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ひとり親家庭等日常生活支援事業実施要綱

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ひとり親家庭等日常生活支援事業実施要綱
ひとり親家庭等日常生活支援事業実施要綱
(趣旨)
第1条 この要綱は、母子家庭、父子家庭及び寡婦(以下「ひとり親家庭等」という。)が
修学等の自立を促進するために必要な事由や疾病などの理由により、一時的に生活援助、
保育サービスが必要な場合又は生活環境等の激変により、日常生活を営むのに支障が生
じている場合にその生活の安定を図ることを目的とし、ひとり親家庭等の生活を支援す
る者(以下、「家庭生活支援員」という。
)による生活援助や保育サービスを実施するた
めの必要な事項を定めるものとする。
(実施主体)
第2条 実施主体は、神戸市とし、この事業の一部又は全部を公共的団体に委託すること
ができる。
(支援対象家庭)
第3条 支援対象家庭は、原則として神戸市内に居住するひとり親家庭等で、次の各号の
いずれかに該当する家庭とする。
(1)母子及び父子並びに寡婦福祉法(昭和 39 年法律第 129 号)
(以下「法」という。
)第
6条第1項に規定する女子で、現に 12 歳到達後最初の3月 31 日までの児童(小学校
6年生)を扶養している母子家庭。
(2)配偶者(婚姻の届出をしていないが、かつて事実上婚姻関係と同様の事情にあるも
のを含む。以下同じ)のない女子であって、かつて配偶者のない女子として児童を扶
養していたことのある寡婦の家庭。
(3)法第6条第2項に規定する男子で、現に 12 歳到達後最初の3月 31 日までの児童(小
学校6年生)を扶養している父子家庭
(支援事由)
第4条 家庭生活支援員による日常生活支援事業を行う事由は次の各号のいずれかに該当
する場合とする。
(1)次の者の一時的な傷病のため日常生活を営むのに支障があり、かつ、介護または児
童の保育を必要とするとき。
ア 母子家庭の母又は当該世帯と同居している祖父母
イ 父子家庭の父又は当該世帯と同居している祖父母
ウ 母子家庭又は父子家庭の児童
エ 一人暮らしの寡婦又は寡婦と同居している父母
(2)ひとり親家庭等であって、自立促進に必要な事由(技能習得のための通学、就職活
動等)又は、
社会的事由(疾病、出産、看護、事故、災害、冠婚葬祭、失踪、転勤、出張及び学校等
の公的行事の参加等)のため、日常生活を営むのに支障があり、かつ、介護または児童
の保育を必要とするとき。
(実施方法等)
第5条 ひとり親家庭等日常生活支援事業の実施方法及び場所は、原則、家庭生活支援員
をひとり親家庭等の居宅へ派遣することにより実施する。ただし、児童の保育について
は家庭生活支援員の居宅でも実施できるものとする。
(家庭生活支援員の選定及び登録)
第6条 家庭生活支援員は、次の要件を備えている者のうちから選定し、登録するものと
する。
(1)対象家庭の居宅において支援を行う家庭生活支援員
ア 訪問介護人(ホームヘルパー)3級以上の資格を有すること。
イ 心身とも健全であること。
ウ ひとり親家庭等の福祉の向上に理解と熱意を有すること。
(2)家庭生活支援員の居宅において支援を行う家庭生活支援員
ア 心身とも健全であること。
イ 児童の保育に理解と熱意を有すること。
ウ 児童の保育について経験及び能力を有すること。
(支援対象家庭の登録等)
第7条 ひとり親家庭等日常生活支援事業の支援を受けるひとり親家庭等は、あらかじめ、
必要な書類を添えてひとり親家庭等日常生活支援対象家庭事前登録申込書(様式1号)
により市長に事前登録を申し込まなければならない。
2 市長は、前項の申込みを受けたときは、登録の可否を決定し、ひとり親家庭等日常生
