...

ダウ・ジョーンズ工業株平均及びナスダック100の概要

by user

on
Category: Documents
4

views

Report

Comments

Transcript

ダウ・ジョーンズ工業株平均及びナスダック100の概要
(1)
解
平成1
2年(2
0
0
0年)
1
1月1
4日(火)
説
ダウ・ジョーンズ工業株平均及び
ナスダック1
0
0の概要
第2章
ナスダック1
0
0の概要
第3章
各指数の値動き
第1章
1
DJIAの概要
DJIAとは
大阪 証 券 取 引 所 は,本 年7月 に ナ ス ダ ッ ク(NAS-
1
8
9
6年5月2
6日から算出されているアメリカで最も伝
DAQ)とナスダック1
0
0(Nasdaq-1
0
0)指数連動型上場
統的な株価指数で,除数の修正により連続性が維持され
投資信託及び同指数のデリバティブの大証上場について
てきた修正平均株価である。1
9
1
6年までは1
2銘柄,1
9
2
8
基本合意書を締結し,1
0月にはダウ・ジョーンズ工業株
年までは2
0銘柄であったが,現在は3
0銘柄(表1)
で構成
平均(Dow Jones Industrial Average。以下“DJIA”と
されている。
いう。
)連動型上場投資信託及び同指数のデリバティブ
の大証上場を目的とする同指数の利用について,ダウ・
ジョーンズ社(Dow Jones & Company)
とライセンス契
2
銘柄入替え
構成銘柄の選定は,ダウ・ジョーンズ社発行の『ウォ
ール・ストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)
』
約を締結した。
本稿では,大阪証券取引所が上場を検討しているこれ
の編集者によって行われる。編集者は主要な銘柄のなか
ら関連商品の対象株価指数であるDJIA及びナスダック
から,順調な成長を続けていて投資家に広く関心を持た
1
0
0について,それぞれの指数の概要を説明した後,指数
れている銘柄を選定する。輸送関連銘柄及び電力・ガス
の値動きについて分析することとする。
・水道等の公益事業関連銘柄については,これらの業種
本稿の構成は,次のとおりである。
をカバーする別の株価指数(それぞれダウ・ジョーンズ
第1章
輸送関連株平均[Dow Jones Transportation Average],
DJIAの概要
表1
Dow Jones Industrial Averageの構成銘柄
(平成1
2年1
1月1日現在)
Alcoa Inc.
International Business Machines Corp.
American Express Co.
Intel Corp.
AT & T Corp.
International Paper Co.
Boeing Co.
J.P. Morgan & Co., Inc.
Caterpillar Inc.
Johnson & Johnson Inc.
Citigroup Inc.
McDonald's Corp.
Coca-Cola Company
Merck & Co., Inc.
E.I. du Pont de Nemours & Co.
Microsoft Corp.
Eastman Kodak Co.
Minnesota Mining & Manufacturing Co.
Exxon Mobil Corp.
Philip Morris Cos.
General Electric Co.
Procter & Gamble Co.
General Motors Corp.
SBC Communications Inc.
Home Depot Inc.
United Technologies Corp.
Honeywell International Inc.
Wal-Mart Stores Inc.
Hewlett-Packard Co.
Walt Disney Co.
