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1.JR東日本を取り巻く環境 2.当社の事業概要と特徴 3.駅長業務
早稲田大学 商学部 寄附講義 『ツーリズム産業論』 『鉄道会社の将来と人材活用』 ~駅長から見るJR東日本~ 東日本旅客鉄道株式会社 目白駅長 清水 佳代子 2011.616 目次 1.JR東日本を取り巻く環境 2.当社の事業概要と特徴 【公共交通を担う民間企業】 3.駅長業務について 4.当社のこれから(おわりに) 1 0.はじめに 0.はじめに 震災・津波による被害 ⇒お客さま・乗務員、全員避難 橋けた流失、損傷・線路流失・駅舎流失・電化柱折損等 被害箇所数 東北新幹線(27本が走行中) 約1200(+550)箇所 在来線(津波被害箇所以外) 約4400(+850)箇所 在来線(津波被害) 約1680箇所 ※()内は余震による追加被害 2 0.はじめに これまでの主な地震対策 1995年阪神・淡路大震災、2003年三陸南地震、 2004年新潟県中越地震等を受けて、さまざまな地震対策を実施。 ■新幹線早期地震検知システム(※当時27本が走行中) 合計97箇所(沿線81箇所、海岸16箇所) ■新幹線脱線対策(L型車両ガイド) (2008年8月全車両対策完了) ■高架橋柱の耐震補強 (合計3万本以上) ⇒1日約8000人が復旧工事(新幹線3500人、在来線4500人) ⇒ 新 幹 線 は 4 月 2 9 日 ( 約 5 0 日 ぶ り ) に 復 旧 1.JR東日本を取り巻く環境 3 1.JR東日本を取り巻く環境 日本の鉄道の歴史 JRのエリア 1872年 日本で最初の鉄道が新橋~横浜間(29km)で開業 1881年 日本で最初の私鉄である日本鉄道会社設立 JR北海道 1885年 【目白駅開業】 1889年 東海道線新橋~神戸間(605.7km)開通 1906年 『鉄道国有法公布』 ~幹線私鉄の国有化(国営鉄道の路線建設) JR東日本 1936年頃 ~現在の路線の骨格ができあがる~ JR西日本 1949年 国営鉄道から「日本国有鉄道」へ改組 1964年 東海道新幹線開通、国鉄赤字に転落 JR東海 ~モータリゼーションの進展~ JR四国 1987年 国鉄分割・民営化、JR発足 1 JR貨物 JR九州 1.JR東日本を取り巻く環境 世界における鉄道 ①旅客輸送に占める鉄道のシェア:約3~5倍 日本 1% フランス ドイツ イギリス 7% 1% 10% 4% 7% 6% 鉄道 自動車 その他 33% 60% 89% 89% 92% ③輸送密度:約4~30倍 ②鉄道旅客輸送量の規模:約5~8倍 200 190 190 80 180 日本 500 イギリス 726 2000 3000 4000 億人キロ (「数字で見る鉄道2008」より) 6 東 京 圏 ・在 来 1000 46 J R東 日 本 0 6 日 本 の鉄 道 フランス 7 フラ ン ス国 鉄 866 ド イ ツ鉄 道 ドイツ 38 イギ リ ス (列 車 運 営会社協会 ) 70 60 50 40 30 20 10 0 3852 2 ※輸送密度=輸送人キロ÷営業キロ÷365日 4 1.JR東日本を取り巻く環境 距離帯別・交通機関別輸送シェア (2006年度) 輸送距離(利用時間)ごとに利用交通手段が異なる。 鉄道が選択される距離帯は、一般的に500~750㎞。 0.0 0.1 100% 0.0 0.4 4.4 90% 2.2 20.9 44.2 9.9 3.0 80% 70% 74.9 64.0 航空 旅客船 自動車 民鉄 JR 75.5 60% 94.1 50% 1.6 3.4 40% 66.2 30% 49.3 3.6 20% 15.5 30.8 0.2 0.5 5.3 20.5 10% 9.5 10 00 km 以 上 75 0~ 10 00 km 未 満 m未 満 30 0~ 50 0k 50 0~ 75 0k m未 満 m未 満 10 0~ 30 0k 0~ 10 0k m未 満 0% 3 (貨物・旅客地域流動調査より) 1.JR東日本を取り巻く環境 社会構造の変化 圏域別将来推計人口(国土交通省国土計画局暫定値) 定住人口の減少 総人口の推移(試算値) 単位:万人 135,000 130,000 A:12,630 A:12,130 A:10,820 2020年 B:11,760 B:10,060 