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超精密制御を可能にしたエアーレギュレータ rSシリーズ

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超精密制御を可能にしたエアーレギュレータ rSシリーズ
CAT. No. KS - 128
rS
シリーズ
rR
▲
超精密制御を可能にしたエアーレギュレータ
シリーズ
RS/RR
■ 特 長
圧力制御方式にローリングダイヤフラムとメジャリングカプセル
を利用したサーボバランス方式を用いておりますので、精密
な圧力調整が可能です。
RRシリーズは、正負のバイアス調整が可能な出力変化比
RS
1:1の精密圧力リレー制御を行います。
● 高精度制御
●
感度 0.1 % F.S.、繰り返し再現性
± 0.1 % F.S.という高精度の空気
圧制御が可能です。
RR
優れた特性
●
長時間作動しなかった後でも、圧力を再
調整する必要がありません。
リリーフ特性、圧力特性、流量特性が非常
に優れています。特に、リリーフ最小圧力
(リリーフ感度)が0.03kPa(理論計算値)と
優れていますので、テンションコントロー
ル、エアーバランスなどの用途に最適です。
●
使
注1
用
■ オプション
内部 パイロット式
RS- 4
外部 パイロット式
項 目
流
体
RS- 8
R S・H R - 8
RR- 8
R R・H R - 8
(1)バイアス調整ノブ BA
エアーリレー RR シリーズは、バイ
アス調整ノブを使用することにより、
圧縮清浄空気
圧力設定範囲
kPa
1 次側圧力範囲
MPa
入力信号圧力
kPa
14 ∼ 420
± 0.2MPa の範囲でバイアス圧力の
14 ∼ 840
設定が可能です。
1
14 ∼ 840
リリーフの有無
(2)圧力計
有 り
繰り返し再現性
% F.S.
感 度
% F.S.
リリーフ最小圧力
kPa
± 0.1 以内
・精度 ± 1.6 % F.S.
0.1 以内
0.03 ( 理論計算値)
注2
リリーフ流量
/min(normal)
注3
空 気 消 費 量
/min(normal)
・最小目盛
G 025
0.005MPa
3.7 以内
G 060
0.01MPa
G 100
0.02MPa
130
260
使用温度範囲
℃
5 ∼ 60
配管接続口径
Rc
圧力計接続口径
Rc
1 / 8(RS-4, RS-8 のみ)
, 1 / 4, 3 / 8
1 / 4 ( 2 カ所)
kg
R S = 0.75, R R = 0.72(バイアス調整ノブ付 0.78)
ブ ラ ケ ッ ト
質 遠隔操作が可能
エアーリレー RR シリーズを使用すること
により、遠隔操作が可能です。
■ 仕 様
型 式
優れた始動安定性
量
(3)耐オゾン仕様
標準装備
耐オゾン対策としてダイヤフラムゴム
材質にフッ素ゴムを使用しました。
(注1)エアーリレーRRシリーズに適用。
(注2)設定圧力 0.2MPa 時のリリーフ流量。
(注3)常時ブリードタイプですので、空気を大気に放出しています。
〈型式表示方法〉
RS
.
HR
基 本 形 式
RS
RR
2
8
オプション(1)
圧力設定範囲
内部パイロット式
外部パイロット式
4
14 ∼ 420 kPa
無記号
8
14 ∼ 840 kPa
BA
リリーフ流量
配管接続口径
R c 1/8
な し
バイアス調整ノブ
標 準
F
フッ素ゴム
オプション(2)
無記号
な し
無記号
標 準
1
HR
ハイリリーフ
2
R c 1/4
G025
0 ∼ 0.25 MPa
3
R c 3/8
G060
0 ∼ 0.6 MPa
0 ∼ 1 MPa
G100
1
オプション(3)
無記号
PRECISION AIR REGULATOR
■ 圧力特性
■ 流量特性
■ リリーフ特性
RR シリーズ
■ バイアス圧力調整方法
JIS 記号
RS シリーズ(内部パイロット式)
1
1次側に圧力を入力し、その後に信号圧力を入れ
て下さい(この状態では左図の黒線の状態です)
。
!
順序を誤りますとメジャリングカプセルを破損
する恐れがあります。
2
バイアス調整ノブを当たるまで押し込み、内部の
バイアス調整ネジのスリットに入るように左右に
RR シリーズ(外部パイロット式)
まわし込んで下さい。
3
バイアス圧力の調整は下記のようにして下さい。
右まわし→ バイアス圧力増加(+ 0.2 MPa まで)
左まわし→ バイアス圧力減少(− 0.2 MPa まで)
!
