点検)
● Action(マネジメントレビュー)
のPDCAによる継続的改善を推進するものです。
その環境マネジメントシステムにより、環境への影響を低減・予防する活動として、
(1)エコ・ファーストの約束に基づく対応
環境の改善を続けて
行く仕組みです。
(2)省資源、省エネルギー
(3)廃棄物の削減とリサイクルの推進
(4)PRTRの推進※(※31ページを参照ください)
などについて取り組んでいます。
12
環境マネジメントシステムの運営
■環境マネジメントシステム
外部機関による監査風景
(点検)
・不適合並びに是正処置および予防処置
文書類・文書管理
環境への配慮
当地区では、環境汚染対策設備を設置し、汚染の防止に取り組んでいます。また、分析などを行う
住化分析センターや、化学物質の環境への影響などを研究する生物環境科学研究所、さらには安全・
防災のための研究などを行う工業化技術研究所が立地しており、環境に配慮した事業所を目指して
幅広く取り組んでいます。
排煙脱硝設備
住化分析センター
本 設 備 は、 世 界 で も ト ッ
プレベルの95%以上の脱
硝 率 で 運 転 し て い ま す。
(90%以上で高いレベルと
言われています。)
⋮⋮
Responsible Care 2014
生物環境科学研究所
13
環境への配慮
工業化技術研究所
粉じん発生個所の密閉化
高濃度廃水焼却設備
粉じん捕集設備
白布モニター(粉じん飛散監視)
製 造 設 備
省エネルギーと温暖化防止の取り組み
当社は2010年1月、「気候変動対応推進室」を設置し、省エネルギーや温暖化防止に積極的に取り組
んでいます。大阪工場では、いち早くガスコージェネレーションシステムを導入すると共に、さまざ
まな省エネ対策を実施しています。
ガスコージェネレーション
システム
ガスコージェネレーションシステムによる発電
都市ガスを燃料として発電し、その排熱を利用して蒸
気を発生させる効率のよいシステムです。工場や研究
都市ガス
まかなっています。
燃料は、燃焼時に二酸
化炭素の排出がより少
ない都市ガスを使用し
ています。家庭用の都
市ガスと同じものです。
自家発電
発電プラント
排熱利用
蒸気
電気
⋮⋮
Responsible Care 2014
所で使用する電気や蒸気のほとんどをこのシステムで
14
省エネルギーと温暖化防止の取り組み
ガスエンジン
生産・研究活動
照明
冷暖房
空調・換気
機械の動力など
廃液焼却処理施設
省エネ型照明機器や人感センサーを使用しています。
省エネ型照明機器としてLED照明を積極的に採用し
ています。
蒸気吸収式冷凍機で蒸気の有効利用をしています。
研究所の空調は、実験の安全性と省エネ性を兼ね備
えたシステムです。ガスヒートポンプも採用してい
ます。
人感センサー
インバータの活用を進めています。
排熱を回収しています。
LED照明
省エネ活動
省エネパトロール、省エネニュース、省エネ放送、
職場の省エネコンテストなどを行っています。
LED外灯
蒸気吸収式冷凍機
ヒートポンプ
省エネコンテスト用
簡易型積算電力計
省エネニュース
リサイクル推進に向けての取り組み
当地区では廃棄物について、もっぱら物、有価物、事業系一般廃棄物、産業廃棄
物の区分を精査して、排出者としての責任の下、廃棄物の管理を行っています。
各種リサイクル法等に準じて、廃棄物の発生量を減らすこと・再利用すること・
リサイクルすることに向けて取り組んでいます。
リサイクルのために
どんな工夫をしていますか?
