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生命科学研究の探究的学習活動を提供 平成28年度富山大学地域貢献
【発信】国立大学法人 富山大学総務部広報課 News Release (TEL)076-445-6028 (FAX)076-445-6063 平成28年7月20日 報 道 機 関 各位 生命科学研究の探究的学習活動を提供 平成28年度富山大学地域貢献事業 「ライフサイエンスとやま-オープンラボ2016-」の実施について 富山大学研究推進機構研究推進総合支援センター生命科学先端研究支援ユニットでは、下 記の日程で富山県立魚津高等学校および砺波高等学校の生徒を対象とした講座「ライフサイ エンスとやま-オープンラボ 2016-」を開催します。 この講座は、科学的な見方や考え方を育むことをねらいとし、平成23年度から魚津高等 学校および砺波高等学校と連携して実施しているもので、参加により、科学への興味・関心 の高揚や知的好奇心、探究心の育成、並びに進路意識やその後の職業選択についての醸成を 期待しています。今年度から、従来の3つのテーマ(遺伝子、顕微鏡、放射線)に、新たに 「動物」を加え、4つのテーマの生命科学研究の探究的学習活動を提供します。 ついては、取材・報道方よろしくお取り計らい願います。 【開催日】平成28年8月4日(木) ,5日(金) 【会 場】富山大学杉谷キャンパス(富山市杉谷2630番地) 【日程・会場】 ○8月4日(木) 9:00~ 9:15 開講式(場所:看護学科研究棟1階11講義室) 9:15~16:15 探究的学習活動(場所:生命科学先端研究支援ユニット各施設) ○8月5日(金) 9:00~16:00 探究的学習活動(場所:生命科学先端研究支援ユニット各施設) 16:00~16:30 アンケート・閉講式(場所:看護学科研究棟1階11講義室) 【参加者】富山県立魚津高等学校 生徒 12名 富山県立砺波高等学校 生徒 16名 ※事業の詳細は別紙参照 【本件に関する問い合わせ先】 富山大学研究推進機構研究推進総合支援センター 生命科学先端研究支援ユニット 担当者:朴木 宏 TEL 076-415-8806 平成28年度富山大学地域貢献事業実施要項 1.目的 ○本講座は、富山大学の中期計画「地域の生涯学習の拠点として、若者世代、現役・子育て 世代、シニア世代のそれぞれのニーズに対応した、多様な学習機会を提供する」に基づ き、富山県内の高等学校の生徒に探究的な学習の機会を提供し、科学的な見方や考え方 を育むことをねらいとする。 ○本講座による探究的学習活動を体験することにより、生命科学分野への興味・関心の高 揚と科学への知的好奇心や探究心の育成、並びに生徒の進路意識やその後の職業選択に ついての醸成を期待する。 ○また、生徒が実際に大学の研究に利用されている最先端機器に触れたり、教職員や学生 と身近に接したりすることにより、知による豊かな社会の創成を目指す富山大学の使命 と役割について広く理解してもらうきっかけとし、地域社会に支えられた大学創りの礎 の一つとする。 2.主催 富山大学研究推進機構研究推進総合支援センター 生命科学先端研究支援ユニット 3.連携校 富山県立魚津高等学校 富山県立砺波高等学校 4.講座名 ライフサイエンスとやま-オープンラボ2016- 講座A:遺伝子研究を体験してみよう 講座B:顕微鏡で探るミクロの世界 講座C:見て測って学ぼう!アイソトープと放射線 講座D:生殖補助技術と動物を用いた実験 5.実施日 平成28年8月4日(木) 、5日(金) 6.会場 富山大学杉谷キャンパス(〒930-0194 富山市杉谷2630番地) 講座A:遺 伝 子 実 験 施 設(電話 076-434-7186) 講座B:分 子 ・ 構 造 解 析 施 設(電話 076-434-7176) 講座C:アイソトープ実験施設(電話 076-434-7191) 講座D:動 物 実 験 施 設(電話 076-434-7170) 7.参加者 富山県立魚津高等学校 2年生 富山県立砺波高等学校 2年生 8.講座の概要 講座A:遺伝子研究を体験してみよう 講 師 田渕圭章(研究推進機構・教授) 大腸菌や高等動物の培養細胞にクラゲ由来のGFP(Green Fluorescent 目 的 Protein)遺伝子を導入する遺伝子組換え実験を行い、大腸菌や細胞の取扱 い操作および遺伝子組換え実験を理解する。 ○クラゲのGFP遺伝子を大腸菌と哺乳類の培養細胞に導入する。 ○種々の条件下で一晩培養したGFP遺伝子導入の大腸菌を観察する。 ○上記で操作した大腸菌について、紫外線照射装置を用いてGFPタンパク 質の発現の確認を行う。また、蛍光顕微鏡を用いて哺乳類の培養細胞に 内 容 導入されたGFPタンパク質の発現を評価する。 ○また、ポストゲノム研究で注目されているマイクロアレイ遺伝子発現解 析法、個人の遺伝情報に基づいたテーラーメイド医療など、最近の遺伝 子研究の進展や今後の生命科学研究の展望、社会的影響についても講義 する。 