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望月光先生 望月光の古文 サブノート(2014年) 予習の方法 復習の方法

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望月光先生 望月光の古文 サブノート(2014年) 予習の方法 復習の方法
望月光先生
望月光の古文
サブノート(2014年)
予習の方法
①
②
③
文章に目を通し自分の答えを出す。
分からない所をはっきりさせる。
できれば「調べる」「訳す」(但し、やらなくとも全然問題ない)。
復習の方法
①
②
③
解説した単語・文法・文学史・古文知識は確実に覚える。
文章の意味を確認する。
意味が分かった上で音読する。
古文入試のレベル
①
センター過去問のレベル。
平成 2~ 8年
易しい
※
平成 9~14年
難しい
平成15~25年
標準
平成26年
難しい
難しいといっても、秋から三ヶ月程度、付け焼刃で勉強した人にとって
難しいのであって、今から一年間本格的に勉強したなら満点が可能。
②
二次試験や私大だと、センターを遙かに超えているのは、京大(文系)と
上智(国文)ぐらい。
センターの難しい年と東大、早稲田(政・教・文)同・立が同じ程度。
MARCHになると平均的な年と同じ。
従って、この授業を確実に理解した上で演習をすれば万全な対策となる。
1
単語の学習について
①
②
単語集は一冊決めて確実に覚える(読解のために暗記)。
ただ、単語の意味でズバリ聞かれるのは、単語集に載ってなくて。教科書に載っている単語。
〈センターの例〉
・さるほどに ・・・ さて
・岩木
・・・ 非常のもの
・しづむ
・・・ 落ちぶれる
・須臾(しゅゆ)・・・ ほんのしばらく
・白波
③
・・・ 盗賊
どうやって②を攻略するか
この望月が責任を持って覚えるべき単語を授業中に板書するので、それを覚えること。
文学史の学習について
センターは26年間で5回出題がある。
授業中に必要な事項をふれるのでそれを覚えること。
文法の学習について
①
②
テキストの1から9頁までは、第1講までに覚えておくこと。
内容は、品詞の種類を覚えること、動詞の活用の種類と活用形を
覚えること。
それ以外については、授業中に指示したことを覚えたら十分。
2
第1講までに覚える文法
品詞の種類
体言
用言
その他
・・・ 名詞(代名詞)
・・・ 動詞・形容詞・形容動詞
・・・ 副詞・連体詞・接続詞・感動詞・助詞・助動詞
活用の種類
4段活用・上1段活用・上2段活用・下1段活用・下2段活用・
カ行変格活用・サ行変格活用・ナ行変格活用・ラ行変格活用
活用の見分け方
①
②
「ず」をつけて見分けるもの
aにつく・・・4段活用
iにつく・・・上2段活用
eにつく・・・下2段活用
(例)書かず
(例)起きず
(例)寝ず
そのまま覚えるもの
下1段活用
蹴る
上1段活用
き・み・に・い・ひ・ゐる
着る・見る・似る・射る・干る(乾く)・居る
③
カ変
「来」
サ変
「す」
「おはす」
ナ変
「死ぬ」
「往ぬ(去る。時がすぎる。死ぬ」
ラ変
「あり」
「をり」
「はべり」
「いますがり(いらっしゃる)」
活用
まる覚えするもの
「カ変」
こ・き・く・くる・くれ・こ・こ(よ)
「サ変」
せ・し・す・する・すれ・せよ
「ナ変」
な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね
「ラ変」
ら・り・り・る・れ・れ」
「下一」
け・け・ける・ける・けれ・けよ
パターンで覚えるもの物
四段
a・i・u・u・e・e
上二
i・i・u・uる・uれ・iよ
下二
e・e・u・uる・uれ・eよ
上一
i・i・iる・iる・iれ・iよ
3
第1~2講(伊勢物語
作者不詳
P11~14)
文学史
《ジャンル》
歌物語:ある有名な歌がどのようないきさつで作られたかを描く一話完結の短編。
《テーマ》
男女の愛
《時期:歌物語の成立順(すべて平安時代)
》
①
伊勢物語
モデル:在原業平
②
大和物語
モデル:なし
③
平中物語
モデル:平貞文(たいらのさだふみ)
1行
若き男=在原業平
男=女
← 問題を解くとき
登場人物を図示すると
けしうはあらぬ女
分かりやすい
【重要熟語】
けしうはあらず
① (容貌・技能)が悪くはない。
② (病気・けが)がたいしたことはない。
本文の「けしうはあらぬ女」を和訳する場合、
私大文系なら「悪くはない」で○をもらえるが、
難関国立なら「容貌が悪くはない」まで書かないと、減点される可能性がある。
【重要語】
さかし(賢し)
形容詞:かしこい
さかしら
名詞:りこうぶる
おせっかい
4
1~2行
接続助詞(て で
接続助詞、「て
①
つつ ながら)
で つつ ながら」で結ばれた文の主語は同じ。
さかしらする(親:S)ありて、
②
(主語省略)思いもぞつくとて、
③
(主語省略)この女をほかへ追いやらむとす。
①の主語=②の主語=③の主語
※
男の親が、屋敷に住み込んで働いている身分の低い女を、うちの僕ちゃん(業平)に、悪い虫(=女)が
付いてはいけないと、女を屋敷から追っ払おうとしている。
つまり①~③の主語は、男(業平)の親。
「とて」とあれば、次の太字を補って訳すと意味が通じます。
「と言って」
「と思って」
「として」
思ひもぞつく
危惧をあらわす「もぞ/もこそ」
・・・もぞ/もこそ~~~
・・・が~~~しては大変だ
雨もぞ降る。
雨がふっては、大変だ。
花もぞ散る。
花が散っては、大変だ。
思いもぞつく。
思いがついては、大変だ。
私文なら「思いがついては大変だ」で○をもらえる。
難関国立だと「息子の思いが、女については大変だ。/息子が女を好きになっては困る」くらいまで
書かないと減点される。
5
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