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地域再生計画 1 地域再生計画の名称 門川町魅力再生計画 2 地域再生

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地域再生計画 1 地域再生計画の名称 門川町魅力再生計画 2 地域再生
地域再生計画
1 地域再生計画の名称
門川町魅力再生計画
2 地域再生計画の作成主体の名称
宮崎県東臼杵郡門川町
3 地域再生計画の区域
宮崎県東臼杵郡門川町の全域
4 地域再生計画の目標
門川町は宮崎県北部に位置し、総面積の8割が山岳地で覆われ、北、西、南の三
方を諸山が連なっている。東側は海に面しており、北に遠見半島が太平洋に突出して
リアス式海岸を形成している。延岡市と日向市の間にあり、両市のベッドタウンとして、
宅地造成、土地区画整理事業を積極的に取り組む町づくりを行ってきた。
人口は 18,172 人(平成 27 年度国勢調査速報値)。平成 12 年をピークにやや減少し
ているものの、およそ 30 年間微増・微減を繰り返している。
本町は海・山・川の自然に囲まれた町であり、中でも、町民アンケートで門川町の誇
り、可能性等の問いには、門川の海、そしておいしい魚や水産加工品といった意見が
数多く寄せられている。人口減少の時代になり、これらの魅力を子供達に伝えていく必
要が生じている。
平成 28 年策定の門川町地方創生総合戦略「未来の門川ハッピースマイル戦略」の
基本方針では、それらの課題に対応すべく、「まち全体で出会いと子育てを支援する」
「若者の希望を叶える」「魅力ある地域資源を活かす」という3つの基本方針により事業
を進めていく。
図表 1
門川町人口の推移と将来推計
出典:門川町まち・人・仕事「創生人口ビジョン
-1-
門川町は太平洋に面した町であり、元来「魚のまち」として栄えてきました。しかしな
がら、近年水産業の低迷、また、子供の遊びの変化等に伴い、門川町の魅力である
自然と触れ合うことが少なくなり、門川町への愛着も薄れてきています。
そのようなことが基で、進学等により町外へ出た後、門川町に戻りたいという意識が
薄れており、流出人口が増加している。また、せっかくの自然を活用したイベントの開
催や、魅力の発信が弱いため、交流人口の増加・獲得が出来ておらず。新たな雇用
の創出の機会を逃している。
図表2
性別・年齢階級別の人口移動の最近の状況
平成 17 年→平成 22 年(男性)
平成 17 年→平成 22 年(女性)
出典:門川町まち・ひと・しごと創生人口ビジョン
門川町地方創生総合戦略「未来の門川ハッピースマイル戦略」では、5つの基本目
標を立てている。
「1.門川町の次代を担う人材を育成する 2.門川町でしごとをつくり、安心して働
ける仕組みをつくる 3.門川町への新しいひとの流れをつくる 4.若い世代の結婚・
出産・子育ての希望をかなえる 5.時代に合った地域を作り、安心して暮らせるまちを
つくる」
である。
このうち、特に「門川町魅力再生計画」では、「2.門川町でしごとを作り、安心して働
ける仕組みをつくる」「3.門川町への新しいひとの流れをつくる」という目標を先行させ
事業に展開しながら、最終的に「1.門川町の次代を担う人材を育成する」ことを目標に
考えている。
具体的には、町民アンケートでも多くの要望があった、海を活用(イメージ)したイ
ベントの開催、農林水産物直売所やレストラン等特産品等の PR 等を有効に活用し、海
・山・川の自然に囲まれた門川町ならではの事業を町民主導で、開催していきながら、
町内外に発信していく。それにより、新たな観光・仕事の創出、人口の流出を減少し、
U ターン等の数を増加し、雇用の問題・人口減少問題に対応する。
また、これらの事業は、行政はサポート役にまわり、住民の方々が主導で行うことによ
り、地域リーダーを育成し、まちづくり団体(NPO 法人等)の発足につないでいく。
-2-
【数値目標】
目標1: 交流人口の増加 5%以上(+11,845 人) 観光客入込者
