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会 社 案 内

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会 社 案 内
会
2004 年9月発行
三菱ふそうトラック・バス株式会社
コミュニケーションチーム
〒 108-8285
東 京 都 港 区 港 南 2-16-4
Tel: 03-6719-4821
Fax: 03-6719-0111
このパンフレットは再生紙を使用しています。
www.mitsubishi-fuso.com
社
案
内
はじめに。
三菱ふそうの歴史。それは一台のバスから始まりました。
1932年のB46型バスに「ふそう」の名前をつけて発売以来、70年有余年。今日まで皆様のご厚情をもって「三菱ふそ
う」ブランドのトラック・バスは伝統を築き、永年ご愛顧をいただいてまいりました。
当社は2003年1月、
トラック・バス専業メーカーとして三菱自動車から分離・独立しました。
同年3月、世界一のトラックメーカーであるダイムラークライスラー社(DC社)
と資本提携し、
「三菱ふそうトラック・バス
株式会社」として新たにスタートいたしました。
2004年3月、DC社は資本比率を65%に引き上げ、当社はDC社の完全連結子会社となりました。このことは、DC社と
当社との絆がより一層強固なものになった表れであり、同時にDC社からの当社に対する信頼の証であります。
当社は分社後、独立企業として最初の2003年度に、着実な業績を残すことができました。同年度の海外および国内
のトラック・バスの販売は前年比24%増の19万3千台を達成。連結ベースでの営業利益は4倍増となりました。
一方、大変遺憾ながら、当社は過去の品質問題において、お客様や社会の皆様に大変ご迷惑とご心配をお掛けしま
した。現在、
この問題を一掃するため全社をあげて徹底的に取り組んでおります。そして再び社会的責任を担う企業と
して、企業倫理や情報開示の原理を遵守しながら、透明性の高い企業になるべく邁進いたします。
また、DC社との協業による成果も、現在推し進めている企業改革への強固な基盤にしていきたいと存じます。
そして、国内において長年にわたり確立してきたトップシェアと、台湾、
インドネシアなどアジア地域全体における強固な
基盤をもとに、商用車マーケットにおける競争力の優位性を、
ヨーロッパや米国などの世界市場に向けて展開してまい
ります。
重ねて、私たち三菱ふそう全社員は、
お客様と社会のために全力を注ぎ、信頼されるふそうブランドの再構築に向けて、
全社一丸となり持ち得る最大限の努力をしていく所存です。
堀
道
夫
企取
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長
野
正
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国取
内締
販役
売副
本社
部長
長
Bert van Dijk
開取
発締
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購副
買社
統長
括
Masayuki Nagano
ヨ
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ル
グ
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ル
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Wilfried Porth
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本役
部副
長社
長
Michio Hori
藤
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男
Joerg Zuern
最取
高締
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責社
任長
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C
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Tetsuo Fujii
Dieter Buhl
1
デ
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ク
海取
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販役
売副
本社
部長
長
取締役社長(代表取締役)
最高経営責任者・CEO
2
ふそうの由来
1932(昭和7)年、B46型バスが誕生
したときに愛称を社内募集し、選ばれ
たのが「ふそう」の名称。漢字では「扶
桑」と書き、昔、中国では「東の日の出
るところにあると伝えられる神木」
を指し、
日本の別称としても使われた言葉です。
実在する扶桑の木は扶桑花(ぶっそう
げ)
と呼ばれ、一般にはハイビスカスの
名で知られています。
Environment
Global
次の理想へ。さらに未来へ。
トラック・バスは、
いつの時代も人々の生活・経済を支え、
くらしの中に根ざし、社会と共存した活躍が期待されています。
物流の効率化を推進し、21世紀の幹線輸送をリードする大型トラック「スーパーグレート」シリーズ。マルチに活躍する
中型トラック「ファイター」シリーズ。身近なところで働く車にふさわしく、多彩なボディバリエーションを揃えた小型トラッ
ク「キャンター」と「キャンターガッツ」。
バス№1ブランド(1974年以来、バス国内登録台数第一位)の三菱ふそうにふさわしい大型バス「エアロ」シリーズと
「エアロスター」シリーズ。中・小型バス「エアロミディ」と小型バス「ローザ」。
充実したラインナップのふそう車は、
くらしの身近で働くクルマに必要な効率性、安全性、社会性、
そして新時代の環
境調和を常に追求し、卓越した発想力と技術力で、次の理想を創り出しています。
さらにグローバルに、
さらに未来へ。ふそうは大きく羽ばたき続けます。
People
Future
B46型乗合自動車
1932(昭和7)年に、当時の鉄道省営
自動車(国鉄バスの前身)が推進して
いた国産車の育成政策を背景に、旧
三菱造船神戸造船所で製造された全
長7m、38人乗り、7L・100馬力ガソリ
ンエンジン車のB46型乗合自動車が
三菱ふそうの量産車の始まりです。
「ふ
そう」というネーミングもこのバスに初
めて与えられました。
YB40型2トン・ディーゼルエンジントラック
1935(昭和10)年には石油資源節約
の国策に応えて、初のディーゼルエン
ジン搭載のBD46型バスを完成。そし
て1941年に試作されたYB40型トラッ
クは、
その後のふそうトラックの根幹と
なるもので、戦後初(1946年生産)の
ふそうトラックKT1型(4t車)に受け継
がれ、交通・運輸の再生に貢献。戦後
復興の原動力となりました。
T720型(初代キャンター)
道路整備が進んだ昭和30年代後半。
高速時代の幕開けに伴い、ふそう車も
高速化、大型化、長距離輸送に対応。
1963(昭和38)年には、三菱ふそうの
小型トラックの基盤を築いた初代キャ
ンターが誕生しました。オイルショック
から省エネ時代へ突入する1970年代
には、
トラックの効率化、観光バスの
高性能化が進みました。
3
4
People
さまざまなくらしを乗せて。
「行ってきま∼す!