1 廃棄物の管理
廃棄物などの分類表作成・周知
廃棄物等の分別保管
従業員による廃棄物などの分別を推進する
ため分類表を作成して周知に努めています。
分類表の項目は28種類にのぼります。
また、大阪市による資源化可能な紙ごみの
リサイクル排出化についても、分類表へ
いち早く反映して取り組んでいます。
リサイクルを一層推進する
ために、廃棄物を種類ごとに
分類して保管しています。
廃棄物排出分類表
産業廃棄物の収集
機密書類処理の現地確認
産業廃棄物(2)について、各契約
業者との連絡をとりながら、リ
サイクル化を推進しています。
機密書類に関しては、排出の度に
溶融処理が確実に実施されてい
ることを現地確認しています。
ダンボール詰めした書類が
溶融パルパーへ投入される様子
(1)事業系一般廃棄物とは(大阪市環境局の規定)
家庭から出る可燃ごみと同様のものです。自然素材に由来する可燃ごみや厨芥ごみが該当します。
(2)産業廃棄物とは(廃棄物の処理及び清掃に関する法律より)
事業活動に伴って生じた廃棄物で、法律で20種類に分類されるほか、特別管理産業廃棄物に分類されるものもある。
2 作業服のリサイクル
作業服は、リサイクルシステムを導入しているメーカーから購入しています。使用済作業服は、公益社団
法人環境生活文化機構(3)が回収し、指定再生工場でマテリアルリサイクル処理されます。リサイクル用途
は、フェルト材にして自動車内装材に再利用したりアスファルト材にして建築材料等に再利用されます。リ
サイクルの対象となる作業服は、リサイクルマークが衣類1点ごとに縫着された作業服です。
(3)
公益社団法人環境生活文化機構とは
環境省の所管法人として平成8年2月1日
に環境保全に寄与することを目的として
設立。平成25年3月19日公益社団法人
として認定されました。
15
リサイクル推進に向けての取り組み
廃棄物の漏洩対策など
廃棄物の漏洩防止に万全をつくし
ています。防液堤、液面計など必
要に応じて設置しています。
⋮⋮
Responsible Care 2014
事業系一般廃棄物の収集
構内で発生する事業系一般廃棄物(1)
は1997年7月から指定業者の車で
収集しています。分別努力により、
大阪市焼却処分場の受け入れ基準に
適した廃棄物について、その発生量
は年ごとに低減化を果たしています。
リサイクル推進に向けての取り組み
3 お客さまの廃棄物削減対策
お客さまのリサイクル
にも協力しています。
製品容器の回収
お客さまから容器を回収し、適正な処理を行っています。
⋮⋮
Responsible Care 2014
回収された製品の容器
製品の容器を収容するコンテナ(出荷・回収用)
エコテープの使用
住友化学から出荷されるダンボール箱入りの製品には、「エコテープ」を使用しています。
「エコテープ」とは、ダンボールに貼ったままリサイクルできるクラフトテープのことです。
拡大図
16
リサイクル推進に向けての取り組み
4 『3R』の推進 Reduce(減らす),Reuse(もう一度使う),Recycle(リサイクル)
廃棄物の発生抑制および資源の枯渇防止の取り組みとして、3R(Reduce,Reuse,Recycle)
を推進しています。
コピー用紙の使用量削減 Reuse(もう一度使う)
印刷書類の裏面が白紙で、裏紙としてプリント使用できる
書類は、リユースボックスに入れます。
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䈻ឝ␜䉕䈍㗿䈇⥌䈚䉁䈜䇯
紙の使用枚数削減 Reduce(減らす)
2UP(ツーアップ)印刷を奨励し、1枚の
面に2枚分を縮小してプリントします。
オフィス系古紙のリサイクル Recycle(リサイクル)
十分に活用したオフィス古紙は、定期的に回収しトイ
レットペーパーに再生します。
オフィス系古紙の集積
このようにして、書類の紙量を全体的に減らしながら、再利用、そしてリサイクルに努めています。
労働安全衛生
大阪工場は、
「安全をすべてに優先させる」との基本理念に基づき、あらゆる面から無事故・無災害の生
産活動を目指した取り組みを行っています。
安全成績電光掲示板
⋮⋮
Responsible Care 2014
当地区の全組織の安全成績を表示し、従業員の安全意識高揚に努めています。
製造部朝礼
17
労働安全衛生
安全衛生基本方針
「安全をすべてに優先させる」を基本理念に、大阪工場・
研究所安全衛生基本方針
(6ページに掲載)のもと、継続的
に労働安全衛生に取り組んでいます。
工事安全パトロール
OSHMSの取り組み
OSHMS※とは、労働安全衛生マ
ネジメントシステムのことを言
います。災害発生の潜在的危険を
減少させ、職場の安全衛生水準を
向上させるために、
「P(計画)−
D(実施)−C(評価)−A(改善)」の一連のサイクルをまわし、
自主的・継続的に安全管理を推進する仕組みです。大阪工場で
は、このシステムを2002年に導入・運用しています。2005年2月に中央労働災害防止協会から、
厚生労働省の指針に基づく基準に適合し、安全衛生水準の継続的な向上のため適切に運用されている
として、「適格OSHMS認定事業所」として認定されました。2013年12月には、継続的な安全衛生
レベルの向上が認められ、認定が更新されました。
※Occupational Safety and Health Management System
保安・防災活動
事故や地震への備えは
できていますか?
