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-1- 前科照会について 昭和40年12月15日 広刑指第506号・広鑑第1733

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-1- 前科照会について 昭和40年12月15日 広刑指第506号・広鑑第1733
前科照会について
昭和40年12月15日
広刑指第506号・広鑑第1733号警察本部長
改正
昭和44年8月広務第1395号
昭和53年8月広捜一第745号
昭和63年3月広刑総第122号
平成10年2月広刑総第80号
平成12年12月広刑総第1178号・広捜
一第541号・広研第319号・広少第71
0号
各部長・参事官
各所属長
みだしのことについては、昭和37年3月16日づけ広刑指第74号、広鑑第431号、広備
第314号(例規)によつて実施してきたところであるが、今回、照会の手続きなどの一
部変更について警察庁から通達があつたことに伴い、今後はつぎの要領により照会す
ることに改め、昭和40年12月15日から実施することとしたから、取扱い上遺憾のない
ようにされたい。
なお、改正の要点は
1 前科照会にあたつては、当該裁判を受けた者が外国人等であ る 場 合 に は 東 京 地 方
検察庁に、その他の場合には当該裁判を受けた者の本籍地を管轄する検察庁本
庁に照会するよう改めた。
従来は回答の敏速を期するため、便宜上事件送致先検察庁(地検支部、区検)管
内に本籍を有する被疑者についてのみ同検察庁へ照会することを認められていたが 、
このたび法務省刑事局において「犯歴事務規程 」(昭和40年法務省訓令第610号)が
制定実施され、犯歴票の保管は本籍地を管轄する地方検察庁本庁に集中するたてま
えがとられたので、外国人等で東京地方検察庁へ照会する場合を除き、本邦に本籍
を有する者はすべて本籍 地 を 管 轄 す る 地 方 検 察 庁 本 庁 に 照 会 す る こ と に な つ た 。
したがつて 、今後は地検支部 、区検等に対してはいつさい照会を行なわないこと 。
2 前科照会書に対する回答の一部が省略されることになつた。前科照会にあたり、
道路交通法違反の罪に係る裁判であつて、罰金以下の刑に処しまたは刑を免除する
ものについては回答が省略されることになつた。もし、その回答を必要とする場合
は、その旨(理由を明示)前科照会書に付記して照会すること 。(裁判上必要ある場
合以外、たとえば行政処分のためとか、関係被疑者調査表作成のためといつたよう
な場合は理由とならず回答が省略される 。)
記
1 検察庁に対する前科照会
(1) 日本の国籍を有しない者、外国法人又は氏名若しくは本籍の不明な者につい
ては、東京地方検察庁本庁
(2) その他の者については本籍地を管轄する地方検察庁本庁
2 前科照会の省略
(1) 検事正が前科照会の必要なしとして指定したつぎに掲げる事件
ア 簡易送致の認められる範囲の事件(昭和44年5月30日広捜一第473号、広防第
1103号例規「送致手続きの特例について」参照)
イ 交通事件
(ア) 道路交通法またはこれに基づく命令に違反する罪にあたる事件
-1-
(イ)
つぎに掲げる法に違反する罪にあたる事件の現認事件
道路法、道路運送法、道路運送車両法および自動車損害賠償保障法
ウ 過失事件
エ 16才未満の者に係る少年事件
オ 身柄付事件
(2) 前科照会書に対する回答の一部省略
前科照会にあたり道路交通法違反の罪に係る裁判であつて、罰金以下の刑に処
しまたは刑を免除するものについても回答を必要とする場合は、その旨を前科照
会書に付記して照会すること。付記のない場合には前記罰金以下の刑に処しまた
は刑を免除するものについてはこれを省略して回答されることになる。
3 総務部情報管理課及び刑事部鑑識課に対する犯罪経歴照会
別記様式の犯罪経歴照会(回答)書により迅速に行い、捜査上の資料として活用
し、事件送致の際は、送致(付)書に添付すること。
4 その他
昭和37年3月16日づけ広刑指第74号、広鑑第431号、広備第314号例規「前科照会
について」は廃止する。
-2-
別記様式
(記の3関係)
-3-
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