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OSMOS がカナダ全土に。
OSMOS がカナダ全土に。 国土が広大であり、自然環境が厳し いカナダでは、高速道路ネットワー クと、膨大な数の土木構造物が極め て重要である。2006 年 9 月のコン コルド高架橋の崩落事故の後、 Henri Bourassa 橋は、1938 年の建造で、オリジナルの建設プランは現存していない。従来の Johnson 委員会はケベック州の高 目視検査、検査技術、材質検査の結果、橋の交通には最大負荷を 5t とする制限が設けられていた。 速道路網の維持管理とその手段に OSMOS システムは、実際の動的、静的計測値を有限要素法モデルに組み込んで解析し、橋の耐 ついて、詳細なガイドラインを設け 荷力を 38t まで安全と算出した。橋の通過車両を監視していた 6 名の警察官は、不要となった。 た。安全性を確保するためには、客 OSMOS 社の仕事では、予算、スケジュールの面の 観的で検証可能なクライテリアに みでなく、その提案技術についても極めて満足して 基づいて、構造物の実際の挙動を得 いる。載荷試験と継続モニタリングによって、トラ るための、プロセス開発が必要だっ ックなどもこの高架橋を通行できるようになった。 た。現在、増大する安全性への要求 モントリオール市、Paul Laberge 氏談 を満たせるのは、OSMOS だけ。カ ナダで成功を収めた OSMOS は、 目次: 安全性: ● Stukely Bridge OSMOS により迂回路が不要に。 ● No.07191 橋 従来の評価方法には、限界がある。 ● Frotenac 橋 外観より、むしろ実体を---安全性。 OSMOS Canada Inc.を設立。P4 で、新チームを紹介している。彼ら は、構造物の所有者へのサービスを 開始し、安全性を確保するための挑 戦を助け、そのために必要な技術を 監視エンジニアリング: OSMOS ● Odellach 橋、New Brunswick、厳しい環境下でも信頼できるデータが。 ● Five Finger 橋、New Brunswick、長期間の保全のための、構造物健全度。 ● William 下水道、モントリオール。 CANADA: ●Johnson 委員会、「教訓は何?」 ● OSMOS Canada:挑戦するチーム ● 評価 提供している。 Louis Crepeau Chief Executive Officer OSMOS CANAD Inc. Bernard Hodac Chariman and CEO OSMOS Group Stukely 橋 OSMOS により、迂回路が不要 に。 厚いコンクリートスラブで、斜め 54 度に架 かるこの橋には、多数の曲げクラックが発生 しており、従来の方法では評価が困難であっ た。安全性への懸念のため、通行止めになっ ていたが、地域住民は開通を望んでいた。 OSMOS によって橋の挙動が明らかとなり、 安全性が確認され、橋は再び車両交通が許さ れた。OSMOS の一連の光学ストランドによ って昼夜モニタリングされ、顧客は橋が 100%安全であると、地域社会に知らせるこ とができる。 No.07191 橋 従来の評価方法には、限界がある。 1922 年の建造。Coaticook 川に架かる、この鉄製ポニーワーレントラス橋は、Coaticook 市中心部へのアクセスとして、交通量が多い。 モニタリング・ステーションに接続した 6 基の光学ストランドが設置され、継続的な安全監視が実施されている。1 日あたり、200 台 を超える重量トラックが通過し、建造以来長い年月が経過したこの橋の耐荷力を、クライアントは確実に評価する必要があった。 OSMOS の技術によって長期的なモニタリングが可能になり、クライアントは補修工事のタイミングや内容を、正しく選択できる。 Frontenac 橋。 外観より、むしろ実体を---安全性! 1932 年の建造。Frontenac 高架橋は上部空間が低く、これまで多数のトラックが通過できずに橋に衝突している。そのため、安 全性に疑問がもたれていた。設置された OSMOS によって、予想に反して、通常の負荷の状態では橋の挙動は弾性範囲内にとどま り、正常値であることが確認された。OSMOS の監視システムによって、挙動が記録されることになり、車両が衝突した後でさえ、 安全性の確認ができるようになった。 