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編 集 後 記
前年の平成 19 年度は、ICU の増床を含む病棟再編、そして、IT 化、電子カルテの導入という新
たな問題に取り組みました。それを受けて平成 20 年度は、その成果を評価し、適当な修正を行う
年度となりました。今年度の耳鼻科、歯科の常勤医の赴任は喜ばしいことでしたが、常勤の内科医
が 1 人となり、医師不足が当センターに大きな影響を及ぼしました。4 月以降の上半期には、外来、
入院患者数の減少が目立ちましたが、その後、残された科の医師をはじめとする病院全体の努力に
より、診療レベルを落とすことなく、患者数、医療収益も前年と同程度に保つことができました。
心臓血管外科には、大動脈の経皮的ステント内挿術を行う低侵襲血管内治療部ができ、大動脈瘤に
循環器病センター5つの運営指標
対して侵襲度の低い治療が開始されました。
各科の診療内容、研究活動は、これらの大きな動きを反映したものになっています。循環器系疾
患の診療実績は増加し、専門性が高い診療、すなわち、ガンマナイフ治療部、脳卒中診療部、成人
一.当センターは、良質で模範的な医療の提供を
目指します。
先天性心疾患診療部などの専門診療部の活発な活動と患者数が増加しています。さらに、大動脈瘤
に対する新しい治療を行う低侵襲血管内治療部も施行患者数が徐々に増加しており、患者さんに低
侵襲という恩恵を与えています。心臓血管外科、循環器科、脳神経外科、神経内科、小児科も循環
器の専門性を生かし、診療範囲を広げています。経皮的冠動脈治療も患者数の増加と診療実績の向
上が著明です。この年報では、ガンマナイフ施行例 5000 例に至るまでの道のりと成人先天性心疾
一.当センターは、温かさ・思いやりの心で県民
の皆様がいつでも安心して受診できる施設を
目指します。
患患者さんには、非常に重要な心理相談室の活動状況に関する記事を特集としております。院内研
究発表会は活発に行われ、患者さんの診療につながる学会、論文発表など学術的な活動も、広く行
われています。今回も学術活動欄に多くの業績が掲載されております。
また、今回は、循環器センターとなり 10 周年を迎えておりますので、5 周年の時と同様に 10 周
年記念誌としております。これまでのセンターの活動を、今まで在籍された方々に記載いただくと
ともに、各部門の 10 年の歴史を振り返った記事を掲載しておりますので、と当センターの発展の
一.当センターは、常に高度で先進的な医療を提
供するため、職員一人ひとりが技術研鑚に努
めます。
一.当センターは、近隣の病院・診療所と密接な
連携をはかり、地域全体の医療の向上を目指
します。
経過をたどっていただければ幸いです。
(丹羽公一郎)
平成 21 年度広報・学術委員
診 療 部 長 丹羽公一郎(委員長)
心臓血管外科部長 松尾 浩三(副委員長)
診 療 部 長 宮崎 彰(委員)
小児科主任医長 立野 滋(委員)
脳神経外科医長 藤川 厚(委員)
放射線科専門員 今関 雅晴(委員)
検査科技師
薬剤部上席専門員
副看護部長
4A看護師長
管理課長
管 理 課
涌井 拓(委員)
椎名 雄一(委員)
鈴木 栄子(委員)
白井 信子(委員)
金高惠美子(委員)
野口 香織(事務局)
10周年記念誌・平成20年度年報合併号 第11号
平成21年12月発行
一.当センターは、透明性のある医療を目指し、
インフォームドコンセント(十分な説明・同意)
に努めます。
〈発行〉
〈印刷〉
千葉県循環器病センター広報・学術委員会
株式会社 豊文堂
〒 290-0512 千葉県市原市鶴舞 575
TEL 0436(88)3111 FAX 0436(88)3032
http://www.pref.chiba.jp/byouin/junkan/
E-mail:[email protected]
TEL 0475(22)3345 FAX 0475(22)3553
http://www.webhobundo.com
E-mail:[email protected]
| 169 |
ご 挨 拶
センター長 小 野 純 一
千葉県循環器病センターは平成20年2月1日で開設10年が経過いたしました。当センターがここ
まで発展できましたのは、常日頃よりご支援いただいております千葉県内外の医療機関および医師
会の先生方ならびに医療従事者の方々、千葉県や市原市の行政機関の方々、さらにはセンター運営
に協力していただいております鶴舞の町の方々のご尽力の賜物と深謝申し上げます。
そこで、今回は平成20年度の千葉県循環器病センター年報と開院10周年記念誌の合併号として発
刊いたしましたので、皆様へお届けいたします。内容としましては、当センターの10年間の歩みを
重点的に編集し、またOBの方々にも筆を取っていただきました。
平成20年度の幹部職員異動としては、看護部長として千葉県がんセンターから亀田日出子氏、副
看護部長として千葉県千葉リハビリテーションセンターから小倉比佐子氏が着任いたしました。亀
田氏は以前センターに副看護部長として勤務しており、センターの内部事情に精通しておりますの
で、最近の厳しい医療環境の変動のなか、看護部門を統括してくれるものと期待しております。
平成20年度も当センターの医療環境は厳しいものがありました。一般医療における内科の医師が
減少して常勤1名となってしまい、また整形外科は外来診療を休止せざるを得なくなりました。そ
のなかで、耳鼻咽喉科、歯科につきましては、千葉大学から常勤医を送っていただき、以前の診療
体制を構築することができるようになりました。職員にとっても、患者さんにとっても大変喜ばし
いことと考えております。一方、千葉県立病院群の後期研修医(レジデント)の数が増加していま
すのは朗報といえます。当センターでは循環器内科のレジデントが活躍しており、将来に向けて大
変期待されております。
平成18年度に立ち上げました「脳卒中診療部」、
「ガンマナイフ治療部」、
「成人先天性心疾患治療
部」はチーム医療として徐々に機能してきており、充実した医療を行いますとともに、職員の負担
の軽減にも貢献しているものと考えております。さらに平成20年度には「低侵襲血管内治療部」を
立ち上げ、最近増加しております心臓血管外科領域の動脈瘤に対する「ステントグラフト内挿術」
の治療をより機能的かつ効率的に行っております。一方脳神経外科領域のパーキンソン病、本態性
振戦に対する「深部脳刺激治療」も、県内の神経内科の先生方のご協力をいただき、症例数は漸次
増加しており、今後さらに発展していくものと期待されます。
千葉県循環器病センターは今後も心臓病、脳卒中などの循環器病を中心に診療して参りますが、
地域医療、とくに救急医療につきましても可能な限り継続できるよう尽力したいと考えております。
また県民の皆様に評価していただけるように、良質で模範的な医療を提供できるよう職員一同努力
して参りますので、今後ともご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
|1|
目 次
ご挨拶
小野純一センター長……………………………………………………………………………………
10周年特別寄稿……………………………………………………………………………………………
10年を振り返って…………………………………………………………………………………………
概 要………………………………………………………………………………………………………
沿 革……………………………………………………………………………………………………
概 要……………………………………………………………………………………………………
組織等
幹部職員及び職種別職員数…………………………………………………………………………
組織図…………………………………………………………………………………………………
週間外来予定表………………………………………………………………………………………
医師・医療スタッフ一覧……………………………………………………………………………
会議・委員会一覧表…………………………………………………………………………………
施設基準届出状況……………………………………………………………………………………
認定施設………………………………………………………………………………………………
1
5
15
45
47
48
49
50
51
52
55
58
60
特 集……………………………………………………………………………………………………… 61
「千葉県循環器病センターにおけるガンマナイフ治療10年の歩み」 永野 修 ……………… 63
「成人先天性心疾患診療部・心理相談室の活動内容の紹介」
榎本淳子 宇於崎郁 水野芳子 …… 68
各部科の活動状況…………………………………………………………………………………………
診療部
循環器科………………………………………………………………………………………………
心臓血管外科…………………………………………………………………………………………
神経内科………………………………………………………………………………………………
脳神経外科……………………………………………………………………………………………
外 科…………………………………………………………………………………………………
小児科…………………………………………………………………………………………………
眼 科…………………………………………………………………………………………………
耳鼻咽喉科……………………………………………………………………………………………
皮膚科…………………………………………………………………………………………………
リハビリテーション科………………………………………………………………………………
麻酔科…………………………………………………………………………………………………
歯 科…………………………………………………………………………………………………
栄養科…………………………………………………………………………………………………
整形外科・内科………………………………………………………………………………………
検査部
検査科…………………………………………………………………………………………………
臨床工学科……………………………………………………………………………………………
放射線科………………………………………………………………………………………………
薬剤部……………………………………………………………………………………………………
看護局……………………………………………………………………………………………………
|3|
71
73
76
78
80
84
85
86
87
88
89
93
94
95
97
98
101
103
106
109
地域医療連携室………………………………………………………………………………………… 116
院内保育所(たけの子保育所)………………………………………………………………………… 118
統 計………………………………………………………………………………………………………
平成20年度統計
平成20年度医事統計総括表………………………………………………………………………………
外来取扱延患者数…………………………………………………………………………………………
入院延患者数………………………………………………………………………………………………
年齢別延患者数(外来)…………………………………………………………………………………
年齢別延患者数(入院)…………………………………………………………………………………
年齢別延患者数(合計)…………………………………………………………………………………
病棟別入退院状況…………………………………………………………………………………………
手術等件数…………………………………………………………………………………………………
救急患者統計………………………………………………………………………………………………
患者の地域別分布…………………………………………………………………………………………
121
経 理………………………………………………………………………………………………………
平成19・20年度収益的収入及び支出……………………………………………………………………
平成19・20年度資本的収入及び支出……………………………………………………………………
貸借対照表…………………………………………………………………………………………………
損益計算書…………………………………………………………………………………………………
経営分析……………………………………………………………………………………………………
135
137
137
138
139
140
学術活動等…………………………………………………………………………………………………
学術講演会…………………………………………………………………………………………………
研究発表会…………………………………………………………………………………………………
図
書…………………………………………………………………………………………………
学会発表等…………………………………………………………………………………………………
論 文 等…………………………………………………………………………………………………
141
143
144
146
147
153
123
124
126
128
129
130
131
131
132
133
施設の状況………………………………………………………………………………………………… 157
土地・建物一覧…………………………………………………………………………………………… 159
主な医療機器(平成19年度現在保有)………………………………………………………………… 160
その他……………………………………………………………………………………………………… 163
施設平面図………………………………………………………………………………………………… 165
編集後記…………………………………………………………………………………………………… 169
広報・学術委員…………………………………………………………………………………………… 169
|4|
10周年特別寄稿
創立10周年にあたって
名誉センター長 中 村 常太郎
センター設立当初の頃、何が何でも良い病院をつくりたいという熱意だけは真に大きかった。セ
ンターの実施設計も終わり間際になってから、現小野センター長からガンマナイフを導入できない
かという要望が出た。いぶかる私に、彼は「ガンマナイフは転移性の脳腫瘍にも、もちろん有効で
あるが、最も偉力を発揮するのは脳動静脈奇形である。」と言った。これを聞き、循環器病センター
に入れるには大義名分が立つはずだと、私はわかった。「何とか入れよう」と私は言った。
その当時、日本には13台入っていて、11台は民間病院(私立)が設置していた。保険は効かず、
130万円くらいの治療費がかかっていた。
県はなかなか、うんという返事をしてくれなかったので、
「近い将来必ず保険適用になる」と言
い切った。
「万が一適用にならなくても、治療費で維持していけるくらいでよいではないか!」と。
このように、色々な経緯はあったが、導入出来ることとなった。今は亡き旭中央病院の諸橋院長が、
県に導入を進言して側面からも応援してくださったことが非常に大きかったと思っている。
ガンマナイフのその後については、当時の芹澤医師や関係者の方々の努力で大きな成果を上げて
くれた。ここで、更にガンマナイフのヴァージョンアップが出来るように、県の関係者に心よりお
願いしたい。
ところで、
なぜ、
この場所にセンターがあるのか?と思う人もいるかもしれない。ここにセンター
を誘致したことは、病院の内外でも異論はあった。心臓外科をこども病院へ移してはどうかという
案もあった。でも、敢えてこの場所にセンターを誘致したのは2つのことを考えたからである。1
つは、アクアラインの建設にOKが出たこと。アクアラインができて、圏央道がつながれば、木更
津から15分、成田から30分で鶴舞まで来ることができる。そうなれば、この場所は全く不便な場所
ではなくなる。2つ目は、千葉市が政令指定都市になるということ。仮に千葉市にセンターを作っ
た場合、患者の7∼8割が千葉市民ということになる。それなら千葉県ではなく千葉市がやるほう
がふさわしいではないか。
ただ、現在は圏央道も完成しておらず当時考えていた予定とだいぶ違っている。ここにセンター
をつくって良かったのかは、現時点ではまだはっきりしない。しかし、病院というのは地の利が多
少なくても、素晴らしい医療を行っていれば、患者は遠くからでも必ず来る。
センターは今いろいろな面で非常につらい時期だと思う。しかし、センターなのだから、意地を
張ってがんばって欲しい。私が医者なので、医者のことだけを言うが、天職と思うなら誇りを持ち、
辛くても何をやるべきなのかというのを考えてやって欲しい。小泉政権の時期に病院でも何でも民
間でやればいいじゃないかという議論があった。しかし、私は違うと思う。医療は本来儲けようと
思ってやるようなものではなく、いかに質のいい医療をやるのかということである。質のいい医療
とは何か、それは不必要な検査・薬・治療はやらないで治すことだ。しかし、これをやると実は儲
からない。だから、病院は儲けを先に考えてはいけない。公立の病院では不採算でも必要なことは
やらなければならない、だから公立の病院も必要なのである。その代わり赤字が出てもきちんと納
得させられるものでなければならない。
そのような中で、苦労してできたこのセンターに願うのは、本当の意味で高く評価されるような
病院になって欲しいということである。
|7|
祝千葉県循環器病センター開院10周年
名誉センター長 龍 野 勝 彦
千葉県循環器病センターが開院10周年を迎えました。小野センター長を初め、職員ならびに関係
者の皆様には心よりお祝い申し上げます。平成9年4月から19年3月まで、私も県立鶴舞病院と循
環器病センターにお世話になりましたので、この10年余の時の流れにはことさら深い感慨を覚えま
す。
バブルが弾け、県財政が大きく後退し始めた平成10年2月に循環器病センターは産声を上げまし
たが、その船出は初めから試練の連続でした。本来なら220床の本館が完成後、引き続き鶴舞病院
の跡地に100床規模の別館が建つはずでした。しかしその計画は県の方針転換であっけなく中止に
なってしまいました。その後も毎年のように予算が削られ、予定していた設備工事や医療器械の設
置が次々に延期されました。やがてこうした事態が事務系の職員数の削減や管理職手当の大幅カッ
トにまで及び、新病院ができて大きく膨らんだ職員の夢もだんだんにしぼんでいってしまいました。
さらに県の病院事業計画が2、3年毎に変わり、そのたびに数値目標が変更になって、長期のビジョ
ンを立てることが困難な状態が続きました。そうこうしているうちに平成16年臨床研修医制度が始
まり、間もなく深刻な医師不足がやってきました。いわゆる派遣切りで、整形外科、耳鼻科、内科
の医師が大学病院に引き上げられ、地域医療の要の診療ができなくなりました。止む無くセンター
では地域医療を縮小し、専門医療の比重を増すことになったのです。
こうした困難な状況でしたが、センターの職員たちは決して挫けず、持ち前のチームワークを発
揮して新しい医療に取り組んでいきました。心臓病、脳血管疾患の内科、外部治療では県内有数の
臨床実績を積み重ね、中でも、ガンマナイフ治療部は、肺がんの脳転移の治療を扱うようになって
からどんどん照射数が伸びて、国内最高レベルに達しました。また成人先天性心疾患治療部をセン
ター独自のシステムとして立ち上げ、成人期の先天性疾患患者さんの総合的医療を開始して、この
分野におけるわが国のリーダー施設になったことは特筆に値いたします。さらに緊急患者搬送に欠
かせないヘリポートの設備やリハビリテーション室の新設、2台目のMRIの設置、そして電子カル
テの導入と、センターの診療に欠かせない基本設備の導入を何とか果たしました。ほかにも外来2
階にギャラリー「二つ返事」が開設され、鶴舞町と近隣の芸術愛好家の皆さん絶大な支持により、
病院を文化の発信地にしようとさまざまなジャンルの展示が続けられております。
病院の外に目を向けると圏央道が木更津から延びて、間もなく鶴舞に到達します。またセンター
裏の奥野トンネルが拡幅されたことから、そこを通って茂原方面からのバス路線が開通されたと聞
いています。このように陸の弧島のようであったセンター周辺にも、次第に交通網が整備されてき
たことは、センターの将来にとって明るい材料であります。
千葉県循環器病センターは、前身の県立鶴舞病院が昭和30年に創立された伝統ある病院です。こ
うした伝統の上にこの10年間苦しみながらも着実に築いてきた実績を積み上げて、是非とも魅力あ
る県立病院になってもらいたいと思います。創設以来。「患者さんには希望をそして職員には夢を」
をモットーに、良質で模範的な医療の提供に努力してまいりました。知事が代わり、政権が交代し
たからといって医療情勢が直ぐに良くなるわけではありません。こういう苦しい時こそ創意工夫と
チームワークの良さが生かして、患者さんのためにより良い医療を追求していってもらいたいもの
です。
|8|
開院10周年にあたって
前医療局長 斎 藤 學
医師不足など医療危機のさなか10周年を迎えることになりました。そして私はこの大変な時期に
定年退職を迎えました。振り返ってみると医療情報管理に追い捲られてあっと言う間に時が過ぎて
しまった10年間でした。医療情報、特に患者情報・診療情報の取扱が大きく変わったことが印象に
残ります。
一つはオーダリングシステムの稼働です。平成10年2月開院と同時に、それまで検査などのオー
ダは医師が手書きし人が運んでいましたが、ネットワークを使い情報を伝達するオーダリングシス
テムが導入されたのです。当時はパソコンも普及しておらず使いこなすのに苦労しましたが、1年
後にはDO処方が出来ることや血液検査結果などを迅速に画面でみることができる便利さに慣れ、
診療になくてはならないシステムとして職員に受け入れられるようになりました。
二つ目は医療事故防止のための情報管理です。平成11年1月11日に横浜市立大学医学部附属病院
で起きた2人の患者を取り違えて手術を行った事故の報告を契機に医療に対する世間の目が非常に
厳しくなり医療安全のための医療情報の取扱が大きく変化しました。千葉県においても平成12年11
月「医療事故防止のための安全対策指針」が策定され医療事故の情報、今まであまり取り上げられ
なかったヒヤリハットなどの情報を各病院で収集し検討を加え更にその情報を県立病院間で検討し
事故防止に努めるようになりました。 三つ目は診療情報の開示です。平成11年2月に「国立大学附属病院における診療情報の提供に関
する指針」が示され、一気にカルテ開示が始まりました。当センターでも平成13年4月から診療情
報提供委員会が設置されカルテ開示が始まり、カルテの書き方、インフォームド・コンセントの記
録の残し方など診療情報の取扱が変わりました。
四つ目は個人情報保護の問題です。情報開示が進むにつれ個人情の漏洩が問題となりました。平
成12年2月病歴を付した個人情報が売買されているとの報道があり、厚生労働省から個人情報保護
を徹底するように通達が出されました。平成17年4月には個人情報保護法が経過措置等を終了して
全面施行され、
診療情報を基に臨床研究を行うことの多い当センターでは「千葉県循環器病センター
の個人情報保護方針」を掲示し職員の個人情報の保護に対する意識を高めると同時に患者さんにも
理解を求める努力がなされました。
そして10周年となった平成20年3月には電子カルテシステムが稼動しました。このシステムには
まだ職員への負担や膨大なデーターの取扱いなどの問題が山積していますが、レントゲン写真や心
電図の情報も診察室の画面で診断できるようになりました。
このように この10年の間に医療情報の扱い方が大きく変わりました。今日に至るまでの職員の
皆さんの並々ならぬ努力に敬服しております。今後も医療をとりまく情報の取扱方は変化していく
と思います。更に良質な医療の提供ができるよう発展することを期待しております。
|9|
いろいろな方とめぐりあえて
元事務局長 長 浜 純
私が循環器病センターにお世話になった期間は、平成15年度から17年度までの3年間でした。そ
の前の2年間はそれこそ潮風の香る幕張新都心でモーターショウや最先端の技術の展示会などの繰
り広げられる喧噪の世界におりました。ところが辞令をいただいてやって来た此所は、うって変わ
って市原の軽井沢といわれ緑豊かな静かな避暑地のようなすばらしい環境の所。龍野センター長を
はじめとして医療に携わるすべての職員の方が病気を患っている人々を助けるため日々奮闘してい
る姿に胸が熱くなる思いでした。
春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪冴えて冷しかりけり と道元の歌にあるようにまさしく春
夏秋冬の季節の移ろいを感じさせてくれるすばらしい環境にあります。
思い出はたくさんあり語り尽くせないのですが、赴任した当時はちょうどギャラリー「二つ返事」
の展示が本格的に始められた頃でした。龍野センター長が鶴舞在住の著名な青磁家の岸本恭一氏に
ご相談されギャラリーの名前も決まり、画家、陶芸家、工芸家、写真愛好家など様々な方々に次々
に展示をお願いしていくことになりました。このギャラリーは、職員はもちろんのこと、入院され
ている方、そのご家族の方、外来で来院される方、ご近所の方など様々な方にとって、心を癒され、
また、励まされる心のスポットとして愛され親しまれてきたのではないかと思っております。その
中の一人、千葉県指定伝統的工芸品の芝原人形の4代目千葉惣次さんには、当時奥様とともにギャ
ラリーいっぱいに芝原人形の凝った展示をしていただき、とても印象に残っております。たまたま、
不思議なご縁で今仕事で関わっている千葉県青少年女性会館(千葉市天台)の中に青少年の健全育
成のために少しでもお役に立てばと芝原人形をご寄贈いただき常設展示をさせていただいておりま
す。縁とは誠に不思議なものだと感じております。
また、しばらくして地域の方々といろいろな機会に親しくなることが出来ました。市原園芸高校
(現鶴舞桜が丘高校)の熱心な先生のご指導で生徒さんたちが1階エントランスに花のオブジェを
飾っていただいたり、自作の花や農産物を看護の日などの行事の際販売していただいたり、また、
鶴舞小の児童の皆さんがクリスマス会ですてきな歌を披露していただいたり、ギャラリーで竹とん
ぼ作りに挑戦してくれました。平成17年5月には鶴舞病院発足50周年記念行事の一つとして看護の
日にご近所の方、看護学校の学生さんや職員の方々で近くにある「創造の森」に森林浴ウォーキン
グをしたことも懐かしい思い出です。そうした行事などを通して、病院は地域のいろいろな方々に
支えられて成り立っているんだなと職員一人一人が心に刻んでもらえたことと思います。
最後になりましたが、病院を去る18年の春、当時の鶴舞小の山内校長先生が正面玄関の前の植え
込みなどに彼岸桜の苗木を植えていただきました。春になるとピンク色のすてきな花が咲いて訪れ
る人に「春が来たよ」と語りかけていることと思います。また、病院の中庭には青磁家の岸本さん
がご自宅でふえたクルミの苗木を植えていただきました。50周年記念号にも寄稿していただいてお
りますが、「やがてクルミの木が大きくなるとその実を求めてきっとリスがやって来るでしょう。
リスが来る病院なんてすてきですよね。
」と目を細めておっしゃっていた岸本さんのにこやかなお
顔が忘れられません。早くクルミの木が大きくなってリスがやってきて患者さんや職員の方が「ほ
ら見て!リスが来ているよ」と歓声を上げる姿が見られるようになればいいなあと思います。
私にとってこの3年間はいろいろな方とめぐりあうことの出来た幸せな時でした。お世話になっ
た皆様には心から感謝申し上げます。
今後とも循環器病センターのますますのご発展と職員の皆様方のご健勝を心からお祈り申し上げ
ております。
| 10 |
ときめきが感じられる病院をめざして
職員一人ひとりのひらめきを大切に!
前事務局長 槻 舘 俊 男
私が赴任した平成19年4月の千葉県循環器病センターは、医師不足と老朽化したオーダリングシ
ステムの更新が課題でしたが、医師不足の解消が当面困難なことも、看護師確保が難しくなってく
ることもインプットされていたので、事務の人がやれることは、過度な負荷をかけて医療従事者を
これ以上減らさないこと、働いている人にも魅力がある「ときめきが感じられる病院」を目指すこ
とくらいかなと、ぼんやりと考えていました。
そこで、以下の病院環境改善目標を立て、折を見て職員の協力をお願いしました。
① 10年来の課題である「現金自動受払い機・ATMの設置」
② 病院職員と地域住民のコミュニュケーションを図る「広報誌の発行」
③ 女性医師・看護師等が働きやすく、定着につながる「24時間保育の実施」
④ 病院を明るく、活性化させる「ボランティアの導入」
広報誌は平成19年12月に「鶴マイハート便り」が創刊され、24時間保育は20年4月から「たけの
子保育所」で始まりましたが、ATMは千葉銀行∼LANs(ローソン)∼セブン銀行と紆余曲折
があり、延び延びの21年3月設置になってしまいました。
ボランティアは、小野センター長の熱い思いもあり、年度末になんとか運営委員会を設置し、山
口元事務局長の熱意と声援で、
20年10月から「病院ボランティア」募集、ボランティアエプロン(鶴
マイハートのロゴ入り緑のエプロン)を作りボランティア室を整備して、21年2月から患者サポー
トボランティア活動を開始しました。
離任前に何とか目標はクリアしましたが、①③の利用者が少ないのが気がかりです。
改めて、鶴舞の2年間を振り返ってみると、医療を取り巻く環境が厳しい時代でしたが、新しく
就任された小野センター長の人柄と意欲で、様々なことにチャレンジすることができたように思い
ます。
病院外では、計画づくりの会議がにぎやかでしたが、病院内では、ICUとCCU・SCUの拡
充方針により、20年6月からICU10床フル稼動が始まり、内科医減少に対応する病棟再編も着実
に実施されました。
交通アクセスは、茂原駅からのバス、光風台駅からのコミュニティバスの運行も始まり、圏央道
市原南インターチェンジの開通も間近です。
病院環境は、オーダリングシステムに替って電子カルテシステムも本格稼動を始め、「24時間保
育の実施」
、
「ボランティアの導入」
、
「ATMの設置」の外、AEDの設置、マスク自動販売機の設
置、地域医療連携室・相談室の整備等々小さな改善も積み重ねられ、遅まきながら20年5月から病
院内禁煙も始まり、「鶴マイハート便り」は、年4回のペースで着実に前進するセンターのイメー
ジを情報発信し続けています。
200床規模の公立病院が、間口を広げて高度医療と地域医療を行い黒字を目指すのは至難の技で
すが、たとえ赤字であっても救急患者を断らない頼りになる病院であれば、県民の支持は得られる
| 11 |
と思います。今後とも、職員一人ひとりのひらめきを大切にして、元気と勇気と根気で常に前進を
続けるセンターであることを祈っています。
最後に、桜と緑と人に恵まれた鶴舞は、鶯の声が聞こえる素晴らしい環境で、「鶯を自由自在に
聞くさとは酒屋に三里、豆腐屋に二里」と歌われたように、酒屋が見当たらず、私にとっては少々
不便なところでしたが、ギャラリー二つ返事に集まった様々な「芸術家」の方々のお陰で楽しい時
間を過ごすことができました。感謝しています。
何年か後にボランティアに参加できる元気が残っていると良いのですが……。
主な出来事
19年7月 茂原∼センター バス運行開始
19年12月 広報誌「鶴マイハート通信」創刊
20年3月 ボランティア委員会設置
20年3月 千葉県病院局中期経営計画(20 ∼ 22年度)策定
20年3月 医療情報システム(電子カルテ)第1次稼動
20年4月 24時間保育開始
20年5月 喫煙場所集約化・病院内禁煙実施
20年5月 センター開設10周年記念行事
20年6月 ICU2床増床、10床に
20年8月 病棟再編(内科・外科4B病棟に)
20年8月 医療情報システム(物流システム)第2次稼動
20年11月 AED設置
20年11月 千葉県立病院将来構想検討会報告書
20年12月 マスク自動販売機設置
21年1月 ボランティア委員会室整備
21年1月 ボランティアエプロン製作
21年2月 患者サポートボランティア活動開始
21年3月 センターオリジナルTシャツ販売開始
21年3月 ATM設置
21年3月 地域医療連携室整備・引越し
21年3月 県立病院改革プラン(20 ∼ 23年度)策定 | 12 |
ボランティアとして再びセンターへ
元看護部長 志 村 淳 子
10周年記念誌発刊おめでとうございます。
私は、2001年3月循環器病センター最後に県を退職しました。早いもので8年も経過致しました。
退職時に、望んでいたボランティアも実現し、再びセンターとのかかわりが持てたことを大変嬉し
く思っています。
鶴舞との関わりは、長くそして深い。自分を成長させてくれたところと感謝し、愛着を感じます。
最初は、1973年、心肺センターとして機能していた鶴舞病院時代です。全国から患者さまが治療
に訪れていました。そこで看護師の質と量の確保が切実な問題となり、その対策として、看護学校
が設立され、私は当初から24年間という長きにわたって養成にかかわり、多くの卒業生をセンター
及び地域に送り出しました。
この養成に関しては、多くの困難がありました。開設当初は、看護職員の半数が学生であり、午
後の時間帯は病院から学校に移動する為、病院の看護体制は厳しい状態であったと思います。しか
し病院の皆様は、職員の少ない中、講義および実習指導と丁寧に温かくかかわつてくださり、多大
なご支援をいただきました。
病院の発展ともに看護学校も2年課程から3年課程へと変わり、木造の病棟の仮校舎から現在の
体育館付きの立派な校舎に様変わりし、現在もなお看護師を地域に送り出しています。
私は、病院の看護師と看護学校の教員の兼務辞令で務めさせていただきました。
1997年には、県立医療施設課に異動し、循環器病センターの準備を側面から支援させていただき
ました。
そして1999年にこのセンターが順調に滑り出し落ち着きを取り戻したところに看護部長として赴
任し、看護管理者として経験も浅く大変未熟な私でしたが、職員の皆様が温かく迎え入れてくださ
いました。「お帰りなさい」という鈴木先生の一言にどれだけ勇気づけられたことか。感謝の極み
でございました。
このように、千葉県循環器病センターには、お世話になった恩返しをしなければという気持ちで
いっぱいでございます。
現在、私はボランティアとして、外来で患者さまのサポート、また、玄関前に花壇を作り美しい
花を咲かせるお手伝いをさせていただいております。患者さまたちに「ありがとう」、「きれいです
ね」
、
「ご苦労様」と声をかけられて大変幸せを感じています。
さらに、循環器病センターの素晴らしい変貌に感動しています。外来は、都会的センスにあふれ、
静かに合理的に流れるシステム、芸術的な品格さえ感じる雰囲気であります。この豊かな空間は患
者さまの精神的な癒しにもつながっていると思います。
今後も、患者さまの救命と心の癒しを追求した高度医療を提供していただけることを切に願って
います。
| 13 |
10年を振り返って
循環器科
1998年2月、循環器病センターが開設されました。前身の鶴舞病院では、心臓外科手術がさかん
に行われていましたが、循環器内科はスタッフ数、症例数とも充分とはいえませんでした。循環器
病センター開設とともに、循環器内科のスタッフも増加し、徐々に充実してまいりました。また、
心臓専用カテーテル室(心カテ室)が2つになり、症例数が格段に増加いたしました。具体的には、
急性心筋梗塞に対する緊急カテーテル治療など、2つのカテ室を交互に運用することによって、対
応できるようになりました。また、不整脈に対する治療であるカテーテル心筋焼灼術は、長時間カ
テ室を占有しがちですが、心カテ室が複数になったことで、施行件数を増やすことができました。
次に、センター開院後10年、とくに循環器内科に関連する最近の主なできごとを中心にご報告致し
ます。
1、CCUの開設
重症患者、緊急患者に対しては、開院当初はICU10床を全科で共有していましたが、しばらくし
て、CCU/SCUが開設し、心疾患に対する、より専門的で機敏な対応が可能となりました。心疾患は、
病状が急激に変化するため、これに対する機敏な対応が求められます。現在では、急性心筋梗塞な
どの重症患者・緊急患者はほぼ全例がCCU/SCUまたはICUに入院しています。
2、PCIの発達
PCIの施行件数とともに、技術レベルが上がり、難治例に対する治療が可能となりました。とく
に最近は薬剤溶出性ステントが開発され治療成績が飛躍的に向上致しました。表に、心臓カテーテ
ル検査とカテーテルインターベンションの施行件数を示します。
3、患者監視装置の更新
センター開設時の監視装置は、循環器内科の中心的な病棟である4A病棟でも、40床に対し20床
分をカバーするに過ぎないものでした。導入時には、充分と思われた装置ですが、20床では不十分
でありました。また、老朽化のため故障が多発し、対応に多大な労力を要していました。平成19
年度予算で、32床対応の新型監視装置が導入されました。開院時の機種に対してグレードがあがり、
結果的にCCU / SCUとほぼ同等のものとなりました。操作のレスポンスが向上し、トラブルも減
少しました。また結果的にCCU / SCUと類似機種になったため、CCU/SCUと4A病棟間の患者
の移動(転棟)がスムーズなりました。
4、心臓超音波装置の更新
開院時に、既に鶴舞病院で稼動中であった1台に加え2台が新規購入されましたが、老朽化のた
め2008年度予算で1台を更新していただきました。これまでのものと較べると、違いは一目瞭然で
あり、以前の器械では見えなった心内構造が明瞭にみえるようになりました。循環器診断において、
心臓超音波検査の果たす役割はますます増大しており、他の装置も更新が望まれます。
循環器内科は、スタッフ、患者数ともセンター内で最も多く、その責任は大きいと考えておりま
す。今後も、地域医療と循環器専門医療の両面において、患者さんのことを考えた医療を実践して
いきたいと思っております。
(循環器科部長 石川 隆尉)
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心臓カテーテル検査とインターベンション ( )内は緊急例数
心臓カテーテル検査
冠動脈インターベンション
PTMC
冠動脈造影検査
総 数
PTCA DCA ROTA
平成9年2・3月
137
16
(4)
16
0
0
2
平成10年度
1264
230 (77)
223
0
7
7
平成11年度
1485
276 (82)
270
3
3
5
平成12年度
1424
315 (98)
314
0
1
6
平成13年度
1312
287 (119)
284
3
0
11
平成14年度
1360
347 (130)
343
4
0
11
平成15年度
1525
397 (128)
381
16
0
10
平成16年度
1415
348 (115)
345
3
0
6
平成17年度
1347
357 (136)
339
5
1
6
平成18年度
1364
394 (104)
388
2
4
1
平成19年度
1312
367 (109)
359
3
1
4
平成20年度
1356
386 (117)
381
0
5
1
累 計
13501
1219 (3643) 1219
39
22
70
PTCA:経皮的冠動脈形成術(ステント留置・血栓吸引を含む)、
DCA:冠動脈粥腫切除術、ROTA:ロータブレータ、PTMC:経皮的僧帽弁裂開術
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心臓血管外科
前身の鶴舞病院心臓センターより新組織となってからこの10年間は単純低体温法に始まる先輩の
偉業を継承しながらも革新的な発展を遂げた時期と自負している。
開設当初より村山現診療部長を中心に成人心臓大血管手術を数多く施行し、緊急手術を要する心
臓血管外科手術に対して24時間対応の体制をとってきた。村山は低心機能の弁膜疾患に対し持続的
冠潅流を行いながら心拍動下に弁置換を行う術式を考案し良好な結果を得た。また僧帽弁疾患に対
して可及的に自己弁温存の形成術を行っている。2003年に鬼頭医師が着任し、人工心肺を使用しな
い冠動脈バイパス術、左室縮小術などをふくむ虚血性心疾患を中心に外科治療を行い安定した成績
を収めている(表1)
。
1998年に林田医師(現低侵襲血管内治療部部長)が千葉大学より着任し、腹部末梢血管ならびに
下肢静脈疾患の外科治療を開始した。また林田はステントを用いた血管内治療に着手し、1999年東
京医大より指導医を招いて外傷性胸部大動脈瘤に対して当センター第1例目のステントグラフト内
挿術を行った。その後2006年に浅野医師が東京医大で半年間の研修を受け、本格的な胸部大動脈瘤
および腹部大動脈瘤に対する血管内治療を開始した(表2)
。外科的治療に加えて治療手段の幅が
広がり患者数も年々増加している。これに伴い2007年に移動型透視装置を導入、2008年に低侵襲血
管内治療部を新設して更なる発展を目指している。
1999年に松尾(現部長)が千葉県こども病院より異動し、先天性心疾患の治療を再開した。1999
年に小児用人工心肺装置を購入し龍野前センター長とともに小児無輸血開心術を進めた。現在まで
6kg台のVSD症例の無輸血手術が施行し得ており、複雑心奇形や再手術例に対しても無輸血手術
を拡大してきた。またNorwood手術、Double switch手術、Ross手術など複雑な手技を要する手術
も増加しほぼ満足すべき結果を得ている。さらに2008年丹羽現診療部長を中心に成人先天性心疾患
診療部が新設され、本邦では類のない研究、診療実績を収めており、成人期の新規および再手術例
も増加している(表1)
。
当科が重視してきたことの一つに若手医師の育成がある。千葉大学、高知大学からの研修医を積
極的に周術期管理や手術に参加させ、手術手技および術後管理技術の習得を進めた(表3)。また
全国に先駆けて指導体制やカリキュラムなど心臓血管外科専門医取得の教育環境を整備し、2006年
より心臓血管外科レジデント第一期生の杉本医師が研修を開始し2009年の専門医受験資格を充足し
ている。
昨今施設の集約化と心臓血管外科専門医の質的向上が求められているが、我々は個々の手術手技
向上とともに臨床に根ざした研究促進と人材育成に努め、さらに良質な外科治療を追求していく事
を普遍的な目標としている。
(心臓血管外科部長 松尾 浩三)
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表1 過去5年間の主要手術件数と部門別件数の推移
表2 ステントグラフト症例数の推移
表3 2007年研修医、レジデント医の専門医関連手術点数取得の状況
県内施設
卒業学年または研修年数
専門医取得点数
千葉循環器
H 9年卒
162
H14年卒
148
研修1年目(H15年卒)
18.2(6 ヶ月)
A病院
研修*年目
83.8
レジデント2年目(H13年卒) 89.4
B病院
該当Dr(−)
C病院
研修2年目
137
研修2年目
110.5
D病院
レジデント
297.8(16 ヶ月)
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神経内科
鶴舞は、ほぼ房総半島の中心に位置し、周辺からすればこんもりとした山の上にあり、春ともな
れば桜で賑わう所です。この地の千葉県循環器病センターの歴史は、昭和30年千葉県立療養所鶴舞
病院が設立されて始まります。桜に覆われたひっそりとした療養所という感じでしょうか・・・。
昭和41年心肺センターが整備され全国的にも注目され始め、低体温下での心肺手術では先駆とな
り、これらの歴史が今も受け継がれています。
神経内科は昭和62年に病棟が開設され、平成10年2月千葉県循環器病センタ−が開院されてから
は千葉大神経内科の基で人員が整備されました。
現在の医療スタッフは、松田信二、赤荻悠一、岩井雄太、朝比奈真由美(千葉大リハ科)と私です。
この10年に根本有子(敬称略)
、高間淳子、鈴木敦也、児山遊、金坂俊秀、石川千恵子、小野寺正和、
三沢園子、山本達也、赤荻英理、白井和佳子、島田潤一郎、片桐明、藤沼好克、那須冴子の諸先生
方が勤務されています。
循環器病センターですので当然ながら診療の目標は、県の脳神経・循環器系疾患の診断・治療の
中核を担うことです。病床は25床前後で、年間400人強の入院があり、その6割強が脳卒中で、日々
脳血管障害に対面することになります。
脳卒中治療は時間との戦いで1分1秒たりとも無駄には出来ません。そのためには脳卒中になっ
た当事者や家族にも医療の知識があればとても良いですし、対応する医療関係者も相応の専門知識
が必要でしょう。それによって時間に打ち勝つことが可能になります。そのような状況で実際に患
者さまを受け入れる当センターは、いかに適切に治療するかが問われることになります。我々の責
任は重大です。最新医療技術を用いて正確に診断します。これは今の高度機器で何とか可能でしょ
う。しかしここからです。看護師、薬剤師、検査技師、事務、栄養科、リハビリなどその他大勢の
スタッフが登場します。
一人の医師の力ではどうにもできません。そこで脳卒中診療部が出現します。
ここで脳卒中の診療のあゆみを記します。組織的には、H14年5月SCUが開設され、H16年急
性期リハが開始(H18年度保険改正)され、H17年10月t-PAが認可され実施施設となり、H18
年6月から脳卒中診療部が設立され現在に至っています。前述のように我々は当センタ−有する医
療の力を集中するため、SCUをつくり、脳卒中診療部を組織しました。場所を明確にし、組織を明
確にしました。とにかく分かりやすくしました。tPAの認可で治療の核もできました。以上がこ
の10年間の脳卒中体制の成立のあゆみです。
以上の体制でこの数年、神経内科は脳卒中診療部を基盤に診療を行っています。年に数回市民公
開講座が当センター主催で行われ、勉強会も行われています。勉強はどの立場の方も大切です。 実績はと言えば、脳卒中の入院患者数から言っても上がってきています。救急隊との連携も及第点
は取れそうです。
我々医師側からすれば、脳卒中治療はとても速い速度で進化していて、日々の学習が重要ですし、
そのためにも体力・体調の管理が重要となっていて、忙しい中にも余裕が持てて、それぞれが目標
をもてる医療を(難しいことでしょうが)目指したいと考えます。
繰り返しになりますが当センターが開設され10年が立ち、入院患者も脳卒中を中心に増え、実績
も上がっていま。今後はより一層、県の医療のため頑張りたいと考えております。
(文責 本間 甲一)
| 21 |
脳神経外科
千葉県循環器病センターが開設されて、早10年が経過しました。本稿ではこの10年間に脳神経外
科として行ってきました診療および研究活動を振り返ってみたいと思います。
脳神経外科という診療科は千葉県立鶴舞病院時代にはなく、循環器病センターが開設されるにあ
たり新設されました.まずセンター設立準備室が立ち上げられ、私は平成7年から準備室の委員(嘱
託)として参加させていただきました。しかしこの鶴舞という人口過疎地で脳神経外科の症例をど
のように集めるかという悩みがありました。平成7年のあるとき、当時の鶴舞病院長でいらっしゃ
いました中村常太郎先生(現名誉センター長)から、
「当地で脳神経外科の患者さんを集めるには
どうしたらいいかね?」というご質問をいただき、種々悩んだ後に、「いまだ千葉県には導入され
ておりませんガンマナイフを入れて下さい」とお願いしました。ガンマナイフは放射線治療装置で
すから、循環器病センターに必要か否かの議論が少なからずあったようですが、最終的には中村先
生はじめ、千葉県の方々の多大なご尽力により導入が決定しました。
平成10年2月に循環器病センターが開設され、私は脳神経外科部長に就任しましたが、脳神経外
科の患者はなかなか増加しませんでした。そこで医師会の先生にもご参加していただけるような脳
卒中を中心とした地域の研究会・懇話会を立ち上げて、脳卒中に関する最新の情報を提供させてい
ただき、また交流を深めさせていただきました。また県内の脳神経外科責任者の先生方には特殊な
脳血管障害やガンマナイフ適応の患者さんを紹介していただくようお願いしました。その効果も
あって、脳神経外科入院患者数につきましては、一般の脳神経外科疾患は漸増し、ガンマナイフ治
療は急増しました(図1)
。また脳血管障害の地域別患者数(10年間の集計)を表1に示しました。
患者数は市原市が31.7%と最も多く、次いで茂原市の21.3%、長生郡の21.0%の順であり、現在の医
療圏であります山武・長生・夷隅を合わせますと実に52.0%に達しております。手術件数は入院患
者数が増えるにしたがい、増加しています(図2)。とくに脳梗塞に対する血行再建術や血行再建
を要するような難しい脳動脈瘤の手術が漸次増加しております。なお、入院患者数ならびに手術件
数が平成17年以上に急増していますが、これは茂原市の公立長生病院から脳神経外科が撤退したた
めと推察されます。
最近、
診療体制として多職種がかかわる「チーム医療」の重要性がいわれております。当センター
では平成11年から脳卒中の急性期治療を神経内科と連携して開始し、さらには平成18年から「脳卒
中診療部」を立ち上げ、脳神経外科医、神経内科医のみならず、他科の医師、看護師、リハビリテー
ション科、医療連携室(メディカルソーシャルワーカー)によるチーム医療を実践して成果を生ん
でいます。またガンマナイフ治療につきましても、平成18年から「ガンマナイフ治療部」を設置し、
専属の医師(脳神経外科医、神経内科医)、看護師、放射線技師、医療事務が連携し、より効率的
かつ質の高い医療を行っています。
ま た 機 能 的 疾 患 に 対 す る 外 科 的 治 療 と し て、 平 成17年 か ら 脳 深 部 刺 激 治 療(deep brain
stimulation: DBS)を開始しました(詳細は別掲します)。
開設当初から、研究活動にも力を入れてきました。年別の学会発表数および論文発表数を図3
に呈示しました。主として脳血管障害とくに外科的治療、頭部外傷(日本頭部外傷データバンク)、
ガンマナイフ治療に関する報告を行ってきました。その他、全国レベルの臨床研究(厚生労働省班
研究も含む)にも積極的に参加してきました(表2)。
以上、簡潔ではありますが、脳神経外科の10年間の活動状況を報告しました。当センターの脳神
経外科はいまだ発展途上と考えております。今後は現在確立している治療のさらなる充実ならびに
新しい治療の積極的な習得に努め、さらには臨床研究も充実していきたいと考えておりますので、
| 22 |
今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます.
