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川崎市の現状 - 公益財団法人 川崎市産業振興財団
第2章 川崎市の現状 1.川崎市の現状 (1)川崎市の立地特性 (1)川崎市の立地特性 ■川崎市の地理的優位性 川崎市は、対全国 GDP シェアで 4 割弱を占め こうした地理的優位性を持つ川崎市では、我 人口増加が続く我が国最大の消費地である首 が国を代表する工業都市として発展し、我が国 都圏の中に位置しており、北は多摩川を挟んで の経済成長を牽引してきましたが、近年では生 東京都、南は横浜市に隣接しています。 産機能から研究開発機能の転換が進むなど、民 交通基盤についても、東京から放射状に整備 間企業の研究開発部門、大学・付属研究機関、 され、首都圏及び全国につながる道路網、鉄道 公的試験・研究機関等の研究開発機関や人材の 網が市内を横断するかたちで走っています。ま 集積が進んでいます。 た、川崎市は羽田空港にも近接しており、工業 また、川崎市は、ミューザ川崎シンフォニー 港と商業港の機能を併せ持つ国際貿易港・川崎 ホールや川崎フロンターレ、藤子・F・不二雄 港を有することから、空港や港湾の利便性も高 ミュージアム、生田緑地等、文化芸術に関わる くなっています。 豊かな地域資源を有しています。 [図表 2-1-1]首都圏の人口の推移 [図表 2-1-2]首都圏域内総生産と対全国シェアの推移 5,000 40% 300 5.0% 人口 増加率 4.0% % 兆 円 ア 20% % ) 2.0% 対 30% 全 国 シ ( ( 2,000 実質GDP 対全国シェア ェ ) 万 人 増 3.0% 加 率 ( 人 3,000 口 250 首 都 圏 G D 200 P ) 150 ) 1,000 ( 4,000 1.0% 0 1975 80 85 90 95 (出所)総務省「人口推計」 「国勢調査」 2000 05 0.0% 09年 資料編 p.9-① 100 10% 1996 97 98 99 2000 01 (出所)国土交通省「首都圏白書」 02 03 04 05 06年 資料編 p.9-② [図表 2-1-3]川崎市、東京圏、全国の各種統計比較 川崎市 人口(2009/10/1) 人口増加率 (2008/10/1-2009/10/1) 平均年齢(2005/10/1) 労働力人口(2009/10/1) 世帯数(2005/10/1) 東京圏 全国 1,410 千人 35,080 千人 127,510 千人 +1.4% +0.3% -0.1% 40.3 歳 43.2 歳 43.3 歳 991 千人 23,375 千人 81,493 千人 595,513 世帯 14,232,114 世帯 49,062,530 世帯 144k ㎡ 13,368k ㎡ 377,946 k ㎡ 面積(2009) (2009 年 10 月 1 日) (2009 年 10 月 1 日) (2009 年 10 月 1 日) 市内総生産 5.2 兆円 165.0 兆円 520.2 兆円 (出所)人口(東京圏、全国)、人口増加率(東京圏、全国)、労働力人口(東京圏、全国):総務省「人口推計」 人口(川崎市)、人口増加率(川崎市):川崎市「川崎市の世帯数・人口」 労働力人口(川崎市):川崎市「年齢別人口」 、平均年齢、世帯数:総務省「国勢調査(2005)」 面積:「平成 21 年全国都道府県市区町村別面積調」 、市内総生産:内閣府「平成 19 年度県民経済計算」 首都圏:茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県 東京圏:埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県 17 [図表2-1-4]川崎市の立地的背景 人口 世帯数 42,379,351 17,247,291 33.2% 34.8% 首都圏(1都7県) 全国に占める割合 ⑥研究開発施設集積による 優秀な知的人材の集結 ①首都圏市場の後背地 京王相模原線 JR南武線 東名高速道路 国道246号 多摩区 小田急多摩線 東京都 第三京浜国道 府中街道 宮前区 高津区 中原区 世田谷町田線 首都高速横羽線 国道1号 京急大師線 麻生区 尻手黒川線 東急田園都市線 幸区 ⑤豊かな地域資源の存在 首都高速川崎線 国道409号 東京湾 アク アラ イ ン 川崎区 JR東海道本線 京急本線 川崎市 羽田空港 横浜市 JR鶴見線 ③京浜港を活用した 日本の港湾ハブ機能 羽田空港 国道15号 小田急小田原線 ④市域を網羅した 至便な交通アクセス 成田空港 ②羽田空港を活用した 世界とのネットワーク 東急東横線 JR横須賀線 千葉県 京浜港 首都高速湾岸線 また、川崎市及び周辺では、近年、産業や生 の滑走路となるD滑走路が供用開始となり、発 活を支える交通基盤の整備が進められていま 着容量が大幅に拡大するとともに、国際化され、 す。 世界 10 か国・地域の 16 都市と結ばれることに なりました。これにより全国で、1 兆 8,520 億 ○羽田空港の再拡張・国際化 円の経済波及効果と、176,890 人の雇用創出が 2010(平成 22)年 10 月に、羽田空港の 4 本目 見込まれています。 [図表 2-1-5]羽田の再拡張国際化と 2010(平成 22)年度中に羽田空港と結ばれた都市 アジア 北米 (出所)国土交通省 D滑走路 欧州 北京、上海、香港、ソウル、台北、バンコク、シンガポール、 クアラルンプール、コタキナバル ニューヨーク、デトロイト、ロサンゼルス、サンフランシス コ、ホノルル ロンドン、パリ [図表 2-1-6]羽田空港再拡張国際化に伴う経済波及効果 地域 東京 神奈川 千葉 埼玉 1都3県 1 都 3 県以外 全国 直接効果 5,587 306 22 65 5,979 3,416 9,395 生産額増加(億円) 波及効果 5,102 650 46 138 5,936 3,189 9,125 計 10,689 956 68 203 11,915 6,605 18,520 税収増加(億円) 国税 地方税 476 477 137 133 10 9 29 28 652 647 461 455 1,113 1,102 ※再拡張による路線配分のシナリオのうち、国際線 3 万回導入のシナリオに基づく経済効果。 (出所)国土交通省「東京国際空港再拡張に伴う経済波及効果報告書(全国版)」2003(平成 15)年 6 月 18 雇用増加(人) 75,125 29,044 2,051 6,152 112,372 64,518 176,890 ○京浜港国際コンテナ戦略港湾 2010(平成 22)年 8 月に、東京都、横浜市と 市とともに港湾に関する広域連携施策を検 ともに共同提案していた川崎港、東京港、横浜 討・展開しており、2010(平成 22)年 2 月には 港を京浜港として国際コンテナ戦略港湾にす 京浜港の現状分析を行った上で、将来像やその る計画が選定されました。 実現に向けた基本戦略等をとりまとめた「京浜 川崎市では、2008(平成 20)年 3 月に締結さ 港共同ビジョン」を 3 都市で策定しています。 れた「東京港、川崎港、横浜港の広域連携強化 今後は、3 港での一体的運営に向けた取組を実 に係る基本合意書」に基づき、東京都及び横浜 施していきます。 [図表 2-1-7]京浜港の基本戦略 (注)トランシップ貨物:積荷港から荷卸港まで、同一船舶で運送されずに、途中港で積み替えされる貨物 (出所)川崎市 19 ○高速川崎縦貫線大師ジャンクション ○JR横須賀線武蔵小杉駅 2010(平成 22)年 10 月に、高速川崎縦貫線の 2010(平成 22)年 3 月に川崎市中原区にあ 殿町∼大師ジャンクションが開通し、横羽線と る武蔵小杉駅に横須賀線ホームが新設され、 湾岸線が高速川崎縦貫線で接続されました。こ 横須賀線、湘南新宿ライン、成田エクスプレ れにより、川崎市街から羽田空港や東京湾アク スの停車が実現しました。これにより、鉄道 アライン(千葉方面)へのアクセスが向上する による広域的なアクセスの利便性が大幅に ことが見込まれています。 向上しました。既存の南武線、東急東横線、 東急目黒線とあわせ、4 線が集まる交通結節 点として、武蔵小杉のプレゼンスが高まるこ とが期待されています。 [図表 2-1-8]大師ジャンクション位置関係図 [図表 2-1-9]JR横須賀線武蔵小杉駅の開業(2010(平成 22)年 3 月) (出所)川崎市 (出所)川崎市 [図表 2-1-10]武蔵小杉駅からみた鉄道路線網(武蔵小杉駅から直通路線) 池袋 (30 分) 新宿 (24 分) 武蔵小杉 新横浜 渋谷 大手町 (14 分) 川崎 横浜 (10 分) JR線 (12 分) 私鉄 品川 東京 (11 分) (18 分) 成田空港 (77 分) 地下鉄(東京メトロ、都営) (注)破線は武蔵小杉駅から直通計画 ( )内の時間は武蔵小杉駅からの所要時間(乗換時間を含まない) (出所)各種資料から浜銀総研作成 20 ■140 万の人口集積 川崎市の人口は、現在 140 万人に達しており、 今後も増加し 2030 年には 150 万人を超えると 増加してきていることから、今後、高齢化が急 速に進展することが予想されます。 推計されています。また、全国で減少の続く生 川崎市は、前述したとおり、産業都市として 産年齢人口についても、川崎市では今後も増加 の性格を有する一方、昼夜間人口比率をみると が続き、2025 年にピーク(101.3 万人)を迎え 87.1%と大都市の中で最も低くなっており、ベ ることが予想されます。 ッドタウンとしての性格も有しています。 川崎市の人口増加率は大都市の中でも高く、 また、我が国全体では労働力人口は減少傾向 9 年連続で 1 位となっています。人口増加要因 にありますが(14 ページ参照)、川崎市では労 として、社会増加(注1)比率が他の大都市と比較 働力人口は増加傾向にあります。また、労働力 しても著しく高いことに加え、自然増加 (注2) 率は大都市中1位となっています。 比率も大都市中 1 位となっています。また、出 (注 1)社会増加=転入者数−転出者数 生率、婚姻率も大都市中 1 位となっています。 (注 2)自然増加=出生児数−死亡者数 一方、2015(平成 27)年をピークに年少人口 は減少することが見込まれており、老年人口も [図表 2-1-11]川崎市の年齢 3 区分人口の推移 1,600 1,400 1,200 人 口1,000 老年人口 (65歳以上) ( 800 千 人 600 生産年齢人口 (15∼64歳) ) 400 200 0 年少人口 (0∼14歳) 1980 90 2000 10 20 30 40 50年 (出所) 実績値:総務省「国勢調査」 予測値:川崎市総合企画局「川崎市将来人口推計」2010(平成 22 年)4 月 資料編P11-⑤ [図表 2-1-12]人口指標の大都市比較(2005(平成 17)年) 人口増加比率(%) 社会増加比率(%) 自然増加比率(%) 出生率(%) 婚姻率(%) 平均年齢(歳) 川崎市 1.45 川崎市 1.03 川崎市 0.42 川崎市 1.05 川崎市 0.80 川崎市 40.3 千葉市 1.11 千葉市 0.89 福岡市 0.31 福岡市 0.98 東京都区部 0.77 福岡市 40.3 東京都区部 0.91 東京都区部 0.86 仙台市 0.26 広島市 0.97 福岡市 0.72 仙台市 40.5 さいたま市 0.80 さいたま市 0.55 さいたま市 0.25 浜松市 0.96 大阪市 0.71 さいたま市 41.2 福岡市 0.74 横浜市 0.44 広島市 0.23 堺市 0.94 名古屋市 0.66 広島市 41.6 横浜市 0.64 福岡市 0.43 千葉市 0.22 名古屋市 0.93 広島市 0.64 千葉市 41.7 名古屋市 0.48 大阪市 0.39 横浜市 0.20 仙台市 0.93 仙台市 0.64 横浜市 41.9 広島市 0.34 名古屋市 0.38 浜松市 0.13 さいたま市 0.92 横浜市 0.64 札幌市 42.3 大阪市 0.33 神戸市 0.25 堺市 0.11 大阪市 0.90 さいたま市 0.63 名古屋市 42.4 浜松市 0.26 札幌市 0.17 名古屋市 0.10 横浜市 0.90 札幌市 0.61 堺市 42.8 神戸市 0.22 浜松市 0.13 東京都区部 0.04 千葉市 0.88 千葉市 0.59 浜松市 43.0 札幌市 0.20 広島市 0.10 札幌市 0.03 北九州市 0.87 京都市 0.58 京都市 43.0 仙台市 0.19 堺市 0.04 神戸市 △0.03 神戸市 0.84 堺市 0.58東京都区部 43.2 堺市 0.15 京都市 △0.04 新潟市 △0.06 東京都区部 0.82 浜松市 0.57 神戸市 43.4 新潟市 △0.10 新潟市 △0.04 大阪市 △0.06 新潟市 0.81 北九州市 0.57 新潟市 43.5 京都市 △0.10 静岡市 △0.06 京都市 △0.07 静岡市 0.81 神戸市 0.55 大阪市 43.6 静岡市 △0.19 仙台市 △0.07 北九州市 △0.10 京都市 0.81 静岡市 0.55 静岡市 44.1 北九州市 △0.20 北九州市 △0.10 静岡市 △0.13 札幌市 0.78 新潟市 0.52 北九州市 44.5 平均 0.40 平均 0.30 平均 0.10 平均 0.89 平均 0.63 平均 42.4 (注)「人口増加比率」「社会増加比率」「自然増加比率」「出生率」は、各政令市統計課推計(2008(平成 20)年) 「婚姻率」は厚生労働省「人口動態統計」(2008(平成 20)年)、「平均年齢」は総務省「国勢調査」(2005(平成 17 年)) (注)なお、合併に伴う処理はしておらず、全て統計発表年による市域で計算 (出所)川崎市「平成 20 年版 大都市比較統計年表から見た川崎市」2010(平成 22)年 7 月 21 [図表 2-1-13]昼夜間人口比率等の大都市比較(2005 年) [図表 2-1-14]川崎市の男女別労働力人口の推移 500,000 20.0 450,000 400,000 労 350,000 働 力 300,000 人 250,000 口 200,000 人 150,000 15.0 増 10.0 加 率 % 5.0 ( ( ) ) 昼夜間人口比率 平成 12 年に対する (常住人口=100) 昼間人口の増加率 大阪市 138.0 堺市 5.4 東京都区部 135.1 岡山市 5.3 名古屋市 114.7 川崎市 5.2 福岡市 113.4 千葉市 4.1 京都市 108.4 札幌市 4.0 仙台市 107.7 さいたま市 3.9 岡山市 105.9 横浜市 3.7 静岡市 103.8 福岡市 2.6 北九州市 102.8 浜松市 1.7 広島市 102.6 東京都区部 1.4 新潟市 102.4 新潟市 1.3 神戸市 101.8 仙台市 0.8 札幌市 100.9 神戸市 0.7 浜松市 100.7 広島市 0.4 千葉市 97.2 名古屋市 0.1 堺市 93.5 京都市 △0.5 さいたま市 91.9 静岡市 △1.6 横浜市 90.4 大阪市 △2.3 川崎市 87.1 北九州市 △2.3 平均 105.2 平均 1.8 (注)総務省「平成 17 年国勢調査」 なお、合併に伴う処理はしておらず、全て 統計発表年による市域で計算 (出所)川崎市「平成 20 年版 大都市比較統計年表 から見た川崎市」2010(平成 22)年 7 月 100,000 0.0 50,000 0 -5.0 1980 労働力人口(男) 85 90 95 労働力人口(女) (出所)総務省「国勢調査」 2000 05年 増加率(男) 増加率(女) 2 資料編 p.12-⑥ [図表 2-1-15]労働力率の大都市比較(2005(平成 17)年) 労働力率(%) 52.0 川崎市 東京都区 静岡市 名古屋市 広島市 福岡市 さいたま市 横浜市 大阪市 千葉市 京都市 全国 仙台市 札幌市 神戸市 北九州市 54.0 56.0 58.0 60.0 62.0 64.0 66.0 68.0 66.1 64.5 63.6 63.2 63.0 62.9 62.5 62.0 61.3 61.1 60.8 60.5 60.2 59.1 57.2 56.8 (出所)川崎市「平成 20 年版 大都市比較統計年表から見た川崎市」 2010(平成 22)年 7 月 資料編 p.12-⑦ 市内 7 区の人口の推移をみると、川崎区、幸 区では 6%ポイントの差がみられます。平均年 区で一時減少しましたが、2005(平成 17)年以 齢も最も高い川崎区(43.4 歳)と最も低い中原 降は 7 区とも増加しています。人口規模をみる 区(39.7 歳)では 3.7 歳の差があり、区によっ と、1995(平成 7)年までは 7 区のうち人口の最 て高齢化の進展に差が見られます。 も多いのは川崎区でしたが、2000(平成 12)年 また、7 区の昼間人口の推移をみると、川崎 以降は宮前区や中原区等、内陸部の区の方が人 区で昼間人口が減少傾向にあるのに対し、内陸 口が多くなっており、2010(平成 22)年では人 部の 5 区(中原区、高津区、宮前区、多摩区、 口が最も多いのは中原区(23.4 万人)となり、 麻生区)では昼間人口は増加傾向にあります。 次いで宮前区(21.9 万人)、川崎区(21.7 万人) 一方、昼夜間人口比率をみると、川崎区を除 となっています。 