2005年 125,000 東北圏 C : 9, 900 2000年 120,000 A:12,790 ( 総 人 口 B:12,770 110,000 C : 12, 776 2030年 実績 B:12,410 105,000 C : 11, 640 D: 12,250 D: 11, 500 100,000 2050年 高位推計 A 90,000 D: 9, 570 中位推計 B 中位推計収束型 C 85,000 中間推計収束型 D 低位推計 E 80,000 2000 2005 2010 E:12,160 2015 E:11,330 2020 2025 2035 2040 中国圏 四国圏 九州圏 全国 1,229 4,132 1,699 313 2,086 773 415 1,345 12,693 1,207 4,237 1,722 311 2,089 768 409 1,335 12,776 直近トレンド型 (2000-2005 純移動率 固定型) 2045 -1.9% 2.5% 1.3% -0.8% 1,170 4,300 1,710 0.2% -0.7% -1.6% -0.7% 300 2,070 750 0.7% 400 1,310 12,700 2010年 対2005年比 人口 -2.7% 1.4% -0.6% -2.4% -1.0% -2.1% -2.6% -1.6% -0.6% 1,090 4,330 1,650 280 1,990 710 370 1,250 12,320 2020年 対2005年比 E:9,200 2030 近畿圏 人口 人口 E:12,750 95,000 北陸圏 人口 D: 12, 776 C : 12, 320 中部圏 2005年 2040年 (対2000年比) ) 万 人 115,000 首都圏 -9.6% 2.1% -4.1% -8.9% -4.9% -8.1% -9.7% -6.2% -3.6% 2050 2040年一億人を 割る可能性有 (注1)「直近トレンド型」とは、都道府県間の人口純移動率を直近(2000-2005年)の係数で固定した場合の計数。 (注2)推計人口は、出生率を中位推計収束型(社会保障人口問題研究所「日本の将来推計人口」(平成14年3月推計)における中位推計 に用いている合計特殊出生率と足下の統計値との乖離が、2030年にかけて収束すると仮定したもの)として推計した総人口に、一致させ ている。 (出典)国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成14年1月推計)」をもとに、国土交通省国土計画局作成。 (注1)中位推計収束型とは、中位推計に用いている合計特殊出生率と足下の統計値との乖離が、2030年にかけて収束すると仮定したもの。 (注3)実績以外の人口については、単位を10万人としている。また、比率は実数を元に算出したものである。 (注2)中間推計収束型とは、中位推計収束型と低位推計収束型の中間値。なお、低位推計収束型とは、低位推計に用いている合計特殊出生率と 足下の統計値との乖離が、2030年にかけて収束すると仮定したもの。 国土審議会計画部会資料より引用(2点とも) 今後、特に地方において人口減少が急速に進行 地域内消費の減少による地域経済の縮小 地域格差の拡大が懸念 4 国土交通省観光庁資料より転用、一部加工。 5 2.当社の事業概要と特徴 【公共交通を担う民間企業】 2.当社の事業概要と特徴 会社概要 (グループ会社75社) ≪連結 2011年3月期決算≫ ・営業収益: 25,373億円 ・営業利益: 3,450億円 ・経常利益: 2,545億円 ・当期純利益: 新青森 762億円 ・従業員数: 秋田新幹線 61,190人 (2010年3月) ①首都圏輸送 秋田 新幹線ネットワーク 1.鉄道事業 ②都市間輸送 新庄 山形新幹線 仙台 ③地域輸送 山形 ④その他(バス・モノレール) ・駅 数: 1,689駅(1都16県) ・営業キロ: 7,512.6km(日本の鉄道の27%) ・利用者数: 約1,668万人/日(世界最大) 新潟 上越新幹線 長 野 2.生活サービス事業 ・ショッピングセンター: 25社 133ヶ所 (2010年4月) ・コンビニエンスストア: 860店舗 ・ホテル(42ヶ所、6,005室)、広告事業(業界第6位)等 八戸 盛岡 ガーラ湯沢 福島 東北新幹線 越後湯沢 高崎 長野新幹線 大宮 東京 首都圏 3.Suica事業 ・出改札 ・電子マネー 5 ・ビューカード 6 2.