平成1
2年(2
0
0
0年)
1
1月1
4日(火)
(2)
ダウ・ジョーンズ公共株平均[Dow Jones Utility Aver-
先物オプション取引が,シカゴ・ボード・オプショ
age])の構成銘柄となり得ることから,選定の対象外と
ン取引所(Chicago Board Options Exchange。以下
されている。
“CBOE”という。
)においてオプション取引がそれ
ぞれ上場されている。
日経平均株価のような定期的な銘柄入替えについての
定義付けはなされておらず,
(頻繁な変化がないという
意味での)安定性が投資家のDJIAに対する信頼性を高
めるという考え方から,企業の合併等の事象があった場
合を除き,原則として銘柄入替えは行われていない。し
第2章
1
ナスダック1
0
0
ナスダック1
0
0とは
かし1
9
8
0年代においては5回(1
0銘柄)
,1
9
9
0年代には3
アメリカのナスダック市場に登録されている,時価総
回(1
1銘柄)
の入替えが行われており,2
0年間で7割もの
額が大きくかつ売買高の多い1
0
0銘柄(金融業を除く)
を
銘柄が入替えられている。ちなみに,日経平均株価にお
構成銘柄(表2)
とする時価総額加重方式の株価指数で,
いては算出開始時(1
9
4
9
[昭和2
4]
年5月1
6日)
から現在ま
1
9
8
5年2月1日から算出されている。1
9
8
5年1月3
1日の
で構成銘柄となっているものは2
2
5銘柄中9
0余り(4
0%
基準値を2
5
0として算出されていたが,1
9
9
4年1月1日
程度)あるが,DJIAにおいては1
0
0年以上の歴史のなか
に基準時価総額が2倍となり,指数値は,それ以前と比
で構成銘柄として残っている銘柄は1つもない(ゼネラ
べて2分の1となっている。さらに,1
9
9
8年1
2月2
1日か
ル・エレクトリック社[General Electric]は算出開始時の
ら,全構成銘柄の時価総額合計に占める各構成銘柄の時
構成銘柄の1つであるが,2度構成銘柄から除外された
価総額の比率(ウェイト)
の修正を行う,修正時価総額加
経緯がある)
。
重方式に変更され,今日に至っている。
つい最近の銘柄入替えは1
9
9
9年1
1月1日に実施された
が,この際入替えられた4銘柄のうち,マイクロソフト
2
ナスダック1
0
0は金融業を除く,以下の条件を満たす
社(Microsoft)
と イ ン テ ル 社(Intel)
はナスダック市場
(Nasdaq Stock Market)
から初めて選定された銘柄であ
構成銘柄選定の条件
銘柄で構成されている。
アメリカ国内の株式の場合
る。それまでの構成銘柄は全てニューヨーク証券取引所
(New York Stock Exchange)
の上場銘柄から選定され
a
1日平均の売買高が1
0万株以上であること。
ている。現在の構成銘柄は,8兆ドル余りといわれてい
b
ナスダック市場に2年以上登録されていること。
る全米の株式時価総額の約2
0%,ニューヨーク証券取引
c
bにかかわらず,ナスダック1
0
0の構成銘柄の時
価総額の上位2
5%に入る場合は,ナスダック市場
所の株式時価総額の約2
5%をカバーしている。
3
その他
除
に1年以上登録されていること。
外国株式の場合
a
数
全世界における時価総額が1
0
0億ドル以上であ
ること。
DJIAは日経平均株価と同様,除数を修正するこ
b
とで,指数の連続性の維持を図ってきた。
1
0
0年以上
アメリカ国内における時価総額が4
0億ドル以上
であること。
継続的に算出されている指数であることに加えて,
元々の除数が3
0と非常に小さいことから,現在の除
c
1日平均の売買高が2
0万株以上であること。
数は0.
1
6
8
9
4
0
7
3となっている。つまり,3
0銘柄の株
d
個別株オプションの上場基準を満たしていること。
価を単純平均したものに約1
7
7.
6(修正倍率:=3
0
÷0.
1
6
8
9
4
0
7
3)を乗じたものが指数値ということと
なる(日経平均株価は単純平均の約1
0.
7
0
0倍)
。
3
銘柄入替えの状況
CBOEでナスダック1
0
0を対象としたオプション取引
デリバティブ
が開始された1
9
9
3年から,毎年1
2月に定期見直しが行わ
DJIAを対象としたデリバティブにつ い て は,
れるようになった。時価総額に加えて流動性についても
1
9
9
7年1
0月6日に,シカゴ・ボード・オブ・トレー
選定基準となることから,銘柄の入替えは毎年かなり大
ド(Chicago Board of Trade)
において先物取引及び
規模に行われ,定期見直しによる入替え及び企業の合併
(3)
平成1
2年(2
0
0
0年)
1
1月1
4日(火)
表2
Nasdaq-100の構成銘柄(平成1
2年1
1月1日現在)
Apple Computer, Inc.
Adobe Systems Incorporated
ADC Telecommunications, Inc.
Juniper Networks, Inc.
KLA-Tencor Corporation
Legato Systems, Inc.
Adelphia Communications Corporation
Adaptec, Inc.
Altera Corporation
Applied Materials, Inc.
Linear Technology Corporation
Level 3 Communications, Inc.
Microchip Technology Incorporated
McLeodUSA Incorporated
Applied Micro Circuits Corporation
Amgen Inc.
Amazon.com, Inc.
American Power Conversion Corporation
Apollo Group, Inc.
Ariba, Inc.
