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牛尾構成員 プレゼンテーション資料(概要)

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牛尾構成員 プレゼンテーション資料(概要)
資料4-1
ITの利活用による女性の活躍推進策(概要)
2015.5.8
牛尾 奈緒美
女性の活躍推進の鍵となる、1継続就業の促進
2能力発揮の促進 における IT 利活用の可能性について検討す
る。
1、女性の継続就業のための取り組み事例
1)育児休業、介護休業
wiwiw(ウィウィ)は、育児・介護をブランクからブラッシュアップの期間に転換するために、主にオンライン
のサービスによる休業中能力アップ支援プログラムを提供している企業である。2013 年 6 月 1 日現在の導入企
業は、542 社に及んでいる。
【IT 活用】
・オンラインによる企業専用掲示板、総合掲示板、オンライン講座の提供
2)時短勤務、フレックス・タイム、残業時間の削減、有給休暇の消化
りそな銀行は「3ない・3レス運動」を掲げ、
「
(顧客が店で)待たない」
「
(書類に)書かない」
「(印鑑を)押さ
ない」、
「3レス」とは、
「バックレス(バック・オフィスの事務処理なし)」「ペーパーレス(書類なし)」「キャ
ッシュレス(現金管理なし)
」のことである。
業務の効率化が図られ、窓口営業が午後5時まで行えるようになっている。しかもそれでいて、従業員は早帰り
が定着している。
【IT 活用】
・IT を駆使した「3ない・3レス運動」
3)テレワーク、サテライト・オフィス、ホーム・オフィス
グーグルでは、ワーク・ライフ・バランスに積極的に取り組んでいるが、そのためには、インフラ、カルチャー、
そして、チームワークが重要であるという。
「ノー」と言えるカルチャーがあり、それでいて、信頼関係も築け
ている。テレワーク、ビデオ・カンファレンスで、職場外からも問題なく仕事ができる
【IT 活用】
・インフラ整備によるテレワークの実施(それを進める組織文化の浸透も重要)
2.女性の能力発揮のための取り組み事例
1)トレーニング、ラーニング
アクセンチュアでは、個々の社員、プロジェクト、企業全体が持つ知識資産を管理して、全世界で共有し活用す
る仕組である「ナレッジ・エクスチェンジ」を導入している。また、世界中のアクセンチュアで共有され、更新
され続けている豊富な方法論やツールである「アクセンチュア・デリバリー・スイート」は、社内言語の共通化、
品質の一定化、生産性の向上とコスト削減に大きく貢献している。
同社では、情報へのアクセスだけでなく、その情報を有する人物にもアクセスできる仕組みがある。また同社に
は、業種ごとに世界レベルのネットワーク・コミュニティが存在しており、自分が知りたい情報があれば、それ
24 時間以内にその分野の専門家から返事が届くようになっている。
に関連するコミュニティにメールを出すと、
【IT 活用】
・ナレッジ・マネジメントの実施
・ネットワーク・コミュニティの形成
2)自立支援講座
1
日本ロレアルでは、石巻市及び NPO 石巻復興支援ネットワークと連携し、2013 年から復興支援活動の一環とし
て石巻市にて女性の自立をサポートするための能力開発及び起業支援を目的とした「Eyes For Future」プログ
ラム(①人材育成コース、②起業家支援サポートコース)を実施している。
プログラムの内容は、知識とスキルの習得、コミュニティにおけるネットワークの形成が中心となっており、事
前のヒアリング等により把握した地元女性のニーズを汲んだものへと毎年修正。2015 年からは映像制作講座や
ウェブ制作講座を新設。
修了者は、石巻市内で起業に挑戦したりするほか、石巻市の設置する各種審議会等の委員へ登用につなげ街づく
りに活かされるなど、石巻の活性化に貢献している。2013 年、2014 年の修了者は 59 名にのぼる。
【IT 活用】
・ネットビジネスの立ち上げ(起業家サポートコース受講•修了者)
・2015 年度からは Web サイト制作講座、SNS による映像情報発信のワークショップを新たに実施
・起業を目指す女性同志のネットワーク・コミュニティの形成
3)コミュニティ活動
日本 IBM では 1998 年に、社内に社長直属の諮問委員会である「ジャパン・ウィメンズ・カウンシル(JWC)」を
設立している。そこでは、女性エグゼクティブをリーダーに、女性の活躍推進における課題の分析と解決策の検
討、経営への提言のとりまとめ、次世代育成などを行っている。2005 年には、技術系女性社員の育成とネット
ワーク構築を目的に、全社横断的な女性技術者コミュニティである「COSMOS」を設立している。
【IT 活用】
・専用のウェブサイトを通じてのネットワーキング
4)公正な評価、職務範囲の拡大、的確な登用
りそな銀行は「ダイバーシティ・マネジメントの促進」
「分野別のプロ人材の育成」
「自己選択型の外部競争力を
有する人事」を狙いとして、2008 年に人事制度を改定している。
全社員それぞれについての人事情報はすべて、統合的な人事管理システムにインプットされ、人材サービス部(人
事部に相当する)で一括管理がなされている。
【IT 活用】
・統合的な人事管理システムによる一括管理
5) ダイバーシティ推進に成功した部署の好事例の発信
各所属での好事例は、
「ダイバーシティ推進大会」社長から表彰される。大会の模様や各好事例の資料は、社内
イントラネットを通じて全職員に公開されている。
【IT 活用】
・社内イントラネットを通じたメッセージ、映像資料などの公開、
・ウェブでの情報交換
<まとめ>
以上
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