当社の事業概要と特徴 JR東日本グループの連結決算 ●2010年度(2011年3月期)決算 ・営業収益 (営業利益) (連結子会社75社、持分法適用関連会社3社) 2兆5,373億円(△363億円 98.6%) (3,450億円)(+2億円 100.1%) 【セグメント情報】 その他事業 ※数値は外部売上高 2,062億円 (230億円) ショッピング・オフィス事業 2,232億円 (642億円) 運輸業 駅スペース活用事業 1兆7,219億円 (2,271億円) 3,858億円 (313億円) ・運輸業(鉄道・バス) : 生活サービス事業等 = 約68% :約32% 6 2.当社の事業概要と特徴 JR東日本の事業規模の推移 1兆7,219億円 ○運輸収入の推移(単位:兆円) 10 09 08 07 06 05 04 03 02 00 01 99 98 97 96 95 93 94 92 91 19 90 1.90 1.80 1.70 1.60 1.50 1.40 1.30 1.20 1.10 1.00 1,269億人キロ 60.8億人(1,668万人/日) ○輸送量の推移 輸送人キロ(億人キロ) 輸送人員(億人) 1325 62 1300 61 1275 60 1250 59 1225 58 1200 57 1175 56 55 1150 1990 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 7 トピックス : 91.6月 新幹線東京駅開業、92.7月 山形新幹線開業、97.3月 秋田新幹線開業、97.10月 長野新幹線開業、02.12月 東北新幹線八戸延伸 7 2.当社の事業概要と特徴 旅客輸送量と旅客運輸収入の構成 ■旅客輸送量の構成(2009.3期) ■旅客運輸収入の構成(2009.3期) (単位:億人キロ) その他 在来線 5% 新幹線 15% 67 193 定期外 43% 定期 57% 555 (単位:億円) その他 在来線 5% 845 定期外 71% 12,123 740 関東圏 80% 定期 29% 4,965 新幹線 28% 4,748 関東圏 67% 11,493 1,037 計 1兆7,088億円 計 1,296億人キロ 8 ※ 表示単位未満は切り捨て表記 2.当社の事業概要と特徴 長期債務の削減 国鉄から受け継いだ長期債務を着実に削減してきた 91年度末 6.0 5.0 87.4 (発足時) 約3.3兆円 約5.4兆円 10年度末 約3.4兆円 4.0 3.0 2.0 1.0 87 .4 88 .3 89 .3 90 .3 91 .3 92 .3 93 .3 94 .3 95 .3 96 .3 97 .3 98 .3 99 .3 00 .3 01 .3 02 .3 03 .3 04 .3 05 .3 06 .3 07 .3 08 .3 09 .3 10 .3 0.0 新幹線鉄道施設買取 1993年10月 250万株売却 2002年6月 50万株売却 (400万株)完全民営化 9 8 2.当社の事業概要と特徴 単体営業費内訳の推移 「経費」に固定費が占める割合が大きい (億円) 18,000 16,000 14,000 12,000 15,835 16,246 16,224 15,981 15,897 15,724 15,725 15,773 16,072 16,017 2,692 747 802 10,000 2,576 8,000 2,325 6,000 472 4,000 2,680 2,608 2,564 2,525 2,464 2,428 2,430 2,571 2,636 732 787 759 763 757 777 731 842 786 835 758 811 765 792 772 796 767 824 2,633 3,013 3,081 3,148 3,199 3,265 3,527 3,627 3,572 業務費 2,296 2,077 2,075 2,037 505 475 1,969 2,168 2,195 2,346 450 2,227 修繕費 452 479 528 482 501 602 動力費 5,989 5,766 5,577 5,457 5,385 人件費 6,610 6,219 6,526 6,272 6,161 2,000 減価償却費 租税公課 機構借損料等 0 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 (年度) 10 2.