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第4学年 組 社会科学習指導案

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第4学年 組 社会科学習指導案
第4学年
組
社会科学習指導案
日 時:平成18年 月 日( )第 限
指導者:
場 所:4年 組 教室
1
単元名
2
単元の目標
・ 昔の道具の使い方や、昔と今のくらしの変化について関心を持つことができる。(関)
・ 昔と今の道具の違いから、昔の人々の知恵や工夫、願いについて考えることができる。(思)
・ 聞き取りや資料を通して、昔の道具について工夫して表現することができる。(技)
・ 人々のくらしの変化や、昔の人々の願いについて理解できる。(知)
3
古い道具と昔のくらし
指導に当たって
(1)教材観
1 学期に、健康で快適なくらしを営めるように、人々が協力し、組織的・計画的に事業が行
われていることを学んだ。自分たちも地域の一員として、住みよいくらしをつくるためにでき
ることがないか考えてきた。
そこで、今、自分たちがくらしている、住みよい地域の発展に尽くした先人の働きや、昔の
道具とそれらを使っていたころの人々の生活を具体的に調べて、地域の人々の生活が移り変わ
ってきたことを学習する。児童が実際に具体物に触れたり、見学や調査ができるものを教材と
して取り上げることで、児童が身近なこととして考えられるようにする。昔の人々のくらしの
様子や地域の生活を向上させるために努力した先人の様子を具体的に調べるようにする。先人
の努力のおかげで、現在の自分たちのくらしが成り立っていることを感じとらせたい。
(2)児童観
人なつこく素直な子が多い。決められた課題や、計算・漢字などの基本的な学習に対しては
真面目に集中して取り組む姿勢が見られる。しかし、生活経験や本物体験の積み上げが乏しく、
よいものに触れ、いろいろなことに気付いたり感動したりすることの心地よさに気付いていな
い児童も多く、知識として知っていることを、自分の生活経験につなげて生かしていくことが
難しい。
4 月から「聞く」ことの大切さを繰り返し指導してきた。最後まで友達や先生の話を聞くこ
とができるようになってきている。しかし、内容を理解しながら聞く、自分の考えと比べなが
ら聞くというところまでは至っていない。「話す」ということについては、4 月には、自信がな
さそうに話したり、決まった児童が一方的に話している場合も多かった。しかし、挙手と関係
なく指名していくと、全員が話すことができる。自分の考えを持っているのなら自信をもって
伝えることが大切で、伝え合うことで学んでいけるということを指導してきた。少しずつ進ん
で話すことができる児童が増えてきている。友達の話を聞いて自分の考えが広がった、自分の
話で友達の考えが変わったり共感してくれたりして嬉しいという経験を積み重ねることで、
「聞
きたい」「話したい」という主体的な学びができるように授業づくりをしていく必要がある。
(3)指導観
導入では実物をたくさん提示し、直接触れることで、「調べたい」「やってみたい」という意
欲を膨らませるようにする。実際に触れる体験、お年寄りへの聞き取り、本や資料館での調べ
学習と体験活動をたくさん入れることで、昔の人々の苦労や願い、工夫などを実感として感じ
られるようにしていく。
まず一人ひとりが古い道具について調べていく中で「自分で気付くこと」、さらにそれを話し
合いなどで友達と共有する中で「友達に気付かされること」が出てくる場を作り、友達との学
び合いで考えが深まっていくように進めてきたいと考えている。
4
次
単元の指導・評価計画(総時数7時間)
小単元名及び目標
主な学習活動
〔身のまわりの古い
<何をする道具か
昔の道具を見
考えよう>
たり、触れた
・古い道具に触れ、道
昔のものは今と違
りして、昔の
具や昔のくらしに
うな。おもしろそ
道具に関心を
興味をもつことが
うだな。
持っている。
できる。
<実際に昔の道具
昔の道具を意
を使ってみよう>
欲的に使って
・疲れるな
みようとして
・難しいな
いる。
道具〕
)
一
関・意・態
思・判
技・表
知・理
機械がついてない
3
(
から大変だ。
<感想を聞き合 お
古 い 道具 を使
う>
ってみて、昔の
・時間がかかっただ