く 6 区では昼夜間人口比率が 100 を下回ってお また、市内 7 区の年齢構成を比較すると、高 り、ベッドタウンとしての性格が強いといえま 齢化率では川崎区(19.8%)、幸区(19.0%)が高 す。また、市内で唯一、昼間人口比率が 100 を い一方、中原区(13.8%)や高津区(14.3%)は低 上回っている川崎区においても、昼夜間人口比 くなっており、最も高い川崎区と最も低い中原 率が低下傾向にあります。 22 [図表 2-1-17]川崎市各区の年齢構成比及び平均年齢(2009 年) 構 80% 成 比 60% 人 100,000 % 73.3 69.2 72.4 67.6 13.7 15.2 12.9 12.2 13.9 生産年齢人口 (15∼64歳) 老年人口 (65歳以上) 150 140 130 120 110 100 90 80 70 60 50 ) 90 (出所)総務省「国勢調査」 95 45 44 43 平 42 均 41 年 40 齢 39 38 歳 37 36 35 平均年齢 川崎区 幸区 中原区 高津区 宮前区 多摩区 麻生区 ( % 50 000 1985 麻生区 72.0 多摩区 40.3 宮前区 ︶ 100 000 12.7 40.5 40.4 高津区 150 000 人 42.2 中原区 ︵ 昼 夜 間 人 口 比 率 川崎区 幸区 中原区 高津区 宮前区 多摩区 麻生区 200 000 68.2 18.5 [図表 2-1-19]川崎市各区の昼夜間人口比率の推移 300 000 250 000 11.8 15.4 42.7 幸区 13.2 15.6 (出所)川崎市「川崎市年齢別人口(2009(平成 21)年 10 月 1 日現在)」 資料編 p.13-⑨, p.14-⑩,⑪, p.15-⑫,⑬, p.16-⑭,⑮ [図表 2-1-18]川崎市各区の昼間人口の推移 昼 間 人 口 68.1 川崎区 (出所)川崎市「川崎市統計書」 、総務省「国勢調査」 資料編 p.13-⑧ 70.3 年少人口 (0∼14歳) 2010年 14.3 39.7 川崎市 2005年 麻生区 多摩区 2000年 宮前区 1995年 高津区 中原区 幸区 0% 川崎区 0 13.8 41.1 ︶ ︶ 20% 1990年 19.0 40% 50,000 1985年 19.8 43.4 ︵ ︵ 200,000 人 口 150,000 16.4 ) 100% 250,000 ( [図表 2-1-16]川崎市の区別人口の推移 2000 05年 1985 資料編 p.17-⑰ 90 95 (出所)総務省「国勢調査」 23 2000 05年 資料編 p.17-⑰ (2)川崎市の産業構造 ■事業所・従業者数 川崎市 では、事業 所数、従業 者数ともに や飲食店、宿泊業、製造業、建設業が大きく減 1991(平成 3)年をピークに減少傾向にあり、 少しています。従業者数においても医療・福祉 1996(平成 8)年から 2006(平成 18)年の 10 年間 が増加する一方、製造業と建設業が大きく減少 で事業所数は 14.6%(6,859 事業所)、従業者 しています。 数は 8.9%(47,918 人)減少しています。 また、産業別の増減状況をみると、事業所数 では医療・福祉が増加する一方、卸売・小売業 2-1 川崎現状 [図表 2-1-20]川崎市の事業所数、従業者数の推移(公務を除く) 60,000 600,000 528,283 528,083 50,000 事 40,000 業 所 数 30,000 490,512 478,417 441,532 44,962 500,000 480,076 47,003 46,675 42,920 42,809 従 業 員 300,000 数 400,000 40,141 ( ( 20,000 200,000 人 ) 所 ) 10,000 100,000 0 0 1981 86 91 96 2001 06年 事業所数 従業員数 (出所)川崎市「川崎市の事業所(事業所・企業統計調査結果)」 [図表 2-1-21]川崎市の産業別事業所数の増減数 -1,500 -1,000 事業所数(所) -500 0 資料編 p.21-①,② [図表 2-1-22]川崎市の産業別従業者数の増減数 従業者数 (千人) 500 1,000 1,500 -50 鉱業 運輸業 卸売・小売業 -20 -10 0 10 建設業 製造業 情報通信業 -30 鉱業 建設業 電気・ガス・熱供給・水道業 -40 製造業 2001年1996年 電気・ガス・熱供給・水道業 情報通信業 2006年2001年 運輸業 卸売・小売業 金融・保険業 不動産業 金融・保険業 不動産業 飲食店,宿泊業 飲食店,宿泊業 医療,福祉 医療,福祉 教育,学習支援業 教育,学習支援業 複合サービ ス事業 複合サービ ス事業 サービ ス業 サービ ス業 (出所)川崎市「川崎市の事業所(事業所・企業統計調査結果)」 資料編 p.21-① 2001年1996年 2006年2001年 (出所)川崎市「川崎市の事業所(事業所・企業統計調査結果)」 資料編 p.21-② 24 20 ■産業構成 川崎市の 2006(平成 18)年の事業所数(非農 ます。推移をみると、製造業の比率が 1996(平 林漁業(公務を除く))の産業別構成比をみると、 成 8)年の 25.4%から 2006(平成 18)年には 最も多いのは卸売・小売業(24.0%)、次いでサ 17.5%へと大きく低下しています。 ービス業(16.9%)、飲食店,宿泊業(15.6%) また、2007(平成 19)年度の市内総生産の産 となっています。推移をみると製造業、卸売・ 業別構成比をみると、最も高い産業は製造業 小売業、建設業の構成比が低下し、サービス業 (26.0%)となっており、次いで不動産業(18.7%)、 の構成比が増加傾向にあります。 サービス業(18.6%)となっています。1996(平成 川崎市の 2006(平成 18)年の従業者数(非農 8)年度以降の産業別構成比の推移をみると、製 林漁業(公務を除く))の産業別構成比をみると、 造業の比率は低下傾向にあるものの 2005(平成 最も多いのは卸売・小売業(18.2%)、次いで製 17)年以降は 25%前後で推移しています。 造業(17.6%)、サービス業(17.1%)となってい [図表 2-1-23]川崎市の事業所数の産業別構成比の推移 (非農林漁業(公務を除く)) 0% 20% 1996年 9.8 11.6 2001年 9.2 10.5 2006年 8.9 9.5 40% 60% 26.4 7.2 25.5 16.7 7.5 24.0 8.1 鉱業 製造業 情報通信業 卸売・小売業 不動産業 医療,福祉 複合サービ ス事業 80% 100% 4.3 16.3 5.3 15.6 [図表 2-1-24]川崎市の従業者数の産業別構成比の推移 (非農林漁業(公務を除く)) 7.3 0% 20% 15.4 1996年 8.6 16.5 2001年 6.8 18.5 16.9 2006年 6.2 17.6 建設業 電気・ガス・熱供給・水道業 運輸業 金融・保険業 飲食店,宿泊業 教育,学習支援業 サービ ス業 (出所)川崎市「川崎市の事業所(事業所・企業統計調査結果)」 資料編 p.22-③ 40% 60% 6.4 13.6 17.9 9.1 6.9 18.2 9.0 18.2 6.0 100% 8.4 5.5 17.6 6.1 25.4 80% 17.1 9.3 鉱業 建設業 製造業 情報通信業 電気・ガス・熱供給・水道業 運輸業 卸売・小売業 不動産業 医療,福祉 複合サービ ス事業 金融・保険業 飲食店,宿泊業 教育,学習支援業 サービ ス業 (出所)川崎市「川崎市の事業所(事業所・企業統計調査結果)」 資料編 p.22-④ [図表 2-1-25]川崎市の市内総生産(生産側、名目)の経済活動別構成比の推移 0% 10% 20% 5 .9 3 2 .1 98 99 2 8 .7 2000 2 7 .9 01 2 5 .3 02 2 5 .1 05 7 .4 6 .6 3 4 .1 97 04 40% 3 6 .0 1996 03 30% 2 4 .0 3 .2 5 .6 5 .8 6 .3 2 .6 2 .5 2 5 .3 6 .1 07 年度 2 6 .0 4 .7 2 .2 (出所)川崎市「川崎市市民経済計算」 1 1 .9 1 2 .0 1 2 .7 2 .8 06 農林水産業 電気・ガス・水道業 運輸・通信業 1 1 .3 3 .1 5 .6 2 6 .9 2 5 .7 3 .2 6 .5 1 0 .3 3 .5 6 .1 4 .4 1 3 .2 1 2 .5 1 3 .2 4 .2 80% 7 .4 7 .7 1 4 .3 8 .0 1 4 .9 4 .2 1 0 .5 70% 1 3 .8 4 .3 4 .3 8 .9 9 .6 3 .5 60% 8 .2 3 .2 3 .4 3 .4 6 .1 50% 1 6 .2 1 6 .3 8 .2 7 .8 90% 100% 6 .2 1 .6 6 .6 1 .6 1 6 .5 6 .7 1 .8 1 7 .0 6 .9 1 .8 1 8 .4 6 .8 1 .5 1 4 .9 1 5 .6 4 .0 1 6 .7 7 .9 1 9 .7 6 .8 1 .4 4 .1 1 7 .2 7 .9 1 9 .3 7 .0 1 .5 1 .4 1 6 .9 7 .7 1 8 .3 6 .4 1 7 .6 7 .8 1 8 .2 6 .4 1 .4 1 8 .1 7 .6 1 8 .6 6 .3 1 .5 3 .7 1 8 .4 7 .1 1 8 .6 6 .1 1 .6 3 .5 1 8 .7 7 .3 1 8 .6 6 .1 1 .5 3 .9 3 .7 3 .8 鉱業 卸売・小売業 サービス業 製造業 金融・保険業 政府サービス 資料編 p.22-⑤ 25 建設業 不動産業 対家計民間非営利サービス ■平成 17 年川崎市産業連関表から見た川崎市の産業構造の特徴 産業連関表は、一定の地域において 1 年間に 閉鎖型((I-A)-1 型)を下回っていますが、こ 行われた産業相互間及び産業と家計間等の経 れは、移輸入を通じた市外への流出により、市 済取引を一つの行列に表したものです。産業連 内産業への生産誘発が減少するためです。 関表を用いると、各産業部門が商品を生産する 移輸入がない場合とある場合の比率である のに要した費用の構成や、各産業部門が生産し 市内歩留まり率(開放型/閉鎖型)をみると、 た商品の販路構成を知ることができます。 製造業は 42.3%と、半分以下となり、市外への 例えば、3 部門統合表をみると、川崎市の市 流出が大きいことがわかります。 例えば、市外と取引がないと仮定した場合 た、国内総生産(GDP)に相当する付加価値 (閉鎖型)には、製造業で 1 億円の最終需要が発 額の合計は 5 兆 3412 億円となり、この額は、 生すると、市内には 2.94 億円の直接・間接の 日本のGDPの約 1%に相当します。 生産波及が発生することになりますが、市外と また、逆行列係数表(注1)を用いることで、あ の取引がある場合(開放型)には市内への生産 る産業部門で最終需要が発生した場合、それが 波及は 1.24 億円となります。 各産業部門に対して直接・間接にどのような影 一方、生産波及が相対的に小さい商業、金 響を及ぼすかを分析することもできます。逆行 融・保険、不動産、通信・放送等の部門は、他 列係数表を縦(列)方向にみると、ある産業部門 産業に影響を与えず、自己完結的な性格が強い に最終需要が 1 単位発生した場合に、それぞれ 部門であるといえます。 の部門に発生する直接・間接の生産波及効果を 示しており、その合計(列和)は、市内の当該産 (注1)逆行列表 業に最終的に波及する生産の合計となります。 ある産業に 1 単位の最終需要が発生した場合に、 平成 17 年川崎市産業連関表から、逆行列係 各産業に対する直接・間接に発生する需要により、 数表を元に部門別(13 部門)の生産波及の大き 産業別の生産がどれだけの規模になるかを示す係 さをみると、市内のみで需給をまかなうと仮定 数(=逆行列係数)を産業別の一覧で示したもの。 した閉鎖型((I-A)-1 型) (注2) では、製造業 (注2)閉鎖型((I-A)-1 型) (2.94)、電気・ガス・水道(2.35)、建設業(2.33)、 最終需要によって誘発する生産が、全て市内の産 鉱業(2.32)、運輸(2.28)等の波及効果が大きく 業で供給されると考えたモデル。市外からの原材料 なっています。特に製造業の生産波及は大きく、 の移輸入分については考慮されておらず、市内を閉 川崎市においては、製造業が原材料投入を通じ 鎖経済であると仮定した場合の波及効果を把握する て他産業に与える影響が非常に大きいと考え ことができる。 ることができます。 (注3)開放型([I-(I-M)A]-1 型) 一方、 市外との取 引を前提と した開放型 最終需要によって誘発される生産が、産業別の移 (注3) ([I-(I-M)A]-1 型) で生産波及の大きさを 輸入の割合(移輸入率)に応じて、市外に漏出する みると、上位部門の生産波及の規模がいずれも、 26 と考えるモデル。 2-1 川崎市の現状 内生産額は 11 兆 7657 億円となっています。ま [図表 2-1-26]2005(平成 17) 年川崎市産業連関表(3部門統合表) (単位 百万円) (出所)川崎市「平成 17 年川崎市産業連関表報告書」 [図表 2-1-27]2005(平成 17)年度川崎市産業連関表における投入構造と生産波及(13 部門) 投入構造 中間投入率 閉鎖型 ((I-A)-1) 付加価値率 生産波及(逆行列係数表列和) 開放型 市内歩留まり率 ((I-(I-M)A)-1) (開放型/閉鎖型) 農林水産業 35.8% 64.2% 1.86 ↓ 1.18 63.6% 鉱業 59.9% 40.1% 2.32 ↓ 1.40 60.3% 製造業 75.1% 24.9% 2.94 ↓ 1.24 42.3% 建設 53.7% 46.3% 2.33 ↓ 1.26 54.0% 電力・ガス・水道 59.0% 41.0% 2.35 ↓ 1.27 54.2% 商業 31.5% 68.5% 1.64 ↓ 1.23 75.3% 金融・保険 35.4% 64.6% 1.68 ↓ 1.25 74.4% 不動産 12.5% 87.5% 1.24 ↓ 1.11 89.3% 運輸 57.2% 42.8% 2.28 ↓ 1.36 59.4% 通信・放送 36.9% 63.1% 1.71 ↓ 1.26 73.6% 公務 17.5% 82.5% 1.38 ↓ 1.13 81.5% サービス 38.5% 61.5% 1.87 ↓ 1.24 66.3% 分類不明 124.5% -24.5% 3.25 ↓ 2.00 61.6% (出所)川崎市「平成 17 年川崎市産業連関表」より作成 27 (3)川崎市の景気動向 川崎市の市内総生産(名目)の規模は、 経済活動別の寄与度の推移をみると、プラス 2007(平成 19)年度で 5 兆 1,875 億円となって 成長、マイナス成長のいずれの場合も製造業の います。これは、東京都区部を除く大都市の中 寄与度が大きく、川崎市の経済成長率を考える では 12 都市中 8 位の規模となっています。 上で製造業の影響が大きいといえます。市内総 川崎市の経済成長率は 2007(平成 19)年で名 生産に占める製造業の割合をみると、川崎市で 目、実質とも 2.5%となっており、2005(平成 は 26.0%を占めており、大都市の中でも特に 17)年度から 3 年連続プラスと、この間の川崎 高い状況にあります。 また、川崎市の消費者物価指数の推移をみる います。また、大都市の中でも名目では広島市 と 2006(平成 18)年度以降上昇傾向にありまし と並んで 1 位となっています。 たが、2009(平成 21)年には低下しています。 [図表 2-1-28]川崎市及び我が国の経済成長率の推移 川崎市の現状 市の経済成長率は国と比較しても高くなって [図表 2-1-29]川崎市の経済成長率(名目)の活動別寄与度 5.0 5.0% 4.0 4.0% 3.0 3.0% 対家計民間非営 利サービス 政府サービス サービス業 2.0 増 加 1.0 率 0.0 2.0% % -1.0 ( 1.0% 寄 与 0.0% 度 ) % -1.0% 運輸・通信業 不動産業 金融・保険業 卸売・小売業 ( -2.0 電気・ガス・水道 業 建設業 ) -2.0% -3.0 -4.0 -3.0% -5.0 -4.0% 鉱業 -5.0% 農林水産業 1997 98 99 2000 01 市内総生産(名目) 国内総生産(名目) 02 03 04 05 06 製造業 07年度 市内総生産(実質・連鎖方式) 国内総生産(実質・連鎖方式) 市内総生産 -6.0% 1997 (出所)川崎市「川崎市市民経済計算」、内閣府「国民経済計算」 資料編 p.31-③ 99 01 03 05 07年度 (出所)川崎市「川崎市市民経済計算」 資料編 p.31-④ [図表 2-1-30]市内総生産の大都市比較(2007(平成 19)年度) [図表 2-1-31]川崎市の消費者物価指数の推移 1.0 市内総生産(名目) 対前年増加率(%) 2 0 消 0 費 5 者 年物 = 価 1 指 0 数 0 0.5 102.0 101.0 0.0 100.0 対 前 年 比 % -0.5 99.0 ) 98.0 -1.0 2000 01 02 03 04 05 消費者物価指数 (出所)川崎市「消費者物価指数」 06 07 08 09 10年 対前年比 資料編 p.31-⑤ ) ( 28 103.0 ( 市内総生産(名目)に 占める製造業の割合 (%) 大 阪 市 21,465,599 広 島 市 2.5 川 崎 市 26.0 名古屋市 14,426,708 川 崎 市 2.5 北九州市 21.4 横 浜 市 12,973,323 福 岡 市 2.4 神 戸 市 18.2 福 岡 市 6,929,520 千 葉 市 2.3 京 都 市 17.9 札 幌 市 6,498,311 北九州市 2.2 千 葉 市 12.6 神 戸 市 6,151,383 名古屋市 0.9 広 島 市 12.4 京 都 市 6,045,414 神 戸 市 0.9 名古屋市 11.4 川 崎 市 5,187,537 大 阪 市 0.3 横 浜 市 11.0 広 島 市 5,145,017 京 都 市 0.0 大 阪 市 10.1 仙 台 市 4,278,411 横 浜 市 -0.1 仙 台 市 6.2 千 葉 市 3,660,915 札 幌 市 -1.6 福 岡 市 4.4 北九州市 3,659,840 仙 台 市 -1.6 札 幌 市 4.0 (出所)大都市統計協議会「大都市比較統計年表」2008(平成 20)年 市内総生産(名目) (百万円) また、川崎市における企業の倒産状況をみる また、市内企業の景況感をみると、2008(平 と、倒産件数、負債総額ともに 2003(平成 15) 成 20)年夏以降大きく低下しており、直近でも 年以降減少傾向にありましたが、2008(平成 20) 低い水準にあります。 