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第15回卒業式 - 大分県立工科短期大学校

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第15回卒業式 - 大分県立工科短期大学校
大分県立工科短期大学校後援会 News 39
OITA INSTITUTE OF TECHNOLOGY
平成26年3月発行
《発行》
大分県立工科短期大学校後援会
TEL: 0979-23-5500
〒871-0006
2014.03
大分県中津市東浜407-27
FAX: 0979-23-7001 e-mail: [email protected]
第15回 卒業式
平成26年3月14日(金)本校講堂において、第15回卒業式が挙行されました。
機械システム系39名、電子システム系16名、建築システム系8名、計63名が卒業しました。
卒業証書授与 卒業生代表
記念品贈呈
卒業生答辞
機械システム系 滝本 聖史郎
電子システム系 久保 隼人
建築システム系 下原 春助
機械システム系
吉竹 政貴
特別表彰
機械システム系 猪鼻 颯
機械システム系 滝口 直久
建築システム系
坂本 剛寬
在校生送辞
電気・電子システム系
衞藤 輝
サエキ
勇敢であれ、楽天的であれ
ムネタカ
校長 佐伯 心髙
以前、九州の学生の前で、「国家の品格」の著書で知られる藤原正彦さんにお話を伺った時、
これから社会へ出る学生がアドバイスを求めました。藤原さんは次のことをおっしゃいました。
1、野望(具体的な夢)を持て。
2、粘り強くあれ。
3、楽天的であれ。そしてリーダーになるには、良い本を毎日読むこと。
その時、私も同感だと思いました。
「いつか自分はこうなりたい」の思いは誰にでもあるものです。大切なことは、あきらめないことです。今日の努
力が明日に繋がるものです。夢があれば頑張れるし、ご褒美もあるものです。そのためには、勇気と楽天性を持つ
ことです。これは、私が若い頃に留学した英国社会の子育ての第一でした。
今、希望を持ってこれからの自分の仕事や役割を楽しむことから始めましょう。もし、その時予想が外れたと思
う人は、知識不足と自分の思い込みから来ていることだと思えば済むし、自信を失いかけている人は、「まだ入っ
たばかりなのだから当たり前」と開き直れば済むことです。それは、あなたの職場だけが特別ではないのですから。
あなたが今できることをやり、自分の能力を高め、仕事を覚えることです。そして、自分のやっている仕事を心か
ら楽しむことが将来成功に繋がることになるものです。
幸福感は他人と比べても意味がありません。「桜梅桃李(おうばいとうり)」という言葉がありますが、桜は桜、
李(すもも)はすもも、それぞれ個性があり、みんな違う花を咲かせ違う実を付けているけれど、それぞれ違うか
ら素晴らしさがわかるのです。お互い羨むのではなく尊敬しながらお互いの人生を楽しんで生きて下さい。
教員の異動のお知らせ
井上 猛 教授
退職
新名 恒 准教授
転任先
商工労働部雇用・人材育成課
山木 崇正 准教授
転任先
佐伯高等技術専門校
卒業研究優秀者
デジタルメカコース
●小型卓上ボール盤の設計・製作
乙咩佑介・亀井雅也・宮脇健二
研究の目的:本卒業研究の目的は,小型卓上ボール盤の設計・製作を行う中で,ものづくりの一連の流れを理
解し,技術を向上させることである。各自の役割を把握し責任を持つことで設計・
加工の技術向上だけではなく,実際に就職した際に活かすことができるスキルを習
得することとする。
指導教員 首藤貴之准教授 から一言:製作を通し、どうすればもっといいものが
できるだろうかと改善方法を検討し、整理したことが今回最も評価できる
点である。改善に対する意識を向上させることによって仕事に対する責任
・チームワークの必要性等のヒューマンスキルを向上させることができた。
また設計・加工・組立の製造の一連の流れを理解することでテクニカルスキルも向上した。
金型エンジニアコース
●プラスチック射出成形金型の設計・製作
-学生金型グランプリへの挑戦-
猪鼻颯・原田淳史・平野諒一
研究の目的:“学生金型グランプリ”という主に日中韓の4年制の大学生が出場す
る展示会に参加することになった。2年間の学生生活で学んできた技術力・専門知識
を活かし,他の学校に見劣りしない製品を作り上げたいと考えから,1つの製品に2
色以上の色をつけるインサート成形に挑戦した。この金型製作を通し,ヒューマンス