人 の 苦労 や工
ろうな
夫 を 考え るこ
昔の道具を使っ て
とができる。
いたころ、どんなく
らしをしていたの
か知りたいな。
)
二
(
2
〔おじいさんやおば
<お年寄りの話を
古 い 道具 の使
あさんが子どものこ
聞いてみよう>
い 方 やそ のこ
ろ〕
・今の生活とは全
ろ の くら しの
・昔の道具と当時の生
然違うんだな
様 子 を具 体的
活について工夫さ
道具や生活を工夫
に調べている。
れている点や現在
して生活していた
との違いについて
<昔の道具や生活
古い道具やそ
調 べ たこ とや
当 時 の人 の生
理解しようとして
について調べてみ
の使い方に関
考 え たこ とを
活 の 知恵 に気
いる。
よう>
心をもち、具
絵 や 文で 表す
付いている。
・資料館や本
体的に調べよ
ことができる。
昔の道具や生活に
うとしてい
ついていろいろ分
る。
かった。
)
三
(
2
〔道具のうつりかわ
<道具博物館を作
道 具 の移 り変
道 具 が移 り変
り〕
ろう>
わ り を自 分な
わ っ てき たこ
・人々の願いや道具の
・今とは違うもの
り に 表す こと
とを理解する。
移り変わりによる
がたくさん。
ができる。
くらしの変化をと
今は使いやすくな
らえ、自分なりに表
ったんだ。
現することができ
<昔と今を比べて
昔 と 今の 道具
く ら しが 変化
る。
みよう>
の違いから、当
し て きて いる
・今は便利になっ
時 の 人々 の願
ことや、人々が
てよかった。
い に つい て具
よ り よい くら
生活が良くなるよ
体 的 に考 える
し を 願っ てき
うに願って、工夫
ことができる。
た こ とが 理解
されてきたんだ。
できる。
5
本時の学習(第一次中1時)
(1)古い道具と昔のくらし
(2)本時のねらい
・くらしにかかわる昔の道具の使い道を考え、昔の道具に関心をもつ。
(3)準備・資料等
くらしにかかわる昔の道具(おかま)
ワークシート
(4)本時の展開
児童の意識の流れ
学習活動
時
1.実物を提示す 5 <これは何だろう>
る
・古そうな物だ
・写真でなら見たことある
・おばあちゃんの家にあった
・分からない
・今の形と違う
・近くでみたい
・触ってみたい
2.道具の様子を 15 <道具からどんなことが分かるかな>
調べて予想をた
・石でできている
てる
・丸い
・木のふたがある
・重たいな
・ふたが分厚い
・ふたも重いな
・おなべだと思うけど
3.調べたことを 20 《調べたことをもとに、何に使った道具か
教え合う
考えよう》
・おなべだと思う
・おなべみたいけど、持つところがない
・昔のものだと思う
・今のものとは全然違っている
・使ってみたい
・どうやって使うのかな
・火の上に直接置くのかな
・ふたが木だから燃えそう
4.本時のまとめ 3
をする
用途のみを教える
昔のものと今のものは、形や材料が全然ち
がうんだな。使ってみたいな。他にも昔の
道具を見てみたいな。
5.次時の予告を 2
する
次の時間は他の道具も見てみよう。それを
使って体験もしてみよう。
○◎支援と☆評価の尺度
○何が出てくるのだろうと興
味をもって授業に入れるよう
に道具を包んでおく
○児童が自分なりの考えをも
てるように、1つの答えに断
定せずに声を拾う
◎全員が近くで見て、触れる
ことができるように道具を用
意する
○一人でじっくり観察する時
間を確保する
☆道具の観察に集中して取り
組み、自分なりの予想や分か
ったことをワークシートに書
こうとしている(観察、ワー
クシート)【関・意・態】
○ワークシートになかなか書
けない児童には、道具の素材
や、何に使えそうかなど道具
を見る視点をヒントとして与
える
○挙手が一部の場合は、全員
が発言できるように挙手なし
で指名することで、自分の考
えを全員に発言させる
○分かったことから予想へと
発展させる。
◎人と違う意見をたくさん取
り上げることで、自分の気付
かなかったことも気付けるよ
うにする
○現在の炊飯器を見せること
で今と昔を比べ、疑問や工夫
についての思いを膨らませる
☆道具についての話し合いに
意欲的に参加しようとし、友
達の考えや先生の話を反応し
ながら聞いている(発言、観
察)【関・意・態】
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