⋮⋮
Responsible Care 2014
1
事故や火災を未然に防止するために製品の開発段階から危険性の評価を行い、安全に製造する
2
事故および緊急事態に対応するため、防災訓練などを実施し、緊急処理や汚染の拡大防止措置
ための検討会を開いて、操作手順および製造法を改善しています。
が的確に行えるよう訓練を定期的に行っています。
また、地域の町会や企業の代表者の方等に訓練を見学していただいています。
合同防災訓練
18
保安・防災活動
地震計の設置
侵入警報システム
地震計を設置して、地震の大きさが
周囲に侵入警報システムを設置し、
すぐにわかるようにし、地区全体の
不審者の侵入を警報で知らせます。
安全対策が速やかにとれるようにし
ています。
教育・訓練について
1 事業所内教育
教育・訓練については、法定教育をはじめ意識教育、技能教育、緊急時処置訓練教育など多方面
にわたり実施し、環境・安全についても幅広く教育を行っています。
危険性体感教育
高所作業における危険性について、構内協力会社を含め
て体感教育を行っています。
⋮⋮
Responsible Care 2014
外部講師による「保安防災教育」
19
2 ESD研修生の受け入れ
文部科学省所管の科学技術振興機構による「戦略的環境リーダー育成拠点形成」の一環として、
2010年度から研修生を受け入れています。
研修の目的は「地域からESDを推進する女性環境リーダー」の育成にあります。研修生の皆さ
んは、おもにアジア・アフリカ地域の女子大学院生です。持続可能な社会づくりのための担い手
として、熱心に工場見学され活発な質疑やご感想を頂きました。未来へ繫がる貴重なプログラム
となっております。
ESDとは:
持続発展教育(ESD:Education for Sustainable Development) を意味します。
環境教育、国際理解教育、基礎教育、人権教育の持続可能な発展に関わる諸問題
に対応する個別分野の取組のみではなく、様々な分野を多様な方法を用いてつな
げ総合的に取組むことで、豊かな人間性を育み他人や社会および自然環境との関
係性を認識・尊重し共栄できる社会となることが重要との理念に基づくものです。
教育・訓練について
心臓停止から命を救うため、AED(自動体外式除細動器)を導入し、使い方に関する講習会を開いています。
構内美化・緑化の推進
住友化学大阪工場では、
「自然との共生」
「緑あふれる事業所」を目指し、構内の美化・緑化活動に積
極的に取り組んでいます。
⋮⋮
Responsible Care 2014
正門前
噴水周辺
20
構内美化・緑化の推進
食堂周辺
焼却炉撤去跡
北部地区メイン道路沿い
西部地区
部地区
環境・安全に関わるお問い合わせ
これまでに地域の方からいただいた環境・安全に関する主な問い合わせをまとめました。
ご説明内容
お問い合わせ内容
○朝夕、安治川口駅から当工場
までの道は通勤者が多く、歩
きづらい。
春の通勤マナー向上キャンペーンの様子
○このスピーカーは構外放送用のスピーカーです。工場内での何らか
のトラブルや、津波などの大規模な災害が予想される場合、地域の
方に情報を速やかにお知らせするために設置しました。
2012 年3月より、大阪市から受信した防災行政無線(同報無線)
をそのまま流すことができるようになりました。
⋮⋮
Responsible Care 2014
○北 港 通 り か ら 大 き な ス ピ ー
カーのようなものが見えるの
ですが、あれは何ですか?
