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中欧~中央アジアの国々への投資
EBRDの格付け 財務実績 AAAスタンダード&プアーズ(S&P)(1991年以来維持) Aaa ムーディーズ(Moody’s) (1992年以来維持) AAAフィッチ(Fitch) (2002年以来維持) AAA日本格付研究所(JCR) (1998年以来維持) 貸借対照表 単位:10億ユーロ 35 運用資産 15.40 準備金 5.30 払込資本 6.20 営業資産 17.10 借入 21.00 請求払資本 14.60 資産 負債 請求払資本 30 EBRDの高格付けを支える鍵 ■■ 1:1 レバレッジ – 資本1ユーロに対し1ユーロのみ貸付 ■■ 投融資ポートフォリオの多様化 ■■ 出資国による力強いサポート ■■ 充分な累積準備金及び払込資本 ■■ 保守的な財務リスク管理 EBRDの資本 25 20 15 10 5 0 授権資本210億ユーロ(2010年5月)、 内訳:払込資本60億ユーロ、請求払資本150億ユーロ。 2010年5月EBRDザグレブ総会において、総務会はEBRD授権資本を200億ユー ロから300億ユーロへ、50%増加することを承認: —— 払込資本10億ユーロの増加; —— 償還可能な請求払資本90億ユーロの増加(5年後に資本稼働率を見直す) EBRDの出資比率 雇用機会の拡大と繁栄を築く 2009年末時点の請求払資本は146億ユーロ。2010年5月に総務会で承認された 200億ユーロから300億ユーロへの増資により、EBRDの準備金より払込資本へ 10億ユーロ移転され、5年後に見直しが行われる請求払資本は90億ユーロ増加 の見通し。 2009 2008 2007 2006 2005 4.0% 7.9% 減損前実現利益 849 849 973 1,691 945 3.4% 8.6% 8.6% 10.1% 8.6% 時価評価減増/ 引当 -1,595 -1,451 911 708 577 -746 -602 1,884 2,399 1,522 3.3% ロシア その他 (EU加盟国およびロシアを除く) 日本 ドイツ その他EU加盟国 (EIB、EU各3%を含む) 当期純利益/損失 8.6% 8.6% 28.3% 充分な払込資本および準備金 57%はG7諸国の出資 84%はOECD加盟諸国の出資 EBRD支援対象国の出資はわずか13.6%にとどまる 年/単位:100万 ユーロ 2009 2008 2007 2006 2005 準備金 5,317 6,552 8,676 6,974 4,684 EBRDの請求払資本 (出資国の格付け内訳) 払込資本 6,198 5,198 5,198 5,198 5,197 2008年/2009年の財務実績の主な要因は、経済危機による保有株式の未実現 損失、減損損失及び貸倒引当金: AAA AA 59.8% 14.9% A 13.5% BBB その他 6.6% 5.2% EBRDは、請求払資本のおよそ90%がA3(Moody’s)もしくはA-(S&P)以上の資本 構成であり、他のどの国際開発金融機関よりも最高水準にある。A3/A-以上の請 求払資本のうち28.5% は非EU諸国。 中欧~中央アジアの国々への投資 高い財務パフォーマンス 年/単位:100万 ユーロ EBRD支援対象国 カナダ イタリア 英国 米国 フランス 民間及び企業家の自発的活動を支援し、 ■■ 2009年の損益計算書上の保有株式の純未実現損失は6.3億ユーロ(2008年:11億 ユーロ) ■■ 2009年の減損費用は8.23億ユーロ(2008:7.2億ユーロ) ■■ 2009年末時点における不良債権は貸付残高の2.3% 2010年9月 EBRDとは EBRDの業務 EBRD債のメリット ■■ 1991年設立 ■■ 世界で唯一の市場経済への移行を促進する銀行 ■■ 環境上健全かつ持続的な開発促進を設立協定に明示する国際金融機関 ■■ 加盟61カ国及び欧州連合 (European Union) と欧州投資銀行 (European ■■ 銀行や産業、企業へプロジェクトファイナンスを提供し、新規及び既存顧客を支援 ■■ 民間企業への投融資が中心 (EBRDの年間業務量の77%を占める) ■■ 多岐にわたる投融資の手法: 融資、株式、債務保証、リースファシリティ、貿易金融 ■■ 金融仲介機関を通じた民間セクター育成に重要な中小零細企業への支援 ■■ 持続可能性、エネルギー効率性及び低炭素社会の促進 ■■ 通常プロジェクトコストの35% を負担し、海外直接投資を誘致 ■■ 高格付け(A A A /A a a /A A A )による安全な投資 ■■ 投資家のニーズに柔軟に対応: 発行額の規模、通貨、ストラクチャー、年限 ■■ 幅広い金融商品: Investment Bank)が出資 ■■ S&P/Moody’s/Fitchによる高格付:AAA/Aaa/AAA ■■ 中欧、中央アジア地域29カ国における市場経済への移行を促進 ■■ 累計額477億ユーロ、2,835件のプロジェクトへ投資 (1991年~2009年) ■■ 210億ユーロの授権資本 ■■ 58カ国から1,492 人の従業員 ■■ 本部は英国ロンドン、36の地域事務所 投融資ポートフォリオの多様化はEBRDの強み: セクター別ポートフォリオ: 256億ユーロ 製造・サービス 地方自治体・ 環境インフラ 天然資源 EBRDの実績 1991年の支援開始以降、10カ国の支援対象国がEU加盟を果たしてい るなど、大きな進歩を遂げている。