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アカデミックカ

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アカデミックカ
1 積極的な情報発信、ゼミ内のIT化を実現し
あなたの研究力をアップさせる
「アカデミックカフェ」プロジェクト
こんにちは。 Accafe.jp の運営責任者の亀田です。 この PDF ファイルをダウンロードしてくださり、 ありがとうございます。 このプロジェクトは、前々からずっとやりたいと願っていたもので、 やっとスタートできて、非常に嬉しく思っています。 そして、「あなたが、レポートをダウンロード」してくたことで、 その第一歩が始まろうとしています。 少し、長くなりますが、accafe.jp について 簡単に解説をしたいと思います。 最後まで、お読み頂ければ嬉しいです。 ※ 様々な不安や、疑問にもお答えできると思います 壊れた携帯電話の半分が売れるインターネットの可能性 このプロジェクトを始めようと思ったきっかけは、 「インターネットの可能性」を感じたからです。 私は、常々インターネットの可能性には驚かされてきました。 は じ め て の 驚 き は 、「 壊 れ た 携 帯 電 話 が 売 れ た 」 ことでした。 ある日、友人の一人が携帯を間違って踏みつけてしまい、 壊れてしまいました。ディスプレイ部分だけが生き残った状態でした。 もう捨てるしかないと思ったとき、 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 2 一人が、「インターネットオークションに出してみよう」というので、 出品したところ、わずか15分後に販売が成立しました。 この小さな需要と供給をマッチしてしまう インターネットには、大きな可能性があると、 最初に感じた出来事でした。 デジタルディバイド in 研究室 私が所属していた研究室では、 私が率先して、便利な Web サービスやシステムを導入し、 IT 化をしてきました。 例えば、 l
ブログのようなホームページ作成システムを使って、その場で編集、更新、複数人で分
担更新 l
研究プロジェクト専用の Web サイトを立ち上げ、企業から問い合わせをもらう l
研究メンバー専用サイトを使って、論文、参考文献(PDF 形式にスキャンしたもの)を共有 l
学生向けのプログラミングの教材や、資料を作成して共有 l
バックアップを自動化して、操作ミスによるデータ紛失を減らす l
メーリングリストを使って、連絡の効率化 l
Web を利用して、同窓会の案内、募集を効率化(100 人近くに連絡することが簡単です) などなど ところが、研究室によっては、もう五年前からホームページを更新していないページや、忙しい、
難しいという理由で、「何の研究をやっているか分からない」ホームページが沢山あります。 これは、非 常 に も っ た い な い ことだと思っています。 専門的な知識を求める人々 現在、インターネットでは様々な情報、知識が簡単に検索できます。 しかしながら、それはあくまで、「導入部分の情報」でしかありません。 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 実際に、成果に繋げられるような知識は、経験を伴うものだと思っています。 つまり、研 究 と い う 経 験 を 通 し て 得 ら れ た 「 専 門 知 識 」 が、いっそう価値があります。 例えば、シンセサイザー(様々な楽器の音を作って演奏できる機械)が登場したとき、 多くの演奏家達の職業を奪うと言われていましたが、 「簡単に音を出せるからこそ」 「本物の音との違い、良さを多くの人が知る」 ことが明らかになり、よりいっそう、演奏家の技術の高さ、クオリティーが認識されるようになり
ました。 人工知能の分野でも同じことがありました。 専門家の持っている知識をルール化すれば、例えば「医療診断システム」が作れると考えられ(プ
ロダクションシステム)、研究が行われました。 ところが、研究を進める中で分かったことが、 「 言 語 化 で き な い と こ ろ に 、 重 要 な 判 断 基 準 が あ る 」 ということです。 つまり、「経験によって得られた、表現できない知識」があり、 (暗黙知と呼ぶ哲学者もいます) この知の重要性を改めて認識するに至りました。 つまり、「 情 報 、 知 識 が 簡 単 に 検 索 で き る か ら こ そ 」 「 研 究 を 通 し て 得 ら れ た 、 暗 黙 知 に 近 い 『 知 』 を 求 め る 人 」 が 、 増 え て く る と考えています。 企業からダイレクトにきた研究に関する問い合わせ あるとき、このようなメールが来ました。 「社内の研修に使う情報を集めていて、 あなたの研究について、もっと詳しく教えて欲しい。 都合が良い日があれば、是非、あってお話ししたい。」 ※ 文面は変えています 名前を聞けば、ほとんどの人が知っている大企業の30代近くを対象とした研修の中で、「合意形
Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 3 4 成」というテーマで勉強会を主催することになっていたようです。そして、様々な資料を集めてい
る中、私に問い合わせがありました。 大学のプロジェクトで、「合意形成」について研究を行いましたが、書籍を出版するまでには至っ
ておらず、いわば無名の状態です。 それでも、その企業の担当者が、 「この研究は、是非、聞いてみたい」ということで、 問い合わせを頂きました。 携帯電話の例と同じく、 「 書 籍 を 出 版 し て い な く て も 、 現 在 進 行 中 の 研 究 に つ い て 問 い 合 わ せ 」 をもらえるというこ