○朝夕の安治川口駅周辺は大
変混雑しており、地域の皆
さまにご迷惑をおかけしな
いよう、通勤マナー向上の
諸施策を行っています。
毎年春と秋には近隣企業と
合同で「通勤マナー向上キャ
ンペーン」を実施し、道行
く人に「歩道の整列歩行」
「歩
きタバコの禁止」などを呼
びかけています。
21
ご説明内容
○煙突の白い煙は水蒸気です。その水蒸気を空気で冷却して凝縮水にすることで、大気中への水蒸気の排
出をほとんどゼロにしました。したがって、白い煙が上がらなくなりました。
<改善前>
<改善後>
煙突へ
薄める
冷やす
水蒸気
排ガス
空気
水 滴
ファン
再利用
大気による冷却と希釈
環境・安全に関わるお問い合わせ
お問い合わせ内容
○最近煙突から白い煙が上がっていないようですが、どうしてですか?
地域の皆さまとのコミュニケーション
1 春日出地区体育施設の開放
運動場、体育館を開放し、地域の皆様の健康づくりに役立てていただいています。此花区の3大
行事の一つで、30年以上の長きにわたって親しまれている「若葉杯親善バレーボール・ソフト
ボール大会」をはじめとして、「住友化学杯少年軟式野球大会」「住友化学杯グラウンド・ゴル
フ大会」「此花区PTA協議会球技大会」「住友化学杯中学校サッカー大会」等の大会が開催さ
れています。このほか、日頃の地域のママさんバレーボールや幼稚園、中学校のクラブ活動の
練習にもご利用いただいています。
⋮⋮
Responsible Care 2014
22
地域の皆さまとのコミュニケーション
2 構内見学会
地域の町内会や婦人会を中心にご来場いただき、構内の案内や春日出地区の環境・安全への取り組
みについて説明を行っています。また、近隣の学校の方にもご来場いただき、工場体験学習を行っ
ています。参加いただいた方からは、
「構内がとてもきれいで安心できる」との感想もいただいて
います。
⋮⋮
Responsible Care 2014
3 ボランティア活動
23
障がい者スポーツ大会でのボランティア
2002年以来毎年、大阪市一斉清掃デー
「肢体不自由者卓球選手権大会」では、車
に参加し、近隣の春日出北2・3丁目、春
椅子や肢体障がいの選手の試合で、選手
日出中1・2丁目、春日出南2丁目、島屋3
が拾えないところにきたボールを拾い、
丁目を中心に清掃を行っています。
選手に手渡す「ボールパーソン」として
お手伝いしています。
近隣中学校への 「出前授業」
近隣小学校への「環境教育」
化学の面白さ、楽しさ、不思議さを知っ
環境の大切さを知ってもらうため、「水の大切さ」
てもらうために、当社社員が近隣の中学
をテーマに、近隣小学校へ環境教育を行ってい
校へ出向き、出前授業として、子供たち
ます。「工場での水の活用」 について、子供たち
と一緒に、いろいろな化学実験を行って
は熱心に話を聞いて沢山の質問が出るなど、積
います。
極的に学びました。この後、子供たちは、ごみの
学習のために舞洲焼却処分場の見学もしました。
地域の皆さまとのコミュニケーション
当地区周辺の清掃活動
トピックス
1 被災地の復興支援を行っています
東日本大震災の被災地支援活動の一環として、社員ボランティアを募り被災地のニーズに応じ
た支援活動を継続して行っています。
また、昨年度は大阪工場でも被災地の物産展「被災地応援マルシェ」を開催しました。
⋮⋮
Responsible Care 2014
24
トピックス
2 『平成25年度 ごみ減量優良標および感謝状』を受賞
2013年11月15日(金)「平成25年度 ごみ減量優良標」 の贈呈および表彰式が大阪市で行わ
れ弊社大阪工場が 「大阪市長より感謝状」 を受賞し、歌島地区は 「大阪市環境局長より感謝状」
を受賞しました。
この賞は、事業系廃棄物の減量推進及び適正処理に優秀な実績を上げている大規模建築物に対
して、大阪市が感謝状を贈るものです。大阪工場および歌島地区の全従業員によるごみ分別や
発生抑制の取組みの賜物です。
今後も3R(Reduce,Reuse,Recycle)の推進を継続して参ります。
3 節電への取組み
大阪工場では東日本大震災以降、節電プロジェクトを立ち上げ、夏の節電および冬の節電を継
続実施しています。
電力の供給が逼迫する中で、大阪工場では研究所、構内グループ会社、協力会社も一体となり