!」。園児たちの元気な声を乗せて走
り出す送迎バス。通勤や買い物など地域の足を支える
路線バス。人から人へ真心と荷物を届けるトラック。今
日もさまざまな生活シーンで、大切な積み荷と人々のくら
しを乗せて「働くクルマ」―ふそうの商用車が活躍して
います。
障害を持った方々の社会参加の機会が増え、高齢化
や環境保全への意識が高まっている近年、公共交通
機関である路線バスには特にバリアフリー化や低公害
化が求められています。
社会とともに歩み、人々の生活に密着したバスだからこ
そ、私たちはバリアフリーを念頭におき、
あらゆる人が快
適に利用できる、ユニバーサルデザインへの挑戦を続
けています。
ノンステップバスに代表されるすべての乗客にやさしい
バス、車椅子利用者が安心して乗降できる専用スロー
プ板などは、
その一例。さらにHEV(ハイブリッド電気自
動車)
システム搭載の路線バスを実用化するなど、
走行
性・安全性はもちろん、
低公害・低騒音化を兼ね備えた「人
にやさしく、
環境にやさしい路線バス」
を実現してきました。
また、流通を支え、経済の発展に欠かせないトラックには、
お客様の最大のニーズである経済性―積載効率と輸
送品質を追求しながら、環境調和をはじめ、安全性、社
会性などをさらに向上させる新技術を集約。あふれる創
造力と技術力で、未来の輸送をリードしています。
これからも、
くらしを支える商用車に欠くことのできない
先進技術を集結し、魅力あふれる商用車を提供し続け
ます。そして、
人、
街、
くらしに身近な信頼のブランド「FUSO」
として、社会の発展、人々のくらしの向上に貢献してい
きたいと考えています。
ローザ幼児車
乗降安全確認を容易にするイージー
アクセスドアや低床化による2段ステッ
プの採用で、小さな子供でもラクラク
乗り降りできる幼児車です。
「小さな
お客様」の安全を細部まで配慮した
設計で、
オートクーラー付車などバリエー
ションも豊富。通園を楽しくするシート
デザインも好評で、幼稚園などの送迎
に活躍しています。
スーパーグレートFS総輪エアサス・ショートキャブ車
クラス最高出力の直6ターボエンジン
を搭載し、積荷、道路、乗員にやさしい
総輪エアサス、経済性と快適性を両
立するINOMAT(ファジィ制御機械式
オートマチックトランスミッション)など、
ショートキャブ車の機能性を最大限に
活かし、単車ウイングバンで大型トラッ
ククラス最大級の荷室スペースを実現。
物流シーンをリードしています。
HEV(ハイブリッド電気自動車)システム大型路線バス
エアロスターノンステップHEVは、浜
松市の遠州鉄道が、
サッカーワールドカッ
プ会場へのシャトルバスとして運行。ワー
ルドカップ終了後は、HEVバスでは国
内で初めての一般路線バスとして活
躍しています。排出ガス・燃費・騒音を
大幅に低減したノンステップバスとして、
地球にやさしく人にやさしい性能をさら
に向上させました。
5
6
キャンターCNG
Environment
圧縮天然ガスを燃料にするCNG車は
黒煙の排出がゼロでCO2の排出量も
ガソリン車と比べて少ないため、
クリー
ンエネルギー車として期待されています。
またNOxを大幅に低減でき、静粛性に
優れるといった特性があります。キャン
ターCNGは、環境にやさしい小型トラッ
クとして、地域内で活躍する作業車に
ぴったりのトラックです。
美しい地球とともに。
大気汚染や温暖化、酸性雨、
オゾン層破壊などが地球
規模の問題となっている現在、
いまある環境を守り、資
源を大切にすることは、すべての地球人に共通のテー
マです。そして、
トラック・バスづくりにおいても環境保全
と省資源はきわめて重要な課題となっています。
当社は、1973(昭和48)年に大型電気バスを実用化し
たのをはじめ、
クリーンエネルギー車の実用化を推進。
商用車におけるHEV(ハイブリッド電気自動車)
システ
ムにもいち早く着手し、CO2の大幅削減、地球温暖化
防止に取り組んできました。また、CNG(圧縮天然ガス)
車やLPG(液化石油ガス)車の商品展開を充実させて
います。最近では、地球温暖化に大きな影響を及ぼす
CO2の排出量が少なく、省エネルギー性に優れたディー
ゼルエンジンの特性を生かした「次世代クリーンディー
ゼルエンジン」の研究開発を進め、排出ガスを徹底的に
低減したクリーンディーゼルの商品化を目指しています。
一方、低燃費への取り組みは、運行コストの低減、省資
源という観点と、CO2削減による地球温暖化防止の面
からも大きな命題となっています。当社では、信号待ちな
どの停車時にエンジンを自動停止し、発進時には自動
始動するISS(アイドリングストップ&スタートシステム)、
運転疲労の低減と低燃費を両立させるINOMAT(ファジィ
制御機械式オートマチックトランスミッション)
などを実用
化。エンジン技術に加え、車両全体できめ細かく燃費向
上に努めています。
また、燃焼室・噴射系の改良として、
コモンレール式燃
料噴射システム、
三菱独自の新燃焼方式MIQCS、
VGター
ボ、
クールドEGR(排出ガス再循環)
システム、DPF(排
気後処理装置)
などのクリーンディーゼル技術を結集し、
排出ガスのクリーン化と低燃費化の両立を図っています。
