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NO.1 2006. - 昭島市障害者就労支援センター NPO法人チャレンジド

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NO.1 2006. - 昭島市障害者就労支援センター NPO法人チャレンジド
NO.1
2006.1.
発行者 特定非営利活動法人 チャレンジド・ステーション・クジラ
〒196-0002 東京都昭島市拝島町2-4-26 2F
TEL・TAX 042-545-1758
E-mail:[email protected]
障害種、手帳の有無に関わらず、一般就労を目指すチャレンジド(障害者)の就労及び
生活面の総合的支援を行います。昭島市の事業委託を受け、企業・福祉団体・医療や就
労支援関係機関などと連携し、各個人のニーズにマッチィングした職場開拓や職場定着の
支援をきめ細かく行います。
新春のお慶びを申し上げます。
日頃より当事業所へのご支援・ご協力を感謝いたしますとともに、みなさまにとりまして、新しき
一年がさらに幸多き年となりますようにお祈り申し上げます。
さて、この事業をスタートいたしましての4年間、ご指導・ご支援いただきました関係機関・・・昭
島市を始め、市内の障害者福祉団体の方々、多くの事業所や企業、また就労支援機関や医療
機関、なによりも当事業所を頼りにしていただくチャレンジドとその家族の方・・・本当に多くの方々に
心より感謝いたします。皆様へのこの感謝の気持ちと職場でまた就職をめざしてがんばっているチ
ャレンジドへの理解を広げていただくためにこの通信を発行する事にいたしました。
今後、市内での就労支援のネットワークづくり・・・例えば、チャレンジドとその家族の方たちとの学
習会や障害者の就労を受入れて下さっている事業者の方々との意見交換会の開催、就労を果
たした方々の自己啓発の場所づくりと挑戦して行きたい事はたくさんあります。初夢で終わらせる
事のないようにひとつずつ実現していきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
所長 東條 由美子
〔ご相談の受付〕
月曜日~金曜日(祝祭日を除く)9:00~16:30
費用は無料です。まずは電話か FAX をどうぞ
皆様からの一言
今回は昭和の森総合サービス中村様とこの事業スタートの年度に
登録されたチャレンジドのおひとりにメッセージをお寄せいただきました。
≪クジラとの連携について≫
昭和の森綜合サービス株式会社
業務管理部 中村 隆様
社会的な弱者を受け入れ、企業活動を通じて社会に貢献することは、企業のひとつの使命であると理
解していても、いざ障害者の方の雇用となると、何かトラブルは起きないだろうかといった懸念が先に立ち
なかなか踏み切れないというのが実情ではないでしょうか。
そのような中で当社が、障害者の方を雇用するきっかけとなったのは、東京障害者職業センターから清
掃業務に携わっている方の紹介を受けた際に、面接や適性判断のための清掃実習などに同席していただ
き、要所要所で適切なアドバイスをいただけた「クジラ」の存在が大きかったと認識しております。短時間の
面接や実習では、なかなか本人の性格や適性を判断することはできませんが、普段より障害者本人と接
している「クジラ」の担当者の方より、過去の職業経験・能力や性格も教えていただき、雇用開始前より担
当業務の内容や研修計画が立てられており、スムーズな受け入れができました。
障害者の方に色々な業務をこなしてもらうためには、様々な場面に遭遇することがあります。「こんなこと
を聞いていいのいかな」、「注意したら気分を損ねたりしないかな」といったような対応、指導に迷ったときな
ども「クジラ」の担当者の方に相談し、間接的に伝えていただいたり、「甘やかさないでキッパリ指導してくだ
さい!」との助言を得るなど心強いサポートもいただきました。
障害者の方の雇用も、採用実績を重ねると些細なことでも本人にとっては大問題であったり、一言足ら
なかった説明で大きな誤解となることもありましたが、その都度担当者の方が間に入っていただき、説明が
理解できるまで根気よく伝えていただいたことで、早急な手が打て信頼関係が深まったことも収穫です。
また、障害者本人が目標を定め、結果予想を上回る成果が得られた時など担当者の方と達成感を共有
できたこともありました。
このような経緯で現在当社では、数名の障害者の方に特別な問題もなく働いていただいております。
今後とも今までと変わらぬサポートをお願いしたいと思います。
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆
≪チャレンジド・ステーション・クジラの感想≫
私にとってチャレンジド・ステーションは、精神的な面で支えになっているところが大きいです。
最初は、自分に合った就職情報を提供してくれるところだと思っていました。自分で探すのには限界もあっ
たし、より多くの情報が欲しいと思って利用しました。
しかし私が思っていたようなただ情報を提供してくれるだけの機関ではなく、自分の問題を親身になって
考えてくれるところでした。自分の話をゆっくりと聞いてもらえ、又スタッフの方とのやりとりで今まで苦手意識
を持っていた対人関係も少しずつ自信が持てるようになりました。仕事の相談はもちろん、自分の悩みのこ