上記圧力の調整範囲を超えるとメジャリング
カプセルを破損させる恐れがあります。
(注)2次側圧力を 0 ∼ 0.014MPa の範囲内に設定するこ
とはできません。
2
外形寸法図
RS
シリーズ
37
1.6
53
36
IN
CR E A S E
φ12
FU
JIK URA
パネル取付穴
パネル厚さ MAX:3
φ40
六角穴付止めネジ
M5×5
□
2-- Rc 1/8 , 1/4 , 3/ 8
2 -- Rc 1/4
54
14.2
IN
OUT
14.2
φ51.8
66
67
(28.2)
113
20
12.5
6.6
44.4
9.6
(圧力計接続ポート)
.=
. 71
内部構造と動作原理
RS シリーズ (内部パイロット式)
RR シリーズ (外部パイロット式)
ノ ブ
信号圧力
ロックナット
メジャリング
カプセル
パネル取付用
ナット
メジャリング
カプセル
コントロール室
ブリードネジ
パイロット弁
ブリードネジ
プラグ
バイアス
調整ネジ
ブリード孔
信号圧力 コントロール室
パイロット弁
ブリード孔
パイロット室
パイロット
ダイヤフラム
リリーフ孔
リリーフ弁
IN
コントロール
ダイヤフラム
OUT
パイロット
ダイヤフラム
パイロット室
リリーフ孔
コントロール
ダイヤフラム
OUT
リリーフ弁
IN
主 弁
主 弁
RSシリーズとRRシリーズは同じ構造を持ち、同じ動作原理で圧力制御を行います。
但し、RRシリーズは外部から信号圧を入力して2次圧を制御することができます。
<共通動作原理>
● RS シリーズと RR シリーズは主弁とリリーフ弁がパイロット弁
・
の開閉によって作動するサーボ平衡機構を利用しております。パ
イロット弁はメジャリングカプセルの伸縮によって開閉します。
●
・2次圧力はコントロール室へ導かれメジャリングカプセルに対す
る外圧として働きます。定常状態では常時微量の空気がパイロッ
ト弁を通ってコントロール室へ流入し、ブリード孔を通って外気
に流出し、コントロール室内の圧力を安定させます。
・2次圧力が少しでも変化すると、メジャリングカプセルが伸縮し
●
てパイロット弁を動かし、パイロット室内圧力は相応した変化を
生じます。
3
●
・この変化によってダイヤフラムアッセンブリーの力の平衡がくず
れ、主弁またはリリーフ弁のいずれかが適当量動いて、2次圧力
に生じたどんな小さい誤差も修正します。最後にはメジャリング
カプセルとパイロット弁は元の平衡状態に戻ります。
●
・ノブを手動調整することによって、2次圧力(RS
シリーズ)ま
たはバイアス圧力(RR シリーズ)が鋭敏に制御されます。
(注)RRシリーズでは信号圧力を変化させるとメジャリングカプセルが伸縮
し、左記と同じ動作原理により2次圧力を変化させ、信号圧力の変化
と正確に等しい変化を生じたとき、メジャリングカプセルの応答により
パイロット弁が平衡位置に復帰します。
このことから、リレー特性1:1の精密な制御が可能となります。
RR
シリーズ
38.13
1.6
53
36
Rc 1/4
(パイロット圧接続ポート)
Rc 1/4
(パイロット圧接続ポート)
2 -- Rc 1/4, 3/8
RR
□ 54
14.2
IN
2 -- Rc 1/4
(圧力計接続ポート)
= 71
..
14.2
OUT
φ51.8
66
64.9
(28.2)
88.2
17.4
9.9
6.6
9.6
シリーズ 〈バイアス調整ノブ BA 付き〉
CR E A S E
IN
FU
JIK URA
□
φ40
54
六角穴付止めネジ
= 46
..
.=
. 65
M5 × 5
Rc 1/4
= 143
= 33
(パイロット圧接続ポート)
..
14.2
2 -- Rc 1/4, 3/8
IN
14.2
66
88.2
..