キャンター4D34型LPGエンジン車
LPG(液化石油ガス)車は、ディーゼ
ルに比べてNOxの排出量が少なく、
黒煙の排出もありません。環境にやさ
しい低公害車への期待が高まる中、
比較的インフラの整ったLPGエンジン
車の需要が増加しています。当社では、
低公害と静粛性を両立するLPGエン
ジン車のバリエーションを広げ、
そのニー
ズに応えています。
コージェネレーションシステム
当社では、低公害・省エネルギー装置
として、
またCO2削減による地球環境
保全、地球温暖化防止の切り札とし
て注目されているコージェネレーション
システムを川崎製作所に2基導入して
います。これにより従来は利用されず
に廃棄していた排熱エネルギーを回
収し有効利用。工場の省エネルギー
に努めています。
バンパー回収・リサイクル
地球環境の保全は当社が企業として
取り組む最重要課題の一つです。そ
の一環として、
バンパーリサイクル材の
利用を推進しています。従来、乗用車
の修理時に発生した廃バンパーは、
シュ
レッダー処理され埋立処分されていま
したが、
当社ではそのバンパーを原料に、
トラックのエアクリーナーケース等、多
くの樹脂部品にリサイクルしています。
7
8
Global
世界のブランド、
「FUSO」。
商用車に対するニーズはますます多様化し、
その役割
と可能性について、地球規模で考えなければならない
時代となっています。そして当社は、世界各国にトラック・
バスを供給するメーカーとして、各国の産業・経済・文
化の発展に即した輸送手段を提供するという社会的
使命と責任を担っていると考えています。
海外の生産拠点は東南アジアをはじめ、10数カ国に及
んでいますが、現地社会との共生も重要な課題です。
そのため、完成車の輸出はもとより、各国の産業保護
育成のための国産化奨励策や雇用拡大に協力。当
社から構成部品、
コンポーネントを供給し、
タイヤ・バッ
テリーをはじめとする現地調達品と組み合わせて製品
化する海外現地生産にも力を入れています。
さらに現地ではトラック・バスの普及により、産業用資
材の輸送はもとより、
さまざまな物流サービス産業、観
光バス事業など、基軸となる産業の発展および雇用を
生み出しています。
日本国内はもとより、
アメリカ、
ヨーロッパの厳しい排出
ガス規制や素材のリサイクル化、過酷な条件下での耐
久信頼性などに応えるため、
ダイムラークライスラー
(DC)
社との技術面での協業も進めています。
特に、排出ガス処理をはじめとする先端技術開発に関
しては、DC社の各種プロジェクトと共同し、世界規模で
の研究開発と情報交流に努めています。
DC社とのグローバルアライアンスではDC社の連結子
会社として同社商用車部門における企業戦略面での
重要度と責任の重さが一層増してきています。
そして、
このアライアンスのスケールを活用することで
成長と革新の為のより大きな機会を得る事ができます。
これからも当社は、DC社の傘下にありながらグローバ
ルな視野に立って、事業基盤の強化に努めていきます。
さらに、
「FUSO」を世界のブランドに育て、
日本で、
そし
て世界で社会に貢献できる企業であり続けたいと願っ
ています。
世界の街を走るふそうトラック
海外の物流シーンでも、ふそうのトラッ
クはパワフルな走行を見せています。
写真はオーストラリアの輸送企業がパー
トナーに選んだファイター。積載効率、
耐久性に加え、排気ガスへの配慮、快
適な運転環境など、
あらゆる面で信頼
を集めています。世界の街で、積荷を
載せたふそうトラックが今日も走り続け
ています。
海外で人気のふそうバス
ふそうのバスは、海外でも人々の生活
に溶け込んで元気に走り回っています。
写真は、
ヨルダンの首都アンマン市民
の日常の足として、
また数多くの観光
客の交通手段として利用されている
路線バス(現地架装バス)。その快適
性や経済性などの高性能が、
さまざま
な国で愛され、
ドライバーと乗客の心を
とらえています。
テレビ会議システム
グローバル化の一翼を担っているのが、
テレビ会議システム。設計各フロア−、
喜連川研究所、製作所など各所に設
置されており、品川オフィスでは、共用
会議室がすべてTV会議室として利用
できます。DC社や海外の拠点との打
ち合わせ、3∼4地点の多地点会議に
も活用され、迅速なビジネスワークに
寄与しています。
9
10
Future
果てしない夢をひらく。
「パワフルで頑丈」、
そして「基本に忠実で信頼性が高
い」というのがふそう車に寄せられるお客様の声です。
こうした市場の評価と信頼に甘んずることなく、当社は
常に時代の変化を先取りし、10年、20年先を見つめた
トラック・バスづくりに取り組んできました。
ふそう車に脈々と流れる確固とした伝統は、お客様の
要望を最優先にとらえ、
それを最先端の、
しかも確実な
技術で実現してきたところにあります。
お客様のニーズに応え得るものは何か。これがふそう
の製品群に受け継がれてきたノウハウです。こうした伝
統を継承し、当社はさらに未来を見つめ、前進しています。
情報通信技術を用いてクルマや道路を情報化・知能
化し、
さまざまな交通問題の解決を目指すITS(Intelligent