とです。 今、大企業だけに限らず、中小企業、教員、学生、子供達、定年退職した人たちが、様々な情報を
検索しています。そして、彼らは自分の知的好奇心や、問題解決のために「研究に関する情報」も
探しています。 むしろ、インターネットの検索は、「分け隔てなく、研究情報も検索対象」としてくれます。研究
論文であれば、読める人は限られていますが、かみ砕いて分かりやすく解説した情報であれば、多
くの人が読めます。 問い合わせをもらうことができれば、 そこから情報を引き出せれば、 「新しい研究の方向性も見えるんじゃないか?」と思っています。 思っていると言うよりも、「確信」しています。 なぜなら、私自身が、既に体験しています。 ※ 他の研究でも、同様に問い合わせを頂いたことがあります。 今こそ、世界に向けて情報発信を このような事例を同僚や、知り合いの先生達に話しました。 すると、 「すごいことだねぇ。でも、ホームページはちょっと難しい」 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 5 という意見や、 「一応作っているけど・・・更新が面倒で」 など、今一歩踏み出せない状況を知りました。 そこで、「じゃぁ、その壁を潰したい」と思い、 このプロジェクトを構想しました。 更に、単にホームページを作れるだけでなく、 ・ 研 究 資 料 を 整 理 す る IT 活 用 ノ ウ ハ ウ ・ 日 々 の 運 営 を サ ポ ー ト す る IT 活 用 ノ ウ ハ ウ ・ 研 究 者 が 気 軽 に 相 談 し あ え る 掲 示 板 ( 非 公 開 ) を用意しました。 これらを統合したのが、「アカデミックカフェ」です。 以下に、どのようなことができるのかを解説します。 なお、す べ て 登 録 無 料 、 特 に 義 務 も 発 生 し ま せ ん 。 運営費用は、私が経営する(株)北摂情報学研究所が負担します。 無料ホームページスペースと作成システム できるだけ簡単にゼミ(研究室)のホームページを作れるように、 ホームページスペースを無料で使えるようにしています。 http://accafe.jp/○○○ ○○○に当たる場所に、英数半角でお好きな名前を付けられるようにしています。 ゼミ内でサーバーを構築する必要も、大学に様々な申請をする必要もありません。 ホームページスペースだけあってもホームページを作ることはできません。 そこで、Quick Homepage Maker というシステムを使えるようにしています。 QHM は、既に 10,000 サイト以上に利用され、「ブログや mixi のように簡単に」 ホームページが作れるツールです。 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 6 以下のようなホームページを誰でも、簡単に作ることができます。 (関西大学総合情報学部古田研究室) (関西大学総合情報学センター 合意形成プロジェクト) Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 7 ゼミ内の情報共有に使えます 研究室のホームページだけでなく、研究内容を共有するための 「非公開のサイト」を作ることにも利用できます。 QHM を「認証が必要」な状態にすることで、 ID、パスワードを知っている人だけがアクセスできるようにします。 ※ accafe.jp 以下に、追加スペースを作ります その中に、研究室の雑多な情報や、研究資料をアップしたりして、 ゼミ内で共有ができます。 (関西大学古田研究室 メンバー専用ページ) 初期では3つまでサイトを追加できます。 もし、更に活用を行いたい場合は、お問い合わせ下さい。 領域を追加致します。 Quick Homepage maker について、詳しくは、こちら http://www.hokuken.com/qhmpro/ Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 8 研究資料を整理するIT活用ノウハウ アカデミックカフェの目的は、 「日本の研究力のアップ」です。 ホームページが作れるようになるだけでなく、 様々な便利なIT活用ノウハウをシェアしていきたいと思っています。 私は「インテリジェントコンピューティングの応用」という分野でしたので、 コンピュータを日常的に使っていますし、仕事でも活用しています。 その中で、便利に使っているツールを紹介し、 「 ど の よ う に 使 え ば 、 研 究 資 料 を 整 理 、 活 用 で き る か ? 」 という ノウハウを持っています。 この使い方も、Accafe の会員サイト内で解説しています。 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 9 以下のようなステップで、学べるように用意しました。 1. 研究資料を整理する全体像 2. 研究室内の情報共有サイトを作る 3. メールを活用する(Gmail を活用します) 4. ファイルのバックアップの自動化 5. いつでも、どこからでもメモを取り、集約 6. スケジュール管理をする 7. 他のメンバーにも広げていく 例えば、「間違って大切なファイルを上書きした」を解決 一度は誰もがやったことがあるミスですが、 「作成中の論文を間違って別のファイルで上書きした」 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 10