(センター長 小野 純一)
表1.過去10年間に当センターへ入院された急性期脳血管障害の地域別患者数
(1998 ∼ 2007年集計)
地 域
症例数
全症例に対する割合
市原市
1056
31.7%
茂原市
709
21.3%
長生郡
699
21.0%
夷隅郡・勝浦市
226
6.8%
袖ヶ浦市・木更津市・君津市・富津市
127
3.8%
山武郡(東金市を含む)
97
2.9%
千葉市
87
2.6%
その他
333
10.0%
計
3334
表2.脳神経外科領域の全国レベルの研究(厚生労働省班研究を含む)
日本未破裂脳動脈瘤悉皆調査(UCAS-Japan)
脳主幹動脈閉塞性疾患による高次脳機能障害と予防的治療(JET study)
内頸動脈閉塞症に伴う血行力学的脳梗塞の発症予防に関する研究(JET-2, JET-3 study)
超急性期脳梗塞に対する局所線溶療法の効果に関する臨床研究(MELT-Japan)
頸動脈狭窄性病変の治療の現状分析及び診療ガイドライン作成(JCAS-Japan)
無症候性頸動脈狭窄症の経過に関する観察研究(CASTER)
モヤモヤ病の病因・病態に関する研究(JAM Trial)
転移性脳腫瘍に対する腫瘍摘出術+全脳照射と腫瘍摘出術+Salvage Radiation Therapyとのラン
ダム化比較試験(JCOG0504)
脳卒中データバンク(JSSRS)登録施設
日本頭部外傷データバンク(JNTDB)登録施設
症候性頭蓋内動脈狭窄性病変に対する抗血小板薬の進展抑制効果に関する研究
(CATHARSIS)
脳血管疾患・心疾患に伴う血管イヴェント発症に関する全国実態調査(J-TRACE)
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外 科
この10年で一番の出来事は、外科にとっても平成16年度よりの臨床研修医制度の開始であろう。
全国的な医療事故の多発、及び専門に偏った医師教育の弊害等の反省から始まった制度だが、以後、
第一線病院における医師不足、救急対応の不応状態を生じ、医療破壊といわれるまでの医療環境の
現状は、多くこの臨床研修医制度にあるといわれている。現場医師は日常臨床で疲弊するなか、何
一つの準備無く研修医の指導・教育を義務化されたのである。指導医研修、指導医手当等が後追い
で行われ、平成22年度からこの制度の改変が決まり、医学部の定員を増やし医師不足への対応政策
も提示されているが、現状の医療環境が是正され多くの患者さんに有用となるには相当の年月がか
かりそうである。
センターにおいても、大学側の内科医引き上げ、内科医にかかる仕事量の増大から、常勤内科医
は平成19年度2人、平成20年度1人、平成21年度は0にいたった。外科にとって常勤内科医の減少・
不在は、内視鏡等消化器系検査数の減少、それに伴う手術症例の減少となり、従来年間220例位の
手術が、本年は150例位となる見とおしである。平成17年度途中からの整形外科常勤医不在による、
整形外科を必要とする多発外傷患者さんの受け入れ不応状態も、手術数の減少に影響した。
千葉大学臓器腫瘍外科からの出張医、臨床研修医、消化器外科医を目指すレジデントと一緒に外
科診療を行ってきて思い起こされることは、故相楽恒俊先生である。私が先生を師と仰ぎ卒後2年
で前身の鶴舞病院外科に就職したのが昭和51年12月。師はことあるごとに「どん欲に自分を高めろ」
と自律と自立を諭した。私は一途に師の技を盗み、真似し、それを自分の技に変えていった。相楽
先生は千葉大学旧第一外科出身で、教授室に掲げられてある初代教授三輪徳寛先生の書、
「獅膽鷹
目行以女手」を外科医の目指すべき心として、いつも話されていた。
新たな鏡視下手術の展開が、安全性の観点から実現出来ないでいることは残念であるが、次なる
10年に向かって、大志を抱いた大学からの出張医や研修医からエネルギーをもらい、現状に留まる
ことなく一日一歩前進できるよう、診療環境の整備にあたっていきたい。
(診療局長 鈴木 亮二)
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小児科・成人先天性心疾患診療部
千葉県循環器病センター小児科は、開院後の10余年間にわたり、千葉県内外の小児心疾患・成人
先天性心疾患患者さんの診療、地域の一般小児患者さんの診療、更に国内外における研究活動に従
事してまいりました。開院後の前半5年間(1998−2002年度)
、小児科は、国内初となる「成人先
天性心疾患外来」を開始して、先天性心疾患患者さんの小児期から成人期にかけた一貫した診療を
行ってまいりました。以下に、開院後の後半5年間(2003−2007年度)を中心として、私達小児科
の活動の紹介をさせていただきます。
1)胎児心エコー外来の開始(2003年)
一般的に、家族に心疾患の患者さんがいる場合には、生まれてくるこどもが心疾患になる可能性
はわずかに高くなります。そこで、妊娠した女性や、そのご家族が心疾患の場合に、ご家族の希望
に応じて、胎児の心臓超音波スクリーニングを開始しました。これは、「成人先天性心疾患外来」
の中で行ってきた、心疾患女性の妊娠カウンセリング(妊娠前後の心疾患の状態を評価し、妊娠・
分娩の可否や分娩の時期・方法を検討し、より安全な心疾患管理を行うもの)を、更に充実させる
ためです。センターには産婦人科がないため、カウンセリング後は、適切な周産期・循環器施設に
患者さんを紹介しています。
2)第6回日本成人先天性心疾患研究会の開催(2004年1月10日、東京)
第1回研究会(1999年)からの世話人である丹羽が、本会の会長に指名され、当小児科が主催
しました。この分野の世界的権威である、Gary D Webb、Michael A Gatzoulis、Heung Jae Lee、
Woong-Han Kim の各先生を迎え、講演・個別発表も含め、活発な討論が展開されました。前セン
ター長の龍野勝彦先生に座長をお引き受けいただくなど、センターのスタッフの数多くの皆様から、
多大なるご協力をいただきました。改めてお礼を申し上げます。
3)
「成人先天性心疾患診療部」の開設(2007年2月)
「成人先天性心疾患外来」の開始後は、成人に達した先天性心疾患患者さんの様々な問題点(心
不全、不整脈、肺高血圧、チアノーゼ合併症、生活習慣病、成人期手術、妊娠・出産など)に対応
してきました。主として、心臓血管外科、麻酔科、放射線科などから、多大なるご協力をいただい
てまいりましたが、更に多くの部署とのチーム医療が不可欠であり、本診療部を開設することとな
りました。この後、共同診療の一環として、循環器内科医が本診療部の常勤スタッフとして加わり、
循環器画像検査や生理検査、冠動脈疾患、高血圧などへの対応などが充実し、診療の幅が大きく拡
がりました。また、専任看護師が、外来と病棟の診療にシームレスに参加することにより、医師̶
看護師の連携が円滑となり、患者さんに対する綿密なケアが可能となりました。
4)心理カウンセリングの開始(2007年4月)
先天性心疾患患者さんは、心疾患という身体疾患をかかえているため、学業、就業、結婚、対人
関係などにハンディが生じることが少なくありません。心理的な負担から、結果として、心疾患の
病状にも悪影響が出ることが多々あります。これらは、慢性疾患を持つ小児が、成長する過程でし
ばしば経験する、共通の問題点です。そこで、非常勤の臨床心理士の方に、週に1−2回の心理カ
ウンセリングを依頼して、外来・入院患者さんの心のケアをしていただきました。医師・看護師を
含めて、定期的にカンファレンスを行うことにより、患者さんの心理的問題をともに考えられるよ
う努力をしています。
5)第1−3回成人先天性心疾患セミナーの主催(2007−9年、東京)
日本成人先天性心疾患研究会の代表世話人である丹羽が、若手医療者(医師、看護師、検査技師
など)に対する教育・啓蒙を目的として企画しました。成人先天性心疾患診療において、センター
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の「成人先天性心疾患診療部」は国内有数の診療・研究実績を誇っています。そこで、本診療部の
スタッフ(医師、看護師)、さらに、この分野の専門医師が、座長、講師、コメンテーターとして
参加し、第1−3回(2007−2009年)の全てのセミナーの運営を行ってまいりました。参加者から
は、充分な教育とアップデイトな知識を得られたとの評価をいただいています。
以上、述べましたように、センター開院後の最近5年間の小児科の活動は、「成人先天性心疾患
診療部」の開設と、その発展に要約されます。この分野は学問的にも知識の蓄積が少なく、今後と
も更なる発展が期待されます。小児科は、
「成人先天性心疾患診療部」の主要メンバーとして、今
後とも診療・研究活動に尽力していく所存です。
(小児科部長 川副 泰隆)
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眼 科
眼科は平成9年度より、医師1名、視能訓練士1名(嘱託)体制でスタートしました。鶴舞病院
時代から眼科はありましたが、千葉大学からのパート医師による診療で、検査や手術、入院治療は
行っておりませんでした。当地域には開業医を含め眼科診療を行う医療機関がほとんど無く、当地
域の患者様の多くは遠方の眼科への通院を余儀なくされておりました。
そこへ眼科が常勤化したため、たちまち患者数は増加し、年間1万人を数えるようになりました。
その後平成14年度半ばより視能訓練士1名が常勤となり、診療の効率が飛躍的に向上しました。
平成17年度より手術待機期間を縮小するべく手術日を1日増やしました。また診療補助助手を1
名採用し、医師、視能訓練士とも業務に専念できる時間の増加につながりました。
さらに平成18年度より医師1名、診療補助助手1名が増員になりました。これにより外来・入院
診療ともさらに効率的に行なえるようになり、外来患者さまの待ち時間短縮にも繋げることができ
ました。
これまで、眼科は順調に診療拡大を行なってまいりました。
ところが、その後医師不足・医療崩壊の波が眼科にも押し寄せてくることになりました。
平成20年度半ばから、これまで連携して診療を行なってきた代謝内科から医師が撤退しました。
これにより、これまで眼科診療の大きな柱となってきた「糖尿病患者における内科・眼科の連携し
た診療」を行なうことが困難となり、大きな打撃でした。
平成21年度、眼科医師1名減となりました。これも医師不足によるやむを得ない事態でした。そ
して今後、さらなる縮小も危惧されております。
これまで眼科は、多くの皆様方のお力により、診療を拡大・また継続してまいりました。
深謝申し上げます。
そして、現在および今後の眼科の診療縮小を招いたこと、多大なるご迷惑をおかけすることを、
心よりお詫び申し上げます。
ですが、今後も小規模ながらも診療を継続してまいります。どうぞ今後ともご指導・ご鞭撻くだ
さいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
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リハビリテーション科
リハビリテーション科は平成10年の開院以来、職員数や設備の面で様々な変化がありました。以
下に近年の代表的な出来事を挙げます。
・平成18年3月:ガンマナイフ・リハビリテーション棟が竣工しました。急性期のベッドサイドリ
ハビリテーションに引き続き、亜急性期∼回復期の患者様に対し積極的なリハビリテーションが
行えるようになりました。
・平成18年4月:診療報酬が大幅に改訂されました。新たに疾患別リハビリテーション料(4種)
が新設され、
全ての施設基準(Ⅱ)を取得しました。同時期リハビリテーション専門医(非常勤)
が当科に専属で勤務する事となりました。施設基準に関しては、平成20年度の改訂の際、脳血管
疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)の基準が変更されたため、再取得しました。
・平成19年7月:脳卒中ケアユニット入院管理料の施設基準を取得しました。これにあたり当科よ
り理学療法士を1名配置しました。
各職員にも、着任以来様々な経験や考え方が身につきました。以下に紹介します。
・私が入職当初のリハ室は多目的ホールを間借りした窓もない殺風景な場所でした。また、入職時
に在籍していたPT 2人は1年以内に退職。悲しい出来事でした。しかし、平成18年3月にガン
マナイフ・リハビリテーション棟が完成し立派なリハ室が出来、同年にPT 1人入職しリハ科に
活気が出てきました。現在はPT 5名・OT 1名・ST 1名と、私の入職時には考えられないスタッ
フ数となりまいた。いい環境・いい人材が集まり、楽しく協力し合いリハを行っています。
(PT 柴代)
・平成18年度に新棟が完成し、光が差し込む広いリハ室でじっくりと患者様のリハを行う事が出来
る事にとても感謝しています。患者様からも気分が変わりリフレッシュ出来る、集中してリハを
行う事が出来るとお話を頂いています。
(PT 市川)
・一定規模以上の組織が機能して業務遂行している場合には、多少のニーズの変化や欠員があって
もカバーし合い、新規事業を立ち上げ人材育成がスムーズに行える力を有しています。当科の10
年を振り返ると、前半は若い職員が数年で入れ替わり、核となる人材が不在の状況が続き、まず
は人材の定着が必要でした。ここ数年でようやく常勤PT 2名が定着し、組織として基盤が出来
てきたところです。加えて他のリハ専門病院との人事交流が実現し、PT 1名を迎え入れること
ができ、また臨時的任用職員ではありますが、2名のPT増員が実現するなど、10年目にしてよ
うやく質的、量的に飛躍の時期を迎えることができました。今後は個々の質の向上、組織として
の機能の向上を図り、当センター内はもとより県内に存在を示すことができるよう努力していき
たいと考えています。
(PT 阿部)
・平成21年度から循環器病センターに入職しました。周囲に自然があふれる当センターで毎日、気
持ちよくお仕事をさせていただいています。これからも患者様にとってよりよいリハが提供でき
るよう、日々研鑽していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
(PT 臺)
・平成21年度に入職し、現在リハ科の一員として日々、患者様にたずさわっております。当セン
ターの一員となり感じたことは、スタッフの一体感が強いということです。勤務の中では多種多
様な患者様、いろいろな場面での関わりがあり対応を悩む時に同科の先輩方だけではなく他職種
の方々も丁寧にご指導してもらっています。これからも日々勉強し 患者様に対してより良い関
わりを持てるようにしていきたいと考えています。
(PT 児玉)
・平成16年度より常勤OTが産休・育児休暇取得の為、非常勤職員での対応をしていましたが、平
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成18年度より代替職員が常勤で入職し、同時にリハ室も新たに新棟へ建設され、広々と解放的な
空間の中でリハが実施出来る様になりました。その後、雇用形態が代替職員から平成20年度より
正規職員となり、患者様の機能回復・QOL向上の為に日々業務を行っています。今後も他職種
と協力しながら、患者様・ご家族をサポート出来たらと考えております。
(OT 小出)
・当科は開院に合わせ理学療法の他作業療法、言語聴覚療法の部門が加わり3部門が揃いましたが、
職員数や設備は不十分な状況が長く続き、新任者が定着しにくい環境にありました。平成18年度
からはリハ科の代表として院内辞令を頂き、前・現センター長や科長の本間先生のご指導のもと、
皆が「ここで長く働きたい」と思える環境作りに勤めてきました。現在、職員一人一人がそれぞ
れの目標ややりがいを持ちながら、チームとしても安定してきていると実感しています。今後も
STとして患者様を支えると共に、リハ科をより一層盛り上げて行かれればと思っています。
(ST 神作)
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麻 酔 科
この10年のひとつ前の10年を振り返ってみると、麻酔科の仕事の上では、パルスオキシメーター
と呼気CO2モニターの普及が重要で、患者さんの周術期管理の安全性向上に大きな役割を果たした
と考えられます。しかし今考えると、その他には革新的な進歩はなかったような気がします。一方、
続いての10年では多くの技術的イノベーションがもたらされ、麻酔科医の仕事はだいぶ変わりまし
た。以下、そのいくつかについて具体的に述べます。
1.麻酔の効果をみる麻酔深度モニターが実用化、普及した。
患者さんの額につけた特製の電極から脳波を導出して、麻酔の深度を示す数値を表示してく
れる機器が開発・実用化されました。当院では2001年から利用しています。麻酔薬の効き具合
の指標となる、以前にはなかった画期的なモニターで、必要以上の量の薬物投与や過少投与の
予防に役立っているのと、麻酔科医が麻酔中の脳波に目を向けるようになったという副次的な
効用もあります。
2.静脈麻酔薬が血中濃度を意識して投与できるようになった。
血液内に投与される薬が体内でどのように代謝・排泄されるか、血液の中の薬物濃度がどの
ように変化していくのかを数学的なモデルを用いてシミュレーションするというファーマコカ
イネティクス(薬物動態学)や、その薬物濃度と効果との関係を分析するファーマコダイナミ
クス(薬力学)が臨床応用され、目的とする血中濃度を維持するような薬物の投与ができるよ
うになりました。当初は特殊なソフトウェアを仕込んだPCにシリンジポンプをつなげて実験
的に投与していました。その後、
プロポフォールという麻酔薬専用の、マイクロコンピューター
を内蔵したシリンジポンプが開発され、製品化されました。このポンプを用いて、患者さんの
体重と目標とする血中濃度を入力し、スタートボタンを押すと、その血中濃度を実現するべく
計算された薬剤の量が適切なタイミングで持続投与されるようになりました。手術の進行にあ
わせて、目標血中濃度を増減すると、その濃度に落ち着くように薬物の注入速度を変更してく
れます。もちろん目標とする濃度はあくまでも予測された濃度で、実際の血中濃度とは幾分誤
差がありますが、臨床的には許容される範囲と考えられています。当院ではこのポンプを2001
年より使用しています。その結果、従来麻酔科医の経験とカンに頼っていた薬物の投与が、あ
る程度根拠に基づいたものとなり、麻酔の適切な維持と速やかな覚醒に貢献していると考えて
います。
3.経食道心エコーを麻酔科医が施行し、手術の役に立つようになった。
現在では開心術の必須アイテムとなった経食道心エコーですが、ルーチンに使用するように
なったのはこの10年以内の出来事です。最初は僧帽弁の形成術の際、形成がうまくできたかを
診断するために施行し始めました。当初は、循環器科の先生の指導を仰ぎながら、一緒にみて
おりましたが、2000年に手術室・ICUに専用の超音波診断装置が入ってから、麻酔科医の経食
道心エコーの実力も徐々に充実してきました。2001年には小児用、新生児用のプローベも配備
され、小児先天性心疾患でも利用するようになりました。今では、ほとんどすべての開心術に
使用しており、単に心機能を見るだけではなく、手術の出来映えを見たり、人工心肺の様々な
管の位置を見たり、心腔内の空気の除去、術前に見逃された病変の発見などに活用し、手術室
にはなくてはならない存在となっています。この3月からリアルタイムに3次元表示できる機
種も入って、さらにパワーアップしています。まだまだ発展途上ではありますが、経食道心エ
コーを駆使して、麻酔科医が循環器外科治療により積極的に参画できるようになったと自負し
ています。
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4.その他
2002年以降一時期をのぞいて麻酔科は4名で業務に当たってきました。小児科の心臓カテー
テル検査の全身麻酔や脊椎麻酔症例も麻酔科で担当しています。しかし、整形外科が撤退し、
麻酔科管理手術症例件数は600例程度に減少しており、今後残った科の手術件数が増加しない
と麻酔科の体制を見直す必要があると思われます。
今にしてみればあっという間の10年間でありましたが、その場その場はかなり一所懸命だったの
だと記憶しています。次の10年にはどんな変化があるのか、今から楽しみですが、10年後も無事に、
今回と同じように振り返ることができたらいいなあと思っています。
(麻酔科部長 杉森 邦夫)
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栄 養 科
栄養科においては、ここ10年を振り返るとまず、スタッフの構成が大きく変化したことがあげら
れる。平成11年センター化に伴い調理業務の一部が委託化され県職員と委託職員で業務を行うよう
になった。それ以降徐々に委託職員の割合が増え、現在では県職員の調理師は3名(うち2名は再
任用職員)
、委託職員21名となり、ほとんどの調理業務は委託職員で賄われている。管理栄養士に
ついても3名の定数が、平成16年から2名に減となり委託の栄養士で埋め合わせをしている。
そのような環境の中、ただ単に入院患者の食事管理と思われがちな栄養科の業務であるが、その
時期のセンターの診療科の変動に応じた様々な取り組みを行ってきている。
【給食管理】
食品への薬物混入や賞味期限の改ざん、ノロウイルスによる集団食中毒など食品に関する様々な
社会問題が起こり、あらためて「食の安全」が問われた時期でした。そのため、衛生管理には今ま
で以上に注意を払い基本的なマニュアルの徹底、平成18年には「刺身」のような危険度の高い献立
は中止し、2枚貝なども他の食品に変えたりと、食中毒の予防に努めてきた。
また、患者さんの食事に対する満足度を上げ、栄養状態の低下を予防するためには、喫食率を向
上させることが大切である。残食の多い料理をやめ、魚は食べやすい切り身にし、主食は散らし寿
司や味付けご飯のような食が進むものを増やすことにより残食量を減らすことができた。
【栄養管理】
平成12年神経内科の患者の増加に伴い、鶴舞病院の時から開始していた嚥下訓練食を5段階に分
け、内容を基準化させ、献立を作成し、調理方法を徹底した。障害の重度や回復機能に応じた食事
により安全に訓練ができるよう食事内容の充実を図った。現在でも少しずつ内容の見直しを続けて
いる
10年ほど前に内分泌代謝の先生が着任してからは、糖尿病の教育入院患者も増え、糖尿病教室の
部屋は、患者と家族でテーブルがいっぱいになり研修室では、調理実習も頻繁に行われた。
ガンマーナイフが導入されてからは検査時、フレームを装着した際に食べ易い形態でと主食の形
状を細巻きにして食べ易いよう工夫した「ガンマ食」を平成18年4月より開始した。
近年は脳血管障害のため経腸栄養剤のみで栄養補給をしなければならない患者が増えた、一人ひ
とりの病態や体質に合った経腸栄養剤の種類や量、投与方法などに対応する機会も増えた。
平成18年に立ち上げたNST(栄養サポートチーム)の活動も少しずつ軌道に乗りつつあるが、
まだセンター内に浸透するまでには至っていない。
今後も各所属の委員と共に一層活動の場を広げて患者さんの栄養状態の維持・改善に努めたい。
(栄養科長 石橋 裕子)
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検 査 科
検査科における大きな業務変更点として以下に示す5つがあげられる。基本的に正確な検査結果
を返すばかりではなく、より臨床に求められる業務を推進する考えで行っているものである。
2004年2月1日からバンコマイシン(VCM)の薬物治療モニタリング(TDM)を開始した。
TDMとは治療効果や副作用に関する様々な因子をモニタリングしながらそれぞれの患者に適した
薬物投与を行うことで、重大な副作用を呈する薬物には必須の業務である。特に当センターでは、
基礎疾患があり高齢で腎機能が悪い患者がメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染するこ
とが多い。また当センターで検出されるMRSAは薬物耐性を持ったものが多いことから、薬物動態
/薬理力学理論(PK/PD)を考慮した投与量設定を行うことにより、抗菌薬の安全性を考慮した
投与設計に加えて、治療効果の高い投与設計に貢献していると思われる。なお、先進のPK/PD理
論を用いた投与設計に対して、第一回病院局長賞を授与する機会にも恵まれた。図にVCM測定件
数を示す。毎年20人以上の患者にTDMを実施している。2008年度に検査件数の減少が見られるが、
これは一回の検査にトラフ値とピーク値の2点のデータを取っていたが、トラフ値のみでも良い例
は、1回の検査で血中濃度を予測する方法に変更したためである。
2005年10月1日からは、入院患者のインスリン導入時に血糖自己測定を行う患者に対して、血
糖自己測定機器(SMBG)の使用方法の指導、血糖の推移や病態の説明を行なう業務をはじめた。
SMBGを用いることで患者の血糖値変動、特に低血糖時に対する不安を少しでも軽減することに寄
与している。またインスリン導入当初の患者は、インスリンの注射方法など多くのことを覚える必
要があり、SMBG指導においては簡便かつ正確に操作ができるようにパンフレットを用いてわかり
やすく説明にあたっている。また退院後のフォローとして、外来診察時SMBGでの血糖測定値を確
認すると共に、SMBGのメンテナンスを実施し、適切な装置のサポートをしている。
2008年3月24日からは、電子カルテ導入および検査システムの更新と共にコンピュータクロス
マッチを開始した。コンピュータクロスマッチとは、輸血前検査により患者血液型(2回)、不規
則性抗体スクリーニング、輸血製剤の血液型を行い、不規則性抗体が検出されていない患者に対し
てコンピュータ上で輸血製剤との適合性を確認する方法であり、人為的な誤りの排除、検査手順の
合理化および省力化、輸血製剤の請求数の低下、輸血製剤の迅速供給に貢献している。特に手術中
の追加オーダに関しては以前に比べ、供給時間が大幅に短縮されている。
電子カルテの導入から5ヵ月遅れた2008年8月18日より、感染症管理システム(ICTweb)の稼
動を開始した。ICTwebはMRSAや耐性緑膿菌などの院内感染上重要な菌に関して、どこにその保
菌者が存在するのか、どのような経過で保菌に至ったのか、感染経路はどうであったかなど、手作
業では長時間要する集計業務を瞬時行い感染制御に役立てるためのシステムである。細菌検査を行
う上でも患者状況が把握できることから、効率的な業務に役立っている。
2007年4月1日からは、生化学・免疫検査試薬を中心に共同購入をスタートした。これは、同じ
県立病院でありながら、同一試薬に価格差が生じていることや県立病院共通の試薬を購入し、試薬
購入量を増やすことで価格交渉力を持つために行っているものである。価格交渉は病院局で行われ、
試薬価格は20 ∼ 30%削減された。今後、血液検査や細菌検査などについても、共通で使用してい
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る試薬については共同購入を勧める方向となっている。
(検査科長 佐藤 正一)
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2006
2007
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臨床工学科
組織・定数について、平成16年度に定員4名から5名体制とかわり、平成20年度より6名体制を
期に、医療局診療部臨床工学科としてMEセンターを地下1階に開設する。それ以前は、人工呼吸
器使用後などの点検整備を、集中治療室のかたわらで行わざるを得なかった。平成15年度から一部
の機種の人工呼吸器の院内保守点検業務として取り組み始め、独立したスペースで点検を行うこと
が可能となったことで、これを機に平成20年度より人工呼吸器16台すべてを臨床工学科で保守点検
を実施するようになった。
また、人工呼吸器や急性血液浄化装置などについては、安全使用のための講習会を毎年開催して
いる。
人工心肺業務の成果として、陰圧補助脱血方法に変更した事や衛生シート回路にて回路のスリム
化で平均PUMP回路充填量を1400mlから800mlあたりまでに削減することができた。全国的レベル
において評価に値する数値となった。
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平成18年度から近隣の大学からの要請にて臨床工学技士課程の学生実習指導を始め、20年度まで
に合計18名受け入れた。
現在医療機器の中央管理体制は、
「人工心肺装置・人工呼吸器・血液浄化装置・徐細動装置(A
ED含む)
・体外式ペースメーカ・IABP装置・補助循環装置」を臨床工学科でおこなっている。
約300台のシリンジポンプ及び輸液ポンプの中央管理体制の整備は、今後の課題である。
臨床工学技士が、管理操作する生命維持装置を用いた治療件数は開設当初に比べ増加した。また
開設から10年が経過し装置の更新について検討が必要である。
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平成11年度
心臓カテー カテーテル・ 人工心肺症 自家血輸血 血液浄化症 IABP症例 PCPS症例
テル検査数 インターベ 例数
装置症例数 例数
日数
日数
ンション数
1485
276
144
26
200
43
14
平成12年度
1434
315
131
31
313
92
14
平成13年度
1315
277
163
24
228
109
16
平成14年度
1447
347
169
29
309
128
14
平成15年度
1517
278
152
31
562
187
42
平成16年度
1433
352
145
47
646
164
28
平成17年度
955
377
134
48
439
113
20
平成18年度
969
395
159
42
268
125
52
平成19年度
1342
364
166
41
576
107
13
平成20年度
1332
385
166
40
432
116
3
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放射線科
前放射線科科長佐藤次男さんを中心とした旧鶴舞病院のスタッフの努力によって、当時としては
最新の放射線機器を揃えてスタートした放射線科も、日進月歩の医療機器の環境の中、この10年間
で大きく様変わりしつつある。この10年間の出来事を振り返ってみた。
【平成10年度】
旧鶴舞病院には無かったMRI、核医学、ガンマナイフなど、最新のモダリティ装置が整備され
た中で、スタッフも大幅に増員され、本格的な循環器病センター放射線部門がスタートした。
【平成11年度】
各診療科の充実に伴い、検査件数が前年度に比べて大幅に増加した。特に一般撮影、CT、MR
I、ガンマナイフ治療の増加が著しかった。
【平成13年度】
心臓カテーテル治療はもちろんのこと、脳血管内治療や脊椎動脈の塞栓術など最先端の治療が頻
繁に行われるようになり、放射線技師も従来以上にクォリティの高い検査技術が求められるように
なって来た。
【平成14年度】
女性専門外来の設置に伴い、乳房撮影装置の更新と骨塩定量装置の新規購入がなされた。また、
年度末の3月に老朽していたCT装置(旧鶴舞病院から移設)の更新および、以前より嘱望されて
いた循環器動画像ネットワークシステムを導入した。この動画像ネットワークの整備によりシネ
フィルムレス化が実現し、15台の端末から自由に動画像の観察が可能になった。
【平成15年度】
前年度に更新した16列マルチスライスCT は旧CTに比べ、高精細、短時間撮影が可能で3D画
像作成も格段に容易となったため、CTの検査件数が前年度と比較して24%も増加した。9月には
ガンマナイフの線源交換と装置のモデルチェンジを行った。また、市原市乳房検診が開始され、当
センターも乳房撮影の認定施設となり、乳房検診撮影が始まった。
【平成16年度】
16列マルチスライスCTによるCTアンギォが従来の血管撮影の代用を果たすようになり、脳血
管DSAが減少した。また、ガンマナイフ治療は順調に増加し、それに伴いMRI検査も増加して、
MRI検査の予約待ちが増えた。10月には16年間使用した2カテの心血管撮影装置を最新のフラッ
トパネル型バイプレーン装置に更新した。
【平成17年度】
整形外科の診療体制が変わり、整形関連の一般撮影およびMRI検査が減少した。しかし、脳の
検査が増えたため、MRIは前年度並みに落ち着き、逆にCTは前年度に比べ約1,200件増加した。
ただ、本年度より件数の集計方法を変えたため、集計評価が混乱した。2月にはCRシステムの更
新をし、
一般撮影の作業効率が大幅に向上した。また、3月には新棟に新規のMRI装置を導入した。
【平成18年度】
MRI装置が2台体制となり、検査の予約待ち状況が解消された。ただ、予測より整形関連の検
査が減ってしまったため、MRIの検査数は前年度に比べ約1,000件の増加にとどまった。ところで、
8月には新棟のMRI室で重大なインシデント事故が発生した。患者監視モニターがMRIの磁石に
引っ張られ、ガントリーとの間に患者様の大腿部をはさんでしまった。幸い患者様は軽い打撲程度
で、大事に至らなかったが、一歩間違えば大事故になるところであった。また、強制クエンチをさ
せてしまったので多額のヘリウムガスの装填費用と監視モニターの修理費用が発生した。
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【平成19年度】
4月に端末11台からなる3D画像ネットワークシステムが完成し、各端末で3D画像の作成、観
察が可能となった。9月にはRIS,PACSが納入された。フィルムレスでの電子カルテ運用を
スムーズにするため、電子カルテ稼動時に少しでも多くの過去画像が観察できるように、PACS
の運用を早めに開始した。電子カルテは翌3月に運用開始となった。1月にステントグラフト挿入
術用のポータブルDSAを導入した。
【平成20年度】
5月にガンマナイフの線源交換、翌2月に約16年間使用した一般X線撮影システムの更新をした。
(放射線科長 椎葉 眞一)
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薬 剤 部
千葉県循環器病センターが平成10年2月1日に開院してから11年が経ちましたが、薬剤部におい
てはこの11年の間に大きな変動がありました。
平成8年頃よりわが国では医療の高度化にともない、より専門分野に細分化された質の高い医療
が求められ、調剤薬局の薬剤師は外来患者様の薬を管理し、病院の薬剤師は入院患者様の薬物療法
に力を注ぐという役割分担が推進されました。当センターにおいても平成14年度より院外処方箋発
行に向けての準備が始まり、院外処方箋の形式・処方内容の変更および削除・処方箋期限切れおよ
び紛失等への対応、さらにファックスコーナーも開設され、平成15年4月より院外処方箋発行が開
始となりました。患者様にとっては、病院での待ち時間が少なくなり、また「かかりつけ薬局」を
決めてもらうことでお薬の重複投与を防ぎ,また,お薬の相互作用も未然に防ぐことが出来ます。
90%前後の院外処方箋発行により薬剤部では、4B・5B病棟でのみ実施していた薬剤管理指導
業務をすべての病棟(3A・4A・4B・5A・5B)で開始しました。
薬剤管理指導業務は、医師の同意のもとに患者様に対して薬の服用方法,効能,副作用を説明す
ると同時に,その記録をきちんと管理する業務です。この業務を行うにあたっては,常勤の薬剤師
が2人以上、情報管理室(DI室)があり、注射薬を処方箋で患者様毎にセットすること,という
ような施設基準を満たしていなければなりません。入院中の注射薬は、医師の指示した注射処方箋
の内容を薬剤師が確認(投与量・投与方法・配合変化)してから、患者様毎にカートにセットし病
棟に搬送されます。個人セットをすることにより、いままでより病棟注射薬の在庫が減り、経済的
にも大きなメリットになったと思われます。 またTPN(高カロリー輸液)もTPN注射オーダに
基づいて薬剤部無菌室内のクリーンベンチにて調整し、病棟に払い出しています。
平成16年度より、抗癌剤注射オーダに基づいて外来・入院のがん化学療法の調製を薬剤部で開始
しました。化学療法の当日、安全性や清潔性を確保するために薬剤部無菌室内の安全キャビネット
の中で行っています。この際1人の薬剤師が調整し別の薬剤師が必ず確認します。調製された点滴
を看護師に手渡し、さらに確認の後、治療が行われています。
当院の薬剤師が病棟にでるようになってから数年が経過し、最近では他の医療スタッフや患者
様により近いところで医療安全を守る職種として少しずつ関わるようになってきました。平成19年
9月より4B病棟でのお薬ランチョンセミナー、平成21年1月より外来部門での定期的なお薬勉強
| 40 |
会の開催がその1つの例です。医療安全の意識付けへのきっかけ作りであると同時に、薬への関心
を高めていただき、薬剤師と他の医療スタッフとの連携を密にしていくという点においてもこの会
の継続は有効と感じており、看護部の方々の協力のもと引き続き取り組んでいきたいと考えている
業務です。
今後もチーム医療の一員として薬学的な観点から患者さんに最も安全で適切な医療を提供できる
ように取り組んでいきます。
| 41 |
看 護 局
平成10年2月の開院時の看護職員数は164名でスタートし、4月には199名となった。
14年から試行した2交代制勤務が3人夜勤を必要としたことや、19年1月に入院基本料7対1看
護を取得した事が、看護師の増員や人員の安定化を補償することになり、21年4月には、看護職員
の定数は、221名となった。
看護部体制は、12年4月からは副部長が2人制となり、当センター独自の看護主任制も導入した。
更に15年には看護部から看護局に組織改編となった。
集中治療室も、当初ICUは4床稼動であったが、その9月から6床、CCU・SCU 4床へと増やした。
18年4月にはCCU/SCUは8床稼動、20年7月からは、ICUを10床稼動とし、21年度からは、I
CUとCCU・SCU合わせて20床の全稼動とした。
看護の日のイベントは、12年から毎年実施し、地域への保健医療活動の一端を担っている。
対外的にも、国内からの研修生の受け入れはもちろんのこと、12年にはベトナム、14年にはドミ
ニカからの海外研修生も積極的に受け入れた。
10年の歴史は、まだ書ききれないが中でも、2つの大きな新しい出来事といえば、2交代制勤務
の導入と看護必要度測定である。
<はじめて2交替制勤務の試行をして>
看護師長 飯塚 一恵
平成14年4月にがんセンターから循環器病センターに異動となり、3A病棟を担当することと
なった。3A病棟は各勤務帯とも時間外勤務が多い現状であった。このまま現状を維持していくこ
とは、看護師がバーンアウトをおこしかねないと危機感を抱いていた。
その頃、看護師のライフサイクルにあわせた勤務体制として、また看護業務改善の一端を担って
いるとして、2交替制勤務を取り入れた施設の文献が多くあった。
また、自分自身、平成8年から9年にかけて、県立病院看護職員定着対策委員会の部会・看護業
務改善部会の委員であり、看護職員確保対策特別事業として看護業務改善事例集を作成するにあた
り、
2交替制を導入している施設を見学し、
2交替制勤が好評であることを実際に聞いた経緯もあっ
た。
これらのことから、看護師の補充が困難な状況下で、この危機を打破する方策として、3Aにお
ける2交替制勤務の試行の準備をすすめた。
まず、文献資料を配布し、2交替制勤務への理解を深めた。具体的には、2交替勤務の夜勤業務
基準を作成し、業務内容を明らかにした。例えば朝の採血の平均化をDrに協力依頼、検温の基準
の作成や勤務帯1回の看護記録にするなどして、業務の見直しをした。2交替勤務は長時間勤務と
なるため、十分な休憩の確保が必要となり、ソファーベッドの購入や、ナースラウンジに連動する
ナースコールを遮断するなどの労務環境面での改善をはかった。3交替と2交替との夜勤手当の違
いについても提示した。スタッフには勤務を選択できる態勢とし、準備が整った段階で、その年の
10月に2交替制勤務の試行に踏み切った。
試行後にアンケート調査を実施した。調査結果からも2交替勤務より3交替勤務のほうが疲労を
『とても感じる』が、高い数値となっている。スタッフから、「2交替は勤務時間が長くてきついが、
2交替のほうが勤務と休みのメリハリができリフレッシュできる」
「日勤深夜の勤務がないのはと
てもよい」
「もう3交替には戻りたくない」の感想であった。
3Aの2交替勤務の試行を機に、年々、他病棟も2交替勤務の試行が始まり、21年度から集中治
| 42 |
療部門のICU、CCU/SCUも2交替勤務となり、当センターでは3交替制勤務はなくなり2交替制
勤務のみの現状となった。ICU、CCU/SCUは夜間の緊急入院や心カテが日常茶飯事であり疲労が
高いのではと考えるが、試行後にスタッフ自ら選択した勤務体制であり、「2交替の方が体は楽。」
の意見が多いと聞いている。
管理の視点からみるとセンターの地理的条件から、深夜帯での帰宅や出勤は護身上問題が生じや
すいことや、冬期における路面凍結での危険性が高い。また、2交替制勤務は夜通しの勤務のため、
深夜帯における時間外料金は発生しないため、経済効果があることも見逃せない。
以上のことから、2交替制勤務はスタッフからも管理の面からもメリットがあり、有用だと判断
され波及したと考えている。
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<看護必要度を導入して>
看護師長 白井 信子
厚生労働省は、急性期入院医療における看護職員配置と重症度・看護必要度に関する調査を実施
した結果を踏まえ、2006年度の診療報酬改定では、「入院基本料7対1の算定の基準」の1つとし
て看護必要度を導入した。しかし、その以前から、県立病院の業務改善部会では、重症度・看護必
要度について継続的に測定できる体制整備に取り組んでいた。中でも、看護必要度測定ができる評
価者の育成が必須であることから、県立病院では、業務改善部会を中心に、評価者育成研修計画と
共に集計表を作成し、各施設の重症度・看護必要度調査を実施した。
当センターでも、2006年、業務改善部会委員が発信し、業務委員会を中心に全看護職員を対象に
看護必要度の評価者育成訓練を開始した。その後から紙ベースによる集計表を使用し看護必要度評
価を継続、実施したことにより、2008年1月から入院基本料7対1の取得が可能となり、病院経営
に貢献している。
又、電子カルテの導入により、2008年6月からは看護必要度もIT化になり、看護必要度を入力
し評価できるようになり、病棟管理日誌・看護管理日誌に反映させている。
今後、重症度・看護必要度測定をしていくためには、評価者の育成が不可欠であり継続しての育
成計画、研修を企画していく必要がある。
今年度の業務委員会での院内研修企画の目的として、看護必要度の測定の安定化を図る、新採用
者の看護必要度測定に関する知識と技術の習得をする、の2つをあげ「看護ワイズクリッパー」を
購入し、eラーニング(インターネット)での自己学習と試験を実施している。
以上の2つの共通点は、看護師の活動や変革への挑戦が、病院経営へ貢献しているという点であ
る。2交代制の導入は、スタッフのワークライフバランスを整える一方で、超過勤務の減少による
経費の削減、看護必要度の測定は、10%以上を維持することで、入院基本料7対1看護の取得につ
ながり、ひいては患者の入院料を増やすことができた。
10年を区切りとしての、看護局としてのこの2つは、21年度末に定年退職を迎える2人の看護師
長さんの功績であったことは、偶然であろうか。
(看護部長 亀田 日出子)
| 44 |
概 要
沿 革
昭和30年2月
千葉県立療養所鶴舞病院が設置され、結核病床200床をもって開設許可及び使用
許可を得る。
昭和36年4月
名称を千葉県立鶴舞病院に変更し、一般地域医療をあわせて行う方針が決定され
る。
昭和39年11月
救急医療機関の指定を受ける。
昭和41年4月
病院開設許可事項中一部変更使用許可を得る。病床種別変更。心肺センター整備
計画を樹立し、心臓カテーテル専用X線テレビ等の施設整備を図る。
昭和46年5月
本館改築完了。鉄筋コンクリート造4階建て4,995.53㎡ 工事費193,765千円。
昭和46年6月
病院開設事項中一部変更使用許可を得る。
(一部変更許可事項中の一部使用4階
部分一般病床56床)結核174床、一般110床。
昭和50年6月
