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野川流量(調査結果)
◆ 野川は、自然河川のため河床を通じた地下水との水の流入・流出の関係があると想定されます。この関係を把握するために、野川の流量について区間を 分けて測定し、区間毎の流量の増減を算出し河床を通じた地下水の流入・流出量を求めました。 ◆ 秋季測定は、台風等の影響により流量が大きく変化したため、追加調査を実施いたしました。 野川流量調査 野川流量調査平面図 狛江市 東 名 高 速 道 路 神明橋下流 区間 Ⅱ 喜多見大橋上流付近 天神森橋上流 区間 新井橋上流付近 流入 仙川合流点下流 区間 区間 Ⅴ 区間 3 流出量 167m /日 Ⅵ 谷戸橋下流 中之橋下流付近 流出 3 流 出量276m / 日 流入 m3 / 量 流入 3 流入量934 m /日 日 48 量1 19 m3 / 流入量26m 3/日 流入量278m 3/日 日 流入量464m 3/日 流入量674m 3/日 国分 3 日 m/ 862 量 日 m3 / 流入 339 1 量 流入 Ⅳ 63 量3 Ⅲ 3/ 86m 量2 区間 Ⅰ 流出量152m 3/日 日 凡 3 /日 30m 世 田 谷 通 り 寺崖 線 例 調布市 地 形 区 分 色 仙 小 田 急 小 田 原 線 川 世田谷区 図中に青色で示した数値は冬季調査結果 を、赤色で示した数値は夏季調査結果 を示します。また、秋季調査は緑色で示しました。 野 川 流入量1029m3 /日 地 盤 主な人工改変地 低地部 崖・斜面 立川面 M3面 M2面 武蔵野面 M1面 下末吉面 0 250 500 (m) 本地図は、東京都ディジタルマッピング地形図を使用しています。 野川流量調査結果 夏 季 (測定日 H16/8/19) 冬 季 (測定日 H16/2/17) 流量測定地点 谷戸橋下流 2) 8,276 神明橋下流 8,302 中之橋下流付近 8,230 区間 実測値 累計② +80 8,461 天神森橋上流 8,412 Ⅲ -880 -800 Ⅳ +1,188 +388 +254 Ⅲ -1,367 -1,113 Ⅳ +383 ー3) +590 3) Ⅵ 17,324 -276 1,767 +30 17,985 Ⅲ -994 Ⅳ +1,035 +1,181 +146 3) +1,930 80,596 +891 +2,072 +934 81,530 Ⅵ 115,210 +1,339 78,666 Ⅴ ー3) +674 77,327 83,602 -661 多かったことが考えられます。 +1,029 +1,112 +1,140 81,777 -691 ◆ 秋季の流量が多い要因として、台風等の影響による降雨量が 75,624 +29 78,812 +148 示しました。 76,653 Ⅱ +862 2,043 +39 +29 78,467 -730 1,076 Ⅰ +278 1,895 Ⅴ -167 区間 実測値 累計② 76,682 1,033 1,313 +506 75,624 +464 +254 782 -363 291 0 755 Ⅱ +286 21,373 0 1,287 7,906 +84 Ⅰ -152 8,073 +118 区間 実測値 累計② 755 8,436 Ⅵ 21,963 291 +26 +80 7,636 新井橋上流付近 8,276 0 8,150 Ⅴ 23 0 8,302 Ⅱ 仙川合流点下流 ◆ 区間Ⅰ∼Ⅴの実測流量①は、夏季が少なく秋季が多い傾向を 流量 河床を通じた地下水 実測流量 湧水及び下水道等の 河床を通じた地下水 実測流量 湧水及び下水道等の 河床を通じた地下水 実測流量 湧水及び下水道等の 流量 流量 との流入・流出量 との流入・流出量 との流入・流出量 地表からの流入・流出量 地表からの流入・流出量 地表からの流入・流出量 ③ ① ① ① ③ ③ 3 3 3 3 3 (m3/日) 1) (m3/日) 1) (m3/日) (m3/日) ④ (m /日) (m3/日) (m3/日) ④ (m /日) (m /日) (m3/日) ④ (m /日) (m /日) Ⅰ 喜多見大橋上流付近 秋 季 (測定日 H16/11/17 ) 2) +217 ー3) +2,289 119,921 3) 1) 野川の流量は、野川に流れ込んでいる 湧水や下水道等の地表からの流入・ 流出量を現地で計測し、野川の流量から流入・流出量を差し引いた値を示 しています。 +は地表から野川への流入量、−は野川から地表への流出量を示します。 2)「流量③」=「実測流量①」−「湧水及び下水道等の地表からの流入・流 出量の累積②」流量③は、地表からの流入・流出量を差引いた野川の流 量を示します。 3) 区間Ⅵは、仙川から野川への流入量を把握することを 目的として実施し ました。