とまで相談してもらえるので精神的にもずいぶんゆとりがもてるようになってきました。本当に感謝していま
す。
チャレンジドステーションは、一人ではできないような様々なサポートをしてくれます。
そのことで自分に社会にでるための自信が少しずつ持てるようになりました。これからも
本当に自分のために為になるチャレンジドステーションを利用していきたいと思っています。
【S.T さん31 歳】
就労支援のモデルを通し、その周辺の制度などや当事業所の
支援のあり方をシリーズでご紹介いたします。
(実際の登録者ではありません)
第一回
普通高校卒業後、専門学校に進み一般就労
をしましたが、離転職を繰り返し、現在求職中
のAさん 36 才。就職をしたい、手帳をとる事は
できないかと、相談にいらっしゃいました。チャ
レンジド・ステーション・クジラで、まず登録をし
ていただき、これまでの経緯、現状、これからの
希望をお話しいただける範囲でお聞きします。
(インテーク)学歴・職歴・経済状況・医療の状
況・就職に対する希望・趣味・余暇活動などで
す。その中で、言語はしっかりしているが、こち
らの話を理解しにくい、手先の作業や移動など
にとても時間がかかるということがみられまし
た。もしかするとそこに「働きにくさ」があり、離転
職を繰り返しているのかもしれないということが
わかりました。
その後、東京障害者職業センターで職業判定
を行います。Aさんは、知的には標準、ただ能
力のバラつきが非常に大きく、職業判定では軽
度知的障害と判定されました。
(次号につづく)
【制度やサービスについて】
手帳
福祉制度を利用するための手帳は3種類
身体障害者手帳・精神保健福祉手帳
療育手帳(東京都は愛の手帳)
チャレンジドステーションクジラでの支援開始
順次
受付⇒登録⇒インテーク⇒個々の支援
東京障害者職業センター
専門の障害者職業カウンセラーが配置さ
れ就労前からアフターケアと継続的サービ
スを提供。その多摩支所が立川にありま
す。
職業判定
法的助成制度等の対象となる障害者・・・
前記の手帳制度・・・の範囲に含まれない
方々に対して、医師の診断書・意見書を
参考にして職業安定所長が助成の対象と
するために行う判定。
チャレンジドステーションクジラでは賛助会員の募集をしております。
よろしくお願いいたします。
賛助会員のご案内
皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶びもうしあげます。
日頃より、特定非営利活動法人 チャレンジドステーションクジラの活動に格別のご理解を賜り厚く御礼
申し上げます。
チャレンジドステーションクジラでは、幣会の趣旨に賛同し、経済的支援又は、事業を行うために必要
な施設や設備を提供する法人、団体、個人を賛助会員として広く募集をしております。
会 費 一口 2,000 円
ご入会いただける方はご連絡お願いいたします。
報告(平成17年9月~12月)
就労支援のネットワークづくり、支援者としてのスキルアップのために参加
させていただいています。
9 月 6日
グループホーム太陽と空内覧会
9 月 13 日
軽度発達障害自立研究会【下北沢らぷらす】
9 月 14 日
あきる野養護学校進路実習懇談会【あきる野養護学校】
10 月 2日
チャレンジド・ステーション・クジラお楽しみ会【事務所】
10 月 17 日
昭島市精神保健福祉地別分科会【昭島市役所】
10 月 25 日
障害者雇用部会【富士電機システムズ㈱】
多摩地区障害者就労支援団体任意連絡会【八王子クリエイトホール】
11 月 8日
軽度発達障害自立研究会【下北沢らぷらす】
地域就労支援基礎講座【東京障害者職業センター】
11 月 12 日
第23回感覚統合学会研究大会【さいたま市民会館】シンポジストとして
11 月 23 日
障害者就労支援研修セミナー【目白大学】パネリストとして
11 月 26 日
こんぺいとう学習会【東京小児療育病院】講演者として
12 月 1日
発達障害者連絡協議会【社会福祉保健医療研修センター】
昭島市瑞雲中学総合学習講師として
12 月 3日
JDDネット創立記念フォーラム【成蹊大学】
12 月 7日
地域就労支援基礎講座【東京障害者職業センター】
12 月 13 日
軽度発達障害自立研修会【下北沢らぷらす】
12 月 15 日
あきる野養護学校公開報告会【あきる野養護学校】
12 月 16 日
多摩地区障害者就労支援団体任意連絡会【あいぽっく】
12 月 18 日
東京聴覚障害者大会【昭島市民会館】
12 月 27 日
障害者自立支援会議【厚生労働省】
12 月 28 日
障害者自立支援会議【厚生労働省】
あとがき
忘年会・新年会で会う友が、“脳を鍛える・・・が欲しいという。
そう記憶力といえば、 ・・・・桜という入試ドラマを思いだし、記憶術に
も要領があるのだなあと思う。
皆さんにとっても、度々変わる法・制度や様々な方の意見を記憶に
留め、決断を迫られる年がまたやってきた。
もともと人の記憶の短期なものは数分しかもたず、中期長期のものにしなければ
ならない時には、方法と努力が必要なのだろう。
どんな事があってもあの初心、あの時の思いを常に忘れずに、少しずつでも、実現
できる一年を。
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