結核病棟改築完了。鉄筋コンクリート造 3,242.13㎡ 工事費360,580千円。
昭和50年7月
病院開設許可事項中一部変更使用許可を得る。一般病床(2階部分30床)を改築
し、病床種別変更 結核病床140床・一般病床100床。
昭和59年3月
病院開設許可事項中一部変更使用許可を得る。(一部結核病棟を理学診療科とし、
20床減少するとともに一般病床20床を増床する)一般病床160床、結核病床80床。
昭和61年2月
平成2年6月
平成3年3月
平成4年1月
「ふるさと千葉5か年計画」に循環器病センターの建設計画を盛り込む。
千葉県循環器病センター検討委員会設置。
「さわやかハートちば5か年計画」に「循環器病センターの整備」を盛り込む。
千葉県循環器病センター検討委員会が「千葉県循環器病センター基本構想」を答
申。
平成4年3月
平成5年2月
循環器病センターの設置場所を鶴舞病院敷地内とすることが決定された。
「千葉県循環器病センター基本計画」策定。
平成7年10月
循環器病センター着工。
平成8年8月
基幹災害センター竣工。
平成10年2月
千葉県循環器病センター開院、一般病床220床(開設許可330床)(鶴舞病院閉鎖)
平成10年4月
「千葉県循環器病センター第二期施設整備基本構想・基本計画策定委員会」を設置。
旧鶴舞病院解体工事実施。
平成11年2月
「千葉県循環器病センター第二期施設整備基本構想・基本計画策定委員会」が「千
葉県循環器病センター第二期施設整備基本構想・基本計画」を策定。
平成11年4月
「千葉県循環器病センター機能整備検討委員会」を設置。
平成12年4月
「千葉県循環器病センター機能整備委員会」を設置。
平成12年9月
千葉県循環器病センター第二期施設整備基本設計委託。
平成16年4月
地方公営企業法に基づき「千葉県病院局」が設置され、当センターはその組織の
一部となる。
平成16年4月
新医師臨床研修制度が開始、千葉県循環器病センターは協力病院となる。
平成18年3月
ガンマナイフ・リハビリテーション棟が完成。鉄骨造平屋建て(807㎡)
平成18年3月
ヘリポートが完成。
平成19年12月
広報誌「鶴マイハート便り」創刊
平成20年2月
循環器病センター開設10周年
平成20年3月
電子カルテシステム稼動
| 47 |
概 要
郵便番号
290−0512
所
市原市鶴舞575
在
地
千葉県
Chiba Pref
東京都
(電 話 0436−88−3111)
千葉市
(FAX 0436−88−3032)
市原市
Ichihara-shi
http://www.pref.chiba.lg.jp/byouin/junkan/
所管保健所
市原健康福祉センター[市原保健所]
圏央道
千葉県循環器病セ
ンター
Chiba Cardiovascular
Center
(市原二次医療圏)
交通機関
東京湾横断道路
○小湊鉄道上総牛久駅下車、
小湊バスにて(15分、4km)
循環器病センター下車
○JR 茂原駅下車 小湊バスにて(40分、11km)循環器病センター下車
病
床 数
医療法承認病床数
総数
一般
結核
精神
伝染
220床
220床
―
―
―
うち循環器関連120床、ICU10床、CCU6床、SCU4床
標榜診療科
循環器科、心臓血管外科、神経内科、脳神経外科、内科、外科、小児科、呼吸器科、
整形外科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、リハビリテーション科、麻酔科、歯科
特
色
(1)循環器病に関する高度かつ専門的な医療の提供を行うとともに、充実した一般
医療サービスの提供を行う。
(2)循環器病をはじめとする諸疾患患者の早期社会復帰のためのリハビリテーショ
ンの確立と普及を目標にしている。
(3)地域医療機関との連携の強化を図りながら、幅広い一般診療も行い、地域中核
病院としての役割も果たす。
指定医療
身体障害者福祉法(更正医療)、児童福祉法(育成医療)、原子爆弾被爆者の医療等
に関する法律(認定病院)、生活保護法、学校保健法、結核予防法、特定疾患治療
研究事業(千葉県)
、小児慢性疾患治療研究事業(千葉県・千葉市)等
施設の概要
環 境
千葉市内から車で約1時間余り、房総半島の中央部に位置し、周囲は緑に囲まれた
循環器病の診療施設として良環境にある。
敷 地
61,841.7㎡
建 物
建物延べ面積26,599㎡
内 訳
本館病棟・病室・診療室等21,117㎡、医師住宅1棟1,167㎡、
看護師宿舎2棟 3,307㎡、保育所200㎡、ガンマ・リハビリテーション棟807㎡
| 48 |
幹部職員及び職種別職員数
平成21年11月1日現在
役
職
名
氏 名
役
名
氏 名
セ ン タ ー 長
小 野 純 一
循 環 器 科 部 長
石 川 隆 尉
事
務
局
長
佐々木 浩 一
心臓血管外科部長
松 尾 浩 三
医
療
局
長
鈴 木 亮 二
神 経 内 科 部 長
本 間 甲 一
看
護
部
長
亀 田 日出子
脳神経外科部長
沖 山 幸 一
診
療
部
長
丹 羽 公一郎
小 児 科 部 長
川 副 泰 隆
診
療
部
長
宮 崎 彰
麻 酔 科 部 長
杉 森 邦 夫
診
療
部
長
村 山 博 和
検
査
部
長
宮 崎 彰
薬
剤
部
長
鵜 澤 和 子
区 分
職
総 数
事 務 局
14
医 療 局
事
務
14
医
師
42
42
臨床検査 技師
16
16
衛生検査 技師
0
0
臨床工学 技士
6
6
診療放射線技師
15
15
理 学 療 法 士
2
2
言 語 治 療 士
1
1
作 業 療 法 士
4
4
按 摩 指 圧 師
1
1
視 能 訓 練 士
1
1
薬
剤
師
9
9
看
護
師
258
師
1
管 理 栄 養 士
2
2
調
理
員
3
3
運
転
手
1
電
気
技
看 護 局
258
1
1
医療助手(看護)
4
1
その他(補助等)
12
3
4
5
計
378
19
106
253
| 49 |
組 織 図
平成21年4月1日現在
管 理 課
事務局長
医事経営課
循 環 器 科
心臓血管外科
診療部長
神 経 内 科
脳神経外科
リハビリテーション科
内 科
外 科
小 児 科
呼 吸 器 科
整 形 外 科
診療部長
眼 科
耳鼻咽喉科
センター長
医療局長
皮 膚 科
麻 酔 科
歯 科
栄 養 科
検査部長
薬剤部長
検 査 科
放 射 線 科
薬 剤 部
滅 菌 室
副看護部長
教育担当
外 来
I C U
看護局長
(看護部長事務取扱)
手 術 室
副看護部長
総務担当
副看護部長
リスク担当
地域医療連携室長
地域医療連携室
医療安全管理室長
医療安全責任者
(副看護部長)
| 50 |
CCU・SCU
3 A 病 棟
4 A 病 棟
4 B 病 棟
5 A 病 棟
5 B 病 棟
週間外来予定表
診察室
診療科
平成21年11月1日現在
月
午前
火
午後
午前
水
午後
午前
木
午後
午前
金
午後
午前
2
3
循環器科
井上寿久/
伊藤良浩
石川隆尉
徐 基源/ 井上寿久/ 宮崎 彰
田永幸正
小澤大介 (ペースメーカー)
中村精岳/
田永幸正
石川隆尉
5
8
石川隆尉
(完全予約制) (ペースメーカー/ICD)
田永幸正
10 行木美奈子
宮崎 彰
大橋範之
中村精岳
小澤大介
徐 基源
石川隆尉
堀江佐和子
井上寿久
水間 洋 矢野恵里子
(完全予約制)
(第3)
12-① 多羅尾健太郎
林田直樹/
平野雅生
5
鬼頭 浩之/
平野 雅生
(静脈疾患)
心臓血管外科
7
鬼頭浩之/ 林田直樹/ 林田直樹
平野雅生
林田直樹 (静脈疾患)
村山 博和
浅野 宗一
脳神経外科
(小児)
松田信二
6 (完全予約制)
12-② 本間甲一
11
(完全予約制)
岩井雄太
那須彩子
福島剛志
町田利生
小野純一
外
小
科
児
科
成人先天性
心疾患診療部
整形外科
眼
科
永野 修
(完全予約制)
永野 修
(完全予約制)
(完全予約制)
樋口佳則
(機能外来)
菊野 薫
永野 修
(完全予約制)
松田信二
新棟
菊野 薫
坪倉正治
(完全予約制)
阿部恭久
宮崎 彰
26
坂本昭雄
−
センター医師
26
(女性専門)
(第2、第4)
13
(第1)
(第1以外)
永山洋子
鈴木亮二
岡本佳昭
22
23
川副泰隆
立野 滋
鈴木亮二
川副泰隆
23
林 永規
鈴木亮二
白井丈晶
川副泰隆
川副泰隆
立野 滋 立野 滋
(小児ペースメーカー)
丹羽公一郎 丹羽公一郎
立野 滋
22 丹羽公一郎 丹羽公一郎
豊田智彦
豊田智彦
豊田智彦
12-①
小笠原明
21-① 齊藤栄子
齊藤栄子
21-② 千葉大医師
千葉大医師
齊藤栄子
(完全予約制)
齊藤栄子
齊藤栄子
(完全予約制)
丹野美穂
丹野美穂
丹野美穂 丹野美穂
丹野美穂 (補聴器)
(第1,3)
堀口茂俊 (完全予約制)(完全予約制)
丹野美穂
皮 膚 科
25
斎藤 學
斎藤 學
28
樋口佳則
(機能外来) (機能外来)
27
科
藤川 厚
永野 修
(完全予約制)
耳鼻咽喉科
歯
本間 甲一
小野純一
永野 修
2
科
岩井 雄太
(完全予約制)
12-②
1
内
(完全予約制)
(静脈疾患)
本間甲一
沖山幸一
ガンマナイフ治療部
脳神経機能外来
赤荻悠一
村山 博和
林田直樹/
平野雅生
松尾浩三
26
神経内科
脳神経新患外来
午後
伊藤良浩
斎藤 學
歯科の診療は予約制です。予約は2階「A 5受付」にお申し出ください。
肥後盛洋
肥後盛洋
肥後盛洋
肥後盛洋
肥後盛洋
☆予約外の受付時間は「月曜から金曜」の午前8時30分から午前11時です。
☆午後は予約患者さんのみです。ただし、救急の場合はいつでも診察を行います。
☆医師及び診察室は、都合により変更になる場合があります。
☆女性専門外来は、完全予約制で、毎月第2、第4金曜日です。
☆水曜日の眼科は、完全予約制です。
☆金曜日の内科は、成東病院坂本医師又は当センター心臓血管外科・外科・小児科の医師が交代で診察します。
注意
電話 0436−88−3111
⑴各診療科の午後の
( )
内は、特殊外来であり、受付時間は午後1時から3時迄です。 FAX 0436−88−3032
⑵/は、交代で医師が担当します。
http://www.pref.chiba.lg.jp/byouin/junkan/
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医師・医療スタッフ一覧
平成21年11月1日現在
名前
免許取得
年次
循環器科
役職
(職 名)
専門領域(※記載のない者は当該診療科全般を担当します)
資格
認定先学会名 ●内科認定医:日本内科学会 ●循環器専門医:日本循環器学会
宮 崎 彰
S52.5
診療部長
石 川 隆 尉
S56.6
部 長
中 村 精 岳
S60.5
主任医長
井 上 寿 久
S63.5
主任医長
徐 基 源
H7.6
医 長
田 永 幸 正
H9.4
医 長
伊 藤 良 浩
H16.4
医 師
三 浦 慶一郎
H17.4
医 師
小 澤 大 介
H17.4
医 師
大 橋 範 之
H18.4
医 師
堀 江 佐和子
H18.4
医 師
心臓超音波診断
内科認定医、循環器専門医、超音波専門医・指導医
不整脈、ペースメーカー、カテーテルアブレーション
内科認定医、循環器専門医
冠動脈インターベンション、経皮的僧帽弁裂開術
内科医認定医
循環器MRI診断、冠動脈インターベンション
内科認定医、循環器専門医
冠動脈インターベンション
内科専門医、循環器専門医
内科専門医、循環器専門医
認定先学会名 ●胸部外科認定・指導医:胸部外科学会 ●外科認定・専門・指導医:日本外科学会
●心臓血管外科専門医等:3学会構成心臓血管外科専門医認定機構
心臓血管外科
弁膜症、胸部大血管
村 山 博 和
S.55.5
診療部長
松 尾 浩 三
S55.5
部 長
林 田 直 樹
S54.6
主任医長
鬼 頭 浩 之
S61.5
主任医長
浅 野 宗 一
H元.5
主任医長
平 野 雅 生
H2.5
医 長
大 場 正 直
H9.4
医 長
心臓血管外科全般
杉 本 晃 一
H13.5
医 長
心臓血管外科全般
先天性心疾患、成人先天性心疾患
○胸部外科認定医・指導医 ○外科指導医・専門医 ○心臓血管外科専門医
血管外科、血管内治療
○胸部外科認定医 ○外科専門医・指導医 ○心臓血管外科専門医
虚血性心疾患、成人心疾患
○胸部外科認定医・指導医 ○外科指導医・専門医 ○心臓血管外科専門医
ステントグラフト治療、血管内治療、大動脈疾患、成人心疾患
○胸部外科認定医 ○外科認定医 ○心臓血管外科専門医
血管外科、大動脈疾患、後天性心疾患
○外科認定医
認定先学会名 ●神経内科認定医:日本神経学会 ●内科認定医:日本内科学会
●脳卒中専門医:日本脳卒中学会
神経内科
本 間 甲 一
S59.5
部 長
松 田 信 二
S62.5
主任医長
赤 荻 悠 一
H14.4
医 長
岩 井 雄 太
H18.4
医 師
脳神経外科
小 野 純 一
○胸部外科認定医・指導医 ○外科専門医 ○心臓血管外科専門医
神経内科一般、自律神経障害一般(神経心臓病学)
神経内科認定医、内科認定医
脳卒中
神経内科専門医、脳卒中専門医、内科認定医
神経内科一般
○リハビリテーション科専門医 ○神経内科専門医 ○認定内科医
神経内科一般
認定先学会名 ●脳神経外科専門医:日本脳神経外科学会 ●脳卒中専門医:日本脳卒中学会
S51.5
センター長
脳血管外科、脳血管血行再建、頭部外傷
○神経外科専門医 ○ 脳卒中専門医
| 52 |
名前
免許取得
年次
役職
(職 名)
沖 山 幸 一
S56.6
部長
町 田 利 生
H05.4
医長
永 野 修
H11.4
医長
藤 川 厚
H13.5
医長
水 橋 里 弥
H17.4
医師
資格
脳血管外科、良性脳腫瘍の外科、三叉神経痛、顔面けいれん
○脳神経外科専門医 ○脳卒中専門医
脳卒中、脳血管血行再建
○脳神経外科専門医 ○脳卒中専門医
ガンマナイフ治療、脳卒中、脳腫瘍
○脳神経外科専門医 ○脳卒中専門医
脳卒中、脳血管血行再建
○脳神経外科専門医 ○脳卒中専門医
認定先学会名 ●内科認定医:日本内科学会 ●消化器病専門医:日本消化器学会
●消化器内視鏡専門医:日本消化器内視鏡学会
内科・呼吸器科
永 山 洋 子
専門領域(※記載のない者は当該診療科全般を担当します)
S48.5
(併)
主任医長
女性専門外来
○内科認定医
認定先学会名 ●外科認定・専門・指導医:日本外科学会 ●胸部外科認定医:胸部外科学会
●消化器外科認定医:日本消化器外科学会 "
外 科
呼吸器外科
鈴 木 亮 二
S49.5
医療局長
林 永 規
H2.5
部 長
岡 本 佳 昭
H7.4
医 長
田 中 圭
H16.4
医 師
消化器外科
○外科専門医・指導医 ○ICD(Infection Control Doctor)
消化器外科
○外科専門医 ○ICD(Infection Control Doctor)
認定先学会名 ●小児科専門医:日本小児科学会 ●循環器科専門医:日本循環器学会
●内科認定医:日本内科学会"
小児科
丹 羽 公一郎
S51.7
診療部長
川 副 泰 隆
S59.5
部 長
立 野 滋
S63.5
主任医長
豊 田 智 彦
H8.4
医 長
白 井 丈 晶
H10.4
医 長
眼 科
小児循環器疾患、成人先天性心疾患
○小児科専門医
小児循環器疾患、心疾患女性の妊娠・出産の管理、胎児心臓超音波検査
○小児科専門医
小児循環器疾患、不整脈、ペースメーカー
○小児科専門医
成人循環器疾患、成人先天性心疾患、心臓超音波検査
○循環器専門医 ○内科認定医
小児循環器疾患、成人先天性心疾患
○小児科専門医
認定先学会名 ●日本眼科学会
齊 藤 栄 子
H07.4
医 長
幸 保 美由起
H10.4
技 師
耳鼻咽喉科
丹 野 美 穂
○外科専門医・認定医 ○消化器外科認定医 ○胸部外科 認定医
○日本医師会 認定産業医
○眼科専門医
視能訓練士
認定先学会名 ●日本耳鼻咽喉学会
S.63.1
主任医長
S44.5
非 常 勤
耳鼻咽喉科一般
○耳鼻咽喉科専門医
皮膚科
斎 藤 學
麻酔科
杉 森 邦 夫
光線過敏症
○日本皮膚科学会 皮膚科専門医
認定先学会名 ●麻酔科:日本麻酔学会
S60.5
部 長
麻酔全般
○麻酔科標榜医・指導医
| 53 |
名前
免許取得
年次
役職
(職 名)
春 木 えりか
H11.4
医 長
大 松 裕 明
H15.5
医 師
長 井 恭 子
H20.1
医 師
H12.5
医 長
専門領域(※記載のない者は当該診療科全般を担当します)
資格
麻酔全般
○麻酔科標榜医・専門医
○PTEeXAM (NBE 周術期経食道心エコー試験)
麻酔全般
○麻酔科標榜医
歯 科
肥 後 盛 洋
歯科口腔外科
| 54 |
会議・委員会一覧表
平成21年10月1日現在
種 類・名 称
委員長
副委員長
又は議長
目 的
事務担当者
開 催 日
1 諮問会議等
長
1)循環器病センター運 会
―
星野伊久雄
営懇話会
2)治験審査委員会
センターの運営に関する事項
丹羽診療部長 林田主任医長 治験の審査に関する事項
管理課長
随時
野口主事(管理課)
管理課課長
中山上席専門員(薬剤部)
CRC
毎月
阿仁技師(看護局) 第2月曜
荒川技師(看護局)
境技師(看護局)
2 センター長直轄会議・委員会(特別委員会)
1)IT化委員会
①電子カルテ委員会
医療局長
宮崎診療部長
センターのIT化に関する事項
看 護 部 長
酒井主査(医事経営課)
随時
高橋副主査( 〃 )
医療局長
立野主任医長
電子カルテ運用に関する事項
高井副看護部長
酒井主査(医事経営課) 毎月
高橋副主査( 〃 ) 第2水曜日
医療局長
医療安全に関する事項
事務局長
近藤主査(管理課)
5.7.9.11.2月
第2月曜日
村山診療部長
医療事故防止対策
高井副看護部長
近藤主査(管理課)
毎月
第2金曜日
宮崎主査(管理課)
毎月
第3木曜
3 センター長直轄会議・委員会
2)医療安全管理委員会 センター長
①医療事故防止委員会 医 療 局 長
②院内感染対策委員会 林 部 長 高井副看護部長
院内細菌感染、AIDS感染等に
関する事項
③防災・災害医療委員会 浅野主任医長 高井副看護部長
センターの防災に関する事項及び
毎月
小野主査(管理課)
災害医療に関する事項
第2週水曜日
④放射線安全委員会
永 野 医 長 放射線科長 放射線関連機器の安全、保守
林主査(管理課) 四半期ごと
3)危機管理委員会
センター長
センター運営上重大な危機的問題
の処理並びに日常の危機管理体制
の整備, 病院内外における災害発生
などに対する緊急対策
4)広報・学術委員会
丹羽診療部長 松 尾 部 長
年報の編集・発行、業績集の発行、
野口主事(管理課) 随時
講演会の開催
5)物品管理検討委員会 センター長
6)予算委員会
①予算
②機械・備品購入
③委託業者選定
村山診療部長
医療局長
センター長 事 務 局 長
看護部長
奇数月
第3月曜日
消耗品購入・在庫調整・物品管理
森主事(管理課)
購入機器の内容の調整・検討、
委託業務の業者選定
湯浅副主査(医事経営課)
林主査(管理課) 随時
近藤副主査(管理課)
7)経営効率化検討委員会 センター長 事 務 局 長 経営改善の推進検討
未承認生体材料使用などセンター
内における各種倫理問題の審議
8)倫理審査委員会
センター長 医 療 局 長
9)治験運営委員会
林田主任医長
10)病棟再編委員会
沖山部長
丹羽診療部長 石 川 部 長 病棟再編について検討する
看護部長
沖 山 部 長 製薬会社が作った「新薬」の安全
薬 剤 部 長 性や効き目等の試験研究の審議
11)ボランティア運営委員会 事 務 局 長 看 護 部 長
随時
前田主査(医事経営課) 隔奇数月
森主事(管理課) 随時
管 理 課 長 隔偶数月
中山上席専門員(薬剤部) 第2月月曜日
医 事 経 営 課 長 随時
ボランティア活動の推進及び運営
宮崎主査(管理課) 随時
の円滑化を目的とする協議・決定
| 55 |
種 類・名 称
委員長
副委員長
又は議長
目 的
事務担当者
開 催 日
4 運営幹部会議
1)臨床研修医管理委員会 センター長 宮崎診療部長 臨床研修医に関する事項
佐々木事務局長 随時
医事経営課長
月2回
第1・3月曜日
林 部 長
外来・救急外来運営
鈴木副看護部長
医事経営課長
月1回
第3月曜
本間部長
石川部長
各病棟運営
小倉副看護部長
前 田 主 査 月1回
(医事経営課) 第3火曜
5)栄養委員会
①褥瘡対策
②NST
岡本医長
患者給食に関する事項
宮崎診療部長
①栄養管理に関する事項
小倉副看護部長
②褥瘡対策に関する事項
6)図書委員会
石川部長 川副部長
2)臨床運営委員会
鈴木医療局長 亀田看護局長 医療局各部科間の連絡、調整
3)外来・救急外来運営
委員会
沖山部長
4)病棟運営委員会
6,9,12,3月第2又は4
佐々木副主査
火曜(褥瘡)偶数月
(医事経営課)
第2火曜日(NST)
(栄養科)
(NST)
毎月第2・4火曜
図書並びに医療情報及び業績の運 近 藤 主 査
随時
用・管理及び機関紙の発行
(管理課)
林
主
査
地 曳 副 主 査 随時
(管理課)
7)医療廃棄物・ガス委
鬼頭主任医長 椎葉放射線科長 医療ガス運用
員会
8)衛生・健康管理委員会 川 副 部 長 小倉副看護部長
9)薬事委員会
宮崎診療部長
院内衛生、職員健康管理に関する
こと
宮 崎 主 査
随時
(管理課)
林田主任医長
薬剤選定など薬事に関する事項
鵜澤薬剤部長
林
主
査 月1回
(管理課)
第1月曜
10)検査・放射線・ME
宮崎診療部長
運営委員会
(含むカテーテル検 村山診療部長 佐藤検査科長 検査部門の運営に関する事項
椎葉放射線科長
査・輸血療法)
(輸血療法委員会)
湯 浅 副 主 査 偶数月
(医事経営課) 第3水曜
中村主任医長
11)ICU・CCU・SCU運
ICU・CCU・SCU運営
松尾部長
本間部長
営委員会
湯 浅 副 主 査 隔奇数月
(医事経営課) 第3水曜
中村主任医長
12)手術室・カテ室・滅
手術室・カテ室・滅菌室運営
杉森部長
鈴木看護師長
菌室運営委員会
地 曳 副 主 査 隔偶数月
(管理課)
第1水曜
地域医療連携、医療相談業務に関
13)地域医療連携推進委
宮崎診療部長 稲 葉 師 長
する事項
員会
稲 葉 師 長 毎月
(連携室)
第4木曜
5 各部局、各科内の会議
1)事務局会
事務局長
―
事務局内の事項の連絡、検討、協議、
決定
週1回(火曜日)
運営幹部会終了後
2)診療部会
(医局代表者会)
3診療部長
―
各診療科及び病理科内の事項の連
絡、検討、協議、決定
毎月
第1月曜日
※総務会(医局員全員)
中村主任
浅野主任医長
医
長
3)看護局師長会
看 護 局 長 両副看護部長
看護部内の事項の連絡、検討、協議、
決定
週1回
4)薬剤部会
薬 剤 部 長 中山上席専門員
薬剤部内の事項の連絡、検討、協議、
決定
月1回(第2木曜日)
外来業務終了後
5)検査科会
検 査 科 長 永野上席専門員
検査科内の事項の連絡、検討、協議、
決定
随時
6)放射線科会
放 射 線 科 工 藤 上 席 放射線科内の事項の連絡、検討、
長
専 門 員 協議、決定
7)栄養科会
栄養科長
毎月
第3月曜日 荒 井 主 任 栄養科内の事項の連絡、検討、協議、
技
師 決定
| 56 |
随時
随時
種 類・名 称
委員長
副委員長
又は議長
目 的
事務担当者
開 催 日
8)リハビリテーション
神 作 主 任 リハビリテーション科内の連絡、
本間部長
科会
技
師 調整
随時
臨床工学科内の連絡、検討、協議、
決定
随時
9)臨床工学科会
村山診療部長 岡 澤 技 師
| 57 |
施設基準届出状況
平成21年7月1日現在
施 設 基 準 等 の 名 称
適用年月日
初 ・ 再
診
料
電子化加算
平成20年4月1日
入
料
等
一般病棟入院基本料(7対1入院基本料)
平成20年7月1日
超急性期脳卒中加算
平成20年4月1日
療養環境加算
平成19年7月1日
重症者等療養環境特別加算
平成19年7月1日
医療安全対策加算 平成21年4月1日
栄養管理実施加算
平成18年4月1日
褥瘡患者管理加算
平成18年6月1日
退院調整加算
平成20年4月1日
特定集中治療室管理料
平成21年6月1日
脳卒中ケアユニット入院医療管理料
平成19年7月1日
高度難聴指導管理料
平成20年4月1日
糖尿病合併症管理料
平成21年2月1日
地域連携診療計画管理料
平成20年10月1日
薬剤管理指導料
平成14年12月1日
医療機器安全管理料1
平成20年4月1日
医療機器安全管理料2
平成20年4月1日
検体検査管理加算(Ⅰ)
平成18年4月1日
検体検査管理加算(Ⅱ)
平成20年4月1日
長期継続頭蓋内脳波検査
平成17年5月1日
神経学的検査
平成20年4月1日
コンタクトレンズ検査料1
平成20年4月1日
断
単純CT撮影及び単純MRI
平成18年4月1日
射
無菌製剤処理料
平成20年4月1日
心大血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
平成18年6月1日
脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
平成20年4月1日
運動器リハビリテーション料(Ⅱ)
平成18年4月1日
呼吸器リハビリテーション料(Ⅱ)
脳刺激装置植込術(頭蓋内電極植込術を含
平成18年4月1日
医
院
学
管
理
検
画
注
等
査
像
診
リハビリテーション
手
術
む。)又は脳刺激装置交換術
脊髄刺激装置植込術又は脊髄刺激装置交換術
経皮的冠動脈形成術(高速回転式経皮経管アテ
平成18年4月1日
平成17年4月1日
平成18年4月1日
レクトミーカテーテルによるもの)
経皮的中隔心筋焼灼術
平成18年4月1日
ペースメーカー移植術、ペースメーカー交換術
平成18年4月1日
| 58 |
施 設 基 準 等 の 名 称
術 両心室ペースメーカー移植術、両心室ペース
手
メーカー交換術
埋込型除細動器移植術及び埋込型除細動器交
換術
両室ペーシング機能付き埋込型除細動器移植
適用年月日
平成18年4月1日
平成10年2月1日
術及び両室ペーシング機能付き埋込型除細動
平成20年4月1日
器交換術
大動脈バルーンパンピング法(IABP法)
平成18年4月1日
補助人工心臓
医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6
平成18年4月1日
平成18年4月1日
麻
(歯科点数表第2章第9部の通則4を含む。)
酔 麻酔管理料
歯
科
補綴物維持管理料
平成10年7月1日
食
事
入院時食事療養費(Ⅰ)
平成10年2月1日
用
非紹介患者加算(初診時)
平成11年9月1日
費
非紹介患者加算(再診時)
平成14年10月1日
保
療
険
外
養
併
( 選 定 療 養 ) 特別の療養環境の提供 180日を超える入院 | 59 |
平成8年11月1日
平成19年7月1日
平成20年11月1日
認 定 施 設
認 定 施 設 等 の 名 称
指 定 学 会 名
胸部外科学会指定施設
(社)日本胸部外科学会
超音波医学会認定超音波専門医制度研修施設
(社)日本超音波医学会
内科学会教育関連病院(千葉大)
(社)日本内科学会
消化器外科学会認定関連施設(千葉大)
(社)日本消化器外科学会
プライマリ・ケア学会認定医研修施設
(社)日本プライマリケア学会
麻酔指導病院認定施設
(社)日本麻酔学会
日本神経学会教育関連病院
(社)日本神経学会
日本脳神経外科学会専門医認定制度指定訓練場所A
(社)日本脳神経外科学会
臨床研修病院(協力型)
(県立がんセンター)
厚生労働大臣
消化器病学会教育関連病院(千葉大)
(社)日本消化器病学会
外科学会認定医制度修練施設
(社)日本外科学会
循環器専門医研修施設
(社)日本循環器学会
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会
マンモグラフィ検診施設
日本眼科学会専門医制度研修施設
(財)日本眼科学会
日本脳卒中学会専門医研修教育病院
(有限責任中間法人)日本脳卒中学会
日本麻酔科学会認定病院
日本麻酔科学会
日本心臓血管外科学会基幹施設
日本心臓血管外科学会
| 60 |
特 集
千葉県循環器病センターにおけるガンマナイフ治療10年の歩み
ガンマナイフ治療部 永野 修
現在、県内唯一であります当センターのガンマナイフは1998年1月19日に第1例目を治療して以
来(全国で20施設目の導入)、治療総数は2009年5月20日に延べ5000例を迎えました。全国で8施
設目の5000例到達の偉業でありますが、これもひとえにガンマナイフの導入から現在までガンマナ
イフ治療に携わったすべての皆様のご尽力の賜物であります。
この10年の経緯につき振り返りますと、2001年7月には当時の最短期間で治療件数1000例を越え
9月には記念講演会の開催および記念誌を発刊しました(図1)。2003年10月には公立病院では初
の導入となりました新型モデル(ガンマナイフモデルC+APS:自動位置合わせ装置)へのバージョ
ンアップを行いました(図2)
。この新型モデルの導入によって一層安全で照射精度の高いガンマ
ナイフ治療が行えるようになりました。その後、2006年4月ガンマナイフ治療棟(外来診察室、患
者待機室、MRIを設置)が新たに建立され(図3)
、同時にガンマナイフ専任の医師、看護師、放
射線技師、医療事務からなるガンマナイフ治療部が設立されました(現在もこの体制で治療が行わ
れています)
。更に同年度は682例にガンマナイフ治療を行い、年間治療件数が日本最多となりまし
た(図4)(2006年度全国51施設の平均治療件数272例)。以降も年間400−500例の治療件数を継続
しております。
次に疾患の内訳を示しますと(図5)、転移性脳腫瘍が最も多く(全体の67%)、その他、脳動静
脈奇形(8%)、髄膜腫(7%)
、聴神経腫瘍(6%)
、下垂体腺腫(2%)
、三叉神経痛(4%)な
ど良性腫瘍から悪性腫瘍、血管障害、機能的疾患まで多岐にわたっております。症例の分布は図6
にありますように千葉県内全域に及び、県外からも300例ほどが治療を受けに来られました。
また学術活動にも積極的に取り組み10年間で英文論文12編、日本語論文38編、国際学会24件、国
内学会187件になりました。更に厚生労働省の日本臨床腫瘍研究グループに放射線治療施設として
登 録(JCOG0504: 転 移 性 脳 腫 瘍 に 対 す る、 腫 瘍 摘 出 術 + 全 脳 照 射 と 腫 瘍 摘 出 術 +Salvage
Radiation Therapyとのランダム化比較試験)され、またガンマナイフ研究会主催の多施設研究
(JLGK0901:転移性脳腫瘍に対するガンマナイフ単独治療成績前向き多施設共同研究)にも参加し
ております。
今後は5000例の治療経験を生かし、術前診断、ガンマナイフ治療、治療後の外来などすべての領
域において、より質の高い医療を目指したいと考えております。そのためにも、ガンマナイフ治療
部スタッフと共に国内外の学会、研究会に積極的に参加し、他施設との交流の中で研鑽を積んでい
けるよう心がけていきたいと思います。また、千葉県内にはサイバーナイフやトモセラピーなどの
定位的放射線治療装置が普及してきており、これらの保有施設とも積極的に情報を交換し連携して
いきたいと考えております。
| 63 |
ガンマナイフ治療10年の歩み
1998年1月、ガンマナイフ治療開始(全国で20番目の設置)
2001年7月、治療件数1000例
2001年9月、1000例記念講演会
2003年10月、コバルト線源交換および
ガンマナイフモデルC+APSへのバージョンアップ
2005年12月、治療件数3000例
2006年4月、ガンマナイフ治療棟建立、ガンマナイフ治療部設立
2006年度、 日本最多年間治療件数(682例)
2008年5月、コバルト線源交換
2009年5月、治療件数5000例(全国で8番目)
2009年7月、5000例記念講演会
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成人先天性心疾患診療部・心理相談室の活動内容の紹介
成人先天性心疾患診療部・心理相談室 榎本淳子 宇於崎郁 水野芳子
成人先天性心疾患診療部の心理相談室は2007年4月より開室され、主に成人先天性心疾患の患者
さんの相談に応じています。この相談室の開室の背景には、生まれつき心疾患を持った患者さんが
医療技術の発展により成人期へと成長することが可能となり、それに伴い社会にうまく適応できな
いなど、疾患とは別に新たな課題が指摘され始めたことが挙げられます。それは例えば、親への依
存度の高さからくる自立の問題や就職の問題、制限のある生活ゆえに生じた経験不足からくる社会
的スキルの欠如、
疾患による日常生活への不安定さなどが影響していると考えられ、患者さんによっ
ては実際に学校や職場に馴染めない、家に引きこもりがちになるなど心理面での援助が必要となる
場合があります。
心理相談・心理療法とは臨床心理学など心理学の知識や技法を用いながら、こころの問題に対し
て専門的に援助することを言い、心理相談室では、相談しやすい体制を模索しながら日常的な相談
を含めて成人先天性心疾患の患者さんの生活がより円滑になるよう支えていくことを目指していま
す。
心理相談室の体制
心理相談室では現在2名の臨床心理士(非常勤)が、週1回、月曜日もしくは水曜日に勤務して
います。
相談の受け入れは、医師、専門看護師が相談室の存在と役割を来院患者さんに説明し、その中で
本人から希望があったケース、もしくは医療者側が相談の必要性があると判断したケースを中心に
行っています。そのため、医師、看護師、心理士の3者の的確な連携が非常に重要になります。現
状では比較的スムーズに、かつ安心して患者さんが相談に臨むことが可能な体制ができています。
なお相談室を紹介したチラシが作成してあり、必要に応じて医師、看護師から患者さんに渡すよう
にしています。また、入院患者さんで相談希望のあったケースにはその都度病室もしくは病棟内の
面談室で相談に応じています。
外来で使用している部屋は2階成人先天性心疾患診療部外来横の予診室になります。
心理相談室の活動状況
心理相談は1件あたり、50分を基準に行っています。そのため、1日に多くの患者さんの相談に
応じることができません。現在までの活動状況として、のべ相談件数は2007年度107件で、2008年
度183件、利用人数は2007年度、2008年度とも33名でした。相談件数は、年々増加傾向にあります。
なお、2008年度の利用者の年齢層、利用回数は図1・図2のようになっています。これを見ると利
用者は女性の方が圧倒的に多く、年齢は20歳代、30歳代が多く、次いで10歳代となっています。ま
た、一人あたりの利用回数は平均5∼6回となっており、継続して利用する患者さんが多いことが
特徴として挙げられます。
相談内容
相談は主に、学校での出来事(不登校を含む)、進学・就職・転職に関すること、対人関係のこ
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と(引っ込み思案やひきこもりなど)
、家庭のこと(親子間、夫婦間の問題)、日常生活のことなど
多岐に渡っています。現在心理相談室の在り方を探るため、相談後に簡単なアンケート調査を行っ
ています。その記載からは「話をしているうちに、自分の今抱えている問題や考えすぎていたこと
など、自分で発見することができた」
、「自分の病気のことを話す機会が意外と少ないので自分のこ
とを話すことができて気持ちの整理ができた」、
「不安を解消できた」など、肯定的な意見をいただ
いています。
また検査としてはWAISⅢ(成人用知能検査)が備えてあり、知能検査を実施することが可能です。
さらにいくつかの簡単な心理検査であれば必要と要望に応じて実施しています(患者さん自身の必
要性によります)
。
今後の課題
今後の課題として、まずは患者さんの親への支援が挙げられます。現在、親への支援は行ってい
ませんが、心疾患を持つ子どもや青年の養育には時に困難を伴うことが考えられ、その援助をどの
ような形で、どのように行っていくのかは早急な課題となっています。また現在、主に成人先天性
心疾患患者さんに限定して相談に応じていますが、最近では他科からの依頼もいくつか見られるよ
うになり、今後他科からの依頼にどのように応じていくのかについても新たな課題です。それらに
応じるためにも毎週月曜日・水曜日には常時心理士が勤務するなど、心理士の勤務態勢の見直しが
必要となります。
また患者さんからは、部屋について「声がもれる」「味気ない。病院ぽさをなくして欲しい」と
の意見が出ており、
そのことについても今後の課題として考えていかなくてはいけないところです。
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各部科の活動状況
循環器科
スタッフ:平成20年度は、常勤医師8名と若手医師数名であたりました。
主な業務 外来患者
月曜から金曜:再来担当2名、 新患担当1名
木曜午後:ペースメーカー外来担当4名
入院患者
CCU、4A病棟、3A病棟(混合病棟)、4B病棟(混合病棟)、5B病棟(混
合病棟)
検査/治療
カテーテル検査/治療
心臓カテーテル検査、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)、
経皮的僧房弁交連切開術(PTMC)
心臓電気生理検査/経皮的カテーテル心筋焼灼術
ペースメーカー、ICD、CRTの手術
RI検査:火曜、木曜
カンファレンス
カテーテル検査読影 1回/週
循環器内科−心臓血管外科合同カンファレンス 1回/週
若手医師の指導/教育
平成20年度までの主な診療実績を表に示し報告いたします。
冠動脈造影検査は1356件、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)は386件でありました。PCI
は狭心症や心筋梗塞に対する治療として行われるものですが、疾患の重篤性、緊急性、症例数など
の点で、また実施可能な施設が限られることから、循環器内科のメインワークと考えられます。平
成10年のセンター開設後、徐々に増加し、平成14年度からは350例前後を推移しております。PCI
のなかでも、急性心筋梗塞や不安定狭心症に対する緊急PCIは、患者の予後を著しく改善すること
が知られています。当センターでも適応例に対しては、昼夜を問わず実施しております。冠動脈疾
患治療で当センターが果たす役割は、極めて高いと考えられます。
不整脈に対する診療分野では、心筋焼灼術は、頻拍性不整脈の原因となる異常な刺激伝導路や心
筋などを、カテーテルを用いて焼灼し、不整脈を抑える治療法で、小児科医と共同で実施していま
す。平成20年度の実施件数は前年並みでありました。近年では、心房細動に対する心筋焼灼術が広
まりつつありますが、当センターの課題の1つと考えます。
徐脈性不整脈に対するペースメーカー手術は、116例と高水準でありました。心不全治療法とし
てのCRT植込手術は、平成19年度に始まり、平成20年度は3例でありました。心筋焼灼術も含めて、
当院での不整脈領域のスタッフは少なく、若手医師育成を考えていかなければならない状況であり
ます。
平成16年度から始まった新臨床研修制度では、平成20年度は、後期研修医4名を受け入れました。
(文責 石川 隆尉)
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心臓カテーテル検査とインターベンション ( )内は緊急例数
心臓カテーテル検査
冠動脈インターベンション
冠動脈造影検査
総 数
PTMC
PTCA
DCA
ROTA
平成9年2・3月
137
16
(4)
16
0
0
2
平成10年度
1264
230
(77)
223
0
7
7
平成11年度
1485
276
(82)
270
3
3
5
平成12年度
1424
315
(98)
314
0
1
6
平成13年度
1312
287 (119)
284
3
0
11
平成14年度
1360
347 (130)
343
4
0
11
平成15年度
1525
397 (128)
381
16
0
10
平成16年度
1415
348 (115)
345
3
0
6
平成17年度
1347
357 (136)
339
5
1
6
平成18年度
1364
394 (104)
388
2
4
1
平成19年度
1312
367 (109)
359
3
1
4
平成20年度
1356
386 (117)
381
0
5
1
39
22
70
累 計
13501
1219 (3643) 1219
PTCA:経皮的冠動脈形成術(ステント留置・血栓吸引を含む)、
DCA:冠動脈粥腫切除術、ROTA:ロータブレータ、PTMC:経皮的僧帽弁裂開術
心筋焼灼術(心筋アブレーション)
VT/PVC その他
総 数
WPW
AVNRT
AFL
AT
平成9年2・3月
9
8
1
0
0
0
0
平成10年度
48
21
14
6
2
3
2
平成11年度
70
32
19
4
3
11
1
平成12年度
71
27
28
4
5
3
4
平成13年度
61
32
15
3
2
6
3
平成14年度
52
24
12
3
1
9
3
平成15年度
42
13
14
6
1
7
1
平成16年度
58
20
13
13
1
6
2
平成17年度
65
20
10
19
3
10
3
平成18年度
57
17
12
14
4
5
5
平成19年度
42
15
13
8
0
5
1
平成20年度
43
13
12
8
3
7
0
累 計
618
242
163
88
25
72
WPW:WPW症候群、AVNRT:房室結節回帰性頻拍、AFL:心房粗動、
AT:心房頻拍、VT:心室頻拍
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28
不整脈デバイス植込み件数
新規
交換
総数
DDD
VVI
ICD
CRT
平成9年2・3月
5
3
4
-
-
平成10年度
53
36
6
-
平成11年度
78
46
20
平成12年度
80
40
平成13年度
74
平成14年度
CRTD DDD
VVI
ICD
CRT CRTD
-
1
0
-
6
5
-
1
-
10
1
-
9
5
-
21
4
1
46
7
5
-
15
6
0
60
32
15
1
-
6
8
0
平成15年度
92
52
10
4
-
16
10
0
平成16年度
86
42
6
3
1
32
4
0
平成17年度
85
33
5
6
1
35
4
1
平成18年度
107
33
17
11
0
33
10
3
平成19年度
116
37
19
8
1
41
5
5
平成20年度
116
50
9
3
4
1
41
5
3
0
0
累 計
952
450
127
47
7
1
256
63
13
0
0
-
DDD:右心房と右心室の双方に作動するタイプ、VVI:右心室にのみに作動するタイプ、
ICD:埋め込み型除細動器、CRT:心臓再同期療法(慢性心不全に対する新しい治療法)
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心臓血管外科
当科は先天性、成人先天性心疾患(松尾)
、胸部大血管、弁膜症(村山)、虚血性心疾患(鬼頭)、
腹部末梢血管疾患、血管内治療(林田)の各分野を4責任者が担当し、ほとんどすべての心臓大血
管手術に対応する体制を整えてきました。また新しい治療にも取り組み、平成19年に移動型透視装
置を導入、平成20年に低侵襲血管内治療部を新設して林田、浅野医師を中心に胸部および腹部大動
脈ステント治療を行っております。近々両医師の指導医資格取得が見込まれ、適応の拡大や手術と
ステント内挿術との併用治療(ハイブリッド治療)も検討出来るようになります。また平成19年成
人先天性心疾患診療部の設立により長期遠隔期の再手術症例も増加してきました。専門医教育面で
は指導体制やカリキュラムなど心臓血管外科専門医取得の教育環境を整え、平成18年度より千葉県
心臓血管外科レジデント第一期生の杉本医師が研修を終了し平成21年の専門医受験資格を充足して
います。 以下に各部門の活動状況、今後の展望などを報告します。
1.先天性分野
新生児乳児期心臓手術から成人先天性心疾患治療まで幅広い外科治療を行ってきました。平成20
年は新生児乳児期手術Norwood手術を含む22例に加え、成人期手術も27例と増加しました。今後
も次のような点を柱に努力を続けて行きます。
1)他施設との連携と新生児乳児の心臓手術
重症心疾患を伴う新生児、乳児の紹介を受け入れ、迅速な治療が行える体制をとっています。
総肺静脈還流異常症、完全大血管転位症、左心低形成症候群、大動脈縮窄/離断複合などの複
雑心奇形の手術を行っています。
2)質の高い心臓手術 *無輸血心臓手術:人工心肺、回路の縮小、体外循環技術の向上により、高い安全限界を維持
しつつ乳児や成人再手術例においても無輸血開心術を進めています。
