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長春農業博覧会と農博園の紹介
(2015 年 1 月)
長春農業博覧会(以下「長春農博会」という。)と農博園について次のように紹介する。
一、
長春農博会について
長春農博会の正式名称は「中国長春国際農業・食品博覧(交易)会」で、2000 年から開催さ
れ、13 年連続して開催し、成功を収めている。長春農博会は開催当初からハイレベルで、高
品質な展示会として、中国農業部と吉林省、長春市政府の大きな支持を得てきた。長春農博
会は吉林省政府と長春市政府が共同主催し、長春市政府と吉林農業大学、吉林省農業委員会
が運営し、浄月高新区管理委員会が協力している。
長春農博会の趣旨と目的:
「吉林及び長春農業の優位性と特色に立脚し、
「三農」(農村、農
業、農民)に向けたサービスの提供、農業経済貿易交流や農産物の展示即売、現代農業科学技
術のモデルの展示、農業科学技術の普及、農業観光レジャー、農民と市民の文化レジャーの
体験などが一体化した国際的に知名度が高く国内一流の大型農業総合展示会を開催すること
によって、長春農博会が吉林及び長春農業を宣伝・展示する重要な窓口となること、吉林省
の現代農業の発展を牽引する見本を見せる基地となること、国内外の農産物の展示即売と農
業経済・貿易交流を促進する重要なプラットフォームとなること、農民を引率して科学技術
を身につける学び場となること、そして、農民と市民が観光及び文化レジャーを楽しめる重
要な場所になることを目的としている。
十数年来、省市政府は一貫して長春農博会への育成に高い関心を寄せ、大きな支持を与え、
力を注ぎ続けてきた。現在、長春農博会は各関係者の大きな協力のもと、国内外で比較的高い
知名度と影響力を持つ大型農業総合名品展示会として、吉林省と長春市の代名詞となった。
2009 年、第八回長春農博会と第七回中国農産物交易会が共同開催され、展示会のランクとレ
ベルは全面的に向上した。当時、国務院副総理に就任していた回良玉副総理は「長春農博会
は全国一流の農業展示会である。」と称賛してくれた。また 2010 年、北朝鮮前最高指導者の
金正日は第九回長春農博会を見学した後、
「長春農博園は今まで私が見た中で最高の農業園区
だった。」と高く評価した。2010 年から 2014 年には、長春農博会は夏と冬に展示を分けて開
催し、五回連続開催して成功している。展示会の毎日の来場者数は延べ 2 万人を超え、中国
の春節期間中、市民と農民の観光レジャーの新たな観光地として構築されてきた。十数年来
の努力を重ね、長春農博会のレベルは継続的に向上し、その名は益々高まってきた。2006 年
以来、国家より相次いで「中国トップレベルの十大名品専門展示会」、「中国名品展示会金鼎
賞(中国民国行政院新聞局で設立した賞で、出版業界で貢献ができた個人や団体に授与する賞
1
であり、その意味は権威のある仕事を継承していくとのことである)」
、「建国 60 周年・全国
名品展示会及び政府が牽引する展示会」、「全国優秀展覧会オリジナリティ賞」、「政府牽引す
る全国トップレベルの展覧会」などの栄誉を受け、国内外において重要な展示会として位置
づけられることになった。
二、
長春農博会及び農博園の展示について
十数年間、長春農博会は我が省と市の資源と産業基盤の優位性に基づき、常に新たなチャレ
ンジに挑み、ハード面の改良や、展示内容の改善を続け、現在の独特のスタイルと特色ある
名品を有する展示会として成長してきた。
1.展示場に国内一流の先進的な設備を作り上げた。2008 年 8 月、農博園が完成し、正式に
使用し始め、長春農博会の永遠の開催地となった。数年間、農博園は増設により発展し続
け、展示施設の改善に力が注がれてきた。現在、展示場の面積は 106 万㎡まで拡充され、
栽培展示エリアと産品展示エリアに分けられている。