年には件数、負債総額とも増加しています。 [図表 2-1-32]川崎市における倒産件数及び負債総額の推移[図表 2-1-33]川崎市内企業の景況感 180 160 700 10.0 600 0.0 負 500 債 総 400 額 300 百 万 200 円 ( 件 60 40 ) 100 20 0 景 -20.0 況 感 -30.0 -40.0 -50.0 0 2001 02 03 負債金額 04 05 06 07 業況 売上額 収益 -10.0 ) 倒 産 120 件 100 数 80 ( 140 08年 -60.0 倒産件数 (注)負債総額 1000 万円以上の企業の合計 資料編 p.32-⑦ (出所)川崎市経済労働局産業振興部金融課、 ㈱東京商工リサーチ 2008.3 08.6 08.9 08.12 09.3 09.6 (出所)川崎信用金庫「中小企業動向調査」 29 09.9 09.12 10.3 次期見通し 資料編 p.32-⑧ ■雇用 川崎市の雇用状況をみると、有効求人倍率は また、市内の業種別新規求人数をみると、 低 下 し て お り 、 特 に 2008( 平 成 20) 年 か ら 2004(平成 16)年度から 2008(平成 20)年度の 5 2009(平成 21)年にかけて大きく低下し、直近 年間で全業種計で 19%減少しています。業種別 でも低い水準にあります。地区別でみると、北 では、情報通信や医療・福祉、教育・学習支援 部において 2010 (平成 22) 年に入り 0.2 前後 業等が増加する一方、金融・保険業、建設業、 と低い水準で推移していることに加え、南部に 製造業、サービス業で大きく減少しています。 おいても 1.0 を下回り、特に 2009 年以降は 0.5 川崎市事業所の常雇用者に占める正規・非正 前後まで低下してきています。 規雇用の割合をみると、正規雇用が 66.2%と 市内求人および求職の状況をみると、 2-1 なっており、全国平均とほぼ同水準であり、神 奈川県や横浜市と比べて高い状況にあります。 職数を上回っていましたが、2008(平成 20)年 また、川崎市の有業率は 66.0%となってお 度に逆転し、新規求人倍率が 1.0 を下回ってい り大都市の中で 1 位となっています。 ます。 [図表 2-1-35]川崎市内求人、求職状況 1.6 1.4 1.2 、 65,000 川崎 川崎北 川崎 神奈川県 新 (南部) (北部) 川崎北計 規 2007 年度平均 1.39 0.59 0.83 0.95 求 60,000 2008 年度平均 0.97 0.49 0.64 0.74 人 2009 年度平均 0.44 0.24 0.32 0.39 2010 年 1 月 0.47 0.25 0.34 0.38 数 数 55,000 2月 0.52 0.25 0.36 0.39 3月 0.51 0.23 0.35 0.40 人 新 50,000 規 4月 0.47 0.20 0.31 0.42 求 5月 0.43 0.19 0.28 0.42 45,000 職 6月 0.45 0.20 0.30 0.42 申 7月 0.44 0.21 0.31 0.41 込 40,000 8月 0.46 0.22 0.32 0.41 件 2004 05 06 07 9月 0.50 0.24 0.35 0.42 新規求人数 10 月 0.51 0.26 0.36 0.43 新規求職申込件数 11 月 0.54 0.28 0.38 0.43 新規求人倍率 12 月 0.55 0.29 0.39 0.42 (注)2009(平成 21)年 4 月以降、川崎公共職業安定所の数値には (出所)神奈川労働局職業安定部職業安定課 横浜市鶴見区を含む 資料編 p.32-⑨ (出所)かわさき労働情報「主要労働経済指標」 川崎・川崎北公共職業安定所「統計月報」 神奈川労働局職業安定部「労働市場月報」 ( 1.0 ) 16,000 14,000 建設業 製造業 情報通信業 運輸業 卸売・小売業 飲食店,宿泊業 医療,福祉 教育,学習支援業 サービス業 新 12,000 規 求 10,000 人 8,000 数 6,000 ( 人 4,000 ) 2,000 0 2004 05 06 07 08年度 (出所)神奈川労働局職業安定部(川崎・川崎北公共職業安定所計) 30 資料編 p.33-⑩ % ) [図表 2-1-36]川崎市内業種別新規求人数の推移 0.8 新 規 求 人 倍 率 ( [図表 2-1-34]川崎市の地区別の有効求人倍率 0.6 08年度 川崎市の現状 2007(平成 19)年度までは新規求人数が新規求 [図表 2-1-37]常雇用者に占める正規・非正規雇用の割合(2006(平成 18)年) 0 構成比(%) 40 60 20 川崎市 80 66.2 100 33.8 横浜市 61.4 38.6 神奈川県 61.3 38.7 東京都区部 71.9 28.1 東京都 69.5 30.5 全国 66.3 33.7 正規雇用者 非正規雇用者 (出所)総務省「平成 18 年事業所・企業統計調査」 [図表 2-1-38]有業率の大都市比較 80 2002年 2007年 2007年全国平均 59.8% 有 70 業 率 60 65.1 56.6 58.5 60.6 61.3 59.5 57.4 63.1 63.9 62.7 61.2 60.9 58.3 58.6 56.2 55.8 54.9 ( % 66.0 50 ) 福岡市 資料編 p.33-⑪ 北九州市 広島市 神戸市 31 堺市 (出所)川崎市「川崎市の就業構造−平成 19 年就業構造基本調査結果−」 大阪市 京都市 名古屋市 浜松市 静岡市 新潟市 横浜市 東京都区部 千葉市 さ いた ま 市 仙台市 札幌市 川崎市 40 2.川崎市の産業別動向 (1)川崎市産業の歴史 (1)川崎市産業の歴史 ■江戸時代 富士通㈱)等、内陸部に電機等の大規模工場が 川崎市域では、江戸時代から昭和初期にかけ 立地するようになりました。 て多摩川の水利を活かした米作りが盛んに行 太平洋戦争時には戦時統制により、主とし われていました。それを支えたのが、江戸時代 て既存工業を中心に軍需産業の振興と生産力 初期に開削された二ヶ領用水です。二ヶ領用水 の増強が行なわれ、特に造船・自動車等が発展 は、徳川家康が開削を命じたもので、代官だっ を遂げましたが、戦時の空襲により壊滅的な打 た小泉次大夫吉次がその開削工事を差配しま 撃を受け、さらに戦後は駐留軍の接収もあり、 した。この治水工事は、稲毛領から川崎領に及 一時停滞しました。 ぶことから二ヶ領の名がつき、約 14 年の歳月 ■戦後∼1970 年代 その後、1950 年代の朝鮮戦争の特需を契機 ■明治時代∼終戦 とした経済復興により、機械工業、鉄鋼・非鉄・ 明治時代に入ると、1893(明治 26)年に大師 非金属・石油化学等の素材、石油・電力等のエ 河原の当麻辰二郎が新種育成に成功した長十 ネルギー等の各分野での集中的な設備拡充が 郎梨の栽培が盛んとなり、明治後半から大正に 行なわれ、川崎市の工業は日本の高度成長を牽 かけて多摩川流域一帯に産地が拡大しました。 引する中心的な役割を担ってきました。 一方、明治から大正にかけて、現在の川崎区 こうした工業都市としての発展は、人口の増 及び幸区に近代工場が相次いで進出しました。 加とそれに伴う市内商業の発展にも寄与しま 1906(明治 39)年には、その第 1 号として横浜 した。市内の商業は、1954(昭和 29)年の店舗 精糖が進出したほか、1907(明治 40)年には東 数 6,364 店、年間商品販売額 231 億円から、 京電気(現・㈱東芝)、日米蓄音機会社(日本コ 1960(昭和 35)年には 8,661 店、802 億円、さら ロムビア㈱の前身)、1914(大正 3)年には鈴木 に 1962(昭和 37)年には 9,407 店、1,247 億円 商店(現・味の素㈱)、1925(大正 14)年には明 と急速に拡大しました。また、1960 年代前半 治製菓等、多摩川沿いに大規模な工場の進出が には川崎駅東口にさいか屋や岡田屋等の商業 相次ぎました。また、臨海部では、1913(大正 集積が形成されました。 2)年に日本鋼管(現・JFEスチール㈱)が操業 一方、1960 年代には、京浜臨海部をはじめ を始めたほか、浅野総一郎が渋澤栄一、安田善 とする四大工業地帯の工場集積・人口集中に伴 次郎らと鶴見埋立組合を結成して 1913(大正 い、大都市地域での地価の高騰、用水不足、交 2)年に埋め立てを開始し、浅野町、南渡田町、 通混雑、公害発生等の問題が顕在化しました。 大川町、扇町等の土地を造成し、これに大規模 それに伴い、1970 年代になると、工場の大都 工場が逐次進出しました。この間、1912(明治 市集中を規制し地方への分散を促進するとと 45)年には川崎町議会全員協議会において工場 もに、公害発生の規制、工場の環境施設の整備 誘致を町是とすることが決議されています。そ 等に係る工場制限三法や公害防止関係法が制 の後、第一次世界大戦後の好況や関東大震災を 定されました。川崎市においても、工場制限三 契機とした東京からの工場移転等を背景に 法等の立地規制により、市内立地企業の工場施 1920 年代にかけて現在の主要な工場の大半が 設のリニューアルが制限され、工場生産施設の 立地し、今日の京浜臨海部の工業地帯の骨格が 老朽化、社内での相対的地位の低下、あるいは 形成されました。 こうした規制を避けるための工場の域外移転 また、1930 年代には、富士通信機製造㈱(現・ 等の問題が生じました。 32 川崎市の産業別動向 をかけて 1611(慶長 16)年に完成しました。 2-2 一方、川崎市では人口増加が続き、1973(昭 ■2000 年以降 和 48)年は 100 万人に到達し、その前年の 2000 年代初めには、臨海部における大規模 1972(昭和 47)年には、政令指定都市となりま 事業所の移転等が顕在化する中で、2001(平成 した。 13)年には産学官連携により臨海部地域の活性 ■1980 年代∼1990 年代 化を目指す川崎臨海部再生リエゾン研究会が 1980 年代後半以降、プラザ合意以来続く円 設置され、また 2002(平成 14)年月には「川崎 高基調、経済のグローバル化、我が国製造業の 殿町大師河原地域」「浜川崎駅周辺地域」が都 海外展開と国内でのリストラクチャリングが 市再生法に基づく都市再生緊急整備地域に指 進む中、川崎市の工業も転換期を迎え、生産機 定されるなど、現在の臨海部における動きにつ 能の集約、工場移転の動きが現れる一方、高付 ながる取組が展開されるようになりました。 加価値型製品の生産への特化や、基礎研究・製 また、2001(平成 13)年には「サイエンスシ 品企画・研究開発の拠点へと変化してきました。 ティ川崎戦略会議提言」が公表され、川崎市の 川崎市においても、1980 年代に「マイコン 新しい産業都市の方向としてサイエンスシテ シティ構想」 「かながわサイエンスパーク構想」 ィ川崎が打ち出されたほか、2003(平成 15)年 「ビジネスセンター構想」等が相次いで打ち出 にはかわさき新産業創造センター、2004(平成 され、1980 年代から 1990 年代にかけて具現化 16)年にはテクノハブイノベーション川崎が相 しました。1989(平成元)年には日本初のサイエ 次いで開設され、3 つのサイエンスパークが形 ンスパークとして「かながわサイエンスパー 成されるなど、イノベーション都市の形成に向 ク」が開設されました。1990 年代に入るとグ けた動きも進展してきています。 ローバル化とバブル崩壊後の長引く不況下で 一方、2000 年代に入り、川崎市では、新た 産業空洞化への対応が重要な課題となり、新産 な産業として、高齢化社会に対応した福祉産業 業を創出する仕組みづくりが求められるよう をはじめ、市民の生活を豊かにする生活・文化 になりました。そうした中で川崎市では、 産業の振興等、新たな産業を創出・振興する取 1997(平成 9)年に全国で第一号として国からエ 組も進められています。 コタウンを承認を受けています。 また、2000 年以降、市内の大規模工場跡地 一方、1990 年代になると、新百合ヶ丘や溝 では川崎駅西口のラゾーナ川崎や武蔵小杉駅 の口といった内陸部における拠点開発が進み、 周辺の大規模再開発等、土地利用転換が進んで 新百合ヶ丘には 1992(平成 4)年にエルミロー きています。 ドやOPA(1997 年)といった大規模商業施設 [図表 2-2-1]川崎臨海部の埋立経緯 が進出しました。また、溝の口では市街地再開 発事業により商業集積及びコミュニティ施設 を導入した再開発ビル(ノクティ)が整備され ました。 (出所)川崎市港湾局「川崎港の歴史」 33 資料編 p.34-① (2)製造業 ■川崎市の製造業の状況 川崎市は戦前・戦後を通じて京浜工業地帯の 世界金融危機の影響を受け、大きく減少してお 中核として、日本経済の発展を支えてきた工業 り、特に川崎市では全国に比べて減少率が大き 都市であり、現在でも鉄鋼、石油、化学、電機、 くなっています。 情報通信等の大企業の主要生産拠点が数多く また、産業別内訳をみると、事業所数では一 立地しているほか、優れた技術を持つ多くの中 般機械、金属製品等の加工組立型が 2/3 を占め 小企業が集積しています。 ますが、製造品出荷額等では石油、化学、鉄鋼 直近 10 年間の製造業の推移をみると、全国、 等素材型が 2/3 を占めています。 一方、知識集約型・高付加価値型の産業構造 あります。1999(平成 11)年から 2009(平成 21) への転換に伴い、市内に立地する事業所の性格 年にかけて、事業所数は全国、川崎市ともに 3 も生産拠点から研究開発拠点へと変化してき 割の減少となっています。一方、従業者数は、 ています。 全国では 17.5%の減少となっていますが、川 また、臨海部は石油精製、発電所、ガス等の 崎市では 41.2%減少しており、全国に比べて エネルギー関連施設が立地しており、首都圏の 川崎市の減少率が大きくなっています。事業所 エネルギー供給拠点となっています。さらに、 数や従業者数が減少する一方、製造品出荷額等 川崎市内には多くの外資系企業や中小企業庁 は全国、川崎市ともに 2003(平成 15)年以降増 が選ぶものづくり 300 社が立地しています。 