*Ross手術:小児における大動脈弁置換では最小人工弁を入れることも困難であり、また成
長のことを考えなければなりません。また人工弁置換後の妊娠出産は厳密な抗凝固管理が必要
となります。このような場合自己肺動脈弁を大動脈弁位に移植するRoss手術を行っています。
移植弁の成長が期待でき、ワーファリン内服も必要ありません。
3)成人先天性心疾患の診断、治療
先天性心疾患を持ちながら未治療または姑息術のまま成人に至った方や、成人になって再手
術が必要となる患者さんの診断、治療を行っています。合併する不整脈に対しても積極的な外
科治療を行っています。長期遠隔期に再手術を必要とする患者さんは年々増加しておりこの分
野の外科治療戦略は重要度を増しています。
(松尾)
2.血管外科分野
血管外科領域では1990年にアルゼンチンのParodiが臨床例を初めて報告したステントグラフト内
挿術が急速な進歩を遂げている。日本ではその後各施設で自作のステントグラフトによるステント
グラフト内挿術が施行されてきた。当センターでは1999年に東京医科大学から石丸先生や川口先生
をお招きし当センターでの第1例(外傷性胸部大動脈瘤)が施行された。その後も東京医科大学の
ご協力のもとに昨年まで10数例のステントグラフト内挿術を施行してきた。2006年4月から9月ま
で当センターの浅野医師が東京医科大学でステントグラフトの研修を受け、当センターでも易しい
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症例であればステントグラフト内挿術が単独でできるようになってきた。機を同じくして2006年7
月に企業製造の腹部大動脈瘤用ステントグラフト(Zenith)が日本で初めて厚生労働省より承認さ
れ、国内で使えるようになった。ただし、実施医基準、実施施設の条件などの制約が多く、当セン
ターでは2007年6月27日にZenithの第1例目を施行した。2007年7月の時点では全国で39施設にお
いて、約270例が施行されている。また、腹部大動脈瘤に対するエクスクルーダーというステント
グラフトが2007年1月に承認され、2008年3月にはパワーリンクという腹部大動脈瘤用ステントグ
ラフトが承認された。一方、
胸部大動脈瘤用の企業製造ステントグラフトは2008年4月に承認され、
当院では既に10例施行している。また、当センターでは日本製のNajutaというステントグラフトの
治験に参加しており、近い症例承認されることを期待している。千葉県では大動脈瘤に対する血管
内治療である低侵襲なステントグラフト内挿術を積極的に施行している施設は当センター以外に少
ないと思われる。現在まで腹部大動脈に21例、胸部大動脈に54例のステントグラフト内挿術を施行
してきたが、今後は緊急症例にも対応できるようなシステムを構築しこの血管内治療を動脈瘤の主
要治療として積極的に取り入れて行きたいと考えている。
(林田)
3.後天性分野
心臓弁膜症と虚血性心疾患、胸部大血管の3部門があります。
心臓弁膜症部門は、高齢化に伴う大動脈弁狭窄症に対する大動脈弁置換術と変性疾患に対する僧
房弁形成術が中心です。三尖弁や不整脈に対する追加手術も行い、術後のQOLを上げるよう勤め
ています。本年度の待機手術の病院死亡はありませんでした。
虚血性心疾患部門は、経皮冠動脈形成術の進歩により単独冠動脈バイパス術は減少しましたが、
弁膜症や胸部大血管との同時手術が増えました。この5年間のバイパス手術は、待機、緊急手術と
も病院死亡はありません。また、心筋梗塞後の心不全(虚血性心筋症)に対する外科治療の症例が
増えつつあり、今後も積極的に取り組んで参ります。
胸部大血管部門は、胸部大動脈ステント治療が開始されましたが、人工血管置換術も例年通り年
間30例程度を維持しています。本年度は、大動脈解離や大動脈破裂に対する緊急手術の病院死亡が
なく、胸部大血管全体の病院死亡も3.5%と満足のゆく成績でした。
3部門ともこの数年間の成績は安定していますが、高齢者や重症症例が増加する中、患者様に応
じた治療でこの成績を維持・改善してゆくと共に、全ての緊急症例に対応できる体制作りが責務と
考えています。
(鬼頭)
最後に過去4年間の手術統計を掲載します
(手術件数は心臓血管外科専門医に関連する手術を対象としています。)
過去4年間の手術件数
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
257
286
290
292
弁膜症
38
48
43
42
虚血性心疾患
34
34
26
24
胸部大血管
34
38
48
48
先天性心疾患
50
56
67
76
腹部、末梢血管
99
107
106
102
専門医関連手術総数
註)総数には各項目に分類されない症例数が若干含まれています
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神経内科
神経内科では、千葉県の脳循環系及び脳神経系疾患の診断・治療の中核を担うことを目標に診療
を行っています。一般に神経内科での診療の対象疾患は、脳卒中を中心として脳循環系疾患のほか
に、脳炎や多発性硬化症などの脳脊髄疾患、糖尿病性ニューロパチーなどの末梢神経、多発筋炎な
どの筋肉疾患です。受診時症状は、頭痛、めまい、しびれ、歩行障害、言語障害、意識障害などで、
脳循環障害によるものが主なものです。
入院病床は25床前後で、20年度の入院患者数は407名で、その内で脳卒中(脳梗塞が中心で、脳
出血は脳外科担当している)が全体の6割強を占めます。
よって年間の診療のテーマは脳卒中が中心となります。
毎年のように書きますが脳卒中診療では以下の3点を心がけて行っています。
1つ目は、情報の提供です。
住民の方々へは市民公開講座などを通し、周辺医療機関へは地域の研究会の参加などを通して、
最新の医療情報の提供を心がけます。それらの方々と最新の知識を共有することによって、地域で
の脳卒中の対応を円滑にします。
2つ目は、最新技術の提供です。
最新のCTscan、MRI、脳血管造影などにより、迅速で正確な診断と、それぞれの病態に応じた
エビデンスによる的確な治療を行います。発症3時間以内の超急性期脳梗塞に対する組織プラスミ
ノーゲン活性化因子(tPA)による治療や、最新の脳科学の成果を生かしたその人の状況に合わせ
た治療を行います。またそれらが必要な県民の方々に対し公平な医療を提供することを目標にしま
す。
3つ目は、上記を実施するために、脳卒中診療部と脳卒中集中治療室(SCU)の充実です。超急性
期の脳卒中治療は時間との戦いです。連絡を受けた時点から当センターが有する医療の力を、 い
かに集約して生かしていけるか に治療の成否がかかっています。
それを可能にするため各職種の横断的な力が必要で、脳卒中診療部とその活動の場であるSCUの
充実が必要となります。
その他の主な診療テーマは、γナイフによる治療、機能的脳循環疾患の診断・治療、脳卒中の(超)
早期リハビリテ−ションです。γ-ナイフによる治療は難治性の三叉神経痛、パ−キンソン病や本
態性振戦等に対し行われ、機能性循環疾患の診断・治療は心・血管系自律神経ラボで今まで不明だっ
た(神経調節性失神・起立性低血圧・片頭痛などの)病態生理を解明することで行われています。
また脳卒中の早期リハビリテ−ションはSCU入室時から早期離床・早期家庭・社会復帰を目指し
ます。脳卒中の地域連携パスが有効に機能するような地域医療が実現することを希望します。
開院から10年以上が経過し、入院患者数は脳卒中を中心に増加していて診療実績も上がっていま
す。それらを基礎により一層、千葉県の医療のため頑張りたいと考えています。
なお平成20年度の常勤医の人数は変動し、前半は赤荻悠一先生、岩井雄太先生、私の3名となり、
後半の1月からは松田信二先生が復帰し、以前からの4人に戻っています。前半常勤医が少なかっ
たこともあり千葉大学からは4名[朝比奈真由美先生(リハ科)、山本達也先生(木曜外来)(→那
須冴子先生へ)
、藤沼好克(水曜日病棟)
]の先生の応援がありました。当地区の地域医療が千葉大
学も含んだ形で成り立っていることを実感し、千葉大学神経内科へは深謝し、今後とも協力体制を
確実なものにしていく予定です。
| 78 |
H20年度の前半はさすがに忙しく上記の体制を維持するのがやっとで、そのため学会活動ができ
ず、この点は反省しています。H21年度は再度軌道修正して、大いに発表して最新の技術を発信、
取り入れていこうと考えています。
文責 本間甲一
| 79 |
脳神経外科
1.スタッフ
平成 20 年度は、小野純一(S51、センター長)、沖山幸一(S56、部長)、町田利生(H 5)、永
野 修(H11、ガンマナイフ専任)、藤川 厚(H13)
、田島洋佑(H17)の 6 名で診療にあたった。
うち 5 名が脳神経外科学会専門医および脳卒中専門医である。非常勤医師は、樋口佳則(H 4)
、
石渡規生(H18)で、初期研修医の岡田博史が 2 ヶ月間の研修を行った。
2.入院、手術(血管内手術も含む)
、ガンマナイフ治療
平成 18 年度の一般脳神経外科入院患者数は 418 名、ガンマナイフ総患者数は 419 名、ガンマナ
イフ治療総数は 414 回であった(表1、2)
。平成 18 年 4 月より運用が開始されたガンマナイフ棟
での診療は順調に行われている。また同年 4 月より開設された脳卒中診療部では、脳卒中に関して
円滑な診療を行うため、平日の朝 8 時から神経内科・脳神経外科・リハビリテーション科・看護部・
MSW の合同の回診を行っている。
手術件数は 248 件で、内訳を表 3 に示した.脳動脈瘤手術および血行再建術を中心に、手術症
例数は増加している。平成 17 年度から開始された脳深部刺激治療(deep brain stimulation: DBS)
は 11 例に施行され、
良好な成績を得ている。血管内治療は、千葉大学脳神経外科(小林英一先生他)、
君津中央病院脳神経外科(大石博道先生)及び日本医科大学千葉北総病院脳神経外科(小南修史先
生)の協力で 6 件の治療が行われた。
3. 脳深部刺激療法について
2005 年 5 月より当院神経内科および千葉大学脳神経外科の協力の下、脳深部刺激療法を開始し
ました。脳深部刺激療法とは、進行したパーキンソン病や筋肉の緊張の異常(ジストニア)、手足
のふるえ(振戦)などの不随意運動症に対する脳外科治療です。具体的には図1のように刺激電極
を脳内の特定の場所(パーキンソン病では視床下核に、振戦では視床に、ジストニアでは淡蒼球に)
に留置し、前胸部の皮下に刺激発生装置を埋め込み、それらを皮下の連結ワイヤーでつないで電気
刺激を行います。この刺激によってその部位の脳の活動を抑え、症状を改善するという治療法です。
刺激システム全体は完全に皮下に植え込まれるので外部からは全く目立たず、刺激をしたままで入
浴も可能です。(不整脈の治療に用いる心臓ペースメーカーと同じような装置で脳を刺激している
と考えると分かりやすいかもしれません。
)また、体外からの遠隔操作で刺激の設定を変更し、最
適な効果が得られるように設定できるといった利点があります。ただ、手術が済んだらそれで終わ
り、という治療法ではなく、手術後も定期的に通院し症状に合わせて電気刺激の条件を調節する必
要があります.刺激装置のバッテリーは約 5 年間程度もちますが、バッテリー切れの際には入れ替
え手術を行います。
図2に手術件数を示しますが、年々その数は増大し、現在は1∼2件 / 月の割合で行っています
(このうちの9割はパーキンソン病の患者さんです。パーキンソン病は日本では、人口 10 万人あた
り約 50 ∼ 100 人の有病率です。65 歳以上では人口 10 万人あたり約 200 人といわれています。人
口 10 万人あたり糖尿病 400 人、脳血管障害 280 人、虚血性心疾患 100 人、悪性新生物 80 人といわ
れますので、決してまれな病気ではありません)。
また現在、この脳深部刺激療法は治療内容の特殊性から県内で唯一当センターでのみ可能な治療
です。今後の展望として、院内では治療スタッフの経験や知識の向上を図ること、院外に関しては
この治療を一人でも多くの患者さんに受けていただけるよう広くアピールすることが必要と考えて
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います。併せて 2009 年度より日本定位神経機能外科学会が下記に示すように施設認定および技術
認定を開始しましたので(2009 年度は全国で 12 施設が認定されました)当センターも数年内を目
標に施設認定を受けられるよう取り組んで参ります。
日本定位・機能神経外科学会では、過去 3 年間の機能的定位脳手術症例登録数が 18 例以上の施
設を機能的定位脳手術技術認定施設とし、そこで一定数の症例の手術に関与した医師に対し、技術
認定を行うことを決定致しました。
(2009.07.17)
(日本定位・機能神経外科学会 HP(http://jssfn.umin.ac.jp/index.html)より抜粋)
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4.研究活動
研究活動は主として臨床研究であり、当センター神経内科、千葉大学脳神経外科と共同で行って
いる。平成 19 年度は日本脳神経外科学会総会、日本脳神経外科コングレス、日本脳卒中の外科学
会、日本脳卒中学会、日本神経外傷学会、日本脳腫瘍の外科学会、日本頭蓋底外科学会、日本脳神
経 CI 学会、日本定位的放射線治療学会、日本脳ドック学会、日本脳神経外科救急学会、ガンマナ
イフ研究会などで活動した。
また脳神経外科領域の厚生労働省班研究および各学会における多施設共同研究に対し、研究協力
施設として、一部は神経内科と共同で参加している.以下に研究項目を連記する。
1)内頸動脈閉塞症に伴う血行力学的脳梗塞の発症予防に関する研究(JET-2 study)
2)超急性期脳梗塞に対する局所線溶療法の効果に関する臨床研究(MELT2-Japan)
3)モヤモヤ病の病因・病態に関する研究(JAM Trial)
4)頸動脈狭窄性病変の治療の現状分析および診療ガイドライン(JCAS)
5)日本未破裂脳動脈瘤悉皆調査(UCAS Japan)
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6)日本頭部外傷データバンク(JNTDB)
7)転移性脳腫瘍に対する腫瘍摘出術+全脳照射と腫瘍摘出術+ Salvage Radiation
Therapy とのランダム化比較試験(JCOG0504)
8)症候性頭蓋内動脈狭窄性病変に対する抗血小板薬の進展抑制効果に関する研究
9)脳血管疾患・心疾患に伴う血管イヴェント発症に関する全国実態調査
10)脳血管解離の病態と治療法の開発、
頭蓋内脳動脈解離の国内多施設共同前向き観察研究(SCADS
Japan)
5. 地域医療と病・病連携、病・診連携
当センターのカバーする医療圏は市原のみならず、夷隅・長生医療圏さらには山武・木更津・君
津地域にまでおよんでいる。そのため地域における病・病連携、病・診連携はきわめて重要である。
当科では神経内科と共同し、また医師会の先生がたに協賛をいただいて、地域の脳血管障害研究会
を開催している。
平成 11 年から「かずさ脳血管障害談話会」
(茂原長生・夷隅地区)、14 年から「かずさ脳卒中フォー
ラム」
、15 年から「Vascular Event 研究会」を立ち上げ、さらに 17 年から茂原長生地区で「脳血
管臨床神経セミナー」
、18 年から市原地区で「上総脳卒中予防研究会」が開始された。その他、市
原ニューロカンファレンス、
南総機能性神経疾患(頭痛・てんかん等)研究会等の研究会活動を行っ
ている。
長生地域では、医師会との協議をもちながら、具体的な脳卒中の救急医療システムの構築に取り
組んでいる。さらに長生地区では、
救急隊に対する教育も定期的に開始される様になった。今後は、
市原地区においても同様な取り組みを行ってゆく予定である。
(沖山 幸一)
表1.入院患者数
平成 20 年度
一般脳神経外科
ガンマナイフ治療部
入院患者数
418
419
脳血管障害
261
8
脳腫瘍
26
391
頭部外傷
76
−
機能的疾患
21
5
その他
34
5 (DSA 入院)
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表2.ガンマナイフ治療の内訳
治療(照射)総数
414
転移性脳腫瘍
350
髄膜腫
24
悪性リンパ腫
7
聴神経鞘腫
5
神経膠腫
5
その他の腫瘍
10
脳動静脈奇形
8
三叉神経痛
5
表3.手術・血管内手術数
平成 20 年度
手術総数
248
脳動脈瘤
55
脳動静脈奇形
2
脳腫瘍
13
血行再建術
27
頸動脈内膜剥離術
13
頭蓋内外直接血行再建術 STA-MCA
7
頭蓋内外直接血行再建術
3
頭蓋内外間接血行再建術 EDAS
3
鎖骨窩動脈・総頚動脈バイパス術
1
機能的脳神経外科手術
三叉神経痛・顔面けいれん
4
深部脳刺激治療:DBS
11
その他
124
血管内手術数
6
脳動脈瘤塞栓術
1
頸動脈ステント留置術
3
鎖骨窩動脈血管形成術
1
脳動静脈奇形塞栓術
1
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外 科
外科スタッフは、鈴木亮二(S49卒)
、林永規(H 2卒)
、岡本佳昭(H 7卒)の常勤医3人と、
千葉大学臓器制御外科学からの出張医田中圭(H16卒)の4人です。それに加え、千葉県臨床研修
病院群の研修医およびレジデント医が外科研修を行っております。当院は循環器専門病院であるた
め、循環器疾患を合併するリスクの高い外科手術が多く、循環器科、麻酔科の協力をいただきなが
ら事故や合併症を極力起こさないよう心がけ、安全な医療を提供できるよう努力しております。ま
た手術疾患ほぼ総てにクリニカルパスを活用し、説明と同意をもとにした分かりやすい医療の提供
を心がけております。
外来診療は鈴木(月・水・金)
、岡本(火)
、林(木)が担当しております。医療連携室と協力し、
近隣病院との連携を進めております。
外来検査はCT、MRI、核医学検査による画像診断、上部下部消化管内視鏡・超音波内視鏡、気
管支鏡、乳腺・甲状腺超音波検査、上部下部消化管造影を施行しています。市原市癌検診では、肺
癌精密検査、乳癌マンモグラフィー、超音波検査を担当しております。
18年度の外科手術は246例でしたが、19年度は149例と激減し20年度もわずか158例にとどまって
おります。その原因といたしましては、常勤内科医が全員退職され消化器系の疾患が激減したこと
によります。21年度からは、以前内科で行っていた内視鏡手術(早期胃癌、大腸癌)を積極的に行
うことを目標とし、症例数の増加を目指したいと考えております。
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(文責 林 永規)
小児科・成人先天性心疾患診療部
循環器小児科医4名(丹羽、川副、立野、白井)と循環器内科医1名(豊田)のスタッフに、循
環器内科医2名(椎名、脇坂)が加わりました。外来・入院患者さんの多くは、小児期または成人
の先天性心疾患、小児期不整脈、川崎病後遺症を中心とした心疾患患者さんであり、この点が一般
の多くの小児科と異なっています。
小児科外来は月曜から金曜まで毎日あります。午前中は初診患者さんや一般小児科患者さんが中
心であり、午後(予約制)は心疾患の患者さんが中心です。月曜と水曜の午前・午後は、成人先天
性心疾患外来(丹羽、豊田)を開いています。これは、当院が全国に先駆けて開設した専門外来で
あり、
成人に達した先天性心疾患患者さんの様々な問題点に対応するものです。心疾患女性の妊娠・
出産カウンセリングも行い、ご希望に応じて、胎児心臓超音波検査を行っています(川副)。月曜
と水曜の午後は、不整脈・ペースメーカー外来(立野)を開き、小児期の不整脈や、先天性心疾患
に合併する不整脈などに対応しています。水曜午後は先天性心疾患心臓血管外科外来(松尾)を開
いています。更に、思春期や成人後に多く見られる心理的な問題点などに関して、臨床心理士の協
力のもとに、心理カウンセリングも1回/週で実施しています。心疾患以外の一般の来院患者さん
については、その多くが近隣に居住する小児であり、感染症や気管支喘息などの疾患が中心です。
また、市原市の小児二次救急輪番制に参加し、急病センターや休日・夜間当番医が対応できないよ
うな小児患者さんを、当院を含めた市内の三病院の小児科で、診療日を分担して引き受けています。
入院診療も心疾患患者さんが中心となっています。先天性心疾患の小児(新生児を含む)や成人、
小児期の不整脈の患者さんが主体です。
先天性心疾患患者さんの心臓カテーテル検査とカテーテル・
インターベンション(木曜)
、小児期不整脈や先天性心疾患に合併する不整脈の電気生理学的検査
とアブレーション治療(火曜・金曜)
、心臓血管外科と共同で診療を行う先天性心疾患の手術(月
曜または火曜)、などが主な内訳です。小児や先天性心疾患に合併する不整脈のアブレーション治
療は、先天性心疾患の解剖の十分な把握、特殊な設備や技術の習熟を要するため、日本で行える施
設はわずかです。このため、
千葉県内外からの多くの患者さんのご紹介をいただいています。また、
当院は、先天性心疾患の成人期手術(成人期初回手術や再手術、不整脈手術など)に対応できる、
全国でも数少ない施設の一つとなっています。小児の検査・手術の際の麻酔は、麻酔科医の全面的
な支援を受けています。カテーテル・インターベンションを施行する際は、県立東金病院小児科岡
嶋医師の協力を得ています。
学会研究面では、成人期先天性心疾患の諸問題、心疾患女性の妊娠・出産の管理、先天性心疾患
の不整脈治療、先天性心疾患の術後遠隔期管理等に焦点を当て、全国調査およびガイドライン作成、
国内外の学会発表、招待講演、臨床研究活動、研究論文作成、教科書の刊行などを積極的に行って
います。
当小児科が主要なテーマとする、成人先天性心疾患の診療には、循環器小児科医だけではなく、
様々な診療科、専門看護師、臨床心理士などの協力が不可欠となります。そこで、より高度な医療・
研究活動を目指して、2007年2月より「成人先天性心疾患診療部」を開設しました。小児科は、この
新しい診療部の主要メンバーとして、他科・他部門との密な協力関係を維持しながら、先天性心疾
患などの小児期特有の心疾患を、生涯を通じて一貫して診療していくために、力を尽くしていく所
存です。同時に、地域の基幹病院として、一般小児科診療にも協力していきたいと思います。
(川副 泰隆)
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眼 科
外
来:月・火・木・金(一般外来)
、水(予約外来)
入
院:白内障手術など
手 術 日:月
スタッフ:医師
齊
藤
栄
子
視能訓練士
幸 保 美由起
眼科は平成9年度より、医師1名体制でスタートしました。
その後平成14年より視能訓練士1名が常勤となり、さらに平成18年より平成20年度まで医師2名
で診療し、現在は医師1名および非常勤医師で診療しております。
当科は年間約1.2万人程度の受診者を数え、1)地域診療、2)循環器疾患に関連した眼合併症
の2本柱で診療を行っております。
1は当地域に高齢者が多い事から、加齢に伴い有病率が増加する白内障・緑内障を主に診療して
おります。白内障は進行した症例に関しては入院手術を行っております。白内障手術は近年日帰り
で行う施設が増加してきておりますが、当院では高齢者が圧倒的多数である事と全身疾患を持つ症
例が多いことから入院で対応しております。手術に際しては、近隣の先生方に全身状態などのご指
導をいただきながら日々施行しております。ご多忙中の折大変お手数をおかけ致しており、深謝申
し上げます。
2は循環器系疾患に合併した網膜血管疾患や、循環器系疾患の背景にある糖尿病の眼合併症の診
療です。これらはセンターの特色を反映して、一般病院に比し重篤な症例が多く、さらに高度な施
設での治療を必要とする症例も多くみられます。特に糖尿病症例が非常に多いことが最大の特徴で
す。院内の各科と連携を取りつつ日々診療にあたっておりますが、近年は近隣の諸先生方から精査
のご紹介をいただく事も多く、微力ながら、早期発見・治療のお役に立てればと診療させていただ
いております。
当科は昨今の医師不足の影響受け、本年度常勤医師が減少し、来年度もさらなる縮小をやむをえ
なくなることが見込まれております。
これまでご指導いただいた多くの先生方に多大なるご迷惑をおかけすることになるかと存じま
す。心よりお詫び申し上げますとともに、なにとぞご理解いただけますようよろしくお願い申し上
げます。
今後診療の形を変えても、少しでも地域医療に参加できればと考えております。 (齊藤 栄子)
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耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科では平成18年から19年は非常勤医師による週2回の外来診療のみでしたが、平成20年
度より常勤医師1人(丹野 美穂)が赴任し、月曜にのみ非常勤医師1人(千葉大耳鼻咽喉科)も
加えて診療にあたっています。
月、水、金曜日には予約外も含めた一般診療を、火、木曜日には処置に時間を要する患者様や超
音波及び吸引細胞診、造影CT、MRI等の各種画像検査等の完全予約外来を行っています。
不定期に手術も行っており、これは主に火曜日に入ります。千葉大の医師の応援を頼んで、行っ
ています。
特殊外来、処置としましては、以前は鼻粘膜焼灼を手術室でレーザーで行っておりましたが、現
在はアルゴンガスを使用し、外来で簡便に行えるようになりました。
圧倒的に高齢者の患者様が多いので7月より補聴器外来を第1、3月曜日(休日の場合は翌週)
に再開致しました。利用可能日が少ないので、利用者は少ないのではないかと当初考えておりまし
たが、近隣の高齢者には当科で行うことは便利と考える方も多く、予想以上の利用者、購入者がい
ます。
また、昨今は耳鼻科学会で嚥下機能に関する診療が話題になっていますが、当院は脳血管障害や
心臓血管系の術後、発症後等に嚥下障害を来たす患者様の、発症後短時日の診療の需要が他院より
多く、言語療法士や神経内科医師とも協力し、嚥下内視鏡も含め積極的に関わるようにしています。
小児の診療も個々の希望に応じ、午後の予約で柔軟に対応しています。患者様、保護者ともに土
曜診療が望ましい方が増えた時代のせいもあるのか小児患者の総数が少ないので、逆に学童外来と
いう、特に決めた時間帯は設けておりません。
内科を含む他科の医師減少の影響もあり、患者総数も少なめに推移しておりますし、当直医減少
に伴い週末の管理、また合併症のある患者様の管理の不安もあり、手術、入院ともに慎重になる必
要は大きく、
遠距離通勤の1人医師体制には予想していた以上の限界を感じることもあります。が、
難聴の多い高齢の患者様方は慌しい診療を望む方は少なく、むしろきちんとコミュニケーションを
とるととても喜んで頂けることがしばしばあります。地方の高齢者医療のニーズを探りつつ、診療
していきたいと考えています。
(丹野 美穂)
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皮 膚 科
循環器病センター開院時から皮膚科を標榜し診療に当たって着ましたが平成20年3月で定年退職
となりました。医療局長という役職を兼ねながらの診療で、特に最後の2年間は電子カルテの導入
に携わり、診療に当てる時間が短くなってしまったと反省しております。
平成20年4月からは非常勤医師として月水金の週3日間午前中、皮膚科一般の外来診療を行って
きました。
予約外の初診患者さんが比較的多く、受け付時間は午前中ですが診察を午後まで待ていただくこ
とも多くなってしまいます。他科で入院中の患者さんの往診は午後に行っておます。
皮膚担当医が非常勤となった上に、今まで全身管理に協力頂いていた常勤の内科医が不在になっ
たため、入院管理の必要な患者さんは帝京大学ちば総合医療センターなどに紹介させていただいて
おります。
常勤だった前年度まで行っていた光線療法など特殊検査治療も中止しております。 (斎藤 學)
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リハビリテーション科
平成20年度は前年度までと同様、脳卒中診療部との連携もと、脳血管疾患の患者様に対する急性
期∼回復期のリハビリテーション(以下リハ)を中心に行ってきました。20年度リハ処方数は361
名であり、約8割は脳血管疾患の患者様でした。約2割は心臓血管外科、循環器科、内科、外科、
小児科からの処方でしたが、脳神経系以外の患者様のリハ処方に関しましても、近年増加傾向にあ
ります。
このように様々な疾患や合併症を持つ患者様のリハは、複数の専門職が医師の適切な指示のもと、
リスク管理を行いながら基本動作、日常生活動作(以下ADL)、摂食・嚥下、コミュニケーション
能力等の機能の改善を目指して行われます。各科の先生方には医学的治療の状況やゴール(転帰先
等)について、ご多用の中快く相談に乗っていただき、改めて感謝申し上げます。
リハチームにおけるリハ専門医の役割は重要であり、特に当センターのような急性期病院におい
てはリスク管理、合併症への配慮、ゴール設定等の点で、患者様の個々の状況に応じた適切な指示
を仰ぐ必要があります。リハ専門医は週1回の非常勤勤務ですが、チームリーダーとして今後も必
要不可欠な職種であると考えます。
平成20年度診療報酬改訂への対応としては、脳血管疾患等リハ料施設基準Ⅱの再取得がありまし
た。以下のように平成18年度の改訂時に比し、脳血管疾患等リハ料Ⅱの評価が高まり、前年度に比
し増収となりました。
脳血管疾患等リハ料Ⅱ 呼吸器リハ料Ⅱ 運動器リハ料Ⅱ 心大血管疾患リハ料Ⅱ
平成18年度改訂
100点
80点
80点
100点
平成20年度改訂
190点
80点
80点
100点
標準的リハ
180日
90日
150日
150日
実施日数
※ 1:表は1単位(20分)あたりの診療報酬点数。
※ 2:早期リハビリテーション加算(30点/ 1単位)が起算日より30日に限り算定可能。
平成18年度∼ 20年度のリハ処方数に関しましては、以下のように増加傾向をたどっております。
背景には救急患者の積極的な受入れ、病棟再編、病棟間の連携等が関与しているものと考えます。
また、医師及び医療連携室のご尽力により回復期リハ病院を始め、他施設への転院・転所が、前年
度までに比しスムーズになってきており、処方数の増加にもつながっているものと思われます。
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400
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| 89 |
対外的には千葉県千葉リハビリテーションセンターより、指導者的立場としての理学療法士が出
向で着任しました。千葉県医療技術大学校講師の理学療法士の技術指導(月1回)も受けることが
出来、センター長始め幹部の先生方のご配慮によるものと深謝いたします。また19年度より三育学
院短期大学看護学科の生徒の実習を年間4回、リハ見学やリハ専門医の講義等の内容で受入れてお
ります。
地域医療連携に関しましては、千葉県主催の地域医療連携パスに関する講演、市原シームレス医
療研究会脳卒中部会会議、市原二次保健医療圏地域リハ支援事業会議に参加し、情報収集や他施設
との意見交換を行いました。
1.スタッフ構成
リハビリテーション科医師 1名 (神経内科兼務、事務取扱い科長)
リハビリテーション専門医 1名 (非常勤、リハ科専従)
理学療法士(PT) 3名 (うち1名は他施設からの出向)
作業療法士(OT) 2名 (うち1名は育児休暇中)
言語聴覚士(ST) 1名
鍼灸あん摩マッサージ師 1名
2.業務スケジュール
日常的なリハ業務以外に下記のようなカンファレンス等を行っています。個別訓練は入院患者様
に 対し月∼金曜日、毎日行っています。外来は診療報酬上の理由等から原則的には受け付けてお
りません。
水
科内会議、神経内科カンファレンス(毎週定例)
水
心臓血管外科、循環器科等カンファレンス(必要に応じて開催)
金
脳神経外科カンファレンス(第2,第4)
月∼金 ICU・SCU・CCU 脳卒中診療部回診
3.業務内容、実績
(1)理学療法
理学療法(Physical Therapy:PT)では、主に脳血管疾患等の患者様に対して運動療法を用い、
起きる、立ち上がる、歩くといった基本動作能力の向上を目的にリハを行っています。
神経内科・脳神経外科に属する患者様が大半を占めていますが、心臓血管外科より術後に生じた
対麻痺、廃用症候群などの多様な患者様に対応しており、また脳卒中ケアユニットの稼動により、
発症直後のICU・CCUの段階から介入する機会が増え、早期離床、早期回復に向けたリハを行って
います。当院では地域的な理由により高齢の患者様が多く、また転院先や施設の不足により入院期
間が長期化するケースが多いため、急性期から回復期または慢性期までの幅広い患者様のリハを実
施しています。今年度は千葉県千葉リハビリテーションセンターより指導的立場の出向職員による
技術指導を受け、患者様のよりよいサポートを行えるよう、知識・技術の向上に努めてきました。
(柴代 文・市川 裕季子)
| 90 |
H20年度 脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅱ 患者数
入院
PT 1名あたり1日平均患者数
5,445名
7.8名
(2)作業療法
作業療法(Occupational Therapy:OT)では、今年も主に神経内科・脳神経外科からの依頼が大
半を占め、脳血管疾患等により身体に障害を持った患者様を対象に、上肢機能訓練や利き手交換訓
練、巧緻動作訓練を実施しました。又、理学療法士とは基本動作・下肢の機能面の情報を頂き、連
携を取りながら日常生活動作訓練(ADL訓練;食事・排泄・整容・更衣・入浴動作)にも介入し、言
語聴覚士とは共に注意障害や記憶・記銘力障害、失行・失認等の高次脳機能評価や訓練、食事場面で
のポジショニングや摂食・嚥下動作の評価や訓練にも取り組みました。作業療法の専門性の1つで
もある、APDL動作(家事動作)訓練も積極的に介入し、自宅退院後に家事動作へ復帰が想定され
る方に対しては、洗濯・料理・掃除等の動作を実際に行い、評価した上で本人や家族の指導にも関わ
り、家事に復帰された方も多く見られました。
その他少数でしたが、小児科、循環器内科からの依頼で、廃用症候群による基本動作及びADL
訓練・高次脳機能評価、社会資源の情報提供等も行いました。
又、介護保険申請者に対しては、なるべく介護調査に立会い、患者様の現状説明や今後必要であ
ろうと思われる資源の提案や相談、家族背景等をお話し、保険申請時の情報提供にも努めました。
脳卒中ケアユニットが設立されて2年目となり、作業療法も全症例への早期介入が望まれました
が、作業療法部門は昨年と同様に常勤1名体制で早期からの介入は難しい場合もありました。しか
し、主治医及びリハ専門医の処方により、作業療法介入の適応の見極めと介入時期を明確に示して
頂き、患者様の状態に合わせて介入時期を把握出来、早期介入が出来た方も多くいらっしゃいまし
た。
リハは療法士が介入している時のみでなく、病棟や在宅でも同じ様に動作・行為を遂行出来る事
が重要です。その為、医師・看護師を始め、他職種との関わりの中で本人の「出来るADL」ではな
く「しているADL」の向上やQOLの向上が重要であると考えます。今後も引き続き、他職種チー
ム医療の一員として専門性を生かしながら関わって行きたいと思います。
(小出 歩)
平成20年度 脳血管疾患等リハ料Ⅱ 患者数
外来
入院
外来+入院
1日平均患者数
0名
1,387名
1,387名
6.7名
(3)言語聴覚療法
言語聴覚療法(Speech Therapy:ST)では、脳血管疾患等により生じる失語症を含む高次脳機
能障害、摂食・嚥下障害、構音障害をもつ患者様に対して評価・訓練・指導等を行っています。高
次脳機能障害や摂食・嚥下障害に対する社会的関心の高まりや、これらの障害を有する方々への援
助の重要性が理解されてきたことから、以前より他職種の方々の協力が得られ易くなりました。
また、患者様やご家族が発症後早期よりコミュニケーションや摂食・嚥下の障害に対し、正しく
理解していただくことで、原疾患や障害の受容、精神的安定、栄養状態の改善、誤嚥性肺炎等合併
| 91 |
症の予防につながるものと考えています。
脳血管疾患の患者様が大半を占めるため、ほぼ全例高次脳機能障害を合併しています。注意・認
知・記憶・言語等人間特有の機能の障害は、身体機能の障害に比し理解されにくい傾向があります。
本人のリハ効果に期待するだけでなく、ご家族、職員、さらには介護保険関連職種の方々が、個々
の患者様の高次脳機能障害の特徴を理解し、
適切な配慮や手助けができるよう、情報提供やアプロー
チ法の提案等をしています。また、脳神経外科及び心臓血管外科の医師と連携し予定手術前後の高
次脳機能評価を 行い、患者様への情報提供に活かしていただいております。今後も引き続きある
種の手術が、脳機能に与える影響や特徴等を分析していく必要性を感じております。
関連業務として各科医師との連絡調整、リハ処方患者データベース作成、センター内外の会議等
も担当しています。また、地域リハ支援事業の一環として市民公開講座「摂食・嚥下障害のケア∼
安全に、おいしく食べるために∼」を医師、看護師、管理栄養士の方々と協力して開催しました。
多くの参加者が訪れ、院外でも関心が高まってきていることを実感しました。
今後も他職種との連携の中で、患者様やご家族への支援と、地域の方々に向けての啓発に努力し
ていきたいと考えます。
(神作 暁美)
H20年度 脳血管疾患等リハ料Ⅱ 患者数
外来
入院
外来+入院
1日平均患者数
23名
1,446名
1,469名
7.8名
| 92 |
麻 酔 科
1.人員
麻酔科は平成20年度、4名(杉森、春木、大松、広山)で診療業務に当たった。
2.麻酔業務
麻酔科管理症例数は655例と前年より約60例増加した。本年も引き続き、脊椎麻酔症例、血管造
影室での全身麻酔症例も麻酔科管理とした。
3.学会・研究活動
The 2nd Asia-Pacific Congress of Pediatric Cardiology and Cardiac Surgeryと日本心臓血管麻
酔学会学術集会にて発表した。
各科別麻酔科管理症例数
科
名 心血外科 一般外科 脳 外 科 整形外科 眼
科 耳 鼻 科 小 児 科 歯
科 合
計
平成15年度
276
249
104
90
0
48
40
3
811
平成16年度
284
240
104
81
0
43
46
2
800
平成17年度
253
223
160
0
0
32
45
0
713
平成18年度
270
205
155
0
0
0
61
0
691
平成19年度
293
139
115
0
0
0
44
0
591
平成20年度
292
173
130
0
1
1
58
0
655
月別症例数
月
4月
5月
6月
7月
8月
平成20年度
60
61
59
62
55
麻 酔 方 法
平成20年度
全身麻酔単独
518
硬麻併用全麻
111
硬 麻 単 独
硬
脊
そ
の
50
60
48
49
2月
3月
58
55
38
主たる維持麻酔薬として用いられた薬剤別症例数
麻酔法別症例数
脊
9 月 10 月 11 月 12 月 1 月
平成20年度
症例数
%
プロポフォール
574
87.6%
2
セ ボ フ ル レ ン
31
4.7%
麻
19
フェンタニール
23
3.5%
麻
5
局 所 麻 酔 薬
26
4.0%
他
0
そ
1
0.2%
の
他
緊急手術件数
緊急手術 件数
外
45
脳
外
57
外
科
11
小 児 科
2
眼
1
科
計
年齢別症例数
年 齢 1ヶ月未満 1才未満
平成20年度
心
8
23
1−15才
16−80才
81 才以上
計
74
509
41
655
| 93 |
116
歯 科
平成20年度は、常勤の歯科医師が確保され、歯科医師1名、歯科衛生士1名の診療体制で診療に
あたった。
当科では、地域の歯科医院や病院などからの紹介患者の口腔外科疾患の治療や当院入院患者の歯
科治療に重点をおいており、この1年間の外来患者数は3,201人、入院患者数は16人であった。症
例別では、
主に智歯抜歯33例、腫瘍切除1例、小帯切除1例、のう胞摘出4例、顎関節症5例であった。
当院にて循環器系疾患のため手術予定の入院患者においては、歯性感染症予防のため術前に口腔内
を診査し、抜歯、口腔ケア等を行った。有病者での外科処置では、主治医と密に連携をとり、原則
として抗凝固・血小板薬は術前に休止せずに処置を行った。
今後、外来患者数、手術数の増加を図るとともに、歯周組織からの感染が問題となる心臓の弁膜
症疾患や、嚥下機能の低下と口腔内細菌が関わる誤嚥性肺炎などの疾患を有する患者に対する口腔
ケアの業務拡大を検討する。
(肥後 盛洋)
| 94 |
栄 養 科
平成20年度は、病院側栄養士2人、主任調理員3人、委託職員(日清医療食品)20人で入院患者
の食事の提供、入院・外来患者の栄養指導、入院患者の栄養管理業務を行った。
給食数は例年と特に差はなかったが、エネルギーコントロール食やタンパクコントロール食など
の特別食の割合が増え、それに伴い患者個々の対応も増えている。
そのなか、
年度当初の診療報酬の改正により減塩食の塩分量が6g未満になったため、当センター
の減塩食を7gから6gに変更した。ただ味を薄くしただけでは、「まずくなった」「味が無い」な
どと患者の摂取量の低下をまねくことになるので大きく献立内容の見直しを行った。
料理の組み合わせや味付けのバリエーション、酸味や香辛料などにより塩気を補うなど少ない塩
分でおいしく食べてもらえるよう工夫をした。
また、昨年度末からの電子カルテの導入により患者の状態、栄養摂取状況などの患者情報が入手
し易くなったので、栄養管理もし易くなった。
食事だけでなく、栄養必要量の算定や栄養状態の評価、経腸栄養・輸液の量や内容、水分量など
栄養に関する業務の幅を拡大してきているところです。
(石橋 裕子)
平成20年度栄養指導集計
(人)
入 院
個 人
外 来
集 団
個 人
4月
15
5月
16
6月
12
7月
17
8月
21
9月
20
1
15
10月
22
1
11月
21
1
12月
14
11
1月
9
2月
10
3月
合計
合 計
集 団
3
2
個 人
集 団
18
5
25
21
27
9
16
21
16
9
5
26
9
28
0
35
7
11
33
1
12
33
1
4
25
4
20
0
29
0
2
11
6
21
8
15
1
22
6
37
7
192
12
135
68
327
80
4
7
| 95 |
6
| 96 |
18,942
1,897
1,975
1,560
1,943
1,905
1,604
1,082
1,639
1,324
1,003
1,628
1,382
全 粥
1,946
164
241
286
145
141
108
87
143
161
136
171
163
7分粥
2,473
164
231
232
182
158
211
155
211
343
153
163
270
5分粥
1,504
1,727
3,447
3,206
3,233
40,541
1月
2月
3月
合 計
970
15,212
1,439
1,364
3,245
3,135
11月
1,012
1,140
1,070
1,161
1,232
1,369
1,224
12月
3,251
3,851
9月
10月
4,000
2,535
7月
8月
3,569
3,682
5月
6月
3,387
4月
2,010
103
271
232
97
132
154
114
129
192
117
169
300
967
137
62
58
19
51
27
109
58
85
144
108
109
エネコンA エネコンB タンパクコンA タンパクコンB
29,157
合 計
特別食内訳
2,224
2,420
2月
3月
2,494
2,283
12月
1月
2,630
2,102
10月
11月
2,367
2,208
8月
9月
2,831
2,427
6月
2,767
5月
7月
2,404
常 食
4月
平成20年度
2,489
260
306
205
257
238
182
202
188
190
185
123
153
流動食
530
2
0
54
67
8
84
99
25
28
78
20
65
離乳食
789
34
5
51
112
180
61
37
60
118
0
70
61
1,896
112
0