Transport Systems)分野では、ETCやナビゲーション
システムなど一部の技術が既に実用化されています。
さらにIT化時代に対応して、数々の先進的な研究開発
が進められています。
主として21世紀の安全向上に関する技術を集約した「三
菱ASV‐2トラック」は、
「予防安全技術」に主眼を置い
たシステムを数多く搭載した先進車です。人の運転操
作を最先端のエレクトロニクス技術で補うことによって、
ドライバーの負担を軽減したり、
うっかりミスによる事故
を低減します。また、高度な新技術の集大成ともいえる
新コンセプトの「次世代クリーンディーゼルエンジン」も
将来のエンジンの柱となるものとして期待されています。
トラック・バスは、私たちの生活に欠かすことのできない
「働くクルマ」。時代の要請はますます高度化・多様化
しています。だからこそ、革新技術を結集し、
さらなる効
率性を求め、環境調和を目ざしながら、未来をリードする
ふそう車を作り続けます。
次世代クリーンディーゼルエンジン
効率の高いディーゼルエンジンのメリッ
トを、
クリーンに使い、活かしていくため
の新コンセプトエンジンです。新しい
燃焼方式(PCI燃焼)、新しい燃料噴
射装置(次世代コモンレールシステム)
をはじめ、高精度EGRシステム、次世
代排気後処理システムなどを柱に、
2010年以降に向けて研究開発を進
めています。
スーパーグレートFU超軽量アルミフレーム車
単車の枠内(車両総重量25t)
で最大
限の積載量を確保するために、新開
発の超軽量アルミフレームと、
スーパー
シングルタイヤ&アルミホイールの採
用でシャシ重量を約500kg軽量化。さ
らにアルミバルクタンク架装により、バ
ルク車としてクラス最 大 の 積 載 量
15.8tとタンク容量17m 3を確保。さら
なる輸送効率の向上を実現します。
三菱ASV‐2トラック
国土交通省主導の第2期ASV(先進
安全自動車)
プロジェクトに沿って、21
世紀の実用化技術を集約して開発し
たトラックです。白線&前走車認識カ
メラ、車間距離検出のスキャン式レー
ザーレーダー、各種センサー、
ドライバー
への情報提供・警報装置などを装備。
これらのASV先進技術は、逐次ふそう
車に搭載されています。
11
12
Research & development
開 発
先進の発想が、付加価値をカタチにする。
未来を見据えたトラック・バスづくり
三菱ふそうトラック・バスの進化の軌跡。それは
時代をリードする商用車の開発の歴史でした。
1932(昭和7)年のふそう第1号車誕生以来、
戦後の日本復興の原動力となったトラック、長
距離観光時代を切り開いたバスなど、先進性に
あふれた創造と開発が、ふそう車の信頼を支え
てきました。そこには、社会とマーケットのニーズ
を的確につかみ、
より高い付加価値をもつ商用
車を社会に送り出すという使命感と、
それをカタ
チにするふそうの先進技術があります。
こうした伝統と歴史を継承しながら、当社は、
「環
境」
「安全」
「効率」を基本理念として、未来を
見据えたトラック・バスづくりに取り組んでいます。
安全面では、高剛性セーフティ−キャブ構造
FUSO-RISEをはじめとする衝突安全技術を追
求するとともに、
ドライバーへの安全情報提供と
運転負荷軽減を目的とし、事故を未然に防ぐ「予
防安全技術」に主眼を置いた開発を進めていま
す。大型車の場合、事故発生時には自身の被
害性のみならず、相手側への加害性も大きく、
「予
防安全技術」が何より大切だと考えるからです。
効率面では、
ショートキャブ車や車両の軽量化
による積載効率のアップを図るとともに、低燃費
への取り組みを強化しています。また、
自動変速
制御やファジィ制御により、無駄のない経済走
行とイージードライブ性を追求。さらに、
エアサス
ペンション車によって輸送品質を高め、走行安
定性とドライバーの快適性を確保するなど、
「働
くクルマ」の機能向上に努めています。
商用車の新しい可能性を追い求めながら、
さら
に便利で快適な生活、社会の発展を支えるとい
う役割をお届けするために。これからも、
ドライバ
ーとクルマのヒューマンインターフェースや情報
通信技術などの高度なテクノロジーを駆使し、
魅力あるトラック・バスを開発していきます。
開発設計ミーティング
環境調和、そして安全・効率
環境問題に対しては、次世代に眼を向けたクリ
ーンディーゼルエンジンの研究開発に取り組む
とともに、
トラック・バスのそれぞれの用途、
システ
ム適正に合わせた「棲み分け」を念頭に、
クリー
ンで静粛性に富む各種代替エンジンの研究開
発も推進し、周辺環境への適合性を追求してい
ます。
喜連川研究所高速周回路
フルサイズCGによるデザインプレゼンテーション
ドア回りひとつとっても、
カスタムメードに近いのが商用車
開発本部 キャブ設計部
越智 新太郎 (Shintaro Ochi)
ボディ設計グループでトラックのドア回りの開発・設計をしています。
トラックの場合、
ドア
の開閉の頻度が高く、宅配車だと一日中開け閉めの繰り返しですからね。開閉機能とし
ての耐久性や昇降ガラスの耐久性が特に求められます。
ドア回りひとつとっても、使う
人の業種によってカスタムメードに近いですね。法規制や使用条件なども国によって違