OUT
2 -- Rc 1/4
(圧力計接続ポート)
4
RS RR
シリーズ用途例
(1)テンションコントロール: スーパーシリンダ(超低摩擦エアーシリンダ)との
組み合わせ
印刷機械、紙工機械、プラスチックフィルム加工機械、
繊維機械 等
(2)押 圧 コ ン ト ロ ー ル :エアーシリンダ(ローリングダイヤフラム・タイプ)
との組み合わせ
研磨機、摩耗試験機、土質試験機、カッター 等
(3)ボリュームブースター: 計装機器関係のバルブ制御 等
(4)遠隔操作により種種の2次圧を設定
その他、エアーバランサー、エアーマイクロメーター、リークテスタ、ディスペンサ
等の用途に最適です。
(1) テンションコントロール
(2) 押圧コントロール(研磨機)
RT
RT
RP
RP
エアーシリンダ
RR
RR .HR
RS
スーパーシリンダ
モータ
(3) ボリュームブースター機能によるバルブ制御
コントローラ
(4) 遠隔操作により種々の 2 次圧を設定
10 / min(normal)
RR
300 /min(normal)
+ 0.02MPa バイアス
RR
RS
RR
_ 0.06MPa
バイアス
RR
RP :精密減圧弁(カタログ No. KS-129)
RT :精密電ー空変換器(カタログ No. KS-130)
5
+ 0.15MPa バイアス
!
取扱い上の注意事項
RS シリーズ・ RR シリーズ共通事項
1
配管時には配管内のフラッシングを十分に行って下さい。
2
配管や継手類をねじ込む場合、シールテープの混入を避けるため、先端から
2山程度残してシールテープを巻いて下さい。
シールテープ
固形・液状シール例
固 形
(良)
3
(悪)
固 形
液 状
液 状
シール剤
シール剤
(良)
(悪)
供給側圧力ラインにドレンやゴミ等が含まれていますと、作動不良の原因に
なりますので、エアーフィルター(5ミクロン以下)のほかに必ずオイルミスト
セパレータをご利用下さい。
4
回路にルブリケータを使用する場合は、減圧弁の出力側に接続して下さい。
5
配管取付の際には減圧弁底面の表示に注意して接続して下さい。
I N を1次側に OUT を2次側になるようにして下さい。
6
常時ブリードタイプですので、ブリード孔から空気の逃げる音がしますが、
何ら異常ではありません。ブリード孔から空気が逃げない場合は、圧力調整が
出来なくなりますのでブリードネジを本体から取外し、ブリード孔 を掃除
して下さい。
RR シリーズのみの事項
1
RRシリーズの設定圧は、入力信号圧力の変化と正確に等しい変化を生じます。
入力信号調整用の減圧弁の種類は、用途に応じて要求される適当な精度のも
のを選定して下さい。
2
入力信号の配管取付けは、上部にあるポート2ヶの内、いずれか 一方を使用
し、接続して下さい。
3
バイアス調整ネジをネジ込みすぎると、メジャリングカプセルを破損する恐れ
があります。
☆ 本品はエアー機器専用の為、医療機器に使用しないで下さい。
☆ ご不明な点がございましたら、藤倉ゴム工業(株)制御機器グループまで
お問い合わせ下さい。
TEL(048)663 --1820(直通)
FAX(048)663 --8630
6
PRECISION AIR REGULATOR
藤倉ゴムの空圧機器
■ フジクラ BF シリンダ FC シリーズ
CAT.No.KS-- 570--1
■ フジクラ BF シリンダ SC シリーズ
CAT.No.KS-- 9137
■ フジクラ BF シリンダ LC シリーズ
CAT.No.KS-- 9130
■ フジクラ BF シリンダ PC シリーズ
CAT.No.KS-- 570-- 2
■ 薄型シリンダ
CAT.No.KS-- 570-- 3
TC シリーズ
■ 大出力・薄型シリンダ TC シリーズ
■ 超精密減圧弁
RS シリーズ
■ 超精密エアーリレー
RR シリーズ
CAT.No.KS-- 9135
■ 精密減圧弁
RP シリーズ
CAT.No.KS--129
■ 小型減圧弁
RA/RB シリーズ CAT.No.KS-- 794
■ 少流量減圧弁
RG シリーズ
CAT.No.KS-- 0166
■ 精密真空減圧弁
RV シリーズ
CAT.No.KS--131
■ 電 -- 空変換器
RT シリーズ
CAT.No.KS--130
■ デジタルレギュレータ RE シリーズ
CAT.No.KS-- 667
制御機器 D 〒 330 - 0856 埼玉県さいたま市大宮区三橋 1-- 840(大宮工場内)
(048)663 -1820(直通)
FAX(048)663 - 8630
本 社 〒 141- 0031 東 京 都 品 川 区 西 五 反 田 2 -- 1 1 -- 2 0
(03)3490 - 2111(代表)
FAX(03)3490 - 2170
制御機器事業部 ホームページアドレス
U R L http: // www.fujikurarubber.com/ced/
◎本カタログの内容は改良等のため予告なく一部変更になる場合があります。
CAT.No.KS--128
■ クリーンルーム対応超精密減圧弁 RS シリーズ
■ 代理店
E-mail [email protected]
CAT.No.KS-- 0167
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