At Home Corporation
Atmel Corporation
Bed Bath & Beyond Inc.
MedImmune, Inc.
Metromedia Fiber Network, Inc.
Herman Miller, Inc.
Molex Incorporated
Microsoft Corporation
Maxim Integrated Products, Inc.
Network Associates, Inc.
Novell, Inc.
Network Appliance, Inc.
Biogen, Inc.
BMC Software, Inc.
Biomet, Inc.
Broadcom Corporation
BroadVision, Inc.
Concord EFS, Inc.
Chiron Corporation
CIENA Corporation
Comcast Corporation
CMGI, Inc.
Comverse Technology, Inc.
CNET Networks, Inc.
Conexant Systems, Inc.
3Com Corporation
Costco Wholesale Corporation
Compuware Corporation
Cisco Systems, Inc.
Cintas Corporation
Citrix Systems, Inc.
Dell Computer Corporation
EchoStar Communications Corporation
Dollar Tree Stores, Inc.
eBay Inc.
LM Ericsson Telephone Company
Electronic Arts Inc.
Fiserv, Inc.
Global Crossing Ltd
Genzyme General
Northwest Airlines Corporation
Nextel Communications, Inc.
Oracle Corporation
Paychex, Inc.
PACCAR Inc
PacifiCare Health Systems, Inc.
PMC - Sierra, Inc.
Parametric Technology Corporation
PeopleSoft, Inc.
QUALCOMM Incorporated
QLogic Corporation
Quintiles Transnational Corp.
RF Micro Devices, Inc.
RealNetworks, Inc.
Sanmina Corporation
Starbucks Corporation
SDL, Inc.
Siebel Systems, Inc.
Sigma-Aldrich Corporation
Synopsys, Inc.
Staples, Inc.
PanAmSat Corporation
Smurfit-Stone Container Corporation
Sun Microsystems, Inc.
Tellabs, Inc.
USA Networks, Inc.
VeriSign, Inc.
VERITAS Software Corporation
Gemstar-TV Guide International Inc
Immunex Corporation
Intel Corporation
Intuit Inc.
VoiceStream Wireless Corporation
Vitesse Semiconductor Corporation
WorldCom, Inc.
Xilinx, Inc.
i2 Technologies, Inc.
JDS Uniphase Corporation
XO Communications, Inc.
Yahoo! Inc.
平成1
2年(2
0
0
0年)
1
1月1
4日(火)
(4)
等による銘柄入替えの最近の状況は,次のとおりである。
西 暦
合併等による 定期見直しによる
銘柄入替え
銘柄入替え
下の2つの作業が基本となっている。
ウェイトが2
4%を上回る銘柄が存在する場合は,
合 計
ウェイトが1%を上回る銘柄すべてについて,最も
1
9
9
7年
6
1
1
1
7
1
9
9
8年
6
9
1
5
1
9
9
9年
1
3
1
5
2
8
合 計
2
5
3
5
6
0
高い銘柄のウェイトが2
0%となるように修正する。
ウェイトが4.
5%を超える銘柄の時価総額の総計
が,時価総額合計の4
8%を上回る場合は,総計のウ
ェイトが4
0%となるように修正する。
この時価総額のウェイトの修正は年4回(3月,6月,
1
0
0の構成銘柄のなかで,1
9
9
7年から1
9
9
9年までの3
年間では延べ6
0銘柄が入替えられている。そしてさらに
9月,1
2月)に行われる。
1
9
9
6年の定期見直しによる1
5銘柄の入替え,そして2
0
0
0
年9月末日までの2銘柄の入替えを加えると,実に7割
5
デリバティブ
を超える延べ7
7銘柄がこの5年間で入替えられており,
ナスダック1
0
0を対象としたデリバティブについて
銘柄変遷の激しいナスダック市場の動向をそのまま反映
は,1
9
9
3年1
0月 に,CBOEに お い て オ プ シ ョ ン 取 引
した数字となっている。
が,1
9
9
6年4月1
0日にシカゴ・マーカンタイル取引所
(Chicago Mercantile Exchange)
において先物取引及び
4
各構成銘柄の比重の調整
先物オプション取引がそれぞれ上場されている。
前述のとおり,ナスダック1
0
0は,1
9
9
8年1
2月2
1日から,
全構成銘柄の時価総額合計に占める各構成銘柄の時価総
額の比率(ウェイト)
を調整する修正時価総額加重方式の
株価指数となっている。この方法により,時価総額の大
きい特定の銘柄のナスダック1
0
0の変動に対する貢献度
を小さくすることができる。
ウェイトの修正方法は非常に煩雑な作業であるが,以
図1
第3章
DJIA及びナスダック1
0
0の値動き
DJIA及びナスダック1
0
0の値動きの特徴を,日経平均
株価の値動きと比較することによって説明する。
図1は,1
9
8
5年1月3
1日の各指数の終値(ナスダック
1
0
0については基準値)を1
0
0とした際の2
0
0
0年9月3
0日
ダウ・ジョーンズ工業株平均,ナスダック1
0
0及び日経平均株価の推移
(1
9
8
5年1月3
1日の指数値を1
0
0とした値での比較)
(5)
平成1
2年(2
0
0
0年)
1
1月1
4日(火)
表3
ダウ・ジョーンズ工業株平均,ナスダック1
0
0及び日経平均株価の上昇率及び下落率上位2
0傑
上昇率上位2
0傑(1
9
8
5年2月1日∼2
0
0
0年9月3
0日)
D J I A
日
付
1
9
8
7年1
0月2
1日
上 昇 率
ナスダック1
0
0
日
付
+1
0.