いますし、
ユーザーの要求が厳しい商用車ですが、技術者として、
その制約のなかで品質・
性能をつきつめる面白さを感じています。
キースケッチ
13
設計オフィス
デジタルモックアップ
クレイモデル作成
14
Production
生 産
製品への愛着が、確かな商品を生む。
機械加工ライン
自動溶接ライン
独自の受注・生産管理システム
お客様にとって「生産財」であるトラックは、
その
用途・業種に応じて1台1台の仕様が異なって
きます。また、国内へ出荷されるものと海外へ輸
出されるものでは、部品の仕様も変わります。ま
さに多品種少量生産の製品。そのため当社で
は独自の受注・生産管理システムを導入し、豊
富な経験と高度な生産技術、そして最新鋭の
設備によって、
お客様により満足していただける
トラック・バスを、同一ラインで効率よく完璧に作
りあげています。
各工程で作りあげる品質
当社のトラック・バスは、川崎製作所、中津工場、
大江バス工場、三菱ふそうテクノメタル株式会
社(二本松工場)、三菱ふそうバス製造株式会
社で生産されています。
トラック生産の拠点である川崎製作所では、エ
ンジン、
トランスミッション、アクスル(車軸)、車
両組み立ての一貫した生産ラインを有し、厳し
い品質管理体制のもと、大型、中型、小型トラッ
クのフルラインナップを生産。お客様のもとへ
確かな商品をお届けしています。
生産工程での品質を支えているのは、独自の「生
産QCG(クオリティチェックゲート)」。全社的に
取り組んでいるクオリティゲート、
クオリティチェッ
クゲートの考え方を生産工程の中に取り込み、
それぞれのゲートで品質をチェックしながら各工
程の中で商品を作り込んでいます。
効率を高めるモジュール化
シャシの組み立てだけでも、
フレームの組み立て、
前後のアクスル・サスペンションの取り付け、
配線・
配管等、数々の工程があります。
トラックも近年、
エアサスペンション時代に入り、従来と比べてさ
らに車種バリエーションが多くなり、
より高い生
産効率が常に求められています。そこで、車両
の組み立てをより効率良くするために、
フレーム
にリーフスプリングやエアスプリング等の足回り
部品をつけるラインを整備・モジュール化し、車
両総組立ラインに供給する「シャシモジュール」
の考え方を導入。エンジン、
キャブと同様、
シャシ
もモジュールとして完成させ、
それを組み立てる
ことで車両が完成する生産システムを構築して
います。これによって生産効率が大幅に向上し、
生産コストの低減に結びついています。
エンジン組立ライン
生産QCGでの品質チェック
シャシモジュールライン
トランスミッション組立ライン
全所的なプロジェクトで
「工場アップグレード活動」に取り組んでいます
生産本部 管理チーム
渡辺 芳加(Yoshika Watanabe)
川崎製作所では、工場が美しく、静かで整然とクルマ作りができる環境となるよう、
プロ
ジェクトチームを組んで、
「工場アップグレード活動」を展開しています。作業環境改善
の一環であるとともに、来ていただいたお客様に、
このようによく管理されている工場な
らいいものができる、
と思ってもらえる工場にしたいですね。また、川崎市主催の「花の
植付け事業」
「花のふれあい事業」に参加して「花と緑のあるまちづくり」の推進に協
力し、地域社会とのふれあいや貢献を大事にしています。
車両検査ライン
15
16
Quality & technology
品質・技術
品質と安全に全力を注ぎます。
燃焼解析
品質管理体制を強化
当社では生産工程において「クオリティーゲート」
の概念を導入し、
それぞれのゲートで厳しい品質
審査を行っています。また、ふそう独自のノウハ
ウに加え、世界最大の商用車メーカーであるダ
イムラークライスラー社とのアライアンスを基に、
品質・技術の両面にわたって全面的な支援を
受けることにより、品質管理体制のさらなる強化
を図っています。
また、社外の有識者や専門家の独立した立場
から公平な助言を求め、品質向上の具体的な
対策を検討、決定する専門機関も設けました。
磁波による障害試験などを行い、先行開発段
階でのさまざまな試験結果とデータが開発部門
にフィードバックされています。
さらに世界最大級のトラック・バス用高速周回
路での機能・性能・耐久性試験のほか、ABS試
験路、
クロスカントリー路、
うねり路などで過酷な
条件下での耐久性や強度、操縦安定性のテス
トを繰り返し行っています。
こうした数々の試験・研究が、ふそう車の技術革
新を支えるとともに、環境対応・安全対応などの
品質に反映されています。
お客様に安心と満足をお届けするために、品質と
安全を経営の最優先課題として全力を注ぎます。
触媒評価試験
クオリティゲートイメージ
性能・排出ガス試験
安心と満足をお届けするために
品質と信頼を支えるもう一つの柱が、開発部門
での試験・研究です。当社では、開発の最終段
階を担う実験部門を独立した本部とし、厳格な
評価体制を敷いています。
試験・研究機関である喜連川研究所では、
エン
ジンの燃焼解析、性能・
排出ガス、構造・騒音、車
両衝突などの先行研究、
また世界中の極悪路や
過酷な条件を再現しての
車両の強度試験や駆動