0
56
122
182
378
290
274
92
338
52
361
28
0
34
10
11
19
82
61
29
0
35
52
脂肪コン食 胃術後食 易消化食
1,552
163
144
118
122
126
92
121
166
86
179
112
123
3分粥
97
3
8
10
1
12
9
15
5
11
6
3
14
注腸食
2,065
180
137
140
35
195
170
132
273
172
118
222
291
小児食
月別給食数集計表
3,300
271
260
269
253
286
310
250
236
301
313
291
260
カテ食
0
0
ヨード制限
0
414
36
2
17
11
71
44
83
95
26
13
8
8
低残さ
0
59,154
18,393
1,775
1,427
1,659
1,832
1,475
1,038
1,179
1,462
1,657
1,596
1,675
1,618
10,468
818
844
1,154
1,108
1,206
754
703
433
465
1,096
909
978
濃厚流動 燕下訓練
0
5,250
5,258
4,878
5,245
4,873
5,081
4,086
5,012
4,731
4,683
5,206
4,851
一般食
0
その他
94,448
8,277
7,589
8,370
7,998
7,761
7,461
7,341
6,434
8,319
8,291
8,544
8,063
特別食
94,448
8,277
7,589
8,370
7,998
7,761
7,461
7,341
6,434
8,319
8,291
8,544
8,063
合 計
153,602
13,527
12,847
13,248
13,243
12,634
12,542
11,427
11,446
13,050
12,974
13,750
12,914
総給食数
整形外科
平成 20 年度は休診しました。
(事務局)
内 科
平成 20 年度は、内科医師2名で診療にあたりました(9月からは1名体制)。
外来患者の延べ人数は、6,771 名でした。
(事務局)
| 97 |
検 査 科
1.人員構成
臨床検査技師は正職員14名、委託職員2名で構成されており、検体検査系10名(内1名は育休者)、
生理機能検査6名で業務を行っています。検体検査系は生化学検査、免疫検査、血液検査、一般検
査、輸血検査、細菌検査および病理検査に分けられ、それぞれの部署に責任者を置きつつ、複数業
務を行っています。また、当直勤務、日直勤務を行っており、24時間体制で検査を行っています。
2.検査業務
1)検査件数 検体検査の総処理件数は昨年度より142,319件減少し1,121,482件で、率にして11%の件数減少
でした。外部委託件数は昨年度の6,560件から1224件減少し5,336件でした。ただし、外注検査の
減少の中には、これまで外部委託していた病理検査を、9月からがんセンターより医師1名が週
に1回病理業務を行うことで664件が院内業務となった分が含まれます。全検査件数減少の要因
としては、内科からのオーダ減少が考えられます。
項目別に見ると、生化学と免疫検査が大きく減少していますが、用手法検査が多い、血液検査、
細菌検査、生理検査の件数は上昇していました。特に聴力検査などの1検査あたり20分程度かか
るものに関しては、396件から2.6倍の1043件に急激に増加していました(図1)
。生理検査部門
では、生理検査部門内で行う検査の他、ポータブル脳波計による脳波検査、小児科外来での心エ
コーやRI負荷心筋シンチ時の12誘導心電図と血圧の記録など出張検査など件数では計ることの
出来ない検査業務の増加がありました。
2)検査システム更新
輸血検査では安全で迅速な輸血を目指してコンピュータクロスマッチを導入しました。コン
ピュータクロスマッチとは、事前検査によりABO血液型、Rho(D)抗原型検査と抗体スクリー
ニング検査を行い、不規則性抗体が検出されていない患者に対して、コンピュータ上で輸血血液
との適合性を確認し、交差適合試験を省略することです。このシステムの導入により、輸血血液
の在庫があれば出庫に45分程度かかっていたものが、10分程度まで短縮することが可能になり、
迅速で安全な輸血に貢献することになります。
2008年11月より感染管理システム(ICT-web)稼動しました。病院全体の感染状況の把握
はもとより、患者個別の細菌検査情報、熱型や抗菌薬などの使用情報など提供するシステムの稼
働により、効率的な感染制御活動を行っています。2009年度からは、MRSA感染情報管理につい
ても検査科が中心となってまとめています。
心電図ファイリング装置の導入により、
心電図を電子カルテ端末で見られるようになりました。
しかし心電計が旧来のものを使用しているため、心電計内のデータがオンラインで取り込むこと
が出来ず、外来や病棟の心電計内のメモリー回収作業が必要となり、回収・データ入力作業を行っ
ています。この作業に月50時間要しています。
3)検体結果報告時間
通常検査と緊急検査の比率は、昨年に比べ減少しているものの、生化学で66%、免疫検査・血
| 98 |
液検査で62%に達しており、ほとんどの検体が緊急検体となっています。このことは、真に緊急
度の高い検体検査への妨げになると考えられます(図1)。
一方、検体が提出される時間帯は、朝の院内検体と外来検査が集中する午前中に多くなってい
ます。検体が検査科に到着してから報告までの時間(ターンアラウンドタイム 図2)は、朝8
時頃の検体では生化学・免疫分析機器の稼動準備に1時間程度の時間を要するために、1時間以
上の時間がかかっていますが、9:00以降の検体については、生化学検査で約30分、分析に時間
を要する感染症検査など免疫学的分析であっても1時間程度で報告しています。これは、緊急検
体でなくとも、行っている報告時間ですので、真に緊急な検体のみに「緊急マーク」を付けて運
用することで、臨床的に有効な検査運用になると思われます。
4)試薬の共同購入
2007年から県立6病院の生化学および免疫学的測定試薬に関しては、検査担当者の意見を取り
込みながら、病院局が中心となって共同購入方式を行っている。これにより、試薬の購入コスト
が生化学検査で32%、免疫関連で19%削減することが出来ました。
3.スキルアップ
より質の高い検査を目指し、各種の認定制度取得を行っています。また、臨床検査に限らず院内
で活躍できる資格取得と実行および各種研修会の参加を勧めています。今年度は、腹部エコー検査
師の認定を1名受けました。検査科全体では、認定輸血検査技師1名、認定臨床微生物検査技師2
名、ICMT 2名、超音波検査師2名、糖尿病療法指導師2名です。
4.今後の検査体制
本年度は、2009年度から検査運営の方法として臨床検査業務委託(Facility Managed System;
FMS)を導入するための準備を行ないました。FMSを導入することにより、これまで更新が行
えなかった主要な機器(生化学分析装置・血液算定装置・凝固分析装置・尿分析装置・採血管準備
システム)について、一気に導入が進みました。しかし、FMSは経費的に有効な方法ではないこ
とから、5年後の脱却に向けて、随時機器の更新が求められます。また更なる検査収益向上を考え、
検査件数が少ないなどの理由から非効率となっている項目の外注化、院内で行うべき項目の導入を
進めています。
今後は、業務の効率化をはじめ、他部門との連携を図り、院内検査の充実を進めていきたいと考
えます。
(佐藤 正一)
| 99 |
900,000
800,000
᳨
ᰝ
௳
ᩘ
700,000
⥭ᛴ᳨ᰝ௳ᩘ
600,000
㏻ᖖ᳨య௳ᩘ
500,000
400,000
300,000
200,000
100,000
0
ᖹᡂ䠍䠓ᖺᗘ
ᖹᡂ䠍䠔ᖺᗘ
ᖹᡂ䠍䠕ᖺᗘ
ᖹᡂ䠎䠌ᖺᗘ
⏕໬Ꮫ
774,403
796,676
770,476
646,216
ච␿
56,770
57,722
58,364
39,885
⾑ᾮ
197,196
201,431
206,309
243,304
୍⯡
152,320
175,490
120,006
93,218
㍺⾑
19,328
22,375
22,741
19,637
⣽⳦
58,586
58,119
55,979
58,584
⑓⌮
8,010
12,058
8,404
4,429
⏕⌮
20,479
15,008
14,676
15,166
ᅗ 㻝䠊ᖺᗘ᳨ูᰝ௳ᩘ㻌
ᖺᗘู䛾᳨ᰝ௳ᩘ䛾᥎⛣䜢♧䛧䜎䛩䚹⥭ᛴ᳨ᰝ௳ᩘ䛜 㻢㻜㻑௨ୖ༨䜑䛶䛔䜎䛩䚹
16
14
⏕໬Ꮫ
ឤᰁ⑕
⾑⟬
จᅛ
୍⯡
10
8
120
100
80
6
60
4
40
2
20
0
0
06
:0
0
06 - 0
:3 6:3
0
0
07 - 0
:0 7:0
0
0
07 - 0
:3 7:3
0
0
08 - 0
:0 8:0
0
0
08 - 0
:3 8:3
0
0
09 - 0
:0 9:0
0
0
09 - 0
:3 9:3
0
0
10
1
:0 0:0
0
0
10 - 1
:3 0:3
0
0
11 - 1
:0 1:0
0
0
11 - 1
:3 1:3
0
0
12 - 1
:0 2:0
0
0
12 - 1
:3 2:3
0
0
13
1
:0 3:0
0
0
13 - 1
:3 3:3
0
0
14 - 1
:0 4:0
0
0
14 - 1
:3 4:3
0
0
15 - 1
:0 5:0
0
0
15 - 1
:3 5:3
0
0
16
1
:0 6:0
0
0
16 - 1
:3 6:3
0
0
17 - 1
:0 7:0
0
0
17 - 1
:3 7:3
0
0
18 - 1
:0 8:0
0
0
18 - 1
:3 8:3
0
0
19
1
:0 9:0
0
0
19 - 1
:3 9:3
0
0
-2
0:
00
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12
140
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160
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| 100 |
臨床工学科
平成20年度、臨床工学科は6名体制となった。業務場所・内容については、2つの心臓カテーテ
ル検査室、手術室、ICU・CCU、病棟、外来等多くの部署で生命維持装置の操作管理業務をおこなっ
てきた。生命維持装置については、人工心肺装置・IABP装置・PCPS装置・呼吸器、除細動器や体
外式ペースメーカと多種にわたっている。
医療器機安全使用のために、人工呼吸器、CHDF装置の院内講習会の実施や第2回医療安全研修
会で「医療器機を安全に扱うための電気の基礎知識」に関する研修を担当した。
また、近隣大学からの要請にて10名の臨床工学技士課程の学生実習指導を、行った。
臨床工学技士の業務の具体的内容について以下に示す。
業務と配置人員
人工心肺装置業務 2名
自家血回収装置業務 1名
心臓カテーテル
検査業務 2名
補助循環装置 1名
血液浄化装置
(CHDF)業務 1名
人工呼吸器の保守点検 1名
その他ME機器の
メンテナンス 1名
症例検討会への参加 全員
具体的な内容
関係部署
・開心術、胸腹部大動脈疾患の人工血管置換
術における人工心肺装置の操作および動作
点検。
・冷凍手術装置の操作。
・人工心肺装置の研究、改良。
・腹部大動脈瘤の人工血管置換術における自
家血回収装置の操作。
・ポリグラフシステムの操作。
・血液サンプリングの実施。
・インターベションにおける記録および治療
材料、器機の準備。
・PCPSの操作および保守点検。
・IABPの操作および保守点検。
・持続濾過透析装置の操作および動作点検。
手術室
・人工呼吸器の回路組み立てや回路交換と動
作点検。保守点検。
・各種電気メスおよび超音波メスの保守点検。
・胸腔鏡および腹腔鏡のビデオシステムの保
守点検。
・体外式ペースメーカや除細動器の保守点検。
ICU・CCU・病
棟
・手術前のカンファレンスに参加し、体外循
環方法の検討と術式、危険因子等、確認し
術前準備をする。
| 101 |
手術室
カテ室
手術室・カテ室
ICU・CCU
ICU・CCU
手術室
ICU・CCU
外来、リハビリ
テ ー シ ョ ン 科、
生理検査室、
RI室
ICU
以下に最近5年間の循環器疾患治療のME機器操作管理の実績を以下に示した。
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
145
134
159
166
166
Off Pumpバイパス症例
19
18
8
6
0
自家血輸血症例数
47
48
42
41
40
心臓カテーテル検査数
944
956
969
1342
1332
インターベンション症例数
346
370
395
364
385
5
6
1
4
1
症例患者数
56
49
34
59
54
延べ症例数
646
439
268
576
432
症例患者数
24
30
35
36
41
延べ症例数
164
77
125
107
116
症例患者数
9
9
6
6
3
延べ症例数
22
22
37
13
3
症例患者数
1
1
2
0
0
延べ症例数
6
4
15
0
0
症例患者数
34
36
43
42
44
延べ症例数
192
97
177
120
119
人工心肺症例数
経皮的僧帽弁形成
血液浄化業務
補助循環対応
IABP装置
PCPS装置
ECMO
補助循環合計
平成20年度167件の緊急手術等の対応をおこなった。
平成20年度MEの緊急招集にて心臓カテーテルによ
る緊急冠動脈形成術等の件数と緊急手術件数
緊急カテ(件)
心外手術(件)
4月
9
3
5月
7
2
6月
8
2
7月
18
1
8月
8
3
9月
11
3
10月
12
2
11月
15
2
12月
12
5
1月
12
1
2月
13
4
3月
11
3
合計
136
31
文責 臨床工学科 永野 敏昭
| 102 |
放射線科
1.概 要
2008.01 手術室に移動型DSA装置が導入される。主要用途はステントグラフト術。
2008.03 電子カルテおよび、RIS(放射線情報システム)、PACSの運用が開始される。PACSサー
バーに、あらかじめ過去4ヶ月分のCTおよびMRIデータ、また過去2年間分のCRデー
タをコンバートしていたために、フィルムレスになっても大きな混乱は無かった。
2008.05 ガンマナイフの線源交換を実施する。ガンマナイフ線源のコバルト60は強力な放射線を
出す大変危険な物であるため、大掛かりにかつ、慎重に交換作業が行われた。線源交換
は専用の機器と専門の技術者が必要なため交換費用も高額であった。
2008.02 一般X線撮影システムが更新される。この装置はシステムがシンプルで故障が少ないわ
りに、胸部や腹部等撮影件数が多い装置なので収益性が良い装置である。
2009. ? 320列CTを導入する予定。すでに多くの医療施設でマルチスライスCTが導入され、循
環器領域の検査で活躍をしている。数多くの最先端の治療、手術を行っている循環器病
センターでもぜひ必要な装置であったが、センター長をはじめとして多くの方のご協力
により最新の320列CTの導入が決定した。
2.スタッフ
診療放射線技師 14名(内 女性技師1名)、日々雇用助手 1名
3.業務について
放射線の検査件数は外来診療科の状況に大きく左右される。なかでも、整形外来と内科外来の状
況が放射線の検査件数に与える影響は大きい。放射線件数を前年度と比較した。ガンマ治療は38%
減少した。MRはガンマ治療減少の影響で脳造影が20%減少したが、総計では約3%の減少だった。
CTは腹部が半減し、総計で約8%減であった。血管撮影は心カテが前年と変わらず、据付装置に
よるDSAが少し減少したが、術中DSAが増加し、総計での変化は少なかった。一般撮影は脊椎を
はじめとして、頭部、胸腹部、パントモ等全般に減少した。
4.今後について
まず、大きな課題は320列CTを如何に活用できるかである。心臓領域においては、冠動脈CTが
心臓カテーテル検査よりはるかに患者様への侵襲度が低く、外来でも冠動脈疾患のスクリーニング
ができるため、疾患の早期発見、潜在的な患者の掘り起こしが可能となる。頭部領域においては、
形態診断だけでなく機能診断も可能になり、急性期虚血性脳疾患への応用などが期待される。小児
領域でもコンマ数秒という撮影能力が大変魅力である。等々、この最先端の医療装置を最大限活用
し、病院スタッフ全体のモチベーションが高揚できればと考える。
二つ目の課題は、1カテの心血管撮影装置の更新である。購入後12年以上が経過し、エンドオブ
サポートの状況になった。この装置は当センターの主力装置であり、絶対にストップさせることの
出来ない装置である。
三つ目は、CTとMRI装置がそれぞれ2台体制になることから、近隣の医療機関と医療連携をし、
これらの高額医療機器の共同利用を推進することである。
その他、各モダリティーの装置および検査手技等の高度化に伴う人材育成の問題、診療側のニー
ズに迅速にこたえられる体制作りの課題等がある。
| 103 |
(文責 椎葉)
現有する放射線科の主な機器について(平成21年3月31日現在)
装置の種類
装置名
メーカ名
購入年月
備考
MAGNETOMVision1.5 シーメンス
1998.2
1.5テスラ
InteraAchieva1.5T
フィリップス
2006.3
1.5テスラ
Aquilion16
東芝
2003.3
16列マルチスライスCT
インテグリス3000
フィリップス
1998.2
心血管用バイプレーン
AXIOM Artis dBC シーメンス
2004.1
心血管用フラットパネルバイプレーン
アレックス
東芝
1998.2
DSA バイプレーン
GCA-9300A
東芝
1998.2
3検出器
GCA-7200A
東芝
1998.2
角型2検出器
DR3000
島津
1998.1
DR2000
日立
1998.3
CRシステム
FCR
FUJIFILM
2006.2
Velocity,Profect,Dripix
乳房撮影装置
LORAD
日立
2002.9
デジタル
パントモX線撮影
OP100-OT
株式会社ヨシダ 1998.2
骨密度測定装置
HOLOJIC QDR-4500 東洋メディック 2003.3
腰椎および股関節用
ガンマナイフ
モデルC
2003.1
モデルB → C に更新
移動型DSA装置
ARCADIS Avantic シーメンス
2007.12
手術室用
MRI装置
CT装置
血管撮影装置
核医学装置
TV透視(DR)装置
エレクター
歯科用
循環器動画像ネットワークシステム
MEDICOM社
2003.3
端末15台
3D画像ネットワークシステム
ZAIO
2007.4
端末11台
放射線情報システム(RIS)
FUJIFILM
2007.9
画像ファイリングシステム(PACS)
FUJIFILM
2007.9
4.業務について
平成20年度 放射線業務月別件数
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月 11月 12月
1月
2月
3月
年度計
一 般 撮 影
1,529
1,543
1,747
1,807
1,604
1,690
1,723
1,556
1,610
1,658
1,544
1,778
19,789
ポータブル
603
706
622
657
619
559
697
644
701
728
692
852
8,080
血 管 造 影
140
156
169
177
138
143
168
164
152
134
158
150
1,849
T V 透 視
35
20
39
33
39
36
25
35
38
20
37
33
390
C
T
599
622
638
676
601
681
693
602
625
694
652
723
7,806
M
R
348
324
400
375
384
387
414
390
397
389
388
429
4,625
R
I
46
69
54
75
48
53
57
60
47
66
59
57
691
ガンマ治療
26
20
44
38
32
40
38
38
36
35
37
30
414
185
163
217
194
201
187
192
204
196
210
221
290
2,460
そ
の
他
| 104 |
平成18 ∼ 20年度のCT検査数(人)
頭 部
頚 部
腹 部
心血管
その他
計
平成18 ∼ 20年度の血管撮影検査数内訳
H18
H19
H20
単純
4,202
4,048
3,672
造影
385
309
449
単純
20
26
11
造影
339
309
230
単純
427
489
251
造影
1,006
908
444
単純
632
730
923
造影
664
727
723
単純
790
899
937
造影
86
67
166
単純
6,071
6,192
5,794
造影
2,480
2,320
2,012
総計
8,551
8,512
7,806
平成18 ∼ 20年度の血管撮影検査数内訳
業務内容
H18
心 カ テ 診 断
H19
脳
その他
計
H18
H19
H20
単純
2,344
2,461
2,566
造影
1,803
1,871
1,491
単純
478
395
481
造影
33
24
90
単純
2,822
2,856
3,047
造影
1,836
1,895
1,581
総計
4,658
4,751
4,628
平成18 ∼ 20年度のガンマナイフ治療内訳
H18
H20
H19
H20
1,052
990
996
AVM
27
19
7
テIVR
446
407
414
meta
594
529
350
ペースメーカ他
147
150
224
AT
24
15
5
D
脳
129
97
93
Mx
36
42
24
DSA胸 腹 部
93
77
68
other
43
58
28
DSA四 肢・ 他
*
*
41
計
724
663
414
1,867
1,721
1,836
心
カ
S
A
合 計
平成18 ∼ 20年度の一般撮影件数
平成18 ∼ 20年度の当直業務件数(人)
(病室、その他含む)
H18
H19
H20
胸
部
22,884
23,085
22,540
腹
部
3,917
3,711
3,350
頭
部
899
821
683
脊
椎
1,101
748
341
乳
房
277
389
375
モ
283
209
174
1,499
2,073
2,880
パ
ン
ト
そ の 他
(*)
| 105 |
H18
H19
H20
影
1,734
1,990
1,624
ポ ー タ ブ ル
1,587
1,628
2,208
C
T
1,056
1,146
1,332
I
295
295
424
影
74
80
111
T V
16
21
36
一
般
M
撮
R
血
管
X
−
造
薬 剤 部
平成20年度も薬剤師8名医療助手2名での業務となった。
調剤・注射調剤、抗がん剤ミキシング、薬剤管理指導は昨年同様の業務量であった。
平成19年9月から4B病棟で始まったランチョンセミナーは 平成20年10月まで開催、平成21年
1月からは外来で開始。部署ごと小単位の勉強会は、薬に関する大切な情報を医療スタッフが個々
に共有することにより医療事故防止を期待できるので、今後も各部署に広げていきたい。
循環器病センター 10周年を迎えるが、平成18年度から薬学教育6年制となり、平成22年度から
は必須の長期実務実習が実施されることを考えると、臨床の知識を持つ薬剤師の育成に協力できる
体制を整備し、近年導入されているさまざまな認定制度の資格を取得し、チーム医療の一員として
薬物治療に積極的に関わっていくことが必要である。特に薬歴管理や服薬指導を通じて医師・看護
師に専門的立場からフィードバックできなければならないと思っている。
| 106 |
(鵜澤 和子)
分
院外処方箋枚
院内処方箋枚
調
剤
件
調
剤
処 方 箋 枚
調
剤
件
調
剤
数
数
数
数
数
数
数
20 年 度
射 箋 枚
方
件
射 箋 枚
方
件
処
件
処
件
枚
枚
方
方
| 107 |
指
実
算
保
導
施
定
険
人
回
回
点
指
導
人
実
施
回
通
常
回
ハイリスク回
特 定 入 院 回
算 定 回 数 合
麻
薬
回
退
院
回
高 齢 者 回
保
険
点
②20年度月別状況
①年次比較
【4】服薬指導の状況
外来
入院
【3】抗癌剤調製集計
注
処
②IVH調整数
注
処
①注射薬個人セット
数
数
数
数
数
計
数
数
数
数
数
数
数
数
数
数
数
数
数
数
数
数
総数
51,031
2,456
5,898
73,819
27,833
59,879
458,679
70
102
92
97
20年度総数
2,695
4,968
1,117
1,582
4
2,703
11
1,509
264
1,068,305
14年度
136
155
139
50,050
総数
20 年度
総数
813
986
20年度
総数
14,072
46,195
【2】注射薬調剤に関する項目
区
【1】調剤の状況(平成20年度)
院
外
来 入
4
9
2
2
55
104
211
445
167
0
0
167
1
91
0
58,875
4月
15年度
2,281
3,696
2,588
985,750
4月
4月
4月
1,089
3,484
4月
総数
4,555
232
594
8,043
2,315
5,279
40,580
6
15
3
3
19
19
228
396
83
94
0
177
0
129
0
69,145
5月
16年度
3,009
4,982
3,312
1,271,350
5月
5月
5月
1,196
3,753
5月
総数
4,206
194
459
7,549
2,377
5,319
39,935
8
12
7
8
26
28
256
466
95
126
0
221
1
127
18
86,955
6月
17年度
2,797
4,252
2,997
1,158,950
6月
6月
6月
1,219
4,203
6月
総数
4,270
183
422
4,661
2,339
5,280
40,199
7
12
5
5
27
29
249
474
85
149
0
234
1
135
20
93,045
7月
18年度
2,812
4,515
3,207
1,231,200
7月
7月
7月
1,113
3,700
7月
総数
4,445
218
529
6,321
2,485
5,483
42,619
9月
総数
4,201
210
516
5,900
2,099
4,200
30,910
10月
総数
4,459
191
508
5,779
2,338
4,880
38,281
11月
総数
3,799
186
479
6,630
2,284
4,802
35,619
6
7
6
6
211
371
81
115
0
196
0
134
20
78,725
8月
5
6
7
7
189
369
90
108
0
198
1
111
15
77,390
9月
20年度
2,695
4,968
2,703
1,068,305
9月
3
4
9
10
249
476
107
177
0
284
0
151
23
111,885
10月
10月
5
6
11
13
222
397
76
152
0
228
2
133
26
91,810
11月
11月
平 成 20 年 度 内 訳
9月
10月
11月
52
78
60
55
78
77
77
95
19年度
2,880
5,285
3,263
1,249,750
8月
8月
平 成 20 年 度 内 訳
8月
9月
10月
11月
1,121
977
1,235
1,110
3,564
3,102
3,884
3,726
8月
総数
4,046
202
423
4,697
2,080
4,568
34,959
7
9
5
6
44
50
233
401
83
176
0
259
0
137
37
104,405
12月
12月
12月
12月
1,155
3,833
12月
総数
4,265
212
517
5,974
2,483
5,374
44,493
4
4
8
8
106
134
199
384
66
170
1
237
2
119
25
95,030
1月
1月
1月
1月
1,258
4,146
1月
総数
4,341
243
537
5,347
2,415
5,165
39,126
11
13
9
9
137
165
223
386
95
152
1
248
2
130
35
99,165
2月
2月
2月
2月
1,256
4,050
2月
総数
3,970
201
508
6,761
2,254
4,798
35,457
4
5
20
20
132
152
225
403
89
163
2
254
1
112
45
101,875
3月
3月
3月
3月
1,343
4,750
3月
総数
4,474
184
406
6,157
2,364
4,731
36,501
᭹⸆ᣦᑟᖺᗘ᥎⛣
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| 108 |
看 護 局
平成20年3月から稼動を開始した電子カルテは、看護師にとっても多大な労力を要したが、1年
間の施行と検討を重ね、看護診断、看護支援システム、医療安全システム リスクん 、看護必要度
測定システム、看護勤務管理システム等を立ち上げ、一部(ICU、CCU・SCU、クリニカルパス等)
を残したものの、概ね軌道に乗せることができた。
看護局としては、6月からICUとCCU・SCUをそれぞれの看護師長による管理(院内辞令による
CCU看護師長の任命)とした上で、当センターの特徴を生かし、救急患者を断らないことを目的に、
7月からICUの10床稼動を開始した。また、入院基本料7対1看護と脳卒中ケアユニット管理料の
維持により、経営効率を上げることができた。
病棟では、4A病棟が2交代制を開始したことを最後に、全病棟が2交代制となったことは、ス
タッフ自身が働きやすい職場を選択した結果と考える。しかし一方で、新採用者の退職や長期の療
休をとる人が増え、また内科医の減少により、8月に外科を5B病棟から4B病棟へ移動し病棟再
編成を実施したことによる不満や不安もあり、組織としての対策が必要と考えた。その為、苦情に
対するその都度の回答や師長会での説明、メンタルヘルス委員会を中心にした全部署毎の取り組み
などを実施したことにより、悩みボックスへの投函数の減少もあり、職場の雰囲気の改善や人間関
係の調整になったと考える。
看護の質の向上としては、高齢者看護を深めたり、院外への看護研究発表は数字としては多くな
かったが、取り組みの活発化や認識を深めることはできた。
地域連携室も軌道に乗り、脳卒中連携パスも整備され、積極的に活動の推進がされている。
当センターにおける県立病院クリニカルラダーの確認はできなかったが、目標管理も大体の流れ
の理解と実施ができ、スタッフ一人ひとりのキャリア開発への方向付けとなった。
(看護部長 亀田日出子)
看護体制 (看護単位別看護職員配置・夜勤体制)
セクション
病棟数
夜勤体制
(10看護単位)〔 〕は実稼働
準夜勤
深夜勤
1 I
C
U
10
〔8〕
4
4
2 CCU・SCU
10〔8〕
4
4
3 3
A
40
3
3
4 4
A
40
3
3
5 4
B
40
3
3
6 5
A
40
4
4
7 5
B
40
3
3
8 手 術 室
1人当直体制+オンコール
9 外 来
2
2
10 滅 菌 室
地域医療連携室
看 護 局 長 室
当直1 当直1
長 期 休 暇 者
(産・育・療等)
計
220〔216〕
26+日夜2
26+当直2
平成20年4月1日
看護師
助手
30
(0.5)
27
(0.5)
24
(2)
27
(2)
24
(2)
28
(2)
25
(2)
20
(4)
18+〈5〉
1+(2)
(8)
1
4
(8)
13
241+〈5〉
1+(26)
〈 〉日々雇用
( )委託
*7/1より看護師長をICUとCCUそれぞれに配置 *ME2名は臨床工学科へ
| 109 |
看護局活動状況
平成20年度
1.会議・委員会等
会議・委員会
回数
看護師長会議
33
副看護師長会議
10
臨 地 実 習
指 導 者 会 議
3
教 育 委 員 会
16
安全対策委員会
10
看護記録委員会
18
活 動 内 容
センターの運営等に関する決議事項の周知徹底。看護部長より諮問さ
れた事項の審議・答申。各委員会活動の協議・提案。
①中期経営計画に基づいて看護体制と看護業務の整備
(入院基本料、看護師配置7:1の基準維持。看護必要度測定技術の
安定化。医療安全管理加算の基準取得。脳卒中治療部における5F
SCU6床維持など。)
②電子カルテにおける看護支援システムの活用による業務の効率化を
目指した。
(看護基準、看護診断、看護計画、クリニカルパス、看護記録などに
関する入力と安定化)
③安全管理体制の整備
(安全管理・感染制御の周知徹底,インシデント報告システム「りすく
ん」の活用)
④看護職員の定着対策(病棟から集中治療室への2交替制の導入)
⑤人材育成と活用(専門看護師・認定看護師の支援)看護研究活動の
推進
・IT化に伴う業務改善を行い、時間管理を推進する。汎用オーダー
や物流システムに混乱がないように調整した。
・副看護師長として役割を確認し、副師長会議規定を見直した。
・新採用者・中途採用者のメンタル面に留意、問題行動傾向パターン
の共有と対応策の共有に努めた。
・身体抑制に関するマニュアルの見直しと電子カルテに伴う記録につ
いて検討した。
・県立病院合同副師長研修では、フィッシュ哲学を学び、各部署で活用、
実践した。所属内での働きやすい職場雰囲気作りに貢献した。
・実習環境の整備、実習上の問題と対策について検討した。・学校側と
の合同会議に出席し臨地実習について意見交換をし実習指導に反映
させた。
・学生の実習用品の整備につとめた。
・やりっ放しにしない院内研修をめざした。院内研修の実施 ①新人
研修:3 ヶ月、6 ヶ月、
(多重課題時間切迫シミュレーション)12 ヶ
月と3回 ②プリセプター研修 2回 ③リーダーシップ研修 2
回(若葉マーク・ロールプレイング)コーチング・ファシリテーショ
ン研修の充実を図った。リーダーのための救急看護の実施 ④循環
器病看護基礎コース 6回 ⑤看護診断(記録委員会と共同)研修
・新人用ラダーを活用し、評価した。また、病棟再編後のラダー作成
をした。
・多重課題時間切迫シミュレーション研修の教育委員としての関わり
を研究にまとめた。(可視化した評価方法の取組)
・Ⅰ&Aの要因分析を計画したが、委員の学習に終わった。
・Ⅰ&Aレポートに関して意識改革し、問題解決のプロセスを共通認識
した。
・手洗い調査を実施し、2回目では洗い残しが少ない結果が得られた。
・8月、11月に院内パトロールを実施し、環境の整理整頓に繋がった。
・NANDA看護診断研修会の企画・実施 参加者41名。講師「上鶴重美」
・電子カルテによる看護記録の充実を図る。看護記録ガイドラインの
整備。
・記録監査のための内容基準、監査表の整備。
・略語集の追加修正。
| 110 |
会議・委員会
回数
業 務 委 員 会
10
看護基準委員会
10
継 続 看 護
検 討 委 員 会
9
メ ン タ ル
ヘルス委員会
5
看護研究委員会
18
看 護 助 手 会
2
活 動 内 容
・看護必要度の習慣化(1日2回の評価)安定化を図った。
・勤務時間管理の推進(時間内に業務を終わらせる、安全に業務を行
える)
・経費の削減、診療材料・日用品の見直し業務の統一を図る。
・ECG導子の統一化検討、ネラトンカテーテルのディスポ化の検討、
エンゼルセットの安価製品の検討等。
・看護行為の標準化の検討から看護手順の107項目を見直した。師長会
で承認済みは64項目。電子カルテ新ファイルサーバーに入力してい
る。
・看護ケアセット活用を進める。
・常設委員会となるため委員会規程を作成し活動した。病棟と外来の
継続看護の充実をはかった。
・患者指導マニュアル・パンフレットの見直し(脳神経系の在宅支援)
を行った。
・地域医療連携室と連携を図り、退院調整依頼票の活用を推進した。
・職場内が活き活きと働きやすい思いやり環境になるよう活動した。
・職場環境リラクゼーションのイベントとしてボーリング大会を開催
した。1月12日(土) 34名参加。
・職場の声アンケート調査の実施。結果をもとにメンタルヘルス委員
会としての対応を研究にまとめた。
また、看護局主導の下各病棟でのメンタルヘルスへの取組を3月に
発表した。
・千葉大講師(酒井郁子氏)による直接指導を3回受けた。
・院内講師による学習会を2回(看護研究を進めていくためのプロセ
スを学ぶ。倫理的配慮とは何かを学ぶ)と研究発表会を開催した。
・看護研究活動費の運用の検討。研究活動(文献費・材料費等)援助、
発表者への報奨の検討と承認。
9月:安全管理研修:車椅子移動と移送方法の講義演習
2月:感染防止・手洗いの講義・演習の実施。
部署間での問題点と情報交換を行い、改善策を検討した。(看護助手の
2分の1ずつ参加)
2.院内教育
コース 開催日
研修・講演会
内容・方法
対象
新就職者研修
4/ 1
センターの概要 講義・演習
∼7、 採用時オリエンテーション 基本的看護技術他(手洗い方法・ 新採用者
10.18
採血・注射・包交法)
6/10
3 ヶ月研修
10/10 6 ヶ月研修
1/26
12 ヶ月研修
新人リフレッシュ研修(GW) 新卒者
多重課題・時間切迫シミュレー
新卒者
ション
1年の振り返り 「私のおこなっ
新卒者
た看護」 (GW)
ラダーⅡ
9/26・
リーダー研修1
(若葉マーク) リーダーとは (ゲーム、GW) 卒後3年
12/8
ラダーⅢ
リーダー研修2
7/9
(コミュニケーション)
講演 テルモ取締役
「松村 啓史氏」
卒後4年目以上
テーマ:モチベーションを支え
あうコミュニケーション
6/21
リーダー研修3
(コーチング)
後輩指導 国際コーチ連盟マス
卒後5年目以上
ター認定コーチ「近藤 真樹」
2/28
リーダーの為の救急看護
講義・演習
救急認定看護師 箱崎 恵理
| 111 |
卒後4年目以上
参加
人数
18
担当・講師
医師・看護師他
教育委員"
教育委員
大野・高澤・湯浅
教育委員
13
大野・高澤・湯浅
教育委員
12
大野・高澤・湯浅
教育委員
16 麻生・鈴木光美
長谷川
教育委員
広報学術委員会共催
16他
麻生・鈴木光美
長谷川
教育委員
20 麻生・鈴木光美
長谷川・鈴木栄子
教育委員
16 麻生・鈴木光美
長谷川
19
ラダーⅣ
10/18
ラダーⅢ
リーダー研修3
(ファシリテーション)
講義・演習 HRリスペクトK・
卒後10年目前後
K代表認定コーチ 「寺田由美」
ラダーⅤ
管理研修
全体
循環器看護基礎コース
プリセプターフォローアッ プリセプターの役割、指導方法 プリセプター
プ研修
について振り返る(講義,GW) 教育委員
・プリセプター予
・講義 ・グループワーク
定者
3/4 プリセプター研修
プリセプター体制を理解し、役
・現プリセプター
割がわかる
講義・演習
看護師長
10/4 看護師長・副看護師長研修
つくばビジネスサポート代表
副看護師長
12/20 (ファシリテーション)
徳田太郎
講義・演習 オフィスMONA
循環器・救急医療・
MI 代表坂井慶子
11/22 合同看護師長研修
(3病院) テーマ「ティーチングからコー 精 神 科 医 療 セ ン
チングへ改革し、互いにグレー ター 合同実施
ドアップしよう」
講義・事例検討
全看護職員
8/9 看護診断
看護ラボラトリー上鶴重美
講義 k・kヒースコート 全看護職員
1/21 家族看護
二瓶律子
講義 名古屋大学大学院 小児
全看護職員
1/26 看護倫理
看護専門看護師松岡真里
講義・演習 リハビリ部准教授
全看護職員
3/11 高齢者看護
医師 朝比奈真由美
講義・演習
9/4・
看護助手
看護助手研修
車椅子操作・手洗い感染制御
2/19
講義 脳梗塞の症状・病態に
全看護職員
7/31 脳梗塞について
ついて学ぶ
講義 脳出血の症状・病体に
全看護職員
9/26 脳出血について
ついて学ぶ
講義 くも膜下出血の症状・病
全看護職員
10/24 くも膜下出血
態について学ぶ
講義 心不全の症状・病体につ
全看護職員
11/28 心不全について
いて学ぶ
基本的な看護・日常生活指導に
全看護職員
12/26 心不全患者の看護について
ついて学ぶ
講義 演習 すぐに役立つ呼吸
全看護職員
1/30 肺理学療法
理学療法の知識と技術
7/11
26
13
19
教育委員
麻生・鈴木光美
長谷川・鈴木栄子
教育委員
岩瀬・石井・湯浅
岩瀬・佐久間・仲村
18
小倉 比佐子
13
小倉 比佐子
41
看護記録検討委員会
13
18
深山清子 三枝百合子
飯塚一恵 吉野仁子
白井信子 稲葉百合子
鈴木則子
鈴木栄子
20
神経内科医師 片桐
62
脳外科医師 田嶋
41
脳外科医師 田嶋
28
循環器医師 石川
14
4A 石井由美
37
呼吸療法認定士
森・保科
68
72
20
<看護研究>
看護研究発表会 3月5日(木)17:45∼ 19:00 講評 千葉大看護学部教授 酒井郁子先生
クリティカルケア領域における身体抑制の実施状況∼知識の向上と身体抑制の実施状況
ICU:黒髪博子
心臓血管外科の患者が求める術前オリエンテーション
3A:鍵森智子
プリセプターの指導に対するスタッフの意識調査
4A:小出美幸
学習会 テーマ
講 師
10月
看護研究を進めていくためのプロセスをまなぶ ICU:集中ケア認定看護師山内英樹
11月
看護研究における倫理的配慮とは何かを理解する
3A:小児専門看護師水野芳子
| 112 |
3.院外研修・学会派遣状況
研修・学会・研究会等
派遣人数
延べ人数
短 期 研 修
214
281
長 期 研 修
3
42
(内訳)
看護管理者ファーストレベル教育課程(千葉県看護協会)
(1)
(26)
医療安全管理者養成研修会(全国自治体病院協議会)
(2)
(14)
学 会 参 加
20
30
管 理
(8)
(15)
地 域
(1)
(1)
手 術
(3)
(3)
小児循環器
(6)
(6)
小児保健
(1)
(3)
日本循環器
(1)
(2)
研修 榊原記念病院小児看護教育研修
3
3
講師 循環器看護セミナー (エドワーズライフサイエンス社主催)
1
1
講師 「命の大切さ」
(千葉県看護協会 出前授業)
1
1
242
358
合 計
4.実習・施設見学・研修受け入れ状況
施設名・内容
実 習
期 間
延べ人数
鶴舞看護専門学校
5/ 5∼3/13
119
128
2,044
市原看護専門学校(准看含む)
6/ 2∼3/ 6
99
117
1,244
三育学院短期大学
4/ 7∼1/23
34
120
415
千葉大学看護学部大学院
1/26 ∼3/31
1
30
30
253
395
3,733
計 4校5課程
見学他
人 数 実日数
第1回看護実践セミナー
7/30
17
1
(院内見学14)
第2回看護実践セミナー
8/ 6
9
1
(院内見学9)
ふれあい看護体験2007
5/30
1
1
進路相談会看護体験(高校生対象)
8/17
30
1
12/ 3・4
3
6
5件
60
職場体験学習(南総中)
計
1
(父兄1名)
6
5.その他行事
実施日
行 事
参加人数
5月17日(土)
看護の日 テーマ「意外と知らない自分の身体 」
133名
12月17日(木)
クリスマス会
200名
| 113 |
キャリアアップ状況
看護師の資格以外に取得した主な認定・資格を自己申告と認定証に基づいて掲載(認定看護管理
者等、一部の資格は除く)
No
コース名
取得者名
1 AHA BLS プロバイダーコース 鈴木 友紀子
谷 明子
関口 あゆみ 高澤 美奈子 近藤 典子
佐脇 僚子
唐鎌 艶子
清野 星二
2 DMAT 災害派遣医療チーム 佐久間千賀子 大沼 夏紀
3 JPTEC プロバイダーコース
大野 麻紀
大沼 夏紀
谷 明子
豊田 明美
関口 あゆみ 大塚 モエミ 清野 星二 鈴木 友紀子
4 NST 栄養サポートチーム 鈴木 友紀子
5 エキスパートナース
水野 芳子
鈴木 則子
6 感染制御スタッフ
高井 孝子
鈴木 則子 坂元 三千代
7 救急・蘇生法 適任証
佐々木 千夏 中嶋 直美
8 実習指導者講習会
仲村 みゆき 湯浅 めぐみ 相川 みゆき
9 接遇トレーナー養成研修会
10 介護支援専門員
11 救急救命士
12 認定看護師
大野 麻紀
長島 恭子
高澤 昭代
佐々木 千夏 積田 陽子
安藤 満
三枝 百合子 丸島 恵美子 加藤 亮子
大友 清巳
矢野 裕絵
山内 英樹 小田桐 康子
境 洋子
阿二 香織 荒川 豊子
13 治験コーディネーター等養成研修
看護師・コメディカルのための
14
山本 有紀 石井 由美