その中でも大きな成功は、2007年末 に、EBRD支援対象国からチェコ共和国が卒業したことである。 —— 投資家のニーズを反映させた仕組債商品 —— 多様な通貨及び年限の債券 —— 持続可能な環境やマイクロファイナンスを支援する債券 アグリビジネス エクイティ・ファンド 1991年の設立以降、EBRDは旧共産主義国の開放された市場経済への移 行支援及び域内のすべての人々へ機会の提供を行ってきた。EBRDは国 営企業の民営化及びリストラクチャリング、民間企業への投資及び中小 企業セクターへの支援強化を行ってきた。 —— ベンチマーク (大型)債 8% 5% 10% 9% 5% 金融機関 マイクロ、中小企業 15% 12% 電力・エネルギー 11% 不動産・観光 5% 通信・情報・メディア 2% 運輸 18% ■■ 流通市場におけるサポート 2010年借入プログラムの要点 (2010年6月30日時点) ■■ 13通貨建で69件(年限1年~20年) ■■ 日本の投資家へ「売出債」を50件以上発行-豪ドル、ブラジル・レアル、メキシコ・ ペソ、ニュージーランド・ドル、 トルコ・リラ、南アフリカ・ランド 日本とEBRD ■■ 日本はEBRD最大の株主の一つでありEBRD資本の8.6%を保有。 ■■ 日本の投資家は継続的にEBRDの資金調達において重要な役割を 果たしている。 地域別ポートフォリオ: 256億ユーロ ■■ 日本は技術協力において最大の二国間ドナーであり1.5億ユーロを支援。 ■■ 日本とEBRDは、2010年3月までに主に民間セクターにおいて64億ユーロの協調融 中央アジア 中欧・バルト諸国 9% 16% ロシア 東欧・コーカサス 南東欧 トルコ 31% 20% 23% 1% 資を行っている。ロシア・サンクトペテルブルク郊外に建設したトヨタ自動車の乗用 車組み立て工場への出資(2005年)、大同メタル工業のZMZ-ベアリングス社への 出資(2007年)などの実績がある。 ■■ 2009年、総額2,158,955 ユーロ、152の コンサルタント契約が日本人コンサルタン トとEBRDの間で結ばれた。 ■■ 日本の金融機関は、EBRD支援国の現地銀行が発行しEBRDが保証する貿易金融 などを引き受ける貿易促進プログラム(Trade Facilitation Programme)に参加し ている。 EBRDが行わないこと ■■ EBRD支援対象国以外の地域への投融資 ■■ 民間セクターとの競合 ■■ 環境に悪影響を与えるプロジェクトの支援 ■■ 譲許的投融資*の提供 ■■ 国際収支支援 譲許的投融資 主に開発途上国を対象とした緩やかな条件で行う投融資 * ロンドンのEBRD本部 www.ebrd.com 詳しくは : ウェブサイト: 電話: Email: 免責事項: www.ebrd.com + 44 207 338 6000 [email protected] 当情報は、情報提供のみを目的として提供されたものであり、複製や再配布は禁止され ており、また、 如何なる有価証券・商品・サービスの購入の勧誘または申込みの為のものではありません。欧州復興開 発銀行及び関係者は、当プレゼンテーションの内容につき、一切責任を負いません。当情報はサマリー の形式で提供されたものであり、市場・金融・法律・その他の事項について全体像を提供しようとする ものではありません。欧州復興開発銀行は、皆様のアドバイザーやエージェントではなく、当情報・デー タ・予測の質・正確性・適時性・継続利用性・完全性、または当資料の利用によって生じ得る一切の特別 な・間接的・付随的・派生的損失について、確定的であれ不確定であれ、如何なる責任も負いません。当 情報は、皆様が当内容を理解するに十分な知識・経験を有しておられること、皆様が欧州復興開発銀行 に対し一切のアドバイスや提言(経済的、法律上、税制上、規制上、会計上のリスクや帰結に関するアド バイスを含むが限定的でない)に依存されないこと、金融商品に関する方針選択や取引の決定は、皆様 ご自身の分析、または皆様が必要に応じ相談される専門家の分析に基づいてなされること、を前提とし て提供されています。