系コンポーネント試験、電
ディーゼル燃焼解析
車両耐久試験(クロスカントリー路)
ABS/ASR試験(ABS試験路)
衝突試験
徹底的な変革のもと、一丸となって
品質と安全に取り組みます
常務執行役員 品質・技術本部長
塩澤 秀幸 (Hideyuki Shiozawa)
リコール問題等の過去の一連の事態を厳粛に受け止め、ふそうのトラック・バスを安心
してお使いいただけるようにすべての品質問題を洗い出し、徹底的な変革のもと、品質
管理への取り組みを強化いたしました。具体的には、1)独立した品質諮問委員会の設
置、2)企業文化改革推進委員会の設立、3)品質管理・開発組織の抜本的改変を3本
柱とする施策の実施です。今後、品質には決して妥協せず、透明性の高い、社会的責
任を重視する企業として、三菱ふそう全社員一丸となって品質と安全に取り組んでまい
ります。
電磁両立性試験
17
18
Sales and servicing network in Japan
国内販売・サービス網
お客様の笑顔のために、
万全のサービス網。
厚木部品センター
最適のパートナー
「生産財」の意味合いの強い商用車は、経済
性に優れ、
「働くクルマ」
「儲けるクルマ」である
ことが、
お客様から何より求められています。それ
だけに、
より多くを運ぶ、
より確実に運ぶ、
を基本
に、お客様の最適なパートナーとなる商用車を
販売することが当社の使命です。そのために、
ハードとソフトの両面にわたっての提案とサービ
スの創出を心がけ、お客様に喜んでいただける
クルマを提供していきたいと願っています。
どこへでも、いつでも、すぐに
商用車の能力をフルに活かすためには、万が一
のトラブルに、何よりも迅速に対応できるサービ
ス体制が不可欠です。
当社は、全国に36社のふそう系販売会社を持
つとともに、
その新車販売拠点は約300。常に
お客様とのパートナーシップを深め、
アフターサ
ービスの充実を図っています。
夜間・休日は「ふそうテレフォンサービスセンター」
にスタッフが待機し、お客様からのコールにきめ
細かく対応。さらに、販売会社のサービスマン研
修や技能コンクールなどを通して、お客様への
サービス向上に努めています。
また、全国6カ所に部品センター及び部品デポ
を配置。日本全国を網羅したサービス網と24時
間365日体制で、
「どこへでも、
いつでも、
すぐに」
をスローガンに、
サービス体制を敷いています。
東扇島モータープール
1
●ふそう系販売会社
36社
●部品センター
1厚木 2高槻 3水島
●部品デポ
1北海道 2東北 3九州
除雪展
●モータープール
1厚木 2東扇島
2
3
3
2
1
1
2
サービスマンコンクール
トラックは「生産財」だから、
お客様の利益につながる装備、価格を提案
国内販売本部 営業部
吉田 安寛 (Yasuhiro Yoshida)
トラックの商品戦略・価格戦略を担当しています。当社製品の商品力を現場の営業ス
タッフにどう訴求して頂くか。そのために販促用資料を作ったり、試乗車を仕立てて、販
売のサポートをしています。お客様は物流の手段の「生産財」としてトラックを購入され
るので、物流のことをよく理解し、
お客様の利益につながる車種や装備、
そして価格を提
案することが非常に重要です。ふそう車が業界のトップシェアを確保できているのは、現
場の営業スタッフによってお客様にふそう車の商品力を理解していただいた結果です。
東京モーターショー
19
20
Production, sales and servicing network outside Japan
海外の生産・販売・サービス網
世界中へ、
「ふそう」が駆ける。
欧州の拠点MFTE社(ポルトガル)
地位を築くとともに、
そのネットワークを広げてい
ます。
広がるネットワーク
当社は、時代のニーズをグローバルな視野で的
確にとらえ、世界各国のお客様に最適なパート
ナーとなる商用車を提供しています。
ふそう商用車の製品輸出は、1936年にBD46
型バスを南満州鉄道に輸出したことにさかのぼ
ります。1955年にはチリ国交通営団向けに600
台のリヤエンジンバスを輸出するなど販路を広げ、
海外でもふそう製品への評価を高めてきました。
現在では、年間約90,000台のトラック・バスを輸
出。アジア、中南米、アメリカ、
ヨーロッパなど世
界中のマーケットに優れた製品を供給するメー
カーとして着実に成長してきました。さらに、世界
No.1のトラックメーカーであるダイムラークライ
スラー社の販売網との相互補完により、
ヨーロ
ッパにおける販売基盤も一層充実。世界有数
のトラック・バスサプライヤーとしての確固たる
信頼の世界品質
海外生産工場はポルトガル、
インドネシア、台湾
をはじめ10数カ国に展開。さらに販売は160を
超える国々に及んでいますが、今後は世界5大
陸の要所に生産・販売とサービス・部品の拠点
を持ち、周辺国に展開する「集中供給基地化」
を視点に、
より強固なネットワークを広げていきた
いと考えています。
高い品質と信頼性で経済の発展を支え、世界
中の国々で愛されるふそう車。熱帯や寒冷地な
どの過酷な条件下でのトラック輸送や、現地市
民の足としてのバス事業など、
グローバルスタン