インターベンション基礎講座
15 日本糖尿病療養指導士
斉藤 裕子 長谷川 範子 唐鎌 艶子
16 消化器・内視鏡技師
谷 明子
豊田 明美
鈴木 則子 坂元 三千代 白井 信子
大野麻紀
山内 英樹 坂元 三千代 大野 麻紀
白鳥 清美
赤坂 さゆり 佐久間 厚子
17 リスクマネージャー養成研修 稲葉 百合子 八島 純子
阿二 香織
山内 英樹
保科 智美
山本 有紀
森 加寿美
星野 律子 高澤 美奈子
原田 直美
武藤 葉子
渡邉 瞳
水野 芳子
魚地 詩子
大野 麻紀
田辺 明美
19 医療安全管理者養成
(管理コース) 高井 孝子
宮崎 惠子
鈴木 則子
佐脇 僚子
18 呼吸療法認定士
田中 いすみ 菊池 カ菜子 清野 星二
谷 明子
20 日本救急医療学会ICLSコース 関口 あゆみ
豊田 明美
山内 英樹
山田 武
佐藤 恵
石村 健
齊藤 綾乃
近藤 典子
平井 肇
黒髪 博子
佐野 光一
大野 麻紀 鈴木 奈津美 高澤 美奈子
松倉 和絵
加藤 亮子
阿部 恵子
佐保 香織 福永 由枝子 矢野 裕絵
執行 由美子 成田 友美
柳谷 容子
大森 聖子 阿部 恵理子
佐々木 千夏 白土 裕子 染谷 久美子
21 福祉住環境コーディネーター 若菜 真琴
糖尿病重症化予防研修
22
齊藤 裕子
(フットケア)
23 看護必要度評価者院内指導者研修 白井 信子
宮本 綾乃
唐鎌 艶子
松倉 和絵
星野 律子
荒木 郁美 山本 千佳子
24 小児専門看護師
水野 芳子
PSLS(脳卒中病院前初期診
25
関口 あゆみ
療コース)
救急医学会 ISLS(脳卒中
26
関口 あゆみ 谷 明子 鈴木 奈津美 佐脇 僚子
初期診療コース)
27 AHA ACLS プロバイダーコース 谷 明子 鈴木 友紀子 近藤 典子 佐脇 僚子
28 感染管理(1 ヶ月)
29
クリニカル リサーチ
コーディネーター (JPEC)
平井 肇
白井 信子
阿二 香織
| 114 |
唐鎌 艶子
唐鎌 艶子
唐鎌 艶子
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| 115 |
地域医療連携室
20年度は室長が新しく宮崎診療部長の兼任となり、専任の看護師長が2年目、また医療事務・
MSWが委託から嘱託へ変更になりMSW 1名欠員のままスタートしました。6月にMSW 1名の
採用があり、やっと6名(室長、看護師長、MSW:2名、医療事務:2名)の体制となりました。
MSWが担当している医療相談に関しては入退院、療養、経済等の相談総件数8583件で19年度より
も17%増でした。看護師が担当した在宅退院調整は50ケースで(在宅35人・転院8人・その他7人)
そのうち8ケースに関して退院前関係者会議を持ち調整しました。
地域医療機関との連携に関しては、新たに「診療のご案内」を作成し、近隣医療機関(整形・耳
鼻科・皮膚科・産婦人科を除く)に山武郡市を追加し330程の施設に郵送し、また室長はじめ各科
の医師と共に21医療機関の訪問を実施し、情報交換等の連携を深めることができました。紹介状持
参患者数については19年度より172件(−5%)の減少で受診科別では内科(−62%)、脳外(−
24%)
、神内(−22%)歯科(−20%)の順に減少。増加は耳鼻科(+87%)
、皮膚科(+64%)
、外
科(+25%)
、心外(+20%)、小児(+9%)
、循内(+6%)、眼科(+6%)でした。減少の原
因としては、
当センター内科医の減員等も影響していると思われます。紹介率は、20年度38.75%(+
3%)でした。セカンドオピニオンは、実施件数9件(ガンマナイフ3件、心外3件、成人先天性
心疾患2件、外科1件)で、相談のみで実施に至らない例が12件あり、セカンドオピニオン制度の
普及はまだこれからという現状と思われます。
患者さんを対象とした広報誌「つるマイハート」は事務局と取り組み、4回/年発行で第3号か
ら6号まで発刊しました。センター内や、地域、近隣公共施設、医療機関、老健施設等に配布をし、
センターの広報活動や健康教育の普及を図りました。
脳卒中連携パスについては、市原脳卒中シームレス研究会に参加し、10月から施設基準を取得、
2名に適応し連携している回復期リハ病院へ繋げました。また県健康福祉部・県医師会が中心になっ
て作成した全県共用の地域医療連携パスの使用については今後検討していく方向です。
(稲葉百合子)
・医療ソーシャルワーク
平成20年度の相談件数は、相談内容別・診療科別共に増加傾向だった。
相談内訳としては退院相談が最も多かった。診療科別では前年度と同様神経内科の相談件数が最
も多く、内科と心臓血管外科の件数が大幅に減少した。
今年度から地域医療連携パスが導入されたが、
、平成20年度に地域医療連携パスを使って退院調
整を進めたケースは3名と少なかった。
また、増加傾向にある脳神経系の退院調整については、長期化しているケースに対して、早期解
決出来るよう連携室内だけではなく、他部署とも協力しながら対応が出来たらと考えている。
これからも病院訪問等を通じた院外(地域)の連携はもちろん、院内での連携も強化して取り組
んでいきたいと考えている。
(宮東 美絵)
| 116 |
<MSW相談件数>
主訴別相談件数
経 済
退 院
入 院
療 養
その他
合 計
19年度
1,360
5,476
15
449
39
7,339
20年度
1,095
6,972
20
442
54
8,583
分類項目の内容
・経済…入院費の支払い方法・高額療養費制度及び更生医療・生活保護についての相談
・退院…転院・施設入所の調整
・入院(受診も含む)…当センターへの入院(受診)方法についての案内
・療養…介護保険制度に関する相談・訪問調査の日程調整
・その他…対象になる福祉制度の案内等
診療科別相談件数
循内
神内
脳外
内科
外科
小児科
整形
心外
眼科
合計
19年度
1,246
3,113
1,569
445
112
159
0
673
22
7,339
20年度
1,138
3,761
2,870
232
106
187
0
266
23
8,583
<診療情報提供書取り扱い状況>
地域別一覧
長生郡市 市原市 夷隅郡市 山武郡市 君津4市 千葉市 その他県内 県 外
合 計
19年度
984
968
277
222
205
245
282
86
3,269
20年度
1,026
1,002
241
290
149
187
151
51
3,097
医療機関別一覧(上位8医療機関)
1
2
3
4
5
6
7
8
19年度
千葉労災 長南中央 千葉大学 井上内科 公立長生 がんセン 君津中央 藤原整形
(市原) (長生) (千葉) (市原) (長生) (千葉) (君津) (市原)
150
100
92
65
62
56
56
54
20年度
千葉労災 千葉大学 長南中央 公立長生 山之内 いすみ医療 藤原整形 井上内科
(市原) (千葉) (長生) (長生) (長生) (夷隅) (市原) (市原)
175
96
78
77
72
61
57
50
受診科別一覧
循内
心外
小児
神内
脳外
内科
外科
眼科
歯科
皮膚
耳鼻
整形
合計
19年度
1110
397
163
393
604
234
113
118
78
25
23
11
3269
20年度
1179
477
177
306
461
89
141
125
58
41
43
0
3097
科別地域別入退院患者数
診療科:
医療圏
他県
循環器科
地域名称
千葉県
平成20年3月
新入院
新入院
退 院
転入
転出
退院
延患者数
実患者数
1
1
10
1
他県計
1
1
10
1
総合計
116
123
1,809
163
1
| 117 |
8
院内保育所(たけの子保育所)
たけの子保育所は、鶴舞病院時代の昭和51年10月1日に開所し、循環器病センターの開設に伴い
平成9年度全面改修を行い平成10年2月1日に現在の園舎で開所式を行いました。トレードマーク
のアンパンマン号(滑り台)が園庭の真ん中で笑顔で子僕たちを迎えています。
1.保育所の受け入れ体制
現在、保育所規約により定員は20名で、希望があれば随時入所できるようになっています。
元々、看護師確保対策の一環として開かれた施設であり、年齢は産休明けの赤ちゃんから3歳迄
とし、定員に満たない場合は他の職員も利用できるシステムになっています。
保育時間は、月曜日から金曜日は午前6時45分から午後7時迄とし、土曜日は午前6時45分から
午後6時迄となっています。
※夜間保育開始! 平成20年4月から月・水・金曜日の週3日、夜間保育が開始されました。
2.保育所の目標
・子供の欲求を大切にしながら、基本的習慣の自立を図る。
・集団生活への適応へ初歩の経験をさせる。
・遊びを通して生活経験の広がりと創造性の芽生えを育てる。
保育士は全員が有資格者で、5名が在籍し1日3名∼4名で保育にあたっています。
保育時間が長いため、早番、中番、遅番に分け、その中でおやつ係等を決め交代勤務しています。
専門知識や経験を大いに活用し、日常の保育はもとより保護者の子供に対する悩みごと相談にあ
たるなど保護者からの信頼を得ています。
3.保育所の活動内容
平成10年に新しい園舎に移ってからは、ひよこルーム(新生児∼1歳)うさぎルーム(1歳∼2
歳3カ月)ぞうルーム(2歳3カ月以上)と各部屋を年齢別に区別し、その年齢に相応しい保育内
容を考え理想的な保育が出来るようになりました。また、日案、月案、個人記録、身体測定などを
記録し計画や反省を繰り返しながら保育にあたっています。
月1度「たけの子だより」を配付し、保育所内での出来事やお願い等を保護者の方々に知らせて
います。毎日の出来事や成長の様子は、連絡ノートに記入し自宅での様子も知らせていただき、保
護者と保育士のコミュニケーションを図る意味でも充実したノートとなっています。
(宮田 富実子)
| 118 |
〈年間行事として〉
5月・こどもの日 こいのぼりを作り子供の成長をお祝いします。
6月・親子遊ぼう会(保護者参加)
保育所での様子を保護者の方に見ていただく会です。
7月・七夕 笹飾りを作ってお家に持ち帰ります。
8月・夏祭り おみこし、ヨーヨーつり、金魚つり等をして夏祭りの雰囲気を楽しみます。
10月・運動会(保護者参加)
かけっこ、綱引き、大玉ころがし!小さくても一人前です。
11月・七五三 手作りの袋に千歳飴を入れてお参りに行きます。
12月・クリスマス会(保護者参加)
歌にお遊戯、保育士のハンドベル、サンタさんも登場します。
1月・お買い物ごっこ 手作りの財布に100円を入れて近所のお店に買い物に行きます。
2月・節分 鬼に変装した保育士が現れ子供達はびっくり!小さな手で力一杯豆まきをします。
3月・雛祭り お雛さまを作り子供達の成長をお祝いします。
お別れ会(保護者参加) 退所児を皆で送ります。
懇 談 会(保護者参加) 年間行事を話し合い保育所での様子を話したり保護者との意見を
交換し合います。
その他・毎月お誕生会やお楽しみ会を行いパネルシアター、ベーブサート、手作り昼食で誕生を
お祝いする等、有意義な行事としています。
「三つ子の魂百まで」と言うように人間形成の基礎は乳幼児期に養われます。
情緒の発達や知能の発達も著しいこの時期に保育のあり方がその後の生活を大きく左右すると
言っても過言ではありません。その事を重く受け止め、日々努力して行かなくてはと考えています。
また、そのような大切な時期を一緒に過ごしお世話出来るということは、とても幸せなことだと感
じています。保護者が安心して働けるそして子供達にとって私達が保育所のお母さんとなれるよう
これからも頑張ります。
(宮田 富実子)
| 119 |
統 計
平成 20 年度 医事統計 総括表
外
来
患
者
区 分
平成 17 年度
平成 18 年度
平成 19 年度
平成 20 年度
入
院
患
者
診療実日数 a
244 日
245 日
245 月
243 月
新患者数 b
13,198 人
11,622 人
10,104 人
8,173 人
延患者数 c
124,687 人
118,817 人
98,672 人
82,284 人
平均通院日数 c / b
9.4 日
10.2 日
9.8 日
10.1 日
一日平均患者数 c / a
511.0 人
485.0 人
402.7 人
338.6 人
稼働日数 d
365 日
365 日
366 日
365 日
稼働病床数 e
214 床
216 床
216 床
218 床
新入院患者数 f
4,257 人
4,462 人
4,235 人
3,981 人
退院患者数 g
4,265 人
4,473 人
4,246 人
3,944 人
延入院患者数 h
65,223 人
65,099 人
65,108 人
65,003 人
病床利用率 i
83.5%
82.6%
82.4%
81.7%
平均在院日数 j
15.3 日
14.6 日
15.4 日
16.4 日
病床回転数 d / j
23.8 回
25.0 回
23.8 回
22.2 回
外来入院比率 c / h
191.2%
182.5%
151.6%
126.6%
入院率 f / b
32.3%
38.4%
41.9%
48.7%
* 診 療 実 日 数 = 土曜、日曜、祭日を除く
* 稼 働 病 床 数 = H20. 6月から 218 床(ICU 2床増床)
* 病 床 利 用 率 = 延入院患者数h /(稼働日数d×稼働病床数e)× 100
* 一日平均患者数 = 延患者数c / 診療実日数a
* 平 均 在 院 日 数 = 延入院患者数h /(新入院患者数f + 退院患者数g)×1/2
* 病 床 回 転 数 = 稼働日数d / 平均在院日数j
* 外 来 入 院 比 率 = 延患者数c / 延入院患者数h× 100
* 入
院
率 = 新入院患者数f / 新患者数b× 100
| 123 |
外来取扱延患者数
区 分
初 診
科 再 診
延 数
初 診
心 臓 血 管 外 科 再 診
延 数
初 診
神 経 内 科 再 診
延 数
初 診
脳 神 経 外 科 再 診
延 数
初 診
内
科 再 診
延 数
初 診
外
科 再 診
延 数
初 診
小
児
科 再 診
延 数
初 診
呼 吸 器 科 再 診
延 数
初 診
整 形 外 科 再 診
延 数
初 診
眼
科 再 診
延 数
初 診
耳 鼻 咽 喉 科 再 診
延 数
初 診
皮
膚
科 再 診
延 数
初 診
リハビリテーション科 再 診
延 数
初 診
歯
科 再 診
延 数
初 診
総
数 再 診
延 数
循 環
器
平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度
総 数
総 数
総 数
総 数
2,537
28,133
30,670
508
6,416
6,924
1,162
6,173
7,335
850
5,505
6,355
2,812
27,152
29,964
912
7,051
7,963
927
3,280
4,207
0
0
0
706
4,241
4,947
510
10,427
10,937
969
4,785
5,754
671
4,087
4,758
0
661
661
634
3,578
4,212
13,198
111,489
124,687
2,359
26,635
28,994
526
6,305
6,831
935
6,193
7,128
1,046
6,121
7,167
2,561
28,063
30,624
658
7,074
7,732
945
3,310
4,255
0
0
0
458
3,037
3,495
529
11,494
12,023
523
1,765
2,288
571
3,737
4,308
0
364
364
511
3,097
3,608
11,622
107,195
118,817
2,359
24,912
27,271
563
5,746
6,309
1,160
6,335
7,495
621
5,638
6,259
1,598
14,845
16,443
834
6,877
7,711
849
3,300
4,149
0
0
0
228
1,832
2,060
537
11,530
12,067
434
1,352
1,786
533
2,946
3,479
0
314
314
388
2,941
3,329
10,104
88,568
98,672
2,081
23,428
25,509
594
5,762
6,356
738
5,119
5,857
791
5,288
6,079
677
6,094
6,771
675
6,206
6,881
762
3,469
4,231
0
0
0
0
0
0
573
11,196
11,769
484
1,938
2,422
397
2,681
3,078
0
130
130
401
2,800
3,201
8,173
74,111
82,284
| 124 |
4月
5月
155
2,045
2,200
63
501
564
65
403
468
63
410
473
56
595
651
23
518
541
57
295
352
191
1,928
2,119
60
455
515
51
376
427
72
431
503
57
536
593
30
495
525
51
191
242
0
0
0
51
814
865
38
100
138
37
209
246
0
13
13
51
221
272
659
6,124
6,783
0
39
918
957
66
134
200
35
205
240
0
11
11
37
234
271
689
5,914
6,603
月 別 内 訳
6月
181
1,976
2,157
52
478
530
37
377
414
95
468
563
64
504
568
84
480
564
80
318
398
7月
184
2,068
2,252
73
530
603
58
437
495
76
422
498
52
507
559
111
703
814
62
310
372
8月
145
1,879
2,024
54
470
524
56
368
424
78
463
541
55
514
569
65
477
542
71
358
429
9月
176
1,838
2,014
54
532
586
65
459
524
56
471
527
65
446
511
64
580
644
96
280
376
10 月
163
2,112
2,275
47
521
568
75
449
524
65
449
514
57
555
612
87
565
652
40
289
329
11 月
169
1,762
1,931
26
432
458
61
395
456
68
392
460
41
443
484
74
465
539
38
206
244
12 月
167
1,957
2,124
26
466
492
64
395
459
55
484
539
65
517
582
62
487
549
69
321
390
1月
183
2,038
2,221
42
499
541
74
460
534
58
443
501
66
490
556
24
507
531
54
236
290
2月
191
1,873
2,064
39
405
444
56
431
487
49
393
442
55
484
539
21
398
419
81
265
346
3月
176
1,952
2,128
58
473
531
76
569
645
56
462
518
44
503
547
30
531
561
63
400
463
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
64
930
994
47
148
195
48
246
294
0
14
14
33
251
284
785
6,190
6,975
0
65
1,025
1,090
42
165
207
38
239
277
0
16
16
27
270
297
788
6,692
7,480
0
64
828
892
36
123
159
46
228
274
0
10
10
36
247
283
706
5,965
6,671
0
54
1,009
1,063
35
159
194
40
218
258
0
10
10
28
277
305
733
6,279
7,012
0
49
1,001
1,050
40
174
214
29
256
285
0
10
10
31
271
302
683
6,652
7,335
0
38
898
936
26
169
195
26
206
232
0
9
9
28
202
230
595
5,579
6,174
0
41
981
1,022
30
183
213
21
234
255
0
10
10
26
220
246
626
6,255
6,881
0
30
914
944
43
179
222
25
199
224
0
5
5
34
189
223
633
6,159
6,792
0
37
853
890
36
171
207
22
189
211
0
10
10
26
200
226
613
5,672
6,285
0
41
1,025
1,066
45
233
278
30
252
282
0
12
12
44
218
262
663
6,630
7,293
| 125 |
入院延患者数
区 分
入 院
科 退 院
患者数計
入 院
心臓血管外科 退 院
患者数計
入 院
神 経 内 科 退 院
患者数計
入 院
脳 神 経 外 科 退 院
患者数計
入 院
内
科 退 院
患者数計
入 院
外
科 退 院
患者数計
入 院
小
児
科 退 院
患者数計
入 院
呼 吸 器 科 退 院
患者数計
入 院
整 形 外 科 退 院
患者数計
入 院
眼
科 退 院
患者数計
入 院
耳 鼻 咽 喉 科 退 院
患者数計
入 院
皮
膚
科 退 院
患者数計
入 院
歯
科 退 院
患者数計
入 院
総
数 退 院
患者数計
循 環
器
平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度
総 数
総 数
総 数
総 数
1,550
1,463
18,450
224
302
9,521
381
386
7,544
871
854
9,959
593
558
9,359
293
355
7,408
158
154
1,350
0
0
0
7
10
236
116
116
917
61
65
458
3
2
21
0
0
0
4,257
4,265
65,223
1,563
1,489
18,101
231
314
9,022
374
361
8,447
1,013
1,028
9,373
675
655
10,060
313
339
7,107
180
174
2,034
0
0
0
0
0
0
111
112
916
0
0
0
2
1
39
0
0
0
4,462
4,473
65,099
1,517
1,445
18,812
302
360
9,189
406
381
9,022
897
915
10,081
536
515
8,180
268
322
6,612
200
201
2,227
0
0
0
0
0
0
107
106
970
0
0
0
2
1
15
0
0
0
4,235
4,246
65,108
1,612
1,523
20,678
292
355
8,341
407
397
10,578
834
810
11,914
232
239
3,359
247
260
5,812
220
221
2,957
0
0
0
0
0
0
131
133
1,332
3
3
16
0
0
0
3
3
16
3,981
3,944
65,003
| 126 |
4月
5月
129
105
1,880
19
29
704
23
23
896
58
44
701
19
21
359
19
18
433
26
24
240
139
135
1,998
30
33
725
29
34
891
52
51
920
14
11
246
21
22
516
15
18
212
8
9
89
0
0
0
13
9
127
0
0
0
1
1
3
302
274
5,305
0
0
0
313
313
5,635
月 別 内 訳
6月
134
135
1,773
25
35
669
34
30
860
87
83
1,066
11
14
226
19
19
522
19
23
205
7月
151
132
1,798
29
36
801
25
28
623
66
77
1,064
25
19
247
25
26
543
24
15
258
8月
98
117
1,416
23
33
660
21
22
662
64
66
808
22
29
347
20
20
476
17
19
306
9月
129
110
1,440
23
26
608
37
34
701
72
70
898
20
19
206
23
19
484
20
22
290
10 月
130
130
1,615
32
34
728
37
33
701
81
65
1,113
23
19
353
24
30
516
18
19
266
11 月
142
130
1,623
23
28
689
38
25
941
72
78
1,106
21
24
295
21
19
513
17
15
212
12 月
137
143
1,732
24
30
805
39
45
1,126
69
73
1,010
22
29
266
16
26
355
19
21
267
1月
137
120
1,912
16
18
505
45
42
1,130
82
79
1,027
28
20
338
21
16
398
17
15
268
2月
135
130
1,650
19
23
651
40
41
1,045
69
68
1,075
17
19
291
20
23
474
12
15
223
3月
151
136
1,841
29
30
796
39
40
1,002
62
56
1,126
10
15
185
18
22
582
16
15
210
11
13
173
1
1
3
16
15
202
0
0
0
14
14
157
0
0
0
10
11
78
0
0
0
11
16
109
1
1
8
11
8
78
0
0
0
6
9
74
0
0
0
10
6
69
0
0
0
11
13
94
1
1
5
10
10
82
0
0
0
0
0
0
341
353
5,497
0
0
0
361
348
5,536
0
0
0
279
320
4,832
0
0
0
334
311
4,705
1
1
3
358
348
5,412
1
0
5
346
327
5,462
0
1
5
332
377
5,640
0
0
0
356
316
5,647
0
0
0
324
333
5,508
0
0
0
335
324
5,824
| 127 |
(641)
(0歳)
20,658 (44.4%)
46,548 (100.0%) 16,767
60∼69歳
70歳以上
| 128 |
4,250
2,170
1,200
533
195
77
23
22
30
1,046 (2.9%)
1,267 (3.5%)
1,789 (5.0%)
4,403 (12.3%)
8,038 (22.5%)
17,329 (48.5%)
35,705 (100.0%) 8,742
82,253
10∼19歳
20∼29歳
30∼39歳
40∼49歳
50∼59歳
60∼69歳
70歳以上
総 計
女
25,509
4921
2111
1008
412
141
101
46
869 (2.4%)
0∼9歳
2
964 (2.7%)
6,356
2,106
1,151
473
279
86
42
32
12
31
(2) (12)
(0) (11)
7,128
5,373
2,876
847
347
(1∼6歳)
(497)
13,034 (28.0%)
50∼59歳
(0歳)
6,299 (13.5%)
40∼49歳
(156)
2,267 (4.9%)
30∼39歳
総数
1,217 (2.6%)
20∼29歳
131
1,030 (2.2%)
10∼19歳
62
896 (1.9%)
3
(1) (12)
(1)
(2)
3,096
1,046
915
609
221
149
93
36
27
5,845
2,370
1,134
560
297
146
91
122
19
1
6,063
2,967
951
896
488
278
209
98
18
29
(0) (17)
(0)
3,475
1,588
982
470
198
131
55
43
8
(2) (20)
(0)
6,771
3,208
1,397
754
559
206
144
125
23
0
(0)
(0)
3,563
1,614
981
490
201
158
102
16
1
(1)
(0)
2,091
8
36
76
120
121
347
511
872
6,881
3,343
1,753
675
545
236
63
39
25
7
4,229
2,138
31
88
69
89
297
307
513
744
(1) (407)
(0) (130)
3,538
2,023
909
349
114
53
49
21
20
(5) (509)
(0) (142)
0
0
0
(1)
(6)
1,194
470
320
131
55
36
51
46
85
(4)
1,546
825
427
104
65
27
24
35
39
6,509
4,132
1,385
600
155
79
47
57
54
2,422
1,228
445
298
184
45
76
65
57
58
3,078
1,532
715
319
189
94
75
52
55
33
(12) (29) (17)
(3)
5,260
3,082
1,294
509
127
45
75
95
33
0 11,769
0
0
(1)
(12) (44) (25)
(0)
(0)
129
107
73
34
0
0
0
0
0
0
(0)
(0)
22
19
2
1
0
0
0
0
0
3,201
1,455
626
445
185
42
50
58
44
5
(0)
(0)
1,746
685
595
151
124
73
80
9
29
(0) (10)
(0)
耳 鼻 咽
脳 神 経
心臓血管
リハビリテー
皮 膚 科
内 科 外 科 小 児 科 呼吸器科 整形外科 眼 科
神経内科
歯 科
喉
科
外
科
外
科
ション 科
(0) (15)
循環器科
0∼9歳
(1∼6歳) 1,147 (2.5%)
(160)
総 数
総数
区 分
平成 20 年度 年齢別延患者数 (外 来)
男
9,770 (25.0%)
20,260 (51.8%)
39,139 (100.0%) 13,349
50∼59歳
60∼69歳
70歳以上
| 129 |
5,986
3,138
1,640
650
204
20
60
42
232
332 (1.3%)
481 (1.9%)
1,254 (4.8%)
2,182 (8.4%)
4,601 (17.8%)
16,102 (62.3%)
25,864 (100.0%) 7,329
65,003
10∼19歳
20∼29歳
30∼39歳
40∼49歳
50∼59歳
60∼69歳
70歳以上
総 計
女
20,678
5,029
1,598
501
188
8
0
5
251 (1.0%)
0∼9歳
0
661 (2.6%)
5,744
2,224
1,894
1,104
404
50
46
14
8
(8)
3,990
3,293
346
269
50
9
11
12
0
6,170
3,230
1,107
804
839
61
41
39
49
(0) (24)
(0) (11)
6,588
4,032
1,222
812
466
10
46
0
0
(0)
(0)
8,341 10,578 11,914
2,355
1,390
408
226
121
26
43
30
111
(0) (62)
(0) (41)
6,925
3,519
1,867
651
241
95
(1∼6歳)
(345)
4,880 (12.5%)
40∼49歳
(0歳)
1,943 (5.0%)
30∼39歳
(257)
409 (1.0%)
20∼29歳
総数
473 (1.2%)
10∼19歳
51
688 (1.8%)
0∼9歳
0
(0) (63)
716 (1.8%)
(279)
(0歳)
(0)
3,359
1,420
914
306
159
18
4
19
0
0
(0)
(0)
1,939
1,304
445
113
42
13
22
0
0
(0)
(0)
1,345
0
7
37
58
45
181
541
476
5,812
2,255
1,438
645
156
8
1
7
0
0
2,957
1,612
202
80
54
30
372
208
165
501
(0) (259)
(0) (205)
3,557
2,144
974
262
95
19
23
40
0
(0) (208)
(0) (230)
0
0
0
0
0
0
1,332
717
593
111
13
0
0
0
0
0
(0)
(0)
615
493
69
35
7
11
0
0
0
(0)
(0)
16
3
0
0
0
0
0
3
0
0
(0)
(0)
13
0
0
0
13
0
0
0
0
(0)
(0)
0
0
0
0
0
0
16
13
13
0
0
0
0
0
0
0
(0)
(0)
3
0
0
0
3
0
0
0
0
(0)
(0)
耳 鼻 咽
脳 神 経
心臓血管
リハビリテー
皮 膚 科
内 科 外 科 小 児 科 呼吸器科 整形外科 眼 科
神経内科
歯 科
喉
科
外
科
外
科
ション 科
(0) (169)
循環器科
(1∼6歳)
(399)
総 数
総数
区 分
平成 20 年度 年齢別延患者数 (入 院)
男
| 130 |
3,043
6,585
12,639
33,431
147,256
40∼49歳
50∼59歳
60∼69歳
70歳以上
総計
(1∼6歳) (842)
1,748
(413)
(0歳)
30∼39歳
61,569
総数
1,378
40,918
70歳以上
20∼29歳
22,804
60∼69歳
1,120
11,179
50∼59歳
10∼19歳
4,210
40∼49歳
1,625
(2) (74)
1,626
30∼39歳
0∼9歳
(0) (52)
1,503
女
46,187
9,950
3,709
1,509
600
149
101
51
2
16,071
14,053
8,892
4,743
1,498
588
226
14,697
2,541
881
505
207
68
75
42
142
4,461
5,308
2,840
1,183
399
97
83
64
20∼29歳
113
1,584
262
10∼19歳
3
1,863
(1) (75)
(1∼6歳) (920)
0∼9歳
(0) (184)
(559)
10,236
(1)
8,840
9,137
3,270
2,809
1,713
625
199
139
50
35
16,423
4,427
906
566
196
100
133
31
1
17,977
4,181
2,003
1,292
1,117
270
139
57
78
(0) (41)
(0) (13)
6,360
5,620
2,204
1,282
664
141
101
43
8
(2) (28)
(0)
10,063
10,130
2,311
1,060
718
224
148
144
23
0
(0)
(0)
4,628
2,918
1,426
603
243
171
124
16
1
(1)
(0)
5,502
3,436
3,750
8
43
113
178
166
528
1,052
1,348
12,693
3,191
1,320
701
244
64
46
25
7
7,186
233
168
123
119
669
515
678
1,245
(1) (666)
(0) (335)
5,598
4,167
1,883
611
209
72
72
61
20
(5) (717)
(0) (372)
7,095
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(0)
(0)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(0)
(0)
0
(0)
5,875
(1)
1,207
(1)
1,546
(3)
7,226
3,575
1,363
544
134
56
75
95
33
(6)
1,231
470
320
131
68
36
51
46
85
(4)
1,532
825
427
104
65
27
24
35
39
0
0
0
0
0
0
0
0
0
13,101
4,725
1,496
613
155
79
47
57
54
2,438
445
298
184
45
76
68
57
58
3,078
715
319
189
94
75
52
55
33
(0) (12) (29) (17)
(0)
0
0
0
0
0
0
0
0
0
(0) (12) (44) (25)
(0)
0
(0)
1,749
129
73
34
0
0
0
0
0
0
(0)
(0)
107
19
2
1
0
0
0
0
0
3,217
639
445
185
42
50
58
44
5
(0)
(0)
1,468
685
595
151
127
73
80
9
29
(0) (10)
(0)
22
心臓血管
脳神経
リハビリテー
神経内科
内 科 外 科 小 児 科 呼吸器科 整形外科 眼 科 耳鼻咽喉科 皮 膚 科
歯 科
外
科
外 科
シ ョン 科
(0歳)
30,116
循環器科
85,687
総 数
総数
区 分
平成 20 年度 年齢別延患者数 (合 計)
男
| 131 |
マ
ナ
イ
フ
心臓カテーテル法等検査
ン
587
1,165
経 皮 的 冠 動 脈 形 成 術 等
3,787
579
0
945
65
133
計
科
1
科
喉
科
合
咽
外
歯
鼻
形
科
耳
整
眼
手術件数
科
212
外
301
経
脳
神
4月
4,265
60
38
4,167
655
987
851
967
707
17
5月
4,473
48
38
4,387
714
1156
883
994
640
18
6月
4,246
67
33
4,146
608
1028
910
913
687
19
17
18
19
20
2,230
1,824
2,165
2,210
2,012
2,366
2,449
2,352
3,944 65,223 65,099 65,108 65,003
50
51
3,843 61,169 60,724 60,730 60,202
677 11,325 11,336 11,526 11,420
806 12,638 12,615 12,430 12,380
875 11,634 11,760 11,176 11,485
817 13,935 13,542 13,759 13,446
668 11,637 11,471 11,839 11,471
20
179
5
7
168
32
35
32
39
32
17
5102
722
1231
586
905
0
141
0
0
224
325
215
総数
4762
640
1103
552
815
0
149
0
0
175
347
144
総数
4,662
414
1,105
622
833
0
172
2
0
217
313
129
総数
348
26
76
43
72
0
13
0
0
14
36
9
327
20
101
46
72
0
12
0
0
21
26
13
400
44
105
52
84
0
24
0
0
18
33
9
375
38
106
66
83
0
18
1
0
19
32
13
418
32
90
45
64
0
11
0
0
11
29
13
8月
387
40
90
42
61
0
12
0
0
20
17
12
9月
414
38
106
51
81
0
17
1
0
22
28
13
10 月
390
38
88
67
55
0
13
0
0
15
19
8
11 月
397
36
86
59
66
0
12
0
0
16
30
8
12 月
389
35
87
43
56
0
11
0
0
21
15
9
1月
179
7
6
167
32
35
33
38
32
18
388
37
86
66
70
0
16
0
0
20
24
10
2月
178
7
6
166
32
34
31
38
33
19
429
30
84
42
69
0
13
0
0
20
24
12
3月
179
7
7
165
32
34
32
37
32
20
1日患者数(d/365)
*小数点以下切り上げ
7月
3,981
708
300
2,973
565
510
844
452
602
20
延患者数 d
総数
心 臓 血 管 外 科
外
233
般
4,235
684
194
3,357
508
762
910
572
605
19
退 院 c
月 別 内 訳
4,462
611
193
3,658
623
942
841
677
575
18
入 院 b
17年度 18年度 19年度 20年度
4,257
528
205
3,524
537
794
874
685
634
17
科
一
218
8
10
200
40
40
40
40
40
20
年度
MRI(磁気共鳴コンピュータ断層撮影)
ガ
216
8
40
40
区 分
手術等件数
214
合計
8
8
6
一般計
ICU
40
200
5B 病棟
CCU/SCU
200
40
5A 病棟
40
40
40
40
4B 病棟
40
4A 病棟
40
17 18・19
年度 年度
3A 病棟
病棟名
病床数 a
病棟別入退院状況
手術室による
83.5
83.3
76.4
83.8
77.6
86.6
79.7
95.4
79.7
17
82.6
75.7
74.1
83.2
77.6
86.4
80.5
92.8
78.6
18
82.4
80.8
68.7
83.0
78.7
84.9
76.3
94.0
80.9
19
81.7
80.5
67.1
82.5
78.2
84.8
78.7
92.1
78.6
20
病床利用率 d/(a×365)
15.3
6.2
18.4
15.9
19.0
14.2
13.5
16.9
17.4
17
14.6
6.7
18.7
15.1
17.0
12.0
13.6
16.2
18.9
18
15.4
6.3
17.7
16.2
20.7
13.9
12.3
18.5
18.3
19
16.4
6.2
14.0
17.7
18.4
18.8
13.4
21.2
18.1
20
平均在院日数(d/
((b+c)
/2)
| 132 |
2,880
4,176
非入院
計
3,618
2,357
1,261
3,304
2,004
1,300
2,833
1,498
1,335
1,100
593
507
89
162
非入院
計
26
10
16
1,075
479
1,554
入 院
非入院
計
救急車
1,279
1,019
260
その他
総 計
患者の来院方法別内訳
70
2,833
1,498
1,335
計
6
3
3
6
3
3
500
165
335
1,033
629
407
993
430
563
5
1
4
86
50
193
118
75
118
24,
94
救急車
59
33
26
その他
177
57
120
小 計
289
27
262
救急車
27
14
13
その他
316
41
275
小 計
2,833
1,498
1,335
計
174
133
41
1,147
428
719
1,193
972
221
その他
22
20
2
2,340
1,400
940
小 計
直 接
220
140
80
外 合
244
162
82
科 小 児 科 そ の 他
救急車
津県
136
房 君 489
233
256
原 夷隅長生 安 168
106
62
科 外 初期救急医療施設からの転送 二次救急医療施設からの転送
189
78
111
葉 東葛南部 東葛北部 印旛山武 香取海匝 市
入 院
平成 20 年度 千 二次保健医療圏別患者数
1,296
入 院
平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 循環器科 心臓血管外科 神経内科 脳神経外科 内 診療科別患者数
救急患者統計
患者 の 地 域 別 分 布
循環器系と一般診療系(外来)
東葛飾・香取海匝
循環器系
16%
県外ほか
一 般 系
84%
34%
66%
東葛北部
香取海匝
東葛南部
印旛山武
千葉
印旛・山武
19%
13%
千 葉
81%
87%
市 原
市原
君津
