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ネパール青少年赤十字海外支援事業

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ネパール青少年赤十字海外支援事業
ネパール青少年赤十字海外支援事業
支援対象国・地域
ネパール
事業背景
ネパールにおいて、衛生分野においてはある一定の成長を遂げ、衛生カバレッ
ジは 1990 年においては 6%でしたが、2011 年には 62%まで成長を遂げました。
ネパール政府は、2000 年から水と衛生プロジェクトを推進させ、設備供給、行
動変革、社会的な広がりにつながっています。
一方、毎年、22,231 人が水や衛生に起因した病気で命を落としており、特に乾
燥したモンスーンの季節になると、下痢の流行が広がってきています。2009 年
には大規模な下痢とコレラの感染が起こり、19 の地域において 200,000 人の
人々が被害に遭いました。
また、災害も水と衛生環境に大きな影響を与えており、2015 年 4 月の壊滅的な
地震は、国家レベルでの衛生分野の環境改善を妨げる結果となりました。
2014 年から 2015 年にかけての調査によると、2014 年は 89.1%の学校にトイレ
設備がありましたが、2015 年は 23,784 校、全体の 81.6%にとどまっています。
調査の結果、2015 年の地震災害の影響で学校における衛生環境が悪化したこと
がわかり、特に子供たちに対する衛生環境改善の必要性が生まれてきています。
事業期間
平成 29 年4月1日~平成 32 年3月 31 日
場所・対象
・ネパール赤十字社
・ネパール連邦民主共和国パルバト郡、シャンジャ郡
・パルバト郡、シャンジャ郡のそれぞれ 3 つの村、59 の学校が対象で、地域住
民も共に事業の受益者となります。よって、全部で 20,089 人の村民、
(6,804 人
の生徒と 292 人の先生を含む)が直接的な受益者となる予定です。
目的(上位目標)
学校、コミュニティにおける水衛生環境の改善
事業目標
目標1:2020 年までに子供たちが衛生的な行動を身に付ける知識と技術を得る
こと
目標2:性別や年齢、障害に配慮した衛生環境を形成すること
目標3:水に起因する感染症の蔓延を防ぐこと
目標4:衛生的な施設や環境を維持する状態を保つこと
活動内容
目標1:2020 年までに子供たちが衛生的な行動を身に付ける知識と技術を得る
こと
1-1:事業、JRC サークルの形成についての説明
1-2:水と衛生プログラム研修の実施(先生に対して、生徒に対して)
1-3:学校から学校、生徒から生徒への知識の伝達
1-4:研修を受けた子供たちによる地域への知識の伝達
目標2:性別や年齢、障害に配慮した衛生環境を形成すること
2-1:性別や年齢、障害に配慮したトイレや手洗い場の整備
2-2:学校における飲料水設備の整備
1
2-3:学校において水と衛生プログラムイベントを実施する
2-4:学校間、地域でのミーティングの実施
目標3:水に起因する感染症の蔓延を防ぐこと
3-1:感染症に関するミーティングの実施
3-2:正しい手洗い、衛生についての村レベルでの知識の伝達
3-3:村レベルでのモニタリング、レビュー
3-4:衛生に関するポスターなどの作成
目標4:衛生的な施設や環境を維持する状態を保つこと
4-1:設備に関する定期的なミーティングの実施
4-2:環境整備のための基金の設置
4-3:JRC サークルにおける活動の活発化
4-4:支部レベル、本社レベルでのモニタリングの実施
写真
©JRCS
※写真は平成 27 年 12 月末まで実施していた「青少年赤十字教育等支援事業」
における写真
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