加傾向にありましたが、2009(平成 21)年には [図表 2-2-3]川崎市の製造業の推移(従業者 4 人以上) 05 07 30,000 所 1,000 20,000 10,000 09年 0 0 1999 2000 01 製造品出荷額等 付加価値額 (出所) 経済産業省「工業統計」 従業者数 事業所数 資料編 p.34-② 製造品出荷額等 140.0 事業所数 (全国) 120.0 事業所数 (川崎市) = 従業者数 (全国) 従業者数 (川崎市) 製造品出荷額等 (全国) 20.0 製造品出荷額等 (川崎市) 0.0 19992 000 01 02 03 04 05 06 07 08 09年 (出所)経済産業省「工業統計」 03 04 05 付加価値額 (出所) 経済産業省「工業統計」 [図表 2-2-4]我が国及び川崎市の製造業の推移(1999 年=100) 1 9 100.0 9 9 80.0 年 60.0 1 0 40.0 0 02 資料編 p.35-④ 34 06 07 08 09年 従業者数 資料編 p.35-③ 事業所数 億 円 ) 03 40,000 ) 01 50,000 製 品 出 荷 額従 ・ 業 付者 加数 価 値人 額 ( ︶ 1999 60,000 ( ︵ 3,000,000 2,000,000 70,000 事 業 所 数 2,000 ︶ 1,000,000 0 5,000,000 4,000,000 80,000 3,000 ︶ 50,000 0 7,000,000 6,000,000 ︵ 8,000,000 ︶ 400,000 事 業 350,000 所 300,000 数 250,000 200,000 所 150,000 100,000 90,000 ︵ 9,000,000 製 付造 加品従 価出業 値荷者 額額数 等 億 人 円億 円 ︵ 450,000 100,000 4,000 10,000,000 ) 500,000 ( [図表 2-2-2]我が国の製造業の推移 2-2 川崎市の産業別動向 川崎市ともに事業所数、従業者数は減少傾向に [図表 2-2-5]川崎市内製造業の産業別構成(従業者4人以上)(2008(平成 20)年) 100% 消費関連その他型 消費関連 その他型 消費関連 その他型 90% 食料 80% 構 成 比 ( % その他消費関連等 加工組立型 その他加工組立型 70% 輸送機 60% 50% 加工 組立型 40% 電気機器 加工 組立型 生産用機器 金属製品 素材型 30% その他素材型 鉄鋼 ) 20% 素材型 10% 石油 素材型 化学 0% 事業所数 従業者数 (出所)川崎市「川崎市工業統計調査結果」 製造品出荷額等 資料編 p.35-⑤ [図表 2-2-6]川崎市内に立地する主な上場企業の本社、事業所等(38 社) 富士通(本店) ミツトヨ(本社) NEC(事業場、中央研究所) ルネサスエレクトロニクス(本店) 沖電線(本社) サントリー (商品開発センター) キヤノン (事業所) 日本ゼオン(工場、総合開発センター) 日本冶金工業(製造所) 東芝(研究開発センター) ANA(工場) 多摩区 中原区 高津区 宮前区 味の素 旭化成(製造所) (事業所、研究所) 麻生区 花王(工場) 東計電算(本社) 2 セントラル硝子製造所) 幸区 富士通ゼネラル(本社) 東京応化工業(本社) 東燃ゼネラル石油(工場) 川崎区 長谷川香料(総合研究所) デイ・シイ(本社) パイオニア 日本触媒(製造所) (本社) 日油(事業所) 帝国通信工業(本社) マイコンシティ JX日鉱日石エネルギー(製造所) キヤノン(事業所) 商船三井(技術研究所) キヤノンアネルバ(本社) プレス工業(本社) THINK 東亜石油(本社、製油所、工場) JFEスチール(研究所) 東京電力(発電所) 昭和電工(事業所、研究開発センター、生産技術センター) (出所)東洋経済新報社「会社四季報 2010 夏」等より作成 三菱化工機(本社) 東京ガス(発電所) 資料編 p.36-⑦ JFEスチール(製鉄所) 日清製粉(工場) [図表 2-2-7]川崎市内に立地する主な外資系企業(31 社) 黒田精工(本社) エルティーエクスアジアインターナショナルインク(本社) タイコエレクトロニクスジャパン(本社) モトローラ(オフィス) 三菱ふそうトラックバス(本社) ダイムラー(研究所) ジャイアント(本社) ザムソン(本社) コストコ ホールセール ジャパン(本社) BRPジャパン(本社) ネオプト(本社) 多摩区 東燃テクノロジー(本社) 高津区 麻生区 宮前区 日本ユニカー(本社) 中原区 幸区 KSP インストロンジャパンカンパニイ リミテッド(本社) 日本ユテク(本社) 川崎区 デュポン(エレクトロニクスセンター) 日本ロレアル(研究開発センター) ハーゲンダッツ(R&Dセンター) 日本ブチル(本社) 日本トイザらス(本社) エアープロダクツジャパン(本社) ディーアンドエムホールディングス(本社) 日本フェルメニッヒ(本社) (出所)東洋経済新報社「外資系企業総覧 2010」 、川崎市資料等より作成 資料編 p.37-⑧ 35 デル(本社) エヌケーケーシームレス エクサ(本社) テカンジャパン(本社) 新潟ウオシントン(本社) 鋼管(本社) 富士フォイトハイドロ(本社) オーティコン(本社) ミニット・アジア・パシフィック(本社) [図表 2-2-8]川崎市内に立地する「中小企業庁 ものづくり 300 社」選定企業(16 社) 日本理化学工業(本社) マイコンシティ ニクニ(本社) JKB(本社) 常光(本社) 神津精機(本社) 南陽(本社) 営電(本社) 昭特製作所(本社) 栄通信工業(本社) 多摩区 高津区 宮前区 ストラパック(本社) 中原区 麻生区 幸区 川崎区 アルファクス(本社) 伸和コントロールズ(本社) 長津製作所(本社) KSP マイクロ・ダイヤモンド(本社) (出所)中小企業庁ホームページより作成 三木プーリ(本社) 検査技術研究所(本社) 資料編 p.37-⑨ 2-2 川崎市は、依然として工業都市としての性格 また、従業者一人あたり製造品出荷額等では を有しており、製造品出荷額等は大都市の中で 1 位となっており、2 位の堺市を 2 千万円以上 東京都区部、大阪市、名古屋市と並んで 4 兆円 上回っています。 を超えています。 [図表 2-2-9]製造品出荷額等の大都市比較(2008(平成 20)年) 50,000 ( ) 北九州市 福岡市 広島市 神戸市 岡山市 大阪市 堺市 京都市 名古屋市 静岡市 浜松市 ( ) 製造品出荷額等 新潟市 川崎市 横浜市 千葉市 東京都区部 仙台市 さ いた ま 市 札幌市 40,000 製 造 30,000 品 出 20,000 荷 額 10,000 等 0 億 円 100 90 80 一 70 人 60 あ 50 た 40 り 30 百 製 20 万 造 10 円 品 0 出 荷 額 等 従業者一人当たり製造品出荷額等 (出所) 経済産業省「工業統計」2008(平成 20)年 資料編 p.38-⑩ ■区別状況 2009(平成 21)年の川崎市製造業の区別構成 事業所数の多い高津区や中原区でも 3 割以上 比をみると、事業所数では川崎区が最も多く 減少しています。 32.0%を占めており、次いで高津区(23.0%)、 一方、製造品出荷額等の推移をみると、川崎 中原区(15.4%)となっています。これに対し、 区では大きな変化が見られないのに対し、幸区 製造品出荷額等では川崎区が 78.1%を占めてお や中原区では、1999(平成 11 年)∼2009(平成 り、次いで多い中原区の占める割合は 9.5%で 21)年の 10 年間で 6 割以上減少しており、高津 あり、川崎区が突出して多くなっています。 区でも 4 割以上減少するなど、内陸部で大きく 各区の事業所数の推移をみると、いずれの区 減少しています。 も減少傾向にあり、最も事業所数の多い川崎区 市内各区の産業構成をみると、事業所数では では 1999(平成 11 年)∼2009(平成 21)年の 10 7 区とも金属製品、生産用機械器具、電気機械 年間で 3 割減少しているほか、川崎区に次いで 器具等の加工組立型が 6∼7 割を占めています。 36 川崎市の産業別動向 ■大都市比較 一方、製造品出荷額等では、臨海部に石油精 型が 8∼9 割を占めています。また、高津区、 製、化学、鉄鋼、セメント等の大規模工場が集 宮前区、多摩区では、全国紙の印刷工場や加工 積する川崎区では素材型が 86.4%を占めて最 食品の大規模工場等が立地していることから も多くなっていますが、それ以外の 6 区では輸 消費関連その他型が 3∼4 割を占めています。 送機や電機等の加工組立型が最も多くなって おり、特に幸区、中原区、麻生区では加工組立 [図表 2-2-10]川崎市製造業の区別状況(2009(平成 21)年) 事業所数 実数 全市 製造品出荷額等 構成比 実数 構成比 (%) (百万円) (%) 1,539 100.0 3,473,586 100.0 川崎区 493 32.0 2,713,434 78.1 幸区 153 9.9 167,315 4.8 中原区 242 15.7 332,541 9.6 高津区 354 23.0 170,804 4.9 宮前区 129 8.4 30,757 0.9 多摩区 109 7.1 23,688 0.7 麻生区 59 3.8 35,047 1.0 (出所) 川崎市「川崎市工業統計調査結果」2009(平成 21)年 [図表 2-2-11]川崎市製造業の区別事業所数の推移 ︵ 事 業 所 数 製 造 品 出 荷 額 等 30,000 億 円 5,000 ︵ ︶ 所 25,000 20,000 15,000 10,000 資料編 p.38-⑬ 37 麻生区 (出所)川崎市「川崎市工業統計調査結果」 資料編 p.38-⑪ 2009年 多摩区 2004年 宮前区 高津区 1999年 中原区 2009年 幸区 0 川崎区 ︶ 麻生区 (出所)川崎市「川崎市工業統計調査結果」」 多摩区 2004年 宮前区 高津区 1999年 中原区 幸区 川崎区 800 700 600 500 400 300 200 100 0 [図表 2-2-12]川崎市製造業の区別製造品出荷額等の推移 [図表 2-2-13]川崎市製造業の区別事業所数の 産業別構成比(2008(平成 20)年) [図表 2-2-14]川崎市製造業の区別製造品出荷額等の 産業別構成比(2008(平成 20)年) 100% 100% 20.2 22.4 20.8 20.9 80% 20.8 29.4 33.3 60% 57.3 71.6 73.0 70.9 40% 72.5 66.2 60.4 消費関連 その他型 加工組立型 80% 素材型 40% 8.9 14.0 3.8 45.4 86.4 90.0 95.1 62.9 48.3 20% 22.6 4 .4 1.1 6.3 1.1 5.8 消費関連 その他型 加工組立型 86.0 63.6 2.0 素材型 0.0 麻生区 多摩区 宮前区 高津区 中原区 幸区 (出所)経済産業省「工業統計調査」2008(平成 20)年 資料編 p.39-⑭ 川崎区 0% 麻生区 6 .7 多摩区 6.3 宮前区 8.2 高津区 6 .3 中原区 幸区 川崎区 6.0 31.3 34.4 60% 20% 0% 6.7 7.0 (出所)経済産業省「工業統計調査」2008(平成 20)年 資料編 p.39-⑮ 素材型 ・東燃ゼネラル石油㈱ 川崎工場 ・旭化成ケミカルズ㈱ 川崎製造所 ・JX 日鉱日石エネルギー㈱ 川崎製造所 ・㈱日本触媒 川崎製造所 ・昭和電工㈱ 川崎事業所 川崎区 ・東亜石油㈱ 水江工場 ・JFE スチール㈱ 東日本製鉄所(京浜地区) ・日本ゼオン㈱ 川崎工場 ・大同特殊鋼㈱ 川崎工場 ・㈱YAKIN 川崎 ・㈱デイ・シイ 川崎工場 加工組立型 ・㈱東芝 浜川崎事業所 ・富士電機システムズ㈱ 川崎工場 ・エリーパワー㈱ 川崎事業所 ・第一高周波工業㈱ 水江事業所 ・プレス工業㈱ 川崎工場 ・㈱東芝 小向工場 ・キヤノン㈱ 川崎事業所 ・三菱ふそうトラック・バス㈱ 生産本部 ・㈱東京機械製作所 玉川製造所 ・㈱ミツトヨ 川崎事業所 幸区 中原区 ・㈱朝日プリンテック 川崎工場 高津区 宮前区 ・タイコエレクトロニクス合同会社 川崎エンジニアリングセンター ・キャノンアネルバ㈱ 本社工場 多摩区 麻生区 消費関連その他型 ・味の素㈱ 川崎事業所 ・日清製粉㈱ 鶴見工場 ・クノール食品㈱ 川崎事業所 ・サンジェルマン㈱ 多摩川工場 ・㈱日経東京製作センター 川崎工場 ・カーディナル川崎製菓工場 ・㈱スリオンテック 本社工場 ・㈱カジノヤ 本社・工場 [図表 2-2-16]川崎市製造業の区別主要指標(2008(平成 20)年) 多摩区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・120事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・2,203人 製造品出荷額等・・・・・・32,578百万円 付加価値額・・・・・・・・・・13,546百万円 1人当たり製造品出荷額等・1,479万円 1人当たり付加価値額・・・・・・615万円 高津区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・400事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・9,163人 製造品出荷額等・・・・・195,489百万円 付加価値額・・・・・・・・・・82,394百万円 1人当たり製造品出荷額等・2,133万円 1人当たり付加価値額・・・・・・899万円 中原区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・292事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・9,384人 製造品出荷額等・・・・・653,365百万円 付加価値額・・・・・・・・・142,172百万円 1人当たり製造品出荷額等・6,963万円 1人当たり付加価値額・・・・・1,515万円 多摩区 幸区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・183事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・5,447人 製造品出荷額等・・・・・191,850百万円 付加価値額・・・・・・・・・・68,265百万円 1人当たり製造品出荷額等・3,522万円 1人当たり付加価値額・・・・・1,253万円 高津区 宮前区 中原区 麻生区 麻生区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・68事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・2,948人 製造品出荷額等・・・・・・50,845百万円 付加価値額・・・・・・・・・・37,255百万円 1人当たり製造品出荷額等・1,725万円 1人当たり付加価値額・・・・・1,264万円 宮前区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・159事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・2,178人 製造品出荷額等・・・・・・39,677百万円 付加価値額・・・・・・・・・・17,119百万円 1人当たり製造品出荷額等・1,822万円 1人当たり付加価値額・・・・・・786万円 幸区 川崎区 川崎区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・531事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・25,345人 製造品出荷額等・・・・・3,447,240百万円 付加価値額・・・・・・・・・・993,462百万円 1人当たり製造品出荷額等・13,601万円 1人当たり付加価値額・・・・・・3,920万円 (出所)経済産業省「工業統計調査」2008(平成 20)年 38 川崎市の産業別動向 [図表 2-2-15]市内各区の産業別主な工場 2-2 (3)商業(卸売業・小売業) (3)商業(小売業・卸売業) ①小売業 ■川崎市の小売業の状況 川崎市の小売業の推移をみると、小売業商店 年間で約 14 万㎡増加しています。 数は減少傾向にあり、1988(昭和 63)年のピー そのため、1店舗当たりの年間商品販売額や、 ク時から 2,000 店以上減少しています。 1 店舗当たり売場面積は増加傾向にあります。 店舗数が減少する一方、年間商品販売額は 一方で売場面積あたり年間商品販売額は横ば 1991(平成 3)年まで増加し、それ以降は 1.1 兆 いで推移しています。 円前後で推移しています。 業種別では、店舗数、年間商品販売額ともに また、 売場面積は 増加傾向に あります。 その他の飲食料品が全体の 2 割弱を占めて最 1988(昭和 63)年から 2007(平成 19)年の約 20 も多くなっています。 10,000 100,000 60,000 従 業 者 数 40,000 人 ) 2,000 20,000 ) ( 4,000 ( 80,000 1,200,000 年 間 10,000 商 品 8,000 販 売 6,000 額 4,000 億 円 2,000 1,000,000 600,000 売 場 面 積 400,000 ㎡ 800,000 ( 店 8,000 舗 数 6,000 店 12,000 120,000 ) 12,000 [図表 2-2-18]川崎市の小売業年間商品販売額・売場 面積の推移 200,000 ) 0 0 1985 88 91 94 商店数 97 (出所)経済産業省「商業統計」 99 2002 従業者数 04 0 0 07年 1985 88 180 180 160 160 140 140 売 120 場 100 面 積 80 120 100 80 ( 60 ㎡ ) 1995 88 91 94 97 99 1店舗当たりの年間商品販売額(百万円) 40 ) ( 百 60 万 40 円 20 0 94 97 (出所)経済産業省「商業統計」 [図表 2-2-19]川崎市の小売業の販売効率等の推移 年 間 商 品 販 売 額 91 年間商品販売額 資料編 p.40-① 20 0 2002 04 07年 1店舗当たりの売場面積(㎡) (出所)経済産業省「商業統計」より浜銀総合研究所が作成 資料編 p.40-② 39 ( [図表 2-2-17]川崎市の小売業店舗・従業者数の推移 99 2002 04 07年 売場面積 資料編 p.40-① [図表 2-2-20]川崎市の小売業店舗の業種別 構成比(2007(平成 19)年) [図表 2-2-21]川崎市の小売業年間商品販売額の業種別 構成比(2007(平成 19)年) 店舗数 7,476 店 年間商品販売額 1 兆 1,659 億円 その他の飲 食料品19% その他の織 物・衣服・身 の回り品 2% その他の小 売業33% 医薬品・ 化粧品 9% 野菜・果実 3% 3% 機械器具 4% 自動車 4% 各種食料品 12% 燃料 5% 機械器具 10% 婦人・子供服 7% 菓子・パン 7% 酒3% その他の飲 食料品 17% 書籍・文房具 4% 婦人・子供 服7% その他の織 物・衣服・身 の回り品 3% 燃料 その他の小 売業16% 酒 2% 百貨店、総合 スーパー 8% 書籍・文房 具5% 自動車 9% 医薬品・化粧 品8% 2-2 (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 資料編 p.41-④ ■大都市比較 直近では、小売業商店数は商業集積地区では が多くなっています。 