1
4
8
8% 1
9
8
7年1
0月2
1日
上 昇 率
日経平均株価
日
付
+1
0.
2
9
4
5% 1
9
9
0年1
0月2日
上 昇 率
+1
3.
2
3
5
9%
1
9
8
7年1
0月2
0日
+5.
8
8
1
8% 2
0
0
0年5月3
0日
+1
0.
0
7
9
2% 1
9
8
7年1
0月2
1日
+9.
2
9
8
6%
1
9
9
8年9月8日
+4.
9
8
0
6% 2
0
0
0年4月1
7日
+1
0.
0
2
2
0% 1
9
9
7年1
1月1
7日
+7.
9
6
1
5%
1
9
8
7年1
0月2
9日
+4.
9
5
5
0% 1
9
8
7年1
0月2
9日
+9.
7
4
3
9% 1
9
9
4年1月3
1日
+7.
8
4
3
3%
2
0
0
0年3月1
6日
+4.
9
2
7
2% 2
0
0
0年4月2
5日
+7.
9
9
2
2% 1
9
9
2年4月1
0日
+7.
5
4
6
1%
1
9
9
7年1
0月2
8日
+4.
7
0
8
3% 1
9
9
7年1
0月2
8日
+6.
9
4
9
0% 1
9
9
5年7月7日
+6.
2
6
7
3%
1
9
9
1年1月1
7日
+4.
5
6
7
7% 2
0
0
0年6月2日
+6.
7
2
6
1% 1
9
9
2年8月2
1日
+6.
2
1
6
5%
1
9
9
8年1
0月1
5日
+4.
1
4
8
4% 1
9
9
8年9月8日
+6.
7
2
4
7% 1
9
9
8年9月8日
+6.
1
9
9
4%
1
9
8
8年1月4日
+3.
9
4
1
6% 1
9
9
8年9月1日
+6.
5
5
2
4% 1
9
9
8年1
0月7日
+6.
1
7
4
1%
1
9
9
8年9月1日
+3.
8
2
4
9% 1
9
9
8年1
0月9日
+6.
1
1
1
4% 1
9
9
2年8月2
7日
+6.
1
2
6
1%
1
9
8
8年5月3
1日
+3.
8
1
7
1% 2
0
0
0年6月1日
+5.
8
6
3
3% 1
9
9
8年1月1
6日
+6.
1
1
3
4%
1
9
8
7年1
2月1
4日
+3.
5
2
5
4% 2
0
0
0年1月7日
+5.
6
5
1
0% 1
9
8
8年1月6日
+5.
6
3
2
5%
1
9
8
9年1
0月1
6日
+3.
4
2
9
8% 2
0
0
0年3月1
6日
+5.
4
0
6
5% 1
9
9
0年8月1
5日
+5.
3
9
7
3%
1
9
9
7年9月2日
+3.
3
7
6
4% 2
0
0
0年4月2
7日
+5.
3
3
0
2% 1
9
9
8年1
0月1
2日
+5.
2
4
1
0%
2
0
0
0年3月1
5日
+3.
2
6
3
3% 2
0
0
0年1月1
0日
+5.
3
2
1
0% 1
9
9
3年3月8日
+5.