キルとテクニカルスキルを向上させることを目的として掲げた。
指導教員 川崎信人講師 から一言: 時間的にも、内容のレベル的にも負荷の大
きいテーマだった。しかし、いい金型を作りたいという熱意と、絶対に完成させな
いといけないという責任感をもって、真剣に取り組んでいた。その結果、
多くの失敗があったものの、ほぼ計画通り2月中に射出成形機
による成形・量産できたことなど目標以上の成果を達成するこ
とができた。
Mechanical and Control Engineering
機械システム系
電子エンジニアコース
プランナーコース
●自然エネルギーを利用した
電源ステーション
-クリスマスイルミネーションの製作-
田坂 駿・御手洗 典之
研究の目的:本卒業研究では太陽電池で発生した電気エネ
ルギーを二次電池に蓄え,この電気エネルギーを利用して
各種アプリケーションを動作させることを目的としている。
アプリケーションとしては小電力用・中電力用・大電力用
を検討し,今回は小電力用のクリスマスイルミネーション
を製作した。
指導教員 上村 正幸准教授 から一言:
本研究は産学連携で実施し、中津駅前商店街のク
リスマスイベントに展示するため12月初旬には
完成させることを目標に取り組んできた。基本方
針については指導
が必要であったが、その指
示をよく理解し、報告・連
絡・相談も的確に行いなが
ら実験や製作などを自主的
に実行した。500球LEDの配
線など単純作業も精力的に
こなし、当初計画したシス
テムを期限内に完成させる
ことができ、十分な成果を
あげたことはすばらしい。
電子システム系
Electronic Engineering
●木造住宅の設計
-空き家の再生計画-
小野 由希子
研究の目的:日本では,近年少子・高齢化,
人口減少社会が進み,空き家が急増している。
今後も,その増加がより加速されると考えら
れる。それに伴って,様々な問題が起きるこ
とが予測される。本研究は、増加し続ける空
き家に着目し,その活用を通じて地域活性化
の手法を探ることを目的としている。
指導教員 山下良二教授 から一言:
本研究において、真摯な態度で取り組み、優
れた成果を上げた。中津市の補助事業である
空き家低コストモデル事業に参画し、空き家
の実測調査で作成した図面を、事業主に提供
した。
さらに、周辺
地域の特徴を活
かした独自の空
き家再生計画を
提案し、卒業研
究としてまとめ
上げた。その努
力は、賞賛に値
する。
建築システム系
Architecture
卒業研究発表会を終えて
3/5 建築システム系
3/6 機械システム系
3/7 機械システム系
3/10 電子システム系
九州ブロックポリテックビジョン2014
献血功労者の表彰
2月19日(水)に本校で献血を行い、約50名の学生
2月14日、15日と2日間行われた九州ブロックポリ
が献血に協力しました。
テックビジョン大会に本校から9名の学生が出場しました。
本校では年2回献血を行っており、毎回50名前後の学
おしくも入賞とはなりませんでしたが、参加した全員が
生が協力してくれます。その功績が2月17日大分市内で
日頃習得した技術を存分に発揮し競い合いました。
惜しくも2位と1点差で入賞を逃した小野友寛君は「先 表彰されました。
生に言われた練習を、ただ行うのではなく、何をどうした
ら良いのか自分で考えることが大切なんだと思いました」
と感想を話していました。
【
旋 盤 作 業 】 機械システム系1年 小野 友寛
山野内 航
【 フライス盤作業 】 機械システム系1年 江藤 貴文
中尾 省吾
【ロボット競技大会】 機械システム系2年 加藤 亘陛
松原 有哉
吉竹 政貴
電気・電子システム系2年
井村 尚樹
藤田 大輝
表彰を受ける橋本副校長(左から一番目)
機械システム系 卒業生講話会
2月19日(水)に機械システム系の卒業生が在校生
に向け講話を行いました。受講した1年生の栗山君は
「とても参考になりました。卒業生ということもあり、
聞きにくいことも詳しく質問できるなど、貴重な時間を
過ごせました。」と話してくれました。
質問を受ける卒業生
旋盤(左写真)ロボット競技(右上写真)フライス盤(右下写真)
講話をする植木さん
講話を聞く在校生
●大分キヤノン(株)植木啓介氏
(機械システム系H21.3月卒業)
●(株)京製メック 鎌田拓馬氏
(機械システム系H25.3月卒業)
●(株)TRI九州 田崎諒平氏
(機械システム系H23.3月卒業)
