...

JIRA 画像診断レポート委員会 活動内容のご紹介

by user

on
Category: Documents
10

views

Report

Comments

Transcript

JIRA 画像診断レポート委員会 活動内容のご紹介
JIRA医用画像システム部会
画像診断レポート委員会
委員長 松田明良
(横河医療ソリューションズ(株))

JIRA画像診断レポート委員会の標準化活動の経緯

当委員会の今年度の活動について

来年度以降の活動予定について

国内各社の作成する読影レポートにはデータの互換性がな
く、HTMLやPDFによる表示上の連携は可能だが、データ解
析処理が可能な情報としての連携は不十分。

DICOM、IHEといった標準の普及が十分とはいえない。



HISで読影レポートを参照するため、HL7をより重視
形式(通信規約や構造定義)とともに、コンテンツ(用途に応じた具体的な項目
やコード)を具体的に決めないと実用にならない
医療機関ではレポートの他システムへ移行や転送が出来な
い。ベンダも有効な対応手段がなく、CSVダンプなどで対応

この作業に、多額のコストと労力がかかり、ユーザ、ベンダの双方に負担となっ
ている。

このような課題について、阻害要因を分析し、異なるベンダ間での
レポートデータの互換性およびシステム接続を確保するための方
式について検討し、ガイドラインを作成することを目的とする。

レポートシステムは、放射線部門以外にも拡大しているが、この委
員会では適用範囲をある程度絞ったところから始めることとした。

この委員会では、読影レポートの標準化ガイドライン(テンプレー
ト)の策定を進めてきた。

HL7 CDA R2 Level 2をベースに検討する。


HL7 Clinical Document Architecture Release 2
診療に関する文書(Clinical Document)を電子的に交換するための標準
2014年12月
2013年10月
2012年12月
JAHISとの協調
レポートベンダ8
社の協力が得ら
れた。
2010年12月
2010年5月
スタイルシートによ
るチェックツールの
開発と評価

画像診断レポート委員会は今年度の活動は以下の通り。

委員会参加メンバーの各システムをターゲットとした、
ガイドラインに則ったCDA出力のシミュレーションとそ
の結果のガイドラインへの反映

保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)作成の
CDAによるデータ交換規約「JAHIS診療文書構造化記
述規約 共通編Ver1.0」との互換性検証

JRS:日本医学放射線学会、JSRT:日本放射線技術
学会との情報交換会(JR3C)での活動成果報告(2回)

ITEM2015のシンポジウムでの活動成果の広報

海外のレポートシステムの標準のトレンドに関する勉
強会

CDA出力ツールの項目の網羅性と項目名定義の実際
の製品のデータ項目との合致度についての確認

新規加入委員による心電図システムのCDAレポート出
力についての解析
・画面上部の条件欄にマッ
チしたデータが下の一覧
に表示される。
・そこから選択されたレ
ポートデータをCDAファイ
ルとして出力させることが
できる。

一般的なデータベースエンジンを使ったシステムで
あれば取出し可能である

各社の企業秘密であるDB構造は公開不要である

DB→CDAの項目のマッピングは、設定ファイルで
変更可能であり、将来の変更にも対応できる

レポートの付属画像なども一緒に取り出すことが可
能である
13
画像診断レポートシステム
データベース
各社独自
テーブル
患者情報
テーブル
所見情報
テーブル
所見情報
テーブル
所見情報
テーブル
所見情報
テーブル
標準
テーブル
DBアクセスライブラリ
(Oracle用,SQLServer用
など設定で切替)
患者情報
ビュー
検査情報
ビュー
所見情報
ビュー
所見情報
ビュー
所見情報
ビュー
CDA
出力
ツール
CDA
ファイル
マッピング
定義
ファイル
各社独自テーブルから標準テーブルへのマッ
ピング(ビューの作成)は各ベンダにて行う。
14

これまで当委員会ではシステム間のデータ移行のための標
準化を推進するため、
データ交換のための標準データフォーマットに関するガイドライン
の作成
② ガイドラインに沿っているかを確認するツールの提供
③ 各社のシステムからガイドラインに沿ったCDAファイルをプログラム
レスで出力するツールの作成
①
を行ってきた。
これらの成果を普及につなげるためにさらに3つの要素が必
要と考えている。
1.標準フォーマットのCDAから、各社の様々なシステムに取り
込みが行えるツールの提供
⇒2016年度の活動テーマ
2.これら一連のツールを利用してのデータ移行の実績づくり
3.広報活動
Fly UP