1
6
5
8%
1
9
9
8年9月2
3日
+3.
2
5
7
0% 1
9
9
8年6月2
4日
+5.
3
1
9
1% 1
9
9
9年3月5日
+5.
0
0
9
7%
1
9
8
7年1
1月1
2日
+3.
2
1
2
4% 1
9
9
9年6月1
6日
+5.
3
1
1
5% 1
9
9
2年1
1月1
8日
+4.
9
1
0
5%
1
9
8
8年4月6日
+3.
2
1
2
0% 2
0
0
0年4月1
8日
+5.
2
7
9
9% 1
9
9
0年3月2
6日
+4.
8
3
4
5%
1
9
9
7年1
1月3日
+3.
1
2
1
6% 2
0
0
0年5月2
4日
+5.
1
8
9
5% 1
9
9
1年1
2月1
3日
+4.
8
0
0
6%
1
9
9
0年8月2
7日
+3.
1
0
7
5% 1
9
9
8年1
0月1
5日
+5.
1
7
8
6% 1
9
9
7年1月1
3日
+4.
7
1
0
8%
下落率上位2
0傑(1
9
8
5年2月1日∼2
0
0
0年9月3
0日)
D J I A
日
付
1
9
8
7年1
0月1
9日
下 落 率
ナスダック1
0
0
日
付
下 落 率
日経平均株価
日
付
−2
2.
6
1
0
5% 1
9
8
7年1
0月1
9日
−1
5.
0
7
7
6% 1
9
8
7年1
0月2
0日
下 落 率
−1
4.
9
0
0
9%
1
9
8
7年1
0月2
6日
−8.
0
3
9
4% 1
9
8
7年1
0月2
6日
−1
1.
6
8
6
8% 2
0
0
0年4月1
7日
−6.
9
7
8
5%
1
9
9
7年1
0月2
7日
−7.
1
8
3
8% 1
9
9
8年8月3
1日
−9.
8
5
7
4% 1
9
9
0年4月2日
−6.
5
9
8
9%
1
9
8
9年1
0月1
3日
−6.
9
0
5
5% 2
0
0
0年4月1
4日
−9.
7
3
2
1% 1
9
9
1年8月1
9日
−5.
9
5
0
7%
1
9
8
8年1月8日
−6.
8
5
1
2% 1
9
8
7年1
0月2
0日
−7.
5
1
0
4% 1
9
9
0年8月2
3日
−5.
8
4
3
8%
1
9
9
8年8月3
1日
−6.
3
6
6
5% 1
9
9
7年1
0月2
7日
−7.
4
2
3
3% 1
9
9
8年1
0月8日
−5.
7
8
3
1%
2
0
0
0年4月1
4日
−5.
6
5
5
5% 2
0
0
0年5月2
3日
−7.
3
9
0
3% 1
9
9
5年1月2
3日
−5.
5
9
8
3%
1
9
8
8年4月1
4日
−4.
8
1
5
1% 2
0
0
0年4月3日
−7.
2
9
5
2% 1
9
9
7年1
1月1
9日
−5.
2
8
5
7%
1
9
8
6年9月1
1日
−4.
6
0
8
1% 2
0
0
0年4月1
2日
−7.
0
4
9
8% 1
9
9
7年1
2月1
9日
−5.
2
3
9
3%
1
9
8
7年1
0月1
6日
−4.
6
0
0
7% 2
0
0
0年4月1
0日
−6.
8
3
3
7% 1
9
9
7年1
1月2
5日
−5.
1
0
7
5%
1
9
9
8年8月2
7日
−4.
1
9
2
7% 2
0
0
0年1月4日
−6.
4
4
6
3% 1
9
9
8年9月1
1日
−5.
1
0
7
4%
1
9
8
7年1
1月3
0日
−4.
0
2
6
7% 1
9
8
8年1月8日
−6.
2
2
7
0% 1
9
9
2年4月2
0日
−4.
9
4
6
6%
1
9
9
1年1
1月1
5日
−3.
9
2
7
2% 2
0
0
0年5月1
0日
−5.
8
2
0
8% 1
9
9
4年1月2
4日
−4.
9
4
2
1%
1
9
8
7年1
2月3日
−3.
9
1
7
9% 1
9
9
9年4月1
9日
−5.
6
9
7
7% 1
9
8
7年1
0月2
3日
−4.