栽培展示エリアの面積は 27 万㎡で、主に 4 つの区画に分けられている。
(1)主展示ホールと副展示ホールの敷地面積は 8.6 万㎡で、建築面積は 5.6 万㎡であり、
地上に 5 箇所の展示ホール(3 箇所の主展示館と2箇所の副展覧館)と地下に 1 箇
所の展示ホールを設置し、約 2000 個の展示ブースを設けている。展示ホール内の
横幅 60 メートルの梁行は豊かなデザインが可能な空間を与えている。また展示ホ
ールには水道や電気、暖房、エアコン、エレベーター、会議室、商談室などの設備
が整えられている。
(2)関東(吉林)農耕民俗文化展示ホールの敷地面積は 6500 ㎡。
(3)農業機械展示エリアの敷地面積は 3.3 万㎡。
(4)広場及び緑地などを組み合わせた敷地の全面積は 12.5 万㎡で、その内広場面積は
4 万㎡、緑地面積は 8.5 万㎡である。
産品展示エリアの面積は 79 万㎡で、主に 8 つの区画分けられている。
(1) ハイテク農業施設展示エリアの面積は 13.4 万㎡で、エリア内には5棟の現代的
温室と 17 箇所の露天栽培区などの設備を整えている。
(2)良質な牧畜業展示エリアの面積は 4.2 万㎡。
(3)フードコートの面積は 4.4 万㎡。
(4)新農村住宅展示エリアの面積は 2 万㎡。
(5)国家きのこ栽培基地の面積は 1.5 万㎡。
(6)温室展示エリアの敷地面積は 10 万㎡で、エリア内には 6 万㎡の温室と果実栽培区
がある。
(7)君子蘭栽培エリアの面積は 1.5 万㎡で 11 棟の温室がある。
(8)駐車場及びその他の施設の全面積は 42 万㎡、その内駐車場面積は 15.5 万㎡であ
る。
2.規模が大きく、経済貿易活動が活発な特色ある企画展示を予定している。長春農博会は
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室内の農産品展示と屋外の各種展示を組み合わせ、科学技術の模範、観光レジャー、展示即
売、経済貿易の交流などの一体化が際立っている。展示内容に関しては、展示即売会、現
代栽培展、良質な牧畜業展、漁業展、農村新型エネルギー展及び環境保護プロジェクト展、
新農村住宅の設計展、農業機械展、農業生産資材展、フードコードなどを企画して、展示
現場で栽培方法のモデル展示を取り入れた全国で最初の展覧会になっている。会期中の行
事については、バイヤー招聘の説明会及び契約締結式、専門家フォ-ラム、科学技術普及
指導、長春農博会芸術祭及び「会中会」などのイベントを企画している。
展示会の内容は農業栽培から人々の食卓までの全過程を対象としており、産業の1分野
から新農村建設までの全領域の分野を展示していることから、農業企業や農民、市民から
の大歓迎を受け、政府関係者と各業界の高い評価を得ている。これまでの各回の長春農博
会は政府関係者の高い関心のもと、毎年必ず副国級レベルの指導者が自ら視察を行い、数十
人の省部級レベルの指導者、百人以上の市(州)及び司局級レベルの指導者、数十人の国内外
の政治家と外国使節が訪れている。長春農博会の規模も拡充しつつあり、開催当初は企業
と観客に参加してもらう為声をかけていたが、今は 1500 余りの大型企業が積極的に参加す
るようになり、毎回百万人以上の来場者を引きつけている。第七回目から第十三回目まで
は、来場者数が約 170 万人以上に達するまでの人気を集め、国内外展示会の最高記録を更
新した。それと同時に、長春農博会の知名度も大いに高まり、市や省、国内、海外などか
ら 100 社以上のマスメディアの注目を浴びるようになった。このようなマスメディアの大
きな支持を得て、様々な形で報道してもらうことで、長春農博会の効果的な広報になり、そ
の名を海外まで広めることができた。
3.農博園は既に我が省、我が市及び全国で最高レベルの農業総合展示会となっている。
近年、農博園は長春農博会が成功理に終わる中、冬の農博会を開設し、既に五回の展示会