減少していますが、オフィス街地区や工業地区 また、川崎市では、大型小売店舗の商品販売 で増加しており、従来の商業地区以外で商業施 額 の 直 近 の 増 加 率 (2007( 平 成 19) 年 か ら 設の立地が進んでおり、他の大都市に比べて工 2008(平成 20)年)が大都市中 1 位となっていま 業地区、オフィス街地区における商店数の増加 す。 [図表 2-2-22]立地環境特性別小売業商店数の増減数の大都市比較(2004(平成 16)年∼2007(平成 19)年)(店) 札幌市 仙台市 地区計 商業集積地区 オフィス街地区 住宅地区 工業地区 その他地区 -1,276 -282 -26 -950 -40 22 -405 -186 -45 -144 73 -103 さいた 東京都 名古 北九 千葉市 川崎市 横浜市 京都市 大阪市 神戸市 広島市 福岡市 ま市 区部 屋市 州市 944 -394 -9,380 -896 -1,606 -1,904 -1,122 -3,186 -555 -722 -1,150 -833 602 -152 -4,530 -762 -789 -515 -534 -1.124 -218 -189 -550 -213 4 11 -655 339 -36 -511 -37 -297 63 -161 -130 -162 160 -204 -3,369 -653 -810 -742 -362 -1,434 -342 -362 -482 -379 12 7 -618 223 42 -129 -171 -294 -30 -51 2 -84 166 -56 -208 -43 -13 -7 -18 -37 -28 41 10 5 (出所)大都市統計協議会「大都市統計年表」 資料編 p.42-⑤,⑥ [図表 2-2-23]大型小売店年間商品販売額(2008(平成 20)年)及び 増減率(2007(平成 19)年→2008(平成 20)年)の大都市比較 6.0% 20,000 15,000 10,000 5,000 福岡市 北九州市 神戸市 広島市 堺市 京都市 大阪市 名古屋市 横浜市 ) 年間商品販売額(2008年) 静岡市 東京都区部 川崎市 さ いた ま 市 千葉市 仙台市 札幌市 0 -6.0% % ) 25,000 ( 億 円 年 間 商 4.0% 品 2.0% 販 売 0.0% 額 増 -2.0% 加 率 -4.0% 30,000 ( 年 間 商 品 販 売 額 年間商品販売額増加率(2007→2008年) (注)経済産業省「商業動態統計調査」 (出所)大都市統計協議会「大都市統計年表」資料編 p.42-⑦ 40 川崎市の産業別動向 (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 資料編 p.41-④ ■区別状況 川崎市の区別年間商品販売額をみると、川崎 が高く、商業活動が繁華街に集中している様子 区が最も多く、市内全体の約 3 割を占めていま がみられるのに対し、高津区、宮前区、多摩区 す。年間商品販売額の繁華街と繁華街以外の構 では繁華街の占める割合が低く、繁華街の規模 成比をみると、宮前区、多摩区、高津区で繁華 が比較的小さくなっています。 街以外の割合が高くなっており、特に宮前区で また、川崎市内には、店舗面積 10,000 ㎡以 は 9 割が繁華街以外となっています。 上の大型店が 15 店ありますが、そのうち 8 店 川崎市小売業の売場面積は、他の 6 区が減少 は川崎区に立地しており、うち 4 店が川崎駅東 する中、幸区のみが大きく増加しています。 口周辺に立地している一方、4 店は臨海部等の また、小売業全体に占める繁華街の割合をみ 大規模工場跡地に立地したものです。また、大 ると、店舗数、年間商品販売額ともに、川崎区、 型店のうち店舗面積が市内最大なのはラゾー 幸区、中原区、麻生区では繁華街の占める割合 ナ川崎プラザ(幸区)です。 [図表 2-2-24]川崎市小売業の区別主要指標(2007(平成 19)年) 多摩区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・997事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・8,354人 年間商品販売額・・・・・・121,918百万円 売場面積・・・・・・・・・・・・・・・・85,641㎡ 1人当たり年間商品販売額・・1,459万円 1㎡人当たり年間商品販売額・142万円 高津区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・861事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・8,214人 年間商品販売額・・・・・・171,964百万円 売場面積・・・・・・・・・・・・・・・138,570㎡ 1人当たり年間商品販売額・・2,094万円 1㎡人当たり年間商品販売額・124万円 中原区 事業所数・・・・・・・・・・・・・1,355事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・9,913人 年間商品販売額・・・・・・146,157百万円 売場面積・・・・・・・・・・・・・・・116,854㎡ 1人当たり年間商品販売額・・1,474万円 1㎡人当たり年間商品販売額・125万円 多摩区 幸区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・1,022事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・8,275人 年間商品販売額・・・・・・128,383百万円 売場面積・・・・・・・・・・・・・・・120,099㎡ 1人当たり年間商品販売額・・1,551万円 1㎡人当たり年間商品販売額・107万円 高津区 宮前区 中原区 麻生区 麻生区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・617事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・6,558人 年間商品販売額・・・・・・103,169百万円 売場面積・・・・・・・・・・・・・・・・90,208㎡ 1人当たり年間商品販売額・・1,573万円 1㎡人当たり年間商品販売額・114万円 (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 [図表 2-2-25]川崎市小売業の区別年間商品販売額 3,000 川崎区 川崎区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・1,975事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・14,800人 年間商品販売額・・・・・・331,299百万円 売場面積・・・・・・・・・・・・・・・258,005㎡ 1人当たり年間商品販売額・・2,239万円 1㎡人当たり年間商品販売額・128万円 資料編 p.43-⑨ [図表 2-2-26]川崎市小売業の区別売場面積の推移 (2004 年(平成 16)年、2007(平成 19)年) 3,500 幸区 宮前区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・669事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・7,003人 年間商品販売額・・・・・・163,002百万円 売場面積・・・・・・・・・・・・・・・105,167㎡ 1人当たり年間商品販売額・・2,238万円 1㎡人当たり年間商品販売額・155万円 (2004 年(平成 16)年、2007(平成 19)年) 300 3,313 2004年 2007年 263 2,901 1,809 1,554 売 場 200 面 積 150 1,720 1,701 1,630 1,462 2007年 ︵ 1,317 1,284 154 ︵ 年 間 2,500 商 品 販 2,000 売 額 1,500 1,219 1,148 970 120 千 ㎡ 100 1,032 ︶ 億 1,000 円 2004年 258 250 139 133 117 107 105 90 76 86 99 90 ︶ 50 500 0 0 川崎区 幸 区 中原区 高津区 宮前区 多摩区 川崎区 麻生区 (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 資料編 p.43-⑩ 幸 区 中原区 高津区 宮前区 多摩区 麻生区 (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 資料編 p.43-⑪ 41 [図表 2-2-27]川崎市小売業の区別の繁華街・繁華街 以外別商店数の構成比(2007(平成 19)年) 商店数構成比(%) 20% 40% 60% 0% 52.7 川崎区 高津区 17.9 宮前区 6.1 多摩区 100% 川崎区 49.3 57.4 42.6 35.8 高津区 64.2 宮前区 7.9 92.1 26.1 多摩区 66.2 73.9 54.2 麻生区 56.2 100% 43.3 50.7 中原区 82.1 繁華街 56.7 幸区 93.9 43.8 年間商品販売額構成比(%) 20% 40% 60% 80% 0% 51.7 33.8 麻生区 80% 56.8 48.3 中原区 年間商品販売額の構成比(2007(平成 19)年) 47.3 43.2 幸区 [図表 2-2-28]川崎市小売業の区別繁華街・繁華街以外別 45.8 繁華街 繁華街以外 繁華街以外 (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 ⑬ダイ エ ー向ヶ 丘店 ⑭小田急新百合ケ丘エ ルミ ロ ード ⑫ノ ク テ ィ ⑪イ ト ーヨ ーカ ド ー武蔵小杉店 ⑮新百合ヶ 丘OPA ⑨LAZONA川崎プ ラ ザ 多摩区 宮前区 ⑧川崎DI CE 高津区 中原区 ⑦イ ト ーヨ ーカ ド ー 川崎港町店 麻生区 幸区 ⑥島忠ホームズ川崎大師店 川崎区 ⑩ヤマダ電機テ ッ ク ラ ン ド ク ロ スガーデン 川崎幸店 ①川崎BE ⑤コ スト コ ホールセール川崎倉庫店 ②川崎ルフ ロ ン ③さ いか屋川崎店 名称 所在地 開店日 ④エ ス パ川崎店 店舗面積 小売業 (㎡) 者数 主な小売業者 ①川崎 BE 川崎区駅前本町 1959 年 4 月 26,008 ②川崎ルフロン 川崎区日進町 1988 年 3 月 42,500 ③さいか屋川崎店 川崎区小川町 1956 年 3 月 20,884 ④エスパ川崎店 川崎区小田栄 2000 年 6 月 20,836 ⑤コストコホールセール川崎倉庫店 川崎区池上新町 2007 年 7 月 11,220 1 コストコホールセールジャパン㈱ ⑥島忠ホームズ川崎店 川崎区中瀬 2008 年 12 月 22,493 4 ⑦イトーヨーカドー川崎港町店 川崎区港町 1998 年 7 月 14,797 9 ㈱イトーヨーカ堂川崎港町店 他 ⑧川崎 DICE 川崎区駅前本町 2000 年 11 月 22,232 ⑨LAZONA 川崎プラザ 幸区堀川町 2006 年 9 月 67,145 幸区小倉 2011 年 2 月 11,000 中原区小杉町 1983 年 3 月 10,020 ⑩ヤマダ電機テックランドクロスガーデン 川崎幸店 ⑪イトーヨーカドー武蔵小杉店 184 ㈱有隣堂 他(川崎 BE) 36 ㈱丸井、㈱ヨドバシカメラ 1 ㈱さいか屋 11 ㈱イトーヨーカ堂 他(エスパ川崎店) ㈱島忠ホームズ川崎大師店、オーケ ー㈱ 他 14 ㈱東急ハンズ 他(川崎 DICE) 202 ㈱ビックカメラ 他 6 ㈱ヤマダ電機テックランドクロスガー デン川崎幸店 他 11 ㈱イトーヨーカ堂武蔵小杉店 他 ⑫ノクティ 高津区溝口 1997 年 9 月 41,130 40 ㈱丸井 他(ノクティ) ⑬ダイエー向ヶ丘店 多摩区登戸 1971 年 9 月 10,166 16 ㈱ダイエー向ヶ丘店、㈱コジマ 他 ⑭小田急新百合ヶ丘エルミロード 麻生区上麻生 1992 年 11 月 18,000 ⑮新百合丘OPA 麻生区上麻生 1997 年 10 月 15,236 (出所)川崎市「川崎市内大規模小売店舗一覧」 42 63 ㈱イトーヨーカ堂 他 104 ㈱タハラ 他 川崎市の産業別動向 [図表 2-2-29]川崎市内の店舗面積 10,000 ㎡以上の大型店一覧(2010(平成 22)年 3 月 31 日現在) 2-2 ②卸売業 ■川崎市の卸売業の状況 川崎市の卸売業は、事業所数は 1991(平成 3) 年間商品販売額の内訳をみると、自動車卸売 年をピークに減少傾向にあります。 業(27.1%)が最も多く、次いで他に分類されな 一方、従業者数、年間商品販売額も 1991(平 い 卸 売 業 (20.2 % ) 、 電 気 機 械 器 具 卸 売 業 成 3) 年 を ピ ー ク に 減 少 し て い ま し た が 、 (15.6%)が多くなっています。また、産業別の 2002( 平 成 14) 年 以 降 は 増 加 傾 向 に あ り 、 増減をみると、機械器具卸売業、その他の卸売 2007(平成 19)年には 1991(平成 3)年を上回っ 業が増加しているのに対し、飲食料品卸売業は ています。 減少傾向にあります。 [図表 2-2-30]川崎市の卸売業の推移 [図表 2-2-31]川崎市の卸売業の年間商品販売額推移 ︵ 事 2,000 業 所 数 1,500 ︵ ( ︶ 所 1,000 1997年 億 円 2,000 ) 94 97 年間商品販売額 99 2002 04 07年 従業者数 (出所)経済産業省「商業統計」 事業所数: 資料編 p.49-① (出所)経済産業省「商業統計」 [図表 2-2-32]川崎市の卸売業事業所数の産業別 構成比(2007(平成 19)年) 年間商品販売額 2 兆 4,748 億円 その他卸売業 26.4% 農畜産物・ 水産物 16.3% 自動車 27.1% 他に分類 されない 卸売業 20.2% 再生資源 5.1% 一般機械 器具 3.7% 再生資源 1.9% 一般機械 器具 3.7% 電気機械 器具 15.6% 鉱物・ 金属材料 4.5% 資料編 p.49-② [図表 2-2-33]川崎市の卸売業年間商品販売額の 産業別構成比(2007(平成 19)年) 事業所数 1,629 店 その他卸売業 29.7% そ の他 の 卸売業 91 機械器具 卸売業 0 1985 88 建築材料 , 鉱 物 ・金 属 材 料 等 卸売業 0 飲食料品 卸売業 0 2007年 4,000 ︶ 500 2002年 繊 維 ・衣 服 等 卸売業 25,000 年 間 商従 20,000 品業 販者 15,000 売 数 額 人 10,000 億 円 5,000 各種商品 卸売業 2,500 14,000 年 間 12,000 商 10,000 品 販 8,000 売 額 6,000 ︶ 30,000 ︵ 3,000 電気機械器具 6.8% 鉱物・ 金属材料 4.5% 鉱物・金属材 料4.5% 農畜産物・ 水産物 11.6% (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 資料編 p.49-③ 43 農畜産物・ 水産物 11.6% 電気機械 器具 15.6% 他に分類 されない 卸売業 20.2% (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 資料編 p.49-③ ■大都市比較 卸売業の年間商品販売額の規模を大都市で その中で川崎市の卸売業の年間商品販売額は 比較すると、18 大都市の中で東京特別区、大 18 都市中 15 位となっています。 阪市、名古屋市が特に大きい状況にあります。 [図表 2-2-34]卸売業年間商品販売額の大都市比較(2007(平成 19)年)(%) 161.0 60 50 42.6 40 27.0 30 20 3.5 2.6 6.1 2.5 福岡市 北九州市 広島市 神戸市 堺市 大阪市 京都市 浜松市 名古屋市 静岡市 新潟市 (出所)大都市統計協議会「大都市統計年表」 4.0 6.3 2.0 1.0 3.5 2.6 2.5 2.0 横浜市 川崎市 東京都区部 千葉市 さ いた ま 市 仙台市 札幌市 0 12.0 6.6 6.9 資料編 p.50-④ ■区別状況 川崎市卸売業の 2007(平成 19)年の区別年間 ると、幸区で 4,966 億円増加したほか、川崎区 商品販売額をみると、最も多いのは幸区の 1 兆 で 448 億円増加するなど、すべての区で増加し 1,644 億円(47.1%)で、次いで川崎区の 5,105 ています。 億円(20.6%)、中原区 3,283 億円(13.3%) の順となっています。