●スペロ機械工業(株)柳田政宏氏
(機械システム系H24.3月卒業)
TEACHER
CLOSE UP
STUDENT
~卒業を迎えて
機械システム系2年
建築システム系
教授 松尾
浩助
伊藤 幸四郎
立春を過ぎたというのに今年の日本列
2年間という短い期間でしたが、とて
島は大雪に見舞われ、各地で被害や日常 も為になる時間を過ごすことが出来まし
生活に支障をきたしていることが報道さ た。工科短大で習得したテクニカルスキ
れています。2年ばかり雪国暮らしの経験のある私は冬場 ル・ヒューマンスキルを社会にでて十分に発揮しようと
に屋外活動ができる九州のような所は、それだけでありが 思います。お世話になった先生方、本当にありがとうご
たく思えます。この時期2年生は卒業研究のまとめに追わ ざいました。
れ(?)3月の公開卒業研究発表会に向け、職員を巻き込
電子システム系2年
んでなだれ込むのが常となっているようです。
山田 真也
雪国では暖かくなってくると路面に轍ができます。かつ
て暮らした雪国でのこと、路肩の雪の壁で狭くなった路上
卒業を迎えて思う事は、2年間の時間
には3本の轍が。真ん中の1本はなんと対向車と共有だと の早さです。入学当時は勉強が難しく、
か。車を運転中、曲がり角から突然路線バスが現れたとき ついていくことに必死でしたが今思うと
は大いに肝を冷やしたものです。
充実した学生生活を送れたと思います。志望していた企
キャリアという言葉はこの車等が通った後に出来る轍を 業にも内定を頂きました。4月からの社会人生活が楽し
意味しますが、自分の将来の職業選択をする際、過去の振 みです。
り返りである自己分析がまず基本となります。1年生は就
建築システム系2年
職活動が本格化しています。自分の来し方に思いをはせる
伊藤 拓真
時間をとって、就職支援関係者との面談に臨んでほしいと
思います。
本校で建築について学び、忙しく大変
卒研が終わり、卒業を間近に控えた2年生は社会人スター な毎日でしたが、とても充実した2年間
トの準備に追われ、学生生活を振り返る余裕等ないといっ でした。これから社会人として働いてい
たところでしょうが、社会に出ていつか懐かしむ余裕がで きます。本校で学んだことを少しでも活かしていきた
きた折は、学舎を訪ねてもらいたいものだと思っています。 いです。最後に、建築について教えていただいた先生
健康に留意され、それぞれの今後のご活躍を祈ります。
方、本当にありがとうございました。
卒業記念樹 植樹
第15期卒業生の皆様からピンクのハナミズキの苗木を寄贈してい
ただくことになり、その記念植樹が3月10日(月)佐伯校長、山下
指導部長、古野総括 、卒業生代表が参加し行われました。卒業生を
代表して学生自治会長の2年吉竹政貴君が「末永く咲きつづけること
を願っています。」と挨拶。佐伯校長からは「大きく育つよう大切に
育てます。時には思いだして見に来て下さい。」 とお礼の言葉を述
べられました。その後、土入れを行い、 卒業記念植樹はつつがなく
終了しました。 今年植樹された苗木が美しい花を咲かせるように、
卒業生も今後の人生に大輪の花を咲かせるように願っています。卒業
生の皆様どうもありがとうございました。
合同企業説明会 In 工科短大 が行われました
1月29日に本校で合同説明会が行われました。参加企業は47社に達し、例年より約5割増の企業が参加
してくださいました。学生は、企業で働く方の生の声を聞くことで、学んだ
ことも多かったようです。
合同企業説明会に参加していただいた(株)サンテック九州 嵐川副本部長様から
は後日就職活動をする学生に向け、「少しでも多くの採用担当と話すこと、そう
すれば見る目が養える。そうすると入りたい会社、してみたいシゴトがすこしず
つ自分の中で形成される。これからは自分で人生を切り開くんだから、がんばれ
!」と激励の言葉をいただきました。
・後援会ニュースは保護者(会員)、在校生、卒業生の皆さんと教職員にお配りしています。 ・後援会事務局(学生支援班)では皆様からのご投稿を
お待ちしております。 ・掲載されている個人情報については、取り扱いに十分なご配慮をお願い致します。
新あ
しと
いが
年き
度・
も・
一・
期出
一会
会い
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大別
切れ
にの
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