節電を業務そのものに組み込んで、体質化して取り組んでいます。
これまでの経験を活かして、2014年度も節電について積極的に実行しています。
大阪工場には自家発電設備※があります。夏および冬の電力需要増大時期にはフル稼働すること
で節電に寄与しています。毎期の節電目標は、自家発電による電力量を鑑み、関西広域連合の
目標値に相当する値を換算して掲げています。これまでの経過を以下に示します。
年 期
目 標
2011夏
2011冬
2012夏
2012冬
削減目標
電力ピーク
削減目標
数値目標
設定なし
15%以上
削減目標10%
15%
(関西広域連合および大阪府
温暖化の防止等に関する条例) (VS2010年夏比) (VS2010年冬比) (VS2010年夏比) これまでの節電継続
目 標
=構内電力全負荷換算
(住友化学㈱大阪工場)
実 績
数値目標
削減目標
買電ピーク
買電量
設定なし
15%以上
削減目標10%
削減目標15%
(VS2010年夏比) (VS2010年冬比) (VS2010年夏比) これまでの節電継続
3
3
3
3
年 期
目 標
2013夏
2013冬
2014夏
削減目安
削減目安
削減目安
9%
6%
11%以上
(関西広域連合および大阪府
温暖化の防止等に関する条例) (VS2010年夏比) (VS2010年冬比) (VS2010年夏比)
目 標
=構内電力全負荷換算
(住友化学㈱大阪工場)
実 績
削減目安
削減目安
削減目安
3%
2%
3%
(vs2010年夏比) (vs2010年冬比) (vs2010年夏比)
3
2
構内全施設、7∼9
月を通して2010年 増設棟分の負荷あり
度夏比を達成
考 察
*
2014冬
*
*
*
確実な節電に取組み中
5:大幅に達成 4:目標以上に達成 3:目標を達成 2:目標にやや未達 1:未達、
*:本紙発行時点は取組み中
※自家発電設備
天然ガスによる自家発電設備で、
電力購入量削減とピーク時の節電に貢献しています。
自家発電設備
25
トピックス
建屋毎の電気使用量 電力会社からの受電
過度の電力需要なく
多少の不便等も含め
削減目標2∼4%も 量に対し15%以上
順調に経過
て目標達成
節電達成
達成
考 察
⋮⋮
Responsible Care 2014
■節電の取り組み状況
資 料 編
⋮⋮
Responsible Care 2014
資料編
13
12
11
10
09
08
07
27
大気汚染防止への取り組み
大気汚染に関する法規制値をSOx、NOxともに以下のとおり下回っています。
■ SOx排出量
SOx 発生施設
法規制値濃度(ppm)
39
液中燃焼炉
2013 年度実績濃度(ppm)
0.2 ∼ 0.6
■ NOx排出量
⋮⋮
Responsible Care 2014
28
NOx 発生施設
法規制値濃度(ppm)
2013 年度実績濃度(ppm)
液中燃焼炉(1 ∼ 2 号機)
400
13 ∼ 270
ボイラー 1 号
100
19 ∼ 25
ボイラー 2 号
100
27 ∼ 37
ボイラー 3 号
100
31 ∼ 39
コージェネレーションシステム
(1∼ 2号機)
150
1∼6
スプレードライヤー 7 号機
190
67 ∼ 70
スプレードライヤー 8 号機
190
37 ∼ 62
ガスエンジン(1 ∼ 5 号機 )
100
21 ∼ 80
(大阪市の指導要領による基準値)
大気汚染防止への取り組み
SOxとは?
イオウ酸化物のことを言います。燃料などに含まれているイオウ分が燃える過程でイオウが酸化さ
れて発生します。のどや肺を刺激し気管支炎など、人の健康への影響があります。
NOxとは?
窒素酸化物のことを言います。物が燃えるときに空気中の窒素や燃料中の窒素が酸化されて発生し
ます。人の呼吸器に影響を与えるだけでなく、光化学スモッグの原因の1つになります。
液中燃焼炉とは?
廃液中の有機物を燃焼(950℃)するための焼却炉です。燃焼した有機物は水、炭酸ガスになり
ます。
ボイラーとは?
水を水蒸気にするための設備です。水蒸気は生産活動やお風呂等の加熱源として使用します。
コージェネレーションシステムとは?
燃料を用いて発電するとともに、その際に発生する排熱を冷暖房や給湯、蒸気などの用途に有効利
用する省エネルギーシステムです。
スプレードライヤーとは?