活支援対象家庭事前登録済通知書またはひとり親家庭等日常生活支援対象家庭事前登録
不承認通知書によりひとり親家庭等に通知しなければならない。
3 事前登録を承認したときは、次に掲げる事項を登録するものとする。
(1)母子世帯等の住所及び連絡先並びに世帯構成
(2)母子家庭、父子家庭、寡婦の別及びひとり親家庭等となった日付
(3)生活保護受給世帯、市町村民税非課税世帯、これら以外の世帯の別
(4)児童の健康状態等に関する留意すべき事項
4 事前登録の承認を受けたものは、前項の事前登録の内容に変更があった場合は、速や
かに変更手続きを行なわなければならない。また、毎年7月に登録内容の更新を行なう
ため、必要な書類を添えて更新手続きを行なわなければならない。
(利用の申し込み等)
第8条 ひとり親家庭等日常生活支援事業の利用は、事前登録を済ませた母子世帯等の申
出に基づいて行うものとする。
2 派遣の期間は原則、1か月あたり 10 日程度とする。
3 家庭生活支援員の居宅での児童の保育については、
1か月あたり 24 時間を限度とする。
(家庭生活支援員の業務)
第9条 家庭生活支援員は、次に掲げるもののうち、必要と認められる業務を行うものと
する。
(1)児童の保育
(2)食事の世話
(3)住居の掃除
(4)身の回りの世話
(5)生活必需品等の買物
(6)医療機関等との連絡
(7)その他必要な用務
(家庭支援員の義務)
第 10 条 家庭支援員は、ひとり親家庭等の構成員の人格を尊重し、また、当該家庭に関し
て業務上知り得た秘密を守らなければならない。
(関係機関との協力)
第 11 条 この事業の実施にあたっては、必要に応じて民生委員・児童委員、その他関係機
関との連絡を密にし、その協力を得て行うものとする。
(家庭支援員に対する謝礼等)
第 12 条 家庭支援員が行う業務の手当は、謝礼及び利用料をもってこれに充てる。
(費用の負担)
第 13 条 ひとり親家庭等日常生活支援事業に要する費用について、市は家庭支援員への謝
礼として、ひとり親家庭等日常生活支援事業の利用者(以下、「利用者」という。)は利
用料としてそれぞれ当該費用を負担しなければならない。ただし、利用者が利用料とし
て全額を負担した場合には、
「ひとり親家庭等日常生活支援事業補助要綱」に基づき、利
用者は、市負担分について補助金を受けることができるものとする。
2 市と利用者の負担割合は次のとおりとする。
生活保護を受けているひとり親家庭等
利用の1日に対して、要した費用の 10 割を市が負担するものとする。
市県民税が非課税となっているひとり親家庭等
利用の1日に対して、要した費用の9割を市が、1割を利用者が負担するものとする。
その他のひとり親家庭等
利用の1日に対して、要した費用の5割を市が、5割を利用者が負担するものとする
(施行の細目)
第 14 条 この要綱の施行に関し、必要な事項は細目で定めるものとする。
附
則
(施行期日)
1 この要綱は、平成 15 年 10 月6日から施行し、平成 15 年4月1日より適用する。
(母子家庭等介護人派遣事業実施要綱の廃止)
(昭和 56 年 11 制定)
2 母子家庭等介護人派遣事業実施要綱(昭和 56 年 11 月1日民生局長決定。以下「旧要綱」
という)は廃止する。
(経過措置)
3 この要綱の施行の際、現に旧要綱の規定により介護人派遣の決定を受けている者について
は、同要綱はこの要綱の施行後も、なおその効力を有する。また、第12条の規定にする費
用の負担について、施行日までに利用者の負担が生じたものについては、その費用を免除す
る。
附
則
(施行期日)
1 この要綱は、平成 26 年 10 月1日から施行し、平成 26 年 10 月1日より適用する。
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