ダードといえる世界品質が、今日も地球を駆け
回っています。
悪路に強い、
タフなふそうトラック
1978年からの良きパートナー
Joe Valentineさん
は、1999年に園芸
管理を専門とする会
社を設 立 。1 年に1
台ずつトラックを増
やし、散布用のタン
園芸管理会社
クを装備した3台の
Joe Valentineさん
小型トラックと1台の
中型トラック車を保有。今年中にはもう1台のふそう
車を購入する予定だとか。
「営業区域のフロリダ州中
央部では、いまだに舗装されていない道路が多いけれ
ど、ふそう車は吸気管が高く設置されているので、ほ
こりやごみによるエア・フィルターの詰まりが原因で故
障する心配がないのがいいね」と笑顔のJoeさん。
「他
社のキャブオーバー車では頻繁にブレーキ交換をし
ていた気がするけれど、ふそう車ではその点も安心だ
ね」と、タフなふそう車がすっかりお気に入りです。
インドネシアで食料雑貨業を
営むJunaidi Wijayaさんは、
1978年からふそうキャンター
T200を愛用しています。
「ふそうキャンターは、たいへ
ん頑丈で、故障知らず。スペア
食料雑貨業
Junaidi Wijayaさん
パーツもどこでも手に入れる
ことができるから、安心して仕事に専念できます」と
言うJunaidiさん。乗り続けてすでに20数年たちます
が、Junaidiさ
ん の キャン タ
ー は まだまだ
現役。Junaidi
さん の 事 業 の
良きパートナー
として走り続け
ています。
北米 の拠点MFTA社(アメリカ合衆国)
お客様にとって何が必要で重要なのか、
常に考え続けること
海外販売本部 中東阿・中南米部
菅原 丈 (Joe Sugawara)
安全・衛生部門、人事部門を経て、'00年から海外販売本部に異動となりました。北米・
中南米地域の担当を経験し、現在はトルコ・アフリカ地域を担当しています。商社経由、
あるいは現地販売会社から伝えられてきたお客様の要望に対し、
その使用環境や要求
スペック、価格レベルを読み取り、満足していただける商品にカスタマイズして提供し
ています。売る立場になって初めて、当社の製品に対する評価の高さを肌で感じるとと
もに、一人でも多くの海外のお客様に当社の製品を購入いただければと思っています。
アジアの拠点MFTT社(タイ)
21
豪州の 拠点MFTBA社(オーストラリア)
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R&D and production facilities in Japan
国内開発・生産拠点
ここから「ふそう」が生まれる。
喜連川研究所
川崎製作所/技術センター
中津工場
大江バス工場
喜連川研究所は、技術センターのトラック・バス開発試験のための
テストコースとして1980年に誕生。その後、ABS試験路、電波試験
棟、
エンジン研究棟、駆動試験棟など数々の試験設備を増強。これ
からのトラック・バスに求められるニーズに応えるためにエンジンなど
のコンポーネントの先行研究や実車走行、台上ベンチによる機能・
性能・耐久信頼性試験などを行っています。また、敷地内の高速周
回路はトラック・バス用としては世界最大級の規模を誇ります。
川崎製作所では、大型から中型、小型までの各種のトラック・バスと、
ディーゼルエンジンを生産しています。またトラック・バスの研究開発
部門である技術センターを併設。排出ガスのクリーン化、騒音の低減、
リサイクル、
さらにはハイブリッド電気自動車の開発や予防安全・衝
突安全など、
さまざまな研究開発を行っています。
中津工場は歯車の一貫加工工場。乗用車やトラックのトランスミッ
ションに使用される歯車の製造を主体として、部品センターと、完成
車両のモータープールを併設しています。生産ラインには特殊な生
産設備を必要とする歯車加工・浸炭炉を有し、生産性と物流を考
慮した効率的なレイアウトとなっています。また、品質管理部門では、
エンジン用のベンチと歯車検査用の設備を配置しています。
大江バス工場は、小型バスローザの生産拠点です。高度な生産技
術と徹底した合理化、受注から生産、出荷までの一貫システムによ
り、高品質・低コスト・短納期を実現し、お客様のニーズに応えてい
ます。また、中京工業地帯の中枢に位置し名古屋港に面するという
地理的条件の良さに加え、環境対策にも十分な配慮をし、人にやさ
しい工場づくりを目指しています。
神奈川県愛甲郡愛川町中津字桜台4001番地(〒243-0303)
愛知県名古屋市港区本星崎町字南3998番16
(〒455-0025)
栃木県塩谷郡喜連川町大字鷲宿4300番地(〒329-1411)
2
敷 地 面 積 1,170,000m
建物延面積 38,800m2
テストコース延長 14,400m 神奈川県川崎市中原区大倉町10番地(〒211-8522)
敷地面積
建物延面積
社 員 数
生産品目
431,200m2
304,700m2
3,200名 大・中・小型トラック、
トラック・バス用エンジン、
産業用エンジン他
2
敷 地 面 積 42,600m2
建物延面積 28,000m2
社 員 数 220名 生 産 品 目 小型バス等
敷 地 面 積 35,700m