染料に含まれる水分を蒸発・乾燥させ、製品にするための設備です。
ガスエンジンとは?
効率の高い発電システムであり、燃料に炭素の少ない「天然ガス(都市ガス)
」を使用しており、
二酸化炭素の発生を抑制しています。
水質汚濁防止への取り組み
COD、BODの排出量は、下記のとおりです。
■ COD・BOD排出量
COD
BOD
(t)
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
(年度)
当地区の排水は中和・沈澱処理を行った後、下水道へ排出しています。CODおよびBODの排
出量が減少して、排水の水質は年々向上し、一般家庭排水の水質に近づいています。
⋮⋮
Responsible Care 2014
90
29
化学的酸素要求量のことです。湖や川、海などの水の汚れの程度を表すもので、汚れ(有機物)が化学的に
分解(酸化)されるときに使われる酸素の量を濃度で表した値を言います。
当工場では、高濃度廃水を液中燃焼炉などの高度処理設備で処理しています。
BODとは?
生物化学的酸素要求量のことです。湖や川、海などの水の汚れの程度を表すもので、汚れ(有機物)が微生
物によって分解(酸化)されるときに必要とする酸素の量を濃度で表した値を言います。この数値が高いほ
ど、水中の有機汚濁物質の量が多いことを示しています。
排水はどこに
流れるの?
構内で処理した後、
下水処理場に行きます。
水質汚濁防止への取り組み
CODとは?
省エネルギーと地球温暖化防止への取り組み
原油換算エネルギー使用量
燃料は
どのくらい
使っていますか?
各エネルギーを原油の量に換算し、年度ごとの
合計値を表すと下記のようになります。
換算係数は、経済産業省から発表されている数値を用いました。
■ 原油換算エネルギー使用量の推移
(KL)
40,000
都市ガス
買 電
35,000
30,000
原油換算
⋮⋮
Responsible Care 2014
30
灯 油
C重油
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
90
95
96
97
98
99
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
(年度)
二酸化炭素発生量
地球温暖化防止への
省エネルギーと地球温暖化防止への取り組み
燃料を燃やしたり、
電気などのエネルギーを使用することにより、
取り組みは行って
いるの?
二酸化炭素が発生します。
また、他の二酸化炭素の発生源として燃焼炉があります。
エネルギーの使用による二酸化炭素の発生量と燃焼による二酸化
炭素の発生量の推移は、下記のグラフに示すとおりです。
省エネルギー(地球温暖化防止)は、住友化学の方針として取り組んでいくことを宣言し、環境大
臣と「エコ・ファーストの約束」を取り交わしています。
当地区でも、エコ・ファーストの約束を踏まえ、省エネルギー活動を推進し、二酸化炭素の発生量
の削減に取り組んでいます。
■ 二酸化炭素発生量の推移
(t)
焼却炉
液中燃焼炉
灯 油
C重油
都市ガス
買 電
90,000
80,000
二酸化炭素量
70,000
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06
07 08 09 10 11 12 13
(年度)
特定化学物質の管理・PRTR 法
PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)法
PRTR とは、環境に有害な恐れのある物質の大気や水域、土壌などへの排出量および廃棄物として
事業所の外へ移動する量を行政に届け出て、公表していく制度です。
PRTR 法「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」の施行により、
特定化学物質の環境への排出量等を毎年、大阪市に届け出ることが義務付けられています。
PRTR 法で指定されている化学物質 ( 第一種指定化学物質)は、462 種類です。このうち、当地区で
取り扱っている下の表の 29 物質を報告しました。
数値;kg,算定期間;2013年4月∼2014年3月
(ダイオキシン類のみ mg−TEQ)
排 出 量
化合物名
大 気
水 域
移 動 量
排出量
合 計
土 壌
下水道
移動量
合 計
廃棄物
アクリル酸及びその水溶性塩
2.4
0
0
2.4
0
0
0
アセトアルデヒド
76
0
0
76
0
0
0
アセトニトリル
0
0
0.2
0
0
0
170
0
0
170