目標2: 新たな移住者数(UIJ ターン数) 50 人以上
目標3: 創業支援対象件数 40 件以上
5 地域再生を図るために行う事業
5-1 全体の概要
門川町の海・山・川の自然を活かしたイベント・体験交流等を町民主導で開催してい
きながら、町の観光地・特産品・歴史等の磨き上げを行っていく。また、これらの情報を
広く発信していく。それにより、新たな観光・仕事の創出、人口の流出を減少させ、雇
用の問題・人口減少に対応する。
5-2 第5章の特別の措置を適用して行う事業
地方創生推進交付金【A3007】
1 事業主体
宮崎県東臼杵郡門川町
2 事業の名称及び内容 : かどがわワンパク(門川湾博覧会)事業
門川湾に浮かぶ夢(無)人島「乙島」を中心に、門川湾周辺で各エリアに別れて
行うことのできるイベント等を、夏休みから冬休みにかけて開催していく、釣り大会
や地引網等を行うことにより、門川で獲れる魚を知ってもらい、また、シーカヤック
等で海の遊びを楽しんでもらう、さらに、マルシェ等を開催し、海産物や海の料理
等も楽しんでいただき、芸術的なイベントやマリンスポーツも取り入れていく。これら
のイベントにより、町民の方々(特に子供達)に海の楽しみを知ってもらい、あわせ
て、町内外に門川湾周辺の魅力、水産加工品や最高の魚料理等を発信し、観光
や新たな雇用の創出へつないでいく。 また、これらの事業は、大学等と連携し、
行政がサポートしながら、町民の方々主導で開催していき、地域リーダーとなる人
材育成やまちづくり団体の発足につないでいく。
関連各事業名
(1) 未来へ繋ごうプロジェクト
・・・継続して門川町総合戦略を基本に、住民と行政が一緒に門川町の現状を
整理し、事業の磨き上げ等を行う。
(2) 魅力アップ・発信プロジェクト
・・・大学と連携しながら、観光地等の魅力アップに努め、町内外への情報発信
やキャリア教育等を進めていく。
(3) スキルアッププロジェクト
・・・官民協働での取組み等を学びながら、人材のスキルアップに努めていく。ま
た、新たな事業等の模索も行う。
(4) やってみろうやプロジェクト
・・・住民主導で新たな事業や継続的な事業のサポートを行う。
(5) かどがわワンパク(門川湾博覧会)事業
・・・門川湾に浮かぶ夢(無)人島「乙島」を中心に、期間を定め、門川湾周辺で
-3-
イベントを開催していく。
3
事業が先導的であると認められる理由
【官民協働】
町内住民(公募:会社員、個人事業主(農林漁業・建築業等)、移住者、主婦、
有志会(民間まちづくり団体)、団体職員(銀行・病院、本町役場職員等)が主導
で事業を企画・立案・運営していき、行政はサポート役にまわり事業を進めてい
く。将来的には、まちづくり団体(NPO 法人)として、自立して運営していく。
【地域間連携】
今年度は難しいと思われるが、次年度以降に熊本地震で被災した小学生等を
迎え(招待)、海での楽しみ等を体験してもらい、少しでも力になれるよう交流を行
う。また、その交流を継続的に行っていき、様々な交流につながるよう努力してい
く。
阿蘇市・南阿蘇村:今回、町(県)としてボランティアでの派遣先が阿蘇市にな
る。また、作業部会員(有志会)のメンバーが、南阿蘇村との交流があり、支援物
資を調達し配達等しているので、学年等を決めて招待し、門川町の魅力を体験
してもらう。
【政策間連携】
この事業を住民主導で行うことにより、人材育成及び新たな交流(観光)人口
の増加につながる、また、門川町の魅力を再認識することにより、ふるさと(キャリ
ア)教育に結びつき、人口流出の抑制、移住者(U ターン等)の増加が見込まれ
る。また、新たな雇用の創出につながっていき、地域が活性化していく。
【自立性】
かどがわワンパク(門川湾博覧会)に参加する事業所・団体それぞれのイベン
トにおける収益から1部徴収(割合等については実行委員会で決定)する。また、
門川町へ人を呼び込み、門川町の魅力を発信していく事業になるので、趣旨に
賛同してくれる事業所を募り、クラウドファンディングを活用する。また、実行委員