当社の事業概要と特徴 (参考)単体営業費内訳の比較 鉄道会社(JR東日本)と旅行会社(近畿日本ツーリスト)の違い (億円) 近畿日本ツーリスト ※JR東日本(再掲) 20,000 (億円) 800 16,017 15,000 67 7 減価償却費 16% 22% 業務費 14% 修繕費 4% 5,000 66 9 6 26 減価償却費 租税公課 600 租税公課 機構借損料等 5% 5% 10,000 6 65 44% 44% 44% 8% 8% 7% 51% 業務費 5% 修繕費 人件費 400 動力費 200 34% 45% 45% 45% 41% 2005 2006 2007 2008 人件費 0 0 2008 (年度) (年) 11 9 2.当社の事業概要と特徴 生産性の向上について 〇1人当たり輸送人キロ 会社発足時より 約89%up 〇鉄道事業従事員数 ▲37.0% 71,800人→ 45,240人 ⇒ 主に技術革新による生産性向上 輸送人キロ/ 鉄道事業 従事員(1,000人) 鉄道事業 従事員(人) 71,800 3,500 80,000 70,000 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 2,866 3,000 2,500 1,518 2,000 45,240 1,500 1,000 500 0 一人あたり 輸送人キロ 鉄道事業 従事員数 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 12 2.当社の事業概要と特徴 輸送戦略 ~新幹線ネットワークの拡大:新規路線の開業~ ~首都圏ネットワークの拡充~ 新函館 北海道新幹線 新青森~新函館(2015年頃) 新青森 東北新幹線 八戸 新青森開業(2010年12月4日) 秋田 盛岡 北陸新幹線 新庄 長野~金沢(2014年頃) 新潟 山形 仙台 上越新幹線 東北新幹線 上越(仮称) 金沢 長野 北陸 新幹線 大宮 東京 2013年度(予定)東北縦貫線開通など ※ 北陸新幹線上越(仮称)~金沢間はJR西日本エリア 相互直通運転 13 10 2.当社の事業概要と特徴 JR東日本における観光開発の重要性 【新幹線の利用目的】 ■定期収入 (安定的な収 入)の減少 ①人口構造の変化 ・総人口が2006年より減少 ・都市部・中核都市への人口集中 ・少子高齢化・生産年齢人口減少 東北新幹線 上越新幹線 その他 48 長野新幹線 その他 53 ビジネス 52 ビジネス 47 ②他交通機関との競争激化 ・羽田空港24時間化 ・東横線複々線化(2008年) ・メトロ副都心線全線開業(2008年) ・横浜市営地下鉄グリーンライン開業(2008年) ・成田スカイアクセス線開業(2010年) その他 60 ビジネス 40 20 その他 80 ビジネス ③当社の新幹線の特性 ・東海道新幹線と比較しビジネスの お客さまが少ない。 ・観光地を結ぶ新幹線 (2007年度 旅客質的調査より) 東海道新幹線 ●東北新幹線新青森開業 (2010年12月) ●北陸新幹線金沢延伸完成予定 (2014年頃) ●北海道新幹線新函館延伸 (2015年頃) ※東海道新幹線のビジネス比率は非公表のため推定値 ●少子化による人口減少+長寿化 ●「定住人口」重視から「交流人口」重視へ ●2010年アジアにおける観光ビッグバンへの対応 アクティブシニアの増加、外国人旅行客の増加、関連産業への波及効果 14 観光目的のお客さまを増やすことは当社にとって最重要課題。 2.当社の事業概要と特徴 鉄道事業と観光需要の創出 『デスティネーションキャンペーン(DC)』 JR6社と地方自治体や地元観光関係者がタイアップし、JR6社の宣伝媒体を活用 して全国に向けた宣伝を行う、国内では最大規模の観光キャンペーン 開催推進母体(DC協議会等) JRグループ6社 連携 JR西日本 開催県 観光 関係者 自治体 JR四国 JR北海道 JR東日本 JR東海 JR九州 旅行会社 15 11 2.当社の事業概要と特徴 鉄道事業と観光需要の創出 「大人の休日倶楽部」 旅行に行きたい きっぷの割引・会員限定きっぷ 学びたい 企画団体型旅行の催行 新たな趣味を極めたい 趣味嗜好にお金をいとわない 仲間を見つけたい 「趣味の会」の運営 会員誌(月刊)などの情報発信 シニア世代の鉄道利用を促進 16 2.