0
0
0
エチルベンゼン
150
0
0
150
120
0
120
キシレン
150
0
0
150
120
3,900
4,000
0.3
0
0
0.3
0
0
0
クロロアニリン
0
0
0
0
0
0
0
クロロベンゼン
190
0
0
190
0
52,000
52,000
5.3
0
0
5.3
0
5,900
5,900
0
0
0
0
0
0
0
34
0
0
34
1,800
83,000
85,000
0
0
0
0
0
2,200
2,200
クレゾール
クロロホルム
サリチルアルデヒド
1,4-ジオキサン
ジクロロベンゼン
N,N-ジメチルホルムアミド
0.4
0
0
0.4
0
0
0
臭素
21
0
0
21
0
0
0
ダイオキシン類
トリエチルアミン
2,4,6-トリクロロ-1,3,5-トリアジン
トルエン
4-ヒドロキシ安息香酸メチル
2-ターシャリ-ブチル-5-メチルフェノール
ヘキサデシルトリメチルアンモニウム=クロリド
ノルマル-ヘキサン
0.022
0
0
270
0
0
0.022 0.000020
270
530
0 0.000020
19,000
20,000
0
0
0
0
0
0
0
340
0
0
340
900
72,000
73,000
0
0
0
0
0
0
0
130
0
0
130
0
0
0
4.6
0
0
4.6
0
0
0
1,700
0
0
1,700
0
1,200
1,200
0
0
0
0
0
0
0
ベンズアルデヒド
0
0
0
0
0
0
0
ホルムアルデヒド
52
0
0
52
1,900
0
1,900
ベンジル=クロリド
無水マレイン酸
メタクリル酸メチル
モルホリン
0
0
0
0
0
0
0
81
0
0
81
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(有効数字2桁)
31
特定化学物質の管理・PRTR 法
0.2
イソブチルアルデヒド
⋮⋮
Responsible Care 2014
PRTR該当物質排出量・移動量一覧表
構内関係会社からの排出・移動量
構内関係会社についても、PRTR法に基づき、以下のとおり大阪府へ届け出をしています。
数値;kg, 算定期間;2013年4月∼2014年3月
社 名
朝日化学工業
化合物名
排 出 量
大 気
水 域
土 壌
移 動 量(注 1)
埋 立
( 事業所内)
⋮⋮
Responsible Care 2014
0
0
0
0
0
2.7
19
21.7
チオ尿素
0
0
0
0
0
7.2
62
69.2
2-プロピン-1-オール
0
0
0
0
0
3.9
27
30.9
ポリ(オキシエチレン)=ノニルフェニルエーテル
0
0
0
0
0
11.0
77.0
88.0
合 計 209.8
0
アセトニトリル
0
0
0
0
0
0
4,800
4,800
クロロホルム
0
0
0
0
0
0
1,100
1,100
ノルマルヘキサン
0
0
0
0
0
0
3,100
3,100
合 計
9,000
32
合 計
特定化学物質の管理・PRTR 法
大日本住友製薬
廃棄物 移動量合計
エチレンジアミン四酢酸
合 計
住化分析センター
排出量合計 下水道
0
アセトニトリル
25
0
0
0
25
0
2,200
2,200
クロロホルム
46
0
0
0
46
0
4,100
4,100
ノルマルヘキサン
26
0
0
0
26
0
2,400
2,400
合 計
8,700
日本エイアンドエル 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩
合 計
97
0
0
0
0
0
0
260
260
ポリオキシエチレン
0
0
0
0
0
0
8
8
デカブロモジフェニルエーテル
0
0
0
0
0
0
29
29
ドデシル硫酸ナトリウム
0
0
0
0
0
0
9
9
合 計
306
合 計
(注1)移動量とは、当地区外で処理される量です。
0
環境会計
環境会計とは、環境保全活動を実施するための費用と、その活動から得られる効果を示したものです。
継続的に、かつ効果的に環境保全活動を進めていく上で重要な指針となります。
この環境会計の報告は、環境省作成の環境会計ガイドライン2005年版(2005年2月発行)に沿って
集計しました。2013年度の当地区の環境会計は以下のとおりです。
1 環境保全コスト
主な取り組み内容
事業所エリア内
コスト
上・下流コスト
管理活動コスト
研究・開発コスト
社会活動コスト
環境損傷コスト
環境対策コスト
大気汚染・水質汚濁の防止