会(数年後には街づくり団体(NPO 法人))が実施するイベントにおいての、小間
料や参加料等の収益により自立を目指す。
-4-
4 重要業績評価指数(KPI)及び目標年月
平成 28 年度
(基準年度)
目標1
交流人口の増加5%以上
・観光客入込者数 236,905
2,000
人
目標2
新たな移住者数(UIJ ターン
数)
10
・50 人以上
目標3
創業支援対象件数
・40 件以上
10
平成 29 年度
(中間年度)
平成 30 年度
(最終目標)
6,000
12,000
15
25
13
17
5 評価の方法、時期及び体制
(指標とする数値の収集方法)
項
目
収集方法
目標1
交流人口の増加5%以上
・観光客入込者数 236,905 人
宮崎県の観光動向調査等データより
目標2
新たな移住者数(UIJ ターン数)
・50 人以上
門川町町民課窓口調査による。
目標3
創業支援対象件数
・40 件以上
宮崎県商業統計、門川町商工会調査より
産官学金労言等の外部有識者で構成する「門川町まち・ひと・しごと創生推進会
議」において効果等の検証を実施する。
また、門川町議会全員協議会において審議する。
6 交付金対象事業に要する費用
① 法第5条第4項第1号イに関する事業【A3007】
・総事業費 44,689 千円
7 事業実施期間
地域再生計画認定の日から平成 31 年 3 月 31 日(3ヵ年度)
5-3
その他の事業
-5-
地域再生法による特別の措置を活用するほか「門川町魅力再生計画」を達成する
ため、以下の事業を総合的かつ一体的に行うものとする。
5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置
該当なし
5-3-2 支援措置によらない独自の取組
〇 地方創生加速化交付金事業(平成 28 年度)
以下の各項目の事業について、実行委員会等の立上げ等を行い、平成29年度
以降の事業に繋ぐ。
(1) 未来へ繋ごうプロジェクト
・・・継続して門川町総合戦略を基本に、住民と行政が一緒に門川町の現状を
整理し、事業の磨き上げ等を行う。
(2) 魅力アップ・発信プロジェクト
・・・大学と連携しながら、観光地等の魅力アップに努め、町内外への情報発信
やキャリア教育等を進めていく。
(3) スキルアッププロジェクト
・・・官民協働での取組み等を学びながら、人材のスキルアップに努めていく。ま
た、新たな事業等の模索も行う。
(4) やってみろうやプロジェクト
・・・住民主導で新たな事業や継続的な事業のサポートを行う。
また、事業を進める中で、施設整備等の事業が必要な場合、クラウドファンディン
グ等の手法を用い、資金を調達する。
6 計画期間
地域再生計画認定の日から平成 31 年 3 月 31 日(3ヵ年度)
7 目標の達成状況に係る評価に関する事項
7-1 目標の達成状況に係る評価の手法
5-2の4に示す地域再生計画の目標については、計画期間の中間年度及び計
画年度終了後に宮崎県及び延岡市が必要な調査等を行い、速やかに状況を把握す
る。
定量的な目標に関わる基礎データは、宮崎県の事業実績データ等を用い、中間
評価、事後評価の際には、集計して評価を行う。
7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容
5-2-の5に示す地域再生計画の時期及び評価の内容については、各項目に集
計を行い、産官学金労言等の外部有識者で構成し、毎年8月、3月に行われる「門川
町まち・ひと・しごと創生推進会議」において効果等の検証を実施する。
また、門川町議会全員協議会において審議する。
7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法
5-2の4に示す地域再生計画の目標については、中間評価及び事後評価の内
-6-
容を、速やかにインターネット(門川町のホームページ)により公表する。
-7-
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