当社の事業概要と特徴 新しい顧客作り~インバウンドの取り組み JR東日本は3つのベクトルでインバウンド施策に取り組んでいる。 主な施策 【案内】 ・成田空港・空港第2ビル駅・羽田空港国際線ビル駅にJR外国人旅行センターを設置・運営 ・東京駅復原時にあわせた訪日外国人案内所とJR訪日旅行センターの設置(2012年予定) ・改正外客誘致法に対応した外国語表記の充実 ・ホームページの多言語対応(英・韓・繁・簡) 【商品・販売】 ・海外向け予約サービス「JR-EAST Shinkansen Reservation」の開始 ・「JR EAST PASS」や「Suica&N‘EX」「Suica&Monorail」など訪日外国人向け商品の設定・販売促進 ・「JR EAST PASS」のインターネットによる直接販売の推進 ・DCにあわせた「JR EAST PASS SPECIAL」の設定やプロモーションの企画 ・訪日外国人向け訪日旅行商品の造成・販売促進 【情報発信】 ・VJC地方連携事業を通じた海外向け情報発信の充実 ・アジアを中心とした訪日外国人への情報発信強化 台湾旅行雑誌「WASABI」 ・新型N’EX導入に伴う当社ホームページの全面見直し・継続的な拡充 N’EX 本社ホームページ 17 12 2.当社の事業概要と特徴 生活サービス事業 (2)ショッピングセンター事業 ルミネ、アトレ等 (1)駅スペース活用事業 NEWDAYS エキュート ベックスコーヒーショップ グループ会社 75社 (4)ホテル事業 (3)オフィス事業 メトロポリタン、 メッツ、 フォルクローロ等 東京駅周辺再開発事業 Gran Tokyo North Tower/South Tower (5)広告事業 (6)その他事業 Jeki (ジェイアール東日本企画) 車内液晶ディスプレイ「トレインチャンネル」、 J・ADビジョン 駅型保育園、スポーツ事業(ジェクサー)、スキー場(ガーラ) 18 2.当社の事業概要と特徴 の機能 JR東日本のICカード カード型Suica モバイルSuica クレジットカード一体型Suica 「Super Urban Intelligent CArd」 Suicaの3大機能 ①乗車券機能 (定期券、イオカード、 ビュースイカ、モバイルSuica) ②電子マネー機能 (加盟店決済、ネット決済、Suicaポイント) ③個人認証機能 (入退出管理、学生証カードなど) 通学3箇月 御茶ノ水 NO.12345 大宮 経由 新大久保・板橋・北赤羽・中浦和 6月10日から 20. 10.-9まで 20.7.9 22170円 メイジ ハナコ様 御茶ノ水駅発行1 20才 女 19 13 2.当社の事業概要と特徴 の広がり 2013年(平成25年)春 10の交通系カードが相互利用予定 2007.3.18~ パスモ 「PASMO」 IC乗車券 電子マネー 首都圏エリア 仙台・新潟エリア JR東日本 「Suica」 九州エリア JR九州 「SUGOCA」 IC乗車券 西鉄 電子マネー 「nimoca」 福岡市交通局 「はやかけん」 札幌市交通局 JR北海道 「Kitaca」 IC乗車券 電子マネー 八戸 秋田 盛岡 新潟エリア 新庄 山形 仙台エリア 仙台 新潟 IC乗車券 電子マネー 2010.3.13~ 2009年1月導入 東京モノレール 「モノレールSuica」 東京臨海高速鉄道 「りんかいSuica」 2009.3.14~ 埼玉新都市交通 仙台空港鉄道 北海道エリア IC乗車券 JR西日本 「ICOCA」 長野 東京 名古屋 JR東海 「TOICA」 スルッと関西 「PiTaPa」 近畿圏・岡山・広島エリア 岡山 東北・上越・秋田・ 山形・長野新幹線 2008.3.29~ 2004.8.1~(IC乗車券) 2008.3.18~(電子マネー) 新大阪 広島 東海エリア 首都圏エリア 京都 博多 2010年2月導入 東海道新幹線(JR東海) 名古屋鉄道 名古屋市交通局 manaca 20 2.