地球環境保全コスト 地球温暖化防止
資源循環コスト
廃棄物の適正処理、リサイクル
小 計
グリーン購入・リサイクル
教育、環境対策組織運営
緑化、景観改善
合 計
(注)
投資額
費用額 費用比率
(百万円)
(百万円)
(%)
400
590
0
34
68.4
3.9
0
185
21.5
400
809
93.8
0
0
0
0
27
3.1
0
0
0
0
27
3.1
0
0
0
400
863
100.0
(注)費用額とは、運転費用です。
33
経 済 効 果 単位;百万円
項 目
省資源(変動費削減)
省エネルギー
43.0
0.6
合 計
43.6
3 環境保全効果
環境保全効果の内容
NOx排出量
SOx 排出量
ばいじん排出量
排水量
BOD
COD
CO2 排出量
電気使用量(買電)
都市ガス使用量
上水使用量
工業用水使用量
産業廃棄物発生量
外部委託処分量
一般廃棄物処分量
特定化学物質排出量
単位
t/年
t /年
t /年
千㎥/年
t /年
t /年
t /年
百万W/年
千N㎥/年
千 t /年
千 t /年
t /年
t /年
t /年
t /年
年 度
増 減
2012
2013
+1
15
16
0.09
0.04
−0.05
2.7
1.7
+1.0
723
730
+7
116
115
−1
121
108
−13
57,700
45,593 −12,107
13,810
17,500
+3,690
21,000
24,200
+3,200
201
209
+8
715
736
+21
22,148
22,240
+92
2,503
3,035
+532
324
177
−147
+0.3
3.1
3.4
環境会計
2 経済効果
事業所エリア内
効果
⋮⋮
Responsible Care 2014
分 類
法の遵守状況
2013年度の環境関係の法律や保安・防災に関する法律
の遵守状況については、以下のとおりです。
1 環境規制値の監視・遵守状況
測定結果は、いずれも法規制値以下でした。
分類
⋮⋮
Responsible Care 2014
大気
法 令
測定項目
大気汚染防止法
測定頻度
1回/2ヵ月
ばいじん,NOx,SOx,酸素濃度
1回/6ヵ月
1回/2ヵ月
対象施設等
コージェネレーション 2 基
焼却炉 2 基
ボイラー 3 基
ガスエンジン 5 基
スプレードライヤー 1 基
コージェネレーション 2 基*
焼却炉 2 基*
燃料使用量 , 排ガス流量
常時(連続)
(*印の施設では NOxも常時測定 )
ボイラー 3 基
ガスエンジン 5 基
乾燥機 2 基
廃棄物の処理
及び清掃に関する法律
水質
下水道法
ダイオキシン類
TOC,COD,温度,pH,全りん,排水量 ,
浮遊物質量,よう素消費量,着色
34
1回 /3ヵ月
焼却炉 2 基
1回/日
BOD, n - ヘキサン抽出物質,フェノール類 ,
法の遵守状況
シアン,銅,鉄,ジクロロメタン,総水銀, 1回 / 週
工場排水
1,2- ジクロロエタン,全窒素,カドミウム
鉛,6 価クロム,ヒ素,全クロム ,
亜鉛,マンガン,1,4- ジオキサン
その他 ダイオキシン類特別措置法
1回 / 月
ダイオキシン類
1回 / 年
騒音規制法
法定時間帯での騒音測定
1回 / 年(自主) 敷地境界
(4 点)
工場排水
振動規制法
法定時間帯での振動測定
1回 / 年(自主) 敷地境界
(4 点)
悪臭防止法
臭気測定
1回 / 年(自主) 敷地境界
(4 点)
2 組織変更・人事異動等による選解任に関する官庁への届出実績
特定工場における公害防止組織の整備に関する法律
高圧ガス保安法
下水道法、水質汚濁防止法
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
毒物及び劇物取締法
消防法
労働安全衛生法
全 34 件
3 施設変更等に関する官庁への届出実績
高圧ガス保安法
下水道法、水質汚濁防止法
廃棄物の処理及び清掃に関する法律
毒物及び劇物取締法
消防法
労働安全衛生法
全 118 件
2014 年 9 月 30 日
●大阪工場
〒554-8558 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号
この冊子は、再生紙を使用しています。
Phone:(06)6466―5022 Fax:(06)6466―5463
また、環境配慮型大豆油インキにより印刷されています。
09-14 500 ID
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