Odellach 橋 New Brunswick 厳しい環境下でも、信頼できるデータ。 カナダの土木構造物の多くは、耐用年数 が長い。クライアントは、構造物の実際 の品質を把握すべく、載荷テストを依 頼。10 基のモバイル・モニタリングステ ーションを交替で使用し、クライアント が管理する他の橋、約 100 箇所でも同 様のテストを行う予定。載荷テストはシ ンプルで安価であり、継続モニタリング を必要とする橋を選択できる。 Five Fingers 橋、 New Brunswick 長期間の保全のための、 構造物の健全度。 技術的には、上述の Odellach 橋の載荷テストに類似している。システムがシンプルであるため、設置が簡単で、交通への影響が無い。 静的閾値アラーム、動的閾値アラーム、弾性可逆アラーム(復元性に対するアラーム:訳者注)の 3 種のアラームにより、常に構造物の 安全性を確実にする。設置に立ち会ったクライアントは、使い勝手の良さと、-25℃という厳寒の状況下での高い信頼性に感心した。 Williams 下水道、モントリオール。 モントリオール旧市街の、長さ 300m の集水道は、北米最古の花崗岩ブロック製の下水道である。クライアントは、下水道上部の景観 地区の修復を考えており、さらに 1.2mの覆土を追加することになる。これは 1 平方メートル当たり 20kN に相当し、下水道の耐荷力 がこれに耐えうるか、確認が必要になった。載荷テストが実施され、3 箇所で歪みを計測し、アーチ天井部と側壁部の変形と、撓みが 把握された。結果の分析によって、強度が劣る部分が特定され、耐荷力を確認し、クライアントは補強工事を許可した。カナダの文化 遺産の重要性に鑑みて、OSMOS に継続的な安全性モニタリングが委託された。 Johnson 委員会、「教訓は何?」 2006 年 10 月、モントリオールのコンコルド高架 橋の崩落事故の後に設立された Johnson 委員会 は、1000 ページのレポートを作成。右図に示され たレポートの主なポイントは(素材の欠陥、モニ タリングの一貫性の無さ、関連部署が潜在的な弱 点箇所に関する警報を、繰り返して無視した、実 際の挙動が考慮されていない、不完全で不規則な 記録)、OSMOS 技術で全て解決可能である。積 み重なり、予測不可能な惨事を引き起こすこれら の過ちの悪化を、事前に防止できる。 ケベック州での導入以来、OSMOS 技術は素早い展開を続け、OSMOS Canada は現 在、カナダ全土での技術独占権を得ている。Louis Crepeau 氏のマネジメントのもと、 高水準の技術チームが、構造物の管理者に向けてサービスを提供している。Crepeau 氏は、カナダの土木分野で広く知られており、繊維強化コンクリートや環境振動レト ロフィット補強など、革新的な技術を導入してきた。Crepeau 氏と意欲的な同僚達 は、構造物の所有者の責任遂行を助け、構造物の状態の向上に寄与できる、と確信し ている。カナダは、このチャレンジを最優先している。 左より順に: Champlain 橋は、大都市モントリオールへのアクセスルートとして、日に 15 万 5000 台を超える車両が通行。Jacques Cartier and Champlain Bridges Inc.は、最新技術で 橋の挙動をモニタリングする、ヘルスモニタリングが必要と考えた。2005 年から橋桁 の複数個所に OSMOS を設置、リアルタイムで変形を捉えることが可能になった。モ ントリオールにとり重要な橋の挙動について、追加情報を得てくれた OSMOS チーム に感謝する。Jacques Cartier and Champlain Bridges Inc.技術部長 Guy Mailhot 氏談 The William collector sewer William 集水道:モントリオール市は、D’Youville 広場の修復に際して、景観地区の 修復に耐えうるかどうか、1832 年建造の William 集水道の構造性能をチェックする よう OSMOS に依頼。モントリオール市ジオマティックス部は、光学スウィーパー による William 集水道の変形に関する結果、使用荷重など全てのデータを確認した。 OSMOS システムによって提供されたサービスに対し、モントリオール市を代表して プロジェクト・マネージャーが、深く感謝する。 モントリオール市、QIM、Director-Building Louis L’Esperance 氏談