講座B:顕微鏡で探るミクロの世界 講 師 五味知治(研究推進機構・准教授) 歴史的な単レンズ顕微鏡を身近な材料で自作し、顕微鏡の原理や発展の歴 目 的 史などを理解するとともに、電子顕微鏡などの操作・観察を通して、伝染病 などの究明で人類に多大な貢献をした顕微鏡について体験的に学ぶ。 ○17世紀にオランダのレーウェンフックが考案したガラス玉顕微鏡を生 徒自身で作製し、自分の口腔粘膜や毛髪、花粉などを採取して観察する。 ○自作標本を研究用光学顕微鏡で観察し、自作顕微鏡象と比較するととも 内 容 に、蛍光観察を通じて、光と色との関係を学ぶ。 ○自分の毛髪や蟻を処理して走査電子顕微鏡用の試料を実際に作製し、光 学顕微鏡では見えないミクロの世界を探索する。 ○富山県出身のノーベル賞受賞者である田中耕一さんの考案を応用した質 量分析装置などの大型分析機器を見学する。 講座C:見て測って学ぼう!アイソトープと放射線 講 師 庄司美樹(研究推進機構・准教授) 教育用放射線源と放射線測定器を用いて放射線の物理的性質を調べるとと 目 的 もに、食物に含まれる天然のアイソトープの分布状態を調べることにより、 放射線に対する理解を深め、正しい対処法について考える。 ○教育用線源と携帯型放射線測定器により放射線の物理的性質を調べ、放 射線の工業利用である厚さ計の原理について学ぶ。 内 容 ○イメージングプレート、GMサーベイメータにより食物の測定を行い、自 然放射線を視覚的、聴覚的に理解する。 ○霧箱を作製し、私たちの身の回りの放射線や放射性物質からの放射線の 通った跡を霧として観察する。 講座D:生殖補助技術と動物を用いた実験 講 師 高雄啓三(研究推進機構・教授) 西園啓文(研究推進機構・助教) 脳科学の研究で用いられているマウスの行動解析や、不妊治療に応用され 目 的 ている体外受精などの生殖補助技術を実際に体験し、先端科学への興味を 持ってもらう。 ◯マウスの行動解析手法について学び、画像解析ソフトウェアを用いてオ ープンフィールド内を自由に動き回るマウスがどれだけの距離を動いた かを計測する。 ◯マウス精子、卵子、受精卵などをタブレットやスマートフォンに取り付 内 容 けるタイプの小型顕微鏡を使って観察し、撮像する。希望者には、自分の 端末での撮影も可能とする。 ◯体外受精を実施し、翌日に受精卵が発生するかどうかを観察する。 ◯マイクロマニピュレーターを操作し、受精卵を掴んだり、透明帯に穴を 開けたりするなど、不妊治療で実際に行われている操作を体験する。 杉谷キャンパス 0 50m 附属病院南口 N バリアフリー情報 多目的トイレ U9 U10 U11 U12 U13 U14 U15 医学部 薬学部 和漢医薬学総合研究所 他施設 U 1 看護学科研究棟 U2 U3 U4 U5 U6 U7 U8 南 門 100m 医学部研究棟 薬学部研究棟 多目的トイレ(オストメイト) 医薬学図書館・保健管理センター・医薬系学務課 福利棟(学生食堂・購買) 車いす対応エレベーター 厚生棟 身体障がい者用駐車場 体育館 各種窓口 武道館 災害対策プラザ 院 窓口(医薬系学務、病院総合案内) 学 医薬イノベーションセンター 保健管理センター 和漢医薬学総合研究所 職員会館 民族薬物資料館・薬学研究資料館 共同利用研究棟 構内入口 1F 生命科学先端研究支援ユニット 講義実習棟 院 院 国際交流会館 1F U5 院 学 上記以外の入口 スロープ 簡易郵便局(1F) 3F U7 U3 医・薬学部 研究棟 通路上の段差 学 U6 U2 院 U7 U2 1F U2 プール 2F 3F コーヒーショップ(1F) 2F U8 患 富山大学附属病院 5F 講座A テニスコート 講座D 1F ロビー 管理棟 U9 1・3F 1F 玄関 2F U15 1F シャトルバス のりば 1F 1F 開講式 閉講式 1・2・3F 2・3F 1F 災害・救命 センター 1F 温室 温室 U12 玄関 院 研究棟 送迎バス 乗降場所 管理棟 薬用植物園 U1 1F 来客者用駐車場 患 外来患者用駐車場 G ATE 駐車用ゲート (学生・来客者および教職員用) 駐車用ゲート 駐輪場 患 その他 陸上競技場 客 公衆電話 バスのりば[富大附属病院] 郵便ポスト 学 G ATE ATM 自動販売機 AED(自動体外式除細動器) 植栽・土・砕石 3F 患 立体駐車場 水路・水場 学 患 正 門 大学院生教職員駐車場 客 車止め U11 1F 院 G ATE 富山駅行き 客 学部学生教職員駐車場 総合臨床 教育センター (救急車両専用) 院 U13 陸上競技場 器具庫 1F 学 1F M2F U1 3F 玄関 U10 U14 野球場 1F 1・2F 1F ヘリポート 1 3F 2F 2F 3F 2F 悪路 G ATE 1F 2F 5%以上の坂道・傾斜・片流れ (矢印方向が下り) 1F 2・4F 通路上の段差解消 1 7F 講座B 講座C U7 歩行者用道路及びスペース 看護師宿舎 U4 玄関 U7 1F 自動ドアで段差のない入口 レストラン (1F) 1F 1F 4F タンパク質立体構造 システム解析棟 案内看板 コンビニ(1F) 薬学部 研究棟Ⅱ 院 弓道場 アクセス情報 G ATE