「実験データのファイルを編集して、上書きして消してしまった」 など、復旧させるには非常に手間と労力、技術力が必要になります。 そういう場合、インターネット上に自動的にバックアップを取ってくれる サービスを利用すると解決します。 このサービスを使うと、自動的に「履歴」を残してくれます。 従って、一つ前、二つ前の状態のファイルを取り出す事もできます。 間違って上書きしてしまって、大丈夫です。 このような「研究している時に役立つノウハウ」を 様々用意しています。 もし、あなたがよい活用方法があれば、教えて下さい。 そのノウハウを会員サイト内に書いて、シェアしていきます。 もちろん、要望を下されば、私達が何気なくやっているノウハウもシェアできると思います。 日々の運営を手助けする 研究室では、様々な連絡やスケジュール、調整が必要です。 それらは IT を活用すれば、効率化できます。 例えば、メーリングリストを使ったり、簡単なアンケートフォームでOB会の募集を実現したりす
ることができます。 この日々の運営ノウハウを学ぶステップも以下のように用意しています。 1. 運営の効率化の全体像 2. メーリングリストによる効率化 3. 意見や出席を簡単に集計 4. 毎日のスケジュール管理 5. 書籍、備品の貸し借り管理 少しずつ、取り入れたい緊急度が高いものから取り組むとよいと思います。 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 11 例えば、「備品の貸し出し管理」をIT化すると ゼミ内ページを作り、備品の貸し出しを管理するページを作ります。 そこに、表を作成し、備品リストを書き出します。 そして借りている人の名前を「選択型リスト表示」します。 貸し出しする人が変われば、このリストを選択し直すだけで、 簡単に、備品リストを更新することができます。 更に、備品リストを「ソート可能な表」にしておけば、 並び替えて、該当の項目を探すのも簡単です。 このページは、「ゼミ内のページ」ですので、借りる人が自分で更新し、 返却時は、自分で修正することができます。 管理者を用意しなくても、効率良く管理ができます。 これで、「あれがない、これがない」という状況を避けることができます。 例えば、「同窓会の募集を簡単にする」 また運営ノウハウで解説している「Google のフォームサービス」を使えば、 非常に簡単に同窓会の出欠を取ることができます。 同窓会参加者の名前、連絡先、住所などを記入してらうフォームを用意すれば、 返事をする側も、非常に手間が省けます。 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 12
フォームに入力された情報は、Web 上の Excel に保存されます。 Excel 形式にしてダウンロードすることもできます。 このノウハウを活用すれば、もっと頻繁に飲み会をすることも手間ではありません。 ゴールは、「アカデミック・カフェ」 いつできるか、参加者がどれくらい集まるかは、未定ですが、 ・研究者による ・研究者のための ・ワールド・カフェ方式の研究交流会 をやりたいと思っています。 このプロジェクトは、私の知人の研究者や、 お世話になっている先生達に、お願いをして、 口コミで広げていく予定です。 様々な分野の研究者に集ってもらい、 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 13 最終的には、
「垣根を取り払った研究交流会」をやります。 「学際的な研究」と銘打っていても、 内情は、単に違う分野の人があつまって、 違う研究をして、すりあわせているだけとういことは、 よくあります。 そうではなく、「情熱的な異分野交流」を実現したいと、 常々思っていました。 このプロジェクトのゴールは、 「この交流会を定期的に開催」し、 その中から、新しい研究のタネを作り出すことです。 そして、更に異分野の研究者が、 共通して持つ、ものの考え方、見方、アプローチを 明確化して、いずれは、一般の人に 「研究からのギフト」 を提供できるようにしたいと、 考えています。 ・・・ なんだか、話が大きくなりすぎましたが、 単なる「情報シェアサイト」ではなく、 ここをステップに、「研究のタネを育てる場所」にしたいと 思っています。 なぜ、無料なのか? このようなサービスを完全に無料で使うことができます。 無料ですが、広告なども表示されません。 また、登録されたメールアドレスで広告業をすることもありません。 Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 14
accafe.jp の運営費用は、株式会社 北摂情報学研究所が負担します。 結果、完全に無料で利用が可能です。 弊社((株)北摂情報学研究所)は、20%ルールというものを掲げています。 これは仕事の 20%は、収益とは関係なく、やりたいことをやるというものです。 (Google、3M などが採用していて有名) そのような中で生まれたプロジェクトです。 現在、専用サーバーのレンタル費用も随分値下がりしていますので、 accafe.jp 利用者の中から、弊社製品を利用する方がいれば、 収支のバランスは取れるかと思います。 まだ全く未定ですが、研究室が必要とする独自システムなどを開発し、 いろいろ協力する中で、収益があがれば十分だと思っています。 ※ 安価で使いやすい学会運営システムなど 是非、参加して下さい accafe.jp は、小さな一歩ですが、 その小さな一歩が、インターネットの可能性を広げてくれます。 是非、参加して下さい。 ・以下のリンクをクリックし、ご登録ください https://accafe.jp/home/index.php?UserGuide Copyright © 2011 北摂情報学研究所 All Rights Reserved 
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