を開催している。それと同時に全国種苗交換会と東北四省区農業生産資材展示会など国内
有数の農業展示会を引きよせ、東北最大の種苗市場を開催し、国家4A 級観光地や全国科学
普及恵農興村(農民に恵みを与え、農村を興する)計画の先進企画の所管部門、全国優秀
科学普及教育基地という称号を授与され、吉林省及び長春市の代名詞となり、現代農業発
展の縮図を造り上げた。農博園は全面的に農村改革を進めてきた成功への窓口であり、主
に現代農業のよりよい理念、考え、モデルを展示・発展した試験場、模範園区、先導区と
なっている。
三、
第十四回長春農博会とその未来について
第十四回長春長春農博会は 2015 年 8 月 14 日から 23 日の 10 日間にわたって、吉林省長春
浄月高新技術産業開発区長春農博園で開催される。会場の敷地面積は 106 万㎡、展示面積は
70 万㎡、科学技術の模範、観光レジャー、展示即売、経済貿易の交流の一体化が際立ち、国
際的な名品の農産物展、国内大型農業の大手企業産品展、中国長江デルタ地域(上海市、江蘇
省、安微省内の 29 都市)農業企業産品展、農業機械展、農業生産資材展、現代栽培業展、関
東(吉林のこと)農耕民族文化展、新農村住宅展など 10 数項目の展示内容を企画している。
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私たちは、「農博園をよりよく建設し、長春農博会をよりよく運営し、一流の運営事務局を
作り上げる」ことを目標とし、イノベーションと発展、規模の拡充、協力と利益を共にし、
地域を跨がる連携を促進することによって、長春農博会の国際化、専門化、ブランド化、市
場化を推進する。また、長春農博会を国内最高レベルの中国長春農博会として育成し、農博
園を国内一流の農業展示会基地、農業フォ-ラム本部基地、現代農業の科学技術園区、国家
5A 級観光地、国内最大の農業科学普及教育基地と農業総合市場として建設する。と同時に、
夏と冬に開かれる二回の農博会が成功理に終わる中、私たちは園区の四つの潜在力を発掘す
ることに取り組む。
一つ目は、継続的に企画展を拡充する。今年は 16 個の企画展示の引き寄せを目指している。
特に、中国農業部の支持を求め、全国農業機械展や農業生産資料展示会など農業関連の大型
展示会や、また長春彫塑展を引きよせ長春農博会と一体的に開催することによって、展示会の
国際性と文化的要素を向上させ、他産業の展示会の参加を引きよせ、農博園のブランドを更
に育成させる。
二つ目は、観光プロジェクトを開発する。新たな方法を模索しながら、季節ごとに農耕民
俗文化展示ホールや漁業展館、世界農業園区、アイディア農業園区、南方果樹園、砂漠植物
園とパイナップル花卉園などの観光園区を公開し、積極的に国家5A 級レベルとして申請す
ることで、次第に我が省、市の生態系観察の観光地に育成する。
三つ目は、新たなフォ-ラムと研修会の開催を計画する。積極的に国家関係部門、省市区関
係部門、大学、科学研究所との連携と支持を求め、全国的及び国際的な農業フォ-ラムの開催
を計画し、各業界の人々に対し農業科学普及知識の研修を行い、展示現場の見学、交流と意
見交換、科学普及教育が一体化した農業新型フォ-ラムの基地(本部)と研究基地を構築す
る。四つ目は、農業総合市場の育成を加速する。
「農資大世界」(長春農博園で開かれている
大型農業資材販売展)とビオトープレストランを運営するほか、非展示期間中、展示ホール内
での資源の更なる活用に工夫し、展示館内で農業と関係ある市場を創出することを企画する。
例えば農業機械展示場では農業大市場を開き、動物展示場をペットの市場と病院に改装する。
2 年から 3 年の間、農博園を全面的に農民と市民へサービスを提供する施設とするため、知
名度が高く、特色ある農業総合市場と農産品物流集散地として建設を目指して努力する。
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