9
3
0
4%
1
9
8
7年1
0月2
2日
−3.
8
1
7
8% 2
0
0
0年7月2
8日
−5.
5
4
9
7% 1
9
9
0年9月2
6日
−4.
7
4
6
3%
1
9
8
7年1
0月1
4日
−3.
8
0
6
0% 1
9
8
7年1
0月2
2日
−5.
5
3
9
1% 1
9
9
5年4月3日
−4.
7
0
0
5%
2
0
0
0年3月7日
−3.
6
8
1
9% 1
9
9
1年1
1月1
5日
−5.
4
8
9
2% 2
0
0
0年5月1
1日
−4.
6
2
6
8%
1
9
8
7年1
0月6日
−3.
4
6
7
6% 1
9
9
5年7月1
9日
−5.
4
3
5
1% 1
9
9
0年2月2
6日
−4.
4
9
7
2%
1
9
9
8年8月4日
−3.
4
0
7
7% 1
9
9
8年1
0月5日
−5.
3
8
6
9% 1
9
8
7年1
2月2
8日
−4.
3
4
4
4%
1
9
9
0年8月6日
−3.
3
2
1
1% 1
9
9
8年1
0月1日
−5.
3
3
1
9% 1
9
8
7年1
0月2
6日
−4.
3
0
4
3%
平成1
2年(2
0
0
0年)
1
1月1
4日(火)
図2
(6)
ダウ・ジョーンズ工業株平均,ナスダック1
0
0及び日経平均株価の一日の変動率の比較
(2
0
0
0年1月∼9月)
までの推移である。ナスダック1
0
0については,前述のと
表3は,1
5年8ヶ月間における上昇率及び下落率の上
おり,1
9
9
4年1月1日に基準時価総額を2倍とする調整
位2
0傑である。
1
9
9
9年以降の上昇率(下落率)
に着目する
が行われたが,ここではこの点を考慮せずに比較している。
と,DJIAは2回(2回)
,日経平均株価は1回(2回)
が記
DJIA,ナスダック1
0
0ともにアメリカ株式市場の右肩
録されているが,ナスダック1
0
0については上昇率は1
2
上がりの成長を物語っているが,なかでもナスダック
回,下落率は9回が記録されており,ここ最近のナスダ
1
0
0の伸びは非常に大きいものとなっていることがわか
ック市場の変動の大きさを象徴している。
る。1
9
8
5年1月3
1日の指数値を1
0
0とすると,ナスダック
図2は,2
0
0
0年1月から9月における各指数の日々の
1
0
0は2
0
0
0年3月2
7日に最高値3,
7
6
3.
7
8
4を記録している
変動率の状況である。DJIA,日経平均株価ともに1%未
が,一方,日経平均株価について,そのピークまでの1
5
満の変動となっている日が大勢を占めていて,変動が大
年8ヶ月という期間の成長は,1
9
7
4年4月3
0日の終値
きくなるごとに極端に該当する日数が少なくなっている。
4,
6
2
2円3
5銭を1
0
0とすれば,1
9
8
9年1
2月2
9日の過去最高
一方ナスダック1
0
0は,1%未満の上昇となっている日
値3
8,
9
1
5円8
7銭は8
4
1.
9
0
7に相当する。株価指数の動向
が一番多いものの,変動が大きくなっても該当する日数
のみに注目すれば,現在のアメリカ株式市場の成長性は
が極端に小さくなることはなく,DJIA及び日経平均株
日本が経験したバブル期の日経平均株価を大きく上回っ
価とはまったく異なった分布状況となっている。
以上を踏まえると,DJIAはアメリカ経済の堅実な成
ている。
各指数のリスク(日々の変動率の標準偏差)
及びリター
長を物語る指数であり,ナスダック1
0
0はハイテク企業
ン(日々の変動率の平均値)
は以下のとおりであるが,
リ
やベンチャー企業が数多く登録されているナスダック市
スク,リターンとも,ナスダック1
0
0が他の指数よりも大
場の変動そのものを象徴している比較的ハイリスク・ハ
きくなっている。
イリターンな指数となっていることがわかる。
株価指数
DJIA
ナスダック1
0
0
日経平均
リ ス ク
1.
0
5
1
7%
1.
5
7
6
9%
1.
3
9
6
7%
リターン
+0.
0
5
9
1%
+0.
0
9
7
2%
+0.
0
1
7
0%
(T.
N.
)
Fly UP