2004(平成 16)年と比べ [図表 2-2-35]川崎市卸売業の区別年間商品販売額 (2004 年(平成 16)年、2007(平成 19)年) 14,000 2004年 ︵ 年 間 10,000 商 品 販 8,000 売 額 6,000 6,678 5,105 4,657 4,000 3,258 3,283 ︶ 億 円 2007年 11,644 12,000 2,000 2,949 930 3,096 977 263 381 260 260 多摩区 麻生区 0 川崎区 幸 区 中原区 高津区 宮前区 (出所)川崎市「川崎市の商業(商業統計調査結果)」 資料編 p.50-⑤ 44 2-2 川崎市の産業別動向 10 [図表 2-2-36]各区卸売業の主要指標(2007(平成 19)年) 多摩区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・123事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・・798人 年間商品販売額・・・・・・・38,143百万円 1人当たり年間商品販売額・・4,780万円 高津区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・179事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・1,787人 年間商品販売額・・・・・・・97,728百万円 1人当たり年間商品販売額・・5,469万円 中原区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・202事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・1,795人 年間商品販売額・・・・・・328,291百万円 1人当たり年間商品販売額・18,289万円 多摩区 幸区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・234事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・8,764人 年間商品販売額・・・・1,164,414百万円 1人当たり年間商品販売額・13,286万円 高津区 宮前区 中原区 麻生区 麻生区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・・71事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・・420人 年間商品販売額・・・・・・・26,038百万円 1人当たり年間商品販売額・・6,200万円 宮前区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・325事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・3,190人 年間商品販売額・・・・・・309,636百万円 1人当たり年間商品販売額・・9,706万円 幸区 川崎区 川崎区 事業所数・・・・・・・・・・・・・・・495事業所 従業者数・・・・・・・・・・・・・・・・・5,449人 年間商品販売額・・・・・・510,520百万円 1人当たり年間商品販売額・・9,369万円 (出所)川崎市「川崎市の商業(平成 19 年商業統計調査結果)」 45 資料編 p.50-⑤ (4)サービス業 (4)サービス業 ■川崎市のサービス業の状況 川崎市のサービス業の産業別事業所数をみ 2001(平成 13)年と 2006(平成 18)年を比較す ると、洗濯・理容・美容・浴場業、医療業、そ ると、他に分類されない非営利団体、医療に附 の他の教育・学習支援業といった生活関連の業 帯するサービス業、物品預り業、政治・経済・ 種が多くなっています。 文化団体で増加率が高くなっています。 一方、従業者数では、情報サービス業、医療 業、社会保険・社会福祉・介護事業、学術・研 究開発機関等の業種が多くなっています。 [図表 2-2-37]川崎市サービス業の産業別事業所数・従業者数(2006(平成 18)年) 事業所数 従業者数 40,260 488,613 379 28,928 33 1,194 7 459 296 26,835 10 91 33 349 6,242 43,127 3,164 28,280 2,733 12,255 345 2,592 2,941 44,647 2,033 25,193 22 783 886 18,671 1,484 26,251 322 16,805 1,162 9,446 187 3,633 99 2,532 88 1,101 6,794 82,116 1,032 8,527 67 17,986 2,791 10,676 472 2,470 484 6,963 114 2,870 270 1,328 239 3,920 206 2,729 39 486 576 21,118 185 1,406 272 1,275 47 362 資料編 p.51-① 2-2 川崎市の産業別動向 全産業 情報通信業 通信業 放送業 情報サービス業 インターネット附随サービス業 映像・音声・文字情報制作業 飲食店,宿泊業 一般飲食店 遊興飲食店 宿泊業 医療,福祉 医療業 保健衛生 社会保険・社会福祉・介護事業 教育,学習支援業 学校教育 その他の教育,学習支援業 複合サービス事業 郵便局(別掲を除く) 協同組合(他に分類されないもの) サービス業(他に分類されないもの) 専門サービス業 学術・開発研究機関 洗濯・理容・美容・浴場業 その他の生活関連サービス業 娯楽業 廃棄物処理業 自動車整備業 機械等修理業(別掲を除く) 物品賃貸業 広告業 その他の事業サービス業 政治・経済・文化団体 宗教 その他のサービス業 (出所)総務省「事業所企業統計」2006(平成 18)年 [図表 2-2-38]川崎市サービス業の産業別事業所数・従業者数増加率 500% 400% 従 業 者 数 増 加 率 従業者数増加率 事業所数増加率 300% 200% 100% % 0% 一般廃棄物処理業 その他の広告業 税理士事務所 政治・経済・文化団体 その他の医療に附帯す るサービス業 医療に附帯するサービ ス業 療術業 46 広告業 資料編 p.52-② 土木建築サービス業 公証人役場,司法書士 事務所 広告代理業 その他の宗教 歯科技工所 簡易宿所 自然科学研究所 ( ) (出所)総務省「事業所企業統計」 学術・開発研究機関 機械等修理業︵別掲を 除く︶ 獣医業 産業用機械器具賃貸業 他に分類されない非営 利団体 物品預り業 映画館 法律事務所,特許事務 所 -100% ) % 600% ( 事 業 所 数 増 加 率 ■大都市比較 川崎市のサービス業の産業別事業所数、従業 に位置しているのに対し、従業者数は大都市の 者数について他の大都市と比較すると、事業所 中でも上位に位置しています。 数では 18 大都市中、情報通信業が 12 位、飲食 また、川崎市の情報通信業の全産業に占める 店、宿泊業が 11 位、医療、福祉が 11 位、教育、 割合は情報通信業の割合は 5.9%で、18 大都市 学習支援業とその他サービス業が 15 位となっ の中で東京都区部(9.9%)に次いで高くなって ています。 います。 一方、従業者数では、情報通信業が 7 位、飲 食店、宿泊業が 11 位、医療、福祉とサービス 業が 6 位となっており、事業所数が比較的下位 [図表 2-2-39]サービス業事業所数・従業者数の大都市比較(2006(平成 18 年)) (事業所数) 情報通信業 1 東京都区部 19,661 2 大阪市 4,222 3 名古屋市 2,161 4 福岡市 1,568 5 横浜市 1,352 6 札幌市 1,282 7 広島市 827 8 仙台市 751 9 神戸市 720 10 京都市 683 11 さいたま市 396 12 川崎市 379 13 北九州市 361 14 新潟市 357 15 静岡市 321 16 浜松市 283 17 千葉市 269 18 堺市 129 飲食店,宿泊業 東京都区部 81,693 大阪市 31,559 名古屋市 20,589 横浜市 14,796 神戸市 12,979 京都市 12,769 札幌市 11,406 福岡市 10,802 広島市 8,385 北九州市 6,562 川崎市 6,242 仙台市 5,994 さいたま市 4,965 静岡市 4,956 新潟市 4,559 堺市 4,410 浜松市 4,131 千葉市 3,726 医療,福祉 東京都区部 29,458 大阪市 9,845 横浜市 8,104 名古屋市 6,651 神戸市 5,094 札幌市 4,781 京都市 4,364 福岡市 4,222 広島市 3,484 北九州市 3,185 川崎市 2,941 仙台市 2,812 さいたま市 2,711 新潟市 2,421 堺市 2,284 千葉市 2,137 浜松市 1,924 静岡市 1,842 教育,学習支援業 東京都区部 13,668 名古屋市 4,671 横浜市 4,660 大阪市 4,038 神戸市 2,817 京都市 2,519 札幌市 2,445 福岡市 2,295 広島市 2,080 さいたま市 2,021 仙台市 1,915 新潟市 1,660 北九州市 1,569 浜松市 1,548 川崎市 1,484 静岡市 1,303 千葉市 1,288 堺市 1,074 その他サービス業 東京都区部 113,097 大阪市 36,337 名古屋市 25,423 横浜市 21,388 札幌市 14,767 福岡市 14,572 神戸市 13,587 京都市 13,403 広島市 10,939 仙台市 9,820 北九州市 8,926 新潟市 8,163 さいたま市 8,014 静岡市 7,397 川崎市 6,794 浜松市 6,666 千葉市 5,911 堺市 5,150 飲食店,宿泊業 東京都区部 629,657 大阪市 193,099 名古屋市 136,038 横浜市 121,497 京都市 82,314 神戸市 80,105 福岡市 79,915 札幌市 79,669 広島市 47,758 仙台市 45,982 川崎市 43,127 さいたま市 40,518 北九州市 35,335 千葉市 31,162 浜松市 27,902 新潟市 27,722 静岡市 27,385 堺市 25,310 医療,福祉 東京都区部 396,485 大阪市 142,567 横浜市 134,190 名古屋市 100,436 札幌市 90,115 神戸市 77,766 京都市 72,698 福岡市 68,455 広島市 55,610 北九州市 53,846 川崎市 44,647 仙台市 42,746 堺市 39,538 さいたま市 38,728 新潟市 36,898 千葉市 34,387 浜松市 31,102 静岡市 27,609 教育,学習支援業 東京都区部 289,528 横浜市 78,634 大阪市 67,984 名古屋市 63,710 京都市 49,709 福岡市 39,904 札幌市 39,662 神戸市 39,148 仙台市 32,869 広島市 29,041 さいたま市 28,155 川崎市 26,251 千葉市 24,581 北九州市 21,063 新潟市 20,911 浜松市 18,340 堺市 16,600 静岡市 16,219 その他サービス業 東京都区部 1,414,892 大阪市 427,181 名古屋市 275,021 横浜市 241,008 福岡市 149,513 札幌市 148,627 神戸市 110,857 京都市 107,976 仙台市 98,367 広島市 95,002 さいたま市 82,760 川崎市 82,116 北九州市 68,522 千葉市 63,358 新潟市 60,416 静岡市 54,108 浜松市 47,666 堺市 37,614 (従業者数) 情報通信業 1 東京都区部 713,153 2 大阪市 125,550 3 名古屋市 56,800 4 横浜市 49,985 5 福岡市 43,466 6 札幌市 32,262 7 川崎市 28,928 8 仙台市 19,503 9 広島市 17,567 10 神戸市 15,712 11 京都市 14,477 12 さいたま市 14,133 13 千葉市 12,427 14 北九州市 9,155 15 新潟市 8,575 16 静岡市 7,335 17 浜松市 5,002 18 堺市 1,382 (出所)大都市統計協議会「大都市統計年表」 資料編 p.53-③, p.54-④ 47 ■区別状況 区別のサービス業の集積状況をみると、事業 通信業や医療・福祉、サービス業については中 所数、従業者数ともにいずれの業種においても 原区の割合も高くなっています。 川崎区の占める割合が高くなっています。情報 [図表 2-2-40]川崎市内サービス業の区別構成比(2006(平成 18)年) 100% 100% 教育,学習支援業 % 20% 麻生区 多摩区 宮前区 48 高津区 資料編 p.55-⑤ 中原区 ( ) (出所)総務省「事業所企業統計」2006(平成 18)年 幸区 0% 情報通信業 川崎区 麻生区 多摩区 宮前区 高津区 中原区 幸区 川崎区 0% 飲食店,宿泊業 2-2 川崎市の産業別動向 医療,福祉 ) サービス業(他に分類され ないもの) 複合サービス事業 80% 従 業 者 60% 数 構 成 40% 比 ( 公務 80% 事 業 所 60% 数 構 成 40% 比 20% % (5)農業 (5)農業 ■川崎市の農業の状況 川崎市では、都市化の進展に伴い、農家数、 一方、川崎市では、川崎市内で生産される新 特に販売農家は減少傾向にあり、1985(昭和 60) 鮮・安全・安心な農産物を、公募により決定し 年から 2010(平成 22)年の 25 年間で半減してい た「かわさきそだち」の名称でPRを図ってお ます。また、販売農家の就業人口や経営耕地面 り、現在、多摩川梨や禅寺丸柿等 20 品目、25 積も減少傾向にあります。 種類をかわさき農産物ブランドとしてPRし ています。 [図表 2-2-41]川崎市の農家数・就業人口の推移 [図表 2-2-42]川崎市の経営耕地面積の推移 4,000 70,000 経 営 60,000 耕 50,000 地 面 40,000 積 30,000 3,098 3,000 2,329 2,500 2,000 1,911 907 ( 1,500 1,522 806 655 ) 1,000 500 2,295 1,416 1,300 1,048 577 558 768 697 2000 05 10年 0 販売農家数 90 95 自給的農家数 (出所)神奈川県「農林業センサス」 18,447 14,547 11,399 45,604 32,756 8,253 5,775 1985 90 田 農業就業人口(販売農家) 資料編 p.56-① 4,203 95 畑 (出所)神奈川県「農林業センサス」 49 12,070 41,149 10,000 0 1985 25,035 a 20,000 560 918 22,161 ︶ ︶ 人 80,000 3,338 ︵ ︵ 農 業 農 就 家 業 数 人 口 戸 3,500 30,504 27,976 25,064 2,801 2,089 1,608 2000 05 10年 樹園地 資料編 p.56-① [図表 2-2-43]川崎市の農業の概要 〈品目別農業生産額構成比〉 なし, 25.5% その他, 46.0% トマト, 10.2% ほうれんそう, 6.3% えだまめ, 4.8% こまつな, 3.5% きゅうり, 3.7% 農業技術支援セン タ ー 面 積 市 域 14,435 ha 都市計画区域 14,435 ha 市街化区域 セレ サモス 登戸 武蔵溝ノ 口 多摩区 高津区 宮前区 農業振興地域 1,742 ha 281 ha 中原区 武蔵小杉 新百合ヶ 丘 幸区 川崎 川崎区 北部市場 農業振興セン タ ー 〈かわさき農産物ブランド品〉 種別 野菜 品目・商品名 果実 花き 加工品 取扱期間 キャベツ 久末のキャベツ 4∼7月、10∼2月 ブロッコリー 久末のブロッコリー 4∼6月、10∼2月 宮前のブロッコリー 4∼6月、10∼2月 トマト 久末のトマト 10∼5月、6∼8月 宮前のトマト 10∼5月、6∼8月 岡上のトマト 3∼6月 黒川のトマト 宮前のだいこん カリフラワー 久末のカリフラワー 4∼6月、11∼1月 ほうれんそう 全域のほうれんそう 通年 こまつな 全域のこまつな 通年 たまねぎ 橘の湘南レッド 6月上∼7月中 のらぼう菜 菅ののらぼう菜 2月下∼4月下 きゅうり 岡上のきゅうり 9∼12月 黒川のきゅうり 7∼12月 なし 多摩川梨 8∼10月 うめ 生田の梅 メロン 宮前メロン かき 柿生禅寺丸柿 中原区のパンジー 10∼5月 5∼6月 6月下∼7月上 11∼3月 10∼11月 はなもも 馬絹の花桃 1月下∼2月下 こぎく 馬絹の小菊 6∼7月、10∼11月 シクラメン 全域のシクラメン ワイン 禅寺丸柿ワイン 梅干し 生田の梅干 川崎市役所 3∼6月 だいこん パンジー 南部市場 20品目・25種類 11月中∼1月上 1月∼ 通年 ※かわさき農産物ブランド 川崎市内で生産される新鮮・安全・安心な農産物であり、公募に より決定した「かわさきそだち」の名称でPRを図っています。 (出所)川崎市 50 2-2 川崎市の産業別動向 麻生区 12,693 ha 市街化調整区域 資料編 p.56-② ■大都市比較 川崎市は、大都市の中で大阪市、札幌市に次 樹園が 27.3%を占めており、経営耕地面積に いで総農家数が少なく、総農家数のうち販売農 占める果樹園の割合が大都市の中で静岡市に 家数は大阪市に次いで少なくなっています。 次いで高くなっています、 一方で、川崎市では、経営耕地面積のうち果 [図表 2-2-44]販売農家数の大都市比較(2005(平成 17)年) 総農家 数 販売農家数 専業農家数 札幌市 1,121 772 354 仙台市 4,627 3,668 531 さいたま市 3,301 1,927 533 千葉市 2,910 1,859 474 東京都区部 1,903 1,190 364 川崎市 1,326 768 223 横浜市 4,423 2,655 865 静岡市 8,136 5,005 1,269 名古屋市 3,484 1,382 209 京都市 3,657 2,321 637 大阪市 508 188 42 神戸市 5,284 3,969 684 広島市 6,600 2,221 691 北九州市 3,261 1,903 589 福岡市 2,915 1,917 489 (出所)農林水産省「農林業センサス」2005(平成 17)年 販売農家 兼業農家数 販売農家率 418 68.9 3,137 79.3 1,394 58.4 1,385 63.9 826 62.5 545 57.9 1,790 60.0 3,736 61.5 1,173 39.7 1,684 63.5 146 37.0 3,285 75.1 1,530 33.7 1,314 58.4 1,428 65.8 専業農家率 31.6 11.5 16.1 16.3 19.1 16.8 19.6 15.6 6.0 17.4 8.3 12.9 10.5 18.1 16.8 兼業農家率 37.3 67.8 42.2 47.6 43.4 41.1 40.5 45.9 33.7 46.0 28.7 62.2 23.2 40.3 49.0 [図表 2-2-45]経営耕地面積及び樹園地の占める割合の大都市比較(農業経営体のうち家族経営・2005(平成 17)年) 8,000 80.0% 70.0% 樹 園 60.0% 地 の 50.0% 占 め 40.0% る 30.0% 割 合 20.0% % 10.0% 7,000 経 営 6,000 耕 地 5,000 面 4,000 積 3,000 h a 2,000 ( ( ) 1,000 ) 51 福岡市 資料編 p.56-④ 北九州市 経営耕地面積に占める樹園地の割合 広島市 神戸市 堺市 大阪市 京都市 名古屋市 (出所)大都市統計協議会「大都市比較統計年表」2008(平成 20)年 浜松市 樹園地 静岡市 新潟市 畑 横浜市 川崎市 田 東京都区部 千葉市 さ いた ま 市 仙台市 札幌市 0 0.0% ■区別状況 川崎市内の区別農家数をみると、川崎区、幸 また、経営耕地面積をみると、宮前区が最も 区にはほとんどみられず、宮前区、多摩区、麻 多く、次いで麻生区が多くなっています。 生区が多くなっています。 [図表 2-2-46]川崎市の区別農家数・農業就業人口・経営耕地面積(販売農家・2010(平成 22)年) 14,000 600 12,000 経 営 10,000 耕 8,000 地 面 6,000 積 4,000 a 2,000 500 400 300 ( 200 ) ︶ ︶ 人 700 ︵ ︵ 農 業 農 就 家 業 数 人 口 戸 100 0 経営耕地面積(田) 経営耕地面積(畑) 経営耕地面積(樹園地) 農家数 農業就業人口 (出所)神奈川県「農林業センサス」2010(平成 22 年) 資料編 p.57-⑤ 52 2-2 川崎市の産業別動向 麻 生 区 宮 前 区 多 摩 区 高 津 区 中 原 区 幸 区 川 崎 区 0 (6)建設業・不動産業 (6)建設業・不動産業 ■川崎市の建設業・不動産業の状況 川崎市の建設業は、事業所数、従業者数とも 2005(平成 17)年以降大きく減少しましたが、 に 1996(平成 8)年をピークに減少傾向にあり、 2008(平成 20)年には増加に転じています。 特に従業者数は 1996(平成 8)年∼2006(平成 新築住宅も同様に戸数、床面積とも 2005(平 18)年の 10 年間で 2/3 に減少しています。 成 17)年以降大きく減少しましたが、2008(平 一方、不動産業は、事業所数、従業者数とも 成 18)年には戸数が増加に転じています。 1996(平成 8)年まで増加傾向にありましたが、 その後は横這いで推移しています。 川崎市 の建築着工 面積、工事 費予定額は [図表 2-2-47]川崎市の建設業事業所数・従業者数の推移[図表 2-2-48]川崎市の不動産業事業所数・従業者数の推移 5,000 50,000 4,000 16,000 4,500 45,000 3,500 14,000 4,000 40,000 ) 10,000 500 所 ) ( 1,000 人 5,000 0 1,500 6,000 1,000 4,000 500 2,000 ) 15,000 0 1986 91 96 2001 従業者数 0 0 06年 1986 事業所数 91 96 2001 従業者数 (出所)川崎市 「川崎市の事業所 平成 18 年事業所・企業統計調査結果」 資料編 p.58-① [図表 2-2-49]川崎市の着工建築物の床面積・工事予 人 ) 20,000 1,500 ( 2,000 12,000 従 業 10,000 者 8,000 数 ( 所 事 3,000 業 2,500 所 数 2,000 従 業 30,000 者 25,000 数 35,000 ( 事 3,500 業 所 3,000 数 2,500 06年 事業所数 (出所)川崎市 「川崎市の事業所 平成 18 年事業所・企業統計調査結果」 資料編 p.58-① [図表 2-2-50]川崎市の着工新築住宅戸数及び床面積の推移 定額の推移 30,000 300 300 6,000 25,000 250 工 5,000 事 予 4,000 定 額 3,000 億 2,000 円 ( 万 150 ㎡ 100 ( ) 0 5,000 ) 1,000 ) 50 2000 02 工事予定額 04 06 08年 資料編 p.58-② 0 1998 2000 02 04 床面積 床面積 (出所)国土交通省「建築動態統計調査」 50 0 0 1998 床 200 面 積 150 万 100 ㎡ 戸 20,000 数 15,000 戸 10,000 ( 床 250 面 積 200 (出所)国土交通省「建築動態統計調査」 53 06 08年 戸数 資料編 p.58-② ) 7,000 ( 350 ■大都市比較 建設業及び不動産業について 18 大都市で比 また、川崎市では、建築着工の棟数では 18 大 較すると、川崎市では、全産業の事業所数に占 都市中 8 位、延床面積では 7 位、工事費予定額 める不動産業の割合が 8.0%であり、札幌市 では 6 位となっています。 (11.2%)に次いで高くなっています。 [図表 2-2-51]建設業の大都市比較(2006(平成 18)年) 5,000 ) 福岡市 北九州市 広島市 神戸市 堺市 大阪市 京都市 名古屋市 浜松市 静岡市 新潟市 横浜市 川崎市 東京都区部 千葉市 さ いた ま 市 仙台市 札幌市 0 従業者数 人 ) ( 所 10,000 従 業 者 数 ( 事 30,000 業 25,000 所 20,000 数 15,000 事業所数 (出所)総務省「事業所企業統計」2006(平成 18)年 資料編 p.59-⑤ [図表 2-2-52]不動産業の大都市比較(2006(平成 18)年) 250,000 ( ) 福岡市 北九州市 広島市 神戸市 堺市 大阪市 京都市 名古屋市 浜松市 静岡市 新潟市 横浜市 川崎市 東京都区部 千葉市 さ いた ま 市 仙台市 札幌市 従業者数 ) 200,000 従 業 150,000 者 数 100,000 人 50,000 ( 45,000 40,000 事 35,000 業 30,000 所 25,000 数 20,000 15,000 所 10,000 5,000 0 0 事業所数 (出所)総務省「事業所企業統計」2006(平成 18)年 資料編 p.59-⑤ [図表 2-2-53]床面積・工事費予定額の大都市比較(2008(平成 20)年) 1,400 延 1,200 床 1,000 面 積 800 600 万 400 ㎡ 200 35,000 工 30,000 事 25,000 予 20,000 定 額 15,000 住居以外 ) (出所) 国土交通省「建築動態統計調査」 工事予定額 資料編 p.59-⑥ 54 ) ( 住居専用住宅 0 ( 福岡市 北九州市 広島市 神戸市 堺市 大阪市 京都市 名古屋市 浜松市 静岡市 新潟市 横浜市 川崎市 東京都区部 千葉市 さ いた ま 市 仙台市 札幌市 0 10,000 億 5,000 円 2-2 川崎市の産業別動向 400,000 350,000 300,000 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 0 35,000 ■区別状況 川崎市の建設業及び不動産業の区別集積状 また、区別の建築着工床面積をみると、川崎 況をみると、事業所数、従業者数ともに建設業、 区における着工面積が大きく、特に居住専用及 不動産業のいずれも川崎区が最も多くなって び居住準専用以外の建築物の着工面積が他区 います。 に比べて著しく大きくなっています。 [図表 2-2-54]川崎市の区別建設業、不動産業の主要指標(2006(平成 18)年、2008(平成 20)年) 多摩区 建設業事業所数・・・・・・・・・414事業所 建設業従業者数・・・・・・・・・・・2,707人 不動産業事業所数・・・・・・・488事業所 不動産業従業者数・・・・・・・・・1,470人 着工建築物数・・・・・・・・・・・・・・721棟 着工床面積の合計・・・・・・・143,438㎡ 着工工事費予定額・・・・・・26,725百万 高津区 建設業事業所数・・・・・・・・・488事業所 建設業従業者数・・・・・・・・・・・3,517人 不動産業事業所数・・・・・・・529事業所 不動産業従業者数・・・・・・・・・2,042人 着工建築物数・・・・・・・・・・・・・・752棟 着工床面積の合計・・・・・・・240,055㎡ 着工工事費予定額・・・・・・46,778百万 中原区 建設業事業所数・・・・・・・・・461事業所 建設業従業者数・・・・・・・・・・・3,104人 不動産業事業所数・・・・・・・527事業所 不動産業従業者数・・・・・・・・・1,685人 着工建築物数・・・・・・・・・・・・・・617棟 着工床面積の合計・・・・・・・266,610㎡ 着工工事費予定額・・・・・・64,893百万 多摩区 高津区 宮前区 中原区 麻生区 麻生区 建設業事業所数・・・・・・・・・221事業所 建設業従業者数・・・・・・・・・・・1,799人 不動産業事業所数・・・・・・・234事業所 不動産業従業者数・・・・・・・・・・919人 着工建築物数・・・・・・・・・・・・・・982棟 着工床面積の合計・・・・・・・199,723㎡ 着工工事費予定額・・・・・・38,246百万 宮前区 建設業事業所数・・・・・・・・・475事業所 建設業従業者数・・・・・・・・・・・3,302人 不動産業事業所数・・・・・・・331事業所 不動産業従業者数・・・・・・・・・・959人 着工建築物数・・・・・・・・・・・・・・857棟 着工床面積の合計・・・・・・・248,221㎡ 着工工事費予定額・・・・・・47,972百万 [図表 2-2-55]川崎市建築着工面積の区別構成(2008(平成 20)年) 700 600 延 床 500 面 積 400 300 千 ㎡ 200 ( ) 100 麻生区 多摩区 (出所)川崎市「川崎市統計書」 宮前区 高津区 中原区 幸区 川崎区 居住専用(準)住宅 川崎区 川崎区 建設業事業所数・・・・・・・・1,075事業所 建設業従業者数・・・・・・・・・・11,764人 不動産業事業所数・・・・・・・783事業所 不動産業従業者数・・・・・・・・・2,306人 着工建築物数・・・・・・・・・・・・・・864棟 着工床面積の合計・・・・・・・644,144㎡ 着工工事費予定額・・・・95,866百万円 (出所)総務省「事業所・企業統計」及び国土交通省「建築動態統計調査」 0 幸区 幸区 建設業事業所数・・・・・・・・・426事業所 建設業従業者数・・・・・・・・・・・3,659人 不動産業事業所数・・・・・・・348事業所 不動産業従業者数・・・・・・・・・・860人 着工建築物数・・・・・・・・・・・・・・497棟 着工床面積の合計・・・・・・・205,650㎡ 着工工事費予定額・・・・・・40,902百万 その他建築物 資料編 p.59-⑦ 55 (7)金融・保険業 (7)金融・保険業 ■川崎市の金融・保険業の状況 川崎市の金融・保険業の事業所数と従業者数 企業の資金需要について、信用保証協会の取 は 1996(平成 8)年をピークに減少傾向にあり、 扱状況をみると、保証申込及び債務残高の件数、 事業所数、従業者数ともに 1996(平成 8) 年か 金額ともに減少傾向にありましたが、直近の ら 2006(平成 18)年の 10 年間で 2/3 に減少して 2008(平成 20)年度には保証申込件数及び金額、 います。 債務残高金額が増加しています。 また、川崎市の市内総生産についてみると、 商工中金の市内貸出残高をみると、設備資金 2003(平成 15)年以降、市内総生産は増加傾向 は横這いで推移しているのに対し、運転資金は にあるのに対し、金融・金融保険業は減少傾向 増加傾向にあり、運転資金の資金需要が高まっ にあります。 ていると考えられます。 2-2 川崎市の産業別動向 [図表 2-2-56]川崎市の金融・保険業の事業所数・従業者 [図表 2-2-57]川崎市の市内総生産(実質)と金融・保険 業の推移 10,000 従 業 8,000 者 数 6,000 人 4,000 ( ) 91 96 2001 従業者数 100 50 1,000 0 1986 200 十 億 2,000 円 2,000 0 金 融 ・ 保 150 険 業 5,000 市 内 総 4,000 生 産 3,000 ) 100 250 0 06年 0 1996 97 事業所数 98 99 2000 01 02 03 04 市内総生産(生産側、実質) (出所) 総務省「事業所企業統計」資料編 p.60-① 05 06 07年度 金融・保険業 (出所)川崎市「川崎市市民経済計算」 [図表 2-2-58]川崎市の信用保証協会の取扱状況の推移 十 億 円 ) 12,000 ) 600 事 500 業 所 400 数 300 所 200 6,000 ( 14,000 ( 700 ( 数の推移 資料編 p.60-② [図表 2-2-59]川崎市における商工組合中央金庫の貸出 残高の推移 30,000 300,000 250,000 ︵ ︶ ︶ 20,000 0 2000 01 02 03 保証申込件数 保証申込金額 04 05 06 5,000 0 0708年度 0 2000 01 保証債務残高件数 保証申込残高 (出所)川崎市経済労働局産業振興部金融課 ︶ 0 40,000 預 金 35,000 残 30,000 高 25,000 20,000 百 万 15,000 円 10,000 ︶ 5,000 45,000 貸 160,000 出 140,000 残 高 120,000 100,000 百 80,000 万 60,000 円 40,000 ︵ ︵ 件 20,000 数 15,000 件 10,000 50,000 180,000 ︵ 申 込 金 200,000 百額 150,000 万 ・ 円債 100,000 務 残 50,000 高 25,000 200,000 貸出残高(設備) 資料編 p.60-③ 02 03 05 貸出残高(運転) (出所)川崎市「川崎市統計書」 56 04 06 07 08年度 預金(含公金)残高 資料編 p.60-④ ■大都市比較 川崎市の金融・保険業の事業所数・従業者数 他の大都市に比べて金融・保険業の集積が弱い は 18 大都市中 17 位となっています。 状況にあります。 また、従業者数でも 18 大都市中 16 位であり、 [図表 2-2-60]金融・保険業の事業所数・従業者数の大都市比較 300,000 従 250,000 業 200,000 者 数 150,000 100,000 人 50,000 ) 福岡市 北九州市 広島市 神戸市 堺市 大阪市 京都市 名古屋市 浜松市 静岡市 新潟市 川崎市 横浜市 東京都区部 千葉市 さ いた ま 市 仙台市 札幌市 従業者数 ) ( 所 350,000 ( 事 業 所 数 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 0 事業所数 (出所)大都市統計協議会「大都市比較統計年表」2008(平成 20)年 57 資料編 p.61-⑤ (8)運輸業 (8)運輸業 ■川崎市運輸業の状況 川崎市の運輸業は事業所数、従業者数ともに 川崎港の入港船舶総トン数の推移をみると、 減少傾向にあります。 外航船が増加傾向にある一方で、内航船は 市内主要駅では、いずれも一日平均乗車人員 2004(平成 16)年度以降減少傾向にあります。 は増加しており、特に主要駅の中でも最も乗車 海上出入貨物の推移の推移をみると、輸出 人員の多いJR川崎駅で増加数が多くなって 入・移出入の合計は 9 千万トン台と横這いで推 います。 