夷隅長生
君 津
42%
29%
58%
71%
夷隅長生
安 房
合計
32%
安房
68%
18%
42%
58%
82%
平成 20 年度
東葛飾
千
香取海匝
循環器系科
一般診療系科
合
計
葉 印旛山武 市
原 夷隅長生 君
津 安
房 県外ほか 合
計
1,432
4,936
4,181
16,543
14,479
5,377
351
733
48,032
2.98%
10.28%
8.70%
34.44%
30.14%
11.19%
0.73%
1.53%
100%
276
1,142
623
22,757
6,825
2,179
75
375
34,252
0.81%
3.33%
1.82%
66.44%
19.93%
6.36%
0.22%
1.09%
100%
1,708
6,078
4,804
39,300
21,304
7,556
426
1,108
82,284
2.08%
7.39%
5.84%
47.76%
25.89%
9.18%
0.52%
1.35%
100%
循 環 器 系 科:循環器科、心臓血管外科、神経内科、脳神経外科、小児科
一般診療系科:内科、外科、整形外科、呼吸器科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、歯科、リハビリテー
ション科
| 133 |
患 者の 地 域 別 分 布
循環器系と一般診療系(入院)
2%
東葛飾・香取海匝
4.5%
循環器系
一 般 系
県外ほか
95.4%
98%
東葛北部
香取海匝
東葛南部
印旛山武
千葉
8%
印旛・山武
4%
千 葉
92%
市 原
96%
市原
君津
夷隅長生
君 津
16%
26%
74%
84%
夷隅長生
安 房
15%
安房
合計
4%
16%
85%
84%
96%
平成 20 年度
東葛飾
千
香取海匝
循環器系科
一般診療系科
合
計
葉 印旛山武 市
原 夷隅長生 君
津 安
房 県外ほか 合
計
1,688
4,499
7,256
15,394
20,157
4,307
264
903
54,468
3.10%
8.26%
13.32%
28.26%
37.01%
7.91%
0.48%
1.66%
100%
80
402
319
5,419
3,447
839
10
19
10,535
0.76%
3.82%
3.03%
51.44%
32.72%
7.96%
0.09%
0.18%
100%
1,768
4,901
7,575
20,813
23,604
5,146
274
922
65,003
2.72%
7.54%
11.65%
32.02%
36.31%
7.92%
0.42%
1.42%
100%
循 環 器 系 科:循環器科、心臓血管外科、神経内科、脳神経外科、小児科
一般診療系科:内科、外科、整形外科、呼吸器科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、歯科、リハビリテーション科
| 134 |
経 理
(1)平成 19・20 年度収益的収入及び支出
収 入
(税込み:単位:円)
科 目
病院事業収益
医業収益
入院収益
外来収益
その他医業収益
医業外収益
受取利息及び配当金
国庫補助金
負担金交付金
研究受託収益
その他医業外収益
平成 19 年度
予算額
決算額
6,790,646,000 6,683,416,411
5,359,564,000 5,302,782,328
4,501,474,000 4,445,701,445
770,486,000
762,679,594
87,604,000
94,401,289
1,431,082,000 1,380,634,083
0
52
0
0
1,347,784,000 1,347,784,000
8,000,000
7,558,100
75,298,000
25,291,931
平成 20 年度
予算額
決算額
6,575,550,000 6,507,733,842
5,089,305,000 5,075,440,562
4,344,020,000 4,349,371,853
658,415,000
639,231,252
86,870,000
86,837,457
1,486,245,000 1,432,293,280
平成 19 年度
予算額
決算額
7,557,623,000 7,350,246,159
7,143,844,000 6,988,190,464
3,243,979,000 3,235,948,732
1,874,850,000 1,805,718,211
1,175,531,000 1,098,069,416
801,428,000
801,191,770
31,279,000
31,341,289
16,777,000
15,921,046
413,779,000
362,055,695
315,313,000
315,312,938
4,788,000
5,034,871
6,400,000
5,837,963
2,593,000
2,407,691
84,685,000
33,462,232
0
0
平成 20 年度
予算額
決算額
7,465,966,000 7,415,910,713
7,064,125,000 7,056,104,987
3,247,260,000 3,269,199,659
1,730,363,000 1,749,919,982
1,177,574,000 1,130,089,343
884,328,000
884,327,925
8,119,000
6,594,089
16,481,000
15,973,989
401,841,000
359,805,726
307,809,000
307,808,675
7,823,000
7,822,019
800,000
715,260
2,593,000
2,229,623
82,816,000
41,230,149
0
0
1,407,079,000
510,000
78,656,000
差額(20 年度− 19 年度)
予算額
決算額
▲ 215,096,000 ▲ 175,682,569
▲ 270,259,000 ▲ 227,341,766
▲ 157,454,000 ▲ 96,329,592
▲ 112,071,000 ▲ 123,448,342
▲ 734,000
▲ 7,563,832
55,163,000
51,659,197
0
▲ 52
0
0
1,407,079,000
59,295,000
59,295,000
1,070,785 ▲ 7,490,000
▲ 6,487,315
24,143,495
3,358,000
▲ 1,148,436
支 出
(税込み:単位:円)
科 目
病院事業費用
医業費用
給与費
材料費
経費
減価償却費
資産減耗費
研究研修費
医業外費用
支払利息及び企業債取扱諸費
繰延勘定償却
受託研究費
消費税
雑損失
特別損失
差額(20 年度− 19 年度)
予算額
決算額
▲ 91,657,000
65,664,554
▲ 79,719,000
67,914,523
3,281,000
33,250,927
▲ 144,487,000 ▲ 55,798,229
2,043,000
32,019,927
82,900,000
83,136,155
▲ 23,160,000 ▲ 24,747,200
▲ 296,000
52,943
▲ 11,938,000
▲ 2,249,969
▲ 7,504,000
▲ 7,504,263
3,035,000
2,787,148
▲ 5,600,000
▲ 5,122,703
0
▲ 178,068
▲ 1,869,000
7,767,917
0
0
(2)平成 19・20 年度資本的収入及び支出
収 入
(税込み:単位:円)
科 目
資本的収入
企業債
国庫補助金
他会計負担金
長期貸付金返還金
平成 19 年度
予算額
決算額
685,104,000
984,001,200
215,000,000
513,897,200
0
0
470,104,000
470,104,000
0
0
平成 20 年度
差額(20 年度− 19 年度)
予算額
決算額
予算額
決算額
674,215,000
793,143,200 ▲ 10,889,000 ▲ 190,858,000
240,000,000
358,928,200
25,000,000 ▲ 154,969,000
0
0
0
0
434,215,000
434,215,000 ▲ 35,889,000 ▲ 35,889,000
0
0
0
0
支 出
(税込み:単位:円)
科 目
資本的支出
建設改良費
企業債償還金
長期貸付金
国庫補助金等返還金
平成 19 年度
予算額
決算額
944,318,000 1,323,412,354
240,000,000
619,095,146
704,318,000
704,317,208
0
0
0
0
平成 20 年度
差額(20 年度− 19 年度)
予算額
決算額
予算額
決算額
914,805,000 1,035,955,611 ▲ 29,513,000 ▲ 287,456,743
262,000,000
383,151,547
22,000,000 ▲ 235,943,599
652,805,000
652,804,064 ▲ 51,513,000 ▲ 51,513,144
0
0
0
0
0
0
0
0
| 137 |
貸借対照表
貸借対照表の対前年度比較表
勘定科目
(単位 : 円)
19 年度
金 額
構成比
20 年度
金 額
構成比
増減(20 − 19 年度)
金 額
増減率
資
産
の
部
固定資産
有形固定資産
土地
12,893,501,555
12,893,007,109
121,420,354
54.91%
54.91%
0.52%
12,365,686,733
12,365,192,287
121,420,354
52.55%
52.54%
0.52%
▲ 527,814,822
▲ 527,814,822
0
建物
構築物
器械備品
車両
11,035,089,088
66,251,276
1,638,684,804
1,426,587
47.00%
0.28%
6.98%
0.01%
10,447,859,069
59,879,118
1,705,817,112
81,634
44.40%
0.25%
7.25%
0.00%
▲ 587,230,019
▲ 5.32%
▲ 6,372,158 ▲ 9.62%
67,132,308
4.10%
▲ 1,344,953 ▲ 94.28%
放射性同位元素
建設仮勘定
その他有形固定資産
0
0
30,135,000
0.00%
0.00%
0.13%
0
0
30,135,000
0.00%
0.00%
0.13%
0
0
0
0.00%
0.00%
0.00%
無形固定資産
電話加入権
その他無形固定資産
投資
494,446
494,446
0
0
0.00%
0.00%
0.00%
0.00%
494,446
494,446
0
0
0.00%
0.00%
0.00%
0.00%
0
0
0
0
0.00%
0.00%
0.00%
0.00%
0
918,721,247
1,709,079
876,609,891
40,402,277
0
67,219,901
0.00%
3.91%
0.01%
3.73%
0.17%
0.00%
0.29%
0
956,215,736
1,269,079
898,615,068
56,331,589
0
76,973,742
0.00%
4.06%
0.01%
3.82%
0.24%
0.00%
0.33%
9,600,081,036
23,479,523,739
40.89%
100.00%
10,134,453,540
23,533,329,751
43.05%
100.00%
534,372,504
53,806,012
1,155,598,360
1,138,968,442
16,629,918
4.92%
4.85%
0.07%
1,070,900,986
1,053,737,732
17,163,254
4.55%
4.48%
0.07%
▲ 84,697,374
▲ 85,230,710
533,336
▲ 7.33%
▲ 7.48%
3.21%
長期貸付金
流動資産
現金預金
未収金
貯蔵品
その他流動資産
繰延勘定
本庁勘定
資産合計
▲ 4.09%
▲ 4.09%
0.00%
0
0.00%
37,494,489
4.08%
▲ 440,000 ▲ 25.74%
22,005,177
2.51%
15,929,312
39.43%
0
0.00%
9,753,841
14.51%
5.57%
0.23%
負債の部
(単位 : 円)
流動負債
未払金
その他流動負債
負債合計
資
本
の
部
1,155,598,360
4.92%
1,070,900,986
4.55%
▲ 84,697,374
▲ 7.33%
資本金
自己資本金
16,117,173,564
822,803,429
72.20%
3.69%
15,823,369,500
822,803,429
70.44%
3.66%
▲ 293,804,064
0
▲ 1.82%
0.00%
借入資本金
企業債
15,294,370,135
15,294,370,135
68.51%
68.51%
15,000,566,071
15,000,566,071
66.78%
66.78%
▲ 293,804,064
▲ 293,804,064
▲ 1.92%
▲ 1.92%
他会計長期借入金
剰余金
資本剰余金
受贈財産評価額
寄附金
0
6,206,751,815
6,206,751,815
486,000
1,543,800
0.00%
27.80%
27.80%
0.00%
0.01%
0
6,639,059,265
6,639,059,265
486,000
1,543,800
0.00%
29.56%
29.56%
0.00%
0.01%
0
432,307,450
432,307,450
0
0
0.00%
6.97%
6.97%
0.00%
0.00%
国庫補助金
他会計負担金
54,033,000
6,134,564,015
0.24%
27.48%
54,033,000
6,566,871,465
0.24%
29.23%
0
432,307,450
0.00%
7.05%
16,125,000
0
0
0.07%
0.00%
0.00%
16,125,000
0
0
0.07%
0.00%
0.00%
0
0
0
0.00%
0.00%
0.00%
22,323,925,379
23,479,523,739
95.08%
100.00%
22,462,428,765
23,533,329,751
95.45%
100.00%
138,503,386
53,806,012
0.62%
0.23%
その他資本剰余金
利益剰余金
当年度未処分利益剰余金
資本合計
負債・資本合計
| 138 |
損益計算書
損益計算書の対前年度比較表
収 益
(税抜き:単位:円)
区 分
金額
19 年度
構成比(%)
金額
20 年度
構成比(%)
医業収益
入院収益
外来収益
5,298,048,053
4,445,701,445
762,440,308
79.34%
66.57%
11.42%
5,070,850,498
4,349,135,452
639,012,346
77.98%
66.88%
9.83%
その他医業収益
医業外収益
受取利息及び配当金
国庫補助金
89,906,300
1,379,826,870
52
0
1.35%
20.66%
0.00%
0.00%
82,702,700
1,431,839,868
0
0
1.27%
22.02%
0.00%
0.00%
負担金交付金
患者外給食収益
研究受託収益
その他医業外収益
収益合計
1,347,784,000
0
7,198,192
24,844,626
6,677,874,923
20.18%
0.00%
0.11%
0.37%
100.00%
1,407,079,000
0
1,019,796
23,741,072
6,502,690,366
21.64%
0.00%
0.02%
0.37%
100.00%
費 用
増減(20 − 19 年度)
金額
構成比(%)
▲ 227,197,555
▲ 96,565,993
▲ 123,427,962
▲ 4.29%
▲ 2.17%
▲ 16.19%
▲ 7,203,600
▲ 8.01%
52,012,998
3.77%
▲ 52 ▲ 100.00%
0
0.00%
59,295,000
0
▲ 6,178,396
▲ 1,103,554
▲ 175,184,557
4.40%
0.00%
▲ 85.83%
▲ 4.44%
▲ 2.62%
(税抜き:単位:円)
区 分
医業費用
給与費
材料費
経費
減価償却費
資産減耗費
研究研修費
医業外費用
支払利息及び企業債取扱諸費
繰延勘定償却
患者外給食材料費
受託研究費
雑損失
特別損失
費用合計
当年度純利益
金額
19 年度
構成比(%)
金額
20 年度
構成比(%)
増減(20 − 19 年度)
金額
構成比(%)
6,847,969,496
3,234,097,909
1,719,731,917
1,046,396,525
801,191,770
31,341,289
15,210,086
505,034,905
93.13%
43.98%
23.39%
14.23%
10.90%
0.42%
0.21%
6.87%
6,917,070,010
3,267,226,801
1,666,590,753
1,077,069,875
884,327,925
6,594,089
15,260,567
495,296,080
93.32%
44.08%
22.48%
14.53%
11.93%
0.09%
0.21%
6.68%
69,100,514
33,128,892
▲ 53,141,164
30,673,350
83,136,155
▲ 24,747,200
50,481
▲ 9,738,825
1.01%
1.02%
▲ 3.09%
2.93%
10.38%
▲ 78.96%
0.33%
▲ 1.93%
315,312,938
5,034,871
0
5,568,251
179,118,845
0
4.29%
0.07%
0.00%
0.08%
2.44%
0.00%
307,808,675
7,822,019
0
693,201
178,972,185
0
4.15%
0.11%
0.00%
0.01%
2.41%
0.00%
▲ 7,504,263
2,787,148
0
▲ 4,875,050
▲ 146,660
0
▲ 2.38%
55.36%
0.00%
▲ 87.55%
▲ 0.08%
0.00%
7,353,004,401
▲ 675,129,478
100.00%
7,412,366,090
▲ 909,675,724
100.00%
59,361,689
▲ 234,546,246
0.81%
34.74%
| 139 |
経営分析
経営分析の対前年度比較
区 分
病 床 数
算 式
18 年度
19 年度
増減
220 床
年 間
入院患者数
1日当り
外来患者数
年間延入院患者数÷ 365 日
(閏年= 366 日)
年 間
1日当り
100 床当り医療
医 師
従事者数
看護職員
収支に対する評価
入院患者 1 人
1 日当り診療収益
外来患者 1 人
1 日当り診療収益
費用に関する評価
医療資源利用状況
年間延外来患者数÷
診療日数 294 日
年度末人数÷
220 床× 100 床
年度末人数÷
220 床× 100 床
入院収益÷
年間入院患者延数
外来収益÷
年間外来患者延数
65,108 人
65,003 人
▲ 105 人
178 人
178 人
0人
98,672 人
82,284 人
▲ 16,388 人
336 人
280 人
▲ 56 人
20 人
20 人
0人
104 人
108 人
4人
68,282 円
66,907 円
▲ 1,375 円
7,727 円
7,766 円
39 円
人件費率
給与費÷医業収益× 100
61.0%
64.4%
3.4%
材料比率
材料費÷医業収益× 100
32.5%
32.9%
0.4%
医薬品比率
薬品費÷材料費× 100
38.6%
34.8%
▲ 3.8%
経 費 率
経費÷医業収益× 100
19.8%
21.2%
1.4%
医業収支比率
医業収益÷医業費用× 100
77.4%
73.3%
▲ 4.1%
病床利用率
年間入院患者延数÷
88.9%
89.0%
0.1%
15.4 日
16.4 日
1.0 日
1.9 人
1.6 人
▲ 0.3 人
95.1%
95.5%
0.4%
79.5%
89.3%
9.8%
(ICU・CCU を除く)
平均在院日数
外来 / 入院比
(患者数)
自己資本比率
流 動 比 率
(200 床× 365 日)
在 院 患 者 延 数÷{
(新入院
患者数 + 退院患者数)
× 0.5}
1 日平均外来患者数÷
1日平均入院患者数
資本÷負債・
資本合計× 100
流動資産合計÷
流動負債合計× 100
| 140 |
学術活動等
学術講演会
日 時
(平成 20 年度)
場 所
講 師
平成20年7月25日
センター2階 一瀬正治先生
多目的ホール (習志野第一病院副院長)
平成20年7月9日
センター2階 松村啓史先生
多目的ホール (テルモ株式会社取締役)
市民公開講座
日 時
平成20年5月17日
演 題
形成再建外科の実際
患者サービス向上の仕組み
〈やりがいの実践学〉
(平成 20 年度)
場 所
講 師
演 題
∼意外と知らない自分の体∼
エントランス
看護局・リハビリテーション科スタッフ
健康チェックで見直そう!
ホール
講座1 齊藤 栄子
センター2階 (眼科 医長)
平成20年7月12日
多目的ホール 講座2 幸保 美由起
(眼科 視能訓練士)
講座1 眼底検査で何が分かるの?
講座2 とっても身近な老視
(老眼)について
講座1 胸部・腹部大動脈瘤の血
講座1
管内治療最前線
浅野 宗一
センター2階
平成21年1月17日
(心臓血管外科 主任医長)
多目的ホール
講座2 循環器疾患における治療
講座2
支援画像の最前線と診断
今関 雅晴(放射線科 専門員)
| 143 |
第9回千葉県循環器病センター研究発表会
平成 19 年 12 月 14 日(金) 千葉県循環器病センター 多目的ホール
司会進行 景山 貴洋
第 1 部 座 長 村山 博和、鈴木 栄子
演題―1
塩分6gの取り組み
診療部 栄養科
発表者 石橋 裕子
演題―2
心肺運動負荷試験の有用性について
検査部 検査科 発表者 秋山 美希
演題―3
IVR手枝における透視時間から患者被ばく線量を推定する基礎的検討
検査部 放射線科
発表者 世利 峻
演題―4
8年前のデータベースからみる血液浄化療法の傾向と臨床工学士として考えること
診療部 ME科 発表者 岡澤 正行
演題―5
急性心筋梗塞後経皮的冠動脈形成術を受けた患者の再狭窄の現状
診療部 CCU / SCU
発表者 倉林 明浩
第 2 部 座長 沖山 幸一、山老 繁樹
演題―6
薬剤溶出性冠動脈ステント留置後に発見され、
根治手術をした胃癌の一例
診療部 外科
発表者 中村 祐介
演題―7
未破裂脳動脈瘤の予防的手術と
高次脳機の関連性について
診療部 リハビリテーション科
発表者 神作 暁美
| 144 |
演題―8
服薬指導業務・薬剤部によるプレアボイド
∼安心・納得して薬を服用してもらうために∼
薬剤部 発表者 市原 潤一
演題―9
新人看護師の多重課題
時間切迫シュミレーション研修の効果
診療部 CCU / SCU
発表者 大野 麻紀
演題―10
神経調節性失神の診断法と治療
∼一症例からの報告∼
診療部 神経内科
発表者 本間 甲一
第 3 部パネルディスカッション 座長 宮崎 彰、松尾 浩三
「心臓病治療の現状と問題点」
パネル―1
当センターにおける循環器系患者数の現状について
発表者 医事経営課 梶 健郎
パネル―2
成人先天性心疾患診療の現状と今後の展望
発表者 成人先天性診療部 豊田 智彦
パネル―3
成人期先天性心疾患の外科治療
発表者 心臓血管外科 成人先天性診療部 松尾 浩三
パネル―4
H ighrisk 症例に対する胸部大動脈瘤ステントグラフト内挿術後の中期遠隔成績
発表者 心臓血管外科 浅野 宗一
パネル―5
最近の冠動脈カテーテルインターベンション(PCI)治療
発表者 循環器科 中村 精岳
パネル―6
急性冠症候群に対するF iltrap の有効性
発表者 循環器科 除 基源
パネル―7
当院における薬剤溶出ステントの成績
発表者 循環器科 三浦 慶一郎
パネル―8
冠動脈インターベンションにおける血管計測の役割
発表者 放射線科 景山 貴洋
パネル―9
心不全の新しい治療∼心臓再同期治療について
発表者 循環器科 田永 幸正
パネル―10
心臓再同期療法(CRT)の看護について
発表者 看護局 4A 湯浅 めぐみ
パネル―11
臨床応用されている心臓超音波検査法の新技術
発表者 循環器科 宮崎 彰
| 145 |
図書
1.蔵書状況
年 度
区分
単行書(冊)
種類
洋
平成 19 年度受入(現有数)
和
年 度
区分
洋
和
洋
和
1,384
3,529
2,597
―
―
1
46
256
169
55
63
263
1,430
3,785
2,766
―
―
単行書(冊)
種類
継続購入雑誌(種)
262
19 年 度
合 計
製本雑誌(冊)
洋
製本雑誌(冊)
和
洋
継続購入雑誌(種)
和
洋
和
平成 20 年度受入
(現有数)
263
1,430
3,785
2,766
―
―
20 年 度
20
166
243
154
52
61
合 計
283
1,596
4,028
2,920
―
―
2.図書予算執行状況
区 分
執 行 額(円)
平成 18 年度
平成 19 年度
平成 20 年度
単
行
本
726,400
740,542
673,681
洋
雑
誌
6,627,450
6,560,177
5,967,883
和
雑
誌
2,159,919
2,199,281
2,000,716
製
本
費
1,040,760
937,125
852,516
10,554,529
10,437,125
9,494,796
計
3.利用状況
区分
外部への文献複写申込件数
外部からの文献複写申込件数
18 年度
301
87
19 年度
306
87
20 年度
93
26
年度
| 146 |
備 考 学会発表等
No.
科名
発
表
課
題
名
発
表 者 名
学 会 名
年月日
場 所
形式
1
循環器科
三浦慶一郎、平沼泰典、田永幸正、
薬剤溶出ステントにおける再狭窄
徐 基源、井上寿久、中村精岳、 第 1178 回 千葉医学会例会
症例の検討
石川隆尉、宮崎 彰
2
循環器科
医療連携で経験した興味ある症例
宮崎 彰
第 3 回長生循環器懇話会
平成 20 年
9 月 26 日
講演
3
循環器科
心房細動の薬物療法
宮崎 彰
勝浦夷隅医師会講演会
平成 21 年
3 月 17 日
講演
4
循環器科
左房内で2:1伝導を呈した左房
石川隆尉、宮崎 彰
内リエントリーの一例
Chiba Arrhythmia 2009 ‒Spring-
平成 21 年
3 月 14 日
幕張
講演
5
心臓血管
外科
解離を伴う腹部大動脈瘤手術例の
林田直樹
検討
第 36 回日本血管外科学会総会
平成 20 年
4 月 17 日
東京
要望演題
6
心臓血管
外科
腹部大動脈(口演)
第 36 回日本血管外科学会総会
平成 20 年
4 月 17 日
東京
座長
7
心臓血管
外科
自家静脈グラフトを人工血管で被
覆した代用血管の膝下バイパス術 林田直樹
の成績の検討
第 108 回日本外科学会総会
平成 20 年
5 月 15 日
長崎
デジタル
ポスター
8
心臓血管
外科
慢性静脈不全症に対する深部静脈
林田直樹
弁の external repair 法の検討
第 28 回日本静脈学会
平成 20 年
6 月 12 日
箱根
口演
9
心臓血管
外科
腹部大動脈瘤に対するステントグ
ラフトの解剖学的適応に関する検
討
日本血管内治療学会
平成 20 年
7 月 26 日
東京
口演
10
心臓血管
外科
Stentgraft treatment for
林田直樹
abdominal aortic aneurysm
日独血管外科学会
平成 20 年
8 月 29 日
鳥羽
シンポジ
ウム
11
心臓血管
外科
閉塞性動脈硬化症術後のQOLの
林田直樹
検討
第 49 回日本脈管学会総会
平成 20 年
東京
10 月 25 日
口演
12
心臓血管
外科
当センターにおける心臓血管外科
村山博和
専門医教育カリキュラム
第 109 回 日本外科学会
平 成 20 年
長崎
5 月 17 日
ポスター
13
心臓血管
外科
大動脈疾患の外科治療について
-- 最新の治療方法を含めて --
第4回県立病院 公開セミナー 平成 20 年
松戸
11 月 29 日
口演
14
心臓血管
外科
The Efficacy Of Valve Surgery
On The Beating Heart In
Patients With Compromised 村山博和
LV Function :Comparison with
Conventional Arrest Method 17thASCVS
平成 21 年
3月6日
タイペイ
ポスター
15
心臓血管
外科
Fontan conversion and
antiarrhythmic surgery for the
松尾浩三
patients with failing Fontan
circulation
PCCS 2008
平成 20 年
5 月 27 日
Jeju/Korea
口演
16
心臓血管
外科
長 期 遠 隔 期 に お け る Fontan
conversion および同時不整脈手術 松尾浩三
の検討
第 11 回成人先天性心疾患研究会
平成 21 年
1 月 11 日
岡山
要望演題
17
心臓血管
外科
病態 1
第 11 回成人先天性心疾患研究会
平成 21 年
1 月 11 日
岡山
座長
18
心臓血管
外科
Effectiveness of Fontan
conversion in the long follow-up 松尾浩三
period
17thASCVS
平成 21 年
3月6日
Taipei
ポスター
19
心臓血管
外科
80 歳以上の高齢者腹部大動脈瘤・
平野雅生
腸骨動脈瘤症例の検討
第 36 回日本血管外科学会総会
平成 20 年
4 月 17 日
東京
口演
20
心臓血管
外科
慢性静脈不全症における術前検査
平野雅生
∼静脈超音波による試み
第 28 回日本静脈学会
平成 20 年
6 月 12 日
箱根
口演
21
心臓血管
外科
Hybrid therapy for the PAD
平野雅生
patients with combined lesion
日独血管外科学会
平成 20 年
8 月 28 日
鳥羽
口演
22
心臓血管
外科
Morbidity and Comprications
o f T h o r a c i c E n d o v a s c u l a r 平野雅生
Aneurysm Repair
第 61 回日本胸部外科学会
平成 20 年
10 月
福岡
デジタル
ポスター
23
心臓血管
外科
アプローチによる腹部大動脈瘤晩
平野雅生
期創合併症についての検討
第 49 回日本脈管学会総会
平成 20 年
東京
10 月 25 日
口演
24
心臓血管
外科
成人先天性心疾患 −長期遠隔期
松尾浩三
再手術例の検討ー
和歌山県立医大セミナー
平成 20 年
3 月 15 日
和歌山
講演
25
心臓血管
外科
ファロー四徴症遠隔期再手術の外
松尾浩三
科的不整脈治療の実際
成人先天性セミナー
平成 20 年
6 月 22 日
東京
講演
26
心臓血管
外科
成人期先天性心疾患の手術治療と
松尾浩三
問題点
京都小児循環器研究会
平成 20 年
京都
11 月 15 日
講演
27
心臓血管
外科
大動脈瘤∼ステントグラフト治療∼
市原医師会
平成 20 年
9 月 18 日
市原
口演
28
心臓血管
外科
胸部・腹部大動脈瘤の血管内治療
浅野宗一
最前線
市民公開講座
平成 21 年
1 月 17 日
市原
口演
29
心臓血管
外科
High risk 胸部大動脈瘤に対する
浅野宗一
ステントグラフト内挿術
県立病院学術集会
平成 21 年
3月7日
千葉
口演
30
心臓血管
外科
遠隔期に生じた基部破綻に対して
再手術を行った Cabrol 術後の 1 伊良部真一郎
例
第 147 回胸部外科学会関東甲信越
地方会
平成 20 年
9月6日
虎ノ門パストラル
一般演題
31
心臓血管
外科
腹部仮性動脈瘤に対しステントグ
平野雅生
ラフトを施行した 1 例
第 136 回血管外科症例検討会
平成 20 年
2月2日
東邦大学大森病院
一般演題
32
心臓血管
外科
ASO に対する Hybrid 治療の検討 平野雅生
第7回 ASO フォーラム
平成 20 年
6 月 四ツ谷ルークホール
口演
林田直樹
林田直樹
村山博和
松尾浩三
浅野宗一
| 147 |
平成 20 年
千葉市
12 月 7 日
口演
No.
科名
発
表
課
題
名
発
表
者 名
学 会 名
年月日
場 所
形式
33
心臓血管
外科
胸腹部大動脈人工血管置換術後腎
浅野宗一
動脈閉塞に対する IVR
第 17 回東京血管外科画像診断治療
研究会
平成 20 年
2 月 29 日
東京
一般演題
34
心臓血管
外科
弓部大動脈瘤に対するステントグ
浅野宗一
ラフト内挿術
第 16 回大動脈外科研究会
平成 20 年
5 月 15 日
長崎
一般演題
35
心臓血管
外科
術前に著明な右室拡大と左側肺高
血圧を認めた右肺動脈上行大動脈 大場正直
起始症(AORPA)の 1 例
第 27 回千葉県小児循環器研究会
平成 20 年
3月7日
千葉
一般演題
36
心臓血管
外科
下 行 置 換 後 に Heparin Induced
Thrombocytopenia(HIT) を 発
大場正直
症し、6 ヵ月後に胸腹部大動脈置
換術を施行した 1 例
第 146 回日本胸部外科学会関東甲
信越地方会
平成 20 年
6月7日
横浜
一般演題
37
心臓血管
外科
TGA(III 型 ) に 対 す る Rastelli
術 後 IE に 対 し、re Rastelli+PA 大場正直
stump 閉鎖を施行した1例
第 148 回日本胸部外科学会関東甲 平成 20 年
東京
信越地方会
12 月 20 日
一般演題
38
心臓血管
外科
高度弁輪破壊を伴う活動期 IE に
対する異種心膜パッチによる弁輪 相馬裕介
再建術の2例
第 148 回日本胸部外科学会関東甲信 平成 20 年
東京
越地方会
12 月 20 日
一般演題
39
心臓血管
外科
Fontan 術後に肝硬変を合併した
症 例 に 対 す る TCPC conversion 大場正直
の1例
第 149 回日本胸部外科学会関東甲
信越地方会
平成 21 年
3 月 14 日
東京
一般演題
40
心臓血管
外科
感染性心膜炎を合併した心基部仮
田村友作
性左室瘤の1例
第 149 回日本胸部外科学会関東甲
信越地方会
平成 21 年
3 月 14 日
東京
一般演題
41
心臓血管
外科
先天性心疾患1
第 149 回日本胸部外科学会関東甲
信越地方会
平成 21 年
3 月 14 日
東京
座長
42
神経内科
前兆の有無による片頭痛での脳血
本間甲一、松田信二、片桐 明、
管系自律神経機能の相違 - HUT
第 49 回日本神経学会総会
島田潤一郎 とNATによる検討
平成 20 年
5 月 16 日
横浜
口演
43
神経内科
片頭痛と機能性疾患(神経調節性
失神,体位性頻脈症候群)の心血 本間甲一、赤荻悠一、片桐 明
管系自律神経機能
第 36 回日本頭痛学会総会
平成 20 年
東京
11 月 14 日
口演
44
神経内科
若年発症脳梗塞におけて卵円孔開
岩井雄太、赤荻悠一、本間甲一
存が認められた1例
第 1177 回千葉医学会例会
平成 20 年
千葉
12 月 13 日
口演
45
脳神経
外科
当センターにおける経静脈的血栓 町田利生、藤川 厚、永野 修、
第 11 回千葉県救急医療研究会
溶解療法の現状と問題点
沖山幸一、小野純一
平成 20 年
4 月 12 日
幕張
口演
46
脳神経
外科
田島洋佑、町田利生、藤川 厚、
術中モニタリングが有効であった
第 105 回日本脳神経外科学会関東
永野 修、樋口佳則、小林英一、
脳底動脈解離の 1 例
支部学術会議
沖山幸一、小野純一
平成 20 年
4 月 12 日
東京
口演
47
脳神経
外科
重症頭部外傷における受傷原因別
藤川 厚、小野純一、重森 稔、
病態・転帰の最近の動向:頭部外
第 31 回日本神経外傷学会
山浦 晶、中村紀夫
傷データバンクの分析から
平成 20 年
4 月 25 日
千里
口演
48
脳神経
外科
頭部外傷データバンクに登録され 小野純一、坂本哲也、川又達朗、
た重症頭部外傷の検討:交通事故 徳富孝志、小川武希、重森 稔、 第 31 回日本神経外傷学会
受傷例の分析
山浦 晶、中村紀夫
平成 20 年
4 月 25 日
千里
口演
49
脳神経
外科
頭部外傷データバンク(JNTDB) 坂本哲也、有賀 徹、中村紀夫、
1998 と 2004 における経年的変化 山浦 晶、重森 稔、小川武希、 第 31 回日本神経外傷学会
について
徳富孝志、川又達朗、小野純一
平成 20 年
4 月 26 日
千里
シンポジ
ウム
50
脳神経
外科
頭蓋内動脈解離の急性期管理:椎
小野純一
骨脳底動脈系を中心に
平成 20 年
5 月 24 日
東京
招待講演
51
脳神経
外科
進行性頭蓋骨骨折 2 例の検討
田島洋佑、沼田 理、伊藤千秋、
第 36 回日本小児脳神経外科学会
伊達裕昭
平成 20 年
5 月 29 日
東京
ポスター
52
脳神経
外科
樋口佳則、廣野誠一郎、山上岩男、
ガンマナイフ治療後聴神経腫瘍の
堀口健太郎、岩立康男、佐伯直勝、 第 17 回日本定位放射線治療学会
病理学像
永野 修、小野純一、芹澤 徹
平成 20 年
5 月 30 日
奈良
シンポジ
ウム
53
脳神経
外科
Target definition における検者間
永野 修、芹澤 徹、樋口佳則、
の較差−聴神経腫瘍における検討
第 17 回日本定位放射線治療学会
小野純一、佐伯直勝
−
平成 20 年
5 月 30 日
奈良
口演
54
脳神経
外科
自然閉塞後,早期に再破裂した椎 田島洋佑、藤川 厚、永野 修、 第 27 回 The Mt. Fuji Workshop
骨動脈解離の 1 例
町田利生、沖山幸一、小野純一
on CVD
平成 20 年
8 月 30 日
仙台
ポスター
55
脳神経
外科
田島洋佑、沖山幸一、藤川 厚、
術中脳波測定が有用であった側頭
第 106 回日本脳神経外科学会関東
永野 修、町田利生、小野純一、
葉海綿状血管腫の一手術例
支部学術会議
樋口佳則、芹澤 徹
平成 20 年
9月6日
東京
口演
56
脳神経
外科
術中脳波測定が有用であった側頭 田島洋佑、沖山幸一、藤川 厚、 第 3 回市原ニューロカンファレン
葉海綿状血管腫の手術
永野 修、町田利生、小野純一
ス
平成 20 年
9 月 11 日
五井
口演
57
脳神経
外科
Microvascular decompression の 沖山幸一、田島洋佑、藤川 厚、
第 11 回脳神経減圧術研究会
工夫:自験例 73 例の検討
永野 修、町田利生、小野純一
平成 20 年
9 月 30 日
盛岡
口演
58
脳神経
外科
交通事故で受傷した重症頭部外傷 小野純一、坂本哲也、川又達朗、
例の最近の動向:頭部外傷データ 徳富孝志、小川武希、重森 稔、 第 67 回日本脳神経外科学会総会
バンクの検討から
山浦 晶、中村紀夫
平成 20 年
10 月 1 日
盛岡
シンポジ
ウム
59
脳神経
外科
早 期 呼 吸 循 環 異 常 と 頭 蓋 内 徳富孝志、宮城知也、小川武希、
lesion:JNTDB Project 2004 と 小野純一、坂本哲也、川又達朗、 第 67 回日本脳神経外科学会総会
1998 の比較
重森 稔
平成 20 年
10 月 1 日
盛岡
シンポジ
ウム
60
脳神経
外科
頭蓋内外 Ultra-long saphenous
vein graft Bypass の頭頸部主要
への応用と手術成績
沖山幸一、田島洋佑、藤川 厚、
第 67 回日本脳神経外科学会総会
永野 修、町田利生、小野純一
平成 20 年
10 月 1 日
盛岡
ポスター
61
脳神経
外科
転 移 性 脳 腫 瘍 に お け る SWI 永野 修、芹澤 徹、樋口佳則、
( s u s c e p t i b i l i t y - w e i g h t e d 田島洋佑、藤川 厚、町田利生、 第 67 回日本脳神経外科学会総会
imaging)の有用性
沖山幸一、小野純一、佐伯直勝
平成 20 年
10 月 1 日
盛岡
ポスター
62
脳神経
外科
町田利生、小野純一、田島洋佑、
時間的要因により経静脈的血栓溶
藤川 厚、永野 修、沖山幸一、 第 67 回日本脳神経外科学会総会
解療法が出来なかった症例の検討
本間甲一
平成 20 年
10 月 2 日
盛岡
ポスター
63
脳神経
外科
頭蓋底転移性脳腫瘍に対するガン 芹澤 徹、永野 修、小野純一、
第 67 回日本脳神経外科学会総会
マナイフ治療
樋口佳則、佐伯直勝、平井達夫
平成 20 年
10 月 2 日
盛岡
口演
松尾浩三
第 19 回新お茶の水セミナー
| 148 |
No.
科名
発
表
課
題
名
発
表 者 名
学 会 名
年月日
場 所
形式
64
脳神経
外科
転移性脳腫瘍に対するガンマナイ 芹澤 徹、永野 修、小野純一、
フを中心とした局所治療プロト 樋口佳則、岩立康男、佐伯直勝、 第 67 回日本脳神経外科学会総会
コールの有効性と問題点
平井達夫、波多野学
平成 20 年
10 月 3 日
盛岡
シンポジ
ウム
65
脳神経
外科
非出血性椎骨脳底動脈解離の検
討:発症早期増悪例の検討
樋口佳則、小野純一、永野 修、
町田利生、沖山幸一、小林英一、 第 67 回日本脳神経外科学会総会
小林繁樹、小沢義典、佐伯直勝
平成 20 年
10 月 3 日
盛岡
シンポジ
ウム
66
脳神経
外科
大きな海綿静脈洞海綿状血管腫に
芹澤 徹、永野 修、樋口佳則、
対して 5 分割ガンマナイフ治療を
第 57 回関東脳神経外科懇話会
小野純一、佐伯直勝
施行した一症例
平成 20 年
11 月 8 日
東京
口演
67
脳神経
外科
重症頭部外傷治療の最近の動向: 小野純一、徳富孝志、高里良男、
頭部外傷データバンクにおける分 亀山元信、宮田昭宏、前田 剛、 第 14 回日本脳神経外科救急学会
析結果と考察
片山容一、重森 稔、中村紀夫
平成 21 年
1 月 16 日
さいたま
口演
68
脳神経
外科
急性硬膜外血腫における病態と転
帰の動向:頭部外傷データバンク
藤川 厚、小野純一、重森 稔
project 1998 と Project 2004 の比
較
平成 21 年
1 月 16 日
さいたま
口演
69
脳神経
外科
転移性脳腫瘍に対するガンマナイ
フ治療後の腫瘍再発と放射線障害 芹澤 徹、永野 修、樋口佳則、
第 38 回日本神経放射線学会
におけるタリウムスペクトの有用 小野純一、佐伯直勝、平井達夫
性と限界
平成 21 年
2月5日
水戸
シンポジ
ウム
70
脳神経
外科
転 移 性 脳 腫 瘍 に お け る SWI 永野 修、芹澤 徹、樋口佳則、
( S u s c e p t i b i l i t y - w e i g h t e d 田島洋佑、藤川 厚、町田利生、 第 38 回日本神経放射線学会
imaging)の有用性
沖山幸一、小野純一、佐伯直勝
平成 21 年
2月5日
水戸
ポスター
71
脳神経
外科
聴神経腫瘍におけるガンマナイフ
永野 修、芹澤 徹、樋口佳則、
治療後の一過性膨大の検討−画像
第 38 回日本神経放射線学会
山上岩男、小野純一、佐伯直勝
および神経症状の推移について−
平成 21 年
2月5日
水戸
ポスター
72
脳神経
外科
転移性脳腫瘍に対する低分割定位 樋口佳則、芹澤 徹、永野 修、
的放射線治療期間中の腫瘍縮小率 小野純一、沖山幸一、岩立康男、 第 38 回日本神経放射線学会
と腫瘍制御
佐伯直勝
平成 21 年
2月6日
水戸
口演
73
脳神経
外科
10 個以下の転移性脳腫瘍に対す
芹澤 徹、平井達夫、永野 修、
るガンマナイフ単独治療成績:5
松田信二、小野純一、樋口佳則、 第 13 回ガンマナイフ研究会
個以上の転移性脳腫瘍には全脳照
佐伯直勝
射が必要か?