建物延面積 17,400m2
社 員 数 170名
生 産 品 目 トランスミッション用歯車関係部品
三菱ふそうテクノメタル株式会社
三菱ふそうバス製造株式会社
三菱ふそうバス製造株式会社
三菱ふそうバス製造では、大・中型のバスを主体に、
ドライ・冷蔵・冷
凍バンなどを製造。大・中型のバスでは、各地の路線バス、観光バ
スを合わせて、年間約2,000台の車両を生産しています。
富山県婦負郡婦中町道場1番地(〒939-2757)
敷 地 面 積 176,857m2
建物延面積 51,929m2
社 員 数 710名 生 産 品 目 バス、アルミバントラックのボディ製造及び部品販売
23
大江バス工場
三菱ふそうテクノメタル株式会社
喜連川研究所
本 社
川崎製作所/技術センター
中津工場
二本松工場では自動車・建設機械・産業車両などに組み込まれる
鋳造・鍛造・アルミダイカスト製品を素形材から機械加工までの一
貫体制で生産しています。北本工場は、一部鋳造・鍛造品の機械
加工を担っています。
本社・二本松工場:福島県二本松市高田100番地(〒964-8585)
北本工場:埼玉県北本市古市場1丁目100番地(〒364-0003)
本社・二本松工場
北本工場
敷 地 面 積 324,000m2
49,000m2
建物延面積 84,300m2
12,400m2
社 員 数 650名
50名
生 産 品 目 鋳造・鍛造・アルミダイカスト製品の製造・機械加工・販売
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Corporate profile and product lineup
会社概要・商品ラインナップ
現
会
況
社
商 品 展 開
名 : 三菱ふそうトラック・バス株式会社
本 社 所 在 地 : 〒108-8285 東京都港区港南2-16-4
長 : 堀 道夫
会
社 長 / C E O : ヴィルフリート・ポート
資
本
立 : 2003年1月6日
設
社
金 : 200億円
員
大型トラック スーパーグレート
大型トラック スーパーグレート トラクタ
中型トラック ファイター
中型トラック ファイターNX
小型トラック キャンター
小型トラック キャンターガッツ
大型バス エアロキング
大型バス エアロクイーン
大型バス エアロスター
中型バス エアロミディ
(MK)
小型バス エアロミディ
(ME)
小型バス ローザ
大型ダンプ
クレーンキャリア
大型トラック 除雪車
産業用エンジン 4M50
産業用エンジン 6D16T
産業用エンジン 6M60
数 : 16,000名(連結)
主 な 株 主 : ダイムラークライスラー社、三菱自動車工業株式会社
沿
革
1932(昭和 7 )年 旧三菱造船(株)神戸造船所でB46型ガソリンバス完成、
「ふそう」と命名
1934(昭和 9 )年 三菱造船株式会社は三菱重工業株式会社に社名変更
1937(昭和12)年 神戸造船所の自動車事業を東京製作所へ移管
1949(昭和24)年 ふそう自動車販売株式会社を設立(昭和27年三菱ふそう自動車株式会社と社名変更)
1950(昭和25)年 三菱重工業は3社に分割され、東日本重工業株式会社、中日本重工業株式会社、西日本重工業株式会社として発足
1952(昭和27)年 中日本重工業株式会社は新三菱重工業株式会社、西日本重工業株式会社は三菱造船株式会社と社名変更
東日本重工業株式会社は三菱日本重工業株式会社と社名変更
1957(昭和32)年 東京製作所と川崎製作所を統合、東京自動車製作所を設置
1964(昭和39)年 三菱日本重工業株式会社、新三菱重工業株式会社、三菱造船株式会社の3社が合併し、三菱重工業株式会社として発足
三菱ふそう自動車、新三菱自動車販売が合併して、三菱自動車販売株式会社として発足
1970(昭和45)年 米国のクライスラー・コーポレーションと合弁事業に関する基本契約締結
三菱自動車工業株式会社設立
1975(昭和50)年 東京自動車製作所中津工場新設
1980(昭和55)年 喜連川研究所を開設
1982(昭和57)年 「ふそう」誕生50周年
1984(昭和59)年 新生・三菱自動車工業株式会社発足
1985(昭和60)年 三菱商事株式会社と共同出資で米国にトラック販売会社設立
1993(平成 5 )年 クライスラー社との資本提携解消
1999(平成11)年 スウェーデンのABボルボ社とトラック・バス事業における資本・業務提携契約を締結。ABボルボ社が5%の株式を取得
2001(平成13)年 トラック・バス事業における戦略的提携パートナーをABボルボ社からダイムラークライスラー社に変更
東京製作所をトラック・バス生産本部(対外的呼称は川崎製作所)
と名称変更
2003(平成15)年 三菱ふそうトラック・バス株式会社設立
出資比率はダイムラークライスラー社43%、三菱自動車工業株式会社42%、三菱グループ各社15%
2004(平成16)年 三菱自動車が保有株式の一部をダイムラークライスラー社に売却したことに伴い、
出資比率がダイムラークライスラー社65%、三菱自動車20%、三菱グループ各社15%に変更。
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