移しています。 川崎港の取扱貨物量の内訳をみると、輸出で 動車台数は増加傾向にあり、乗車人員、輸送収 は完成自動車、輸入では原油やLNG、移出で 入も増加傾向にありましたが、直近では乗車人 は石油製品、移入では石灰石や石油製品、砂 員、輸送収入ともに大きく減少しています。 利・砂が多くなっています。 [図表 2-2-61]川崎市の運輸業の事業所数・従業者数の推移[図表 2-2-62]川崎市内主要駅の一日平均乗車人員の推移 200,000 40,000 180,000 一 日160,000 平140,000 均 120,000 乗 車100,000 人 80,000 数 60,000 人 40,000 35,000 30,000 従 25,000 業 員 20,000 ( 15,000 人 ) 0 0 0 96 従業者数(人) (出所)総務省「事業所企業統計」 01 事業所数(所) 資料編 p.62-① [図表 2-2-63]JR東日本各駅の乗降客数(2009 年度) 駅名 新宿 池袋 渋谷 横浜 東京 品川 新橋 大宮 秋葉原 高田馬場 北千住 川崎 上野 有楽町 立川 京急 JR 武蔵 東急 武蔵 東急 JR 小田急新百合向ヶ丘 川崎 川崎 小杉武蔵小杉溝ノ口 溝の口 登戸 登戸 ヶ丘 遊園 06年 2005年 2006年 (出所)川崎市「川崎市統計書」 2007年 資料編 p.62-② [図表 2-2-64]川崎市のタクシー運輸状況の推移 乗降客数(人) 748,522 548,249 412,241 399,633 384,024 321,739 248,048 236,424 224,608 204,527 193,976 187,147 178,413 166,252 158,068 3,000 30,000 2,500 25,000 輸 送輸 収送 入人 15,000 員 百 万人 10,000 円 登 2,000 録 台 数1,500 車 20,000 1,000 ) 91 ( 1986 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 20,000 ( ) 5,000 500 5,000 0 0 2001 02 乗車人員 (出所) 東日本旅客鉄道株式会社ホームページ 資料編 p.62-③ 03 04 05 06 登録自動車台数 07 08年度 輸送収入 (出所)川崎市「川崎市統計書」 資料編 p.62-④ 58 ) 10,000 ) 500 ( ( 所 ) 事 1,500 業 所 数 1,000 ( 2,000 2-2 川崎市の産業別動向 タクシーの運輸状況をみると、市内の登録自 [図表 2-2-65]川崎港の入港船舶総トン数の推移 9,000 120,000 8,000 入 港 100,000 船 舶 80,000 総 ト 60,000 ン 数 40,000 万 t 20,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 106,126 97,655 97,681 94,135 92,660 96,327 93,614 93,936 93,218 88,258 92,740 91,360 ( 入 港 船 舶 総 ト ン 数 [図表 2-2-66]川崎港の海上出入貨物の推移 ( 万 2,000 t 1,000 ) 0 0 ) 1997 98 99 2000 01 02 03 04 05 06 07 08年 外航千総トン数 1997 98 内航千総トン数 99 2000 01 輸出 (出所)川崎市港湾局「川崎港統計年報」 資料編 p.63-⑤ 02 輸入 03 04 移出 (出所)川崎市港湾局「川崎港統計年報」 05 06 07 08年 移入 資料編 p.63-⑤ [図表 2-2-67]川崎港の取扱貨物量の主要品種別構成比(2008(平成 20)年) 輸出貨物 輸入貨物 その他 7.6% 金属くず 3.9% その他 9.7% 石油製品 3.9% 化学薬品 7.2% 石炭 10.3% 重油 9.7% 完成自動 車 49.5% 原油 38.2% 鉄鉱石 12.9% 石油製品 22.1% LNG〈液化 天然ガス) 24.9% 移出貨物 移入貨物 石灰石 15.4% その他 19.3% その他 31.4% 石油製品 39.0% 廃土砂 7.6% 石油製品 15.2% 完成自動 車 8.7% 化学製品 10.7% (出所)川崎市港湾局 完成自動 車 9.0% 重油 14.7% 資料編 p.63-⑥ 59 化学薬品 13.8% 砂利・砂 15.2% ■大都市比較 川崎市の運輸業は、事業所数では 18 大都市 額となっています。特に、輸入量では原油が 3 中 9 位、従業者数では 13 位となっています。 位、LNGが 4 位となっています。輸出では完 川崎港は、国内の港湾 710 港中、9 位の貿易 成自動車が 5 位となっています。 [図表 2-2-68]運輸業の事業所数・従業者数の大都市比較 事業所数(所) 運輸業計 130,911 45,418 1,474 1,236 686 656 18,179 2,951 1,407 817 817 618 2,563 1,355 4,706 1,325 2,282 1,266 1,504 1,576 4,750 1,407 49 31 40 41 439 131 43 30 27 30 116 68 172 12 57 40 41 40 道路旅客 運送業 33,120 18,061 556 470 86 150 9,810 501 561 258 111 95 564 671 1,545 772 498 462 549 402 道路貨物 運送業 水運業 64,470 15,442 657 524 424 300 4,732 1,135 499 407 409 356 1,164 450 1,622 379 747 500 514 623 3,955 1,177 14 4 2 471 72 5 5 6 7 60 3 188 5 110 80 79 66 航空 運送業 3,955 430 16 5 2 3 153 7 1 17 6 4 38 7 71 2 12 17 15 54 倉庫業 9,235 3,230 93 119 63 53 865 309 153 34 139 58 235 78 386 78 253 68 76 170 運輸に 附帯する サービス業 14,463 5,671 89 83 71 107 1,709 796 145 66 119 68 386 78 722 77 605 99 230 221 従業者数(人) 運輸業計 全国 18 大都市 札幌市 仙台市 さいたま市 千葉市 東京都区部 横浜市 川崎市 新潟市 静岡市 浜松市 名古屋市 京都市 大阪市 堺市 神戸市 広島市 北九州市 福岡市 2,914,126 999,402 41,247 30,856 23,125 18,569 344,086 79,693 28,760 21,368 19,771 17,795 73,831 31,092 96,765 17,996 52,373 28,850 29,068 44,157 鉄道業 211,963 105,040 3,605 3,436 2,929 2,112 36,538 6,206 1,997 2,565 1,225 1,539 10,818 2,181 18,392 1,452 3,049 2,930 1,210 2,856 道路旅客 運送業 595,807 252,527 14,219 8,413 4,646 3,515 97,484 18,022 5,998 4,267 3,678 3,131 14,495 14,564 18,184 4,442 10,303 8,070 7,119 11,977 道路貨物 運送業 1,530,488 404,656 18,712 15,529 12,456 8,382 120,782 33,204 13,851 11,898 10,292 9,600 31,862 11,944 36,262 9,553 18,514 12,844 12,484 16,487 (出所)平成 18 年事業所企業統計 60 水運業 53,132 21,659 316 25 31 11,866 1,060 74 529 161 41 779 64 2,559 30 1,501 632 1,025 966 航空 運輸業 34,890 22,609 496 28 5 28 17,372 101 6 112 36 138 559 58 1,202 7 229 117 406 1,709 倉庫業 158,111 55,252 1,328 2,065 997 1,085 18,615 4,945 3,734 380 1,225 936 2,815 1,209 5,170 1,174 4,467 1,558 721 2,828 運輸に 附帯する サービス業 329,735 137,659 2,571 1,360 2,092 3,416 41,429 16,155 3,100 1,617 3,154 2,410 12,503 1,072 14,996 1,338 14,310 2,699 6,103 7,334 2-2 川崎市の産業別動向 全国 18 大都市 札幌市 仙台市 さいたま市 千葉市 東京都区部 横浜市 川崎市 新潟市 静岡市 浜松市 名古屋市 京都市 大阪市 堺市 神戸市 広島市 北九州市 福岡市 鉄道業 [図表 2-2-69]貨物取扱量上位 20 港(2008(平成 20)年)(トン) 合計 計 1 名古屋 2 千葉 3 横浜 4 北九州 5 水島 6 苫小牧 7 神戸 8 大阪 9 川崎 10 東京 11 堺泉北 12 木更津 13 大分 14 鹿島 15 四日市 16 喜入 17 徳山下松 18 高松 19 福山 20 宇野 一般 218,130,496 165,142,564 141,764,431 109,427,332 103,149,172 102,292,745 95,185,517 92,976,253 92,739,333 81,356,506 77,936,961 73,735,698 65,818,489 65,012,567 62,864,041 62,478,332 61,228,001 48,116,001 45,326,968 44,820,445 自航 213,841,831 165,142,564 141,764,431 66,132,372 103,149,172 45,175,200 69,545,862 56,286,648 92,739,333 73,986,016 64,478,056 73,735,698 61,644,439 65,012,567 62,864,041 62,478,332 58,120,191 1,940,946 43,934,583 3,748,365 4,288,665 0 0 43,294,960 0 57,117,545 25,639,655 36,689,605 0 7,370,490 13,458,905 0 4,174,050 0 0 0 3,107,810 46,175,055 1,392,385 41,072,080 外国貿易 内国貿易 鉄 計 輸出 輸入 計 移出 移入 連 0 138,187,148 56,800,278 81,386,870 79,943,348 44,624,083 35,319,265 0 96,284,620 12,160,639 84,123,981 68,857,944 34,658,113 34,199,831 0 91,665,353 46,897,862 44,767,491 50,099,078 21,191,682 28,907,396 0 31,213,795 6,634,449 24,579,346 78,213,537 38,753,590 39,459,947 0 62,635,100 11,027,546 51,607,554 40,514,072 27,370,281 13,143,791 0 19,045,854 1,036,215 18,009,639 83,246,891 41,263,931 41,982,960 0 49,980,071 23,728,113 26,251,958 45,205,446 18,594,183 26,611,263 0 36,008,332 11,552,910 24,455,422 56,967,921 23,612,358 33,355,563 0 62,341,649 8,420,103 53,921,546 30,397,684 18,988,924 11,408,760 0 45,118,893 13,678,967 31,439,926 36,237,613 12,454,979 23,782,634 0 29,589,912 3,694,864 25,895,048 48,347,049 20,503,023 27,844,026 0 47,698,857 4,240,649 43,458,208 26,036,841 16,583,325 9,453,516 0 37,079,936 4,698,974 32,380,962 28,738,553 19,416,466 9,322,087 0 43,036,603 4,235,773 38,800,830 21,975,964 14,103,159 7,872,805 0 42,588,345 5,028,643 37,559,702 20,275,696 14,946,900 5,328,796 0 31,736,486 0 31,736,486 30,741,846 30,662,507 79,339 0 22,181,494 3,560,756 18,620,738 39,046,507 20,712,732 18,333,775 0 305,329 97,129 208,200 47,810,672 23,677,631 24,133,041 0 30,922,788 5,289,000 25,633,788 14,404,180 9,856,388 4,547,792 0 1,205,209 232,385 972,824 43,615,236 22,186,213 21,429,023 (注)調査対象は全国 710 港 (出所)国土交通省「港湾調査年報」 [図表 2-2-70]輸入・輸出貨物の品種別上位 10 港(2008(平成 20)年)(千トン) 輸入 LNG 原油 1 喜入 2 千葉 3 川崎 4 水島 5 四日市 6 堺泉北 7 名古屋 8 室蘭 9 鹿島 10 坂出 計(A) 全国計(B) A/B(%) 31,736 千葉 28,667 名古屋 20,601 木更津 18,906 川崎 17,123 姫路 12,704 四日市 8,589 堺泉北 7,682 新潟 7,346 横浜 6,536 北九州 159,891 208,835 76.6 輸出 完成自動車 鉄鉱石 25,496水島 20,453福山 19,846木更津 13,406大分 12,523東播磨 11,702鹿島 8,262名古屋 8,164北九州 6,970川崎 2,348千葉 129,170 135,972 95.0 16,176 名古屋 15,635 横浜 15,367 三河 13,560 三田尻 13,351 川崎 13,335 苅田 11,956 広島 7,504 神戸 6,964 千葉 6,738 四日市 120,586 135,162 89.2 29,977 16,430 13,825 5,366 4,168 3,569 3,086 2,960 2,389 2,256 84,028 97,130 86.5 (出所)国土交通省「港湾調査年報」 [図表 2-2-71]移出・移入貨物の品種別上位 10 港(2008(平成 20)年)(千トン) 石油製品 移出 完成自動車 移入 1 千葉 10,108 千葉 2 水島 7,467 博多 3 川崎 7,401 名古屋 4 四日市 6,060 横浜 5 室蘭 4,356 新潟 6 横浜 4,191 清水 7 鹿島 4,008 苫小牧 8 苫小牧 3,508 仙台塩釜 9 宇部 3,473 神戸 10 和歌山下津 3,288 川崎 計(A) 53,858 全国計(B) 72,716 A/B(%) 74.1 移出 7,173 名古屋 4,115 仙台塩釜 3,689 三河 2,613 北九州 2,460 横浜 2,097 広島 1,850 日立 1,824 東京 1,798 横須賀 1,738 川崎 29,356 71,779 40.9 重油 移入 28,277 名古屋 3,916 三河 3,648 仙台塩釜 3,395 千葉 2,798 横浜 2,058 苫小牧 2,038 北九州 1,905 博多 1,657 横須賀 1,649 神戸 51,342 61,335 83.7 (出所)国土交通省「港湾調査年報」 61 移出 11,912 千葉 5,940 水島 3,867 横浜 3,191 堺泉北 2,134 四日市 2,079 川崎 2,018 室蘭 1,414 大分 1,222 坂出 1,197 徳山下松 34,973 47,513 73.6 移入 7,758 鹿島 5,324 名古屋 4,194 大井川 3,657 小名浜 3,420 四日市 2,795 横須賀 1,684 水島 1,567 田子の浦 1,492 横浜 1,484 岩国 33,376 46,618 71.6 2,568 1,463 1,225 1,164 1,020 1,014 1,005 880 838 812 11,988 32,260 37.2