平成 21 年
2月6日
水戸
招待講演
74
脳神経
外科
聴神経腫瘍の体積変化に関する検 永野 修、芹澤 徹、樋口佳則、
第 13 回ガンマナイフ研究会
討:ガンマナイフ治療 5 年後の評価 松田信二、小野純一、佐伯直勝
平成 21 年
2月7日
水戸
口演
75
脳神経
外科
芹澤 徹、平井達夫、永野 修、
転移性脳腫瘍に対する 3 分割と 2
松田信二、小野純一、樋口佳則、 第 13 回ガンマナイフ研究会
分割ガンマナイフ治療成績の比較
佐伯直勝
平成 21 年
2月7日
水戸
口演
76
脳神経
外科
千葉県における医療連携「脳血管
小野純一
障害分野での問題点」
平成 20 年度千葉県医師会勤務医
部会総会シンポジウム
平成 21 年
2月7日
千葉
招待講演
77
脳神経
外科
もやもや病患者の脳卒中再発につ 町田利生、田島洋佑、藤川 厚、 第 4 回 Stroke Management
いての検討
永野 修、沖山幸一、小野純一
Forum in Chiba
平成 21 年
2 月 13 日
千葉
口演
78
脳神経
外科
かずさ脳血管障害談話会 10 年の
小野純一
歩みと今後の展望
平成 21 年
2 月 20 日
茂原
基調講演
79
脳神経
外科
沖山幸一、町田利生、藤川 厚、
くも膜下出血後の脳血管攣縮評価
永野 修、田島洋佑、今関雅晴、 第 32 回日本脳神経 CI 学会
における 3D-CTA の有用性
丸 繁勘、小野純一
平成 21 年
3月6日
京都
口演
80
脳神経
外科
町田利生、小野純一、田島洋佑、
症候性頸動脈狭窄症例の急性期再
藤川 厚、永野 修、沖山幸一、 Stroke 2009
発についての検討
松田信二
平成 21 年
3 月 20 日
松江
口演
81
脳神経
外科
無症候性未破裂脳動脈瘤の自然経 沖山幸一、田島洋佑、藤川 厚、
Stroke 2009
過と外科的治療成績の検討
永野 修、町田利生、小野純一
平成 21 年
3 月 20 日
松江
口演
82
脳神経
外科
藤川 厚、田島洋佑、永野 修、
脳梗塞急性期に伴うヘパリン起因
町田利生、沖山幸一、岩井雄太.
性血小板減少症の発生頻度と臨床
Stroke 2009
赤荻悠一、松田信二、本間甲一、
的特徴
小野純一
平成 21 年
3 月 20 日
松江
ポスター
83
脳神経
外科
樋口佳則、小野純一、町田利生、
頭蓋内椎骨脳底動脈系動脈解離の 沖山幸一、小林英一、早坂典洋、
Stroke 2009
疫学と予後
小林繁樹、小沢義典、烏谷博英、
佐伯直勝
平成 21 年
3 月 22 日
松江
シンポジ
ウム
84
脳神経
外科
統計とデータバンク
小野純一
第 31 回日本神経外傷学会
平成 20 年
4 月 25 日
千里
座長
85
脳神経
外科
外傷・感染
小野純一
第 11 回日本病院脳神経外科学会
平成 20 年
7 月 20 日
札幌
座長
86
脳神経
外科
頭部外傷:集学的治療
小野純一
第 67 回日本脳神経外科学会総会
平成 20 年
10 月 1 日
盛岡
座長
87
脳神経
外科
頭部外傷の急性期治療(シンポジ
小野純一
ウム)
第 14 回日本脳神経外科救急学会
平成 21 年
1 月 16 日
さいたま
座長
88
脳神経
外科
医療連携
第 9 回千葉県立病院学術集会
平成 21 年
3月7日
千葉
座長
89
脳神経
外科
動脈解離の病態と治療(合同シン
小野純一
ポジウム)
Stroke 2009
平成 21 年
3 月 22 日
小野純一
第 14 回日本脳神経外科救急学会
第 20 回かずさ脳血管障害研究会
松江
座長
岡本佳昭、林 永規、中村祐介、
第 70 回日本臨床外科学会
鈴木亮二
平成 20 年
東京
11 月 29 日
口演
90
外科
肝内微小胆管過誤腫の 1 例
91
外科
薬剤溶出性冠動脈ステント留置後
中村祐介、林 永規、岡本佳昭、
に発見され、根治的切除を施行し
第 70 回日本臨床外科学会
鈴木亮二
得た進行胃癌の 1 例
平 成 20 年
東京
11 月 29 日
口演
92
外科
薬剤溶出性冠動脈ステント留置後
中村祐介、林 永規、岡本佳昭、
に発見された進行胃癌に対して根
臓器制御外科学教室談話会
鈴木亮二
治切除を施行し得た1例
平 成 20 年
千葉
11 月 23 日
口演
93
小児科
ISACHD report on ACHD
Niwa K
facility survey in East Asia.
The 2nd Asia-Pacific congress of
Pediatric Cardiology and Cardiac
Surgery
| 149 |
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
シンポジ
ウム
No.
科名
発
表
課
題
名
発
表
者 名
学 会 名
年月日
場 所
形式
94
小児科
Future prospect of adult CHD in
Niwa K
Asian-Pacific region.
The 2nd Asia-Pacific congress of
Pediatric Cardiology and Cardiac
Surgery
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
シンポジ
ウム
95
小児科
VSD-Oriental VSD and sinus of
valsalva rupture. Symposium,
Niwa K
Adult Survivors with congenital
heart disease.
The 2nd Asia-Pacific congress of
Pediatric Cardiology and Cardiac
Surgery
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
シンポジ
ウム
96
小児科
Current situation of ACHD clinic
Niwa K, Lee HJ(座長)
in Asian Pacific countries.
The 2nd Asia-Pacific congress of
Pediatric Cardiology and Cardiac
Surgery
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
シンポジ
ウム
小児科
Ultrasound-guided internal
jugular venous access in
pediatric cardiac catheterization Haruki E, Sugimori K, Niwa K
in patients with bidirectional
Glenn(BDG)operation.
The 2nd Asia-Pacific congress of
Pediatric Cardiology and Cardiac
Surgery
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
口演
98
小児科
Psychological manifestations
and health related quality of life
in adults with congenital heart
disease: Using 36 item short form
health survey and self-reported
questionaire.
Shirai T, Mizuno Y, Tateno S,
The 2nd Asia-Pacific congress of
Kawasoe Y, Niwa K, Matsuo K,
Pediatric Cardiology and Cardiac
Ogawa J, Nakazawa J, Enomoto
Surgery
J
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
口演
99
小児科
Health related quality of life and
psychological characteristics
in adult with congenital heart
disease - Analyses by interview.
Mizuno Y, Ogawa J, Shirai T,
The 2nd Asia-Pacific congress of
Niwa K, Tateno S, Toyoda T,
Pediatric Cardiology and Cardiac
Kawasoe Y, Matsuo K, Enomoto
Surgery
J, Nakazawa J
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
口演
100
小児科
Treatment of junctional ectopic
The 2nd Asia-Pacific congress of
tachycardia before and during Tateno S, Shirai T, Toyoda T,
Pediatric Cardiology and Cardiac
TCPC procedure in Asplenic Kawasoe Y, Matsuo K, Niwa K
Surgery
heart.
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
ポスター
101
小児科
N a t i o n w i d e s u r v e y o f c a r e Toyoda T, Shirai T, Tateno S, The 2nd Asia-Pacific congress of
f a c i l i t i e s f o r a d u l t s w i t h Kawasoe Y, Mizuno Y, Matsuo K, Pediatric Cardiology and Cardiac
congenital heart disease in Japan. Niwa K
Surgery
平成 20 年
5 月 27 日
∼ 30 日
Jeju, Korea
ポスター
102
小児科
N a t i o n w i d e s u r v e y o f c a r e Toyoda T, Shirai T, Tateno S, T h e 1 8 t h I n t e r n a t i o n a l 平成 20 年
f a c i l i t i e s f o r a d u l t s w i t h Kawasoe Y, Mizuno Y, Matsuo K, Symposium on Adult Congenital 6 月 4 日∼ Tronto, Canada
congenital heart disease in Japan. Niwa K
Heart Dosease
7日
ポスター
103
小児科
白井丈晶、立野 滋、川副泰隆、
当院における成人先天性心疾患患
第 208 回日本循環器学会関東甲信
豊田智彦、水野芳子、丹羽公一郎、
者の入院状況
越地方会
松尾浩三
平成 20 年
6月7日
東京
口演
104
小児科
先天性心疾患術後の不整脈治療
東京心臓の会
平成 20 年
6 月 14 日
東京
招待講演
東京
セミナー
97
立野 滋
105
小児科
ペースメーカー
立野 滋
第二回成人先天性心疾患セミナー
平成 20 年
6 月 21 日
∼ 22 日
106
小児科
症例検討
丹羽公一郎、河田政明、佐地 勉、
第二回成人先天性心疾患セミナー
牧野康男(司会)
平成 20 年
6 月 21 日
∼ 22 日
東京
セミナー
107
小児科
Fontan 術後、上室性頻拍、巨大
白井丈晶
血栓例の治療戦略
第二回成人先天性心疾患セミナー
平成 20 年
6 月 21 日
∼ 22 日
東京
セミナー
108
小児科
成人先天性心疾患における画像診
丹羽公一郎、高橋長裕(座長)
断
第二回成人先天性心疾患セミナー
平成 20 年
6 月 21 日
∼ 22 日
東京
セミナー
109
小児科
経食道エコーをどう使うかー適応
豊田智彦
と実際
第二回成人先天性心疾患セミナー
平成 20 年
6 月 21 日
∼ 22 日
東京
セミナー
110
小児科
ファロー四徴症修復術後の問題点
丹羽公一郎
と再手術適応
第二回成人先天性心疾患セミナー
平成 20 年
6 月 21 日
∼ 22 日
東京
セミナー
111
小児科
TCPC 術前に接合部頻拍を合併し 立野 滋、白井丈晶、豊田智彦、
第 44 回小児循環器学会
た無脾症に対する治療法の検討
川副泰隆、松尾浩三、丹羽公一郎
平成 20 年
7 月 2 日∼ 郡山
4日
口演
112
小児科
当院における成人期先天性心疾患 豊田智彦、松尾浩三、白井丈晶、
第 44 回小児循環器学会
の外科治療に関する検討
立野 滋、川副泰隆、丹羽公一郎
平成 20 年
7 月 2 日∼ 郡山
4日
口演
113
小児科
白井丈晶、水野芳子、豊田智彦、
成人先天性心疾患患者の健康関連
立野 滋、川副泰隆、丹羽公一郎、
QOL と 心 理 的 特 性 ー SF36 と 自
第 44 回小児循環器学会
松尾浩三、小川純子、中澤 潤、
己評価質問紙より
榎本淳子
平成 20 年
7 月 2 日∼ 郡山
4日
口演
114
小児科
水野芳子、小川純子、白井丈晶、
成人先天性心疾患患者の健康関連
丹羽公一郎、榎本淳子、中澤 潤、
QOL と心理的特性ー面接調査よ
第 44 回小児循環器学会
立野 滋、豊田智彦、川副泰隆、
り
松尾浩三
平成 20 年
7 月 2 日∼ 郡山
4日
口演
115
小児科
成人先天性心疾患
豊田智彦、篠原徳子(座長)
第 44 回小児循環器学会
平成 20 年
7 月 2 日∼ 郡山
4日
口演
116
小児科
心室性心房性頻拍症の薬物および
立野 滋、中村好秀(座長)
非薬物治療
第 44 回小児循環器学会
平成 20 年
7 月 2 日∼ 郡山
4日
口演
117
小児科
妊娠・出産の医学心理社会的問題
丹羽公一郎、池田智明、中澤 潤
第 44 回小児循環器学会
(座長)
平成 20 年
7 月 2 日∼ 郡山
4日
シンポジ
ウム
118
小児科
TGA
The 4th Japan-China-Korea
Pediatric Heart Forum.
平成 20 年
7月4日
Koriyama, Japan
シンポジ
ウム
119
小児科
Two cases with symptomatic
Shirai H, Toyoda T, Tateno S, T h e 4 t h J a p a n - C h i n a - K o r e a
double aortic arch in the middle
Kawasoe Y, Niwa K, Matuo K
Pediatric Heart Forum.
age
平成 20 年
7月4日
Koriyama, Japan
口演
Niwa K, Hong G(座長)
| 150 |
No.
科名
発
表
課
題
名
発
表 者 名
学 会 名
年月日
場 所
形式
120
小児科
成人先天性心疾患患者の診療(体
丹羽公一郎、赤木禎治(座長)
制)はどうあるべきか
第 56 回日本心臓病学会
平成 20 年
9 月 8 日∼ 東京
10 日
シンポジ
ウム
121
小児科
豊田智彦、立野 滋、松尾浩三、
成人先天性心疾患診療専門施設 川副泰隆、白井丈晶、椎名由美、 第 56 回日本心臓病学会
循環器科医の役割
水野芳子、丹羽公一郎
平成 20 年
9 月 8 日∼ 東京
10 日
シンポジ
ウム
122
小児科
成人先天性心疾患と不整脈
平成 20 年
9 月 12 日
北九州市
招待講演
123
小児科
成人先天性心疾患患者の心理的問
白井丈晶、水野芳子、小川純子、
題‐SF-36 と面接調査より−第 2
第 55 回日本小児保健学会
中村伸枝
報−
平成 20 年
9 月 25 日
∼ 27 日
札幌
口演
124
小児科
成人した小児心疾患。成人先天性
丹羽公一郎
心疾患の問題点
函館小児科医会
平成 20 年
函館
10 月 24 日
招待講演
125
小児科
成人先天性心疾患の問題点と今後
丹羽公一郎
の課題
第 43 回東北小児心臓病研究会
平成 20 年
11 月 1 日
招待講演
126
小児科
Imaging of the Congenital Heart
Niwa K(Moderator)
Disease patient
Scientific Sessions, American 平成 20 年
Orland, USA
Heart Association 2008
11 月 10 日
127
小児科
成人先天性心疾患の現状と将来の
丹羽公一郎
課題
11 月東京小児科土曜会
平成 20 年
東京
11 月 27 日
招待講演
128
小児科
いまさら聞けない成人先天性心疾
丹羽公一郎、赤木禎治(座長)
患診療に必要な他科の知識
第 11 回成人先天性心疾患研究会
平成 21 年
1月9日
岡山
シンポジ
ウム
129
小児科
松尾浩三、大場正直、村山博和、
長 期 遠 隔 期 に お け る Fontan
脇坂裕子、椎名由美、白井丈晶、
conversion および同時不整脈手
第 11 回成人先天性心疾患研究会
豊田智彦、立野 滋、川副泰隆、
術の検討
丹羽公一郎
平成 21 年
1 月 10 日
∼ 11 日
岡山
シンポジ
ウム
130
小児科
不整脈
第 11 回成人先天性心疾患研究会
平成 21 年
1 月 10 日
∼ 11 日
岡山
口演
131
小児科
椎名由美、豊田智彦、川副泰隆、
成人先天性心疾患症例における胆
立野 滋、白井丈晶、脇坂裕子、 第 11 回成人先天性心疾患研究会
石・胆嚢炎の合併頻度と危険因子
松尾浩三、丹羽公一郎
平成 21 年
1 月 10 日
∼ 11 日
岡山
口演
132
小児科
成人先天性心疾患診療部における 榎本淳子、宇於崎郁、水野芳子、
第 11 回成人先天性心疾患研究会
心理面接室の利用状況とその役割 白井丈晶、丹羽公一郎
平成 21 年
1 月 10 日
∼ 11 日
岡山
口演
133
小児科
坂崎尚徳、丹羽公一郎、佐地 勉、
Eisenmenger 症候群成人例の生存
高室基樹、賀藤 均、松島正氣、
率、罹病率、内科的治療に関する多
第 11 回成人先天性心疾患研究会
市田蕗子、小垣滋豊、松村正彦、
施設共同研究̶アンケート調査結果
須田憲治
平成 21 年
1 月 10 日
∼ 11 日
岡山
口演
134
小児科
成人先天性心疾患、内科側から
第 11 回成人先天性心疾患研究会、 平成 21 年
市民公開講座
1 月 11 日
岡山
招待講演
135
小児科
先天性心疾患に合併する不整脈の
立野 滋
治療
湯島不整脈カンファレンス
平成 21 年
1 月 23 日
東京
招待講演
136
小児科
不整脈患者における運動管理に必
立野 滋
要な病歴と検査
第 15 回学校心臓検診研究会
平成 21 年
2月7日
長野
招待講演
137
小児科
成人先天性心疾患、その現状と今
丹羽公一郎
後の課題
第 57 回京都ハートクラブ
平成 21 年
2 月 14 日
京都
招待講演
138
小児科
Shiina Y, Toyoda T, Kawasoe Y,
Prevalence of adult patients with Tateno S, Shirai T, Wakisaka Y,
第 73 回日本循環器学会
congenital heart disease in japan. Matsuo K, Mizuno Y, Komuro I,
Niwa K
平成 21 年
3 月 20 日
∼ 22 日
大阪
ポスター
139
小児科
Psychological problems of adults Shiarai T, Shiina Y, Toyoda T,
第 73 回日本循環器学会
with congenital heart disease.
Tateno S, Kawasoe Y, Niwa K
平成 21 年
3 月 20 日
∼ 22 日
大阪
ポスター
140
小児科
Infective endocarditis in
Niwa K, Nakazawa M, Tateno S,
pediatrics and adults with
第 73 回日本循環器学会
Yoshinaga M, Terai M
congenital heart disease.
平成 21 年
3 月 20 日
∼ 22 日
大阪
シンポジ
ウム
141
小児科
Patient management system for
Niwa K, Yagihara T(座長)
adult congenital heart disease.
第 73 回日本循環器学会
平成 21 年
3 月 20 日
∼ 22 日
大阪
シンポジ
ウム
142
小児科
Perspective of specialized
facilities for adult congenital
heart disease: Analysis from Toyoda T, Tateno S, Niwa K
international survey of tertiary
care centers.
第 73 回日本循環器学会
平成 21 年
3 月 20 日
∼ 22 日
大阪
シンポジ
ウム
143
小児科
The frequency and risk factors
for cholelithiasis and gallstones
in adult patients with cyanotic
congenital heart disease.
平成 21 年
3 月 29 日
∼ 31 日
Orland, USA
ポスター
The 2nd Asia-Pacific Congress
of Ped iat r ic Ca rd iolog y a nd
Cardiac Surgery.
平成 20 年
5 月 28 日
Korea
口演
立野 滋
第 27 回北九州不整脈研究会
籏 義仁、立野 滋(座長)
丹羽公一郎
Shiia Y, Toyoda T, Kawasoe Y,
Tateno S, Shirai T, Wakisaka Y, American College of Cardiology
Matsuo K, Mizuno Y, Komuro I, 58th Annual Scientific Session
Niwa K
Ultrasound-guided internal
jugular venous access in
pediatric cardiac catheterization Haruki E, Sugimori K, Niwa K
in patients in bidirectional Glenn
(BDG)operation
仙台
CV
Seminar
144
麻酔科
145
麻酔科
術後に肝静脈還流異常が明らかに
日本心臓血管麻酔学会第 13 回学
春木えりか、杉森邦夫、大松裕明
なった心房中隔欠損症の 1 例
術大会
平成 20 年
11 月 1 日
沖縄
口演
146
検査科
汎用自動分析装置の使用法
平成 20 年度 第 1 回臨床化学検
査研究班研修会
平成 20 年
4月5日
千葉
司会
147
検査科
MRSA における薬剤感受 性クラス
ター解析およびパルスフィールド・ゲ 佐藤正一、斉藤佳子
ル電気泳動パターンの関連性
第 57 回 日本医学検査学会
発表
平成 20 年
5 月 30 日
札幌
ポスター
148
検査科
施設における基準範囲設定の現状 末吉茂雄
第 57 回 日本医学検査学会
平成 20 年
5 月 30 日
札幌
口演
末吉茂雄
| 151 |
No.
科名
発
表
課
題
名
発
表
者 名
学 会 名
年月日
場 所
形式
149
検査科
検査値統一化について
末吉茂雄
平成 20 年度 第1回血液検査研
究班研修会
平成 20 年
6 月 20 日
千葉
講演
150
検査科
H b A1c の国際標準化
末吉茂雄
第二回臨床化学合同研修会
平成 20 年
6 月 21 日
東京
司会
151
検査科
検査室の新たな構築
末吉茂雄
平成 20 年度 第 1 回臨床化学検
査情報システム研究班合同研修会
平成 20 年
7月5日
千葉
司会
152
検査科
検査技師に必要な統計の知識−精
密さ、正確さ検証プログラムを中 佐藤正一
心に
第 2 回へき地・地域医療学会研修
会(東京海運ビル)
平成 20 年
8 月 23 日
東京
講演
153
検査科
検査値統一化事業による検査デー
末吉茂雄
タの有用性
平成 20 年度 第3回臨床化学検
査研究班研修会
平成 20 年
9月6日
千葉
講演
154
検査科
PK/PD を用いた抗菌薬投与設計
佐藤正一
群馬県微生物研究班研修会 社 平成 20 年
群馬
会保険群馬中央病院
10 月 17 日
講演
155
検査科
血液ガスデータの読み方
末吉茂雄
平成 20 年度 第4回臨床化学検 平成 20 年
千葉
査研究班研修会
10 月 17 日
司会
156
検査科
MRSA における薬剤感受性試験
佐藤正一
+生化学性状と PFGE との関連
第 23 回 関東免疫化学研究会
平成 20 年
東京
10 月 25 日
講演
157
検査科
抗菌薬の PK/PD の基礎
医療管理委員会主催勉強会
平成 20 年
院内
10 月 28 日
講演
158
検査科
薬物測定のデータの読み方−薬物
佐藤正一
動態と投与方法を中心として−
平成 20 年度 検査研究部門研修会 平 成 20 年
茨城
(生物化学分析部門:臨床化学
11 月 2 日
講演
159
検査科
各施設が用いる基準範囲設定の現
末吉茂雄
状
第 45 回関東甲信地区医学検査学
平成 20 年
山梨
11 月 16 日
口演
平成 20 年
院内
12 月 12 日
口演
佐藤正一
160
検査科
心肺運動負荷試験の有用性
秋山美希
院内学術集会
161
検査科
基準範囲の考え方と今後
末吉茂雄
平成 20 年度 第5回臨床化学検 平成 20 年
千葉
査研究班研修会
12 月 13 日
講演
第 20 回 日本臨床微生物検査学
会総会
平成 21 年
1 月 13 日
岩手
ポスター
第 30 回 千葉県臨床検査学会
平成 21 年
2 月 15 日
千葉
座長
「MRSA における薬剤感受性と生
化学性状のクラスター解析とパル
佐藤正一、斉藤佳子
スフィー ルド・ゲル電気泳動パ
ターンの関連」
162
検査科
163
検査科
微生物分野
164
検査科
心臓血管外科手術における−D−
永野 浩、涌井 拓、高田浩子
の対応
第 30 回 千葉県臨床検査学会
平成 21 年
2 月 15 日
千葉
口演
165
検査科
臨床化学精度管理報告
平成 20 年度 精度管理報告会
平成 21 年
3月7日
東京
講演
166
放射線科
当 セ ン タ ー に よ る ZIOwork
高橋 旭、伊藤 良、丸 繁勘
station の概要
県庁放射線技師会
平成 20 年
7月5日
千葉市
口演
167
放射線科
血管撮影(腹部領域)で技師が活
今関雅晴
躍できる手法
第 9 回千葉アンギオ技術研究会
平成 20 年
5 月 31 日
千葉市
座長
168
放射線科
日本放射線技術学会関東部会
平成 20 年第 2 回学術講演会
平成 20 年
9 月 23 日
千葉市
講演
佐藤正一
末吉茂雄
「フィルムレスの実際の運用」当
施設によるネットワーク画像支援
システムについて -3 種類のネッ 今関雅晴、丸茂勘、椎葉眞一、他
トワーク画像支援システムについ
て-
169
放射線科
当 施 設 に よ る 3D Work Station
ネットワークの画像支援システ
ムについて―ネットワーク構築
後における使用経験―Usefulness 今関雅晴、丸 茂勘、椎葉眞一、 第 24 回日本脳神経血管内治療学 平成 20 年
名古屋市
of image-supporting system 小野純一、沖山幸一、他
会総会
11 月 13 日
with 3D Work Station network
-Our experience in new network
system-
170
放射線科
MRI・MRA について
171
放射線科
TCS 動画像ネットワークの使用
今関雅晴、景山貴洋、丸 茂勘、 第 8 回日本心血管カテーテル治療 平成 20 年
経験(第 3 報)―フルデジタル時
京都
椎葉眞一、他
学会
11 月 23 日
代を迎えて―
口演
172
放射線科
聞いて納得!病院での放射線検
査・治療と診療放射線技師の役割 今関雅晴
について
第 7 回 Chiba Radiological
Technology Forum
平成 21 年
1 月 11 日
千葉市
座長
173
放射線科
IVR 手技における透視時間から患
者皮膚被ばく線量を推定する基礎 世利 峻、今関雅晴、椎葉眞一
的検討
日本放射線技術学会 関東部会
平成 21 年
2月8日
栃木県宇都宮市
口演
174
放射線科
安房地域感染症情報ネットワーク 川 康平、小島玲子、小島麻美、
千葉県公衆衛生学会
の構築 ― 第 2 報 ―
小澤 等、久保秀一
平成 21 年
2 月 26 日
千葉市
口演
放射線科
第 3 回 明日のガンマナイフを担 佐藤真人 高橋 旭 伊藤 良 第 3 回 明日のガンマナイフを担
う会
永野 修
う会
平成 20 年
9 月 13 日
横浜
口演
175
第 24 回日本脳神経血管内治療学 平成 20 年
名古屋市
会総会
11 月 13 日
今関雅晴
| 152 |
ポスタ−
座長
論 文 等
No.
科名
発
表
課
題
名
著 者 名
雑 誌 名
巻(号)
・ 年
形式
1
心臓血管
外科
PAD に対する Lipo PGE1 の臨床効果の検
林田直樹
討ー短期静注療法における諸因子の解析ー
脈管学
2
心臓血管
外科
成人期の手術治療
臨牀現場で役に立つ 成人先天性心
2008;200-208
疾患診療ブック 分担執筆
3
心臓血管
外科
術後対麻痺を合併した破裂性腹部大動脈瘤
平野雅生
の1例
日本血管外科学会雑誌
2008
症例報告
4
脳神経
外科
全脳照射後の局所再発および新規に出現し 芹 澤 徹、 永 野 修、 樋 口 佳 則、
た転移性脳腫瘍に対するガンマナイフ追加 小野純一、松田信二、岩立康男、 定位的放射線治療
治療成績
佐伯直勝
11: 1-9
原著
5
脳神経
外科
樋 口 佳 則、 芹 澤 徹、 永 野 修、
転移性脳腫瘍に対する定位的放射線外科治 町田利生、沖山幸一、小野純一、
定位的放射線治療
療と低分割定位的放射線治療の適応
松田信二、佐藤真人、岩立康男、
佐伯直勝
11: 21-27
原著
6
脳神経
外科
未破裂脳動脈瘤の自然経過と治療成績
36: 187-192
原著
7
脳神経
外科
千葉県循環器病センターにおける脳卒中診
小野純一
療の現状と展望
6: 9-18
その他
8
脳神経
外科
樋 口 佳 則、 芹 澤 徹、 永 野 修、
小児に対するガンマナイフ治療−全身麻酔 町田利生、沖山幸一、伊達裕昭、
小児の脳神経
下での安全性の確立−
伊 藤 千 秋、 沼 田 理、 佐 伯 直 勝、
小野純一
33: 303-307
原著
9
脳神経
外科
頭部外傷データバンクにおける小児頭部外
小野純一、山浦 晶
傷の分析
小児の脳神経
33: 390-395
原著
10
脳神経
外科
脳卒中診療の最前線:くも膜下出血の治療:
沖山幸一、小野純一
クリッピング術
救急医学
32: 1579-1583
分担執筆
11
脳神経
外科
T r a n s i e n t e x p a n s i o n o f v e s t i b u l a r Nagano O、Higuchi Y、Serizawa
s c h w a n n o m a f o l l o w i n g s t e r e o t a c t i c T、Ono J、Matsuda S、Yamakami J Neurosurg
radiosurgery: Clinical article
I、Saeki N
109: 811-816
原著
12
脳神経
外科
Tokutomi T、Miyagi T、Ogawa
Age-associated increases in poor outcomes
T、 Ono J、 Kawamata T、
after traumatic brain injury: A report from
J Neurotrauma
Sakamoto T、 Shigemori M、
the Japan Neurotrauma Data Bank
Nakamura N
25: 1407-1414
原著
13
小児科
心疾患合併の妊娠・出産の登録事業 厚生
労働科学研究補助金子ども家庭総合研究事
池田智明、丹羽公一郎
業。乳幼児死亡と妊産婦死亡の分析と提言
に関する研究
14
小児科
Ishiwada N, Niwa K, Tateno S,
Pneumococcal endocarditis in children: A
Yoshinaga M, Terai M, Nakazawa Int J Cardiol
nationwide survey in Japan.
M.
2008; 123: 298-301
15
小児科
両大血管右室起始症、三尖弁閉鎖症、エブ
丹羽公一郎、立野 滋
スタイン奇形
小児科学第3版、循環器疾患
2008.4.15. 1074単行書
1077
16
小児科
小児心疾患となにが違うのか
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 10-11
単行書
17
小児科
今、なぜ成人先天性心疾患が注目されるのか 丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 12-14
単行書
18
小児科
小児期の先天性心疾患の問題点
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 20-22
単行書
松尾浩三
沖 山 幸 一、 永 野 修、 町 田 利 生、
脳卒中の外科
樋口佳則、芹澤 徹、小野純一
茂原市・長生郡医師会報
丹羽公一郎、立野 滋
丹羽公一郎
| 153 |
2008,48:213-220.
平成 19 年度 総括・分担研究報告書 2008.3; 73-94
原著
総 括・ 分
担研究報
告書
原著
No.
科名
発
表
課
題
名
著 者 名
雑 誌 名
巻(号)
・ 年
形式
19
小児科
先天性心疾患の頻度
立野 滋、丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 23-24
単行書
20
小児科
成人期への移行の問題
丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 26-30
単行書
21
小児科
成人期の先天性心疾患の問題点
丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 31-33
単行書
22
小児科
ここが知りたい、成人期の先天性心疾患
丹羽公一郎、立野 滋
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 36-102
単行書
23
小児科
不整脈
立野 滋 , 丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 110-113
単行書
24
小児科
心不全
丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 114-116
単行書
25
小児科
感染性心内膜炎
丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 120-122
単行書
26
小児科
妊娠出産 内科的管理
丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 125-127
単行書
27
小児科
心理社会的問題
白井丈晶
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 128-130
単行書
28
小児科
病歴
豊田智彦
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 150-151
単行書
29
小児科
症状
豊田智彦
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 152-157
単行書
30
小児科
豊田智彦
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 158-163
単行書
31
小児科
Holter 心電図、運動負荷テスト
立野 滋、丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 164-166
単行書
32
小児科
心臓カテーテル検査、電気生理学的検査
立野 滋 , 丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 173-174
単行書
33
小児科
胎児診断
川副泰隆、丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 175-177
単行書
34
小児科
薬物
豊田智彦
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 180-185
単行書
35
小児科
アブレーション
立野 滋 , 丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 190-192
単行書
36
小児科
心室中隔欠損
丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、メ
2008.6.10. 208-212
ジカルビュー社
単行書
37
小児科
動脈管開存
川副泰隆、丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、メ
2008.6.10. 222-226
ジカルビュー社
単行書
基本的臨床診断法の比較
(どの検査をするかの決定)
| 154 |
No.
科名
発
表
課
題
名
著 者 名
雑 誌 名
巻(号)
・ 年
形式
38
小児科
大動脈縮窄および大動脈拡張性疾患
丹羽公一郎、立野 滋、松尾浩三
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 240-244
単行書
39
小児科
Fallot 四徴症 , 右室流出路狭窄
立野 滋 , 丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 251-257
単行書
40
小児科
完全大血管転位
丹羽公一郎、立野 滋、松尾浩三
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 267-271
単行書
41
小児科
僧帽弁逸脱、閉鎖不全
豊田智彦
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 277-280
単行書
42
小児科
患者さんに有用な先天性心疾患の情報
立野 滋 , 豊田智彦 , 丹羽公一郎
成人の先天性心疾患診療ブック、
メジカルビュー社
2008.6.10. 286-288
単行書
43
小児科
修正大血管転位
丹羽公一郎
小児疾患診療のための病態生理、
第4版、東京医学社
44
小児科
Heart and great vessels.
Niwa K
Gray s anatomy, fourth edition
2008: 959-989
単行書
45
小児科
循環器系感染症
丹羽公一郎
Current Therapy
2008; 26: 668-672
総説
46
小児科
落合論文に対する Editorial Comment
丹羽公一郎
心臓
2008; 40: 707
総説
47
小児科
先天性心疾患の経過観察と問題点
丹羽公一郎
愛媛県小児科医会会報
2008; 54: 10-16
総説
48
小児科
先天性心疾患における Aortopathy
立野 滋、丹羽公一郎
Heart View
2008; 12: 1235総説
1241
49
小児科
妊娠中はなにおみるかー行うべき検査とそ
の所見ー
豊田智彦
Heart View
2008; 12: 1410総説
1415
50
小児科
妊娠と不整脈
立野 滋、丹羽公一郎
Heart View
2008; 12: 1438総説
1442
51
小児科
妊娠に厳重な注意を要する疾患、あるいは
手術後の妊娠が勧められる、妊娠を控えた
ほうがよい疾患
丹羽公一郎
Heart View
2008; 12: 1443総説
1447
52
小児科
修正大血管転位
丹羽公一郎
小児内科
2008; 40: 321-326
総説
53
小児科
心室頻拍、心室細動
立野 滋、丹羽公一郎
小児内科
2008; 40: 372-378
総説
54
小児科
学校での運動制限と不整脈 運動制限決定
に重要な病歴と検査
立野 滋、丹羽公一郎
小児内科
2008; 40: 963-967
総説
55
小児科
【キャリーオーバーした小児期心疾患の現状
と将来】先天性心疾患術後の不整脈治療
立野 滋
進歩する心臓研究
2008; 28: 36-42
総説
56
小児科
丹羽公一郎
今日の治療指針 2009
2009.1.1. 333-334
単行書
心疾患患者の妊娠・出産の適応・管理
| 155 |
2008.11.30. 321単行書
326
No.
科名
発
表
課
題
名
著 者 名
雑 誌 名
巻(号)
・ 年
形式
57
小児科
成人した小児心疾患(成人先天性心疾患)
の現状と問題点
丹羽公一郎
東京小児科医会報
2009; 27: 8-14
総説
58
小児科
チアノーゼ
川副泰隆、丹羽公一郎
小児科研修ノート
2009.3.25. 237-238
単行書
59
麻酔科
成人期になると起こること 麻酔、成人の
先天性心疾患診療ガイドブック
杉森邦夫
メジカルビュー
135-137、2008
分担執筆
60
検査科
病院で使える「臨床統計解析」
佐藤正一
出版社 東広社
2009.2.15
書籍
| 156 |
施設の状況
土地・建物一覧
(単位:平方メートル)
区分
名称
土地
宅地
建物
千葉県循環器病センター
構造
面積
取得年月日
備考
61,841.69
鉄骨鉄筋コンクリート 建 4,637.54
平成 10.2.1
地下 1 階・地上 6 階建 延 21,117.74
〃
ガンマナイフ・リハビリテーション棟 鉄筋コンクリート平屋建
807.13 平成 18.2.28
〃
第六病棟
鉄筋コンクリート平屋建
793.44 昭和 50.6.30
〃
さくらハイツ
(看護師宿舎)
鉄筋コンクリート 5 階建
建 436.63
平成 9.4.1
延 1,668.48
50 室
〃
かすみハイツ
(看護師宿舎)
鉄筋コンクリート 5 階建
建 439.66
平成 10.3.31
延 1,638.82
50 室
〃
グリーンハイツ
(医師住宅)
鉄筋コンクリート 5 階建
建 290.24
平成 9.9.12
延 1,167.18
世帯用 10 室
単身者用 10 室
〃
職場保育所
(たけの子保育所)
鉄 骨 造 り 平 屋 建
建 256.00
平成 10.2.1
延 199.98
| 159 |
主な医療機器(平成 19 年度現在保有)
医療機器名
コバルト 60
遠隔治療装置
形式・形状・寸法
LEKSELL GAMMA
KNIFE
製 造 元
ANGIOREX SUPER G(株)東芝
心臓血管連続撮影装置 INTEGRIS BH 3000
生化学自動搬送
システム
患者監視装置
(手術室)
7600SERIES
M1166A
契約の相手方
エレクタマンソン社 9 (株)千代田テクノル
磁気共鳴断層撮影装置
MAGNETOM VISION シーメンス社
(MRI)
頭腹部血管撮影
システム
取得
年度
フィリップス社
(株)日立製作所
ヒューレット
パッカード
9 (株)自治体病院共済会
9 東芝メディカル(株)
9 (株)自治体病院共済会
9 (株)日立メディコ
9 (株)田中三誠堂
ガンマカメラシステム
GCA-7200A
GCA-9300A
デジタルX線画像
診断システム
CR400
日本コダック(株) 9 西本産業(株)
血液検査自動搬送
システム
HST-300
東亜医用電子(株) 9 福神(株)
外来カルテ自動抽出
システム
GP7000/50
手術室術野カメラ
モニタリングシステム
(株)東芝
(株)イトーキ
9 (株)自治体病院共済会
9 (株)開周堂
日本ビクター(株) 9 中央教育機器(株)
調剤支援システム一式 YUNICOM-X
(株)ユヤマ
ディスペンサー
YS-APD-100 YS-APS
9 (株)ユヤマ
患者監視装置
(集中治療室)
M1166A
ヒューレット
パッカード
患者監視装置
(観察室・病棟)
PN6200
NECメディカル
9 (株)メデック
システム(株)
デジタルX線テレビ
システム
超音波診断装置
(超音波検査室2)
DR-2000AD
TU-230XG
(株)日立製作所
SQ55(SEQUOIA C256)アキュソン
エックス線コンピューター
A90iliom16
断層撮影装置
(株)東芝
9 (株)田中三誠堂
9 (株)鈴木商会
9 (株)
ウイン・インターナショナル
14 東芝メディカル(株)
CARTOシステム
(3次元不 CARTO システム
整脈診断装置)
ジョンソン・エンド・
14 (株)
ウイン・インターナショナル
ジョンソン
循環器動画像
ネットワークシステム
MEDICON社 14 (株)
ウイン・インターナショナル
TCS
ガンマナイフ線源交換 コバルト60 線源・
エレクタ社
及びバージョンアップ レクセルガンマモデル C
小児用人工心肺装置
15 エレクタ(株)
BP120C Ⅲ /MP-12C Ⅲ他 トノクラ医科工業(株) 15 トノクラ医科工業(株)
血 管 撮 影 装 置 及び 心 臓カ
AXIOM Arits dBC
テーテル検査データ処理装置
シーメンス社
16 (株)
ウイン・インターナショナル
GEメディカルシステム社
| 160 |
医療機器名
デジタル画像診断
システム
形式・形状・寸法
FCR ヴェロシティU
製 造 元
取得
年度
契約の相手方
フジフィルム
17 富士フィルムメディカル(株)
メディカル(株)
超伝道磁気共鳴断層
(株)フィリップスエレクトロニクス
Achieva 1.5T Nova
17 ㈱自治体病院共済会
撮像システム
ジャパンメディカルシステムズ
光凝固装置
移動型透視撮影装置
ノーヴァスヴァリア・
(株)日本ルミナス 18 (株)田中三誠堂
マルチカラーレーザー
ARCADIS Avantic
(DSA)
シーメンス社
| 161 |
19 (株)カテックス
その他
| 165 |
▲ 会計・与薬待合い・光庭
▲ 展望食堂
| 166 |
| 167 |
外部階段
至本館
至本館
渡廊下2
中庭
EXP.J-2
EXP.J
DP
DP
患者
待機室
患者
待機室2
患者
患者
待機室5 待機室6
廊下
スタッフ
ルーム−1
フレーム装着室
受付
患者
患者
待機室3 待機室4
診察室1 診察室2 測定室
言語聴覚室
ES
男子便所
SK
女子便所
医師
研究室 MH
EXP.J-2
身障者
便所
MI I
廊下
DP
更衣
スロープ
前室−1
操作室
更衣
売店
リハビリ室
MRI室
CPU室
スタッフ
ルーム−2
スロープ
ガンマナイフ・リハビリテーション棟
▲ フレーム装着室
▲ リハビリテーション室
| 168 |
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