当社の事業概要と特徴 の現状 電子マネーの拡大 ※2009年5月末時点 (店舗数) 68,000 66,000 64,000 62,000 60,000 58,000 56,000 54,000 52,000 50,000 48,000 46,000 44,000 42,000 40,000 38,000 36,000 34,000 32,000 30,000 28,000 26,000 24,000 22,000 20,000 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 店舗数(Suica加盟店:駅ナカ) 店舗数(Suica加盟店:街ナカ) 店舗数(その他加盟店) Suica決済件数実績 Suica加盟店舗数 ■Suica利用可能店舗数 約64,420店 利用件数/日 2007年3月18日 首都圏IC相互利用 サービス開始 ■Suica決済件数/日 約233万件 ・駅ナカ:約14,790店 ・街ナカ:約30,900店 (1日当たり利用件数:万件) ■Suica決済件数/月 約5,392万件 ■Suica利用可能端末数 約115,740台 2006年1月28日 モバイルSuicaサービス開始 2001年11月18日 Suicaデビュー 2004年3月22日 電子マネーサービス開始 3月 4月 5月 6月 2004年 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 2005年 5月 6月 7月 主なSuica加盟店 ■街ナカ加盟店 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月 2006年 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 2007年 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2008年 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 2009年 1月 2月 3月 4月 155 150 145 140 135 130 125 120 115 110 105 100 95 90 85 80 75 70 65 60 55 50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0 5月 2010年 Suica発行枚数 Suica総発行枚数:約3,534万枚 電子マネー対応:約3,297万枚 モバイルSuica: 約239万人 ■駅ナカ加盟店 ※Suicaポイントクラブ会員:約122万人 ※参考:PASMO発行枚数:約1,191万枚 (2009年4月5日現在) 21 14 2.当社の事業概要と特徴 グループ経営ビジョン「挑む」 -基本的な経営方針 1、安全とお客さま満足の徹底的な追求 ~お客さまに「安全の先にある安心」を 感じていただく 4、組織の力・人材の力の向上 お客さま 社員・家族 2、持続的成長と次代への挑戦 3、企業の社会的責任の遂行 株主 地域に密着した経営 社会・地域 自主自立経営 時代や環境の変化に適応できる企業 22 3.駅長業務について 15 3.駅長業務について 目白駅について 開業 1885年 (明治18年)3月16日 乗降者数 1日約76,000名 利用者のうち 女性が約60~70% 学生が 約25% 23 3.駅長業務について 安全対策・節電対策 電力(Kw) 1600 目白駅 電気量 以前の3分の2の 電力量に。 電力 30%以上節電 1400 1200 1000 800 600 400 200 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 24 16 3.駅長業務について 安全対策(ホーム) ■点字ブロック、床材 ■自動販売機サイズ 1400 mm1790 mm 2580 mm 25 3.駅長業務について 安全対策(コンコース) 26 17 3.駅長業務について 3つの事業の連携例 鉄道事業 Suica事業 生活サービス事業 Suicaの導入により、店舗を 拡大できることになりました (今年秋頃、完成予定) 27 4.当社のこれから(おわりに) 18 4.当社のこれから(おわりに) 「きのうのすごいを、あしたのふつうに」 ■「観光」「環境」「海外」 ■発足25年目、改めてゼロからの「創造的再生」 28 早稲田大学 商学部 寄附講義 『ツーリズム産業論』 『鉄道会社の将来と人材活用』 ~駅長から見るJR東日本~ 東日本旅客鉄道株式会社 目白駅長 清水 佳代子 2011.616 19